JP2570960B2 - 無線電話機 - Google Patents
無線電話機Info
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- JP2570960B2 JP2570960B2 JP5095448A JP9544893A JP2570960B2 JP 2570960 B2 JP2570960 B2 JP 2570960B2 JP 5095448 A JP5095448 A JP 5095448A JP 9544893 A JP9544893 A JP 9544893A JP 2570960 B2 JP2570960 B2 JP 2570960B2
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- wireless telephone
- telephone
- wireless
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、さまざまな形式のセル
ラー無線電話システムにて使用される携帯無線端末や車
載用無線端末、及び簡易型無線電話システム(PHPシ
ステム)にて使用される携帯無線端末、及び卓上機器装
置やOA装置(ファックス、パソコン等)に組み込まれ
てこれらの無線電話システムを利用できる一体型装置を
含む無線電話機に関する。
ラー無線電話システムにて使用される携帯無線端末や車
載用無線端末、及び簡易型無線電話システム(PHPシ
ステム)にて使用される携帯無線端末、及び卓上機器装
置やOA装置(ファックス、パソコン等)に組み込まれ
てこれらの無線電話システムを利用できる一体型装置を
含む無線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、セルラー無線電話システムが実用
化され、また簡易型無線電話システム(PHP)も実用
段階に入っており、このような無線電話システムは今後
ますます加入者を増やし、普及して行くものと期待され
ている。
化され、また簡易型無線電話システム(PHP)も実用
段階に入っており、このような無線電話システムは今後
ますます加入者を増やし、普及して行くものと期待され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】無線電話が便利な点
は、移動した先で電話を掛けられることであることは明
白である。その反面、主として課金の問題より、加入者
が使用できる無線電話機が特定されており、加入者が携
帯無線端末を携帯し、あるいは車載用無線端末を搭載し
た自動車に乗っていなければ使用できないという制限が
ある。すなわち加入者側無線電話機一本に対し加入者電
話番号が一本のみ付与されている。そのためバス、タク
シーなどの公衆移動機関やレンタカーに乗客個人のシス
テムにそれぞれ対応した公衆無線電話を設けることは不
可能だった。
は、移動した先で電話を掛けられることであることは明
白である。その反面、主として課金の問題より、加入者
が使用できる無線電話機が特定されており、加入者が携
帯無線端末を携帯し、あるいは車載用無線端末を搭載し
た自動車に乗っていなければ使用できないという制限が
ある。すなわち加入者側無線電話機一本に対し加入者電
話番号が一本のみ付与されている。そのためバス、タク
シーなどの公衆移動機関やレンタカーに乗客個人のシス
テムにそれぞれ対応した公衆無線電話を設けることは不
可能だった。
【0004】また、通話できる地域についても制限があ
る。現在、日本国内における無線電話システムは複数方
式であり(NTTアナログ方式/IDOアナログ方式/
TACS方式/JDCデジタル方式)、かつ地域分割式
システム割り当てが行われている。このため事業運用が
非常に複雑であり、例えばある事業者に加入していた加
入者がその事業者の割り当て外の地域に引っ越した場
合、通信方式が異なるために携帯無線端末を取り替えな
ければならず、充電器や二次電池パック等のアクセサリ
ーも買い替えなければならない。また、変更手続が非常
に煩雑である。車載用無線端末ならば、さらに取り付け
専門の工場で本体や送受話器、アンテナの脱着作業を行
わなければならない。
る。現在、日本国内における無線電話システムは複数方
式であり(NTTアナログ方式/IDOアナログ方式/
TACS方式/JDCデジタル方式)、かつ地域分割式
システム割り当てが行われている。このため事業運用が
