JP2001200319A - 熱処理ラインの急速冷却領域におけるストリップのリンクル形成を低減させる方法及び装置 - Google Patents

熱処理ラインの急速冷却領域におけるストリップのリンクル形成を低減させる方法及び装置

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JP2001200319A
JP2001200319A JP2000377012A JP2000377012A JP2001200319A JP 2001200319 A JP2001200319 A JP 2001200319A JP 2000377012 A JP2000377012 A JP 2000377012A JP 2000377012 A JP2000377012 A JP 2000377012A JP 2001200319 A JP2001200319 A JP 2001200319A
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Catherine Pasquinet
パスクイネ キャサリーヌ
Xavier Cluzel
クルゼル ザビエ
Akli Elias
エイリアース アクリ
Jerome Muller
ムレール ジェローム
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Fives Stein SA
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Stein Heurtey SA
Sollac SA
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    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急速冷却中にストリップ上のリンクル形成を
制限し、同時に、急速冷却領域中をストリップが通過す
るときのほぼ計画通りの速度(nominal speed)を維持
することを可能にする方法、しかも製造ロス無しに可能
にする方法を提供する。 【解決手段】 連続的熱処理ライン中で冷却される金属
ストリップ1上のリンクルの形成を低減させ、前記スト
リップ1が、冷却ガスを吹き付けるための手段を備えた
ボックスを有する冷却領域2中を通過する方法におい
て、前記方法が、冷却サイクルのスロープのそれぞれの
変化点での冷却の強度を緩やか変化させることからなる
金属ストリップ1上のリンクルの形成を低減させる方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップの
熱処理ラインの急速冷却チャンバーの改良に関し、特に
は、連続的熱処理ラインにおいて冷却される金属ストリ
ップに形成されるリンクル(wrinkles)を低減させるこ
とに有り、この熱処理においては、前記ストリップは、
冷却ガス吹き付け手段を備えた冷却領域を通過する様に
作られている。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用される技術的分野を明確に
位置付けるために、最初に図1を参照して説明する。図
1(a)は、熱処理ライン中のメタル・ストリップ冷却
領域の概略的一部切り欠き斜視図である。
【0003】図1(a)は、入口ローラー(entrance ro
ller)3及び出口ローラー(exit roller)10を経過し
て、急速冷却領域2中を通過するストリップ1を示す。
ストリップ1は、領域2を通過中、例えば4,5及び
6,7の様な、一定数の対の冷却ボックスにより吹き付
けられる冷却ガスの噴射に曝され、各ボックスは、噴射
手段を備え、ストリップのいずれかの側に位置してい
る。例えば4,5及び6,7のような冷却ボックスは限
定された長さを有し、4と6並びに5と7の様な二つの
連続的な冷却ボックス間に、ローラー8,9の様な一つ
あるいはそれ以上の安定させるためのローラー又はロー
ラー対が取り付けられる。これら周知のローラーは、ス
トリップ1を導き且つ安定させるためのものである。
【0004】冷却ガスは、どのような従来の手段、例え
ばUS−A−3068586号に記載されている様な手
段、によってストリップに吹き付けられても良い。
【0005】図1(a)と関連して、図1(b)のグラ
フは、ストリップ1が領域2を通過中に受ける冷却の強
度(intensity)φを示す。ストリップ1は、最初の冷
却ボックス4と5の間に入る間、ストリップ1は、いき
なり高冷却気流(flux)に曝され、その強さは冷却ボッ
クス全長に亘ってコンスタントに維持され、それから、
この強さは、前記ボックスを出る時に突然に減少する。
ストリップが受ける強さのこの変化は、図1(b)には
っきりと見られるように、ストリップが、領域2の全長
に亘って位置する後続の冷却ボックスの各対の間を通過
するときに繰り返される。
【0006】ボックスの長さに亘ってストリップを冷却
