JP2003332932A - 車載無線通信装置 - Google Patents

車載無線通信装置

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JP2003332932A
JP2003332932A JP2002140618A JP2002140618A JP2003332932A JP 2003332932 A JP2003332932 A JP 2003332932A JP 2002140618 A JP2002140618 A JP 2002140618A JP 2002140618 A JP2002140618 A JP 2002140618A JP 2003332932 A JP2003332932 A JP 2003332932A
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wireless unit
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話50の消費電力を抑えつつ、携帯電
話50で操作を行わずに、携帯側高速通信部33及び車
載高速通信部10間の無線通信を起動させる。 【解決手段】 車載低電力通信部13a及び携帯側低電
力通信部35の間の無線通信を介して、携帯側高速通信
部33及び車載高速通信部10間の無線通信を起動させ
るので、携帯電話50に対して、携帯側高速通信部33
を起動させるための操作を行う必要がなくなる。これに
加えて、携帯側低電力通信部35及び携帯側高速通信部
33を常時、待ち受け状態にした場合に比べて、消費電
力を抑えることができ、携帯電話の電池の残容量の不
足、すなわち、携帯電話のバッテリ上がりを抑制でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話との無線
通信を行う車載無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、車両内に装備されたマイク、及びスピーカを有する
ハンズフリー装置と携帯電話とによって、運転中に運転
者が携帯電話を手に持つことなく、ハンズフリー通話を
行うことができるようにするハンズフリー通話システム
が実現化されている。
【0003】このシステムでは、ハンズフリー装置及び
携帯電話の間で音声データ等の通信を行うために、運転
者がハンズフリー通話を行うのに先立ち、ハンズフリー
装置と携帯電話とをワイヤーハーネス等で接続する必要
がある。
【0004】そこで、ハンズフリー装置と携帯電話とを
ワイヤーハーネスで接続する手間を省くために、ハンズ
フリー装置と携帯電話との双方に近距離無線機を搭載
し、ハンズフリー装置及び携帯電話の間で音声データな
どを無線通信できる無線通信システムが考えられる。
【0005】このものにおいては、ハンズフリー装置及
び携帯電話の間のワイヤーハーネスが省かれるため、例
えば、運転者が携帯電話を衣服のポケットやカバンに入
れた状態でも、ハンズフリー通話を行うことが可能にな
る。
【0006】しかし、この無線通信システムにおいて
は、ハンズフリー通話の開始に先立って、携帯電話の近
距離無線機を起動させてハンズフリー通話の可能なハン
ズフリーモードに設定する必要がある。
【0007】また、携帯電話の操作部への運転者の操作
により、携帯電話に対して、近距離無線機を起動させて
ハンズフリーモードに設定することも考えられる。しか
し、運転者が携帯電話を衣服のポケットやカバンに入れ
た状態で乗車した場合には、近距離無線機の起動のため
に、携帯電話をポケットやカバンから取り出す手間が生
じる。
【0008】これに対して、運転者がポケットやカバン
から取り出す手間を省くため、携帯電話自身が、ハンズ
フリー装置との無線通信に基づき、ハンズフリーモード
に設定することも考えられる。
【0009】例えば、運転者が携帯電話を携帯して車両
に乗車する際、携帯電話が、ハンズフリー装置から送信
される信号に基づき、携帯電話自身が車両内に位置する
ことを判定して、ハンズフリーモードに設定するように
する。しかし、この場合、携帯電話を、常時、ハンズフ
リー装置から送信される信号を待ち受ける状態にしてお
く必要があるため、多大な電力を消費して、携帯電話の
内蔵バッテリの残容量を短時間に減らすといった問題が
生じる。
【0010】なお、携帯機と車載無線機とを用いてドア
ロック制御を行うキーフリーシステムでは、携帯機の内
蔵無線機の消費電力を抑えることのできる無線方式が用
いられているものの、伝送レートが低いため、この無線
方式を、携帯電話及びハンズフリー装置の間の無線通信
に適用することができない。
【0011】本発明は、上記点に鑑みて、消費電力を抑
え、かつ携帯電話で操作を行わずに、携帯電話との間の
無線通信を起動させるようにした車載無線通信装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、無線通信を
行う第1の無線部(35)とこの第1の無線部に比べて
高い消費電力で無線通信を行う第2の無線部(33)と
を有する携帯電話との間で、無線通信する車載無線通信
装置であって、携帯電話の第1の無線部との間で無線通
信する第1の車載無線部(13a)と、携帯電話の第2
の無線部との間で無線通信する第2の車載無線部(1
0)と、第1の無線部及び第1の車載無線部の間の無線
通信を介して、第2の無線部及び第2の車載無線部の間
の無線通信を起動させる起動手段(270、280)と
を有することを特徴とする。
【0013】このように、第1の無線部及び第1の車載
無線部の間の無線通信を介して、第2の無線部及び第2
の車載無線部の間の無線通信を起動させる。このため、
携帯電話の第1及び第2の無線部を常時、待ち受け状態
にする場合に比べて、消費電力を抑えることができる。
これに加えて、当該無線通信を起動させるために、携帯
