JP2001197556A - 携帯型電話機の制御装置、ハンズフリー型車載電話装置及びその制御方法、携帯型電話機及びその制御方法、移動通信システム並びに移動通信サービス用ネットワークシステム - Google Patents

携帯型電話機の制御装置、ハンズフリー型車載電話装置及びその制御方法、携帯型電話機及びその制御方法、移動通信システム並びに移動通信サービス用ネットワークシステム

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JP2001197556A
JP2001197556A JP2000001303A JP2000001303A JP2001197556A JP 2001197556 A JP2001197556 A JP 2001197556A JP 2000001303 A JP2000001303 A JP 2000001303A JP 2000001303 A JP2000001303 A JP 2000001303A JP 2001197556 A JP2001197556 A JP 2001197556A
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裕一 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型電話機の動作状態を自動切替すること
により、運転中の携帯型電話機本体の使用を確実に抑止
する。 【解決手段】 電源状態検出制御部25がエンジン始動
を検出すると、ハンズフリー装置2の動作状態切替部2
4が、予め決められた第1の制御信号を車内通信部23
から携帯型電話機1に送信する。携帯型電話機1では、
車内通信部13で前記第1の制御信号を受信すると、動
作状態切替部14は、スイッチ15を制御することによ
り、ドライブモードや電源オフ状態など、着信を報知し
ない動作状態に携帯型電話機1を切り替える。動作状態
切替部24は、電源スイッチ21を制御することによ
り、着信待ち受け状態など着信を報知する動作状態にハ
ンズフリー装置2を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機やハ
ンズフリー型車載電話装置を用いた移動通信の技術の改
良に関するもので、特に、携帯型電話機の動作状態を自
動切替することにより、運転中の携帯型電話機本体の使
用を確実に抑止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル通信技術の発達に伴い、
携帯電話やPHSといった携帯型電話機が急速に普及し
ている。これら携帯型電話機は、音声による通話だけで
なくインターネット接続などのデータ通信にも利用され
るが、両者を併せて通信と呼ぶこととし、携帯型電話機
による通信の概略を単純化したモデルで示す。
【0003】まず、携帯型電話機の利用可能な地域は、
散在する基地局の通信可能範囲から構成される。ここ
で、「基地局」は、アンテナを持った電波送受信施設で
あり、個々の基地局の通信可能範囲をセルと呼ぶ。な
お、本出願において「基地局」というときは、通信衛星
を用いた携帯型電話機における個々の通信衛星も含むも
のとする。
【0004】このような基地局の通信可能範囲から構成
される地域において、携帯型電話機による通信は、無線
電波で最寄りの基地局と接続され、基地局同士やその他
の交換設備を結ぶ通信ネットワークが、通信先との回線
交換やパケット交換などのサービスを提供する。
【0005】また、携帯型電話機の個々の端末は、予め
設定された電話番号や端末IDなどの識別情報によって
相互に識別される。そして、個々の端末が各時点でどの
基地局のセル内にいるかの情報は、端末が識別情報を基
地局に送り応答を受け取る位置登録処理により随時更新
される。なお、端末が現在どのセル内にいるかを表す位
置登録情報は、予め端末に対応づけられたホームメモリ
と呼ばれるネットワーク側の記憶領域に格納され、端末
を呼び出そうとする他の基地局や交換機は、対応するホ
ームメモリから端末の位置登録情報を取得する。
【0006】具体的には、端末からの発信は最後に位置
登録に成功した基地局に対して行い、ネットワーク側か
ら端末への呼び出しは、その端末が最後に位置登録に成
功したセルの基地局から開始する。また、端末の移動に
伴って接続先の基地局は順次切り替えられ、この切り替
えをハンドオーバと呼ぶ。
【0007】このように、携帯型電話機は、身につけて
持ち歩けるだけでなく、ハンドオーバによって電車や自
動車などによる移動中にも利用可能であるが、自動車運
転中の使用・通話については、安全のため、ハンズフリ
ー型車載電話装置が用いられる。すなわち、このハンズ
フリー型車載電話装置は、単にハンズフリー装置とも呼
ばれ、安全や使い勝手を改善するため、携帯電話本体を
片手で持ち耳に当てて通話する動作(本出願において携
帯電話本体の使用と呼ぶ)を回避するものである。
【0008】ここで、従来のハンズフリー装置は、携帯
型電話機接続用のアダプタと、マイク、スピーカなどを
備え、アダプタに接続した携帯型電話機による通話をマ
イクとスピーカによって行うものであった。このような
ハンズフリー装置を用いる場合、運転中にハンドル操作
