JP2001205326A - 熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法 - Google Patents

熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板などの熱間圧延ラインで使用される粗圧
延機において、圧延材の搬送異常を早期に自動的に判定
して対策を行う。 【解決手段】 入側サイドガイドの入側と出側にセンサ
ーを設け、入側センサーで圧延材を検出した後、所定時
間経過後も出側センサーで検出できないとき、サイドガ
イド開度を拡大する。竪ロールor竪ロール入側と、竪ロ
ール出側とにセンサーを設け、竪ロールor竪ロール入側
センサーで圧延材を検出した後、所定時間経過後も出側
センサーで検出できないとき、竪ロールの回転速度低速
化or/and開度拡大を行う。圧延ロールor圧延ロール入側
と、圧延ロール出側とにセンサーを設け、圧延ロールor
圧延ロール入側センサーで圧延材を検出した後、所定時
間経過後も出側センサーで検出できないとき、圧延ロー
ルの回転速度低速化or/and開度拡大を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板などの熱間粗
圧延機において、圧延材の搬送異常を早期に自動的に判
定して対策を行う搬送法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板などの熱間圧延ラインにおいて、加
熱されたスラブはまず粗圧延機で中間板厚まで圧延さ
れ、ついでタンデム式の連続圧延機で所定の板厚まで仕
上げ圧延されて、熱延鋼帯などの製品となる。粗圧延機
としては、1台の圧延機で材料を往復圧延するリバース
ミルと、数台の圧延機を並べて1方向に圧延する方式が
ある。
【0003】粗圧延機において、圧延材のスラブは、サ
イドガイド、デスケーラおよび竪ロールを経て圧延ロー
ルに噛込まれ、1パス目の圧延が行われる。その後、同
様にして2パス目、3パス目・・・の圧延が行われる。
リバースミルでは圧延ロールの両側にこれらサイドガイ
ド等が設けられている。サイドガイドは圧延材を幅方向
両側からガイドするもの、デスケーラはスラブ面の酸化
スケールを水噴射により除去するもの、竪ロールは圧延
材を幅方向に圧下して圧延後の板幅を調整するものであ
る。
【0004】これら熱間粗圧延機において、圧延材先端
の形状などにより、圧延材の搬送異常が生じることがあ
る。例えば、前のパスで生じた圧延材の上反りや幅方向
の曲りによって、2パス目にサイドガイド、竪ロール、
あるいは圧延ロールを通過することができないなどの搬
送異常がある。
【0005】従来、このような圧延材の搬送異常に対し
ては、オペレータが目視観察により、あるいは圧延材の
トラッキング表示画面により、異常状態を判断して対処
していた。対処手段としては、搬送異常が生じたサイド
ガイド、竪ロール、あるいは圧延ロールの開度を広げた
り、回転速度を低めたり、さらには緊急停止し搬送ロー
ラを逆回転させて圧延材を引き出す、等の対策がオペレ
ータの手動操作により行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、搬送異
常をオペレータが判断して手動操作により対処する従来
法においては、判断や操作に遅れやミスがあると、圧延
が不可能となって製造歩留まりが低下するほか、圧延ラ
インの稼働率が低下し生産計画全体に影響する事態にも
なる。さらには圧延ラインの設備損傷を招くことにもな
る。特に圧延材の鋼種やサイズが変わったときには、搬
送異常が発生しやすい。
【0007】したがって、オペレータにかかる負荷が大
きく、特に同一の圧延ラインで多品種の材料を圧延する
ような場合には、その負荷がますます増大している。そ
こで本発明が解決しようとする課題は、鋼板などの熱間
圧延ラインで使用される粗圧延機において、圧延材の搬
送異常を早期に自動的に判定して対策を行うことのでき
る搬送法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1発明法は、熱間粗圧延機入側のサイドガ
イドの入側と出側とに、圧延材検出のためのセンサーを
