JP4078143B2 - ハンズフリー通話システムおよびハンズフリー通話システムにおける中継装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、ローカル無線通信により通信装置と中継装置との間を接続し、ユーザが通信装置を用い、中継装置を介して相手側通信装置と通話することができるハンズフリー通話システムに関する。ここで、ローカル無線通信とは、例えば、Bluetooth(R)に代表されるような、一定の周波数帯の無線を用いて、近接する装置同士の接続を可能とする近距離無線通信方式をいい、以下、ローカル無線通信をこの意味において用いるものとする。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線を用いて通信装置同士を接続し、通信装置同士間における通話を可能とする通信システムが存在し、当該通信システムにおける無線により接続される区間が、電波状態の変化等によって、不通状態となっている場合の対策として、ネットワーク通信網を介して相手方通信装置に代理メッセージを送信する方法が存在する(例えば、特開平11−146460)。
【0003】
図8は、従来における通信システムの構成を示すブロック図である。
このような通信システムは、通信装置1と、基地局2と、ネットワーク通信網3と、相手側通信装置4とから構成される。
ここで、基地局2は、無線通信部21と、中央制御部22と、有線通信部23と、メッセージ記憶部24とを備え、相手側通信装置4は、音声入力部41と音声出力部42とを備える。
【0004】
このように構成される従来における通信システムは、以下のような動作を行なう。
まず、通信装置1は、無線通信部21を介して、基地局2と無線通信を行ない、基地局2は、有線通信部23を介し、ネットワーク通信網3を通じて、相手方通信装置4と通信を行なう。
【0005】
ここで、通信装置1と基地局2との無線により接続される区間において、無線通信状態が接続状態にある場合は、基地局2は、無線通信部21を介して、通信装置1から音声信号を受信し、当該受信した音声信号を、有線通信部23を介し、ネットワーク通信網3を通じて、相手方通信装置4に送信する。また、基地局2は、ネットワーク通信網3を通じ、有線通信部23を介して、相手方通信装置4から音声信号を受信し、当該受信した音声信号を、無線通信部21を介して、通信装置1に送信する。このようにして、無線により接続される区間における無線通信状態が接続状態にある場合は、通信装置1と相手方通信装置4との通話が実現される。
【0006】
一方、前記無線により接続される区間において、電波状態が変化したり、通信装置1が基地局2の無線通信エリアの圏外にあったりすることによって、無線通信状態が不通状態にある場合は、基地局2は、無線通信部21によって、通信装置1を検出することができないため、通信装置1との無線通信状態が不通状態にあることを検出し、対応処理を行なう。すなわち、基地局2は、通信装置1との無線通信状態が不通状態にあることを検出すると、中央制御部22が、メッセージ記憶部24が予め記憶している「電波の範囲外にあり通信不能です。」等の不在メッセージを生成し、有線通信部23に当該不在メッセージの送信指示を送り、有線通信部23が、ネットワーク通信網3を通じて、相手方通信装置4に当該不在メッセージを送信する。
【0007】
このように、従来における無線を用いた通信システムにおいて、無線により接続される区間が不通状態となっている場合には、中継装置である基地局2が、相手方通信装置4に不在メッセージを送信するという対応策が、一般的に講じられている。
【0008】
ここで、ローカル無線通信により通信装置と中継装置との間を接続するハンズフリー通話システムにおいて、ローカル無線通信により接続される区間が不通状態となっている場合にも、上記の対応策を講じることが考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の対応策を、前記ハンズフリー通話システムにおけるローカル無線通信により接続される区間の不通状態に適用することは、ローカル無線通信により接続される区間においては、瞬断が多いため、適当ではない。ここで、一般に、瞬断とは、落雷等によって、きわめて短い時間停電することをいうが、ここでいう瞬断とは、電波状況の変化等によって、きわめて短い時間、ローカル無線通信の通信状態が不通状態になることをいう。
【0010】
すなわち、ローカル無線通信により接続される区間においては、通信状態が、接続状態から短時間の不通状態に陥り、再び接続状態となることが多いため、「電波の範囲外にあり通信不能です。」等の不在メッセージを送信することは、相手方に誤解を生じさせ、中継装置と相手方通信装置とは、通話可能状態であるのに、相手方が通話を切断してしまうおそれがあり、ローカル無線通信により接続される区間に瞬断が生じた場合の対策として、適当といえない。特に、相手方が、ローカル無線通信により通信装置と中継装置との間を接続するハンズフリー通話システムを、ユーザが使用していることを、想定していなければ、瞬断によって生じる通信の途切れ、音声の途切れ等の原因が判断できず、相手方の誤解を招く可能性が高い。
【0011】
一方、ローカル無線通信により接続される区間に瞬断が生じた場合の対策を講じなければ、瞬断によって、通信の途切れ、音声の途切れ等が、通話中に生じるため、相手方に違和感を感じさせてしまうという問題がある。上記と同様に、特に、相手方が、当該ハンズフリー通話システムの使用を想定していなければ、相手方が抱く違和感は、より大きいものになりうるという問題がある。
【0013】
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、ローカル無線通信において瞬断が生じた際に、相手方の音声の途切れ等に対する違和感を低減させることができるローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムを提供することを第1の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような技術的手段を講じている。
すなわち、前記第1の目的を達成するために、本発明に係るローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムは、通信装置と中継装置とから構成されるハンズフリー通話システムであって、前記通信装置は、利用者から音声の入力を受け付ける第1音声入力手段と、通話相手からの音声を出力する音声出力手段と、前記中継装置と無線による前記音声の送受信を行なう第1無線通信手段とを備え、前記中継装置は、利用者から音声の入力を受け付ける第2音声入力手段と、前記通信装置と無線による前記音声の送受信を行なう第2無線通信手段と、前記第1無線通信手段と前記第2無線通信手段との間における無線通信の通信状態を検出する第1無線通信状態検出手段と、前記第1無線通信状態検出手段の検出結果に応じて、前記第1音声入力手段と前記第2音声入力手段のいずれかを選択する音声入力切替手段と、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替手段によって選択された前記第1音声入力手段または前記第2音声入力手段が受け付けた前記音声を、送信するネットワーク通信手段と、前記音声入力切替手段による選択を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成手段とを備え、前記ネットワーク通信手段は、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、このようなハンズフリー通話システムを実現する中継装置の発明として実現することもできる。