非常に複雑であり、例えばある事業者に加入していた加
入者がその事業者の割り当て外の地域に引っ越した場
合、通信方式が異なるために携帯無線端末を取り替えな
ければならず、充電器や二次電池パック等のアクセサリ
ーも買い替えなければならない。また、変更手続が非常
に煩雑である。車載用無線端末ならば、さらに取り付け
専門の工場で本体や送受話器、アンテナの脱着作業を行
わなければならない。
【0005】さらに、無線電話機に書き込まれた通信制
御ソフトになんらかの都合により変更を加える必要が生
じた場合、ユーザーの所有する無線電話機を回収し、そ
のプログラムを書き換えるための作業が必要であった。
特に事業用の商用車載機にあってはその回収に非常な手
間がかかり、かつ売切となった携帯機における敏速な改
善サービスは困難を極めていた。
御ソフトになんらかの都合により変更を加える必要が生
じた場合、ユーザーの所有する無線電話機を回収し、そ
のプログラムを書き換えるための作業が必要であった。
特に事業用の商用車載機にあってはその回収に非常な手
間がかかり、かつ売切となった携帯機における敏速な改
善サービスは困難を極めていた。
【0006】よって本発明の目的は、加入者が特定の無
線電話機のみに通話を制限されることなく、また、地域
的または各種通信方式の違いによる制限を緩和されるよ
うな無線電話機を提供することにある。
線電話機のみに通話を制限されることなく、また、地域
的または各種通信方式の違いによる制限を緩和されるよ
うな無線電話機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、無線電話の接続に必要な加
入者個別データを記憶したICカードと、挿入口に挿入
して接続されたICカードから加入者個別データを読み
出し、読み出した加入者個別データに基づいて無線通信
を行う無線電話本体とから無線電話機を構成した。
に請求項1に記載の発明は、無線電話の接続に必要な加
入者個別データを記憶したICカードと、挿入口に挿入
して接続されたICカードから加入者個別データを読み
出し、読み出した加入者個別データに基づいて無線通信
を行う無線電話本体とから無線電話機を構成した。
【0008】請求項2に記載の発明は、無線電話本体
は、ICカードから読み出した加入者個別データに基づ
いて、搭載された無線通信装置により交信可能な無線通
信方式を選択し、無線通信を行うように請求項1に記載
の無線電話機を構成した。
は、ICカードから読み出した加入者個別データに基づ
いて、搭載された無線通信装置により交信可能な無線通
信方式を選択し、無線通信を行うように請求項1に記載
の無線電話機を構成した。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記ICカード
には、無線電話本体に搭載された各機器を制御するため
の通信制御プログラムの少なくとも一部を記憶させるこ
とができ、無線電話本体の通信制御部は該通信制御プロ
グラムを必要に応じて呼び出すように請求項1に記載の
無線電話機を構成した。
には、無線電話本体に搭載された各機器を制御するため
の通信制御プログラムの少なくとも一部を記憶させるこ
とができ、無線電話本体の通信制御部は該通信制御プロ
グラムを必要に応じて呼び出すように請求項1に記載の
無線電話機を構成した。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記ICカード
はペイジャーの呼び出しに必要なペイジャー受令モジュ
ールを内蔵し、無線電話本体は、モード切替によりIC
カードに内蔵されたペイジャー受令モジュールを作動さ
せてペイジャー呼び出し待機状態に切り替わるととも
に、無線電話接続のための機器への給電を停止するよう
に請求項1に記載の無線電話機を構成した。
はペイジャーの呼び出しに必要なペイジャー受令モジュ
ールを内蔵し、無線電話本体は、モード切替によりIC
カードに内蔵されたペイジャー受令モジュールを作動さ
せてペイジャー呼び出し待機状態に切り替わるととも
に、無線電話接続のための機器への給電を停止するよう
に請求項1に記載の無線電話機を構成した。
【0011】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
用を奏する。
【0012】請求項1に記載の発明に係る無線電話機に
おいては、無線電話の接続に必要な加入者個別データ
は、ICカードに記憶されている。無線電話本体にIC
