JP2002234271A - 平版印刷版用合紙、平版印刷版積層構造体、平版印刷版切断方法及び平版印刷版積層方法 - Google Patents

平版印刷版用合紙、平版印刷版積層構造体、平版印刷版切断方法及び平版印刷版積層方法

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JP2002234271A
JP2002234271A JP2001035804A JP2001035804A JP2002234271A JP 2002234271 A JP2002234271 A JP 2002234271A JP 2001035804 A JP2001035804 A JP 2001035804A JP 2001035804 A JP2001035804 A JP 2001035804A JP 2002234271 A JP2002234271 A JP 2002234271A
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lithographic printing
cutting
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Kiyoshi Kamiya
潔 神谷
Takayuki Usui
孝之 碓井
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平版印刷版の変形や塗布膜の剥れを防止して
平版印刷版を確実に保護できる平版印刷版用合紙、平版
印刷版積層構造体、平版印刷版切断方法及び平版印刷版
積層方法を得る。 【解決手段】 合紙14は、その幅W2及び長さL2
が、平版印刷版10の幅W1及びL1に対し、−5mm
≦W1−W2≦50mm、−5mm≦L1−L2≦50
mmを満たすようにサイズが決められ、さらに、平版印
刷版10の塗布膜に合紙14を接触配置したときの平版
印刷版10からの最大入り込み量が30mm以下で、且
つ最大はみ出し量が5mm以下となるように、平版印刷
版10に対して所定の位置に配置される。平版印刷版1
0のエッジ部の近傍位置にも合紙14が存在しているた
め、平版印刷版10の変形や塗布膜の剥れを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版用合
紙、平版印刷版積層構造体、平版印刷版切断方法及び平
版印刷版積層方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の製版法(電子写真製版法を含む)
では、製版工程の自動化を容易にすべく、感光性印刷版
や感熱性印刷板等の平版印刷版が広く用いられている。
平版印刷版は、一般にシート状或いはコイル状のアルミ
ニウム板等の支持体に、例えば、砂目立て、陽極酸化、
シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又
は適宜組み合わせて行い、次いで、感光層又は感熱層
(これらをまとめて「塗布膜」という)の塗布、乾燥処
理を行った後に所望のサイズに切断されることで製造さ
れる。この平版印刷版は、露光、現像処理、ガム引き等
の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗
布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。
【0003】この平版印刷版を荷扱い(運搬や保管等)
する場合、支持体に塗布された塗布膜を保護するため
に、合紙と呼ばれる紙を塗布膜に接触させることがあ
る。特に、平版印刷版を効率よく荷扱いするために、複
数の平版印刷版を厚み方向に積層して平版印刷版性の積
層束を構成し、この積層束を包装した状態で荷扱いする
ことがあり、この場合は上記した合紙を塗布膜に接触さ
せることが好ましい。
【0004】ところで、この合紙は、平版印刷版の積層
束から大きくはみ出していると、積層束を包装等する際
に邪魔になることがあるため、合紙は平版印刷版よりも
小さく形成されている。
【0005】しかし、平版印刷版に対し合紙をあまりに
小さくすると、図7に示すように、積層束112におい
て、平版印刷版110のエッジ部110Eの近傍には合
紙114が存在しない領域ができる。この領域では、図
7に実線で示すように、平版印刷版110の支持体に大
きな折れや湾曲が発生するため、平版印刷版110の品
質を低下させてしまうことがある。
【0006】また、この領域において平版印刷版110
に折れや湾曲が生じると、隣接する平版印刷版110に
接触するため、接触した状態で平版印刷版10がわずか
に擦れても、塗布膜が剥離されてしまい(いわゆる「膜
剥れ」)、平版印刷版110の品質を低下させてしまう
ことがある。また、場合によっては、例えば片面品の平
版印刷版において、その塗布膜が、隣接する平版印刷版