電話において操作を行う必要を無くすことができる。
【0014】以上により、消費電力を抑え、かつ携帯電
話で操作を行わずに、携帯電話の第2の無線部との間の
無線通信を起動させることができる。
【0015】さらに、携帯電話と車載無線機とを含む無
線通信システムとしては、請求項11に記載の発明のよ
うに、無線通信を行う第1の無線部(35)とこの第1
の無線部に比べて高い消費電力で無線通信を行う第2の
無線部(33)とを有する携帯電話(50)と、この携
帯電話との間で無線通信する車載無線機(M)を有し、
車載無線機は、携帯電話の第1の無線部との間で無線通
信する第1の車載無線部(13a)と、携帯電話の第2
の無線部との間で無線通信する第2の車載無線部(1
0)と、第1の無線部及び第1の車載無線部の間の無線
通信を介して第2の無線部を起動させるための起動信号
を送信するとともに、第2の車載無線部を起動させる起
動手段(270、280)と、を有する構成を採用する
ことができる。
【0016】ここで、車載無線通信装置としては、請求
項2に記載の発明のように、起動手段が、携帯電話の第
2の無線部を起動するための起動信号を第1の車載無線
部により第1の無線部に無線送信してもよく、さらに
は、請求項3に記載の発明のように、起動手段が、第1
の無線部で起動信号が受信された旨を通知するための通
知信号を第1の車載無線部により受信する受信手段(2
80)を有し、受信手段が通知信号を第1の車載無線部
により受信したとき、第2の車載無線部を起動させるよ
うにしてもよい。
【0017】また、請求項4に記載の発明のように、第
2の車載無線部と携帯電話の第2の無線部との間の無線
通信を介して、ハンズフリー通話を行うように構成して
もよい。
【0018】この場合、消費電力を抑え、かつ携帯電話
で操作を行うことなく、ハンズフリー通話を開始するこ
とができる。
【0019】さらに、請求項5に記載の発明のように、
車両の主電源がオンしているか否かを判定する電源判定
手段(230)を有し、主電源がオンしていることを電
源判定手段が判定したとき、起動手段が、第2の無線部
及び第2の車載無線部の間の無線通信を起動させるよう
にしてもよい。
【0020】特に、請求項6に記載の発明では、ハンズ
フリー通話を行うために使用者により発呼操作される発
呼操作部(25)と、発呼操作部が発呼操作されたか否
かを判定する発呼判定手段(290)とを有し、主電源
がオンしていることを電源判定手段が判定し、かつ発呼
操作部が発呼操作されたことを発呼判定手段が判定した
とき、起動手段が、第2の無線部及び第2の車載無線部
の間の無線通信を起動させることを特徴とする。
【0021】このように、主電源がオンしているとき、
車載無線通信装置で発呼操作されると、第2の無線部及
び第2の車載無線部の間の無線通信を起動できる。この
ため、発呼操作だけで、当該無線通信を介するハンズフ
リー通話を開始をすることができるので、発呼操作によ
るハンズフリー通話をスムーズに開始することができ
る。
【0022】また、請求項7に記載の発明においては、
携帯電話の通信網の基地局(60)から送信される着信
信号を携帯電話の第1の無線部を介して第1の車載無線
部が受信したか否かを判定する着信判定手段(260)
を有し、主電源がオンしていることを電源判定手段が判
定し、かつ着信信号を携帯電話の第1の無線部を介して
第1の車載無線部が受信したことを着信判定手段が判定
したとき、起動手段が、第2の無線部及び第2の車載無
線部の間の無線通信を起動させることを特徴とする。
【0023】このように、主電源がオンしているとき、
着信信号を携帯電話の第1の無線部を介して第1の車載
無線部が受信すると、第2の無線部及び第2の車載無線
部の間の無線通信を起動できる。このため、着信信号の
受信だけで、当該無線通信を介するハンズフリー通話を
開始をすることができるので、着信信号の受信によるハ
ンズフリー通話をスムーズに開始することができる。
【0024】また、請求項8に記載の発明のように、第
1の車載無線部と第1の無線部との間の無線通信を介し
て、車両ドアの解錠を行うように構成してもよい。
【0025】この場合、車両ドアの解錠及び施錠を行う
ための第1の車載無線部、第1の無線部を利用して、第
2の無線部及び第2の車載無線部の間の無線通信を起動
させることになる。
【0026】従って、車両ドアの解錠及び施錠を行うた
めの車載無線部を車両に搭載する場合には、この車載無
線部以外に他の無線機を車両に搭載する必要がない。さ
らに、車両ドアの解錠及び施錠を行うための無線部を携
帯電話に搭載する場合には、当該無線機以外に他の無線
機を携帯電話に搭載する必要がない。
【0027】ここで、請求項1乃至8の記載の発明にお
ける携帯電話としては、以下の如く構成を採用してもよ
い。
【0028】すなわち、請求項9に記載の発明では、無
線通信を行う第1及び第2の車載無線部(10、13
a)を有する車載無線通信装置との間で無線通信する携
帯電話であって、第1の車載無線部との間で無線通信す
る第1の無線部(35)と、第2の車載無線部との間で
第1の無線部に比べて高い消費電力で無線通信する第2
の無線部(33)とを有し、第1の車載無線部は、第2
の無線部を起動させるための起動信号を第1の車載無線
部から受信することを特徴とする。
【0029】さらに、携帯電話としては、請求項9に記
載の発明に記載の構成に代えて、請求項10に記載の発
明に記載の構成を採用してもよい。
【0030】すなわち、請求項10に記載の発明では、
無線通信を行う第1及び第2の車載無線部を有する車載
無線通信装置との間で無線通信する携帯電話であって、
第1の車載無線部との間で無線通信する第1の無線部
と、第2の車載無線部との間で第1の無線部に比べて高
い消費電力で無線通信する第2の無線部とを有し、第1
の無線部は、第2の車載無線部を起動させるための起動
信号を第1の車載無線部に送信することを特徴とする。
