JP3442358B2 - 携帯電話機制御システム - Google Patents

携帯電話機制御システム

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JP3442358B2 JP2000258718A JP2000258718A JP3442358B2 JP 3442358 B2 JP3442358 B2 JP 3442358B2 JP 2000258718 A JP2000258718 A JP 2000258718A JP 2000258718 A JP2000258718 A JP 2000258718A JP 3442358 B2 JP3442358 B2 JP 3442358B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の場所におけ
る携帯型電話の使用を制限する携帯電話制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の急速な普及に伴い、
公共の場における使用上のマナーに関する問題が起こっ
ている。
【0003】従来から、電車内等の混雑する場所では、
話し声がうるさいといった感覚的な苦情が寄せられるこ
とがあり、その使用を控えるように呼びかけが行われて
きた。特に最近では、携帯電話機から出力される通話用
の電波が医療用電子機器に悪影響を及ぼす可能性が指摘
されていることから、携帯電話機の使用を控える呼びか
けが以前にもまして強く行われている。また、例えば飛
行機の機内では、従来から電子機器を使用しないように
呼びかけが行われてきたが、携帯電話機についても同様
の呼びかけが行われている。
【0004】しかしながら、電車内における鉄道会社の
呼びかけ、或いは、飛行機内での航空会社からの呼びか
けは、企業から顧客に対する依頼の域を出ず、使用/不
使用の最終的な判断は携帯電話機の利用者に任されてい
た。
【0005】このような事態を解消するため、最近、携
帯電話機の使用を効果的に制限する手法が提案されてき
た。
【0006】例えば、特許2891961号公報には、
特定の周波数で発信される制御信号に応じて電源をオン
/オフする携帯電話機を用い、携帯電話機の使用を制限
したいエリアの入り口において、携帯電話機に対して電
源をオフするよう指示する制御信号を発信する携帯電話
機システムにおける発信規制方式が開示されている。
【0007】また、特許2978869号公報には、使
用規制信号を受信すると送受信を停止する移動無線装置
が開示されている。
【0008】さらに、特開平11−355957号公報
には、電磁波を発する電子機器に、電源切指令信号を受
信すると電源を切る機能を持たせ、電磁波の影響が無視
できない場所では電源切指令信号を発信することによっ
て該電子機器の使用を制限する電磁波障害防止装置が開
示されている。
【0009】また、特開2000−41282号公報に
は、携帯電話機の使用を制限したい場所に位置報知器を
設け、この位置報知器からの位置情報信号を受信すると
電源を遮断する携帯電話機を用いる携帯電話機システム
が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、携帯電話機の使用を制限するために、携
帯電話機に予め特殊な装置を設けておく必要があり、携
帯電話機の高コスト化を招くという問題があった。この
ため、利用者の利便性を損ない、かつ高コストなシステ
ムとなってしまい、広く普及させることは困難であっ
た。さらに、携帯電話機側で識別できる無線信号を常時
発信出力する必要があり、不要な電磁波が常時出力され
てしまうという問題もあった。
【0011】本発明の課題は、より汎用性の高い方法に
より、特定の場所における携帯電話機の使用を効果的に
制限するシステムを低コストで実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0013】請求項1記載の発明は、制御装置(3)
と、この制御装置による制御の対象となる携帯電話機
(2)とによってなる携帯電話機制御システム(1)で
あって、前記制御装置は、前記携帯電話機に対して指示
信号を送信する指示信号送信手段(例えば、図4(a)
のステップS12に示す処理を行う通信部31)と、前
記携帯電話機から送信された確認信号を受信して、該携
帯電話機へ制御信号を送信する制御信号送信手段(例え
ば、図4(a)のステップS13〜14に示す処理を行
う通信部31)とを備え、前記携帯電話機は、当該携帯
電話機の電源のオン/オフを切り換える電源切換手段
(例えば、図2に示すBluetooth ユニット202)と、
前記制御装置からの指示信号を受信すると、前記電源切
換手段によって当該携帯電話機の電源をオフに切り換え
させる電源停止手段(例えば、図4(b)のステップS
22〜23に示す処理を行うBluetooth ユニット20
2)と、この電源停止手段により電源がオフに切り換え
られてから所定時間毎に、前記制御装置に対して確認信