10の裏面(塗布膜が形成されていない面)に接触し
て、接着されてしまうことがある。その結果、積層束1
12から平版印刷版110を取り出すときにも、この膜
剥れが発生してしまうことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、平版印刷版の変形や塗布膜の剥れを防止して平
版印刷版を確実に保護できる平版印刷版用合紙、平版印
刷版積層構造体、平版印刷版切断方法及び平版印刷版積
層方法を得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、少なくとも一部が平版印刷版の塗布膜に接触して平
版印刷版の塗布膜を保護する平版印刷版用合紙であっ
て、平版印刷版の幅W1及び長さL1に対し、この平版
印刷版用合紙の幅W2及び長さL2が、−5mm≦W1
−W2≦50mm−5mm≦L1−L2≦50mmを満
たすように設定されていることを特徴とする。
【0009】従って、この平版印刷版用合紙を平版印刷
版に対して適切な位置となるように配置することで、平
版印刷版のエッジ位置に対する平版印刷版用合紙のエッ
ジ位置の入り込み位置を一定範囲内とすることが可能と
なる。このため、平版印刷版の折れや湾曲を制限すると
共に、塗布膜が隣接する平版印刷版の裏面に強く密着さ
れてしまうことを防止でき、平版印刷版の品質を高く維
持できる。
【0010】しかも、この平版印刷版用合紙では平版印
刷版に対して適切な位置となるように配置すれば、平版
印刷版から過度にはみ出すこともないので、包装する場
合等に邪魔になることない。
【0011】請求項2に記載の発明では、厚み方向に積
層された複数の平版印刷版と、前記平版印刷版のそれぞ
れの塗布膜に接触配置された請求項1に記載の平版印刷
版用合紙と、を有することを特徴とする。
【0012】すなわち、この平版印刷版と平版印刷版用
合紙とが積層されることで、平版印刷版積層構造体(い
わゆる積層束)が構成されるので、複数の平版印刷版を
一括して荷扱い可能となる。
【0013】また、請求項1に記載の平版印刷版用合紙
を平版印刷版の塗布膜に接触配置しているので、平版印
刷版の折れや湾曲を制限すると共に、塗布膜が隣接する
平版印刷版の裏面に強く密着されてしまうことを防止で
き、平版印刷版の品質を高く維持できる。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の平版印刷版積層構造体であって、前記平版印刷版の
エッジ位置に対する前記平版印刷版用合紙のエッジ位置
の最大入り込み量が30mm以下とされ、前記平版印刷
版のエッジ位置に対する前記平版印刷版用合紙のエッジ
位置の最大はみ出し量が5mm以下とされ、ていること
を特徴とする。
【0015】これにより、平版印刷版のエッジ位置に対
する平版印刷版用合紙のエッジ位置の入り込み量が30
mm以下とされ、平版印刷版のエッジ位置近傍にまで平
版印刷版用合紙が配置されることになる。このため、平
版印刷版の折れや湾曲を制限すると共に、塗布膜が隣接
する平版印刷版の裏面に強く密着されてしまうことを防
止でき、平版印刷版の品質を高く維持できる。
【0016】また、平版印刷版のエッジ位置に対する平
版印刷版用合紙のエッジ位置のはみ出し量が5mm以下
に抑えられているので、この平版印刷版積層構造体(積
層束)を包装等する場合にはみ出した合紙が邪魔になら
ない。
【0017】請求項4に記載の発明では、連続走行する
長尺状の平版印刷版を切断する平版印刷版切断装置にお
いて切断前に平版印刷版の塗布膜に接触配置されて塗布
膜を保護する長尺状の平版印刷版用合紙であって、長尺
状の平版印刷版の幅W3に対し、長尺状の平版印刷版用
合紙の幅W4が、 −200mm≦W3−W4≦200mm を満たすように設定されていることを特徴とする。
【0018】従って、例えばウエブ状の平版印刷版を幅
方向には切断(裁断)することなく製品とする場合であ
っても、このウエブ状の平版印刷版用合紙をウエブ状の
平版印刷版に対して適切な幅方向位置となるように配置
することで、幅方向での平版印刷版のエッジ位置に対す
る平版印刷版用合紙のエッジ位置の入り込み位置を一定
範囲内とすることが可能となる。このため、切断後の平
版印刷版の折れや湾曲を制限すると共に、塗布膜が隣接
する平版印刷版の裏面に強く密着されてしまうことを防
止でき、平版印刷版の品質を高く維持できる。
【0019】なお、平版印刷版の長手方向に関しては、
例えばウエブ状の平版印刷版をいわゆる走間カッタ等で
切断すれば、必然的に長さ方向での平版印刷版のエッジ
位置と平版印刷版用合紙のエッジ位置とが一致する。
【0020】請求項5に記載の発明では、連続走行する
長尺状の平版印刷版に対し連続走行する長尺状の平版印
刷版用合紙を接触配置した後、切断装置によって所望の
幅及び長さに切断する平版印刷版切断方法であって、切
