JP3339475B2 - 無線通信端末の着信制御装置 - Google Patents
無線通信端末の着信制御装置Info
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Description
信を制御する着信制御装置に関する。
手に持って通話しながら自動車を運転することが社会的
な問題となっている。そこで、運転中における安全性を
確保することを目的として、ハンズフリー装置が供され
ている。このものによれば、ユーザは、携帯電話端末を
ハンズフリー装置に接続することにより、ハンズフリー
着信することができ、着信に対して応答すると、これ以
降、ハンズフリー通話することができるので、携帯電話
端末を手に持たずに、ハンドルを握った状態で通話する
ことができる。
ハンズフリー着信を実行するに際しては、あらかじめ携
帯電話端末をハンズフリー装置に接続することが条件で
あるので、ユーザにとっては、その操作が面倒であると
いう問題がある。そのため、実際には、ハンズフリー装
置を自動車に搭載している場合であっても、携帯電話端
末をハンズフリー装置に接続することがなく、携帯電話
端末を手に持って通話しながら運転するという状況が頻
繁に発生している。
ものであり、その目的は、運転中における安全性を的確
に確保することができる無線通信端末の着信制御装置を
提供することにある。
端末の着信制御装置によれば、制御手段は、無線通信端
末が車内に存在していることを存在検出手段が検出し、
且つ、車速が所定速度を越えていることを車速検出手段
が検出していることを条件として、無線通信端末が基地
局から着信信号を受信すると、発信者電話番号があらか
じめ登録されている特定の電話番号であるか否かを識別
する。そして、制御手段は、発信者電話番号があらかじ
め登録されている特定の電話番号でない場合には、局所
無線回路に無線通信端末との間で無線通信を行わせるこ
とにより、ハンズフリー装置が無線通信端末を中継して
ハンズフリー着信を実行するように制御し、発信者電話
番号があらかじめ登録されている特定の電話番号である
場合には、無線通信端末がハンドセット着信を実行する
ように制御する。
線通信端末を車内に持ち込むと、無線通信端末が車内に
存在していることを検出し、また、所定速度として零を
設定しておくことにより、ユーザが運転すると、運転中
にあることを検出し、着信するに際しては、発信者電話
番号があらかじめ登録されている特定の電話番号でなけ
れば、ハンズフリー装置がハンズフリー着信を実行する
ようになるので、従来のものとは異なって、ユーザが無
線通信端末をハンズフリー装置に接続しなくても、運転
中にあるときには、ハンズフリー着信することができ、
着信に対して応答すると、これ以降、ハンズフリー通話
することができる。これにより、無線通信端末を手に持
って通話しながら運転するという状況を未然に回避する
ことができ、運転中における安全性を的確に確保するこ
とができる。これに対して、発信者電話番号があらかじ
め登録されている特定の電話番号であれば、ハンドセッ
ト着信することができ、着信に対して応答すると、これ
以降、ハンドセット通話することができるので、例えば
通話の内容が同乗者に聞かれてしまうことを未然に回避
することができるなど、秘匿性を確保することができ
る。
参照して説明する。まず、図1において、車内無線通信
システム1は、ユーザが携帯可能な携帯電話端末2(本
発明でいう無線通信端末)と、自動車3に搭載された車
載ユニット4(本発明でいう無線通信端末の着信制御装
置)とから構成されている。携帯電話端末2において、
制御回路5は、通信網無線回路6、局所無線回路7およ
び音声入出力回路8の各回路を接続していると共に、通
話開始キー、リダイヤルキー、通話終了/電源キー、
「0」〜「9」の数字キーなどの各種のキーを配列して
なるキーパッド9およびディスプレイ10を接続してい
る。
しており、制御回路5からの制御指令に基づいて基地局
12との間の無線通信処理を実行する。局所無線回路7
は、アンテナ13を接続しており、制御回路5からの制
御指令に基づいて車載ユニット4との間の無線通信処理