号を送信する確認信号送信手段(例えば、図4(b)の
ステップS24〜25に示す処理を行うBluetooth ユニ
ット202)と、この確認信号送信手段により送信され
た確認信号に応じて前記制御装置から送信された制御信
号を受信できない場合に、前記電源切換手段によって当
該携帯電話機の電源をオンに切り換えさせる電源投入手
段(例えば、図4(b)のステップS26〜27に示す
処理を行うBluetooth ユニット202)とを備えること
を特徴とする。
【0014】ここで、携帯電話機としては、PHS(Pe
rsonal Handyphone System)、或いは、PDC(Person
al Digital Cellular)方式、CDMA(Code Division
Multiple Access)方式の携帯型電話機等が挙げられ
る。
【0015】請求項1記載の発明によれば、制御装置
と、この制御装置による制御の対象となる携帯電話機と
によってなる携帯電話機制御システムであって、制御装
置は、指示信号送信手段によって、携帯電話機に対して
指示信号を送信し、携帯電話機から送信された確認信号
を受信して、制御信号送信手段によって、該携帯電話機
へ制御信号を送信し、携帯電話機は、携帯電話機の電源
のオン/オフを切り換える電源切換手段を備え、制御装
置からの指示信号を受信すると、電源停止手段の制御に
より、電源切換手段によって当該携帯電話機の電源をオ
フに切り換えさせ、電源停止手段により電源がオフに切
り換えられてから所定時間毎に、確認信号送信手段によ
って制御装置に対して確認信号を送信し、確認信号送信
手段により送信された確認信号に応じて制御装置から送
信された制御信号を受信できない場合には、電源投入手
段の制御により、電源切換手段によって当該携帯電話機
の電源をオンに切り換えさせる。
【0016】従って、制御装置は、携帯型電話機に対し
て指示信号を送信し、携帯電話機から確認信号が送信さ
れる毎に制御信号を送信すれば良い。また、携帯電話機
においては、指示信号を受信して電源をオフに切り換え
た後は、一定時間毎に確認信号を送信し、制御信号の受
信の有無を判別すれば良い。このため、常時、信号を送
受信する必要がないので、無駄な電磁波を発生させるこ
となく、効果的に携帯電話機の使用を制限できる。さら
に、携帯電話機においては、制御装置からの制御信号を
受信できない場合は電源をオンに切り換えるので、携帯
電話機を持った人が制御装置から離れて制御信号を受信
できなくなった場合は、自動的に電源がオンに切り換え
られる。このため、例えば制御装置を電車の車両に設置
した場合、携帯電話機を持った人が電車内にいる間のみ
携帯電話機の電源がオフにされ、電車を降りると自動的
にオンになるので、携帯電話機の利用者が特段の操作を
する必要がなく、利便性を損なうことがない。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の携
帯電話機制御システムにおいて、前記制御装置が有する
指示信号送信手段は、前記携帯電話機に対して固有の識
別符号を付与するとともに、この識別符号を含む指示信
号を送信することを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明によれば、制御装置が
有する指示信号送信手段は、携帯電話機に対して固有の
識別符号を付与するとともに、この識別符号を含む指示
信号を送信するので、制御装置の近傍に位置し、制御装
置との間で信号を送受信する携帯電話機に対してはそれ
ぞれ識別符号が付与される。このため、制御装置におい
て識別符号の数を計数する事で、該制御装置の制御下に
ある携帯電話機の数を把握することができる。例えば、
制御装置を電車の車両に設置した場合、該車両内の携帯
電話機を持っている乗客の数を知ることができるので、
携帯電話機の普及状況によっては乗客数を推測すること
も可能になる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の携帯電話機制御システムにおいて、前記制御装置
が備える指示信号送信手段及び制御信号送信手段と、前
記携帯電話機が有する電源停止手段及び確認信号送信手
段とは、いずれもBluetooth (ブルートゥース)規格に
準じた無線信号を送受信するものであることを特徴とす
る。
【0020】ここで、Bluetooth 規格とは、複数の民間
企業が中心となって提唱している携帯情報機器向けの無
線通信技術の規格であり、ノート型コンピュータやPD
A(Personal Digital Assistant)、携帯電話機などを
ケーブルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりす
ることを目的として策定され、現状の規格では、2.45GH
z (ギガヘルツ)帯の電波を利用し、約1Mbps(メガビ
ット/秒)の速度で通信を行うものである。
【0021】請求項3記載の発明によれば、制御装置が