カードを挿入し、接続すると、ICカードから加入者個
別データが本体側に読み出される。無線電話本体は、読
み出した加入者個別データに基づいて無線通信を行う。
おいては、無線電話の接続に必要な加入者個別データ
は、ICカードに記憶されている。無線電話本体にIC
カードを挿入し、接続すると、ICカードから加入者個
別データが本体側に読み出される。無線電話本体は、読
み出した加入者個別データに基づいて無線通信を行う。
【0013】請求項2に記載の発明に係る無線電話機に
おいては、無線電話本体は、ICカードから加入者個別
データを読み出し、読み出した加入者個別データに基づ
いて、無線電話本体に搭載された無線通信装置により交
信可能な無線通信方式を選択し、選択された無線通信方
式により無線通信を行う。
おいては、無線電話本体は、ICカードから加入者個別
データを読み出し、読み出した加入者個別データに基づ
いて、無線電話本体に搭載された無線通信装置により交
信可能な無線通信方式を選択し、選択された無線通信方
式により無線通信を行う。
【0014】請求項3に記載の発明に係る無線電話機に
おいては、通信に必要なパラメータ(例えば低料金シス
テムへの切り替え情報など)を含む通信制御プログラム
はICカードに記憶されており、無線電話本体の通信制
御部は、必要に応じてICカードから通信制御プログラ
ムを呼び出し、通信制御を行う。
おいては、通信に必要なパラメータ(例えば低料金シス
テムへの切り替え情報など)を含む通信制御プログラム
はICカードに記憶されており、無線電話本体の通信制
御部は、必要に応じてICカードから通信制御プログラ
ムを呼び出し、通信制御を行う。
【0015】請求項4に記載の発明に係る無線電話機に
おいては、ICカードにはペイジャーの呼び出しに必要
なペイジャー受令モジュールを内蔵している。無線電話
本体は、モード切替により、ICカードに内蔵されたペ
イジャー受令モジュールを作動させて、ペイジャー呼び
出し待機状態に切り替わる。同時に、無線電話接続のた
めの機器への給電を停止する。モードの切り替えは、無
線電話通話可能なエリア外に移動した場合等に自動的
に、あるいは手動で行われる。
おいては、ICカードにはペイジャーの呼び出しに必要
なペイジャー受令モジュールを内蔵している。無線電話
本体は、モード切替により、ICカードに内蔵されたペ
イジャー受令モジュールを作動させて、ペイジャー呼び
出し待機状態に切り替わる。同時に、無線電話接続のた
めの機器への給電を停止する。モードの切り替えは、無
線電話通話可能なエリア外に移動した場合等に自動的
に、あるいは手動で行われる。
【0015】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0016】図1は、本発明に係る無線電話機の一実施
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
【0017】同図において、携帯無線端末である無線電
話機は本体1、電池パック2、ICカード3からなり、
これらは図2において示されるように、本体1と電池パ
ック2とが組み合わされ、電池パック2の挿入口21に
ICカード3を挿入し、本体1とICカード2とを電気
的に接続することにより構成される。ICカード3と挿
入口21とは、ICカード3を容易に挿入、抜き取りで
きるような機構である。
話機は本体1、電池パック2、ICカード3からなり、
これらは図2において示されるように、本体1と電池パ
ック2とが組み合わされ、電池パック2の挿入口21に
ICカード3を挿入し、本体1とICカード2とを電気
的に接続することにより構成される。ICカード3と挿
入口21とは、ICカード3を容易に挿入、抜き取りで
きるような機構である。
【0018】本体1及び電池パック2部分は、例えばリ
ムジンバス、タクシー、ハイヤー等の公衆交通機関や、
自家用車、レンタカー、遊覧船、企業構内シャトルバス
に備え付けられ、あるいは臨時催し物会場、工事現場、
大規模遊園地内で貸しだされる。ICカード3は加入者
が携帯する。
ムジンバス、タクシー、ハイヤー等の公衆交通機関や、
自家用車、レンタカー、遊覧船、企業構内シャトルバス
に備え付けられ、あるいは臨時催し物会場、工事現場、
大規模遊園地内で貸しだされる。ICカード3は加入者
が携帯する。
【0019】本体1は、アンテナ11、アンテナ11に
接続された無線送信部12、無線受信部13、無線受信