断後の前記平版印刷版の幅方向のエッジ位置に対する前
記平版印刷版用合紙の幅方向のエッジ位置の最大入り込
み量が30mm以下となり、切断後の前記平版印刷版の
幅方向のエッジ位置に対する前記平版印刷版用合紙の幅
方向のエッジ位置の最大はみ出し量が5mm以下とな
る、ように平版印刷版を切断することを特徴とする。
【0021】これにより、切断された平版印刷版の幅方
向のエッジ位置に対する平版印刷版用合紙の幅方向のエ
ッジ位置の入り込み量が30mm以下とされ、平版印刷
版の幅方向でのエッジ位置近傍にまで平版印刷版用合紙
が配置されることになる。このため、平版印刷版の折れ
や湾曲を制限すると共に、塗布膜が隣接する平版印刷版
の裏面に強く密着されてしまうことを防止でき、平版印
刷版の品質を高く維持できる。
【0022】また、切断された平版印刷版の幅方向のエ
ッジ位置に対する平版印刷版用合紙の幅方向のエッジ位
置のはみ出し量が5mm以下に抑えられているので、こ
の平版印刷版積層構造体(積層束)を包装等する場合に
はみ出した合紙が邪魔にならない。
【0023】請求項6に記載の発明では、シート状の平
版印刷版に対しこの平版印刷版の塗布膜を保護するシー
ト状の平版印刷版用合紙を塗布膜に接触配置して平版印
刷版と平版印刷版用合紙とを積層し積層束を構成する平
版印刷版積層方法であって、シート状の前記平版印刷版
のエッジ位置に対するシート状の前記平版印刷版用合紙
のエッジ位置の最大入り込み量が30mm以下となり、
シート状の前記平版印刷版のエッジ位置に対するシート
状の前記平版印刷版用合紙のエッジ位置の最大はみ出し
量が5mm以下となる、ように平版印刷版用合紙を配置
することを特徴とする。
【0024】これにより、シート状の平版印刷版のエッ
ジ位置に対するシート状の平版印刷版用合紙のエッジ位
置の入り込み量が30mm以下とされ、平版印刷版のエ
ッジ位置近傍にまで平版印刷版用合紙が配置されること
になる。このため、平版印刷版の折れや湾曲を制限する
と共に、塗布膜が隣接する平版印刷版の裏面に強く密着
されてしまうことを防止でき、平版印刷版の品質を高く
維持できる。
【0025】また、シート状の平版印刷版のエッジ位置
に対するシート状の平版印刷版用合紙のエッジ位置のは
み出し量が5mm以下に抑えられているので、この平版
印刷版積層構造体(積層束)を包装等する場合にはみ出
した合紙が邪魔にならない。
【0026】請求項7に記載の発明では、シート状の平
版印刷版とこの平版印刷版の塗布膜に接触配置されたシ
ート状の平版印刷版用合紙とで構成される非切断部材を
切断する平版印刷版切断方法であって、シート状の平版
印刷版の切断位置が、前記平版印刷版のエッジ位置に対
する前記平版印刷版用合紙の最大入り込み量よりもさら
に0.3mm以上内側位置とされていることを特徴とす
る。
【0027】従って、平版印刷版用合紙が存在している
位置で平版印刷版を切断することができる。これによ
り、平版印刷版の支持体が切断装置の切断刃に溶着する
ことを防止でき、切断刃の長寿命化を図ることが可能に
なる。
【0028】請求項7に記載の発明において、平版印刷
版を切断するときの平版印刷版の枚数は特に限定され
ず、例えば1枚の平版印刷版を切断する場合も当然含ま
れるが、特に、平版印刷版を厚み方向に複数枚積層した
状態で切断する場合も含まれる。後者の切断(いわゆる
「束裁断」)の場合に、請求項7に記載の平版印刷版切
断方法によって切断すれば、上記した効果がより顕著に
発揮されるので、好ましい。
【0029】なお、上記した本発明の各構成において、
平版印刷版に対して平版印刷版用合紙を接触配置した
後、あるいは平版印刷版を切断した後にある程度の時間
が経過すると、合紙は水分吸収等によりわずかに伸縮す
ることがある。従って、当初は平版印刷版のエッジ部と
合紙のエッジ部との位置が一致していたり所定範囲内に
治まっていても、このような合紙の伸縮によってずれが
生じたり、ずれが大きくなったりすることがある。この
ような場合であっても、本発明の条件を満たす合紙を使
用すれば(あるいは平版印刷版積層構造体を構成すれ
ば)、このずれが一定範囲内に留まることとなるので、
平版印刷版を確実に保護し、その品質を維持することが
可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
に係る合紙14を使用して平版印刷版10の積層束12
を構成すると共に、この積層束12を内装紙16によっ
て包装する過程の一部が示されている。また、図2に
は、平版印刷版10の積層束12を内装紙16によって
内装した状態が示されている。
【0031】図1から分かるように、平版印刷版10
は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支
持体上に、塗布膜(感光性印刷版の場合には感光層、感
熱性印刷版の場合には感熱層、さらに必要に応じて、オ
