JP4675458B2 - ハンズフリー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機の利用者が自動車の運転を行う際に、利用者が携帯電話機を手で持つことなく通話することができるハンズフリー装置に関する。なお、本明細書で携帯電話機とは、所謂、携帯電話機のみならず、PHS(Personal Handyphone System)等も含むものとする。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯電話機用車載ハンズフリー装置は、携帯電話機の外部インターフェイス部を介して携帯電話機との音声信号の送受及び、制御データの送受を行っている。この外部インターフェイス部は有線接続用のインターフェイスであるため、携帯電話機利用者が自動車の運転を行う際には、搭乗時には胸ポケット等から携帯電話機を取り出してハンズフリー装置に装着し、降車時にはハンズフリー装置から携帯電話機を外して携帯するという手間が必要となる。
【0003】
また近年、短距離無線通信技術としてBluetoothなどが注目され、実際に機器に搭載されるのも間近に迫っている状況であり、短距離無線通信による携帯電話機とハンズフリー装置との無線接続は容易に実現可能であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のハンズフリー装置では、外部インターフェイスを介して携帯電話機と有線接続して使用する必要があるために、自動車搭乗時及び降車時に携帯電話機とハンズフリー装置を有線で接続、及び取り外しを行う手間が必要であるという問題が有った。
また、ハンズフリー装置を使用する際に携帯電話機を車載ハンズフリー装置へ装着する必要が有るために、搭乗時にハンズフリー装置へ携帯電話機を装着するのを忘れた場合における運転中の着信対応により運転が疎かになる危険性が有り、更に、降車時に携帯電話機を車内に置き忘れる虞れが有るというも問題もあった。
【0005】
一方、短距離無線通信による携帯電話機とハンズフリー装置との無線接続を利用す場合を想定した場合に、携帯電話機とハンズフリー装置に短距離無線通信手段を持たせただけでは、携帯電話機の利用者が車の外にいるのか、中にいるのかまでは判断できず、着信時に利用者が車外にいるのにハンズフリー装置側だけで呼び出し音が鳴り、携帯電話機側では何の反応も示さず利用者が着信に気づかない事態も起こり得るという問題が有る。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、携帯電話機の利用者がハンズフリー装置を使用する際に携帯電話機とハンズフリー装置とを有線接続することなく、携帯電話機を携帯したままで使用でき、かつ自動車の運転席に着座した時のみ利用者の携帯電話機とハンズフリー装置とを自動的に無線接続することができるハンズフリー装置及び携帯電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用した。
本発明に係るハンズフリー装置は、短距離無線通信手段を有する携帯電話機と通信可能なハンズフリー装置であって、前記携帯電話機の短距離無線通信手段と通信可能な短距離無線通信手段と、前記携帯電話機側がハンズフリーモードに設定されていると、該携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを設定する手段と、前記携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを解除するためのモード解除手段と、を有し、前記ハンズフリー装置と前記携帯電話機の両者が無線接続された状態下で、前記モード解除手段が動作モードを解除することにより、当該ハンズフリー装置を使用せずに前記携帯電話機単独で通話することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、携帯電話機の利用者が自動車の運転席以外の座席に着座し、運転席には別の人間が着座しているような場合にモード解除手段を操作して前記携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを解除することにより車中でハンズフリー装置を使用せずに携帯電話機単独で通話することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置の概略構成を図1に示す。同図において、ハンズフリー装置は、ハンズフリー制御部、音声コーデック等の回路部が実装されているハンズフリー装置本体11と、運転者の音声を集音するマイク102と、通話相手の音声を放音するスピーカ103と、短距離無線通信装置104とから構成されており、これらは自動車1の車室内に搭載されている。