設け、入側のセンサーで圧延材を検出した後、所定時間
経過後も出側のセンサーで圧延材を検出できないとき、
前記サイドガイドについて開度拡大の対策を行うことを
特徴とする、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法で
ある。そして第1発明法において、同時にデスケーラの
水噴射を停止させることが好ましい。また、前記対策を
行った後も出側のセンサーで圧延材を検出できないと
き、搬送ローラの回転を停止させるか、または逆転させ
ることが好ましい。
【0009】第2発明法は、熱間粗圧延機入側の竪ロー
ルまたは該竪ロールの入側と、該竪ロールの出側とに、
圧延材検出のためのセンサーを設け、前記竪ロールまた
は前記竪ロールの入側に設けたセンサーで圧延材を検出
した後、所定時間経過後も出側のセンサーで圧延材を検
出できないとき、前記竪ロールについて回転速度低速化
と開度拡大の一方または双方の対策を行うことを特徴と
する、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法である。
そして第2発明法において、同時にデスケーラの水噴射
を停止させることが好ましい。また、前記対策を行った
後も出側のセンサーで圧延材を検出できないとき、搬送
ローラおよび竪ロールの回転を停止させるか、または逆
転させることが好ましい。
【0010】第3発明法は、熱間粗圧延機の圧延ロール
または該圧延ロールの入側と、該圧延ロールの出側と
に、圧延材検出のためのセンサーを設け、前記圧延ロー
ルまたは前記圧延ロールの入側に設けたセンサーで圧延
材を検出した後、所定時間経過後も出側のセンサーで圧
延材を検出できないとき、前記圧延ロールについて回転
速度低速化と開度拡大の一方または双方の対策を行うこ
とを特徴とする、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方
法である。そして第3発明法において、同時にデスケー
ラの水噴射を停止させることが好ましい。また、前記対
策を行った後も出側のセンサーで圧延材を検出できない
とき、搬送ローラ、竪ロール、および圧延ロールの回転
を停止させるか、または逆転させることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明法を図1に示す粗圧延機の
例により説明する。図1において圧延材1は、搬送ロー
ラ2により矢印の方向に搬送され、サイドガイド3、デ
スケーラ4および竪ロール5を経て圧延ロール6に噛込
まれ圧延される。サイドガイド3では板幅方向両側から
ガイドされ、デスケーラ4では水噴射により圧延材表面
の酸化スケールが除去され、竪ロール5では幅方向に圧
下されて板幅が調整される。
【0012】粗圧延機がリバースミルの場合は、図1に
おいて圧延ロール6の左側にも、サイドガイド3、デス
ケーラ4が、それぞれ右側とほぼ対称位置に設けられ、
次パスでは圧延材1が右方向に搬送されて圧延される。
また複数の圧延機を並べて1方向に圧延する場合は、図
1と同様、各圧延ロール6の入側にそれぞれサイドガイ
ド3、デスケーラ4および竪ロール5が設けられてい
る。本発明法はこのような粗圧延機に適用されるもので
ある。
【0013】第1発明法では、入側のサイドガイド3の
入側と出側に圧延材検出のためのセンサーを設ける。入
側のセンサーとしては、HMD(熱間検出器)、CMD
(冷間検出器)、γ線検出器など、圧延材1の通過を検
出できるものであればよく、図1の例では、HMD方式
のサイドガイド入側センサー7を設けている。出側のセ
ンサーとしては、入側のセンサーと同様のものを設けて
もよく、またサイドガイド3出側にある竪ロール5のロ
ードセルをセンサーとすることもできる。図1の例で
は、このロードセルからなる竪ロールセンサー8をサイ
ドガイド出側のセンサーとしている。
【0014】そして、サイドガイド入側センサー7で圧
延材1を検出した後、所定時間a経過後も竪ロールセン
サー8で圧延材1を検出できないとき、圧延材1はサイ
ドガイド3で突っ掛けなどの搬送異常が生じたと判断
し、対策としてサイドガイド3の開度を設定開度より拡
大する。時間aおよびサイドガイド3の開度拡大の程度
は、圧延材1および圧延ラインに応じてあらかじめ設定