【0031】この場合、携帯電話と車載無線機を有する
無線通信システムとしては、請求項12に記載の発明の
ように、無線通信を行う第1の無線部とこの第1の無線
部に比べて高い消費電力で無線通信を行う第2の無線部
とを有する携帯電話と、この携帯電話との間で無線通信
する車載無線機を有し、車載無線機は、携帯電話の第1
の無線部との間で無線通信する第1の車載無線部と、携
帯電話の第2の無線部との間で無線通信する第2の車載
無線部と、第1の無線部及び第1の車載無線部の間の無
線通信を介して、第2の車載無線部を起動させるための
起動信号を受信する起動受信手段と、を有するように構
成することが好ましい。
【0032】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する一実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示
す一例である。
【0033】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態の車載
無線システムMを示す。図1において、車載無線通信シ
ステムMは、車載高速通信部10、キーフリーシステム
部13、ドアロック制御部15、テレマティクスECU
17、音声回路19、マイク21、スピーカ23、及び
スイッチ操作部25を有する。なお、車載無線システム
Mは、請求項1乃至8に記載の車載無線通信装置に相当
する。
【0034】車載高速通信部10は、アンテナ(図示し
ない)を含んで構成されて、このアンテナを介して下り
車室内信号を携帯電話50から受信するとともに、上り
車室内信号をアンテナから携帯電話50に送信させる。
この車載高速通信部10では、無線方式として、例え
ば、ブルートゥース方式が採用されている。
【0035】キーフリーシステム部13は、車載低電力
通信部13a及びキーフリー制御部13bを備える。車
載低電力通信部13aは、アンテナ(図示しない)を含
んで構成され、このアンテナを介して下り制御信号を携
帯電話50から受信するとともに、上り制御信号をアン
テナから携帯電話50に送信させる。この車載低電力通
信部13aでは、車載高速通信部10に比べて低い伝送
速度で、かつ、車載高速通信部10に比べて低い消費電
力で無線通信を行うことができる。
【0036】キーフリー制御部13bは、マイクロコン
ピュータ及びメモリ等から構成され、後述するように車
載低電力通信部13aを介した送受信によって携帯側低
電力通信部35と通信を行ってドアロックを制御した
り、イグニッションスイッチIGへの操作、発呼操作、
着信などに基づき携帯側高速通信部33を起動させるた
めの処理などを行う。また、メモリは、コンピュータプ
ログラム以外に、このマイクロコンピュータの処理に伴
うデータを記憶するとともに、携帯側低電力通信部35
から送信される識別信号(例えば、後述する着信ID、
アイドルIDなど)を識別するためのIDデータを記憶
する。さらに、ドアロック制御部15は、車両ドアロッ
クの解除、施錠を行う。
【0037】スイッチ操作部25は、発呼、終話等の各
種機能が割り付けられた各キーを有し、これらキーへの
操作に基づき操作信号を出力する。さらに、音声回路1
9は、マイク21からの送話信号をアナログ−デジタル
変換して上り車室内信号を出力するとともに、下り車室
内信号をデジタル−アナログ変換して受話信号をスピー
カ23に出力する。なお、マイク21、スピーカ23
は、車室内で運転席周辺に設置されている。
【0038】テレマティクスECU17は、マイクロコ
ンピュータ及びメモリなどか構成され、GPS、携帯電
話、インターネット等を統合的に利用して様々なサービ
スを提供するもので、例えば、車載高速通信部10を介
した送受信により、携帯側高速通信部33と通信を行っ
てハンズフリー通話を行うための処理を行う。なお、回
路10、13、17、19、25は、それぞれ、車内L
AN27で繋がっている。
【0039】また、携帯電話50は、車載無線システム
Mとともに無線通信システム(請求項10に記載の)を
構成するもので、アンテナ部30、電話通信部31、携
帯側高速通信部33、携帯側低電力通信部35、キー操
作部37、メモリ部39、バッテリ43、及びコントロ
ール部41を有する。
【0040】電話通信部31は、事業者(すなわち、携
帯電話の通信網)の基地局からの下り通信信号をアンテ
ナ部30を介して受信するとともに、上り通信信号をア
ンテナ部30から基地局60に送信させる。この電話通
信部31では、例えば、W−CDMA方式、或いはPD
C方式等が採用されている。
【0041】携帯側高速通信部33は、アンテナ(図示
しない)を含んで構成され、このアンテナを介して受信
された上り車室内信号を上り通信信号として電話通信部
31に出力するとともに、電話通信部31から出力され
た下り通信信号を下り車室内信号としてアンテナから送
信させる。この携帯側高速通信部33では、無線方式と
して、例えば、ブルートゥース方式が採用されている。
【0042】携帯側低電力通信部35は、アンテナ(図
示しない)を含んで構成され、このアンテナを介して上
り制御信号をキーフリーシステム部13から受信すると
ともに、この上り制御信号をこのアンテナからキーフリ
ーシステム部13に送信させる。この携帯側低電力通信
部35では、携帯側高速通信部33に比べて低い伝送速
度で、かつ携帯側高速通信部33に比べて低い消費電力
で無線通信を行うことができる。また、キー操作部37
は、電話、データ通信などの各種の機能が割り付けられ
た各キーを有する。
【0043】コントロール部41は、マイクロコンピュ
ータを含んで構成され、携帯側低電力通信部35を介し
た送受信により車載低電力通信部13aと通信を行って
ドアロックを制御するための処理などを行う。さらに、
このコントロール部41は、携帯側高速通信部33を介
した送受信によって、基地局60あるいは車載高速通信