【0026】
携帯電話機20を携帯している運転者(携帯電話機20の利用者)が運転席2に着座すると、運転席に配設された運転者検出センサ101により運転者が着座している状態が検出され、運転者検出センサ101の検出出力に基づいてハンズフリー装置と運転者4が携帯している携帯電話機20との間で短距離無線通信装置104を介して自動的に無線接続される。
【0027】
次に、図2に本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置の電気的構成を示す。同図において、ハンズフリー装置10は、各部を制御するハンズフリー制御部100と、運転者(利用者)4が自動車の運転席2に着座している状態を検出する運転者検出センサ101と、通話時に利用者4の音声を集音するマイク102と、通話時に相手からの音声を出力するスピーカ103と、利用者4が携帯している携帯電話機20に内蔵された短距離無線通信装置と通信可能な短距離無線通信装置104と、操作部105とを有している。運転者検出センサ101としては、例えば、運転席に取り付けられた荷重センサを使用することができる。
【0028】
操作部105は、電話機能を指示する操作キー、例えば、通話を開始するための通話キー105A、通話を終了するための終了キー105B、携帯電話機20との無線接続を自動的行う動作モードに設定し、またはこの動作モードを解除するための自動接続設定/解除キー105C(本発明のモード設定/解除手段に相当する。)を有している。
また、ハンズフリー装置10は、ハンズフリー装置10を使用する利用者4の携帯する携帯電話機20の識別情報としての電話番号を記憶する電話番号記憶部106と、ハンズフリー装置10が動作時に着信が有った際に、呼出音を発生する呼出音発生部107と、音声コーデック120とを有している。
【0029】
電話番号記憶部106には、ハンズフリー装置10を使用する利用者が予め、自分の所有する携帯電話機の識別情報として電話番号を登録しておくものとする。本実施の形態では携帯電話機の識別情報として電話番号を使用しているが、これに限らず、各携帯電話機を識別できる情報であれば何でもよい。
音声コーデック120は、マイク102から出力された音声信号をA/D変換し、PCMコードに変換するA/D変換器110と、携帯電話機20側から受信したPCMコードの信号を復号化し、アナログの音声信号に変換するD/A変換器111とを有している。
【0030】
また、ハンズフリー装置10と無線接続される携帯電話機20は、基地局30と通信するためのアンテナ200と、送受信部及び制御部201と、ハンズフリー装置10における短距離無線通信装置104と通信可能な短距離無線通信装置202と、操作部203と、マイク204と、スピーカ204と、音声コーデック210と、音声パスを切り替えるスイッチ220、221とを有している。
【0031】
操作部203は、テンキー、各種機能キー、電源キー等のキーの他に、ハンズフリー装置10を使用して通話を行うハンズフリーモードに設定し、このハンズフリーモードの設定を解除するハンズフリーモード設定/解除キー203Aを有している。
ハンズフリー装置10において、自動接続設定/解除キー105Cにより無線接続を自動的行う動作モードに設定されている場合において、携帯電話機20において、上記ハンズフリーモード設定/解除キー203Aによりハンズフリーモードに設定すると、後述するように携帯電話機20とハンズフリー装置10との間で自動的に無線接続が行われる。
【0032】
音声コーデック210は、マイク204から出力された音声信号をA/D変換し、PCMコードに変換するA/D変換器206と、受信したPCMコードの信号を復号化し、アナログの音声信号に変換するD/A変換器207とを有している。
短距離無線接続装置202の入力側はスイッチ220、221の接点b側に接続されており、送受信部及び制御部201より出力される制御信号により切替制御されるスイッチ220、221を介して送受信部及び制御部201に接続可能に構成されている。また、A/D変換器206の出力側はスイッチ220の接点a側に、D/A変換器207の入力側はスイッチ221の接点aに接続されている。
【0033】
上記構成におけるハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続されるまでの動作を図3のフローチャートを参照して説明する。同図において、自動車のイグニッションキーまたはリモコン操作により自動車1に搭載されたハンズフリー装置10の電源がオン状態になると、車内に設置された運転者検出センサ101により運転者が着座したか否かが検出される(ステップ300)。