しておく。このとき、圧延材1の温度低下を抑制するた
めデスケーラ4の水噴射は停止するのが好ましい。
【0015】本例では、制御器11に時間aおよび開度
拡大の程度を入力しておき、上記判断ロジックによりサ
イドガイド3に対し指令信号を出力して、開度拡大を行
う。具体的には、制御器11において、サイドガイドセ
ンサー7の圧延材検出信号が入力されたら、竪ロールセ
ンサー8からの圧延材検出信号の入力有無を監視しはじ
め、時間a経過しても入力無のとき、サイドガイド3の
開度拡大信号を出力する。
【0016】その後も制御器11では、竪ロールセンサ
ー8からの圧延材検出信号の入力有無を監視し続け、入
力有で、サイドガイド3の開度を初期の設定開度に戻し
もしくは戻さず、デスケーラ4の水噴射を停止した場合
は水噴射を開始しもしくは停止のまま、監視を終了す
る。
【0017】この第1発明法において、サイドガイド3
について開度拡大の対策を行った後も竪ロールセンサー
8からの圧延材検出信号が入力無の場合、制御器11か
ら搬送ローラ2に対し信号を発し、搬送ローラ2の回転
を停止させるか、または逆転させるのが好ましい。これ
により圧延材1の搬送を停止し、サイドガイド3あるい
は圧延材1に対して異常回避の処置を行う。
【0018】搬送ローラ2の回転を停止または逆転させ
る時期としては、サイドガイド入側センサー7で圧延材
1を検出した後、所定時間b(b>a)経過した時点と
し、圧延材1および圧延ラインに応じてあらかじめ設定
しておく。また圧延材1は退避位置まで退避させ、搬送
ローラ2を正逆転させて該ローラ2との接触による局部
的な温度低下を抑制するのが好ましい。
【0019】第2発明法では、竪ロール5または竪ロー
ル5の入側と、竪ロール5の出側とに、圧延材検出のた
めのセンサーを設ける。竪ロール5に設けるセンサーと
しては、上記のようにロードセルからなる竪ロールセン
サー8等を採用でき、竪ロール5の入側センサーとして
は、上記サイドガイド入側センサー7と同様、HMD方
式のもの等を設けることができる。図1の例では竪ロー
ルセンサー8を採用している。
【0020】出側センサーとしては、上記サイドガイド
入側センサー7と同様のものを設けてもよく、また竪ロ
ール5出側にある圧延ロール6のロードセルをセンサー
とすることもできる。図1の例では、この圧延ロールセ
ンサー9を出側のセンサーとしている。
【0021】そして、竪ロールセンサー8で圧延材1を
検出した後、所定時間c経過しても圧延ロールセンサー
9で圧延材1を検出できないとき、圧延材1は竪ロール
5で突っ掛けやスリップなどの噛込み異常が生じたと判
断し、対策として、竪ロール5のロール回転速度を低速
化するか、竪ロール5の開度を設定開度より拡大する
か、あるいは回転速度低速化と開度拡大の双方を行う。
【0022】時間c、竪ロール5の回転速度低速化およ
び開度拡大の程度は、圧延材1および圧延ラインに応じ
てあらかじめ設定しておく。このとき、圧延材1の温度
低下を抑制するためデスケーラ4の水噴射は停止するの
が好ましい。
【0023】本例では、制御器11に時間c、および対
策として竪ロール5の回転速度低速化と開度拡大の一方
または双方の程度を入力しておき、上記判断ロジックに
より竪ロール5に対し指令信号を出力して、上記対策を
行う。具体的には、制御器11において、竪ロールセン
サー8の圧延材検出信号が入力されたら、圧延ロールセ
ンサー9からの圧延材検出信号の入力有無を監視しはじ
め、時間c経過しても入力無のとき、竪ロール5に対し
て回転速度低速化またはロール開度拡大、あるいはこれ
ら双方の信号を出力する。
【0024】その後も制御器11では、圧延ロールセン
サー9からの圧延材検出信号の入力有無を監視し続け、
入力有で、竪ロール5の回転速度および開度を初期値に
戻しもしくは戻さず、デスケーラ4の水噴射を停止した
場合は水噴射を開始しもしくは停止のまま、監視を終了
する。
【0025】この第2発明法において、竪ロール5の開
度を拡大する対策を行っても圧延ロールセンサー9から
の圧延材検出信号が入力無の場合、制御器11から搬送
ローラ2および竪ロール5に対し信号を発し、搬送ロー
ラ2および竪ロール5の回転を停止させるか、または逆
転させるのが好ましい。これにより圧延材1の搬送を停
