JP2001205949A - 光重合性平版印刷版切断装置、光重合性平版印刷版切断方法及び光重合性平版印刷版 - Google Patents

光重合性平版印刷版切断装置、光重合性平版印刷版切断方法及び光重合性平版印刷版

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JP2001205949A
JP2001205949A JP2000015626A JP2000015626A JP2001205949A JP 2001205949 A JP2001205949 A JP 2001205949A JP 2000015626 A JP2000015626 A JP 2000015626A JP 2000015626 A JP2000015626 A JP 2000015626A JP 2001205949 A JP2001205949 A JP 2001205949A
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Sumio Iwamura
純男 岩村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断によってかぶりの生じない光重合性平版
印刷版の切断装置及び切断方法を得る。 【解決手段】 スリッタ10を構成する上刃22は下刃
24に対して、ウエブ12の幅方向外側に配置されてお
り、、上刃22と下刃24とでウエブ12を挟み込んで
切断したとき、上刃22の接触部38は、製品となる側
のウエブ12には接触しない。このため、裁断された光
重合性平版印刷版30の感光層54には、裁断時に接触
部38から圧力が作用したり、接触部38の食いこみに
よる変形が生じたりすることがなく、圧力かぶりが発生
しない。光重合性平版印刷版30を使用して現像する際
にも、いわゆる残膜が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性平版印刷
版切断装置、光重合性平版印刷版切断方法及び光重合性
平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7には、従来の平版印刷版切
断装置の一例であるスリッタ150が示されている(特
開平2−124293号参照)。
【0003】このスリッタ150では、平版印刷版15
2の幅方向両端近傍に、上刃154と下刃156とで構
成された裁断刃158が設けられている。上刃154に
は、平版印刷版152の感光層(上面)に対して傾斜
し、先端が鋭角とされた接触部162が形成されてい
る。これに対し、下刃156の外周面は平版印刷版15
2と平行とされている。上刃154と下刃156とが回
転すると、平版印刷版152が搬送されつつ下刃156
によって支持され、上刃154の接触部162の先端で
裁断(切断)される。そして、裁断刃158よりも内側
の部分が製品とされる。
【0004】ところで、近年、レーザー露光装置を使用
して低露光量で露光し、フレアー等の散乱現象による解
像度低下を防止して鮮明な画像を得るべく、光重合性平
版印刷版が用いられることがある。
【0005】光重合性平版印刷版の研究は多数行われて
おり、特に最近では、アルゴンレーザー等の可視レーザ
ーに感応可能な高感度光重合開始系を利用したレーザー
刷版の開発が行われている。これらの光重合性平版印刷
原版の多くは、支持体としてのアルミニウム板上に付加
重合可能なエチレン性二重結合を含む化合物と光重合開
始剤、更に所望により用いられる有機高分子結合剤、熱
重合禁止剤等からなる光重合性組成物層を設け、更にそ
の上に重合を阻害する酸素遮断のためにポリビニルアル
コール及び(又は)ポリビニルアルコール共重合体を主
成分とするオーバーコート層を設けたものである。これ
らの光重合性平版印刷原版は、所望の画像を像露光して
露光部分を重合硬化させ、未露光部を現像液で除去する
ことによりレリーフ画像が得られる。未露光部分は砂目
立てしたアルミニウム支持体が露出し、表面が親水性な
ので水を保持して油性インキを反撥する。露光により硬
化した部分(画像部)は親油性なので水を反撥し、イン
キを受け付ける。
【0006】光重合性平版印刷版の製造方法としては、
アルミニウム板のウエブロールを送り出し、砂目立て等
の必要な表面処理を施し、有機溶媒系塗布液からなる感
光層を塗布して乾燥させた後、オーバーコート層を塗布
し乾燥させる方法が採られている。
【0007】このような光重合性平版印刷版を所望のサ
イズに切断する切断装置及び切断方法については、特に
提案されていないが、例えば、図6及び図7に示すスリ
ッタ150を使用して裁断すると、裁断過程において、
上刃154の接触部162が製品となる部分の感光層に