一方、利用者4が携帯している携帯電話機20は、待ち受け状態にあり、この携帯電話機20がハンズフリーモードに設定されていない場合には、他の処理を行う(ステップ302)。すなわち、携帯電話機20がハンズフリー装置10とは関係なく、単独で機能するように動作する。
【0034】
携帯電話機20がハンズフリーモードに設定されている場合には、送受信部及び制御部201は、短距離無線通信装置202を介してハンズフリー装置10に対して無線接続要求を送出し、ハンズフリー装置20のハンズフリー制御部100では、運転者が着座したことが検出された場合には、短距離無線通信装置104を介して上記無線接続要求を受け付ける(ステップ303、304)。次いで、ハンズフリー制御部100は、携帯電話機20に対して携帯電話機20に固有の識別情報の送信要求を送出する(ステップ305)。
【0035】
携帯電話機20では、ハンズフリー装置10からの識別情報の送信要求を受信し、識別情報(本実施の形態では電話番号)をハンズフリー装置20に転送する(ステップ306、307)。ハンズフリー制御部100は、携帯電話機20から転送された識別情報を受信し、この識別情報(電話番号)を電話番号記憶部106に予め登録されている電話番号と照合し、登録された電話番号であるか否か確認する(ステップ308)。そして、ハンズフリー制御部100は、携帯電話機20から受信した識別情報が登録されている場合には、その照合結果を携帯電話機20に通知する(ステップ309、310)。
【0036】
一方、携帯電話機20では、送受信部及び制御部201は、ハンズフリー装置10より照合結果を受領し、照合結果を受領した旨、ハンズフリー装置10に応答する(ステップ311、312)。ハンズフリー制御部100では、この応答を確認し、ハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立される。
このようにして、ハンズフリー装置10と携帯電話機10との間で短距離無線通信装置104、202により無線接続が確立されると、携帯電話機20では、送受信部及び制御部201からスイッチ220、221に制御信号が出力され、スイッチ220、221は接点a側から接点b側に切り替えられる。
【0037】
この結果、携帯電話機20では、音声データのパスが受話側、送話側とも携帯電話機20内の音声コーデック210に接続されたパスから短距離無線通信装置202の入力側に接続されたパスに切り替わる。
また、ハンズフリー制御部100が、携帯電話機10から受信した識別情報が電話番号記憶部に登録されていないと判定した場合には(ステップ309)、携帯電話機20との接続を拒否し、ハンズフリー装置10と携帯電話機20との無線接続は確立されないこととなる(ステップ314)。
【0038】
次に、ハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立された状態で着信が有った時点から通話が終了するまでの動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。同図において、携帯電話機20において、送受信部及び制御部201は着信が無い場合には、他の処理を行う(ステップ400、401)。また、着信が有った場合には、ハンズフリー装置10に対して着信通知を行う(ステップ400、402)。ハンズフリー制御部100は、着信通知を受け取り、呼出音発生部107を起動し、呼出音を発生させ、運転者4の携帯電話機(ハンズフリー装置に登録した携帯電話機)20に着信があったことを運転者(ハンズフリー装置に登録した携帯電話機の利用者)4に知らせる(ステップ403、404)。
【0039】
携帯電話機20の利用者4が、ハンズフリー装置10の操作部105における通話キー105Aを操作した場合には、通話キー105Aが操作された状態を携帯電話機20側に通知する(ステップ405、406)。携帯電話機20では、送受信部及び制御部201が通話キー105Aの操作情報を受け取り、携帯電話機20は着信報知状態から通話状態に移行する(ステップ407、408)。
一方、ハンズフリー装置10では、車内に搭載されたハンズフリー装置10側のマイク102、スピーカ103を起動する(ステップ409)。
【0040】