すなわち、利用者から音声の入力を受け付ける通信装置から無線により当該音声を受信する中継装置であって、前記中継装置は、利用者から音声の入力を受け付ける音声入力手段と、前記通信装置と無線による音声の送受信を行なう無線通信手段と、前記通信装置との無線通信の通信状態を検出する無線通信状態検出手段と、前記無線通信状態検出手段の検出結果に応じて、前記通信装置からの音声受信と前記音声入力手段のいずれかを選択する音声入力切替手段と、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替手段によって選択された前記通信装置から受信した前記音声または前記音声入力手段が受け付けた前記音声を送信するネットワーク通信手段と、前記音声入力切替手段による切替を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成手段とを備え、前記ネットワーク通信手段は、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信することを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明は、これらのハンズフリー通話システムにおける各構成要素をステップとするハンズフリー通話方法として実現することもできる。すなわち、通信装置と中継装置とから構成されるシステムにおけるハンズフリー通話方法であって、前記通信装置において、利用者から音声の入力を受け付ける第1音声入力ステップと、通話相手からの音声を出力する音声出力ステップと、前記中継装置と無線による前記音声の送受信を行なう第1無線通信ステップとを含み、前記中継装置において、利用者から音声の入力を受け付ける第2音声入力ステップと、前記通信装置と無線による前記音声の送受信を行なう第2無線通信ステップと、前記第1無線通信ステップと第2無線通信ステップとの間における無線通信の通信状態を検出する第1無線通信状態検出ステップと、前記無線通信状態検出ステップの検出結果に応じて、前記第1音声入力ステップと前記第2音声入力ステップのいずれかを選択する音声入力切替ステップと、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替ステップにおいて選択された前記第1音声入力ステップまたは前記第2音声入力ステップにおいて受け付けた前記音声を、送信するネットワーク通信ステップと、前記音声入力切替ステップによる切替を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成ステップとを含み、前記ネットワーク通信ステップは、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成ステップにより生成されたメッセージを送信することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るローカル無線通信を利用したハンズフリー通話システムおよび本システムにおける中継装置の構成を表す機能ブロック図である。
【0020】
このハンズフリー通話システムは、通信装置と中継装置との間をローカル無線通信により接続し、中継装置を介して、一の通信装置と、遠隔に位置する他の通信装置との間における通話を実現する通信システムであり、通信装置11と中継装置12とネットワーク通信網13と相手方通信装置14とから構成される。
【0021】
通信装置11は、ローカル無線通信機能を備えたハンズフリー通話装置であり、通信装置側マイク111と、通信装置側スピーカ112と、通信装置制御部113と、通信装置側ローカル無線通信部114とを備える。ここで、ローカル無線通信機能とは、Bluetooth(R)に代表されるような、一定の周波数帯の無線を用いて、近接する装置同士の接続を可能とする近距離無線通信方式の通信インターフェースを備え、当該通信インターフェースを備える他の装置と無線通信を行なう機能をいう。なお、このローカル無線通信機能によって、ローカル無線通信の接続が確立された通信装置11と中継装置12との通信区間を、ローカル無線通信区間というものとする。また、ローカル無線通信の接続確立は、通信装置11と中継装置12の間における接続要求パケット、接続要求受領パケットおよび接続確認パケットの送受信によりなされる。そして、ここにいう接続要求パケットとは、装置識別情報と、ローカル無線通信の接続を求める接続要求情報とを含むパケットをいい、接続要求受領パケットとは、装置識別情報と、接続要求パケットを受信したことを示す接続要求パケット受信完了情報とを含むパケットをいい、接続確認パケットとは、ローカル無線通信の接続確立を確認したことを示す接続確立確認情報を含むパケットをいう。さらに、装置識別情報とは、例えば、装置製造番号等のような、一の装置を他の装置が識別することができる情報をいう。
【0022】
通信装置側マイク111は、ユーザからの音声入力を受け付け、入力された音声を音声信号に変換するマイクロフォンであり、音声信号を通信装置制御部113に送る。
通信装置側スピーカ112は、相手方の音声を出力するスピーカであり、相手方通信装置14から送信される音声信号を通信装置制御部113から受け取り、音声に変換して音声出力を行なう。
【0023】
通信装置制御部113は、通信装置11を構成する他の各部を制御するCPU等であり、ハンズフリー通話装置としての機能、例えば、音声信号の送受信機能、ローカル無線通信機能等を制御する。すなわち、この通信装置制御部113は、通信装置側ローカル無線通信部114への通信指示、音声信号の送信指示や、通信装置側スピーカ112への音声出力指示等の処理を行なう。そして、この通信装置制御部113は、通信装置マイク切替部113aを備えるとともに、通信装置側ローカル無線通信部114から通信状態検出信号を受け取り、当該通信状態検出信号を判断し、通信装置側ローカル無線通信部114や通信装置マイク切替部113aに、当該通信状態検出信号の情報に基づいた動作指示を送る。なお、ここで、通信状態検出信号とは、通信装置側ローカル無線通信部114と中継装置側ローカル無線通信部123との間におけるローカル無線通信区間の通信状態を示す信号である。
【0024】
通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けのONまたはOFFの切替を制御する処理部である。この通信装置マイク切替部113aは、通信装置制御部113から通信装置側マイク111における音声入力受け付けのONまたはOFFへの切替指示を受け取り、通信装置側マイク111の音声入力受け付けをONまたはOFFにする処理を行なう。
【0025】
通信装置側ローカル無線通信部114は、中継装置側ローカル無線通信部123と、ローカル無線通信を行なうアンテナ等の近距離無線通信方式の通信インターフェースであり、ローカル無線通信区間の通信状態を検出し、通信装置制御部113に通信状態検出信号を送る機能を備える。この通信装置側ローカル無線通信部114は、中継装置側ローカル無線通信部123からのパケット受信の有無によって、ローカル無線通信区間の通信状態が接続状態にあるか、不通状態にあるかを検出し、通信装置制御部113に通信状態検出信号を送る。
【0026】
中継装置12は、ローカル無線通信機能を備えた携帯電話機であり、中継装置側マイク121と、中継装置制御部122と、中継装置側ローカル無線通信部123と、中継装置側ネットワーク通信部124とを備える。なお、この中継装置12は、一の携帯電話機としても使用されうる。
【0027】
中継装置側マイク121は、ユーザからの音声入力を受け付け、入力された音声を音声信号に変換するマイクロフォンである。この中継装置側マイク121は、中継装置12が、本ハンズフリー通話システムにおける中継装置12として使用される場合は、ローカル無線通信区間の通信状態に応じて、ユーザからの音声入力を受け付けるか否かを、中継装置マイク切替部122bの指示に従って切り替えられ、ユーザからの音声入力を受け付けるときは、入力された音声を音声信号に変換して、中継装置制御部122に送る。また、中継装置12が、一の携帯電話機として使用される場合は、携帯電話機のユーザからの音声入力を受け付けて、入力された音声を音声信号に変換して、中継装置制御部122に送る。
【0028】