止し、竪ロール5あるいは圧延材1に対して異常回避の
処置を行う。
【0026】搬送ローラ2および竪ロール5の回転を停
止または逆転させる時期としては、竪ロールセンサー8
で圧延材1を検出した後、所定時間d(d>c)経過し
た時点とし、圧延材1および圧延ラインに応じてあらか
じめ設定しておく。また圧延材1は退避位置まで退避さ
せ、搬送ローラ2を正逆転させてローラとの接触による
局部的な温度低下を抑制するのが好ましい。
【0027】第3発明法では、圧延ロール6または圧延
ロール6の入側と、圧延ロール6の出側とに、圧延材検
出のためのセンサーを設ける。圧延ロール6に設けるセ
ンサーとしては、上記のようにロードセルからなる圧延
ロールセンサ−9等を採用でき、入側センサーとして
は、上記サイドガイド入側センサー7と同様、HMD方
式のもの等を設けることができる。図1の例では圧延ロ
ールセンサー9を採用している。出側センサーとして
は、上記サイドガイド入側センサー7と同様のものを採
用して、図1のように圧延ロール出側センサー10とす
ることができる。
【0028】そして、圧延ロールセンサー9で圧延材1
を検出した後、所定時間e経過しても圧延ロール出側セ
ンサー10で圧延材1を検出できないとき、圧延材1は
圧延ロール6で突っ掛けやスリップなどの噛込み異常が
生じたと判断し、圧延ロール6のロール回転速度を低速
化するか、圧延ロール6の開度を設定開度より拡大する
か、あるいは回転速度低速化と開度拡大の双方を行う。
【0029】時間e、圧延ロール6の回転速度低速化お
よびロール開度拡大の程度は、圧延材1および圧延ライ
ンに応じてあらかじめ設定しておく。このとき、圧延材
1の温度低下を抑制するためデスケーラ4の水噴射は停
止するのが好ましい。
【0030】本例では、制御器11に時間e、および対
策として圧延ロール6の回転速度低速化と開度拡大の一
方または双方の程度を入力しておき、上記判断ロジック
により圧延ロール6に対し指令信号を出力して、上記対
策を行う。具体的には、制御器11において、圧延ロー
ルセンサー9の圧延材検出信号が入力されたら、圧延ロ
ール出側センサー10からの圧延材検出信号の入力有無
を監視しはじめ、時間e経過しても入力無のとき、圧延
ロール6に対して回転速度低速化またはロール開度拡
大、あるいはこれら双方の信号を出力する。
【0031】その後も制御器11では、圧延ロール出側
センサー10からの圧延材検出信号の入力有無を監視し
続け、入力有で、圧延ロール6の回転速度および開度を
初期値に戻しもしくは戻さず、デスケーラ4の水噴射を
停止した場合は水噴射を開始しもしくは停止のまま、監
視を終了する。
【0032】この第3発明法において、圧延ロール6に
対する上記対策を行っても圧延ロール出側センサー10
からの圧延材検出信号が入力無の場合、制御器11から
搬送ローラ2、竪ロール5および圧延ロール6に対し信
号を発し、搬送ローラ2、竪ロール5および圧延ロール
6の回転を停止させるか、または逆転させるのが好まし
い。これにより、圧延材1の搬送を停止し、圧延ロール
6あるいは圧延材1に対して異常回避の処置を行う。
【0033】搬送ローラ2、竪ロール5および圧延ロー
ル6の回転を停止または逆転させる時期としては、圧延
ロールセンサー9で圧延材1を検出した後、所定時間f
(f>e)経過した時点とし、圧延材1および圧延ライ
ンに応じてあらかじめ設定しておく。また圧延材1は退
避位置まで退避させ、搬送ローラ2を正逆転させてロー
ラとの接触による局部的な温度低下を抑制するのが好ま
しい。
【0034】
【実施例】鋼板の熱間圧延ラインにおいて、図1に示す
ような粗圧延機に本発明法を適用して圧延材1の搬送を
行った。第1発明法のフローチャートを図2に、第2発
明法のフローチャートを図3に、第3発明法のフローチ
ャートを図4に、それぞれ示す。各発明法とも、搬送異
常を早期に自動判定して対策を行うことができ、操業が
安定した。
【0035】
【発明の効果】本発明法により、鋼板などの熱間圧延ラ
インで使用される粗圧延機において、圧延材の搬送異常
を早期に自動的に判定して対策を行うことができる。こ
のため、圧延材の鋼種変更やサイズ変更の際など、従来
は搬送異常が発生しやすかった場合においても、操業が