部13の無線チャネルを設定するPLLシンセサイザ式
の局部周波数発振部14、論理制御部・記憶部15、表
示部16、電源部17、カードI/O部18からなる。
接続された無線送信部12、無線受信部13、無線受信
部13の無線チャネルを設定するPLLシンセサイザ式
の局部周波数発振部14、論理制御部・記憶部15、表
示部16、電源部17、カードI/O部18からなる。
【0020】無線送信部12、無線受信部13はそれぞ
れ送話部、受話部を含み、それぞれNTTアナログ方
式、IDOアナログ方式、TACS方式、JDCデジタ
ル方式、PHP方式の各通信方式に対応可能な回路構成
である。また局部周波数発振部14も各方式に対応でき
る。
れ送話部、受話部を含み、それぞれNTTアナログ方
式、IDOアナログ方式、TACS方式、JDCデジタ
ル方式、PHP方式の各通信方式に対応可能な回路構成
である。また局部周波数発振部14も各方式に対応でき
る。
【0021】論理制御部・記憶部15にはマイクロコン
ピュータが内蔵されており、無線送信部12や局部周波
数発振部14を制御する。論理制御部・記憶部15には
各機器を制御するための通信制御プログラムが記憶され
ており、マイクロコンピュータが通信制御プログラムを
読み出して実行することにより各機器を制御する。
ピュータが内蔵されており、無線送信部12や局部周波
数発振部14を制御する。論理制御部・記憶部15には
各機器を制御するための通信制御プログラムが記憶され
ており、マイクロコンピュータが通信制御プログラムを
読み出して実行することにより各機器を制御する。
【0022】表示部16は液晶画面であり、電話番号等
を表示する。電源部17は本体1の各機器に電力を供給
する。カードI/O部18は、電池パック2を介してI
Cカード3に接続される。
を表示する。電源部17は本体1の各機器に電力を供給
する。カードI/O部18は、電池パック2を介してI
Cカード3に接続される。
【0023】電池パック2は、挿入口21内の挿入挿着
部22と、電池セル部23とからなる。電池セル部23
は、本体1の電源部17に接続される電源供給端子と、
図示しない充電器に接続される充電端子を有している。
部22と、電池セル部23とからなる。電池セル部23
は、本体1の電源部17に接続される電源供給端子と、
図示しない充電器に接続される充電端子を有している。
【0024】挿入挿着部22は本体1のカードI/O部
18及びICカード3と接続される端子を有する。端子
は金属端子であるが、光学的信号端子による非接触端
子、無線誘導式の電気的結合も適用することができる。
18及びICカード3と接続される端子を有する。端子
は金属端子であるが、光学的信号端子による非接触端
子、無線誘導式の電気的結合も適用することができる。
【0025】ICカード3はCPU31、ROM32、
RAM33、カードI/O部34、バックアップ電池3
5、受令機部36からなる。ICカード3を電池パック
2の挿入口21に挿入することにより、カードI/O部
34は上述の電池パック2の挿入挿着部22の端子と接
続され、本体のカードI/O部18と接続される。
RAM33、カードI/O部34、バックアップ電池3
5、受令機部36からなる。ICカード3を電池パック
2の挿入口21に挿入することにより、カードI/O部
34は上述の電池パック2の挿入挿着部22の端子と接
続され、本体のカードI/O部18と接続される。
【0026】ICカード3のCPU31は、ROM32
に記憶されたプログラムに従い、不揮発性のRAM33
から無線電話の接続に必要な加入者個別データを読み出
してカードI/O部34を通じて本体1の論理制御部・
記憶部15に転送するとともに、RAM33に加入者個
別データを書き込む。
に記憶されたプログラムに従い、不揮発性のRAM33
から無線電話の接続に必要な加入者個別データを読み出
してカードI/O部34を通じて本体1の論理制御部・
記憶部15に転送するとともに、RAM33に加入者個
別データを書き込む。
【0027】ROM32には、通信に必要なパラメータ
(例えば低料金システムへの切り替え情報等)を含む通
信制御プログラムの一部が書き込まれている。この通信
制御プログラムは、後述するようにICカード3が本体
1と接続された時に、本体1の論理制御部・記憶部15
に転送され、記憶され、サブルーチン・ソフトとして通
信制御に使用される。
(例えば低料金システムへの切り替え情報等)を含む通