中継装置制御部122は、中継装置12を構成する他の各部を制御するCPU等であり、ローカル無線通信機能を備えた携帯電話機としての機能、例えば、発着信機能、ローカル無線通信機能等を制御する。すなわち、この中継装置制御部122は、中継装置側ネットワーク通信部124への発信指示、着信指示、音声信号の送信指示や、中継装置側ローカル無線通信部123への通信指示、音声信号の送信指示等の処理を行なう。そして、この中継装置制御部122は、通信中継装置制御部122aと、中継装置マイク切替部122bと、メッセージ生成部122cと、メッセージ記憶部122dとを備える。
【0029】
通信中継装置制御部122aは、中継装置側ローカル無線通信部123および中継装置側ネットワーク通信部124に対する通信制御を行なう処理部であり、中継装置マイク切替部122bおよびメッセージ生成部122cに、前記通信制御に伴う指示を送る処理部である。ここで、前記通信制御には、通信状態検出信号の判断、ローカル無線通信区間接続の再確立を試行する指示、通信状態の時間計測等があり、通信中継装置制御部122aは、通信状態の時間を計測するためのタイマーを内部に備えている。また、通信制御に伴う指示には、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONまたはOFFへの切替指示や通話終了予告メッセージ生成指示等がある。そして、この通信中継装置制御部122aは、中継装置側ローカル無線通信部123の通信状態検出信号を判断し、当該通信状態検出信号の情報に基づいて、前記通信制御に関する処理および前記通信制御に伴う指示に関する処理を行なう。
【0030】
中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONまたはOFFの切替を制御する処理部である。この中継装置マイク切替部122bは、通信中継装置制御部122aから中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONまたはOFFへの切替指示を受け取り、中継装置側マイク121の音声入力受け付けをONまたはOFFにする処理を行ない、また、マイク切替メッセージ生成指示をメッセージ生成部122cに送る処理を行なう。
【0031】
メッセージ生成部122cは、マイク切替メッセージや通話終了予告メッセージを生成する処理部である。ここで、マイク切替メッセージとは、ユーザからの音声入力を受け付けるマイクが、通信装置側マイク111から中継装置側マイク121に切り替えられたことを、相手方に知らせる文字や音声等をいい、通話終了予告メッセージとは、現存する通話を一定時間後に切断することを、相手方に予め知らせる文字や音声等をいう。このメッセージ生成部122cは、中継装置マイク切替部122bからマイク切替メッセージ生成指示を受け取り、マイク切替メッセージを生成し、また、通信中継装置制御部122aから通話終了予告メッセージ生成指示を受け取り、通話終了予告メッセージを生成し、通信中継装置制御部122aに送る処理を行なう。
【0032】
メッセージ記憶部122dは、マイク切替メッセージや通話終了予告メッセージを格納し、前記マイク切替メッセージや前記通話終了予告メッセージを、メッセージ生成部122cが読み出しできる状態に保持している記憶装置である。
【0033】
中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114と、ローカル無線通信を行なうアンテナ等の近距離無線通信方式の通信インターフェースであり、ローカル無線通信区間の通信状態を検出し、通信中継装置制御部122aに通信状態検出信号を送る機能を備える。なお、この中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114からのパケット受信の有無によって、ローカル無線通信区間の通信状態が接続状態にあるか、不通状態にあるかを検出し、通信中継装置制御部122aに通信状態検出信号を送る。
【0034】
中継装置側ネットワーク通信部124は、無線により、基地局等と通信を行なうアンテナや通信インターフェース等からなり、ネットワーク通信網13を介して、相手方通信装置側ネットワーク通信部144と、通信を行なう。
ネットワーク通信網13は、電話回線等であり、有線回線、無線回線の別を問わず、基地局や電信線をも含めた通信回線である。
【0035】
相手方通信装置14は、ネットワーク通信網13と、無線通信により接続された携帯電話機や有線通信により接続された固定電話機等であり、相手方通信装置側マイク141と、相手方通信装置側スピーカ142と、相手方通信装置制御部143と、相手方通信装置側ネットワーク通信部144と、相手方通信装置表示部145とを備える。
【0036】
相手方通信装置側マイク141は、相手方からの音声入力を受け付け、入力された音声を音声信号に変換するマイクロフォンであり、音声信号を相手方通信装置制御部143に送る。
【0037】
相手方通信装置側スピーカ142は、ユーザの音声を出力するスピーカであり、通信装置11から送信される音声信号を相手方通信装置制御部143から受け取り、音声に変換して音声出力を行なう。
【0038】
相手方通信装置制御部143は、相手方通信装置14を構成する他の各部を制御するCPU等であり、携帯電話機等としての機能、例えば、発着信機能、音声信号の送受信機能等を制御する。すなわち、この相手方通信装置制御部143は、相手方通信装置側ネットワーク通信部144への発信指示、着信指示、音声信号の送信指示や、相手方通信装置側スピーカ142への音声出力指示や、相手方通信装置表示部145へのマイク切替メッセージおよび通話終了予告メッセージの表示指示等の処理を行なう。
【0039】
相手方通信装置側ネットワーク通信部144は、有線または無線により、基地局等と通信を行なうアンテナや通信インターフェース等からなり、ネットワーク通信網13を介して、中継装置側ネットワーク通信部124と通信を行なう。
【0040】
相手方通信装置表示部145は、電話番号等を表示するディスプレイであり、相手方通信装置側ネットワーク通信部144を介して相手方通信装置制御部143が受信したマイク切替メッセージや通話終了予告メッセージを表示する。
【0041】
以上のように構成されたハンズフリー通話システムおよび本システムにおける中継装置の、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた時の動作処理について、図面を用いて説明する。
【0042】
図2は、本発明の実施の形態に係るローカル無線通信を利用したハンズフリー通話システムにおける全体の動作処理の流れを示すフロー図である。
まず、このローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムにおける通話を開始すると、本ハンズフリー通話システムは、通常時における通話動作処理を行なう(S1)。ここで、通常時における通話動作処理は、以下のような動作となる。
【0043】
すなわち、通信装置側マイク111は、ユーザからの音声入力を受け付け、ユーザの音声を、音声信号に変換して、通信装置制御部113に送る。そして、通信装置制御部113は、通信装置側ローカル無線通信部114に、当該音声信号の送信指示を送り、当該指示に基づいて、通信装置側ローカル無線通信部114は、中継装置側ローカル無線通信部123に、当該音声信号を送信する。
【0044】
次に、中継装置側ローカル無線通信部123は、受信した前記音声信号を通信制御部122aに送り、通信制御部122aが、中継装置側ネットワーク通信部124に、当該音声信号の送信指示を送り、当該指示に基づいて、中継装置側ネットワーク通信部124は、ネットワーク通信網13を介して、相手方通信装置側ネットワーク通信部144に、当該音声信号を送信する。
【0045】
そして、相手方通信装置側ネットワーク通信部144は、受信した前記音声信号を相手方通信装置制御部143に送り、相手方通信装置制御部143が、相手方通信装置側スピーカ142に、当該音声信号を送り、相手方通信装置側スピーカ142は、当該音声信号を音声に変換して、ユーザの音声を出力する。
【0046】