この結果、またハンズフリー装置10では車内に設置したハンズフリー装置10内の音声コーデック120を介して受話側音声としてハンズフリー装置10のスピーカ103へ送出され、ハンズフリー装置10側のマイク102からの送話側音声信号はハンズフリー装置10内の音声コーデック120、ハンズフリー制御部100及び短距離無線通信装置104を介して送話側音声データとして携帯電話機20側へ送出される状態となる。この状態で運転者4はハンズフリー装置10のマイク102、スピーカ103を使用して通話を行う。
【0041】
また、通話終了時に、ハンズフリー装置10における操作部105の終了キー105Bが操作されると(ステップ410)、ハンズフリー装置10のハンズフリー制御部100は、短距離無線通信装置104を介して、携帯電話機20にハンズフリー装置10における操作部105の終了キー105Bが操作された旨、通知すると共に、マイク102、スピーカ103の動作を停止する(ステップ411、412)。
一方、携帯電話機20の送受信部及び制御部201は、終了キー105Bが操作された旨の通知を受け取り、通話を終了し、回線の切断処理を行い、待ち受け状態に移行する(ステップ413、414)。
【0042】
次に、ハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立した状態下で、ハンズフリー装置の電源がオン状態のまま運転者4が自動車から降車した場合の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。同図において、運転者が降車していない場合には、図4に示すステップ403〜406、409〜412の処理を行う(ステップ500、501)。運転者が降車した場合には、ハンズフリー制御部100は、短距離無線通信装置104を介して携帯電話機20に運転者が着座していない旨、通知する(ステップ500、502)。
【0043】
一方、携帯電話機20では、送受信部及び制御部201は、運転者4が着座していない旨、通知を受領し、スイッチ220、221を接点a側に切り替えることにより携帯電話機20における送話側及び受話側の音声データのパスを携帯電話機20側に切り替え、着信時の呼び出しも携帯電話機側で行うようにすると共に、待ち受け状態に移行する(ステップ503、504、505)。
また、ハンズフリー装置10では、再度、運転者4が着座した場合には、ハンズフリー制御部100は、図3に示す接続処理を再度、携帯電話機10の送受信部及び制御部201との間で行う(ステップ506、507)。
【0044】
次に、ハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立された状態下でハンズフリー装置10の電源がオフ状態になる場合の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。同図において、運転者の降車前に自動車のイグニッションキーやリモコンの操作によりハンズフリー装置10の電源がオフ状態となる際に、ハンズフリー装置10は、リモコン(図示せず)、またはイグニッションスイッチの操作により発生する電源オフ指令を受信し(ステップ600)、携帯電話機20に対し、短距離無線通信装置104を介してハンズフリー装置10の電源をオフする旨、通知した後、電源をオフ状態にする(ステップ601、602)。
【0045】
一方、携帯電話機20の送受信部及び制御部201は、短距離無線通信装置202を介してハンズフリー装置10の電源をオフする旨の通知を受信し、スイッチ220、221を接点a側に切り替えることにより携帯電話機20における送話側及び受話側の音声データのパスを携帯電話機20側に切り替え、着信時の呼び出しも携帯電話機側で行うようにすると共に、待ち受け状態に移行する(ステップ603、604)。
【0046】
尚、本実施の形態ではハンズフリー装置10と携帯電話機20とを自動的に無線接続する動作モードの設定または解除する機能を、ハンズフリー装置10と携帯電話機20の両者に設けるようにしたが、これに限らず、携帯電話機20側のみにこの機能を設けて両者を自動的に無線接続するようにしてもよい。この場合には、ハンズフリー装置10の電源がオン状態において、携帯電話機20がハンズフリーモード(自動無線接続機能に相当する。)に設定されている場合には、図3で示す接続処理が行われ、ハンズフリー装置10と携帯電話機20の両者が無線接続されることとなる。
【0047】
また、ハンズフリー装置10と携帯電話機20の両者が無線接続された状態下で、携帯電話機20単独で動作させたい場合には、携帯電話機20の操作部203のハンズフリーモード設定/解除キー203Aを操作してハンズフリーモードを解除すればよい。
【0048】