接触し、切断縁の部分にせん断応力が集中する。一般
に、光重合性平版印刷版は非常に感度が高く、僅かな光
はもちろん、感光層に圧力(せん断応力)が作用した
り、変形が生じていたりすると、いわゆる圧力かぶりが
発生しまう。従って、このように製品となる部分の感光
層に上刃154の接触部162が接触すると、製品の裁
断縁近傍(すなわち接触部162が接触した部分)に、
接触部162から受ける圧力や、裁断時に生じる変形に
起因する圧力かぶりが発生し、現像後にいわゆる残膜が
生じてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、切断によるかぶりの生じない光重合性平版印刷
版と、このような光重合性平版印刷版を製造するための
光重合性平版印刷版切断装置及び光重合性平版印刷版切
断方法を得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、光重合性平版印刷版を少なくとも一対の切断刃によ
って板厚方向に挟みこんで所定位置で切断する光重合性
平版印刷版切断装置であって、前記一対の切断刃を構成
する刃のうち前記光重合性平版印刷版の感光層側に位置
する感光層側切断刃の感光層との接触部が製品となる部
分の反対側に位置するように配置されていることを特徴
とする。
【0010】この光重合性平版印刷版切断装置では、一
対の切断刃を構成する刃のうち、感光層側切断刃は、感
光層との接触部が製品となる部分の反対側に位置するよ
うに配置されている。すなわち、切断時に感光層側切断
刃の接触部は、製品となる部分の感光層には接触せず、
切断縁の部分にせん断応力が集中することがない。この
ため、この光重合性平版印刷版切断装置を使用して切断
した光重合性平版印刷版の感光層には、圧力が作用して
いたり変形が生じていたりすることもなく、いわゆる圧
力かぶりが発生しない。このため、現像時に残膜が生じ
ることもない。
【0011】請求項2に記載の発明では、光重合性平版
印刷版を少なくとも一対の切断刃によって所定位置で切
断する光重合性平版印刷版切断方法であって、前記一対
の切断刃を構成する刃のうち前記光重合性平版印刷版の
感光層側に位置する感光層側切断刃の感光層との接触部
を製品となる部分の反対側に位置させ、この一対の切断
刃によって光重合性平版印刷版を板厚方向に挟みこんで
切断することを特徴とする。
【0012】この光重合性平版印刷版切断方法では、光
重合性平版印刷版を一対の切断刃で挟みこんで切断する
とき、一対の切断刃を構成する刃のうち、感光層側切断
刃を、感光層との接触部が製品となる部分の反対側とな
るように位置させている。すなわち、切断時に感光層側
切断刃の接触部は、製品となる部分の感光層には接触せ
ず、切断縁の部分にせん断応力が集中しない。このた
め、この光重合性平版印刷版切断方法によって切断した
光重合性平版印刷版の感光層には、圧力が作用していた
り変形が生じていたりすることもなく、いわゆる圧力か
ぶりが発生しない。このため、現像時に残膜が生じるこ
ともない。
【0013】請求項3に記載の発明では、少なくとも一
対の切断刃によって所定位置で切断された光重合性平版
印刷版であって、前記一対の切断刃を構成する刃のうち
前記光重合性平版印刷版の感光層側に位置する感光層側
切断刃の感光層との接触部を製品となる部分の反対側に
位置させ、この一対の切断刃によって板厚方向に挟み込
んで切断されたことを特徴とする。
【0014】すなわち、光重合性平版印刷版を切断する
一対の切断刃は、感光層側切断刃の感光層との接触部
を、製品となる部分の反対側となるように位置させて配
置されており、光重合性平版印刷版はこの切断刃によっ
て所定位置で切断されている。切断時に感光層側切断刃
の接触部は、製品となる部分の感光層には接触せず、切
断縁の部分にせん断応力が集中していないため、光重合
性平版印刷版の感光層には、圧力が作用していたり変形
が生じていたりすることもなく、いわゆる圧力かぶりが
発生しない。このため、現像時に残膜が生じることもな
い。
【0015】なお、本発明における「切断」とは、光重
合性感光性印刷版を所定位置で板厚方向に貫通して断ち
切ることをいい、例えば、長尺状の光重合性感光性印刷
版のウエブを幅方向に沿って切断することに加えて、こ
のような長尺状のウエブを長手方向に沿って切断(いわ
ゆる裁断)することや、斜め方向に切断すること等を全
て含む。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
の光重合性平版印刷版切断装置であるスリッタ10(裁
断装置)を備えた、光重合性平版印刷版の加工ライン9
0が示されている。
【0017】この加工ライン90の上流側(図1右上
側)には、あらかじめロール状に巻かれたウエブを順次