備える指示信号送信手段及び制御信号送信手段と、携帯
電話機が有する電源停止手段及び確認信号送信手段と
は、いずれもBluetooth (ブルートゥース)規格に準じ
た無線信号を送受信するものであり、低コストで実現可
能である。特に、携帯電話機にはBluetooth 規格に準じ
た通信ユニットが多く搭載されることが予想され、Blue
tooth 規格に準じた無線通信を行える携帯電話機は著し
く普及することが見込まれている。このため、携帯電話
機の利用者が格段の配慮をすることなく、本発明の携帯
電話機制御システムを容易に構築することができる。さ
らに、Bluetooth 規格に準じた無線通信を行う際の電磁
波は非常に微弱なものであり、携帯電話機制御システム
で使用される電磁波の悪影響を考慮する必要はほとんど
ないので、強い電磁波を忌避すべき様々な場所において
適用可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1から図5の各図を参照
して本発明の実施の形態における携帯電話機制御システ
ム1について詳細に説明する。
【0023】まず、構成を説明する。図1に示すよう
に、携帯電話機制御システム1は、携帯電話機2と、携
帯電話機2の使用を制限したいエリアに設置される制御
装置3とによって構成される。図1に示す例では、電車
内における携帯電話機2の使用を制限するため、制御装
置3は、車両の入り口付近に設置されている。
【0024】携帯電話機2は、PHS(Personal Handy
phone System)、或いは、PDC(Personal Digital C
ellular)方式、CDMA(Code Division Multiple Ac
cess)方式の携帯型電話機等であって、図示しない基地
局との間で無線通信を行える。
【0025】続いて、各部の構成について説明する。図
2は、携帯電話機2の構成を示すブロック図である。同
図に示すように、携帯電話機2は、CPU(Central Pr
ocessing Unit )21、ROM(Read onlyMemory)2
2、RAM(Random Access Memory)23、記憶部2
4、入力部25、表示部26、音声処理部27、マイク
27a、スピーカ27b、通信部28、電源部201、
及び、Bluetooth ユニット202等の各部を備えてな
り、各部はバス29により接続されている。
【0026】CPU21は、ROM22に記憶される各
種システムプログラムを読み出して実行し、各部を駆動
制御する。また、CPU21は、入力部25における入
力操作に従って、記憶部24に記憶された各種アプリケ
ーションプログラムを読み出して実行し、携帯電話機2
の各種機能を実現する。
【0027】具体的には、入力部25が備える数字キー
から通信先の電話番号が入力され、通話開始を指示する
操作が行われた場合には、図示しない基地局に対し、通
信部28から発信信号を送信させて、基地局との間に無
線通信回線を確立し、入力された通信先への通話を可能
とする。
【0028】また、CPU21は、通信部28によって
基地局から送信された着信信号を受信すると、記憶部2
4に記憶された着信音メロディデータの中から予め設定
された着信音メロディデータを読み出し、所定の着信音
をスピーカ27bから出力させる。
【0029】この他、CPU21は、入力部25におけ
る入力操作に従って、通信相手の番号等が設定された電
話帳データの追加・削除等の編集処理、及び、指定され
たデータの呼び出し処理等を実行する。
【0030】ROM22は、フラッシュメモリやEEP
ROM、EPROM等の半導体記憶素子によってなり、
携帯電話機2の基本制御プログラム、及び、このプログ
ラムに係るデータを記憶する。
【0031】RAM23は、CPU21によって実行さ
れる各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータ
を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0032】記憶部24は、フラッシュメモリ等の書き
換え可能な半導体記憶素子等の記憶媒体を備え、この記
憶媒体内に、CPU21により実行される携帯電話機2
の各種アプリケーションプログラム、及び、これらのプ
ログラムに係るデータ等を記憶する。例えば、記憶部2
4には、過去に通信を行った通信先の電話番号、過去に
着信した電話番号や、複数の氏名・名称と各名称に対応
する電話番号とが設定された電話帳データが記憶され
る。また、記憶部24には、着信報知時に出力される着
信音メロディ等、携帯電話機2の動作に関する各種設定
内容が記録された設定データが記憶される。
【0033】入力部25は、文字キー、数字キーの他、
通話開始・切断、電話帳編集等の各種機能に対応づけら
れた各種キーを備え、操作されたキーに対応する操作信
号をCPU21へ出力する。
【0034】表示部26は、液晶ディスプレイ等の表示
画面に接続されており、入力部25における入力内容