部10と通信を行ってハンズフリー電話として機能させ
るための処理などを行う。
【0044】メモリ部39は、コンピュータプログラム
を記憶するとともに、コントロール部41のマイクロコ
ンピュータ処理に伴うデータを記憶する。また、このメ
モリ部39は、キーフリーシステム部13から送信され
る識別信号(例えば、後述するドアロックID、スイッ
チオンIDなど)を識別するためのIDデータを記憶す
る。
【0045】なお、バッテリ43は、電話通信部31、
携帯側高速通信部33、携帯側低電力通信部35、メモ
リ部39、及びコントロール部41などに電力を供給す
ることができる。さらに、バッテリ43に加えて、携帯
側高速通信部33及び携帯側低電力通信部35のうち少
なくとも一方のためだけの専用バッテリを採用してよ
い。
【0046】次に、本実施形態の作動の具体例として、
車両に使用者が車両に乗車する際のキーフリーシステム
部13と携帯電話50との間の無線通信により、携帯電
話50の携帯側高速通信部33を起動させてハンズフリ
ー通話を行うようにした一例について説明する。
【0047】図2(a)は、携帯電話50のコントロー
ル部41のドア開錠処理を示すフローチャート、図2
(b)は、キーフリーシステム部13のキーフリー制御
部13bの処理を示すフローチャートである。
【0048】先ず、車両エンジン停止中であることを判
定した場合には、キーフリー制御部13bが、車載低電
力通信部13aによりドアロックIDを一定期間毎に送
信させている(ステップ200、210)。
【0049】また、携帯電話50のコントロール部41
が、携帯側高速通信部33の動作を行わないようにする
とともに、携帯側低電力通信部35を待ち受け状態にし
ている(ステップ100)。
【0050】その後、使用者が携帯電話50を携帯して
車両に近づいた場合には、携帯側低電力通信部35が、
キーフリー制御部13bからのドアロックIDを受信す
ることになる。これに伴い、コントロール部41は、メ
モリ部39に記憶したIDデータに基づき、ドアロック
IDを受信したことを判定する(ステップ110:YE
S)。
【0051】これに加えて、コントロール部41が、ド
アロックIDを受信したことをキーフリー制御部13b
に通知するための応答信号を、携帯側低電力通信部35
により送信させる(ステップ120)。
【0052】その後、コントロール部41は、ドアロッ
クID以外の他のIDを受信してステップ110でNO
と判定するまで、待ち受け処理(ステップ100)、ド
アロックID判定(ステップ110)、及び応答信号送
信処理(ステップ120)を繰り返す。このことによ
り、携帯側低電力通信部35は、他のIDを受信しない
限り、待ち受けと応答信号の送信とを時分割で繰り返し
行うことができる。
【0053】次に、この送信された応答信号が車載低電
力通信部13aにより受信されると、この応答信号を受
信したことをキーフリー制御部13bが判定する(ステ
ップ210:YES)。これに伴い、キーフリー制御部
13bが、車載低電力通信部13aによってドアロック
IDを送信させないようにするとともに、ロック制御装
置によって車両の各ドアロックを解錠させる(ステップ
220)。
【0054】その後、使用者が車両に乗車してイグニッ
ションスイッチIGをオンさせるための操作を行うと、
キーフリー制御部13bは、イグニッションスイッチI
Gがオンしたことを判定するとともに、このイグニッシ
ョンスイッチIGのオンを携帯電話50のコントロール
部41に通知するためのスイッチオンIDを送信させる
ための処理を行う(ステップ240)。
【0055】ここで、キーフリー制御部13bが、後述
するアイドルID又は着信IDを携帯側低電力通信部3
5から受信したか否かを判定し(ステップ250)、ア
イドルID又は着信IDを受信したことを判定するま
で、スイッチオンIDの送信処理(ステップ240)を
繰り返す。このことにより、車載低電力通信部13a
は、アイドルID又は着信IDを受信するまで、スイッ
チオンIDを一定期間毎に送信することになる。
【0056】次に、携帯電話50の携帯側低電力通信部
35が、ドアロックIDではなく、このスイッチオンI
Dを受信すると、コントロール部41は、このスイッチ
オンIDを受信したとして、メモリ部39に記憶したI
Dデータに基づき、ステップ110でNOと判定し、か
つ、ステップ140でYESと判定する。
【0057】これに伴い、コントロール部41は、基地
局60からの着信信号が電話通信部31によって受信さ
れか否かを判定する(ステップ150)。コントロール
部41は、着信信号が受信されないことを判定すると、
この着信信号を受信せずこの着信信号の受信を待機して
いることをキーフリー制御部13bに通知するためのア
イドルIDを送信させるための処理を行う(ステップ1
60)。
【0058】その後、コントロール部41は、この着信
信号を受信してステップ150でYESと判定するま
で、待ち受け処理(ステップ100)、ドアロックID
判定処理(ステップ110)、スイッチオンID判定処
理(ステップ140)、着信判定(ステップ150)、
及びアイドルID送信処理(ステップ160)を繰り返
す。このことにより、携帯側低電力通信部35は、着信
信号を受信しない限り、待ち受けとアイドルIDの送信
とを時分割で行うことになる。
【0059】次に、この送信されたアイドルIDを車載
低電力通信部13aが受信すると、キーフリー制御部1
3bが、このアイドルIDを受信したことを、メモリに
記憶したIDデータに基づき判定する(ステップ25
0:YES、ステップ260:YES)。これに加え
て、キーフリー制御部13bが、スイッチ操作部25に
対して使用者による発呼操作(短縮番号の入力を含む操
作)が行われたか否かを判定する(ステップ290)。
【0060】ここで、キーフリー制御部13bは、スイ
ッチ操作部25に対して発呼操作が行われないことを判