巻き出す送出機14が配設されている。送出機14から
送り出された長尺状のウエブ12がレベラ15でカール
矯正され、送りローラ16に至ると、合紙18が貼り合
わされ、帯電により密着されて、ノッチャー20に至
る。
【0018】ノッチャー20は、ウエブ12に打ち抜き
部を設け、スリッタ10の上刃22及び下刃24(図2
参照)が、打ち抜き位置でウエブ12の幅方向へ移動で
きるようにする。これにより、ウエブ12と合紙18と
をまとめて連続裁断しながら、ウエブ12の裁断幅を変
更することが可能となる。
【0019】スリッタ10による裁断で生じた裁断屑8
6は、回収コンベヤ82によって回収箱84に回収され
る。
【0020】なお、本実施形態の加工ライン90では、
スリッタ10とノッチャー20とで裁断ユニット21が
構成されると共に、互いに異なる打ち抜き幅及び裁断幅
を有する裁断ユニット21が2組用意されている。これ
により、ウエブ12の打ち抜き幅及び裁断幅を大きく変
更する場合には、予め用意された所望の打ち抜き幅及び
裁断幅の裁断ユニット21に交換するだけでよく、加工
ライン90のライン停止時間を最小限にすることが可能
となっている。
【0021】このようにして、所定の裁断幅とされたウ
エブ12は、測長装置26で送り長が検出され、指示さ
れたタイミングで走間カッタ28がウエブ12を切断し
て、設定されたサイズの光重合性平版印刷版30を製造
する。
【0022】次に、光重合性平版印刷版30は、コンベ
ヤ32によって集積部34に送られ、所定枚数積み重ね
られて、集積束31が構成される。なお、集積部34で
は、この集積束31の上下若しくは片側に、厚紙等から
なる保護シート(一般に「当ボール」と称される)を配
置することも可能である。
【0023】そして、集積束31は、搬送部35を経て
パレット33に積み重ねられる。その後、ラック倉庫等
の保管庫あるいは包装工程に送られ、包装材料(テー
プ、内装材、外装材等)によって包装される。また、自
動製版機用のスキッド(平台スキッド、縦型スキッド
等)に積み重ねることも可能である。なお、これらのス
キッドに積み重ねて包装する場合には、加工ライン90
に、集積束31をスキッドに集積するための集積装置を
設け、加工ライン90内において直接スキッドに集積す
るようにしてもよい。
【0024】このようにして、光重合性平版印刷版30
は包装されて出荷されるが、包装形態によっては、合紙
18や、その他の包装材料を省略してもよい。
【0025】スリッタ10は、図2に示すように、上刃
22と下刃24との隙間が0〜100μ、及び上刃22
と下刃24との噛み込み量が300〜500μに設定さ
れており、中央及びその両側にサポートロール42が設
けられている。中央のサポートロール42は支持部材4
1を介してシャフト43に取り付けられている。
【0026】これに対し、両側のサポートロール42の
さらに外側には、内側から外側に向かって順に下刃24
及び受けリング40が設けられている。両側のサポート
ロール42、下刃24及び受けリング40は1本のシャ
フト25に取り付けられており、同一方向に一体で回転
する。また、中央及び両側のサポートロール42と下刃
24とは同一径とされた略円筒状又は略円柱状に形成さ
れており、その外周面全体で、ウエブ12の下面(感光
層が塗布されていない面)に接触して、ウエブ12を支
持する。
【0027】下刃24の斜め上方には、正面視にて略扁
平台形状の上刃22が幅方向両側に配置されている。こ
れらの上刃22は、1本のシャフト27に取り付けられ
ており、同一方向に一体で回転する。この上刃22と下
刃24とで、本発明の裁断刃(一対の切断刃)23が構
成されている。
【0028】図3にも示すように、上刃22の外周面
は、光重合性平版印刷版30の感光層54側の面(図2
及び図3では上面)に対して所定の角度で傾斜した接触
部38とされている、また、上刃22は、下刃24と相
反する方向へ回転するようになっており、接触部38の
先端と下刃24との間で搬送されてくるウエブ12を挟
みこんで所定位置で裁断する。裁断部分よりも内側のウ
エブ12が、最終的な製品となる。なお、上刃22及び
下刃24は、レール44に沿ってウエブ12の幅方向へ
移動する基台46に、それぞれシャフト27、25を介
して取り付けられている。
【0029】図3にも詳細に示すように、上刃22は下
刃24に対して、ウエブ12の幅方向(ウエブ12の印
刷面に沿った方向)外側(図3では左側)に配置されて
いる。このため、上刃22と下刃24とでウエブ12を
挟み込んで切断したとき、上刃22の接触部38は、製
品となる側のウエブ12には接触しないようになってい
る。
【0030】このような構成とされた第1実施形態のス
リッタ10では、搬送されてきたウエブ12を、上刃2