や、電話帳データの内容、或いは、実行中の処理に係る
メッセージ等を上記表示画面に表示させる。
【0035】音声処理部27は、音声コーデックやアン
プ等を備え、通信部28を用いる通信時には、マイク2
7aから入力される音声信号を符号化して通信部28へ
出力するとともに、通信部28から入力されるデータを
復号化して音声信号を生成し、スピーカ27bから音声
を出力させる。なお、音声処理部27は、各種ヘッドホ
ンを接続可能なヘッドホン端子を備える構成としても良
い。
【0036】マイク27aは、通話時、或いは後述する
着信音入力処理時に利用者が発する音声を取得して音声
信号を音声処理部27へ出力する。また、スピーカ27
bは、音声処理部27から入力される音声信号に従って
音声を出力する。なお、マイク27aは、ノイズ除去の
ためのフィルタ等を備える構成としても良い。
【0037】通信部28には、アンテナ28aが接続さ
れており、基地局(図示略)との間で無線信号の送受信
を実行する。具体的には、アンテナ28aによって、通
話着信を示す無線信号を受信すると、着信を示す信号を
CPU21に出力して利用者に対する着信報知動作を実
行させ、また、利用者によって入力部25が操作され、
通話発信指示がCPU21から入力されると、基地局
(図示略)との間で無線通信回線を接続する。また、通
信部28は、携帯電話機2の現在位置を示す位置信号
を、所定の時間毎に上記基地局に対して送信する。
【0038】電源部201は、リチウムイオン電池、ニ
ッケル水素電池等の充電可能なバッテリ(図示略)を内
蔵しており、このバッテリ(図示略)からの電源を携帯
電話機2の各部へ供給する。また、電源部201には、
電源制御バス203を介してBluetooth ユニット202
が接続されており、電源部201は、Bluetooth ユニッ
ト202から電源制御バス203を介して入力される制
御信号に従って、携帯電話機2の各部への電源供給のオ
ン/オフを切り換える。
【0039】Bluetooth ユニット202は、Bluetooth
規格に準じた無線通信装置であり、Bluetooth 規格に準
じた無線通信装置を搭載する各種電子機器との間で無線
通信を実行する。そして、通信モジュール202から送
信されたデータを受信してCPU21へ出力するととも
に、CPU21から入力されたデータを通信モジュール
202へ送信する。
【0040】ここで、Bluetooth 規格とは、複数の民間
企業が中心となって提唱している携帯情報機器向けの無
線通信技術の規格であり、ノート型コンピュータやPD
A(Personal Digital Assistant)、携帯電話機などを
ケーブルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりす
ることを目的として策定され、現状の規格では、2.45GH
z (ギガヘルツ)帯の電波を利用し、約1Mbps(メガビ
ット/秒)の速度で通信を行うものである。
【0041】Bluetooth ユニット202は、電源制御バ
ス203を介して電源部201に接続されており、電源
部201から電源供給を受けるとともに、後述するよう
に、必要に応じて電源部201からBluetooth ユニット
202を除く携帯電話機2の各部に対する電源供給のオ
ン/オフを切り換える。
【0042】Bluetooth ユニット202は、図2に示す
ように通信部202a及びメモリ202bを備えてい
る。通信部202aは、Bluetooth 規格に準じた通信を
行うためのユニットであって、アンテナ等を内蔵してい
る。メモリ202bは、通信部202aの制御プログラ
ムや該プログラムに係るデータ等を記憶するほか、後述
する制御装置3から付与されたIDを記憶する。
【0043】そして、Bluetooth ユニット202の通信
部202aは、後述するように、制御装置3との間で無
線通信を実行し、制御装置3からの指示によって、電源
部201から携帯電話機2の各部への電源供給をオン/
オフさせるとともに、制御装置3からの指示により指定
された所定の時間だけ、動作モードをParkモードに切り
換える。そして、所定の時間が経過すると、制御装置3
に対して確認信号を出力し、制御装置3から制御信号が
送信されれば、動作モードをParkモードのまま保持し、
制御信号が送信されなければ、動作モードをInquiry Sc
anモード等の他の動作モードに切り換えるとともに、電
源部201から携帯電話機2の各部への電源供給を開始
させる。
【0044】図3は、制御装置3の構成を示すブロック
図であり、同図に示すように、制御装置3は、通信部3
1及びメモリ32を備えて構成される。通信部31は、
Bluetooth 規格に準じた無線通信装置であって、Inqury
Scanモードにおいて携帯電話機2のBluetooth ユニッ
ト202を検知すると、自身がMasterとなってピコネッ
トを形成し、Bluetooth ユニット202に対してIDを