安定し、オペレータの負荷が軽減され、圧延ラインの稼
働率低下や設備損傷などを大幅に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法の例を示す説明図である。
【図2】本発明の第1発明法の例を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の第2発明法の例を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の第3発明法の例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…圧延材 2…搬送ローラ 3…サイドガイド 4…デスケーラ 5…竪ロール 6…圧延ロール 7…サイドガイド入側センサー 8…竪ロールセンサ
ー 9…圧延ロールセンサー 10…圧延ロール出側
センサー 11…制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明田 成徳 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 Fターム(参考) 4E026 GA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間粗圧延機入側のサイドガイドの入側
    と出側とに、圧延材検出のためのセンサーを設け、入側
    のセンサーで圧延材を検出した後、所定時間経過後も出
    側のセンサーで圧延材を検出できないとき、前記サイド
    ガイドについて開度拡大の対策を行うことを特徴とす
    る、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、前記対策を行
    った後も出側のセンサーで圧延材を検出できないとき、
    搬送ローラの回転を停止させるか、または逆転させるこ
    とを特徴とする、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方
    法。
  3. 【請求項3】 熱間粗圧延機入側の竪ロールまたは該竪
    ロールの入側と、該竪ロールの出側とに、圧延材検出の
    ためのセンサーを設け、前記竪ロールまたは前記竪ロー
    ルの入側に設けたセンサーで圧延材を検出した後、所定
    時間経過後も出側のセンサーで圧延材を検出できないと
    き、前記竪ロールについて回転速度低速化と開度拡大の
    一方または双方の対策を行うことを特徴とする、熱間粗
    圧延機における圧延材の搬送方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の方法において、前記対策を行
    った後も出側のセンサーで圧延材を検出できないとき、
    搬送ローラおよび竪ロールの回転を停止させるか、また
    は逆転させることを特徴とする、熱間粗圧延機における
    圧延材の搬送方法。
  5. 【請求項5】 熱間粗圧延機の圧延ロールまたは該圧延
    ロールの入側と、該圧延ロールの出側とに、圧延材検出
    のためのセンサーを設け、前記圧延ロールまたは前記圧
    延ロールの入側に設けたセンサーで圧延材を検出した
    後、所定時間経過後も出側のセンサーで圧延材を検出で
    きないとき、前記圧延ロールについて回転速度低速化と
    開度拡大の一方または双方の対策を行うことを特徴とす
    る、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の方法において、前記対策を行
    った後も出側のセンサーで圧延材を検出できないとき、
    搬送ローラ、竪ロール、および圧延ロールの回転を停止
    させるか、または逆転させることを特徴とする、熱間粗
    圧延機における圧延材の搬送方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの方法におい
    て、デスケーラの水噴射を停止させることを特徴とす
    る、熱間粗圧延機における圧延材の搬送方法。
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