JP2000280016A - シートバーの下反り検知方法 - Google Patents

シートバーの下反り検知方法

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JP2000280016A
JP2000280016A JP11087843A JP8784399A JP2000280016A JP 2000280016 A JP2000280016 A JP 2000280016A JP 11087843 A JP11087843 A JP 11087843A JP 8784399 A JP8784399 A JP 8784399A JP 2000280016 A JP2000280016 A JP 2000280016A
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JP
Japan
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sheet bar
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downward
downward bend
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JP11087843A
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English (en)
Inventor
Takushi Kagawa
卓士 香川
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2273/00Path parameters
    • B21B2273/02Vertical deviation, e.g. slack, looper height

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱間圧延における搬送中のシートバー10の先
端及び尾端の下反り11を、新たに機械的な装置を追加
することなく検出する。 【解決手段】搬送ロール駆動モータ5の負荷電流の変化
を検出し、この変化がしきい値8を越えたとき下反りで
あると認識し、信号9を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延でのシー
トバー先尾端の下反り検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延ラインにおいては、加熱炉に加
熱された鋼片を粗圧延機により圧延して厚さ20〜40
mm程度のシートバーとし、このシートバーを複数のス
タンドが連設されてなる仕上圧延機によって厚さ1mm
〜20mm程度の熱延鋼帯に圧延することが行われる。
ここで、仕上圧延機の出側における鋼帯の温度をコント
ロールすることにより熱延鋼帯の材質や表面品質の管理
が行われており、仕上圧延機出側温度が目標温度範囲を
外れると、圧延された熱延鋼帯製品は不良品となってし
まう。仕上圧延機出側温度のコントロールは、仕上圧延
機のスタンド間に設置した鋼帯の冷却装置から冷却水を
噴射させることにより行われるが、仕上圧延機入側の温
度が低すぎる場合には前記仕上圧延機出側温度は目標範
囲よりも低くなってしまう。そのため、仕上圧延機入側
には、シートバーを幅方向全体にわたって加熱するシー
トバーヒータや、シートバーの幅端を加熱するエッジヒ
ータといったシートバーの加熱装置の設置が試みられて
いる。
【0003】例えば、シートバーヒータとしては、一般
にソレノイド型誘導加熱装置30と呼ばれる加熱装置が
ある。ソレノイド型誘導加熱装置30は、図4に示すよ
うに、搬送ロール3間にシートバー10を巻回すように
配置した誘導加熱コイル31に電源32から高周波電流
を流すことによりシートバーを加熱するものである。ソ
レノイド型誘導加熱装置の場合、効率よくシートバーを
加熱するようにするために、シートバーと誘導加熱コイ
ルとの間隔が非常に狭くなっている。したがって、粗圧
延後のシートバー10の先端や尾端に下反りや上反りが
発生していた場合には、シートバーの先端あるいは尾端
が誘導加熱コイル31に突っかかって誘導加熱装置30
を破損させてしまう。そのため、誘導加熱装置30は、
ライン外に待避可能となっており、シートバーの先端お
よび尾端の下反りや上反りの有無を検知して、反り量が
誘導加熱装置に突っかかる程度に大きい場合には、誘導
加熱装置をライン外に待避させるようにする必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、熱間圧延におけ
るシートバーの下反りは、機械的な可動レバーへの接触
によって検出する技術がある。
【0005】シートバーの下反りを検出するためにシー
トバーの搬送ライン中に機械的な可動レバー等の手段を
設けるには、機械的な装置を設置するスペースが必要で
あり、また費用が嵩むばかりでなく、装置の劣化による
誤動作も生じやすく、正常な機能を維持するためのメン
テナンスも必要である。
【0006】本発明は、新たに機械的な装置を追加する
ことなく、電気的な下反り検出手段を既設装置に付加す
ることによって、メンテナンスフリーな下反り検出技術
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するためになされたもので、その技術手段は、熱間圧
延における搬送中のシートバーの先端又は尾端の下反り
を搬送ロール駆動モータの負荷電流の変化によって検出
することを特徴とするシートバーの下反り検知方法であ
る。シートバー搬送ロールにシートバーの先端が接触す
るときシートバーに下反りがあると、搬送ロールの負荷
電流が瞬時に急激に変化するので、その変化値が設定値
(しきい値)越える値であるか否かによって下反りを判
定する。この判定に当たり、誤動作を避けるために複数
の搬送ロールの駆動モータの負荷電流の瞬時変化を採用
し、これらの値を基準値と比較して下反りを判定するこ
ととすると、誤動作を好適に防止することができる。上
記検知信号は、音響その他の警報またはディスプレイ表