一方、相手方通信装置側マイク141は、相手方からの音声入力を受け付け、相手方の音声を、音声信号に変換して、相手方通信装置制御部143に送る。そして、相手方通信装置制御部143は、相手方通信装置側ネットワーク通信部144に、当該音声信号の送信指示を送り、当該指示に基づいて、相手方通信装置側ネットワーク通信部144は、ネットワーク通信網13を介して、中継装置側ネットワーク通信部124に、当該音声信号を送信する。
【0047】
次に、中継装置側ネットワーク通信部124は、受信した前記音声信号を通信制御部122aに送り、通信制御部122aが、中継装置側ローカル無線通信部123に、当該音声信号の送信指示を送り、当該指示に基づいて、中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114に、当該音声信号を送信する。
【0048】
そして、通信装置側ローカル無線通信部114は、受信した前記音声信号を通信装置制御部113に送り、通信装置制御部113が、通信装置側スピーカ112に、当該音声信号を送り、通信装置側スピーカ112は、当該音声信号を音声に変換して、相手方の音声を出力する。
このようにして、本ハンズフリー通話システムにおける通常時の通話動作処理は行なわれる。
【0049】
そして、通信装置制御部113は、ユーザから、通信装置11の通話終了ボタン等を介して、現存する通話を終了する指示を受け取ると(S2)、当該通話終了指示を、通信装置側ローカル無線通信部114を介して、中継装置側ローカル無線通信部123に送信する。その後、中継装置側ローカル無線通信部123を介して、当該通話終了指示を受信した通信制御部122aは、現存する通話を切断する指示を、中継装置側ネットワーク通信部124に送り、当該指示に基づいて、中継装置側ネットワーク通信部124は、相手方通信装置14との通話を切断し、通話が終了する(S11)。
【0050】
ここで、ユーザから、現存する通話を終了する指示がなく(S2)、通話を継続する場合に、通信装置側ローカル無線通信部114と中継装置側ローカル無線通信部123とのローカル無線通信区間に瞬断が生じると、通信装置側ローカル無線通信部114と中継装置側ローカル無線通信部123とが、ローカル無線通信区間の瞬断を検出する(S3)。そして、通信装置側ローカル無線通信部114は、ローカル無線通信が不通状態であることを示す通信状態検出信号を、通信装置制御部113に送り、中継装置側ローカル無線通信部123は、ローカル無線通信区間が不通状態であることを示す通信状態検出信号を、通信制御部122aに送る。
【0051】
次に、ローカル無線通信区間が不通状態であることを示す通信状態検出信号を受け取った通信制御部122aは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONへの切替指示を、中継装置マイク切替部122bに送り、当該切替指示に基づいて、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けをONに切り替えて、ユーザからの音声入力を受け付ける(S4)。そして、中継装置側マイク121は、入力されたユーザの音声を、音声信号に変換し、通信制御部122aに送り、通信制御部122aが、前記音声信号を、中継装置側ネットワーク通信部124を介する等して、相手方通信装置側ネットワーク通信部144に送信し、相手方通信装置側スピーカ142が、前記音声信号を音声に変換して、ユーザの音声を出力する。
【0052】
他方、ローカル無線通信区間が不通状態であることを示す通信状態検出信号を受け取った通信装置制御部113は、通信装置側マイク111における音声入力受け付けのOFFへの切替指示を、通信装置マイク切替部113aに送り、当該切替指示に基づいて、通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けをOFFに切り替えて、ユーザからの音声入力を受け付けない(S4)。
【0053】
さらに、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONへの切替を実行すると、メッセージ生成部122cに、マイク切替メッセージの生成指示を送り、当該生成指示に基づいて、メッセージ生成部122cは、メッセージ記憶部122dを参照して、マイク切替メッセージを生成する。そして、メッセージ生成部122cは、生成したマイク切替メッセージを、通信制御部122aに送り、通信制御部122aが、前記マイク切替メッセージの送信指示を、中継装置側ネットワーク通信部124に送り、中継装置側ネットワーク通信部124は、ネットワーク通信網13を介して、前記マイク切替メッセージを相手方通信装置側ネットワーク通信部144に送信する(S5)。その後、相手方通信装置側ネットワーク通信部144を介して、前記マイク切替メッセージを受信した相手方通信装置制御部143は、マイク切替メッセージの表示を行なう指示を、相手方通信装置表示部145に送り、相手方通信装置表示部145は、前記マイク切替メッセージを表示する。
【0054】
図3(a)は、相手方通信装置14におけるマイク切替メッセージの表示画面例を表す図である。このように、前記マイク切替メッセージは、例えば、相手方通信装置表示部145によって、文字表示され、相手方に音声入力を受け付けるマイクの切替を知らせることができる。
【0055】
続いて、通信制御部122aは、通信装置側ローカル無線通信部114とのローカル無線通信区間接続の再確立を試行する指示を、中継装置側ローカル無線通信部123に送り、当該再確立試行指示に基づいて、中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114とのローカル無線通信区間接続の再確立を試行する(S6)。
【0056】
ここで、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされる場合の動作処理を説明する。
まず、通信制御部122aは、中継装置12の識別情報と接続要求情報とを含む接続要求パケットを送信する指示を、中継装置側ローカル無線通信部123に送り、当該指示に基づいて、中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114に、当該接続要求パケットを通信装置側ローカル無線通信部114に送信する。
【0057】
次に、通信装置側ローカル無線通信部114は、中継装置側ローカル無線通信部123から前記接続要求パケットを受信すると、当該接続要求パケットに含まれる前記識別情報と前記接続要求情報とを通信装置制御部113に送る。そして、通信装置制御部113は、前記識別情報と前記接続要求情報とを受け取り、通信装置11の識別情報と接続要求パケット受信完了情報とを含む接続要求受領パケットを送信する指示を、通信装置側ローカル無線通信部114に送り、当該指示に基づいて、通信装置側ローカル無線通信部114は、中継装置側ローカル無線通信部123に、当該接続要求受領パケットを送信する。
【0058】
続いて、中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114から前記接続要求受領パケットを受信すると、当該接続要求受領パケットに含まれる前記識別情報と前記受信完了情報とを通信制御部122aに送る。そして、通信制御部122aは、前記識別情報と前記受信完了情報とを受け取り、接続確立確認情報を含む接続確認パケットを送信する指示を、中継装置側ローカル無線通信部123に送り、当該指示に基づいて、中継装置側ローカル無線通信部123は、通信装置側ローカル無線通信部114に、当該接続確認パケットを送信する。ここで、当該接続確認パケットの送信によって、通信制御部122aは、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされたことを確認する。
【0059】
その後、通信装置側ローカル無線通信部114は、中継装置側ローカル無線通信部123から前記接続確認パケットを受信すると、当該接続確認パケットに含まれる前記接続確立確認情報を、通信装置制御部113に送る。そして、通信装置制御部113は、前記確立確認情報を受け取り、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされたことを確認する。