2と下刃24との回転によって挟みこみ、ウエブ12に
せん断力を作用させて所定位置で切断(裁断)する。
【0031】このとき、上刃22は下刃24に対して、
ウエブ12の幅方向外側に配置されているので、上刃2
2の接触部38は裁断屑86となる部分に接触し、ウエ
ブ12のうち製品となる部分(裁断部分よりも内側の部
分)に接触しない。このため、このスリッタ10によっ
て裁断された光重合性平版印刷版30のせん断縁の部分
にせん断応力が集中しない。また、感光層54には、裁
断時に接触部38から圧力が作用したり、接触部38の
食いこみによる変形が生じたりすることがなく、圧力か
ぶりが発生しない。従って、光重合性平版印刷版30を
使用して現像する際にも、いわゆる残膜が生じない。
【0032】図4には、本発明の第2実施形態のスリッ
タ110が示されている。このスリッタ110では、第
1実施形態のスリッタ10と同様に、ウエブ12の幅方
向両側にサポートロール42及び裁断刃23が設けられ
ているが、これらに加えて、ウエブ12の幅方向中央に
も、サポートロール42及び裁断刃23が2つ並んで設
けられており、いわゆる中抜きタイプのスリッタとされ
ている。幅方向中央の2つの裁断刃23の間の部分は、
裁断によっていわゆる中抜き屑(裁断屑86)となる。
【0033】中央の裁断刃23を構成する上刃22も、
両端近傍の上刃22と同様、接触部38が中抜き屑側に
接触し、製品となる部分(中央の裁断刃23と両端近傍
の裁断刃23の間の部分)には接触しないように配置さ
れている。
【0034】このような構成とされた第2実施形態のス
リッタ110では、搬送されてきたウエブ12を、上刃
22と下刃24との回転によって挟みこんで裁断する
と、ウエブ12の搬送方向に沿って2条の製品を成形す
ることができ、効率的に光重合性平版印刷版30を製造
できる。
【0035】また、裁断時に、上刃22の接触部38が
ウエブ12のうち製品となる部分(中央の裁断刃23と
両端近傍の裁断刃23との間の部分)に接触しない。こ
のため、このスリッタ10によって裁断された光重合性
平版印刷版30の感光層54(図3参照)には、裁断時
に接触部38から圧力が作用したり、接触部38の食い
こみによる変形が生じたりすることがなく、圧力かぶり
が発生しない。このため、光重合性平版印刷版30を使
用して現像する際に、いわゆる残膜が生じない。
【0036】なお、上記説明では、ウエブ12の搬送方
向に沿って1条又は2条の製品を成形可能なスリッタ1
0、110を挙げたが、本発明の光重合性平版印刷版切
断装置がこれらに限られないのはもちろんである。例え
ば、さらに多くの製品をウエブ12の搬送方向に沿って
形成できるスリッタでもよい。
【0037】さらに、スリッタに限らず、例えば、図1
に示す走間カッタ28に、本発明の光重合性平版印刷版
切断装置及び光重合性平版印刷版切断方法を適用しても
よい。この場合には、ウエブ12の切断位置が、製品と
なる部分の上流側になる場合と下流側になる場合とがあ
ることを考慮し、例えば図5に示すように、ウエブ12
の搬送方向(矢印F方向)上流側及び下流側のそれぞれ
に、接触部136が製品となる部分の感光層に接触しな
いように配置された上刃132と、この上刃132との
間でウエブ12を挟み込んで切断する下刃134と、を
設け、走間カッタ28を構成することが好ましい。
【0038】また、ウエブ12の切断長さが製品のサイ
ズによって異なることを考慮し、走間カッタ28の少な
くとも一方を、ウエブ12の搬送方向に移動可能として
もよい。
【0039】さらに、2つの走間カッタ28の間隔は一
定とし、それぞれの走間カッタ28による切断タイミン
グが独自のタイミングとなるように制御することで、所
望の切断長さが得られるようにしてもよい。この場合に
は、2つの走間カッタ28を接近して配置することがで
きるので、加工ライン90の全体的な長さを短くするこ
とが可能になる。
【0040】以上説明したように、本発明の光重合性感
光性印刷版切断装置及び光重合性平版印刷版切断方法で
は、光重合性平版印刷版の感光層側に位置する感光層側
切断刃を製品となる部分の反対側に位置させてウエブ1
2を切断(裁断)しているので、製品である光重合性平
版印刷版(切断されたウエブ12)に、いわゆる圧力か
ぶりが発生せず、現像後に残膜が生じることもない。
【0041】なお、上記説明では、ウエブ12の長手方
向に沿って切断(裁断)するスリッタと、ウエブ12の
幅方向に沿って切断する走間カッタ28とを、それぞれ
の別の例として説明したが、1つの加工ラインに、スリ
ッタと走間カッタの両方が設けられていてもよい。
【0042】さらに、上記したような、感光層54が塗
布されてコイル状に巻き取られたウエブ12を順次巻き