以外にほとんど手を使わずに済み、安全性の向上に特に
効果的である。
【0009】ところで、上記のような従来技術におい
て、ハンズフリー装置と携帯型電話機とは、典型的には
信号ケーブルなど有線で接続する必要があった。例え
ば、運転者は、運転中にハンズフリー装置を使おうとす
る場合、運転席に座った時点で、身につけている携帯電
話を取り出し、ハンズフリー装置のアダプタに接続し、
ハンズフリ−装置を動作状態にしたうえで、エンジンを
始動する必要があった。
【0010】なお、ハンズフリー型車載電話装置と携帯
型電話機との接続に関する従来技術としては特開平10
−327453が挙げられる。この従来技術は、携帯型
電話機の周波数帯と異なった周波数帯の無線通信装置
を、携帯型電話機のバッテリパックや保護ケースに設
け、ハンズフリー装置と携帯型電話機間の物理的コネク
タ接続なしで、ハンズフリー装置からの発信や通話を携
帯電話機に中継させるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術は、ハンズフリー装置をオンにしたり、
携帯型電話機本体について呼出音を鳴らなくするといっ
た動作状態の切替を、運転前に自動的に行うものではな
かった。ここで、携帯電話本体の呼出音が鳴らないよう
にする例としては、電源をオフにする他、ドライブモー
ドに切り替えるなどが考えられる。
【0012】また、ドライブモードは、携帯型電話機に
おいて、着信メロディなどの呼出音やバイブレータ動作
の鳴動といった通常の着信動作を行わず、運転中である
旨を音声で案内したり留守番電話機能によるメッセージ
録音を受け付けたりする動作状態である。
【0013】そして、従来技術は、必要な動作状態の切
替を自動的に行うものではなかったため、運転者がハン
ズフリー装置に携帯電話を接続する事を忘れるだけでな
く、切替を忘れてハンズフリー電話装置を使用可能な状
態にしない場合も考えられた。
【0014】このような場合、運転中であっても、身に
つけていた携帯型電話機本体が着信により鳴動すると、
静止時や歩行時の習慣のため、無意識のうちにうっかり
反射的に通常通り応対し、携帯型電話機本体を手にとっ
て使用する場合もあった。この場合、結果的に片手で携
帯型電話機本体を持って通話しながらもう片手でハンド
ル操作をしたり、ハンドル繰作以外に携帯電話の操作や
会話内容に気をとられて注意散漫となる可能性もあっ
た。このように、運転時の携帯型電話機本体の使用は運
転の妨げとなるため、運転の安全性を向上させる移動通
信の技術が潜在的に待望されていた。
【0015】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、携帯
型電話機の動作状態を自動切替することにより、運転中
の携帯型電話機本体の使用を確実に抑止する移動通信の
技術すなわち、携帯型電話機の制御装置、ハンズフリー
型車載電話装置及びその制御方法、携帯型電話機及びそ
の制御方法、移動通信システム並びに移動通信サービス
用ネットワークシステムを提供することである。また、
本発明の他の目的は、事故などの異常を検知して自動緊
急通報を行うことにより、異常発生時の損害を最小限に
食い止める移動通信の技術を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、車両に設置して携帯型電話機を
制御するための携帯型電話機の制御装置において、前記
車両のエンジンが始動されたときに、予め決められた範
囲の携帯型電話機を、予め決められた動作状態に切り替
えるための手段を備えたことを特徴とする。請求項2の
発明は、携帯型電話機と、車両に設けられたハンズフリ
ー型車載電話装置と、を備えた移動通信システムにおい
て、前記車両のエンジンが始動されたときに、前記携帯
型電話機及びハンズフリー型車載電話装置の少なくとも
一方について、予め決められた動作状態に切り替えるた
めの手段を備えたことを特徴とする。請求項3の発明
は、車両に設置され、携帯型電話機と連携して動作する
ためのハンズフリー型車載電話装置において、前記携帯
型電話機と通信するための通信手段と、通話用のマイク
ロフォン及びスピーカと、前記車両のエンジンが始動さ
れたことを検出するための手段と、前記始動が検出され
たときに、予め決められた制御信号を前記通信手段から
前記携帯型電話機に送信するとともに、着信を報知する
動作状態にハンズフリー型車載電話装置を切り替えるた
めの手段と、を備えたことを特徴とする。請求項11の
発明は、請求項3の発明を方法という見方から捉えたも
ので、車両に設置され、携帯型電話機と連携して動作す
るためのハンズフリー型車載電話装置の制御方法におい
て、前記車両のエンジンが始動されたことを検出するた
めのステップと、前記始動が検出されたときに、予め決
められた制御信号を前記携帯型電話機に送信するととも
に、着信を報知する動作状態にハンズフリー型車載電話
装置を切り替えるためのステップと、を含むことを特徴
とする。請求項8の発明は、携帯型電話機において、基
地局と通信するための第1の通信手段と、車両に設置さ
れたハンズフリー型車載電話装置と通信するための第2
の通信手段と、前記第2の通信手段から予め決められた
制御信号を受信したときに、着信を報知しない動作状態