信制御プログラムの一部が書き込まれている。この通信
制御プログラムは、後述するようにICカード3が本体
1と接続された時に、本体1の論理制御部・記憶部15
に転送され、記憶され、サブルーチン・ソフトとして通
信制御に使用される。
【0028】すなわち本体1の論理制御部・記憶部15
には、受話器、ダイヤル操作、発信、着信等の諸操作を
制御できるルーチン・ソフトであり、各通信方式で共通
となる通信制御ソフト部分が記憶されている。ROM3
2には、各通信システムの各プロトコルに合致したシー
ケンスソフトを記憶しておき、必要に応じて本体1側に
呼び出して通信を行う。
には、受話器、ダイヤル操作、発信、着信等の諸操作を
制御できるルーチン・ソフトであり、各通信方式で共通
となる通信制御ソフト部分が記憶されている。ROM3
2には、各通信システムの各プロトコルに合致したシー
ケンスソフトを記憶しておき、必要に応じて本体1側に
呼び出して通信を行う。
【0029】バックアップ電池35はCPU31等に給
電を行う。バックアップ電池35への充電は、電池パッ
ク2の電池セル部23の端子から行われる。
電を行う。バックアップ電池35への充電は、電池パッ
ク2の電池セル部23の端子から行われる。
【0030】受令機部36は、ペイジャー受令モジュー
ルであり、本体1側のモード切替により作動し、ペイジ
ャー受令モードの時には呼び出しにより本体1の表示部
16に伝言メッセージを表示する。呼び出し音や電源は
本体1の各回路を共用する。受令機部36には、本体1
のキー入力等を通じて呼び出し電話番号、周波数指定等
のデータを書き込むことができる。
ルであり、本体1側のモード切替により作動し、ペイジ
ャー受令モードの時には呼び出しにより本体1の表示部
16に伝言メッセージを表示する。呼び出し音や電源は
本体1の各回路を共用する。受令機部36には、本体1
のキー入力等を通じて呼び出し電話番号、周波数指定等
のデータを書き込むことができる。
【0031】本体1側のモード切り替えは、自動もしく
は手動で行われる。例えば無線電話の通話ができない地
域に移動した時、モードが自動的に切り替わり、ペイジ
ャーが受令できるように受令機部36を作動させる。ま
た、夜間など無線電話の発呼を頻繁に必要としない時間
帯をタイマにより予めセットしておいたり、本体1のキ
ー入力で切り替えたりすることができる。
は手動で行われる。例えば無線電話の通話ができない地
域に移動した時、モードが自動的に切り替わり、ペイジ
ャーが受令できるように受令機部36を作動させる。ま
た、夜間など無線電話の発呼を頻繁に必要としない時間
帯をタイマにより予めセットしておいたり、本体1のキ
ー入力で切り替えたりすることができる。
【0032】ペイジャー受令モードに切り替えた時、本
体1の無線電話の接続に必要なほとんどの回路への電源
供給は停止させ、電池セービングを図る。通常、無線電
話は着信のための位置登録を常に行っていなければなら
ず、そのため位置登録信号を頻繁に送信しなければなら
ない。ペイジャー受令モードに切り替えることにより無
線電話接続機能を停止させ、送信に要する電力を節約す
る。
体1の無線電話の接続に必要なほとんどの回路への電源
供給は停止させ、電池セービングを図る。通常、無線電
話は着信のための位置登録を常に行っていなければなら
ず、そのため位置登録信号を頻繁に送信しなければなら
ない。ペイジャー受令モードに切り替えることにより無
線電話接続機能を停止させ、送信に要する電力を節約す
る。
【0033】次に本実施例の作用について説明する。
【0034】加入者は、電話番号やIDのような無線電
話の接続に必要な加入者個別データを事業者から取得
し、加入者個別データをICカード3のRAM33に書
き込む。RAM33への書き込みは、事業者の用意した
書き込み専用機器により、あるいは無線電話回線を利用
して暗号を用いたデータ通信にて本体1を通じて行われ
る。
話の接続に必要な加入者個別データを事業者から取得
し、加入者個別データをICカード3のRAM33に書
き込む。RAM33への書き込みは、事業者の用意した
書き込み専用機器により、あるいは無線電話回線を利用
して暗号を用いたデータ通信にて本体1を通じて行われ
る。
【0035】加入者個別データの書き込まれたICカー
ド3を電池パック2の挿入口21に挿入すると、CPU
31により加入者個別データがRAM33から読み出さ
れ、カードI/O部34を通じて本体1のカードI/O
