JP2021186818A - 厚鋼板の板反り検知方法及び板反り検知システム - Google Patents
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Abstract
Description
前記非接触式距離計による距離測定値と、前記製造ラインのライン速度情報とを用いて、厚鋼板の形状(上反りまたは下反り)を判別し、
前記非接触式距離計による距離測定値と、前記製造ラインのロール間の開口部で厚鋼板の先端部及び尾端部の支持が無くなることによる自重たわみと、下反り厚鋼板における距離測定中の自重たわみと、を用いて、厚鋼板の上反り量または下反り量を算出し、
算出した上反り量または下反り量が予め設定したそれぞれの閾値を超えたときに、前記製造ラインを停止させることを特徴とする、厚鋼板の板反り検知方法。
該非接触式距離計による距離測定値、及び、前記製造ラインのライン速度情報に基づいて厚鋼板の形状(上反りまたは下反り)を判別し、且つ、
前記非接触式距離計による距離測定値と、前記製造ラインのロール間の開口部で厚鋼板の先端部及び尾端部の支持が無くなることによる自重たわみと、下反り厚鋼板における距離測定中の自重たわみと、を用いて、厚鋼板の上反り量または下反り量を算出するとともに、
算出した上反り量または下反り量が予め設定したそれぞれの閾値を超えたときに、前記製造ラインを停止させる信号を発信する板反り検知計算機と、
を有することを特徴とする、厚鋼板の板反り検知システム。
本発明においては、厚鋼板6の幅方向1基または複数基のレーザー距離計3aで、厚鋼板6の上反り及び下反りを検出する。板反り検知計算機2は、レーザー距離計3aによる距離測定値とライン速度情報とを用いて、厚鋼板6の形状(厚鋼板6の表面の傾き)を判別する。つまり、板反り検知計算機2は、上反り検出ロジック及び下反り検出ロジックを用いて厚鋼板6の板反りを検出する。
レーザー板厚計下部測定ヘッド5bの設置位置、つまり、ロール間の開口部を厚鋼板6が通過するときには、厚鋼板6の先端部及び尾端部は支持されないので、自重たわみが発生する。自重たわみが発生した場合、厚鋼板6の先端部及び尾端部は、自重たわみの分を加えて、レーザー板厚計下部測定ヘッド5bに近づくので、板厚に応じたたわみ量を補正する必要がある。
下反り厚鋼板の場合、厚鋼板のたわみは、レーザー距離計3aによる距離計測定中でも発生する。変形のない平坦な厚鋼板は、1m間隔に設置された各ロール4に支持されながら搬送される。しかし、長手方向に大きく下反りした厚鋼板の場合、図7に示すように、先端部や尾端部の持ち上がりによって、或る長さ範囲まではロール4に支持されることなく、パスラインよりも鉛直方向上側に位置する。この時、厚鋼板には、自重によるたわみが発生しており、この状態の厚鋼板の形状をレーザー距離計3aで測定することになる。これにより本来の下反り量よりも過少に評価してしまう可能性がある。
最大で19mmの補正を行うこととした。
上反り閾値は、例えばレーザー板厚計上部測定ヘッド5aのように、パスラインの上方に設置される設備とパスラインとの距離をLU(mm)とすると、0.8×LU以下の値とすることが好ましい。上反り閾値を0.8×LU以下とすることで、厚鋼板がパスライン上で振動しても、パスラインの上方に設置される設備と厚鋼板の先端及び尾端との衝突が防止される。上反り厚鋼板の場合には、先端部及び尾端部の支持が無くなることによる自重たわみ量δは、設備と厚鋼板の先端及び尾端との衝突に対しては有利に作用する。
2 板反り検知計算機
3 非接触式距離計
3a レーザー距離計
4 ロール
5 レーザー板厚計
5a レーザー板厚計上部測定ヘッド
5b レーザー板厚計下部測定ヘッド
6 厚鋼板
7 レーザー光
8 レーザー光
9 レーザー光
Claims (3)
- 非接触式距離計を用いて、厚鋼板の製造ラインを搬送される厚鋼板の表面までの距離を測定し、
前記非接触式距離計による距離測定値と、前記製造ラインのライン速度情報とを用いて、厚鋼板の形状(上反りまたは下反り)を判別し、
前記非接触式距離計による距離測定値と、前記製造ラインのロール間の開口部で厚鋼板の先端部及び尾端部の支持が無くなることによる自重たわみと、下反り厚鋼板における距離測定中の自重たわみと、を用いて、厚鋼板の上反り量または下反り量を算出し、
算出した上反り量または下反り量が予め設定したそれぞれの閾値を超えたときに、前記製造ラインを停止させることを特徴とする、厚鋼板の板反り検知方法。 - 厚鋼板の製造ラインの鉛直上方または鉛直下方に設置され、前記製造ラインを搬送される厚鋼板の表面までの距離を測定する非接触式距離計と、
該非接触式距離計による距離測定値、及び、前記製造ラインのライン速度情報に基づいて厚鋼板の形状(上反りまたは下反り)を判別し、且つ、
前記非接触式距離計による距離測定値と、前記製造ラインのロール間の開口部で厚鋼板の先端部及び尾端部の支持が無くなることによる自重たわみと、下反り厚鋼板における距離測定中の自重たわみと、を用いて、厚鋼板の上反り量または下反り量を算出するとともに、
算出した上反り量または下反り量が予め設定したそれぞれの閾値を超えたときに、前記製造ラインを停止させる信号を発信する板反り検知計算機と、
を有することを特徴とする、厚鋼板の板反り検知システム。 - 前記非接触式距離計は、前記製造ラインの鉛直上方で且つ製造ラインのロールの鉛直上方に設置されていることを特徴とする、請求項2に記載の厚鋼板の板反り検知システム。
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2020
- 2020-05-27 JP JP2020091893A patent/JP7207367B2/ja active Active
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