する強度は、吹き付けられる冷却ガスの温度、ボックス
に設けられている吹きつけオリフィスの幾何学的特徴及
びこれらオリフィスからのストリップまでの距離により
決まる。
【0007】ストリップ−コーティング(strip-coatin
g)又は熱処理ラインの熱処理能力(performance)は、
急速冷却サイクル、あるいは、非常に高い冷却ガスフロ
ー割合を必要とする比較的急速な冷却スロープの連続
(succession)から成るサイクルを用いることにより増
加する。
【0008】図2は、例えば、ストリップがスロープA
−B,C−D及びE−Fで冷却され、少なくともこれら
スロープの一つが、従来技術の特徴的冷却スロープより
も大きなタイプの冷却サイクルを説明する。図2では、
区間B−C及びD−Eは、冷却の不連続性を示し、この
不連続性は、図1(a)に示すローラー8及び9の様な
安定用ローラーに適合するように、吹き付けボックス間
の間隔と関係している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】冷却スロープ中のこの
増加は、このタイプの冷却領域に致命的な問題、即ち、
製品の品質を低下させる、ストリップ上のリンクルの形
成を生じさせて来た。本発明の目的は、この問題を解決
することに有り、そのため、急速冷却中にストリップ上
のリンクル形成を制限し、同時に、急速冷却領域中をス
トリップが通過するときのほぼ計画通りの速度(nomina
l speed)を維持することを可能にする方法、しかも製
造ロス無しに可能にする方法を提供する。
【0010】従来技術に対応した解決策として提起さ
れ、本発明で解決された技術的問題は、以下に詳細に述
べられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】冷却ボックスにより吹き
付けられるガス噴射の効果としてストリップは冷却され
るが、このストリップの冷却は、ストリップの進行方向
に平行方向及び直角方向にストリップの材料の収縮をも
たらす。ストリップの進行方向の収縮は、冷却領域又は
ラインの中の冷却領域に組み込まれているストリップ張
力制御装置により相殺される。
【0012】ストリップ進行方向と直角の方向に起こる
収縮により、ストリップの材料中に軸方向に向けられた
圧縮力が作り出される。
【0013】吹き付けボックスの全長に亘って、ストリ
ップを冷却する気流の強さは一定であって、ストリップ
の一区間に存在する圧縮力とそれの進行方向に先行する
ストリップの区間に存在する圧縮力には顕著な差異は無
い。
【0014】冷却の強さが急激に変わる時、ストリップ
の一区間中の圧縮力は、弱い冷却力で冷却されている先
行する区間中に存在する圧縮力より、大きくなることが
ある。例えば、一対の冷却ボックスの入口又は出口で見
られるような、これら二つの区間の冷却スロープにおけ
る変化が大きければ大きいほど、この差異は大きくな
る。
【0015】図3は、図2のサイクルにより生じた、こ
のストリップを冷却する際の様々な段階でストリップの
材料中に生じる熱物理学的応力のコンピュータによるモ
デリング(modelling)の結果を示す。
【0016】この図3は、上記現象を説明し、冷却領域
の長さLに亘る温度変化及びその結果としての材料中の
応力の変化を示す。
【0017】曲線Clは、冷却領域を通過中のストリッ
プの理論上の温度変化を、曲線C2は、冷却領域の構造
的な制約に関連した冷却の不連続性による特異性を有す
る温度の実際の変化をそれぞれ示し、また、曲線C3
は、冷却領域の全長に亘るストリップ材料中の応力変化
を示す。
【0018】曲線C2については、冷却スロープのそれ
ぞれの変化は仮令小さなものであっても、材料中に大き
な応力のピークが有ることがわかる。冷却スロープが一
定になるとすぐに応力は減少し、冷却スロープの次の変
更で、おそらく逆向きの応力として、再度現れる。ま
た、曲線C2上の冷却スロープのそれぞれの変化には、
曲線C3上にそれに対応する応力のピークがあるのが分
かる。
【0019】この応力ピークの大きさは、ストリップの
温度及び冷却スロープの変化により決まる。即ち、応力
ピークの大きさは、曲線C2上の点又は、ストリップ
が、図1の4及び5の様な一対の冷却ボックスに相当す
る冷却領域に入るか又は出る時点に相当する点の冷却率
の変化により決まる。
【0020】ストリップの軸に直角な応力は、圧縮力を
生み、その強さはストリップにリンクルを作り出す。こ
れらのリンクルは様々な形をとる。即ち、それらはスト
リップの長さに亘って連続的又は不連続的である。ま
た、それらは、ストリップの軸に平行であったり、又は
その幅を横切って曲がりくねっていることもある。ま
た、それらは、単一のリンクルであったり、又は連続的
又は非連続的な幾つかの平行リンクルに成長することも
あり、そのリンクルは直線であったり、又は規則的ある
いは不規則的な曲線であったりする。
【0021】これらリンクルの形成から生じる問題を解