定すると、発呼操作、または、後述する着信IDの受信
が行われるまで、スイッチオンIDの送信処理(ステッ
プ240)、ID受信判定処理(ステップ250)、ア
イドルID判定処理(ステップ260)、発呼判定処理
(ステップ290)を繰り返すことになる。このことに
より、車載低電力通信部13aは、発呼操作、または、
後述する着信IDの受信が行われるまで、スイッチオン
IDを一定期間毎に送信することになる。
【0061】これに伴い、携帯電話50のコントロール
部41は、基地局60からの着信信号が受信されない限
り、待ち受け処理(ステップ100)、ドアロックID
判定処理(ステップ110)、スイッチオンID判定処
理(ステップ140)、着信判定(ステップ150)、
アイドルID送信(ステップ160)を繰り返す。この
ことにより、携帯側低電力通信部35が、待ち受けとア
イドルIDの送信とを時分割で繰り返し行うことにな
る。
【0062】次に、基地局60からの着信信号が電話通
信部31によって受信されると、この着信信号が受信さ
れたことをコントロール部41が判定する(ステップ1
50)。これに伴い、コントロール部41が、着信信号
を受信したことをキーフリー制御部13bに通知するた
めの着信IDを携帯側低電力通信部35によって送信さ
せるための処理を行う(ステップ170)。
【0063】その後、コントロール部41は、ドアロッ
クID及びスイッチオンID以外のIDが受信されるま
で、待ち受け処理(ステップ100)、ドアロックID
判定処理(ステップ110)、スイッチオンID判定処
理(ステップ140)、着信判定(ステップ150)、
及び、着信ID送信処理(ステップ170)を繰り返
す。このことにより、携帯側低電力通信部35は、アイ
ドルIDを送信せず、待ち受けと着信IDの送信とを時
分割で行うことになる。
【0064】これに伴い、この着信IDが車載低電力通
信部13aにより受信されると、キーフリー制御部13
bは、アイドルIDではなく、着信IDが受信されたこ
とをメモリに記憶したIDデータに基づき、判定する
(ステップ250:YES、ステップ260:NO)。
【0065】ここで、キーフリー制御部13bは、携帯
側高速通信部33及び車載高速通信部10の間で無線接
続を開始することを携帯側低電力通信部35に通知する
ためのコネクトIDを一定期間毎に送信させるための処
理を行う(ステップ270、)。このことにより、車載
低電力通信部13aがコネクトID(起動信号)を一定
期間毎に送信させることになる。
【0066】これに伴い、携帯側低電力通信部35が、
着信ID、アイドルIDではなく、コネクトIDを受信
すると、コントロール部41は、このコネクトIDが受
信されたことをメモリ部39に記憶したIDデータに基
づき判定する(ステップ180)。
【0067】これに加えて、コントロール部41は、テ
レマティクスECU17に対して、携帯側高速通信部3
3の起動を指令するための指令信号を出力する。これに
伴い、テレマティクスECU17は、指令信号を受けて
携帯側高速通信部33を起動させる。このことにより、
携帯側高速通信部33は、携帯側低電力通信部35が車
載低電力通信部13aからのコネクトIDを受けること
により起動することになる。
【0068】また、コントロール部41は、コネクトI
Dを受信したことを車載低電力通信部13aに通知する
ためのコネクト応答信号(通知信号)を、携帯側低電力
通信部35によって送信させる(ステップ190)。
【0069】これに伴い、このコネクト応答信号を車載
低電力通信部13aが受信すると、キーフリー制御部1
3bは、このコネクト応答信号を受信したことを判定す
る(ステップ280:YES)。これに加えて、キーフ
リー制御部13bは、車載低電力通信部13aによって
コネクトIDを送信させないようにするとともに、車載
高速通信部10を起動させる。
【0070】また、ステップ290において、キーフリ
ー制御部13bが、スイッチ操作部25に対して使用者
による発呼操作が行われたとしてYESと判定すると、
着信IDを受信した場合と同様に、コネクトID(起動
信号)の送信処理(ステップ270)、コネクト応答信
号の受信判定処理(ステップ280)を行った後、車載
高速通信部10を起動させる。これに加えて、携帯電話
50のコントロール部41は、着信信号を受信した場合
と同様に、コネクトIDの受信判定処理(ステップ18
0)を行った後、コネクト応答信号の送信処理(ステッ
プ190)を行うとともに、テレマティクスECU17
に対して携帯側高速通信部33を起動させる。
【0071】上述したように、車載低電力通信部13a
及び携帯側低電力通信部35の間の無線通信を介して、
携帯側高速通信部33及び車載高速通信部10間の無線
通信を起動させるので、携帯電話50に対して、携帯側
高速通信部33を起動させるための操作を行う必要がな
くなる。これに加えて、携帯側低電力通信部35及び携
帯側高速通信部33を常時、待ち受け状態にした場合に
比べて、消費電力を抑えることができ、携帯電話の電池
の残容量の不足、すなわち、携帯電話のバッテリ上がり
を抑制できる。
【0072】また、本実施形態では、上述のように、車
両ドアロックの解除、施錠を行うための車載低電力通信
部13a、携帯側低電力通信部35を利用して、携帯側
高速通信部33及び車載高速通信部10間の無線通信を
起動するようにしている。従って、車両において当該無
線通信を起動するために車載低電力通信部13a以外の
他の車載無線機を搭載する必要がない。さらに、携帯電
話50においても当該無線通信を起動するために携帯側
低電力通信部35以外の他の携帯側通信部を搭載する必
要がない。
【0073】また、イグニッションスイッチIG(主電
源)のオンしているとき、携帯側低電力通信部35から
の着信IDを車載低電力通信部13aが受信すると、キ
ーフリー制御部13bは、携帯側高速通信部33及び車