【0060】
このような動作処理によって、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされた場合(S7)、中継装置側ローカル無線通信部123は、ローカル無線通信区間の通信状態が接続状態にあることを検出し、ローカル無線通信区間が接続状態にあることを示す通信状態検出信号を、通信制御部122aに送り、通信制御部122aは、中継装置マイク切替部122bに、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのOFFへの切替指示を送り、当該切替指示に基づいて、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けをOFFに切り替える(S8)。また、通信装置側ローカル無線通信部114は、ローカル無線通信区間の通信状態が接続状態にあることを検出し、ローカル無線通信区間が接続状態にあることを示す通信状態検出信号を、通信装置制御部113に送り、通信装置制御部113は、通信装置マイク切替部113aに、通信装置側マイク111における音声入力受け付けのONへの切替指示を送り、当該切替指示に基づいて、通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けをONに切り替える(S8)。
そして、本ハンズフリー通話システムは、通常時における通話動作処理を行ない、上述した諸動作を行なう(S1)。
【0061】
このようにして、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた場合に、ユーザからの音声入力を受け付けるマイクを、通信装置側マイク111から中継装置側マイク121に切り替え、そして、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされた場合に、ユーザからの音声入力を受け付けるマイクを、再度、通信装置側マイク111に切り替えることによって、ユーザからの音声を途切れさせることなく、ローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムによる通話を継続させることができる。
【0062】
一方、前記動作処理によって、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされない場合(S7)、通信制御部122aは、内部に備えているタイマーによって、一定時間の経過の有無を計測する(S9)。このとき、一定時間の経過を計測するまで、通信制御部122aは、前記ローカル無線通信区間接続の再確立を試行する指示を、中継装置側ローカル無線通信部123に送り、前述の処理を繰り返す(S6)。
【0063】
そして、一定時間の経過を計測すると、通信制御部122aは、通話終了予告メッセージ生成指示を、メッセージ生成部122cに送り、当該通話終了予告メッセージ生成指示に基づいて、メッセージ生成部122cは、メッセージ記憶部122dを参照して、通話終了予告メッセージを生成する。次に、メッセージ生成部122cは、生成した通話終了予告メッセージを、通信制御部122aに送り、通信制御部122aが、前記通話終了予告メッセージの送信指示を、中継装置側ネットワーク通信部124に送り、当該送信指示に基づいて、中継装置側ネットワーク通信部124は、ネットワーク通信網13を介して、前記通話終了予告メッセージを相手方通信装置側ネットワーク通信部144に送信する(S10)。その後、相手方通信装置側ネットワーク通信部144を介して、前記通話終了予告メッセージを受信した相手方通信装置制御部143は、通話終了予告メッセージ表示を行なう指示を、相手方通信装置表示部145に送り、相手方通信装置表示部145は、前記通話終了予告メッセージを表示する。
【0064】
図3(b)は、相手方通信装置14における通話終了予告メッセージの表示画面例を表す図である。このように、前記通話終了予告メッセージは、例えば、相手方通信装置表示部145によって、文字表示され、相手方に現存する通話を切断することを予め知らせることができる。なお、ここで、相手方通信装置表示部145の中央下部の数字は、通話が切断されるまでの残り秒数を表している。
【0065】
その後、通信制御部122aは、内部に備えているタイマーによって、前記通話終了予告メッセージの送信指示を送った後から、一定時間の経過を計測し、当該一定時間を経過すると、現存する通話を切断する指示を中継装置側ネットワーク通信部124に送り、当該指示に基づいて、中継装置側ネットワーク通信部124は相手方通信装置14との通話を切断し、通話が終了する(S11)。
【0066】
図4は、本発明に係るローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムにおいて、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた後、接続の再確立がなされる場合における本システムを構成する各装置の動作処理の流れを示すシーケンス図である。
【0067】
まず、通信装置11と中継装置12とのローカル無線通信区間の瞬断が検出される前においては、前述したように、ローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムは、通常時における通話動作処理を行なう(S21)。
【0068】
次に、ローカル無線通信区間に瞬断が生じると、通信装置11は、通信装置側ローカル無線通信部114によって、ローカル無線通信区間の通信状態が不通状態にあることを検出し、中継装置12は、中継装置側ローカル無線通信部123によって、ローカル無線通信区間の通信状態が不通状態にあることを検出する(S22)。
【0069】
続いて、通信装置11は、通信装置マイク切替部113aによって、通信装置側マイク111における音声入力受け付けのOFFへの切替を実行し、中継装置12は、中継装置マイク切替部122bによって、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONへの切替を実行する(S23)。
【0070】
その後、中継装置12は、メッセージ生成部122cによって、マイク切替メッセージを生成し、生成したマイク切替メッセージを相手方通信装置14に送信し、相手方通信装置14は、相手方通信装置表示部145を介して、前記マイク切替メッセージを表示する(S24)。
【0071】
そして、中継装置12は、通信装置11に向けて接続要求パケットを送信し、ローカル無線通信区間接続の再確立を数回試行する(S25)とともに、中継装置側マイク121を介して、ユーザからの音声入力を受け付け、音声信号に変換して、相手方通信装置14に送信し、相手方通信装置14は、前記音声信号を受信し、相手方通信装置側スピーカ142を介して、音声に変換して、ユーザの音声を出力し(S26)、中継装置12がローカル無線通信区間接続の再確立を試行する間、中継装置12と相手方通信装置14は、この処理を繰り返す。
【0072】
このとき、通信装置11が、中継装置12から接続要求パケットを受信すると、接続要求受領パケットを中継装置12に送信する。そして、中継装置12が、前記接続要求受領パケットを受信すると、接続確認パケットを通信装置に送信する。このようにして、通信装置11と中継装置12とのローカル無線通信区間接続の再確立がなされ(S27)、通信装置11は、通信装置側ローカル無線通信部114によって、ローカル無線通信区間の通信状態が接続状態であることを検出し、中継装置12は、中継装置側ローカル無線通信部123によって、ローカル無線通信区間の通信状態が接続状態であることを検出する(S28)。
【0073】
そして、通信装置11は、通信装置マイク切替部113aによって、通信装置側マイク111における音声入力受け付けのONへの切替を実行する(S29)。また、中継装置12は、中継装置マイク切替部122bによって、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのOFFへの切替を実行する(S29)。
【0074】