決するために、本発明は、以下の特徴を有する方法を提
供する。即ち、本発明の方法は、冷却サイクルのスロー
プ中のそれぞれの変化点での冷却の強さを緩やかに変化
させることからなり、それによって材料中の対応する応
力のピークを制限し、また、ストリップの進行方向に直
角な方向の圧縮力を低減又は除去することができること
に本質的に特徴を有する。その(低減又は除去する)応
力は、ストリップの二つの連続する区域の間のまさにそ
のポイントで生じ、リンクルを作る原因となるものであ
る。
【0022】本発明の方法は図4(b)に説明されてお
り、図4(b)は、ストリップ1の急速冷却領域2の一
部を示す図1(a)と類似の図4(a)と関連してい
る。図4(b)は、冷却ボックス4及び5の入口及び出
口の位置で施される方法によって得られるストリップの
冷却効果の改良を示す。本発明の主題を形成する方法
が、ストリップ冷却サイクル中で冷却スロープの変化が
起きる冷却領域中のどのような点で使用されても良い、
ということは、当業者にとっては自明である。
【0023】本発明の方法は、問題となる温度での機械
的特性と矛盾する応力を材料の中に生じさせる元になる
収縮を起こさせない、そのような熱処理をストリップ材
料に施こすことによって、最終製品の品質を改良する。
【0024】本発明の方法は、入口ローラー3と一番目
の冷却ボックス4,5の対との間、設置されているボッ
クスの二つの連続するボックスの間、出口ボックス及び
出口ローラー10間、又はプラントのどのようなポイン
トでも起こり得る、冷却スロープの急激な変化を制限す
る手段、又は各場所での冷却の緩やかな変化を可能にす
るのに適したどのような手段によっても、実行できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の方法を実行するための様
々な手段が図解的に、図5〜図10を参照して、以下に
述べられるが、これらは本発明を制限するものではな
い。これらの図は、最初の冷却ボックス4及び5を有す
る冷却領域2のスタートを概略的に示し、前記冷却ボッ
クス4及び5の間で冷却されるストリップ1が前記ボッ
クスに設けられた吹き付け手段により吹き付けられる冷
却ガスの噴射の作用を受けることを示している。
【0026】図5に示される実施例では、冷却ボックス
4及び5が、11のような管又はノズルからなる従来の
吹き付け手段を備え、この吹き付け手段はストリップ1
に面するボックスの全表面上に位置している。冷却ボッ
クス4及び5は吹き付け手段11を備え、ストリップの
進行方向一番目の吹き付け手段11は、ボックスの中央
部に位置するそれらより大きな吹き付けオリフィスとス
トリップ間の距離を有し、このことによって冷却効果は
低下する。図5に見られるように、吹き付けオリフィス
とストリップ間の距離は、ボックスの全長上に安定した
値まで徐々に小さくなり、所望の効果通り、緩やかにス
トリップを冷却する。
【0027】図6に示される実施例では、冷却ボックス
4及び5は吹き付け手段11を備え、ストリップが進行
する方向の一番目の吹き付け手段は、ボックスの中央部
に位置するものより大きなピッチ又は間隔を有し、スト
リップを緩やかに冷却する。
【0028】ストリップの冷却効率(cooling efficien
cy)の緩やかな変化は、冷却ボックス4及び5の吹き付
けオリフィス11用及び冷却スロープが変化するポイン
トの近くに位置するオリフィス用の各供給圧力を変える
ことによっても得られる。図7に示される実施例では、
吹き付けオリフィス11用供給圧力のこの変化は、吹き
付け用の冷却ボックス4及び5を分割することにより達
成され、それらの各入口部分は独立してマニホルド14
及び15によって、他の部分にマニホルド16及び17
によって供給される圧力より低い圧力で、供給される。
【0029】本発明によれば、同じボックスの様々な吹
き付け領域用の供給圧力は、その領域の外部に有る手段
を用いて、様々な方法で修正することができ、これらの
手段は、設備(equipment)を制御するための装置によ
り制御でき、これは、冷却強度の変化が起こされる場所
でなされる。
【0030】類似の技術的効果は、冷却を緩やかに変化
させることが望ましいボックスのその部分上の吹き付け
オリフィス11の断面積を小さくすることにより得られ
る。その様な解決法は、図8で説明され、図8では、一
定のピッチ又は間隔で設けられた吹き付けオリフィス1
1の断面積の縮小が、これらの吹き付けオリフィスがボ
ックス全体の公称値(nominal value)に到達するま
で、ストリップの進行方向で緩やかに行なわれる。
【0031】図9は、本発明の他の実施例を説明してい
る。この実施例では、例えばバッフル(baffle)12の
ような調流装置(baffle)が設けられ、これら調流装置
は、冷却スロープの変化が起きるポイントの近くで、ス
トリップの各側及び冷却ボックス4及び5の側面に取り
付けられている。これらバッフル12は、吹き付けオリ
フィス11から噴射される冷却ガスの流れを、ストリッ