部18から論理制御部・記憶部15に転送される。
ド3を電池パック2の挿入口21に挿入すると、CPU
31により加入者個別データがRAM33から読み出さ
れ、カードI/O部34を通じて本体1のカードI/O
部18から論理制御部・記憶部15に転送される。
【0036】加入者個別データを受け取った論理制御部
・記憶部15は、無線送信部12を作動させ、1つの通
信方式で位置登録を開始する。例えば加入者個別データ
がDDIアナログ方式であったとする。まず最初に論理
制御部・記憶部15は、ROM32からNTTアナログ
方式のプロトコルに合致したソフトを呼び出すが、NT
Tアナログ方式での位置登録信号が明記されていないこ
とから送信できない。仮に位置登録後、発呼要求できた
としても、NTTの基地局には相当する加入者個別デー
タが登録されていないので、応答がない。
・記憶部15は、無線送信部12を作動させ、1つの通
信方式で位置登録を開始する。例えば加入者個別データ
がDDIアナログ方式であったとする。まず最初に論理
制御部・記憶部15は、ROM32からNTTアナログ
方式のプロトコルに合致したソフトを呼び出すが、NT
Tアナログ方式での位置登録信号が明記されていないこ
とから送信できない。仮に位置登録後、発呼要求できた
としても、NTTの基地局には相当する加入者個別デー
タが登録されていないので、応答がない。
【0037】同様に、IDOアナログ方式を試しても応
答がなく、次にDDIアナログ方式で送信すると、応答
があり、接続可能な状態となる。その後は通常の無線電
話と同様である。課金は、基地局側により無線電話機で
はなく、ICカード3に記憶された加入者個別データに
該当する加入者になされる。
答がなく、次にDDIアナログ方式で送信すると、応答
があり、接続可能な状態となる。その後は通常の無線電
話と同様である。課金は、基地局側により無線電話機で
はなく、ICカード3に記憶された加入者個別データに
該当する加入者になされる。
【0038】このように、本実施例に係る無線電話機に
よると、加入者の所有部分はICカード3のみで足り、
ICカード3を携帯すれば、本体1を選ぶことなく無線
電話で通話することができる。よって、加入者は携帯無
線端末を携帯したり車載無線端末を搭載した自動車に乗
っていなくても、例えば外出先で無線電話機がタクシー
に備え付けてあれば、電池パック2の挿入口21にIC
カード3を挿入することにより、無線電話で送話及び受
話が可能である。
よると、加入者の所有部分はICカード3のみで足り、
ICカード3を携帯すれば、本体1を選ぶことなく無線
電話で通話することができる。よって、加入者は携帯無
線端末を携帯したり車載無線端末を搭載した自動車に乗
っていなくても、例えば外出先で無線電話機がタクシー
に備え付けてあれば、電池パック2の挿入口21にIC
カード3を挿入することにより、無線電話で送話及び受
話が可能である。
【0039】また従来は、加入者からの委託により工場
で個別に車載無線端末を設置しなければならなかった
が、加入者が使用できる機器を限定されることがないの
で、自動車工場で無線電話機を実装した状態で出荷する
ことも可能である。
で個別に車載無線端末を設置しなければならなかった
が、加入者が使用できる機器を限定されることがないの
で、自動車工場で無線電話機を実装した状態で出荷する
ことも可能である。
【0040】また、本体1側が複数の通信方式に対応で
き、加入者個別データに応じて一致する通信方式を選択
するので、地域さえ適合すれば、加入している事業者の
通信方式に拘らず接続が可能である。
き、加入者個別データに応じて一致する通信方式を選択
するので、地域さえ適合すれば、加入している事業者の
通信方式に拘らず接続が可能である。
【0041】さらに、ICカード3のROM32に通信
制御プログラムの一部を記憶させておき、必要に応じて
本体1側に呼び出すようにしたので、通信制御プログラ
ムを書き直す必要が生じた場合にも、ICカード3のR
OM32の内容を書き換えれば足り、本体1を回収する
必要がなくなる。
制御プログラムの一部を記憶させておき、必要に応じて
本体1側に呼び出すようにしたので、通信制御プログラ
ムを書き直す必要が生じた場合にも、ICカード3のR
OM32の内容を書き換えれば足り、本体1を回収する
必要がなくなる。
【0042】さらにまた、ICカード3にはペイジャー
の受令機部36が設けられ、自動もしくは手動によりモ