その後、通信装置11、中継装置12および相手方通信装置14は、再びローカル無線通信区間に瞬断が生じる前においては、前述した本ハンズフリー通話システムの通常時における通話動作処理を繰り返し(S21)、再びローカル無線通信区間に瞬断が生じると、前述した本ハンズフリー通話システムの、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた場合における動作処理を繰り返す。
【0075】
図5は、本発明に係るローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムにおいて、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた後、接続の再確立がなされない場合における本システムを構成する各装置の動作処理の流れを示すシーケンス図である。
【0076】
まず、上記のローカル無線通信区間の瞬断を検出した後、接続再確立が検出される場合における動作処理と同様に、通信装置11、中継装置12および相手方通信装置14は、再びローカル無線通信区間の瞬断が検出される前においては、前述したように、本ハンズフリー通話システムの通常時における通話動作処理を行ない(S31)、通信装置11と中継装置12とのローカル無線通信区間に瞬断が生じると、通信装置11は、通信装置側ローカル無線通信部114によって、ローカル無線通信区間の通信状態が不通状態にあることを検出し、中継装置12は、中継装置側ローカル無線通信部123によって、ローカル無線通信区間の通信状態が不通状態にあることを検出する(S32)。
【0077】
そして、上記の動作処理と同様に、通信装置11は、通信装置マイク切替部113aによって、通信装置側マイク111における音声入力受け付けのOFFへの切替を実行し、中継装置12は、中継装置マイク切替部122bによって、中継装置側マイク121における音声入力受け付けのONへの切替を実行する(S33)。そして、中継装置12は、メッセージ生成部122cによって、マイク切替メッセージを生成し、生成したマイク切替メッセージを相手方通信装置14に送信し、相手方通信装置14は、相手方通信装置表示部145を介して、前記マイク切替メッセージを表示する(S34)。
【0078】
さらに、上記の動作処理と同様に、中継装置12は、通信装置11に向けて接続要求パケットを送信し、ローカル無線通信区間接続の再確立を数回試行する(S35)とともに、中継装置側マイク121を介して、ユーザからの音声入力を受け付け、音声信号に変換して、相手方通信装置14に送信し、相手方通信装置14は、前記音声信号を受信し、相手方通信装置側スピーカ142を介して、音声に変換して、ユーザの音声を出力し(S36)、中継装置12がローカル無線通信区間接続の再確立を試行する間、中継装置12と相手方通信装置14は、この処理を繰り返す。
【0079】
その後、中継装置12は、内部に備えているタイマーによって、ローカル無線通信区間の不通状態を検出してから、一定時間t1の経過を計測すると、メッセージ生成部122cによって、通話終了予告メッセージを生成し、生成した通話終了予告メッセージを相手方通信装置14に送信し、相手方通信装置14は、相手方通信装置表示部145を介して、前記通話終了予告メッセージを表示する(S37)。さらに、中継装置12は、内部に備えているタイマーによって、前記通話終了予告メッセージを送信してから、一定時間t2の経過を計測すると、相手方通信装置14との通話を切断する(S38)。そして、中継装置12は、相手方通信装置14との通話を切断した後においても、次の通話に備えて、通信装置11に向けて接続要求パケットを送信し、ローカル無線通信区間接続の再確立試行を続ける(S39)。
【0080】
図6は、本発明に係るローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムにおける音声入力を受け付けるマイクの切替状況を示すタイミングチャート図である。
まず、本ハンズフリー通話システムにおける通話を開始すると、通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けをONに切り替える。
【0081】
次に、通信装置11と中継装置12とのローカル無線通信区間に瞬断が生じた時、通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けをOFFに切り替え、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けをONに切り替える。
【0082】
そして、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされた時、通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けをONに切り替え、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けをOFFに切り替える。
【0083】
続いて、再びローカル無線通信区間に瞬断が生じた時、上述したように、通信装置マイク切替部113aは、通信装置側マイク111における音声入力受け付けをOFFに切り替え、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けをONに切り替える。
【0084】
その後、一定時間t3の経過後、ローカル無線通信区間接続の再確立がなされなければ、本ハンズフリー通話システムにおける通話が切断された時、中継装置マイク切替部122bは、中継装置側マイク121における音声入力受け付けをOFFに切り替える。
【0085】
図7は、本発明に係るローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムの一の使用例である車載用ハンズフリー通話システムの外観図である。
この車載用ハンズフリー通話システムは、自動車の車内において、ローカル無線通信を用いたハンズフリー通話を可能とするものであり、通信装置11における通信装置制御部113と通信装置側ローカル無線通信部114に対応するハンズフリー制御装置100と、通信装置11における通信装置側マイク111に対応する車載用ハンズフリーマイク101と、通信装置11における通信装置側スピーカ112に対応する車載用スピーカ102と、中継装置12に対応する携帯電話機200とから構成される。
【0086】
すなわち、ハンズフリー制御装置100と携帯電話機200とが、ローカル無線通信によって接続され、このローカル無線通信区間の通信状態が接続状態においては、話し手である運転者の音声を、車載用ハンズフリーマイク101が、音声入力を受け付けて音声信号に変換し、ハンズフリー制御装置100が、当該音声信号をローカル無線通信によって、携帯電話機200に送信し、携帯電話機200が、通話の相手方に送信する。そして、通話の相手方の音声を、携帯電話機200が受信し、ローカル無線通信によって、ハンズフリー制御装置100に送信し、車載用スピーカ102が、音声出力をする。
【0087】
そして、前記ローカル無線通信区間に瞬断が生じると、携帯電話機200は、運転者からの音声入力を受け付けるマイクを、車載用ハンズフリーマイク101から携帯電話機200のマイクに切り替えて、運転者の音声を、通話の相手方に送信し、ハンズフリー制御装置100とのローカル無線通信接続の再確立を試行する。
【0088】
その後、ハンズフリー制御装置100とのローカル無線通信接続の再確立がなされると、携帯電話機200は、運転者からの音声入力を受け付けるマイクを、携帯電話機200のマイクから車載用ハンズフリーマイク101に切り替えて、上述のように、運転者の音声を、車載用ハンズフリーマイク101が、音声入力を受け付けて音声信号に変換し、ハンズフリー制御装置100が、当該音声信号をローカル無線通信によって、携帯電話機200に送信し、携帯電話機200が、通話の相手方に送信する。
【0089】
一方、ハンズフリー制御装置100とのローカル無線通信接続の再確立が、一定時間経過後においてなされない場合、携帯電話機200は、現存する通話を切断する。