プの動きに対して反対の方向のストリップ(矢印13)
に平行に強制的に向ける。このようにして、冷却ガス
は、調流装置とストリップの間に導かれる。この配置に
よって、冷却ガスの温度が上がり、こうして、バッフル
12の長さ上に、冷却の望ましい緩やかな変化を作り出
す。
【0032】図10はまた、本発明の装置の他の実施例
を示し、これは、二対の連続する冷却ボックス4,5及
び6,7間の冷却の中断(break)を制限する様に意図
されており、これら前記ボックス間には安定用ローラー
8及び9が位置している。この実施例には、吹き付けオ
リフィス11が、可能な限り大きくされた冷却ボックス
5及び6上に置かれ、冷却を受けないストリップの長さ
を制限する。この配置により、冷却の望ましい緩やかな
変化が得られる。
【0033】工業用プラントでの本発明を用いた実験に
よれば、上記の様々な手段の作用が、ストリップの縁と
中央間の張力の差異を導入すること(introducing)に
より補い得ることが分かっている。張力のこの差異は、
熱的または機械的手段、例えば、入口ローラー3及び出
口ローラー10に適した形状、により得ることが出来
る。張力のこの差異により、ストリップおよびストリッ
プの平坦さを変形させ、かくして、冷却スロープに変化
があるときに起きる圧縮力の効果を制限することが可能
となる。
【0034】冷却スロープのそれぞれの変化点で冷却強
度を緩やかに変化させることができる、本発明による上
述の種々の手段は、スロープに変化が起きるボックスの
それぞれの領域に取り付けることができ、それによっ
て、ボックスの入口又は出口で、又はこのボックスのど
の中間点ででも、冷却の緩やかな変化(modification)
を得ることが出来る。
【0035】上記手段のそれぞれは、分離して用いても
又は組み合わせて用いても良い。
【0036】もちろん、本発明は記載及び/又は説明さ
れた実施例に限定されることは無く、むしろそれらの全
ての変形を包含することは言うまでも無い。こうして、
本発明は、冷却スロープが変化するいかなるポイントで
も、ストリップの冷却を緩やかに変化させることができ
るどのような装置も包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、熱処理ライン中のメタル・スト
リップの冷却領域の概略的一部切り欠き斜視図であり、
図1(b)は、ストリップが領域を通過中に受ける冷却
の強度φを示すグラフである。
【図2】従来技術の特徴的冷却スロープよりも大きな冷
却スロープを少なくとも一つ有するタイプの冷却サイク
ルを説明するグラフである。
【図3】冷却領域の長さLに亘る温度と材料中の応力の
変化を示すグラフである。
【図4】本発明の方法を説明し、図4(a)は、熱処理
ライン中のメタル・ストリップの冷却領域の概略的一部
切り欠き部分斜視図であり、図4(b)は、ストリップ
に対する各位置での冷却効果を示すグラフである。
【図5】本発明の、吹き付けオリフィスとストリップ間
の距離を変えた実施例を模式的に説明する概略図であ
る。
【図6】本発明の、吹き付け手段のピッチ又は間隔を変
えた実施例を模式的に説明する概略図である。
【図7】本発明の、吹き付け手段への供給圧力を変えた
実施例を模式的に説明する概略図である。
【図8】本発明の、吹き付け手段の断面積を変えた実施
例を模式的に説明する概略図である。
【図9】本発明の、バッフルを設けた実施例を模式的に
説明する概略図である。
【図10】本発明の、可能な限り大きくされたボックス
を用いた実施例を模式的に説明する概略図である。
【符号の説明】
1…ストリップ 2…(冷却)領域 3…入口ローラー 4,5…冷却ボックス 6,7…冷却ボックス 8,9…(安定用)ローラー 10…出口ローラー 11…吹き付けオリフィス(吹き付け手段) 12…調流装置(バッフル) 13…矢印 14,15…マニホルド 16,17…マニホルド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャサリーヌ パスクイネ フランス国、94380 ボヌーイユ シュー ル マルヌ、リュ ポール ヴァイラー ン、クーチュリエール 23 (72)発明者 ザビエ クルゼル フランス国、75013 パリ、リュ エスク イノール 31 (72)発明者 アクリ エイリアース フランス国、57050 メス、ドヴァーン レ ポーン、リュ ドゥ ラ ローン 88 (72)発明者 ジェローム ムレール フランス国、57530 クールスレ−ショー ズィ、リュ デュ マレシャル ルクレー ル 40

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的熱処理ライン中で冷却される金属
    ストリップ上のリンクルの形成を低減させ、前記ストリ
    ップが、冷却ガスを吹き付けるための手段を備えたボッ
    クスを有する冷却領域中を通過する方法において、前記
    方法が、冷却サイクルのスロープのそれぞれの変化点で