に携帯型電話機を切り替えるための手段と、を備えたこ
とを特徴とする。請求項14の発明は、請求項8の発明
を方法という見方から捉えたもので、携帯型電話機の制
御方法において、車両に設置されたハンズフリー型車載
電話装置から、予め決められた制御信号を受信したとき
に、着信を報知しない動作状態に携帯型電話機を切り替
えるためのステップを含むことを特徴とする。請求項9
の移動通信システムは、請求項3から7のいずれか1つ
に記載のハンズフリー型車載電話装置と、請求項8記載
の携帯型電話機と、を備えたことを特徴とする。請求項
1,2,3,11,8,14,9の発明では、運転者が
携帯型電話機を身につけたまま意識して積極的な操作を
行わなくても、携帯型電話機の動作状態が自動切替され
るので、運転中の携帯型電話機本体の使用が確実に抑止
される。すなわち、運転直前のエンジン始動に連動して
自動的に、運転者が持ち運びする携帯型電話機へハンズ
フリー装置から、無線LANのように所定の制御信号が
送られ、これにより携帯型電話機は、例えば電源オフや
ドライブモードに切り替わる。このような構築容易で簡
易な構成により、まず、ハンズフリー装置への切り替え
操作が不要となり、ハンズフリー装置や移動通信システ
ムの使い勝手や利便性が向上する。また、運転中に携帯
型電話機において着信音が鳴ったりバイブレータ動作が
行われることがなくなるので、運転中の携帯型電話機本
体の使用が確実に抑止され、運転の安全性も向上する。
【0017】請求項4の発明は、請求項3記載のハンズ
フリー型車載電話装置において、基地局と通信するため
の手段を備えたことを特徴とする。請求項10の発明
は、移動端末に対して通信サービスを提供するための移
動通信サービス用ネットワークシステムにおいて、同じ
電話番号について互いに識別情報が異なる複数の端末を
登録するための手段と、前記各端末の一部を着信対象と
するための手段と、少なくとも1つの前記端末から予め
決められた信号を受信した場合に、前記着信対象を切り
替えるための手段と、を備えたことを特徴とする。請求
項4,10の発明では、ハンズフリー型車載電話装置か
ら、携帯型電話機を経由することなく携帯型電話機の代
替端末として、基地局との間で直接発着信や位置登録な
どの動作が可能となるため、構成が単純化され、接続状
況や音質が安定し、携帯型電話機のバッテリも節約さ
れ、携帯型電話機又はハンズフリー型車載電話装置の障
害に対するバックアップも可能となる。具体的には、例
えば、移動通信サービス用ネットワークシステムにおい
て、同じ電話番号について携帯型電話機とハンズフリー
装置とを互いに異なる端末IDで登録しておき、通常
は、対応するホームメモリに格納された携帯型電話機の
端末IDや最終位置登録セルの情報などに基づいて携帯
型電話機への着信を行う。一方、携帯型電話機から所定
の切替信号を受信したり、ハンズフリー型車載電話装置
からの位置登録を受信したときは、ホームメモリ内の情
報をハンズフリー型車載電話装置の端末IDなどに入れ
替え、ハンズフリー型車載電話装置を着信対象とする。
【0018】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
ハンズフリー型車載電話装置において、前記携帯型電話
機と通信するための前記通信手段の送信出力を順次増大
させ、最初に応答した携帯型電話機との間で、前記制御
信号の送受信を含む予め決められたシーケンスを行うよ
うに構成されたことを特徴とする。請求項12の発明
は、請求項5の発明を方法という見方から捉えたもの
で、請求項11記載のハンズフリー型車載電話装置の制
御方法において、前記携帯型電話機と通信するための送
信出力を順次増大させ、最初に応答した携帯型電話機と
の間で、前記制御信号の送受信を含む予め決められたシ
ーケンスを行うことを特徴とする。請求項5,12の発
明では、ハンズフリー装置が携帯型電話機と通信するた
めのアンテナを運転席部分の車室隅などに設け、送信出
力を段階的に増大させる。これにより、複数人での乗車
の場合でも、運転者が身につけている携帯型電話機がア
ンテナに最も近いため最初に応答し、所定のシーケンス
によってドライブモードなど着信を報知しない状態へ切
り替えられ、運転手以外の携帯型電話機の動作状態が予
期せずドライブモードなどに切り替わることがない。
【0019】請求項6の発明は、請求項3から5のいず
れか1つに記載のハンズフリー型車載電話装置におい
て、前記エンジンが停止されたことを検出するための手
段と、前記停止が検出されたときに、予め決められた第
2の制御信号を前記通信手段から前記携帯型電話機に送
信するとともに、ハンズフリー型車載電話装置を停止す
るための手段と、を備えたことを特徴とする。請求項1
3の発明は、請求項6の発明を方法という見方から捉え
たもので、請求項11又は12に記載のハンズフリー型
車載電話装置の制御方法において、前記エンジンが停止
されたことを検出するためのステップと、前記停止が検
出されたときに、予め決められた第2の制御信号を前記
携帯型電話機に送信するとともに、ハンズフリー型車載
電話装置を停止するためのステップと、を含むことを特
徴とする。請求項6,13の発明では、エンジン停止時