ーバーコート層やマット層等)を塗布して形成されてい
る。この塗布膜に、露光、現像処理、ガム引き等の製版
処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布され
ることで、紙面に文字、画像等が印刷される。なお、本
実施形態の平版印刷版10は、印刷に必要な処理(露光
や現像等)が施される前段階のものであり、場合によっ
ては平版印刷版原版あるいは平版印刷版材と称されるこ
ともある。
【0032】なお、このような構成とされていれば、平
版印刷版10の具体的構成は特に限定されないが、例え
ば、ヒートモード方式およびフォトン方式のレーザ刷版
用の平版印刷版とすることによって、デジタルデータか
ら直接製版可能な平版印刷版とすることができる。
【0033】また、平版印刷版10は、感光層又は感熱
層中の成分を種々選択することによって、種々の製版方
法に対応した平版印刷版とすることができる。本発明の
平版印刷版の具体的態様の例としては、下記(1)〜
(11)の態様が挙げられる。 (1) 感光層が赤外線吸収剤、熱によって酸を発生す
る化合物、および酸によって架橋する化合物を含有する
態様。 (2) 感光層が赤外線吸収剤、および熱によってアル
カリ溶解性となる化合物を含有する態様。 (3) 感光層が、レーザ光照射によってラジカルを発
生する化合物、アルカリに可溶のバインダー、および多
官能性のモノマーあるいはプレポリマーを含有する層
と、酸素遮断層との2層を含む態様。 (4) 感光層が、物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層
との2層からなる態様。 (5) 感光層が、多官能性モノマーおよび多官能性バ
インダーとを含有する重合層と、ハロゲン化銀と還元剤
を含有する層と、酸素遮断層との3層を含む態様。 (6) 感光層が、ノボラック樹脂およびナフトキノン
ジアジドを含有する層と、ハロゲン化銀を含有する層と
の2層を含む態様。 (7) 感光層が、有機光導電体を含む態様。 (8) 感光層が、レーザー光照射によって除去される
レーザー光吸収層と、親油性層および/または親水性層
とからなる2〜3層を含む態様。 (9) 感光層が、エネルギーを吸収して酸を発生する
化合物、酸によってスルホン酸またはカルボン酸を発生
する官能基を側鎖に有する高分子化合物、および可視光
を吸収することで酸発生剤にエネルギーを与える化合物
を含有する態様。 (10) 感光層が、キノンジアジド化合物と、ノボラ
ック樹脂とを含有する態様。 (11) 感光層が、光又は紫外線により分解して自己
もしくは層内の他の分子との架橋構造を形成する化合物
とアルカリに可溶のバインダーとを含有する態様。
【0034】特に、レーザー光の照射により現像液に対
する可溶性が変化する感光層(又は感熱層)を有する平
版印刷版では、画像形成面(感光層又は感熱層)が損傷
を受けやすいため、本発明の平版印刷版包装構造を適用
すると、後述するようにいわゆる膜剥れを確実に防止で
き、好ましい。
【0035】なお、ここでいうレーザー光の波長は特に
限定されず、例えば、 波長域350〜450nmのレーザー(具体例とし
ては、波長405±5nmのレーザーダイオード)。 波長域480〜540nmのレーザー(具体例とし
ては、波長488nmのアルゴンレーザー、波長532
nmの(FD)YAGレーザー、波長532nmの固体
レーザー、波長532nmの(グリーン)He−Neレ
ーザー)。 波長域630〜680nmのレーザー(具体例とし
ては、波長630〜670nmのHe−Neレーザー、
波長630〜670nmの赤色半導体レーザー)。 波長域800〜830nmのレーザー(具体例とし
ては、波長830nmの赤外線(半導体)レーザー)。 波長1064〜1080nmのレーザー(具体例と
しては、波長1064nmのYAGレーザー)。
【0036】等を挙げることができる。これらのうち、
例えば、及びの波長域のレーザー光はいずれも、上
記した(3)又は(4)の態様の感光層又は感熱層を有
する平版印刷版の双方に適用可能である。また、及び
の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(1)又
は(2)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版
の双方に適用可能である。もちろん、レーザー光の波長
域と感光層又は感熱層との関係はこれらに限定されな
い。
【0037】そして、図1からも分かるように、塗布膜
を保護する合紙14と、平版印刷版10と、を交互に厚
み方向に重ね合わせ、さらにこの上面及び下面に保護用
厚紙22を配置して、平版印刷版10の積層束12が構
成されている。1つの積層束12を構成する平版印刷版
10の数は特に限定されないが、運搬や保管の効率化の
観点等から、例えば10枚〜100枚とすることができ