    の冷却の強度を緩やかに変化させることからなることを
    特徴とする、金属ストリップ上のリンクル形成を低減さ
    せる方法。
  2. 【請求項2】 二つの連続する冷却ボックス間の連結点
    での冷却力を調整することにより、冷却強度の緩やかな
    変化が得られることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 冷却領域の入口ローラーと後者の最初の
    冷却ボックス間の冷却力を調整することにより、冷却強
    度の緩やかな変化が得られることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 最後の冷却ボックスと冷却領域の出口ロ
    ーラー間の冷却力を調整することにより、冷却強度の緩
    やかな変化が得られることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 冷却ガス供給圧力を変化させることによ
    り、同じボックスの2つ以上の吹き付け領域間で冷却強
    度が緩やかに変化することを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の方法を実行するための装置で
    あって、前記装置は、ストリップ(1)が、入口ローラ
    ー(3)及び出口ローラー(10)を経過して、通過す
    る冷却領域(2)から成り、前記ストリップは複数対の
    冷却ボックス(4,5;6,7)により吹き付けられる
    冷却ガスの噴射に曝され、それぞれのボックスはストリ
    ップのいずれかの側にある装置において、前記装置は、
    冷却サイクルのスロープのそれぞれの変化点でのストリ
    ップ(1)の緩やかな冷却を作り出す手段を備え、これ
    らの手段が、二対の連続する冷却ボックス間の連結部、
    入口ローラー(3)及び冷却ボックス(4,5)の最初
    の対間の連結部、及びボックスの最後の対と出口ローラ
    ー(10)間の連結部に設けられていることをことを特
    徴とする装置。
  7. 【請求項7】 前記手段が、領域の外側にある手段によ
    り、様々な方法で、同じボックスの様々な吹き付け領域
    用の供給圧力を変化させ、また設備を制御するための装
    置により制御することができることを特徴とする請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 ボックスの吹き付けオリフィス(11)
    からストリップ(1)を分離させる距離が変化し、この
    変化が緩やかであることを特徴とする請求項6に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 ボックスの吹き付けオリフィス(11)
    間の距離が変化し、この変化が緩やかであるこを特徴と
    する請求項6に記載の装置。
  10. 【請求項10】 ボックスの吹き付けオリフィス(1
    1)の間隔の大きさが変化し、この変化が緩やかである
    こを特徴とする請求項6に記載の装置。
  11. 【請求項11】 同じボックスの様々な領域の吹きつけ
    オリフィスの寸法が調整され、それにより前記領域間の
    冷却力を調整することを特徴とする請求項6に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 ストリップ(1)のいずれかの側及び
    /又は、冷却スロープの変化が起こるポイントの近くの
    前記ボックスの側面に取り付けられた調流装置(バッフ
    ル)(12)から成り、前記調流装置及びストリップの
    間に冷却ガスを導き、緩やかにガスを暖め、また前記調
    流装置の長さに沿って冷却効率を低減することを特徴と
    する請求項6に記載の装置。
  13. 【請求項13】 ストリップの縁と中央の間の張力の差
    異を作り出し、ストリップを変形させ、それにより冷却
    スロープに変化がある時に起こる圧縮力の効果を制限す
    る手段から更に成ることを特徴とする請求項6〜12の
    いずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記手段が技術的手段であることを特
    徴とする請求項13に記載の加熱装置。
  15. 【請求項15】 前記手段が、機械的手段であり、特に
    は入口ローラー(3)及び出口ローラー(10)に適し
    た形状であることを特徴とする請求項13に記載の加熱
    装置。
JP2000377012A 1999-12-17 2000-12-12 熱処理ラインの急速冷却領域におけるストリップのリンクル形成を低減させる方法及び装置 Pending JP2001200319A (ja)

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