載高速通信部10間の無線通信を起動させる。このた
め、着信IDを(着信信号)の受信だけで、後述するよ
うに、当該無線通信を介するハンズフリー通話を開始を
することができるので、着信によるハンズフリー通話を
スムーズに開始することができる。
【0074】さらに、イグニッションスイッチIG(主
電源)のオンしているとき、スイッチ操作部25に対し
て発呼操作が行われると、キーフリー制御部13bは、
携帯側高速通信部33及び車載高速通信部10間の無線
通信を起動させる。このため、発呼操作だけで、後述す
るように、当該無線通信を介するハンズフリー通話を開
始することができるので、発呼操作によるハンズフリー
通話をスムーズに開始することができる。
【0075】そして、この実施形態において、携帯側高
速通信部33及び車載高速通信部10を起動させたとき
には、携帯側高速通信部33及び車載高速通信部10の
間の無線通信を介してハンズフリー通話処理を行えるよ
うにしている。このハンズフリー通話処理は、着呼モー
ドと発呼モードとに分けられ、以下、モード毎に説明す
る。
【0076】(着呼モード)携帯電話50のコントロー
ル部41は、基地局60から着信信号を受信し(ステッ
プ150)、かつ、携帯側高速通信部33を起動した場
合、以下の如く、ハンズフリー通話処理の実行を開始す
る。
【0077】先ず、車載高速通信部10から後述するオ
フフック信号を受信し、基地局60にオフフック信号を
送出する。オフフック信号が基地局60に送られると、
電話回線接続が行われる。
【0078】そして、基地局60からの下り通信信号を
受信すると、この下り通信信号を下り車室内信号として
車載高速通信部10に送出するとともに、車載高速通信
部10から上り車室内信号を受信すると、この上り車室
内信号を上り通信信号として基地局60に送出する。
【0079】次に、車載高速通信部10から車室内終話
信号を受信したか否かを判定する。この車室内終話信号
は、終話操作が行われたときに車載高速通信部10から
送信される。そして、車室内終話信号を受信したときに
は、終話信号を基地局60に送出する。
【0080】また、テレマティクスECU17は、車載
低電力通信部13aから着信IDを受信し(ステップ2
60:NO)、かつ車載高速通信部10を起動した場合
には、次のように、ハンズフリー通話処理を行う。
【0081】先ず、スピーカ23から着信音を鳴動させ
るための信号を音声回路19に出力する。その後、スイ
ッチ操作部25に対して、通話の開始を指示するための
操作が成されると、オフフック信号を携帯側高速通信部
33に送出する。
【0082】そして、ハンズフリー通話を行うために、
携帯側高速通信部33から下り車室内信号を受信したと
きには、スピーカ23から受話音声を出力させるように
し、またマイク21から送話信号を音声回路19を介し
て入力したときには上り車室内信号を携帯側高速通信部
33に送信する。
【0083】この後、スイッチ操作部25に対して終話
を行うための操作が行われない間は、ハンズフリー通話
が継続し、スイッチ操作部25に対して終話を行うため
の操作が行わると、車室内終話信号を携帯側高速通信部
33に送出する。
【0084】(発呼モード)テレマティクスECU17
は、スイッチ操作部25に対して発呼操作が行われ(ス
テップ290)、かつ、車載高速通信部10を起動した
ときに発呼モードでのハンズフリー通話処理を行う。
【0085】車室内発呼信号(短縮番号を含む)を携帯
側高速通信部33に送出する。この後、着呼モードの場
合の処理と同様、携帯側高速通信部33からの下り車室
内信号に基づきスピーカ23から受話音声を出力させる
ようにし、また音声回路19を介して入力されるマイク
21からの送話信号に基づき、上り車室内信号を携帯側
高速通信部33に送信する。この後、スイッチ操作部2
5に対して終話操作が行わると、車室内終話信号を携帯
側高速通信部33に送出する。
【0086】また、携帯電話50のコントロール部41
は、車載高速通信部10を起動し、かつ、車載高速通信
部10から車室内発呼信号を受信すると、発呼信号を基
地局60に送出するため、発呼信号が基地局60に送ら
れて、電話回線接続が開始される。その後、着呼モード
の場合の処理と同様に、基地局60から受信された下り
通信信号を下り車室内信号として車載高速通信部10に
送出するとともに、車載高速通信部10から受信された
上り車室内信号を上り通信信号として基地局60に送出
し、車載高速通信部10から車室内終話信号を受信した
ときには、終話信号を基地局60に送出する。
【0087】さらに、上記実施形態では、イグニッショ
ンスイッチIG(主電源)のオンしているとき、携帯側
低電力通信部35からの着信IDを車載低電力通信部1
3aが受信すると、キーフリー制御部13bが、携帯側
高速通信部33及び車載高速通信部10間の無線通信を
起動させ、またイグニッションスイッチIGのオンして
いるとき、スイッチ操作部25に対して発呼操作が行わ
れると、携帯側高速通信部33及び車載高速通信部10
間の無線通信を起動させるようにした例について説明し
たが、これに限らず、イグニッションスイッチIGがオ
ンしたとき、直ちに、キーフリー制御部13bが、携帯
側高速通信部33及び車載高速通信部10間の無線通信
を起動させるようにしてもよい。これにより、イグニッ
ションスイッチIGがオンすると直後に無線通信を介す
るハンズフリー通話を行うことが可能になる。
【0088】さらに、上記実施形態では、携帯側高速通
信部33を起動させるための起動信号として、コネクト
IDを用いた例について説明したが、これに限らず、携
帯側高速通信部33を起動させるための信号ならば、こ
のコネクトID以外の各種の信号を用いてもよい。
【0089】また、上記実施形態では、車載低電力通信
部13aが起動信号としてのコネクトIDを携帯電話5
0に送信してこのコネクトIDに基づき携帯電話50の