以上に説明したように、本実施の形態に係るハンズフリー装置によれば、携帯電話機20の短距離無線通信装置202と通信可能な短距離無線通信装置104と、利用者が自動車の運転席に着座した状態を検出する運転者検出センサ101と、運転者検出センサ101の検出出力に基づいて利用者が自動車の運転席にいることが確認された場合には短距離無線通信装置104により利用者の携帯する携帯電話機20と自動的に接続し、ハンズフリー装置側での操作による携帯電話機の制御を可能にする制御手段としてのハンズフリー制御部100とを有するので、携帯電話機の利用者がハンズフリー装置を使用する際に携帯電話機とハンズフリー装置とを有線接続することなく、携帯電話機を携帯したままで使用でき、かつ自動車の運転席に着座した時のみ利用者の携帯電話機とハンズフリー装置とを自動的に無線接続することができる。
【0049】
したがって、本実施の形態に係るハンズフリー装置によれば、携帯電話機利用者が自動車の運転をする時に、携帯電話機を携帯していた部分から取り出し車載ハンズフリー装置に装着する手間を無くすことができる。
また、携帯電話機利用者が自動車の運転後、降車時に携帯電話機をハンズフリー装置から取り外す手間を無くすことができる。
また、携帯電話機利用者が自動車の運転をする時に、携帯電話機の車載ハンズフリー装置への装着忘れによる運転中の着信応対が発生する危険を防止できる。
さらに、携帯電話機利用者が自動車を運転する際に、携帯電話機は携帯したままでハンズフリー装置を利用できるため、携帯電話機の車内置き忘れを防止できる。
【0050】
また、本実施の形態に係るハンズフリー装置によれば、更に、電話機能を指示する操作キー及び前記携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを設定し、または該動作モードの設定を解除するためのモード設定/解除手段(自動接続設定/解除キー)を有する操作部105を有し、制御手段としてのハンズフリー制御部100は、自動接続設定/解除キーにより携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードに設定されている場合に、短距離無線通信装置により利用者の携帯する携帯電話機と自動的に接続するようにしたので、携帯電話機の利用者が自動車の運転席以外の座席に着座し、運転席には別の人間が着座しているような場合に自動接続設定/解除キーを操作して上記動作モードを解除することにより車中でハンズフリー装置を使用せずに携帯電話機単独で通話することができる。
【0051】
また、本実施の形態に係るハンズフリー装置によれば、ハンズフリー制御部100は、携帯電話機20から無線接続要求が有った場合には、携帯電話機20を特定する識別情報の送信要求を携帯電話機20に送出し、携帯電話機側から識別情報を受信した際に、該受信した識別情報が予め登録された識別情報と一致した場合にのみ無線接続するようにしたので、予め登録された利用者の携帯電話機とのみ無線接続することができる。
【0052】
また、本実施の形態に係るハンズフリー装置によれば、ハンズフリー制御部100は、携帯電話機20との無線接続が確立した後に前記携帯電話機を携帯している利用者が運転席から離れた場合には、携帯電話機20が単独で機能するように指示する制御情報を短距離無線通信装置104により携帯電話機20に送出するようにしたので、携帯電話機の利用者が運転席から離れた場合には上記制御情報に基づいて携帯電話機が単独で動作するように切り替えることができる。
【0053】
また、本実施の形態に係るハンズフリー装置によれば、ハンズフリー制御部100は、ハンズフリー装置10の電源をオフする指示である電源オフ指令を受けた場合には、ハンズフリー装置10の電源をオフする旨、短距離無線通信装置104により携帯電話機20側に通知した後に、ハンズフリー装置10の電源をオフ状態にするようにしたので、ハンズフリー装置の電源がオフ状態になるときに、これまでハンズフリー装置と無線接続されていた利用者の携帯電話機を単独で通話が可能な状態に切り替えることができる。
【0054】
本実施の形態に係る携帯電話機によれば、ハンズフリー装置10と通信可能な短距離無線通信装置202を有する携帯電話機であって、ハンズフリー装置を使用して通話を行うハンズフリーモードに設定し、または該ハンズフリーモードを解除するハンズフリーモード設定/解除キーを有する操作部203と、各部を制御する制御手段としての送受信部及び制御部201とを有し、送受信部及び制御部201は、ハンズフリーモード設定キーが操作された場合には、ハンズフリー装置10と無線接続を確立するための処理を、短距離無線通信装置202を介して行うようにしたので、携帯電話機の利用者がハンズフリー装置を使用する際に携帯電話機とハンズフリー装置とを有線接続することなく、携帯電話機を携帯したままで使用でき、かつ自動車の運転席に着座した時のみ利用者の携帯電話機とハンズフリー装置とを自動的に無線接続することができる。