には自動的に、携帯型電話機に第2の制御信号を送り、
着信を報知する状態に元通り復帰させることにより、運
転者が運転後に復帰の操作を忘れ、必要な着信を受け損
なうことがない。
【0020】請求項7の発明は、請求項3から6のいず
れか1つに記載のハンズフリー型車載電話装置におい
て、予め決められた条件が成立したときに、予め決めら
れた通信先に発信するように構成されたことを特徴とす
る。請求項7の発明では、重力加速度などに基づいて事
故などの異常を検知し、ハンズフリー装置から自動的に
救急などに緊急通報を行うことにより、異常発生時の損
害を最小限に食い止めることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(実施
形態と呼ぶ)について、図面を参照して具体的に説明す
る。なお、本実施形態のうちデータ処理や制御に関する
部分は、コンピュータをソフトウェアによって制御する
ことによって実現することができる。また、この場合の
ソフトウェアについては、従来技術と共通の部分には従
来技術も利用され、コンピュータの物理的ハードウェア
資源を活用することで本発明の作用効果を実現するもの
である。
【0022】また、この場合におけるハードウェアやソ
フトウェアの具体的な形式、ソフトウェアで処理する範
囲などはさまざまな態様が考えられ、そのようなソフト
ウェアを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体も本
発明の一態様である。このため、以下では、本発明及び
実施形態に関する各機能を実現する仮想的回路ブロック
を用いて本発明と実施形態とを説明する。
【0023】〔1.第1実施形態の構成〕まず、第1実
施形態は、運転者が身につけている携帯型電話機と、車
両に予め設置するハンズフリー装置と、これらの制御方
法に加え、これらを用いた移動通信システム及び移動通
信サービス用ネットワークシステムに関するもので、そ
のような制御を行うための制御用ソフトウェアを記録し
たコンピュータによる可能な記録媒体として把握するこ
ともできる。
【0024】〔1−1.大まかな構成〕すなわち、第1
実施形態における移動通信システムは、図1の機能ブロ
ック図に示すように、携帯型電話機1と、ハンズフリー
装置2と、を備えている。このうちハンズフリー装置2
は、車両に予め設置され、携帯型電話機1と連携して動
作するためのハンズフリー型車載電話装置であり、車両
に設置して携帯型電話機1を制御するための携帯型電話
機の制御装置として把握することもできる。
【0025】また、携帯型電話機1は、リチウムイオン
バッテリなどを含む電源部11と、基地局通信部12
と、車内通信部13と、動作状態切替部14と、スイッ
チ15と、を備えている。また、ハンズフリー装置2
は、エンジン起動キースイッチ20と、電源スイッチ2
1と、基地局通信部22と、車内通信部23と、動作状
態切替部24と、電源状態検出制御部25と、通話用の
マイクロフォン26及びスピーカ27と、を備えてい
る。
【0026】このうちエンジン起動キースイッチ20
は、イグニッションキー操作により車両のエンジンを起
動させるためのスイッチである。また、電源スイッチ2
1は、このエンジン起動キースイッチ20と連携し、ハ
ンズフリー装置2の主電源として働くスイッチである。
【0027】〔1−2.主に通信のための構成〕上記の
各部分のうち、まず、携帯型電話機1及びハンズフリー
装置2がそれぞれ備えている基地局通信部12,22
は、それぞれ車外の基地局(CSと表す)と独自に通信
するための通信手段である。また、携帯型電話機1及び
ハンズフリー装置2がそれぞれ備えている車内通信部1
3,23は、携帯型電話機1とハンズフリー装置2とが
相互に通信するための手段である。
【0028】ここで、各基地局通信部12,22は、移
動通信サービス会社などのキャリアが車外に設置してい
る基地局CSとの第1の通信仕様にしたがって、通信、
すなわち音声による通話や、PIAFSによるデータ通
信やパケット交換などのデータ通信を行うものである。
一方、車内通信部13,23は、前記第1の通信仕様と
は異なる第2の通信仕様にしたがって相互に通信するも
のであり、第2の通信仕様としては例えば、2.4GH
z帯の周波数を用いたBluetoothのような短距
離通信機能や、その他の微弱無線機などを用いることが
できる。なお、ハンズフリー装置2の基地局通信部22
及び車内通信部23をあわせて車載電話部3と呼ぶ。
【0029】〔1−3.主に動作状態の切替のための構
成〕次に、ハンズフリー装置2の電源状態検出制御部2
5は、エンジン起動キースイッチ20に連携して働く電
源スイッチ21の状態を読み取ることによって、車両の
エンジンが始動されたことを検出するための手段であ
る。また、ハンズフリー装置2の動作状態切替部24
は、電源状態検出制御部25によってエンジンの始動が
検出されたときに、携帯型電話機1及びハンズフリー装
置2を、予め決められた動作状態に切り替えるための手
段である。
【0030】具体的には、ハンズフリー装置2の動作状
態切替部24は、エンジン始動が検出されたときに、予
め決められた第1の制御信号を車内通信部23から携帯
型電話機1に送信するとともに、電源スイッチ21を制