を実行する。そして、音声入出力回路8は、送話音声を
入力するマイクロホン14および受話音声を出力するス
ピーカ15を接続しており、音声処理を実行する。
信号を制御回路5に出力し、制御回路5は、キーパッド
9からキー操作信号を入力すると、その入力したキー操
作信号を解読する。そして、制御回路5は、表示指令を
ディスプレイ10に出力することにより、表示指令に応
じた表示情報をディスプレイ10に表示させる。
16(本発明でいう制御手段)は、局所無線回路17
(本発明でいう存在検出手段)および車速検出回路18
(本発明でいう車速検出手段)の各回路を接続してい
る。
しており、制御回路16からの制御指令に基づいて携帯
電話端末2との間の無線通信処理を実行する。車速検出
回路18は、車速センサ20からセンサ信号を入力する
と、その入力したセンサ信号に基づいて車速を示す車速
信号を制御回路16に出力し、制御回路16は、車速検
出回路18から車速信号を入力すると、その入力した車
速信号を解読する。
ングカバー内に配設されたマイクロホン、ドアに配設さ
れたスピーカ、ステアリングに配設された各種のスイッ
チおよび操作画面を表示するディスプレイなどを備えて
構成されており、制御回路16からの制御指令に基づい
てハンズフリー着信を実行し、着信に対して応答する
と、ハンズフリー通信を実行する。尚、この場合、ハン
ズフリー装置21は、車載ユニット4と携帯電話端末2
との間で電波を通信することにより、携帯電話端末2を
中継してハンズフリー着信を実行する。
は、携帯電話端末2が車内に存在しているか否かを以下
のようにして検出している。すなわち、車載ユニット4
の制御回路16は、制御指令を局所無線回路17に出力
することにより、局所無線回路17から微弱な呼出電波
を所定の周期(例えば数秒に1回の割合)で送信させて
いる。
いれば、携帯電話端末2は、車載ユニット4から送信さ
れた呼出電波を受信することになるので、携帯電話端末
2の制御回路5は、呼出電波を受信したことを検出する
と、制御指令を局所無線回路7に出力することにより、
局所無線回路7から微弱な応答電波を送信させ、車載ユ
ニット4は、これに応じて、携帯電話端末2から送信さ
れた応答電波を受信することになる。このようにして、
車載ユニット4の制御回路16は、携帯電話端末2から
送信された応答電波を受信することにより、携帯電話端
末2が車内に存在していることを検出することが可能で
ある。
在していなければ、携帯電話端末2は、車載ユニット4
から送信された呼出電波を受信することはなく、応答電
波を送信することはない。このようにして、車載ユニッ
ト4の制御回路16は、携帯電話端末2から応答電波を
受信しないことにより、携帯電話端末2が車内に存在し
ていないことを検出することが可能である。
存在しているときには、携帯電話端末2と車載ユニット
4とは、両者の間で通信する電波に情報(データ)を重
畳することにより、相手が保持している情報を識別する
ことが可能である。すなわち、携帯電話端末2は、車載
ユニット4が保持している各種の情報を必要に応じて識
別することが可能であり、一方、車載ユニット4は、携
帯電話端末2が保持している各種の情報を必要に応じて
識別することが可能である。
ないし図4に示すフローチャートも参照して説明する。
まず、図2に示すように、車載ユニット4の制御回路1
6は、局所無線回路17が応答電波を受信しているか否
かを検出することにより、携帯電話端末2が車内に存在
しているか否かを検出する(ステップS1)。ここで、
制御回路16は、局所無線回路17が応答電波を受信し
ていることを検出したことにより、携帯電話端末2が車
内に存在していることを検出すると、ステップS1にお
いて「YES」と判定する。
8から入力した車速信号を解読し、車速が所定速度(こ
こでは、時速0km)を越えているか否かを検出するこ
とにより、運転中にあるか否かを検出する(ステップS
2)。ここで、制御回路16は、車速が所定速度を越え
ていることを検出し、運転中にあることを検出すると、
ステップS2において「YES」と判定する。
無線回路17に出力し、車載ユニット4と携帯電話端末