【0055】
本実施の形態に係る携帯電話機によれば、ハンズフリー装置10との無線接続が確立した後に利用者が運転席から離れた際に、ハンズフリー装置10より携帯電話機20が単独で機能するように指示する制御情報を受け取った場合には、音声データのパスをハンズフリー装置10側から携帯電話機20側に切り替えるようにしたので、利用者が運転席から離れた場合に利用者が携帯している携帯電話機を単独で使用して通話することが可能になる。
【0056】
本実施の形態に係る携帯電話機によれば、ハンズフリー装置20との無線接続が確立した後に、ハンズフリー装置10が該ハンズフリー装置10の電源をオフする指示である電源オフ指令を受けた場合において、ハンズフリー装置10の電源をオフする旨の通知を前記ハンズフリー装置10より受けた際に、音声データのパスをハンズフリー装置側から携帯電話機側に切り替えるようにしたので、ハンズフリー装置の電源がオフ状態になるときに、これまでハンズフリー装置と無線接続されていた利用者の携帯電話機を単独で通話が可能な状態に切り替えて携帯電話機を単独で使用して通話することが可能になる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0058】
すなわち、携帯電話機の利用者が自動車の運転席以外の座席に着座し、運転席には別の人間が着座しているような場合にモード解除手段を操作して前記携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを解除することにより車中でハンズフリー装置を使用せずに携帯電話機単独で通話することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置の概略構成を示す説明図。
【図2】 本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置及び携帯電話機の電気的構成を示すブロック図。
【図3】 本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続されるまでの動作を示すフローチャート。
【図4】 本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立された状態で着信が有った時点から通話が終了するまでの動作を示すフローチャート。
【図5】 本発明の実施の形態に係るハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立した状態下で、ハンズフリー装置の電源がオン状態のまま運転者4が自動車から降車した場合の動作を示すフローチャート。
【図6】 ハンズフリー装置10と携帯電話機20との間で無線接続が確立された状態下でハンズフリー装置10の電源がオフ状態になる場合の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 ハンズフリー装置
20 携帯電話機
30 基地局
100 ハンズフリー制御部(制御手段)
101 運転者検出センサ(運転者検出手段)
102、204 マイク
103、205 スピーカ
104、202 短距離無線通信装置(短距離無線通信手段)
105、203 操作部(操作手段)
106 電話番号記憶部
107 呼出音発生部
110、206 A/D変換器
111、207 D/A変換器
120、210 音声コーデック
200 アンテナ
201 送受信部及び制御部(制御手段)
220、221 スイッチ
Claims (1)
- 短距離無線通信手段を有する携帯電話機と通信可能なハンズフリー装置であって、
前記携帯電話機の短距離無線通信手段と通信可能な短距離無線通信手段と、
前記携帯電話機側がハンズフリーモードに設定されていると、該携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを設定する手段と、
前記携帯電話機との無線接続を自動的に行う動作モードを解除するためのモード解除手段と、を有し、
前記ハンズフリー装置と前記携帯電話機の両者が無線接続された状態下で、前記モード解除手段が動作モードを解除することにより、当該ハンズフリー装置を使用せずに前記携帯電話機単独で通話することを特徴とするハンズフリー装置。
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