ード切替により無線電話でペイジャー呼び出しが可能な
ので、無線電話が通信不能な地域でもペイジャーにより
連絡が可能である。またペイジャー受令モードでは無線
電話接続のための必要な機器への給電を停止するので、
無線電話を常に接続可能な状態にしておくことにより消
費される電力を節約することができる。
の受令機部36が設けられ、自動もしくは手動によりモ
ード切替により無線電話でペイジャー呼び出しが可能な
ので、無線電話が通信不能な地域でもペイジャーにより
連絡が可能である。またペイジャー受令モードでは無線
電話接続のための必要な機器への給電を停止するので、
無線電話を常に接続可能な状態にしておくことにより消
費される電力を節約することができる。
【0043】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る無線電話機によると、加入者の所有部分はICカー
ドのみで足り、ICカードを携帯すれば、無線電話本体
を限定されることなく通話可能である。よって、加入者
は携帯無線端末を携帯したり車載無線端末を搭載した自
動車に乗っていなくても、公衆交通機関その他に無線電
話機があれば、自分のICカードを挿入することによ
り、無線電話で送話及び受話が可能である。
係る無線電話機によると、加入者の所有部分はICカー
ドのみで足り、ICカードを携帯すれば、無線電話本体
を限定されることなく通話可能である。よって、加入者
は携帯無線端末を携帯したり車載無線端末を搭載した自
動車に乗っていなくても、公衆交通機関その他に無線電
話機があれば、自分のICカードを挿入することによ
り、無線電話で送話及び受話が可能である。
【0045】請求項2に記載の発明に係る無線電話機に
よると、複数の通信方式に対応でき、加入者個別データ
に基づいて通信方式を選択するので、地域さえ適合すれ
ば、加入している事業者の通信方式に拘らず予め事業者
と契約した全ての通信方式と接続が可能である。
よると、複数の通信方式に対応でき、加入者個別データ
に基づいて通信方式を選択するので、地域さえ適合すれ
ば、加入している事業者の通信方式に拘らず予め事業者
と契約した全ての通信方式と接続が可能である。
【0046】請求項3に記載の発明に係る無線電話機に
よると、ICカードに通信制御プログラムの少なくとも
一部を記憶させておき、必要に応じて無線電話本体の通
信制御部がサブルーチン・ソフトとして呼び出すように
したので、通信制御プログラムを書き直す必要が生じた
場合にも、ICカードの内容を書き換えれば足り、無線
電話本体を回収する必要がなくなる。
よると、ICカードに通信制御プログラムの少なくとも
一部を記憶させておき、必要に応じて無線電話本体の通
信制御部がサブルーチン・ソフトとして呼び出すように
したので、通信制御プログラムを書き直す必要が生じた
場合にも、ICカードの内容を書き換えれば足り、無線
電話本体を回収する必要がなくなる。
【0047】請求項4に記載の発明に係る無線電話機に
よると、ICカードにはペイジャー受令モジュールが内
蔵されて、自動もしくは手動によりモード切替により無
線電話でペイジャー呼び出しが可能なので、無線電話が
通信不能な地域でもペイジャーにより連絡が可能であ
る。またペイジャー受令モードでは無線電話接続のため
の必要な機器への給電を停止するので、無線電話を常に
接続可能な状態にしておくことにより消費される電力を
節約することができる。
よると、ICカードにはペイジャー受令モジュールが内
蔵されて、自動もしくは手動によりモード切替により無
線電話でペイジャー呼び出しが可能なので、無線電話が
通信不能な地域でもペイジャーにより連絡が可能であ
る。またペイジャー受令モードでは無線電話接続のため
の必要な機器への給電を停止するので、無線電話を常に
接続可能な状態にしておくことにより消費される電力を
節約することができる。
【図1】図1は、本発明に係る無線電話機の一実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1の実施例の外観を示す斜視図であ
る。
る。
1 本体 12 無線送信部 13 無線受信部 15 論理制御部・記憶部 18 カードI/O部 2 電池パック 3 ICカード 31 CPU 32 ROM 33 RAM 34 カードI/O部
Claims (4)
- 【請求項1】 無線電話の接続に必要な加入者個別デー
タを記憶したICカードと、接続されたICカードから