る。また、このように10枚〜100枚の平版印刷版1
0によって積層束12を構成した場合には、平版印刷版
10と保護用厚紙22とがずれないように、粘着テープ
等の固定手段でこれらを固定することが好ましい。ま
た、さらに多くの平版印刷版10によって積層束12を
構成し、より効率的に(少ない荷扱いの回数で)運搬や
保管をできるようにすることも可能である。例えば、平
版印刷版10の枚数を最大で7000枚程度とし、平版
印刷版10の20〜100枚ごとに保護用厚紙22を入
れるようにしてもよい。さらに、平版印刷版10の枚数
を最大で3000枚程度とし、その上下にのみ保護用厚
紙22を配置してもよい。加えて、平版印刷版10の種
類によっては、保護用厚紙22を省略してもよい。
【0038】このようにして構成された積層束12を、
図2に示すように、遮光性及び防湿性を有する内装紙1
6によって内装し、粘着テープ24によって内装紙16
を所定位置で張り付ける。これによって、不用意に内装
紙16が広がったり脱落したりしないように固定され、
平版印刷版10は確実に遮光及び防湿される。
【0039】ここで、本実施形態の合紙14は、図3に
示すように、その幅W2及び長さL2が、平版印刷版1
0の幅W1及びL1に対し、 −5mm≦W1−W2≦50mm (1) −5mm≦L1−L2≦50mm (2) を満たすようにサイズが決められている。
【0040】また、平版印刷版10の塗布膜に合紙14
を接触配置したときの平版印刷版10からの最大入り込
み量が30mm以下で、且つ最大はみ出し量が2mm以
下となるように、平版印刷版10に対して所定の位置に
配置されている。
【0041】この最大入り込み量とは、図4に示すよう
に、平版印刷版10の辺10Sと、これに対応する合紙
14の辺10Sとを考えたとき、平版印刷版10の辺1
0Sから最も中央寄りに入り込んだ位置での辺10Sか
ら辺14Sまでの距離をいう。従って、図4からも分か
るように、幅方向と長さ方向とでそれぞれ、この最大入
り込み量ΔW(max)及びΔL(max)の値が定義
され、 ΔW(max)≦30mm (3) ΔL(max)≦30mm (4) の少なくとも一方(好ましくは両方)を満たしている。
【0042】同様に、最大はみ出し量とは、図4に示す
ように、平版印刷版10の辺10Sと、これに対応する
合紙14の辺10Sとを考えたとき、平版印刷版10の
辺10Sから最も外側にはみ出した位置での辺10Sか
ら辺14Sまでの距離をいう。従って、図4からも分か
るように、幅方向と長さ方向とでそれぞれ、この最大は
み出し量ΔX(max)及びΔY(max)の値が定義
され、 ΔX(max)≦5mm (5) ΔY(max)≦5mm (6) の少なくとも一方(好ましくは両方)を満たしている。
【0043】なお、これらの最大はみ出し量ΔX(ma
x)及びΔY(max)は、合紙14が平版印刷版10
に対し上記式(1)及び式(2)を満たすように形成さ
れているため、0以下となる(すなわち、実質的に合紙
14が平版印刷版10からはみ出さない)こともある。
【0044】次に、本実施形態の合紙14と、この合紙
14を使用して構成された平版印刷版10の積層束12
の作用を説明する。
【0045】図5に詳細に示すように、本実施形態の合
紙14は、その幅W2及び長さL2が上記式(1)及び
式(2)を満たすように形成され、しかも、最大入り込
み量ΔW(max)及びΔL(max)が上記式(3)
及び(4)の少なくとも一方(好ましくは両方)を満た
すように配置されている。このため、このような条件を
満たすことなく配置された合紙を平版印刷版10の塗布
膜に密着配置した構成(図7参照)と比較して、平版印
刷版10のそれぞれの辺(エッジ部)の近傍位置にも合
紙14が存在していることになる。
【0046】このため、積層束12を構成した状態で、
図5に実線で示すように、平版印刷版10のエッジ部の
近傍の折れや湾曲が少なくなる。また、折れや湾曲が生
じた場合でも、この部位がエッジ部の近傍、すなわち、
より印刷に影響のない領域となる。
【0047】また、このように平版印刷版10のエッジ
部の近傍でも折れや湾曲が防止されるので、湾曲した平
版印刷版10の非画像形成面10Qが、隣接する(図5
では下側の)平版印刷版10の画像形成面10P(塗布
膜)に接触することが防止され、塗布膜と非画像形成面
10Qとが密着することもなくなる。従って、積層束1
2から平版印刷版10を取り出して使用する場合に、塗
布膜が剥離されることがなくなり、平版印刷版10の品
質が高く維持される。また、平版印刷版10の非画像形
成面10Qが隣接する平版印刷版10の塗布膜に接触し
てしまった場合でも、接触圧が小さいので、塗布膜の剥
離や損傷を、平版印刷版10の品質に影響がない程度に
少なくすることが可能になる。
【0048】加えて、本実施形態の平版印刷版10の積
層束12では、最大はみ出し量ΔX(max)及びΔY