携帯側高速通信部33(第2の無線部)を起動させるよ
うにした例について説明したが、これに代えて、携帯電
話50の携帯側低電力通信部35が車載低電力通信部1
3aに起動信号(以下、携帯起動信号という)を送信
し、キーフリー制御部13bがこの携帯起動信号を車載
低電力通信部13aを介して受信すると、車載高速通信
部10を起動させるようにしてもよい。
【0090】例えば、携帯電話50と車載無線システム
Mとを有する無線通信システムを次のように構成しても
よい。
【0091】すなわち、携帯電話50は、携帯側低電力
通信部35(第1の無線部)と、この携帯側低電力通信
部35に比べて高い消費電力で無線通信を行う携帯側高
速通信部33(第2の無線部)と、基地局60との間で
無線通信を行う電話通信部31とを有している。
【0092】車載無線システムMは、携帯電話50の携
帯側低電力通信部35との間で無線通信する車載低電力
通信部13a(第1の車載無線部)と、携帯電話50の
携帯側高速通信部33との間で無線通信する車載高速通
信部10(第2の車載無線部)とを有している。
【0093】ここで、携帯電話50において、基地局6
0からの着信信号が電話通信部31によって受信される
と、コントロール部41が、携帯側低電力通信部35及
び車載低電力通信部13aの間の無線通信を介して、車
載高速通信部10を起動させるための着信ID(携帯起
動信号)を送信する。これに伴い、コントロール部41
が、携帯側高速通信部33を起動させる。これに加え
て、車載無線システムMでは、キーフリー制御部13b
が、この着信IDを車載低電力通信部13aを介して受
信すると、車載高速通信部10を起動させることにな
る。なお、携帯起動信号としては、着信ID以外の信号
を用いてもよい。
【0094】なお、上記実施形態では、携帯電話の第1
の無線部として、ドアロックの開錠、施錠を行うための
携帯側低電力通信部35を適用した例について説明した
が、これに限らず、車載無線機と無線通信するもので、
第1の無線機(携帯側低電力通信部35)に比べて消費
電力の低い無線機ならば、各種の無線方式の無線機を適
用してもよい。
【0095】また、上記実施形態において、携帯電話の
第2の無線部(携帯側高速通信部33)と第2の車載無
線部(車載高速通信部10)とに適用される無線方式と
して、ブルートゥース方式を適用した例について説明し
たが、これに限らず、無線LAN(IEEE802.1
1b)などを適用してもよい。
【0096】さらに、上記実施形態では、主電源のオン
としてイグニッションスイッチIGのオンを適用した例
について説明したが、これに限らず、車載機器の給電す
るためのアクセサリスイッチのオンを適用してもよい。
また、電気自動車の場合には、電気自動車の駆動源の給
電を開始するための給電スイッチを、イグニッションス
イッチIGに代えて適用してよい。
【0097】また、上記実施形態では、キーフリー制御
部13bは、発呼操作が行われたことを判定すると(ス
テップ290)、コネクトIDの送信処理(ステップ2
70)を行うようにした例について説明したが、これに
限らず、以下のようにしてもよい。
【0098】すなわち、携帯電話50のメモリ部39に
宛先名、電話番号、短縮番号、住所などの宛先データが
記憶されているとき、この宛先データを携帯電話50か
ら読み出すためにアクセスを開始させる操作をスイッチ
操作部25に対して行った場合に、発呼操作が行われた
場合と同様、コネクトIDの送信処理(ステップ27
0)を行うようにする。
【0099】以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の
構成との対応関係について説明すると、携帯側低電力通
信部35が第1の無線部に相当し、携帯側高速通信部3
3が第2の無線部に相当し、車載低電力通信部13aが
第1の車載無線部に相当し、ステップ270、280が
起動手段に相当し、車載高速通信部10が第2の車載無
線部に相当し、起動信号がコネクトIDに相当し、ステ
ップ230が電源判定手段に相当し、スイッチ操作部2
5が発呼操作部に相当し、ステップ290が発呼判定手
段に相当し、ステップ260が着信判定手段に相当す
る。さらに、電話通信部31によって着信信号が受信さ
れて携帯側低電力通信部35から送信された着信IDを
車載低電力通信部13aによって受信されることが、基
地局から送信される着信信号を携帯電話の第2の無線部
を介して車載無線部が受信したことに相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車載無線システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すコントロール部及びキーフリーシス
テム部の処理を示すフローチャーとである。
【符号の説明】
10…車載高速通信部、13…キーフリーシステム部、
15…ドアロック制御部、17…テレマティクスEC
U、33…携帯側高速通信部、50…携帯電話、31…
携帯側低電力通信部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行う第1の無線部(35)と
    この第1の無線部に比べて高い消費電力で無線通信を行
    う第2の無線部(33)とを有する携帯電話との間で、
    無線通信する車載無線通信装置であって、 前記携帯電話の第1の無線部との間で無線通信する第1
    の車載無線部(13a)と、 前記携帯電話の第2の無線部との間で無線通信する第2
    の車載無線部(10)と、 前記第1の無線部及び前記第1の車載無線部の間の無線
    通信を介して、前記第2の無線部及び前記第2の車載無
    線部の間の無線通信を起動させる起動手段(270、2
    80)と、 を有することを特徴とする車載無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記起動手段は、前記携帯電話の第2の