示等によって確認することができる。また、この検知信
号をシートバーの搬送を停止させる制御装置に入力して
搬送を自動停止させることが好ましい。そして、シート
バーの搬送を停止させた状態で、前述の誘導加熱装置を
ライン外へ退避させた後、シートバーの搬送を再開すれ
ばよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は、下反りしたシートバー10
が搬送ロール3に衝突した様子を示す搬送ロール側面図
である。シートバー10は多数の搬送ロール3上を搬送
方向2方向に搬送される。各搬送ロール3はそれぞれ駆
動モータ5によって回転駆動される。
【0009】図1に示すように、シートバー10の先端
部が搬送ロール3に接触するとき下反り部11があると
ロール3の回転トルクが大きく変化しこのため駆動モー
タ5の負荷電流6が瞬間的に大きく変化する。この電流
変化は下反りが大きいほど大きくなる傾向がある。この
電流を検出する検出装置7を設ける。許容できる下反り
量を超える下反りによる電流変化をしきい値として定
め、これを設定値8として検出装置7に設定する。そし
て、駆動モータ5の負荷電流の瞬間値が設定値8を超え
たとき信号9を出力するようにする。出力信号9に基づ
き、自動でシートバーの構造を停止するようにしてもよ
い。警報を出したりディスプレイ表示を行うようにし
て、これにもとづき手動でシートバーの搬送を停止して
もよい。このような検出装置7は、負荷電流6を測定す
る電流計と、その電流波形を解析する装置と、解析結果
を出力する装置によって簡単に実現することができる。
【0010】図2および図3は、本発明の一実施例を示
すグラフである。図2は、シートバーの先端が搬送ロー
ル3を通過する際の駆動モータ5の負荷電流の変化を示
す。図2(a)はシートバー先端に下反りがない場合
を、図2(b)は下反りがある場合の負荷電流変化を示
す。搬送ロールの駆動モータの負荷電流21の立上り2
2を下反りと判断する設定値23と比較し、これを越え
たとき下反りと判定し信号を出力する。
【0011】図3は、シートバーの尾端が搬送ロール3
を通過する際の駆動モータ5の負荷電流の変化を示す。
図3(a)はシートバー尾端に反りがない場合を、図3
(b)は反りがある場合を示す。シートバー尾端が搬送
ロールを通過後は、搬送ロール3は空転状態となるの
で、負荷電流はシートバー尾端通過前よりも低くなる。
シートバー尾端が通過する際に、シートバー尾端に下反
りがあると、負荷電流21の立上り24が発生する。し
たがって、この立上り24を下反りと判断する設定値2
3と比較し、これを越えたとき下反りと判定し信号を出
力する。
【0012】本発明では、シートバー搬送ロール3を駆
動する駆動モータ5の負荷電流変化を用いて下反りを検
出するようにしたから、機械的な装置を新設することな
く、メンテナンスフリーで目的を達成することができ
る。本発明は、電気的に瞬間的なトルクの異常変化を検
出するので検出精度が高く、誤動作が少ない。
【0013】なお、常時負荷の掛かっているロールで
は、回転数の変化からトルクの変化を判定することがで
きるが、本発明では、シートバーがロールに衝突すると
きの瞬間的な変化で判断するので、回転数の変化からト
ルクを判定する技術とは異なるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、搬送ロールの駆動モー
タの負荷電流変化を用いて、シートバーの下反りを検出
するようにしたので、新たに機械的な検出装置を設ける
ことなく、既設機能により下反りの確実な検出ができる
ようになった。また、機械的な装置を用いないので、メ
ンテナンスフリーという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】下反りしたシートバーが搬送ロールに衝突する
様子を示す側面図である。
【図2】下反りしたシートバーが衝突した搬送ロールの
負荷電流変化を示すグラフである。
【図3】下反りしたシートバーが通過した搬送ロールの
負荷電流変化を示すグラフである。
【図4】ソレノイド型誘導加熱装置の説明図である。
【符号の説明】
2 搬送方向 3 搬送ロール 5 駆動モータ 6 負荷電流 7 検出装置 8 設定値 9 信号 10 シートバー 11 下反り部 21 負荷電流 22 立上り 23 しきい値(設定値) 24 立上り 30 誘導加熱装置 31 誘導加熱コイル 32 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 13/04 B21B 37/00 116L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延における搬送中のシートバーの
    先端又は尾端の下反りを搬送ロール駆動モータの負荷電
    流の変化によって検出することを特徴とするシートバー
    の下反り検知方法。
JP11087843A 1999-03-30 1999-03-30 シートバーの下反り検知方法 Withdrawn JP2000280016A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110355A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Jfe Steel Kk スラブ幅圧下プレス設備におけるスラブ先端部搬送不良検出方法および幅圧下プレス方法
JP2008150663A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Jfe Steel Kk 鋼帯形状検出装置
JP2010188384A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nisshin Steel Co Ltd ホットバー先端の反り制御方法
JP2021186818A (ja) * 2020-05-27 2021-12-13 Jfeスチール株式会社 厚鋼板の板反り検知方法及び板反り検知システム

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Effective date: 20060606