御することにより、着信待ち受け状態など着信を報知す
る動作状態にハンズフリー装置2を切り替えるように構
成されている。
【0031】一方、携帯型電話機1の動作状態切替部1
4は、車内通信部13で前記第1の制御信号を受信した
ときに、スイッチ15を制御することにより、ドライブ
モードや電源オフ状態など、着信を報知しない動作状態
に携帯型電話機1を切り替えるための手段である。例え
ばスイッチ15は、携帯型電話機1を、着信を報知しな
い動作状態として電源オフの状態に切り替える場合は、
電源部11からの電力供給を遮断する。
【0032】〔1−4.その他の構成〕また、ハンズフ
リー装置2は、携帯型電話機1と通信するとき、車内通
信部23の送信出力を順次増大させ、最初に応答した携
帯型電話機1との間で、前記第1の制御信号の送受信を
含む予め決められたシーケンス(切替シーケンスと呼
ぶ)を行うように構成されている。
【0033】また、ハンズフリー装置2の電源状態検出
制御部25は、エンジンが停止されたことも検出するよ
うに構成され、ハンズフリー装置2の動作状態切替部2
4は、このようにエンジン停止が検出されたときに、着
信を報知する状態に携帯型電話機1を復帰させるための
予め決められた第2の制御信号を、車内通信部23から
携帯型電話機1に送信するとともに、電源スイッチ21
を制御することにより、ハンズフリー装置2を停止する
ように構成されている。
【0034】また、ハンズフリー装置2は、予め決めら
れた条件が成立したときに、例えば車体に設けられたセ
ンサが所定値以上の重力加速度や車体の変形を検出した
ときに、消防や警察といった予め決められた通信先に発
信するように構成されている。
【0035】〔2.第1実施形態の作用〕上記のように
構成された本実施形態は、次のように作用する。ここ
で、図2は、第1実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、運転時以外の通常時は、携帯
型電話機1は、ハンズフリー装置2とは無関係に、基地
局通信部12により車外の基地局CSと独自に通信する
ことで、音声での通話やデータ通信などに用いられる。
【0036】〔2−1.エンジン始動時の切替〕この携
帯型電話機1を携帯している運転者が、運転席に座り、
エンジン起動キースイッチ20を回すなどして車両のエ
ンジンを始動すると(ステップ1)、エンジン起動キー
スイッチ20に連動した電源スイッチ21の働きによ
り、ハンズフリー装置2の主電源がオンになる(ステッ
プ2)。この場合、電源状態検出制御部25は、エンジ
ン起動キースイッチ20と連携して働く電源スイッチ2
1の状態を読み取ることによってエンジンが始動された
こと又は始動されていることを検出する。
【0037】このようにエンジン始動が検出されると、
動作状態切替部24の作用により、ハンズフリー装置2
と携帯型電話機1間で、双方を予め決められた動作状態
に切替えるための切替シーケンスが開始される(ステッ
プ3)。
【0038】この切替シーケンスでは、例えばまず、ハ
ンズフリー装置2の動作状態切替部24が、予め決めら
れた第1の制御信号を車内通信部23から携帯型電話機
1に送信する。この際、ハンズフリー装置2では、車内
通信部23の送信出力を順次増大させ、最初に応答した
携帯型電話機1との間で、切替シーケンスを行う。
【0039】携帯型電話機1では、車内通信部13で前
記第1の制御信号を受信すると、動作状態切替部14
は、スイッチ15を制御することにより、ドライブモー
ドや電源オフ状態など、着信を報知しない動作状態に携
帯型電話機1を切り替える(ステップ4)。例えばスイ
ッチ15は、携帯型電話機1を、着信を報知しない動作
状態として電源オフの状態に切り替える場合は、電源部
11からの電力供給を遮断する。
【0040】また、動作状態切替部24は、電源スイッ
チ21を制御することにより、着信待ち受け状態など着
信を報知する動作状態にハンズフリー装置2を切り替え
る(ステップ5)。この切替動作の具体例としては、基
地局通信部22への電源供給を開始させ、基地局通信部
22に位置登録を行わせるなどが考えられる。
【0041】〔2−2.ネットワーク側の対応の例〕こ
のような着信対象の切替に対して、携帯型電話機1やハ
ンズフリー装置2といった移動端末に対して通信サービ
スを提供するための移動通信サービス用ネットワークシ
ステムによる対応の例は、次のようなものが考えられ
る。例えば、ネットワーク側において、あらかじめ、同
じ電話番号について使用する可能性のある端末として、
携帯型電話機1及びハンズフリー装置2を、互いに識別
情報である端末IDが異なる複数の端末を登録してお
く。
【0042】そして、通常は、携帯型電話機1を着信対
象としておき、対応するホームメモリに格納された携帯
型電話機1の端末IDや最終位置登録セルの情報などに
基づいて携帯型電話機1への着信を行う。一方、携帯型
電話機1から所定の切替信号を受信したり、ハンズフリ
ー装置2からの位置登録を受信したときは、ホームメモ
リ内の情報をハンズフリー装置2の端末IDなどに入れ
替えることで着信対象を切り替え、ハンズフリー装置2
を着信対象とする。
【0043】〔2−3.ハンズフリー装置による発着