付与するとともに、電源部201の電源供給をオフにす
るよう指示する指示信号を送信する。そして、通信部3
1は、Bluetooth ユニット202から確認信号が送信さ
れると、制御信号をBluetooth ユニット202へ送信す
る。
【0045】また、メモリ32は、通信部31の制御プ
ログラムや該プログラムに係るデータ等を記憶するとと
もに、通信部31との間でピコネットを形成している機
器の数や各機器に付与されたIDを記憶する。
【0046】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
4は、携帯電話機制御システム1の動作を示すフローチ
ャートであって、(a)は制御装置3の動作を示し、
(b)は携帯電話機2の動作を示す。
【0047】図4(a)のステップS11、及び、図4
(b)のステップS21に示すように、携帯電話機2と
制御装置3とが接近して、相互に無線通信を実行可能に
なると、携帯電話機2が有するBluetooth ユニット20
2と制御装置3との間でピコネット確立される。また、
ここで、制御装置3からBluetooth ユニット202に対
してIDが付与される。
【0048】続いて、図4(a)のステップS12に示
すように、制御装置3からBluetooth ユニット202に
対して、携帯電話機2本体の電源供給をオフにする旨を
指示する指示信号が送信される。また、ここで送信され
る指示信号は、Bluetooth ユニット202に対して所定
時間だけParkモードに移行する指示も含むものである。
【0049】Bluetooth ユニット202は、図4(b)
のステップS22で、制御装置3から送信された指示信
号を受信すると、ステップS23に移行して、電源制御
バス203を介して電源部201を制御し、電源部20
1からBluetooth ユニット202を除く携帯電話機2の
各部への電源供給をオフに切り換える。続いて、Blueto
oth ユニット202は、Parkモードに移行し、そのまま
所定時間待機する(ステップS24)。
【0050】Bluetooth ユニット202がParkモードに
移行してから所定時間が経過した後、Bluetooth ユニッ
ト202は、ステップS25において、制御装置3に対
して確認信号を送信する。
【0051】制御装置3は、図4(a)のステップS1
3で、Bluetooth ユニット202からの確認信号を受信
するまで待機しており、確認信号を受信すると、ステッ
プS14に移行して、Bluetooth ユニット202に対し
て制御信号を送信する。
【0052】Bluetooth ユニット202は、ステップS
25で確認信号を送信した後、ステップS26で、制御
装置3からの制御信号の有無を判別する。ここで、制御
装置3からの制御信号を受信するとステップS24へ戻
る。また、制御装置3からの制御信号が受信されない場
合(ステップS26;No)、Bluetooth ユニット20
2はステップS27に移行し、電源部201から携帯電
話機2の各部への電源供給をオンに切り換えて、本処理
を終了する。
【0053】すなわち、ステップS26においては、制
御装置3からの信号を受信できる距離よりも遠くへ携帯
電話機2が移動した場合、制御装置3からの制御信号が
受信されないので、携帯電話機2の電源供給がオンに切
り換えられる。また、携帯電話機2が制御装置3の近傍
にとどまっている場合は、携帯電話機2の電源供給はオ
フのままとなる。
【0054】従って、図4(a)及び(b)に示す動作
によって、携帯電話機2を持った人が電車内にいる状態
では、携帯電話機2の各部に対する電源供給はオフのま
まに保たれる。そして、一定時間毎に、Bluetooth ユニ
ット202から確認信号が送信され、これに応じて制御
装置3から制御信号が送信される。この確認信号と制御
信号の送受信が実行可能な状態では携帯電話機2の電源
はオフに保たれる。
【0055】また、制御装置3からの制御信号が届かな
い場所へ携帯電話機2が移動した場合、すなわち、携帯
電話機2を持った人が車両の外へ降りた場合には、携帯
電話機2の電源はオンに切り換えられる。
【0056】このように、携帯電話機2が制御装置3の
近傍にある間のみ、携帯電話機2の電源供給をオフにす
ることができるので、特定の場における携帯電話機2の
使用を効果的に制限することができる。
【0057】また、Bluetooth ユニット202のよう
に、Bluetooth 規格に準じた通信装置は、今後、PDC
方式やCDMA方式の携帯型電話機、及び、PHSに搭
載され、広く普及することが予想されている。従って、
Bluetooth ユニット202を有する携帯電話機2は、特
別な装置として携帯電話機制御システム1のために製造
されたものでなく、本来、他の機器と無線通信を行う目
的でBluetooth ユニット202が搭載されたものを使用
することが可能である。
【0058】このため、携帯電話機制御システム1は、
Bluetooth 規格に準じた制御装置3を用いることによ