    無線部を起動するための起動信号を前記第1の車載無線
    部により前記第1の無線部に無線送信することを特徴と
    する請求項1に記載の車載無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記起動手段は、 前記第1の無線部で前記起動信号が受信された旨を通知
    するための通知信号を前記第1の車載無線部により受信
    する受信手段(280)を有し、 前記受信手段が前記通知信号を前記第1の車載無線部に
    より受信したとき、前記第2の車載無線部を起動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の車載無線部と前記携帯電話の
    第2の無線部との間の無線通信を介して、ハンズフリー
    通話を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1つに記載の車載無線通信装置。
  5. 【請求項5】 車両の主電源がオンしているか否かを判
    定する電源判定手段(230)を有し、 前記主電源がオンしていることを前記電源判定手段が判
    定したとき、前記起動手段が、前記第2の無線部及び前
    記第2の車載無線部の間の無線通信を起動させることを
    特徴とする請求項4に記載の車載無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記ハンズフリー通話を行うために使用
    者により発呼操作される発呼操作部(25)と、 前記発呼操作部が前記発呼操作されたか否かを判定する
    発呼判定手段(290)とを有し、 前記主電源がオンしていることを前記電源判定手段が判
    定し、かつ前記発呼操作部が発呼操作されたことを前記
    発呼判定手段が判定したとき、前記起動手段が、前記第
    2の無線部及び前記第2の車載無線部の間の無線通信を
    起動させることを特徴とする請求項5に記載の車載無線
    通信装置。
  7. 【請求項7】 前記携帯電話の通信網の基地局(60)
    から送信される着信信号を前記携帯電話の第1の無線部
    を介して前記第1の車載無線部が受信したか否かを判定
    する着信判定手段(260)を有し、 前記主電源がオンしていることを前記電源判定手段が判
    定し、かつ前記着信信号を前記携帯電話の第1の無線部
    を介して前記第1の車載無線部が受信したことを前記着
    信判定手段が判定したとき、前記起動手段が、前記第2
    の無線部及び前記第2の車載無線部の間の無線通信を起
    動させることを特徴とする請求項5に記載の車載無線通
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の車載無線部と前記第1の無線
    部との間の無線通信を介して、車両ドアの解錠を行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに車載無
    線通信装置。
  9. 【請求項9】 無線通信を行う第1及び第2の車載無線
    部(10、13a)を有する車載無線通信装置との間で
    無線通信する携帯電話であって、 前記第1の車載無線部との間で無線通信する第1の無線
    部(35)と、 前記第2の車載無線部との間で前記第1の無線部に比べ
    て高い消費電力で無線通信する第2の無線部(33)と
    を有し、 前記第1の無線部は、前記第2の無線部を起動させるた
    めの起動信号を前記第1の車載無線部から受信すること
    を特徴とする携帯電話。
  10. 【請求項10】 無線通信を行う第1及び第2の車載無
    線部を有する車載無線通信装置との間で無線通信する携
    帯電話であって、 前記第1の車載無線部との間で無線通信する第1の無線
    部と、 前記第2の車載無線部との間で前記第1の無線部に比べ
    て高い消費電力で無線通信する第2の無線部とを有し、 前記第1の無線部は、前記第2の車載無線部を起動させ
    るための起動信号を前記第1の車載無線部に送信するこ
    とを特徴とする携帯電話。
  11. 【請求項11】 無線通信を行う第1の無線部(35)
    とこの第1の無線部に比べて高い消費電力で無線通信を
    行う第2の無線部(33)とを有する携帯電話(50)
    と、この携帯電話との間で無線通信する車載無線機
    (M)とを有し、 前記車載無線機は、 前記携帯電話の第1の無線部との間で無線通信する第1
    の車載無線部(13a)と、 前記携帯電話の第2の無線部との間で無線通信する第2
    の車載無線部(10)と、 前記第1の無線部及び前記第1の車載無線部の間の無線
    通信を介して前記第2の無線部を起動させるための起動
    信号を送信するとともに、前記第2の車載無線部を起動
    させる起動手段(270、280)と、を有することを
    特徴とする無線通信システム。
  12. 【請求項12】 無線通信を行う第1の無線部とこの第
    1の無線部に比べて高い消費電力で無線通信を行う第2
    の無線部とを有する携帯電話と、この携帯電話との間で
    無線通信する車載無線機を有し、 前記車載無線機は、 前記携帯電話の第1の無線部との間で無線通信する第1
    の車載無線部と、 前記携帯電話の第2の無線部との間で無線通信する第2
    の車載無線部と、 前記第1の無線部及び前記第1の車載無線部の間の無線
    通信を介して、前記第2の車載無線部を起動させるため
    の起動信号を受信する起動受信手段と、を有することを
    特徴とする無線通信システム。
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