信〕以上のように、着信対象が携帯型電話機1からハン
ズフリー装置2へ切替えられた状態では、ハンズフリー
装置2は、基地局通信部22により車外の基地局CSと
独自に通信可能であり、車外の基地局CSから通話着信
などの接続要求があった場合は(ステップ6)、ハンズ
フリー装置2へ着信する(ステップ7)。同様に、運転
者から通話の発信操作があった場合は(ステップ8)、
ハンズフリー装置2から車外の基地局CSへ発信が行わ
れる(ステップ9)。
【0044】〔2−4.通常状態への復帰〕そして、運
転者がエンジン起動キースイッチ20の操作によりエン
ジンを停止すると、電源スイッチ21では、所定の入力
線の電圧が変化するなどの状態変化が発生するが、ハン
ズフリー装置2の主電源は直ちにオフにはならない。す
なわち、この間に、電源状態検出制御部25は、電源ス
イッチ21の状態を読み込むことによって、エンジンが
停止されたことを検出する(ステップ10)。
【0045】このようにエンジン停止が検出されると、
動作状態切替部24の作用により、ハンズフリー装置2
と携帯型電話機1間で、双方を元の動作状態に復帰させ
るための手順(復帰シーケンスと呼ぶ)が開始される
(ステップ11)。なお、この復帰シーケンスや前記切
替シーケンスには、必要なセキュリティチェック、確認
応答、中止や取消、再試行などが含まれる。
【0046】この復帰シーケンスでは、ハンズフリー装
置2の動作状態切替部24は、例えばまず、電源スイッ
チ21を制御し、基地局通信部22への電源供給を停止
することなどにより、ハンズフリー装置2を、着信を報
知しない状態へ移行させる(ステップ12)。続いて、
ハンズフリー装置2の動作状態切替部24は、予め決め
られた第2の制御信号を、車内通信部23から携帯型電
話機1に送信する。
【0047】携帯型電話機1では、この第2の制御信号
を車内通信部13で受け取ると、動作状態切替部14
が、例えば、スイッチ15を制御し、ドライブモードを
解除したり電源をオンにするなどの処理により、着信を
報知する状態に携帯型電話機1を復帰させる(ステップ
13)。このような復帰シーケンスの終了後、ハンズフ
リー装置2の動作状態切替部24は、電源スイッチ21
を制御することにより、ハンズフリー装置2の主電源を
オフにする(ステップ14)。
【0048】〔2−5.その他の動作〕また、ハンズフ
リー装置2は、予め決められた条件が成立したときに、
例えば車体に設けられたセンサが所定値以上の重力加速
度や車体の変形を検出したときに、消防や警察といった
予め決められた通信先に発信する。
【0049】〔3.第1実施形態の効果〕以上説明した
ように、第1実施形態では、ハンズフリー装置2の電源
状態検出制御部25、動作状態切替部24、車内通信部
23、携帯型電話機1の車内通信部13、動作状態切替
部14、スイッチ15などの作用により、運転者が携帯
型電話機1を身につけたまま意識して積極的な操作を行
わなくても、携帯型電話機1の動作状態が自動切替され
るので、運転中の携帯型電話機1本体の使用が確実に抑
止される。
【0050】すなわち、運転直前のエンジン始動に連動
して自動的に、運転者が持ち運びする携帯型電話機1へ
ハンズフリー装置2から、無線LANのように所定の制
御信号が送られ、これにより携帯型電話機1は、例えば
電源オフやドライブモードに切り替わる。
【0051】このような構築容易で簡易な構成により、
まず、ハンズフリー装置2への切り替え操作が不要とな
り、ハンズフリー装置2や携帯型電話機1を含む移動通
信システムの使い勝手や利便性が向上する。また、携帯
電話をポケットや鞄の中などに入れたままでも、運転中
に携帯型電話機1において着信音が鳴ったりバイブレー
タが作動するといった着信の報知が行われることがなく
なる。このため、運転者が反射的に外部からの着信に対
応し、片手で携帯型電話機1本体を持って通話しながら
もう片手でハンドルを操作するような運転の妨げも発生
せず、運転の安全性も向上する。
【0052】また、第1実施形態では、ハンズフリー装
置2の基地局通信部22の作用により、ハンズフリー装
置2から、携帯型電話機1を経由することなく携帯型電
話機1の代替端末として、基地局CSとの間で直接発着
信や位置登録などの動作が可能となる。このため、構成
が単純化され、接続状況や音質が安定し、携帯型電話機
1のバッテリも節約され、携帯型電話機1又はハンズフ
リー装置2の障害に対するバックアップも可能となる。
【0053】また、第1実施形態では、送信出力を段階
的に増大させることで、アンテナに最も近い携帯型電話
機を、着信を報知しない状態へ切り替えるので、複数人
で乗車時も運転手以外の携帯型電話機の動作状態に影響
を与えない。
【0054】また、第1実施形態では、エンジン停止時
には自動的に、携帯型電話機1に第2の制御信号を送
り、着信を報知する状態に元通り復帰させることによ
り、運転者が運転後に復帰の操作を忘れ、必要な着信を
受け損なうことがない。
【0055】また、第1実施形態では、重力加速度など
に基づいて事故などの異常を検知し、ハンズフリー装置
から自動的に救急などに緊急通報を行うことにより、異
常発生時の損害を最小限に食い止めることが可能とな
る。
【0056】〔4.第2実施形態〕また、第2実施形態