(max)についても、上記式(5)及び式(6)の少
なくとも一方(好ましくは両方)を満たすように配置さ
れている。このため、積層束12からの合紙14のはみ
出し量が一定範囲に制限され、積層束12を包装する
(例えば図2に示すように内装紙16で内装する)場合
等に、はみ出した合紙14が邪魔になることもなく、作
業性に優れる。
【0049】次に、ウエブ状の平版印刷版を裁断して、
本発明に係る所望サイズの平版印刷版10を得るための
平版印刷版の製造ラインの一例について説明する。な
お、本発明において「切断」とは、平版印刷版に厚み方
向の力を作用させて断ち切ることをいい、後述するスリ
ッタ316によって長手方向に沿った方向に裁断するこ
とや、走間カッタ318によって幅方向に切断する(狭
義の「切断」)等を全て含み、さらに、平版印刷版を斜
め方向に切断することも含む。
【0050】図6に示すように、この製造ライン310
には、上流側(図6右上側)から下流側(図6左下側)
に向かって順に、送出機312、ノッチャー314、ス
リッタ316、走間カッタ318及び集積装置320が
設けられている。
【0051】送出機312では、ロール状のウエブ32
2を送り出すと共に、複数のウエブ322を接合して長
尺状とする。送出機312から送り出された長尺状のウ
エブ322には、別のラインから搬送された長尺状の合
紙330が貼り合わせ装置332によって貼り合わさ
れ、ノッチャー314に至る。なお、図面では、合紙3
30が貼り合わされたウエブを符号323で示してい
る。
【0052】ノッチャー314は、ウエブ323の幅方
向両端を部分的に打ち抜いていわゆる耳部324を形成
する。さらに、スリッタ316のトリミング上刃326
及びトリミング下刃328によって、ウエブ323が所
定幅にトリミングされる。また、スリッタ316のトリ
ミング上刃326及びトリミング下刃328は耳部32
4に入り込むので、ウエブ323の幅方向へ移動可能と
なる。これにより、連続裁断しながら、ウエブ323の
トリミング幅(スリッタ316によって切断される幅)
を変更することができる。
【0053】このようにして、所定のトリミング幅とさ
れたウエブ323は、走間カッタ318によって所定の
長さに切断され、所望の大きさの感光性印刷版が製造さ
れる。
【0054】集積装置320では、合紙330が貼り合
わされた複数の平版印刷版を積層し(従って、この段階
で平版印刷版と合紙330とが交互に積層される)、平
版印刷版10の積層束12(図1参照)が構成される。
【0055】このような構成の製造ライン310によっ
て本発明に係る平版印刷版10を得る場合、図6に示す
ように、長尺状の平版印刷版322を幅方向略中央では
裁断しない場合の他、長尺状の平版印刷版322を幅方
向略中央で裁断する場合もある。さらに、長尺状の平版
印刷版322から耳部を打ちぬかず幅方向全てにわたっ
て利用することもある。いずれの構成においても、長尺
状の平版印刷版322の幅W3と、長尺状の合紙330
の幅W4との間に、 −2mm≦W3−W4≦50mm (7) となる関係が満たされるように長尺状の合紙330の幅
W4を設定しておけば、得られた平版印刷版10及び合
紙14において、上記式(1)の関係が満たされる。
【0056】また、上記した製造ライン310において
は、貼り合わせ装置332による貼り合わせ時に、長尺
状の合紙330が長尺状の平版印刷版322に対し、上
記式(3)及び式(7)を満たすように、長尺状のウエ
ブ33を幅方向に移動可能とされている。従って、長尺
状の合紙330が長尺状の平版印刷版322に対し幅方
向の略中央に位置することとなる。これにより、得られ
た平版印刷版10においても、上記式(3)及び式
(5)を満たすように、合紙14が平版印刷版10に対
して所定位置で配置される。
【0057】なお、平版印刷版10の種類によっては、
長尺状の合紙330を貼り合わせることなく長尺状の平
版印刷版322のみを裁断及び切断し、集積装置での集
積時に、別工程で所定の大きさに形成された合紙14を
平版印刷版10の塗布膜に密着させて積層束12を構成
することがある。この場合には、別工程での合紙の形成
時に、上記式(1)及び(2)を満たすように形成すれ
ばよい。また、集積装置での集積時に、上記式(3)〜
(6)を満たすように集積すればよい。
【0058】さらに、このような集積装置によって平版
印刷版10の積層束12を構成した後、さらに切断装置
によって、複数の平版印刷版10と積層束12とを一体
で切断し、所望のサイズとすることもある。この場合に
は、図4に二点鎖線で示すように、切断装置のカッタ
(図示省略)による切断位置Cを、最大入り込み量ΔW
(max)よりもさらに0.3mm程度内側に入った位
置とすると、平版印刷版10の支持体(アルミニウム)
が、カッタに溶着することが防止され、カッタの長寿命
化を図ることができるので好ましい。なお、このように