2との間で電波を通信し、携帯電話端末2が基地局12
から着信信号を受信したか否かを検出する(ステップS
3)。ここで、制御回路16は、携帯電話端末2が基地
局12から着信信号を受信したことを検出すると、ステ
ップS3において「YES」と判定し、制御指令をハン
ズフリー装置21に出力し、ハンズフリー装置21によ
るハンズフリー着信を実行させる(ステップS4)。
をハンズフリー装置21に接続しなくても、ハンズフリ
ー着信することができ、着信に対して応答すると、ハン
ズフリー通話することができる。
することがなく、つまり、発信者電話番号に拘らず、ハ
ンズフリー着信を実行させる構成を説明したものである
が、発信者電話番号を識別することにより、発信者電話
番号に応じて、ハンズフリー着信を実行させるか否かを
選択するように構成することもできる。具体的には、発
信者電話番号が携帯電話端末2にメモリダイヤルの電話
番号として登録されている特定の電話番号でないことを
条件として、ハンズフリー着信を実行させるように構成
することもできる。
6は、携帯電話端末2が基地局12から着信信号を受信
したことを検出すると、ステップS3において「YE
S」と判定し、着信信号から発信者電話番号を抽出する
(ステップS11)。
電話番号と、携帯電話端末2にメモリダイヤルの電話番
号として登録されている特定の電話番号とを比較し、抽
出した発信者電話番号がメモリダイヤルの電話番号とし
て登録されている特定の電話番号であるか否かを識別す
る(ステップS12)。
電話番号がメモリダイヤルの電話番号として登録されて
いる特定の電話番号でなければ、ステップS12におい
て「NO」と判定し、制御指令をハンズフリー装置21
に出力し、ハンズフリー装置21によるハンズフリー着
信を実行させる(ステップS4)。
発信者電話番号がメモリダイヤルの電話番号として登録
されている特定の電話番号であれば、ステップS12に
おいて「YES」と判定し、制御指令を局所無線回路1
7に出力し、携帯電話端末2によるハンドセット着信を
実行させる(ステップS13)。
をハンズフリー装置21に接続しなくても、発信者電話
番号がメモリダイヤルの電話番号として登録されている
特定の電話番号でなければ、ハンズフリー着信すること
ができ、着信に対して応答すると、ハンズフリー通話す
ることができる。これに対して、発信者電話番号がメモ
リダイヤルの電話番号として登録されている特定の電話
番号であれば、ハンドセット着信することができ、着信
に対して応答すると、ハンドセット通話することができ
る。
帯電話端末2にメモリダイヤルの電話番号として登録さ
れている特定の電話番号であることを条件として、ハン
ズフリー着信を実行させるように構成することもでき
る。
6は、抽出した発信者電話番号がメモリダイヤルの電話
番号として登録されている特定の電話番号であれば、ス
テップS21において「YES」と判定し、制御指令を
ハンズフリー装置21に出力し、ハンズフリー装置21
によるハンズフリー着信を実行させる(ステップS
4)。
発信者電話番号がメモリダイヤルの電話番号として登録
されている特定の電話番号でなければ、ステップS21
において「NO」と判定し、制御指令を局所無線回路1
7に出力し、携帯電話端末2に着信を拒否させる(ステ
ップS22)。
をハンズフリー装置21に接続しなくても、発信者電話
番号がメモリダイヤルの電話番号として登録されている
特定の電話番号であれば、ハンズフリー着信することが
でき、着信に対して応答すると、ハンズフリー通話する
ことができる。これに対して、発信者電話番号がメモリ
ダイヤルの電話番号として登録されている特定の電話番
号でなければ、着信を拒否することが可能になる。
ば、ユーザが携帯電話端末2を車内に持ち込むと、携帯
電話端末2が車内に存在していることを検出し、また、
ユーザが運転すると、運転中にあることを検出し、着信
するに際しては、ハンズフリー装置21がハンズフリー
着信を実行するように構成したので、従来のものとは異
なって、ユーザが携帯電話端末2をハンズフリー装置2
1に接続しなくても、運転中にあるときには、ハンズフ
リー着信することができ、着信に対して応答すると、こ