として、図3に示すように、ハンズフリー装置202と
基地局CSとの間の通信は、携帯型電話機102を経由
して行ってもよい。このようにすれば、ハンズフリー装
置202に基地局通信部が不要になるため構成が単純化
され、また、移動通信サービス用ネットワークシステム
の側でも、同じ電話番号について複数の端末に対応する
必要が無いため、実施がより容易になる。
【0057】〔5.第3実施形態〕さらに単純化した第
3実施形態として、図4に示すように、ハンズフリー通
話機能を除いた携帯型電話機の制御装置も考えられる。
このような第3実施形態においても、第1実施形態と同
様に、エンジン始動時に携帯型電話機103が着信を報
知しない状態に切替えられ、エンジン停止時に原状に復
帰されるので、より単純な構成で、運転中における携帯
型電話機本体の使用を確実に抑制することが可能とな
る。
【0058】〔6.他の実施形態〕なお、本発明は上記
各実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよ
うな他の実施形態も包含するものである。例えば、第1
及び第2実施形態ではエンジン始動検出時に、携帯型電
話機及びハンズフリー装置の両方の動作状態を切り替え
たが、動作状態切替の対象は携帯型電話機又はハンズフ
リー装置のうちいずれか一方のみにしてもよい。
【0059】具体例としては、ハンズフリー装置はエン
ジン回転中ずっと着信を報知する状態であり、その間、
携帯型電話機は着信を報知しない状態に切替えられてい
るといった実施形態も可能である。この場合、ハンズフ
リー装置2が所定の信号を周期的に発生し、携帯型電話
機はこの信号を受信するたびに、着信を報知しない状態
を所定秒数分開始又は更新し、エンジン停止でその信号
が途絶えると携帯型電話機は所定秒数後に、着信を報知
する状態へ自動的に復帰する、といった実現形態も考え
られる。
【0060】また、エンジン始動が検出されたときに動
作状態を切替える対象は、特定の1台の携帯型電話機で
ある必要はなく、また、動作状態も電源オフやドライブ
モードには限定されない。例えば、予め登録された複数
台の携帯型電話機について着信を報知しない状態へ切替
えてもよく、また、例えば、切替後の動作状態として、
通常の留守番電話録音モードなども考えられる。
【0061】また、例えば、ハンズフリー装置が携帯型
電話機と通信するための送信出力を順次増大させること
や、エンジンが停止された時に携帯型電話機を着信を報
知する状態に復帰させることや、ハンズフリー装置から
事故などの際に緊急連絡先などに発信することは必須で
はない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯型電話機の動作状態を自動切替することにより、運
転中の携帯型電話機本体の使用を確実に抑止する移動通
信の技術を提供することができるので、運転の安全性も
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1実施形態における処理手順を示す
フローチャート。
【図3】本発明の第2実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図4】本発明の第3実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【符号の説明】
1,102,103…携帯型電話機 2,202,203…ハンズフリー装置 3…車載電話部 11…電源部 12,22…基地局通信部 13,23,132,232,133,233…車内通
信部 14,24,142,242,143,243…動作状
態切替部 15…スイッチ 20…エンジン起動キースイッチ 21…電源スイッチ 26…マイクロフォン 27…スピーカ CS…基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 分須 昌樹 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 AA16 CC08 EE04 FF03 FF29 HH03 HH26 5K067 AA35 BB03 BB04 BB43 DD27 EE02 EE10 EE12 EE35 FF13 FF38 GG01 GG11 HH05 HH22 HH23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設置して携帯型電話機を制御する
    ための携帯型電話機の制御装置において、 前記車両のエンジンが始動されたときに、予め決められ
    た範囲の携帯型電話機を、予め決められた動作状態に切
    り替えるための手段を備えたことを特徴とする携帯型電
    話機の制御装置。
  2. 【請求項2】 携帯型電話機と、車両に設けられたハン
    ズフリー型車載電話装置と、を備えた移動通信システム
    において、 前記車両のエンジンが始動されたときに、前記携帯型電
    話機及びハンズフリー型車載電話装置の少なくとも一方
    について、予め決められた動作状態に切り替えるための
    手段を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 車両に設置され、携帯型電話機と連携し