切断位置を設定しても、この切断位置の長手方向端部近
傍では合紙14が存在していない場合もあるが、このよ
うな部分は僅かであり、切断位置の殆ど全てにおいて、
合紙14が存在している部分を切断することができる。
【0059】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0060】(実験I)実験Iとして、平版印刷版10
の積層束12を内装した状態での平版印刷版10のエッ
ジ部近傍の折れおよび湾曲を評価する実験を行った。
【0061】平版印刷版10としては、 A.コンベンショナル系ポジ型印刷板(マット層あ
り):親水化処理したアルミニウム支持体上に、コンベ
ンショナル系ポジ型感光層を付与し、さらにアルカリ可
溶性のマット層を感光層の表面に形成したものを使用
し、それぞれ厚みの異なる3種のコンベンショナル系ポ
ジ型印刷板の塗布膜に合紙14を配置したものを(比較
例として合紙14を配置しないものも含む)30枚積層
して積層束12を構成した。そして、この積層束12
を、アルミクラフト紙で構成された内装紙16で内装し
遮光及び防湿した。
【0062】この内装済みの積層束12に対し、上方
(積層方向)から9.8×102Pa(100kg/c
2)の荷重を付加したまま1ヶ月間放置し、その後、
積層束12から平版印刷版10をサンプルとして取り出
して、アルミニウム支持体の折れ及び湾曲の発生状況を
確認した。
【0063】アルミニウム支持体の折れ量および湾曲量
の測定は、平台上にサンプル1枚を荷重側が下になるよ
うに反転して静置し、アルミニウム支持体の4隅の浮き
上がり量をテーパーゲージで測定した。結果を表1に示
す。
【0064】
【表1】
【0065】この表1及び後述する表2において、
「○」は実用上問題がないことを、「×」は実用上問題
が生じることをそれぞれ示す。
【0066】表1から分かるように、ΔW(max)及
びΔL(max)が30mm以下の場合(実施例1〜実
施例3)では、アルミニウム支持体の厚みに関わらず、
浮き上がり量が実用上問題のない程度となっている。こ
れに対し、ΔW(max)及びΔL(max)が40m
mの場合(比較例2)には、浮き上がり量が1.0mm
以上の部分があり、実用上問題が生じるおそれがある。
なお、合紙14を使用しない場合(比較例1)では当然
ごとくアルミニウム支持体の浮き上がり量は実用上問題
がない程度に少ないが、塗布膜自体を確実に保護するこ
とは、例えば以下の実験II及び実験IIIからも分か
るように困難若しくは不可能である。
【0067】(実験II及び実験III)実験II及び
実験IIIとしては、上記A.の平版印刷版10に加え
て、 B.コンベンショナル系ポジ型印刷板(マット層な
し):親水化処理したアルミニウム支持体上に、コンベ
ンショナル系ポジ型感光層を付与したもの C.フォトポリマー型ディジタルダイレクト印刷板:親
水化処理したアルミニウム支持体上に光重合型フォトポ
リマー層を付与し、さらにその表面に水溶性樹脂からな
る酸素遮断層をオーバーコートしたもの D.サーマルポジ型ディジタルダイレクト印刷板:親水
化処理したアルミニウム支持体上にポジ型IRレーザー
感光層を付与したものを使用した。
【0068】各平版印刷版10の厚みは30mmとし、
これを実験Iと同様に合紙14と交互に30枚積層した
(比較例として合紙14を配置しないものも用意した)
積層束12を、アルミクラフト紙で構成された内装紙1
6で内装し遮光及び防湿した。
【0069】実験IIとしては、内装された積層束12
に加震装置で振動を与え、平版印刷版10の塗布膜表面
の状態を観察した。
【0070】実験IIIとしては、内装済みの積層束1
2に対し、上方(積層方向)から9.8×104Paの
荷重を付加したまま45℃、75%RH(相対湿度)の
雰囲気中で72時間放置し、平版印刷版10の塗布膜表
面の状態を観察した。
【0071】結果を表2に示す。
【0072】
【表2】
【0073】この表2から分かるように、ΔW(ma
x)及びΔL(max)が30mm以下の場合(実施例
4〜実施例11)では、実験II及び実験IIIのいず
れにおいても、実用上問題となるような不都合は発生し
ていない。これに対し、ΔW(max)及びΔL(ma
x)のいずれかが40mmとなっている場合(比較例
4、比較例6、比較例8及び比較例10)では、実験I
Iにおいて全ての平版印刷版10で膜剥れ又はキズが発
生し、さらに比較例6及び比較例8では実験IIIにお
いても問題が生じている。また、合紙を使用しない場合
(比較例3、比較例5、比較例7及び比較例9)では、
実験II又は実験IIIの少なくとも一方において、塗
布膜に問題が生じている。
【0074】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、平版印刷