【0090】
このように、本発明は、例えば、車載用ハンズフリー通話システムとして、実現されるものであり、この車載用ハンズフリー通話システムによれば、運転者であるユーザは、携帯電話機200をハンズフリー制御装置100と有線によって接続しないで、ハンズフリー通話が可能となるだけでなく、前記携帯電話機200と前記ハンズフリー制御装置100との間におけるローカル無線通信に瞬断が生じた場合であっても、通話の相手方に運転者の音声を送信し、相手方が抱く違和感を低く抑えることができる。
【0091】
また、前記携帯電話機200と前記ハンズフリー制御装置100との間におけるローカル無線通信の不通状態が、数十秒、数分間継続する場合であっても、一定時間の経過後に、現存する通話を切断し、不要な通話に対する課金を抑えることができる。
【0092】
これまで説明したように、本実施の形態によれば、ローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムにおいて、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた場合であっても、ユーザからの音声入力を受け付けるマイクを中継装置側マイク121に切り替えることによって、通信の途切れ、ユーザ音声の途切れ等に対する相手方の違和感を低減することができる。
【0093】
また、ローカル無線通信区間に瞬断が生じ、ローカル無線通信区間接続の再確立が困難な場合であっても、一定時間を経過すると、通話を切断することによって、ユーザが、通話の継続に気づかず、通話に対する課金の不測の増加を防ぐことができる。
【0094】
以上、本発明に係るローカル無線通信を用いたハンズフリー通話システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0095】
例えば、上記実施の形態では、通信装置側ローカル無線通信部114と中継装置側ローカル無線通信部123は、パケット受信の有無によって、ローカル無線通信区間の通信状態を検出することとしているが、通信装置側ローカル無線通信部114と中継装置側ローカル無線通信部123における電界強度レベルによって、ローカル無線通信区間の通信状態を検出することとしてもよい。
【0096】
また、上記実施の形態では、マイク切替メッセージと通話終了予告メッセージとを、相手方通信装置14における相手方通信装置表示部145が、文字表示することとしているが、中継装置12におけるメッセージ生成部122cにおいて、前記マイク切替メッセージと前記通話終了予告メッセージとを音声信号により生成し、当該音声信号を相手方通信装置14に送信し、相手方通信装置14における相手方通信装置側スピーカ142が、当該音声信号を音声に変換し、ユーザの音声と重畳させて、音声出力することとしてもよい。
【0097】
さらに、上記実施の形態では、相手方通信装置14に送信するマイク切替メッセージを、通信装置側マイク111から中継装置側マイク121に切り替えた時のみ送信することとしているが、接続の再確立がなされ、中継装置側マイク121から通信装置側マイク111に切り替えたときにおいても送信することとしてもよい。
【0098】
そして、上記実施の形態では、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた場合に、ローカル無線通信区間接続の再確立試行のため、中継装置12から通信装置11に向けて、接続要求パケットおよび接続確認パケットを送信し、通信装置11から中継装置12に向けて、接続要求受領パケットを送信することとしているが、反対に、通信装置11から中継装置12に向けて、接続要求パケットおよび接続確認パケットを送信し、中継装置12から通信装置11に向けて、接続要求受領パケットを送信することとしてもよい。
【0099】
さらにまた、上記実施の形態では、ローカル無線通信区間に瞬断が生じた場合に、中継装置12が、通話終了予告メッセージを、相手方通信装置14に送信する条件を、ローカル無線通信区間の不通状態を検出してから、一定時間の経過後に、ローカル無線通信区間の接続状態の検出をしない場合としているが、一定回数のローカル無線通信区間接続の再確立試行を行なった後に、ローカル無線通信区間の接続状態の検出をしない場合としてもよい。同様に、中継装置12が、相手方通信装置14との通話を切断する条件を、通話終了予告メッセージを相手方通信装置14に送信してから、一定回数のローカル無線通信区間接続の再確立試行を行なった後としてもよい。
【0100】
また、ローカル無線通信区間の不通状態を検出してから、一定時間の経過後に、中継装置12は、通話終了予告メッセージを送信し、通話を切断することとしているが、中継装置12による通話切断の前段階において、ユーザからの通話続行指示を中継装置12が受け取ると、通話を切断しないで、ユーザは、中継装置12を用いて通話を継続することができることとしてもよい。
【0101】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明は、通信装置と中継装置とから構成されるハンズフリー通話システムであって、前記通信装置は、利用者から音声の入力を受け付ける第1音声入力手段と、通話相手からの音声を出力する音声出力手段と、前記中継装置と無線による前記音声の送受信を行なう第1無線通信手段とを備え、前記中継装置は、利用者から音声の入力を受け付ける第2音声入力手段と、前記通信装置と無線による前記音声の送受信を行なう第2無線通信手段と、前記第1無線通信手段と前記第2無線通信手段との間における無線通信の通信状態を検出する第1無線通信状態検出手段と、前記第1無線通信状態検出手段の検出結果に応じて、前記第1音声入力手段と前記第2音声入力手段のいずれかを選択する音声入力切替手段と、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替手段によって選択された前記第1音声入力手段または前記第2音声入力手段が受け付けた前記音声を、送信するネットワーク通信手段と、前記音声入力切替手段による選択を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成手段とを備え、前記ネットワーク通信手段は、通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信することを特徴とする。
【0102】
これによって、ローカル無線通信により接続される区間における通信状態が、瞬断による不通状態に陥り、接続の再確立によって接続状態に回復した場合でも、ローカル無線通信により接続される区間における通信状態に応じて、ユーザの音声入力を受け付けるマイクが切り替えられることによって、相手方にユーザからの音声を途切れさせることなく送信することができるので、通信の途切れ、音声の途切れ等に対する相手方の違和感を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るローカル無線通信を利用したハンズフリー通話システムおよび同システムにおける中継装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同システムにおける全体の動作処理の流れを示すフロー図である。
【図3】(a)は、相手方通信装置におけるマイク切替メッセージの表示画面例を表す図であり、(b)は、相手方通信装置における通話終了予告メッセージの表示画面例を表す図である。
【図4】ローカル無線通信により接続される区間に瞬断が生じた後、接続の再確立がされる場合における同システムを構成する各装置の動作処理の流れを示すシーケンス図である。
【図5】ローカル無線通信により接続される区間に瞬断が生じた後、接続の再確立がされない場合における同システムを構成する各装置の動作処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】同システムにおける音声入力を受け付けるマイクの切替状況を示すタイミングチャート図である。
【図7】同システムの使用例を表す図である。
【図8】従来における通信システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、11 通信装置