れ以降、ハンズフリー通話することができる。これによ
り、携帯電話端末2を手に持って通話しながら運転する
という状況を未然に回避することができ、運転中におけ
る安全性を的確に確保することができる。
して登録されている特定の電話番号でないことを条件と
して、ハンズフリー装置21がハンズフリー着信を実行
し、一方、発信者電話番号がメモリダイヤルとして登録
されている特定の電話番号であることを条件として、携
帯電話端末2がハンドセット着信を実行するように構成
すると、発信者電話番号がメモリダイヤルとして登録さ
れている特定の電話番号でなければ、上記したものと同
様にして、運転中における安全性を的確に確保すること
ができ、一方、発信者電話番号がメモリダイヤルとして
登録されている特定の電話番号であれば、例えば通話の
内容が同乗者に聞かれてしまうことを未然に回避するこ
とができるなど、秘匿性を確保することができる。
して登録されている特定の電話番号であることを条件と
して、ハンズフリー装置21がハンズフリー着信を実行
し、一方、発信者電話番号がメモリダイヤルとして登録
されている特定の電話番号でないことを条件として、着
信を拒否するように構成すると、発信者電話番号がメモ
リダイヤルとして登録されている特定の電話番号であれ
ば、上記したものと同様にして、運転中における安全性
を的確に確保することができ、一方、発信者電話番号が
メモリダイヤルとして登録されている特定の電話番号で
なければ、通話できないものの、上記したものと同様に
して、携帯電話端末2を手に持って通話しながら運転す
るという状況を未然に回避することができ、運転中にお
ける安全性を的確に確保することができる。
リー着信を実行するに際しては、車載ユニット4と携帯
電話端末2との間で電波を通信することにより、携帯電
話端末2を中継するように構成したので、携帯電話端末
2の通信網無線回路6を使用することにより、ハンズフ
リー装置21にハンズフリー着信を実行するための専用
の通信網無線回路を設ける必要がなく、資源を有効に活
用することができ、装置の小形化およびコストの低減化
を図ることができる。
明する。車内無線通信システム31は、ユーザが携帯可
能な携帯電話端末32と、自動車33に搭載された車載
ユニット34とから構成されている。車載ユニット34
は、携帯電話端末接続検出回路35、車速検出回路3
6、妨害電波発生回路37、第1のスイッチ回路38お
よび第2のスイッチ回路39の各回路を備えて構成され
ている。
フリー装置40を接続しており、携帯電話端末32がコ
ネクタ40aを通じてハンズフリー装置40に接続して
いることを検出すると、接続検出信号を第1のスイッチ
回路38に出力する。第1のスイッチ回路38は、常に
はオン状態(接続状態、図5中実線にて示す状態)にあ
り、携帯電話端末接続検出回路35から接続検出信号を
入力すると、オフ状態(非接続状態、図5中破線にて示
す状態)に切替わる。
続しており、車速センサ41からセンサ信号を入力する
と、その入力したセンサ信号に基づいて車速を識別し、
車速が所定速度(ここでは、時速0km)を越えてい
る、つまり、自動車33が運転中にあることを検出する
と、運転検出信号を第2のスイッチ回路39に出力す
る。第2のスイッチ回路39は、常にはオフ状態(非接
続状態、図5中実線にて示す状態)にあり、車速検出回
路36から運転検出信号を入力すると、オン状態(接続
状態、図5中破線にて示す状態)に切替わる。
回路38および第2のスイッチ回路39の双方がオン状
態にあるときにバッテリ42から駆動電力を入力し、駆
動電力を入力すると、アンテナ43から妨害電波を発生
する。ここで、妨害電波は、携帯電話端末32と基地局
44との間の通信を妨害する電波である。
る。まず、初期状態では、第1のスイッチ回路38はオ
ン状態にあり、第2のスイッチ回路39はオフ状態にあ
る。このとき、車速検出回路36は、自動車33が運転
中にあるか否かを検出しており、また、携帯電話端末接
続検出回路35は、携帯電話端末32がハンズフリー装
置40に接続しているか否かを検出している。
フリー装置40に接続しない状態で運転すると、車速検