版の変形や膜剥れを防止して平版印刷版を確実に保護で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の平版印刷版用合紙を使用
して平版印刷版を包装する工程を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の平版印刷版用合紙を使用
して平版印刷版を包装した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態の平版印刷版用合紙を使用
した積層束を示し、(A)は平面図、(B)は正面図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態の平版印刷版用合紙を使用
した積層束において最大入り込み量及び最大はみ出し量
を説明するための平面図である。
【図5】本発明の一実施形態の平版印刷版用合紙を使用
した積層束を部分的に拡大して示す正面図である。
【図6】本発明に係る平版印刷版を製造するための製造
ラインの概略構成を示す斜視図である。
【図7】従来の平版印刷版の積層束を部分的に拡大して
示す正面図である。
【符号の説明】
10 平版印刷版 12 積層束(平版印刷版積層構造体) 14 合紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が平版印刷版の塗布膜に
    接触して平版印刷版の塗布膜を保護する平版印刷版用合
    紙であって、 平版印刷版の幅W1及び長さL1に対し、この平版印刷
    版用合紙の幅W2及び長さL2が、 −5mm≦W1−W2≦50mm −5mm≦L1−L2≦50mm を満たすように設定されていることを特徴とする平版印
    刷版用合紙。
  2. 【請求項2】 厚み方向に積層された複数の平版印刷版
    と、 前記平版印刷版のそれぞれの塗布膜に接触配置された請
    求項1に記載の平版印刷版用合紙と、 を有することを特徴とする平版印刷版積層構造体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の平版印刷版積層構造体
    であって、 前記平版印刷版のエッジ位置に対する前記平版印刷版用
    合紙のエッジ位置の最大入り込み量が30mm以下とさ
    れ、 前記平版印刷版のエッジ位置に対する前記平版印刷版用
    合紙のエッジ位置の最大はみ出し量が5mm以下とさ
    れ、 ていることを特徴とする平版印刷版積層構造体。
  4. 【請求項4】 連続走行する長尺状の平版印刷版を切断
    する平版印刷版切断装置において切断前に平版印刷版の
    塗布膜に接触配置されて塗布膜を保護する長尺状の平版
    印刷版用合紙であって、 長尺状の平版印刷版の幅W3に対し、長尺状の平版印刷
    版用合紙の幅W4が、 −200mm≦W3−W4≦200mm を満たすように設定されていることを特徴とする平版印
    刷版用合紙。
  5. 【請求項5】 連続走行する長尺状の平版印刷版に対し
    連続走行する長尺状の平版印刷版用合紙を接触配置した
    後、切断装置によって所望の幅及び長さに切断する平版
    印刷版切断方法であって、 切断後の前記平版印刷版の幅方向のエッジ位置に対する
    前記平版印刷版用合紙の幅方向のエッジ位置の最大入り
    込み量が30mm以下となり、 切断後の前記平版印刷版の幅方向のエッジ位置に対する
    前記平版印刷版用合紙の幅方向のエッジ位置の最大はみ
    出し量が5mm以下となる、 ように平版印刷版を切断することを特徴とする平版印刷
    版切断方法。
  6. 【請求項6】 シート状の平版印刷版に対しこの平版印
    刷版の塗布膜を保護するシート状の平版印刷版用合紙を
    塗布膜に接触配置して平版印刷版と平版印刷版用合紙と
    を積層し積層束を構成する平版印刷版積層方法であっ
    て、 シート状の前記平版印刷版のエッジ位置に対するシート
    状の前記平版印刷版用合紙のエッジ位置の最大入り込み
    量が30mm以下となり、 シート状の前記平版印刷版のエッジ位置に対するシート
    状の前記平版印刷版用合紙のエッジ位置の最大はみ出し
    量が5mm以下となる、 ように平版印刷版用合紙を配置することを特徴とする平
    版印刷版積層方法。
  7. 【請求項7】 シート状の平版印刷版とこの平版印刷版
    の塗布膜に接触配置されたシート状の平版印刷版用合紙
    とで構成される非切断部材を切断する平版印刷版切断方
    法であって、 シート状の平版印刷版の切断位置が、前記平版印刷版の
    エッジ位置に対する前記平版印刷版用合紙の最大入り込
    み量よりもさらに0.3mm以上内側位置とされている
    ことを特徴とする平版印刷版切断方法。
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