2 基地局
3、13 ネットワーク通信網
4、14 相手方通信装置
12 中継装置
100 ハンズフリー制御装置
101 車載用ハンズフリーマイク
102 車載用スピーカ
111 通信装置側マイク
112 通信装置側スピーカ
113 通信装置制御部
113a 通信装置マイク切替部
114 通信装置側ローカル無線通信部
121 中継装置側マイク
122 中継装置制御部
122a 通信制御部
122b 中継装置マイク切替部
122c メッセージ生成部
122d メッセージ記憶部
123 中継装置側ローカル無線通信部
124 中継装置側ネットワーク通信部
141 相手方通信装置側マイク
142 相手方通信装置側スピーカ
143 相手方通信装置制御部
144 相手方通信装置側ネットワーク通信部
145 相手方通信装置表示部
200 携帯電話機

Claims (12)

  1. 通信装置と中継装置とから構成されるハンズフリー通話システムであって、
    前記通信装置は、
    利用者から音声の入力を受け付ける第1音声入力手段と、
    通話相手からの音声を出力する音声出力手段と、
    前記中継装置と無線による前記音声の送受信を行なう第1無線通信手段とを備え、
    前記中継装置は、
    利用者から音声の入力を受け付ける第2音声入力手段と、
    前記通信装置と無線による前記音声の送受信を行なう第2無線通信手段と、
    前記第1無線通信手段と前記第2無線通信手段との間における無線通信の通信状態を検出する第1無線通信状態検出手段と、
    前記第1無線通信状態検出手段の検出結果に応じて、前記第1音声入力手段と前記第2音声入力手段のいずれかを選択する音声入力切替手段と、
    通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替手段によって選択された前記第1音声入力手段または前記第2音声入力手段が受け付けた前記音声を送信するネットワーク通信手段と
    前記音声入力切替手段による選択を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成手段とを備え、
    前記ネットワーク通信手段は、
    通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信する
    ことを特徴とするハンズフリー通話システム。
  2. 前記音声入力切替手段は、
    前記第1無線通信状態検出手段により検出された無線通信の通信状態が不通状態である場合に、前記第2音声入力手段を選択し、前記通信状態が接続状態である場合に、前記第1音声入力手段を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のハンズフリー通話システム。
  3. 前記中継装置は、さらに、
    前記第1無線通信状態検出手段が検出した通信状態が不通状態である場合に、前記通信装置との接続の回復を試みる第1無線通信再試行手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のハンズフリー通話システム。
  4. 前記第1無線通信状態検出手段は、
    パケット受信の有無によって、無線通信の通信状態を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載のハンズフリー通話システム。
  5. 前記第1無線通信状態検出手段は、
    電界強度レベルの強弱によって、無線通信の通信状態を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載のハンズフリー通話システム。
  6. 前記通信装置は、さらに、
    前記第1無線通信手段と前記第2無線通信手段との間における無線通信の通信状態を検出する第2無線通信状態検出手段と、
    前記第2無線通信状態検出手段が検出した通信状態が不通状態である場合に、前記中継装置との接続の回復を試みる第2無線通信再試行手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のハンズフリー通話システム。
  7. 前記第2無線通信状態検出手段は、
    パケット受信の有無によって、無線通信の通信状態を検出する
    ことを特徴とする請求項記載のハンズフリー通話システム。
  8. 前記第2無線通信状態検出手段は、
    電界強度レベルの強弱によって、無線通信の通信状態を検出する
    ことを特徴とする請求項記載のハンズフリー通話システム。
  9. 利用者から音声の入力を受け付ける通信装置から無線により当該音声を受信する中継装置であって、
    前記中継装置は、
    利用者から音声の入力を受け付ける音声入力手段と、
    前記通信装置と無線による音声の送受信を行なう無線通信手段と、
    前記通信装置との無線通信の通信状態を検出する無線通信状態検出手段と、
    前記無線通信状態検出手段の検出結果に応じて、前記通信装置からの音声受信と前記音声入力手段のいずれかを選択する音声入力切替手段と、
    通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替手段によって選択された前記通信装置から受信した前記音声または前記音声入力手段が受け付けた前記音声を送信するネットワーク通信手段と
    前記音声入力切替手段による切替を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成手段とを備え、
    前記ネットワーク通信手段は、
    通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  10. 前記音声入力切替手段は、
    前記無線通信状態検出手段により検出された無線通信の通信状態が不通状態である場合に、前記音声入力手段を選択し、前記通信状態が接続状態である場合に、前記通信装置からの音声受信を選択する
    ことを特徴とする請求項記載の中継装置。
  11. 前記中継装置は、さらに、
    前記無線通信状態検出手段の検出結果に応じて、無線通信が不通状態である場合に、前記通信装置との接続の回復を試みる無線通信再試行手段を備える
    ことを特徴とする請求項記載の中継装置。
  12. 通信装置と中継装置とから構成されるシステムにおけるハンズフリー通話方法であって、
    前記通信装置において、
    利用者から音声の入力を受け付ける第1音声入力ステップと、
    通話相手からの音声を出力する音声出力ステップと、
    前記中継装置と無線による前記音声の送受信を行なう第1無線通信ステップとを含み、
    前記中継装置において、
    利用者から音声の入力を受け付ける第2音声入力ステップと、
    前記通信装置と無線による前記音声の送受信を行なう第2無線通信ステップと、
    前記第1無線通信ステップと前記第2無線通信ステップとの間における無線通信の通信状態を検出する無線通信状態検出ステップと、
    前記無線通信状態検出ステップの検出結果に応じて、前記第1音声入力ステップと前記第2音声入力ステップのいずれかを選択する音声入力切替ステップと、
    通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替ステップにおいて選択された前記第1音声入力ステップまたは前記第2音声入力ステップにおいて受け付けた前記音声を、送信するネットワーク通信ステップと、
    前記音声入力切替ステップによる切替を通話相手に通知するメッセージを生成する音声入力切替メッセージ生成ステップとを含み、
    前記ネットワーク通信ステップは、
    通話相手の通信装置に、通信回線網を介して、前記音声入力切替メッセージ生成ステップにより生成されたメッセージを送信する
    ことを特徴とするハンズフリー通話方法。
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