出回路36は、車速が所定速度(ここでは、時速0k
m)を越えることから、運転検出信号を第2のスイッチ
回路39に出力し、第2のスイッチ回路39は、車速検
出回路36から運転検出信号を入力すると、オン状態に
切替わる。
チ回路38および第2のスイッチ回路39の双方がオン
状態になるので、妨害電波発生回路37は、バッテリ4
2から駆動電力を入力し、アンテナ43から妨害電波を
発生することなり、携帯電話端末32は、妨害電波の影
響を受けることにより、基地局44との間の通信が妨害
されることになる。
をハンズフリー装置40に接続すると、携帯電話端末接
続検出回路35は、接続検出信号を第1のスイッチ回路
38に出力し、第1のスイッチ回路38は、携帯電話端
末接続検出回路35から接続検出信号を入力すると、オ
フ状態に切替わる。
チ回路38がオフ状態になるので、妨害電波発生回路3
7は、第2のスイッチ回路39の状態に拘らず、つま
り、自動車33が運転中にあるか否かに拘らず、バッテ
リ42から駆動電力を入力することがなく、アンテナ4
3から妨害電波を発生することがなく、携帯電話端末3
2は、妨害電波の影響を受けることがなく、基地局44
との間の通信が妨害されることはない。
ば、ユーザが運転すると、運転中にあることを検出し、
また、ユーザが携帯電話端末32をハンズフリー装置4
0に接続していないと、携帯電話端末32がハンズフリ
ー装置40に接続していないことを検出し、車載ユニッ
ト34の妨害電波発生回路37が妨害電波を発生するよ
うに構成したので、従来のものとは異なって、妨害電波
の影響を受けることにより、携帯電話端末32と基地局
44との間で通信することができなくなる。これによ
り、上記した第1実施例と同様にして、携帯電話端末3
2を手に持って通話しながら運転するという状況を未然
に回避することができ、運転中における安全性を的確に
確保することができる。
フリー装置40に接続すると、携帯電話端末32がハン
ズフリー装置40に接続していることを検出し、妨害電
波発生回路37が妨害電波の発生を停止するように構成
したので、妨害電波の影響を受けることがなく、ハンズ
フリー着信することができ、着信に対して応答すると、
これ以降、ハンズフリー通話することができる。これに
より、この場合にも、携帯電話端末32を手に持って通
話しながら運転するという状況を未然に回避することが
でき、運転中における安全性を的確に確保することがで
きる。
明する。尚、上記した第1実施例および第2実施例と同
一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異な
る部分について説明する。車内無線通信システム51に
おいて、車載ユニット52は、上記した第2実施例で説
明した車載ユニット34と比較すると、局所無線回路5
3および第3のスイッチ回路54を付加して構成されて
いる。
で説明した局所無線回路17に相当するもので、微弱な
呼出電波を所定の周期(例えば数秒に1回の割合)で送
信することにより、携帯電話端末32が車内に存在して
いるか否かを検出し、携帯電話端末32が車内に存在し
ていることを検出すると、存在検出信号を第3のスイッ
チ回路54に出力する。第3のスイッチ回路54は、常
にはオフ状態(非接続状態、図6中実線にて示す状態)
にあり、局所無線回路53から存在検出信号を入力する
と、オン状態(接続状態、図6中破線にて示す状態)に
切替わる。
スイッチ回路38および第2のスイッチ回路39および
第3のスイッチ回路54の全てがオン状態にあるときに
バッテリ42から駆動電力を入力し、駆動電力を入力す
ると、アンテナ43から妨害電波を発生する。
る。まず、初期状態では、第1のスイッチ回路38はオ
ン状態にあり、第2のスイッチ回路39はオフ状態にあ
り、第3のスイッチ回路54はオフ状態にある。このと
き、車速検出回路36は、自動車33が運転中にあるか
否かを検出しており、また、携帯電話端末接続検出回路
35は、携帯電話端末32がハンズフリー装置40に接
続しているか否かを検出しており、さらに、局所無線回
路53は、携帯電話端末32が車内に存在しているか否
かを検出している。