出して加工する加工ライン90だけでなく、感光層54
が塗布された後、巻き取ることなく連続して加工する加
工ラインや、加工後にコイル状に巻き取る加工ライン
等、種々の工程を組み入れた加工ラインに、また、マス
ターシートに切断後、最終出荷形態の寸法となるようシ
ート状に裁断する加工に、本発明の光重合性平版印刷版
切断装置及び光重合性平版印刷版切断方法を適用するこ
とができる。ウエブ12の搬送形態としても、必ずしも
感光層54を上にして搬送する加工ラインだけでなく、
感光層54を下にして搬送する加工ラインや、さらには
ウエブ12をその幅方向が上下方向となるように縦位置
で搬送する加工ライン等でもよく、要するにウエブ12
の搬送形態は、一対の切断刃のうち製品となる側の感光
層に接触する接触部とウエブ12との相対的な位置が上
記したような関係を満たしていれば、特に限定されな
い。
【0043】
【発明の効果】本発明では、感光層側切断刃の感光層と
の接触部分が製品となる部分の感光層には接触しないの
で、切断によって圧力かぶりが発生せず、光重合性平版
印刷版の現像時に残膜が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のスリッタを有する光重
合性平版印刷版の加工ラインを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態のスリッタを示す正面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態のスリッタを部分的に拡
大して示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態のスリッタを示す正面図
である。
【図5】本発明の光重合性平版印刷版切断装置を走間カ
ッタに用いた場合を示す概略側面図である。
【図6】従来のスリッタを示す斜視図である。
【図7】従来のスリッタを一部拡大して示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 スリッタ(光重合性平版印刷版切断装置) 22 上刃(感光層側切断刃) 28 走間カッタ(光重合性平版印刷版切断装置) 30 光重合性平版印刷版 132 上刃(感光層側切断刃) 116 カッティング上刃(感光層側切断刃)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光重合性平版印刷版を少なくとも一対の
    切断刃によって板厚方向に挟みこんで所定位置で切断す
    る光重合性平版印刷版切断装置であって、 前記一対の切断刃を構成する刃のうち前記光重合性平版
    印刷版の感光層側に位置する感光層側切断刃の感光層と
    の接触部が製品となる部分の反対側に位置するように配
    置されていることを特徴とする光重合性平版印刷版の切
    断装置。
  2. 【請求項2】 光重合性平版印刷版を少なくとも一対の
    切断刃によって所定位置で切断する光重合性平版印刷版
    切断方法であって、 前記一対の切断刃を構成する刃のうち前記光重合性平版
    印刷版の感光層側に位置する感光層側切断刃の感光層と
    の接触部を製品となる部分の反対側に位置させ、この一
    対の切断刃によって光重合性平版印刷版を板厚方向に挟
    みこんで切断することを特徴とする光重合性平版印刷版
    の切断方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一対の切断刃によって所定位
    置で切断された光重合性平版印刷版であって、 前記一対の切断刃を構成する刃のうち前記光重合性平版
    印刷版の感光層側に位置する感光層側切断刃の感光層と
    の接触部を製品となる部分の反対側に位置させ、この一
    対の切断刃によって板厚方向に挟み込んで切断されたこ
    とを特徴とする光重合性平版印刷版。
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JP2000015626A Pending JP2001205949A (ja) 2000-01-25 2000-01-25 光重合性平版印刷版切断装置、光重合性平版印刷版切断方法及び光重合性平版印刷版

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1992483A1 (en) 2005-03-03 2008-11-19 Fujifilm Corporation Photosensitive planographic printing plate

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