加入者個別データを読み出し、読み出した加入者個別デ
ータに基づいて無線通信を行う無線電話本体とからなる
無線電話機であって、ICカードは無線電話の本体に搭
載された各機器を制御するための通信制御プログラムの
少なくとも一部をさらに含み、 無線電話本体の通信制御部はICカード記憶の通信制御
プログラムを必要に応じて呼び出すことを特徴とする無
線電話機。 - 【請求項2】 無線電話の接続に必要な加入者個別デー
タを記憶したICカードと、接続されたICカードから
加入者個別データを読み出し、読み出した加入者個別デ
ータに基づいて無線通信を行う無線電話本体とからなる
無線電話機であって、ICカードはペイジャー受令モジ
ュールを内蔵し、無線電話本体は、モード切替によりI
Cカードに内蔵されたペイジャー受令モジュールを作動
させてペイジャー呼び出し待機状態に切り替わるととも
に、無線電話接続のための機器への給電を減少させるこ
とを特徴とする無線電話機。 - 【請求項3】 前記ICカードは無線電話機の電池パッ
ク内に設けられた装着部に結合されて使用される、こと
を特徴とする請求項1又は2記載の無線電話機。 - 【請求項4】 無線電話機が通話可能な地域外に移動し
た場合に自動的に前記モード切替を行う、ことを特徴と
する請求項2記載の無線電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5095448A JP2570960B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 無線電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5095448A JP2570960B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 無線電話機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291719A JPH06291719A (ja) | 1994-10-18 |
JP2570960B2 true JP2570960B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=14137982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5095448A Expired - Lifetime JP2570960B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 無線電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570960B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1112076C (zh) * | 1996-09-19 | 2003-06-18 | Ntt移动通信网株式会社 | 启动移动站的方法 |
KR20010092569A (ko) * | 2000-03-22 | 2001-10-26 | 이은복 | 탈착 가능한 전자 기기를 포함하는 이동 전화기 |
EP1289232A4 (en) * | 2001-04-19 | 2005-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | BATTERY PACK FOR PORTABLE PHONE AND PORTABLE TELEPHONE EQUIPPED WITH THIS BATTERY PACK |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04142565A (ja) * | 1990-10-03 | 1992-05-15 | Konica Corp | 画像形成装置の現像剤供給方法 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5095448A patent/JP2570960B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06291719A (ja) | 1994-10-18 |
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