    て動作するためのハンズフリー型車載電話装置におい
    て、 前記携帯型電話機と通信するための通信手段と、 通話用のマイクロフォン及びスピーカと、 前記車両のエンジンが始動されたことを検出するための
    手段と、 前記始動が検出されたときに、予め決められた制御信号
    を前記通信手段から前記携帯型電話機に送信するととも
    に、着信を報知する動作状態にハンズフリー型車載電話
    装置を切り替えるための手段と、 を備えたことを特徴とするハンズフリー型車載電話装
    置。
  4. 【請求項4】 基地局と通信するための手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載のハンズフリー型車載電話
    装置。
  5. 【請求項5】 前記携帯型電話機と通信するための前記
    通信手段の送信出力を順次増大させ、最初に応答した携
    帯型電話機との間で、前記制御信号の送受信を含む予め
    決められたシーケンスを行うように構成されたことを特
    徴とする請求項3又は4記載のハンズフリー型車載電話
    装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジンが停止されたことを検出す
    るための手段と、 前記停止が検出されたときに、予め決められた第2の制
    御信号を前記通信手段から前記携帯型電話機に送信する
    とともに、ハンズフリー型車載電話装置を停止するため
    の手段と、 を備えたことを特徴とする請求項3から5のいずれか1
    つに記載のハンズフリー型車載電話装置。
  7. 【請求項7】 予め決められた条件が成立したときに、
    予め決められた通信先に発信するように構成されたこと
    を特徴とする請求項3から6のいずれか1つに記載のハ
    ンズフリー型車載電話装置。
  8. 【請求項8】 携帯型電話機において、 基地局と通信するための第1の通信手段と、 車両に設置されたハンズフリー型車載電話装置と通信す
    るための第2の通信手段と、 前記第2の通信手段から予め決められた制御信号を受信
    したときに、着信を報知しない動作状態に携帯型電話機
    を切り替えるための手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型電話機。
  9. 【請求項9】 請求項3から7のいずれか1つに記載の
    ハンズフリー型車載電話装置と、 請求項8記載の携帯型電話機と、 を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  10. 【請求項10】 移動端末に対して通信サービスを提供
    するための移動通信サービス用ネットワークシステムに
    おいて、 同じ電話番号について互いに識別情報が異なる複数の端
    末を登録するための手段と、 前記各端末の一部を着信対象とするための手段と、 少なくとも1つの前記端末から予め決められた信号を受
    信した場合に、前記着信対象を切り替えるための手段
    と、 を備えたことを特徴とする移動通信サービス用ネットワ
    ークシステム。
  11. 【請求項11】 車両に設置され、携帯型電話機と連携
    して動作するためのハンズフリー型車載電話装置の制御
    方法において、 前記車両のエンジンが始動されたことを検出するための
    ステップと、 前記始動が検出されたときに、予め決められた制御信号
    を前記携帯型電話機に送信するとともに、着信を報知す
    る動作状態にハンズフリー型車載電話装置を切り替える
    ためのステップと、 を含むことを特徴とするハンズフリー型車載電話装置の
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記携帯型電話機と通信するための送
    信出力を順次増大させ、最初に応答した携帯型電話機と
    の間で、前記制御信号の送受信を含む予め決められたシ
    ーケンスを行うことを特徴とする請求項11記載のハン
    ズフリー型車載電話装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記エンジンが停止されたことを検出
    するためのステップと、 前記停止が検出されたときに、予め決められた第2の制
    御信号を前記携帯型電話機に送信するとともに、ハンズ
    フリー型車載電話装置を停止するためのステップと、 を含むことを特徴とする請求項11又は12に記載のハ
    ンズフリー型車載電話装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 携帯型電話機の制御方法において、 車両に設置されたハンズフリー型車載電話装置から、予
    め決められた制御信号を受信したときに、着信を報知し
    ない動作状態に携帯型電話機を切り替えるためのステッ
    プを含むことを特徴とする携帯型電話機の制御方法。
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