り、特別な携帯電話機を用意することなく低コストで実
現可能であり、広い範囲に適用することができる。
【0059】例えば、制御装置3を、飛行機の搭乗口
や、病院の入り口に配設することにより、飛行機内や病
院内での携帯電話機2の使用を効果的に制限できる。
【0060】特に、Bluetooth 規格に準じた無線通信を
行う際の電磁波は非常に微弱なものであり、携帯電話機
制御システム1の使用に伴う電磁波の悪影響については
考慮しなくても良いほどである。このため、強い電磁波
を忌避すべき場所においても、携帯電話機制御システム
1を設置することは容易であり、携帯電話機の使用を制
限するための従来の手法に比べて、非常に手軽に設置で
きる。
【0061】さらに、図4(a)のステップS11及び
図4(b)のステップS21に示す処理においては、制
御装置3からBluetooth ユニット202に対してIDが
付与される。このIDは、制御装置3のメモリ32に記
憶されるので、携帯電話機2が複数ある場合には、メモ
リ32に記憶されたIDの数をもとに、電車内の携帯電
話機2の数を知ることができる。
【0062】なお、Bluetooth ユニット202は、制御
装置3からIDを付与され、図4(b)のステップS2
3で電源部201の電源供給をオフにした後、Parkモー
ドに移行する。携帯電話機制御システム1では、制御装
置3がMasterとして機能するが、Bluetooth 規格によれ
ば、ParkモードのSlave 機器は127台まで同一のMast
er機器の制御下に置くことができる。従って、携帯電話
機制御システム1では、1台の制御装置3によって多数
の携帯電話機2の使用を制御することができ、より効率
的である。
【0063】ここで、携帯電話機2におけるBluetooth
ユニット202の実装状態について、図5を参照して説
明する。図5(a)は、携帯電話機2の本体ケース21
0にBluetooth ユニット202を実装した例を示す図で
ある。なお、図中、28aはアンテナである。この図5
(a)に示すようにBluetooth ユニット202を実装し
た場合、携帯電話機2においては、電源部201の交換
が可能である。
【0064】また、図5(b)は、携帯電話機2の電源
部201のケース内にBluetooth ユニット202を実装
した例を示す図である。図5(b)に示すようにBlueto
oth ユニット202を実装すれば、Bluetoothユニット
202を具備していない携帯電話機においては、電源部
のケースを交換することによってBluetooth ユニット2
02を後から装着することが可能になる。すなわち、Bl
uetooth ユニット202を後付け実装できるので、Blue
tooth ユニット202の普及を促すことができる。
【0065】なお、以上の実施の形態における携帯電話
機制御システム1においては、図1に示す1台の制御装
置3を備える構成としたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、複数の制御装置3を互いに接続してネッ
トワーク化する構成としてもよい。この場合、より多数
の携帯電話機2に対する制御を行うことができる。
【0066】また、携帯電話機2においては、図4
(b)のステップS26に示す処理において、制御装置
3からの制御信号を受信できない場合に携帯電話機2の
電源をオンに切り換える構成としたが、例えば、Blueto
oth ユニット202がParkモードの状態で、入力部25
が有するキーが操作されることによっても携帯電話機2
の電源をオンにするものとしても良い。
【0067】さらに、図4(a)及び(b)に示す動作
において、Bluetooth ユニット202及び通信部31の
動作モードについては、Inqury Scan モード、Parkモー
ドの他、Bluetooth 規格に準じた種々の動作モードを取
ることが可能である。
【0068】その他、携帯電話機2の形状や通信方式に
ついても任意であり、具体的な細部構成についても適宜
に変更可能であることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、制御装置
は、携帯型電話機に対して指示信号を送信し、携帯電話
機から確認信号が送信される毎に制御信号を送信すれば
良い。また、携帯電話機においては、指示信号を受信し
て電源をオフに切り換えた後は、一定時間毎に確認信号
を送信し、制御信号の受信の有無を判別すれば良い。こ
のため、常時、信号を送受信する必要がないので、無駄
な電磁波を発生させることなく、効果的に携帯電話機の
使用を制限できる。さらに、携帯電話機においては、制
御装置からの制御信号を受信できない場合は電源をオン
に切り換えるので、携帯電話機を持った人が制御装置か
ら離れて制御信号を受信できなくなった場合は、自動的
に電源がオンに切り換えられる。このため、例えば制御
装置を電車の車両に設置した場合、携帯電話機を持った
人が電車内にいる間のみ携帯電話機の電源がオフにさ