持ち込むと、局所無線回路53は、存在検出信号を第3
のスイッチ回路54に出力し、第3のスイッチ回路54
は、局所無線回路53から存在検出信号を入力すると、
オン状態に切替わる。そして、上記した第2実施例で説
明したように、ユーザが携帯電話端末32をハンズフリ
ー装置40に接続しない状態で運転すると、車速検出回
路36は、車速が所定速度(ここでは、時速0km)を
越えることから、運転検出信号を第2のスイッチ回路3
9に出力し、第2のスイッチ回路39は、車速検出回路
36から運転検出信号を入力すると、オン状態に切替わ
る。
チ回路38、第2のスイッチ回路39および第3のスイ
ッチ回路54の全てがオン状態になるので、妨害電波発
生回路37は、バッテリ42から駆動電力を入力し、ア
ンテナ43から妨害電波を発生することなり、携帯電話
端末32は、妨害電波の影響を受けることにより、基地
局44との間の通信が妨害されることになる。
電話端末32をハンズフリー装置40に接続すると、第
1のスイッチ回路38がオフ状態になるので、妨害電波
発生回路37は、アンテナ43から妨害電波を発生する
ことがなく、携帯電話端末32は、妨害電波の影響を受
けることがなく、基地局44との間の通信が妨害される
ことはない。
ば、上記した第2実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。特に、この第3実施例では、携帯電話端末32
が車内に存在していることを条件として、妨害電波発生
回路37が妨害電波を発生するように構成し、つまり、
携帯電話端末32が車内に存在していないと、妨害電波
発生回路37が妨害電波を発生しないように構成したの
で、妨害電波発生回路37が妨害電波を不要に発生する
状況を未然に回避することができ、消費電力の低減化を
図ることができる。
た実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形
または拡張することができる。無線通信端末は、携帯電
話端末に限らず、自動車電話端末であっても良い。◎携
帯電話端末と車載ユニットとの間において、赤外線通信
を採用する構成であっても良い。
際して、サイドブレーキ検出回路により、サイドブレー
キの状態を検出するように構成しても良い。発信者電話
番号がメモリダイヤルとして登録されている電話番号で
あるか否かに応じてハンズフリー着信を実行させるか否
かを選択する構成に限らず、発信者電話番号が発信履歴
或いは着信履歴として記憶されている電話番号であるか
否かに応じてハンズフリー着信を実行させるか否かを選
択する構成であっても良い。
ブロック図
(無線通信端末)、4は車載ユニット(無線通信端末の
着信制御装置)、12は基地局、16は制御回路(制御
手段)、17は局所無線回路(存在検出手段)、18は
車速検出回路(車速検出手段)、21はハンズフリー装
置である。
Claims (1)
- 【請求項1】 無線通信端末との間で無線通信を行う局
所無線回路と、 前記無線通信端末が車内に存在しているか否かを検出す
る存在検出手段と、 車速が所定速度を越えているか否かを検出する車速検出
手段と、 無線通信端末が車内に存在していることを前記存在検出
手段が検出し、且つ、車速が所定速度を越えていること
を前記車速検出手段が検出していることを条件として、
前記無線通信端末が基地局から着信信号を受信したとき
に、発信者電話番号があらかじめ登録されている特定の
電話番号であるか否かを識別し、発信者電話番号があら
かじめ登録されている特定の電話番号でない場合には、
前記局所無線回路に前記無線通信端末との間で無線通信
を行わせることにより、ハンズフリー装置が前記無線通
信端末を中継してハンズフリー着信を実行するように制
御し、発信者電話番号があらかじめ登録されている特定
の電話番号である場合には、無線通信端末がハンドセッ
ト着信を実行するように制御する制御手段とを備えてな
ることを特徴とする無線通信端末の着信制御装置。
Priority Applications (1)
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