れ、電車を降りると自動的にオンになるので、携帯電話
機の利用者が特段の操作をする必要がなく、利便性を損
なうことがない。
【0070】請求項2記載の発明によれば、制御装置に
おいて識別符号の数を計数する事で、該制御装置の制御
下にある携帯電話機の数を把握することができる。例え
ば、制御装置を電車の車両に設置した場合、該車両内の
携帯電話機を持っている乗客の数を知ることができるの
で、携帯電話機の普及状況によっては乗客数を推測する
ことも可能になる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、制御装置が
備える指示信号送信手段及び制御信号送信手段と、携帯
電話機が有する電源停止手段及び確認信号送信手段と
は、いずれもBluetooth (ブルートゥース)規格に準じ
た無線信号を送受信するものであり、低コストで実現可
能である。特に、携帯電話機にはBluetooth 規格に準じ
た通信ユニットが多く搭載されることが予想され、Blue
tooth 規格に準じた無線通信を行える携帯電話機は著し
く普及することが見込まれている。このため、携帯電話
機の利用者が格段の配慮をすることなく、本発明の携帯
電話機制御システムを容易に構築することができる。さ
らに、Bluetooth 規格に準じた無線通信を行う際の電磁
波は非常に微弱なものであり、携帯電話機制御システム
で使用される電磁波の悪影響を考慮する必要はほとんど
ないので、強い電磁波を忌避すべき様々な場所において
適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態における携帯電
話機制御システム1の構成を示す図である。
【図2】図1に示す携帯電話機2の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示す制御装置3の構成を示すブロック図
である。
【図4】図1に示す携帯電話機制御システム1の動作を
示すフローチャートであり、(a)は制御装置3の動作
を示し、(b)は携帯電話機2の動作を示す。
【図5】図2に示すBluetooth ユニット202の実装状
態の例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機制御システム 2 携帯電話機 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 記憶部 25 入力部 26 表示部 27 音声処理部 27a マイク 27b スピーカ 28 通信部 28a アンテナ 201 電源部 202 Bluetooth ユニット 202a 通信部 202b メモリ 210 本体ケース 3 制御装置 31 通信部 32 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 7/26 109A

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御装置と、この制御装置による制御の対
    象となる携帯電話機とによってなる携帯電話機制御シス
    テムであって、 前記制御装置は、 前記携帯電話機に対して指示信号を送信する指示信号送
    信手段と、 前記携帯電話機から送信された確認信号を受信して、該
    携帯電話機へ制御信号を送信する制御信号送信手段とを
    備え、 前記携帯電話機は、 当該携帯電話機の電源のオン/オフを切り換える電源切
    換手段と、 前記制御装置からの指示信号を受信すると、前記電源切
    換手段によって当該携帯電話機の電源をオフに切り換え
    させる電源停止手段と、 この電源停止手段により電源がオフに切り換えられてか
    ら所定時間毎に、前記制御装置に対して確認信号を送信
    する確認信号送信手段と、 この確認信号送信手段により送信された確認信号に応じ
    て前記制御装置から送信された制御信号を受信できない
    場合に、前記電源切換手段によって当該携帯電話機の電
    源をオンに切り換えさせる電源投入手段とを備えるこ
    と、 を特徴とする携帯電話機制御システム。
  2. 【請求項2】前記制御装置が有する指示信号送信手段
    は、前記携帯電話機に対して固有の識別符号を付与する
    とともに、この識別符号を含む指示信号を送信すること
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機制御システム。
  3. 【請求項3】前記制御装置が備える指示信号送信手段及
    び制御信号送信手段と、前記携帯電話機が有する電源停
    止手段及び確認信号送信手段とは、いずれもBluetooth
    規格に準じた無線信号を送受信するものであることを特
    徴とする請求項1または2記載の携帯電話機制御システ
    ム。
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