JP5117345B2 - ハンズフリーシステム、携帯電話機、ハンズフリー装置、および装置のプログラム - Google Patents
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Description
また、無線でハンズフリー装置に接続するためには、通信の秘匿性確保のためなどにより初期設定が煩雑になってしまっていた。また、無線接続の場合でも、ハンズフリーを利用するにはやはりユーザがポケットなどから携帯電話機を取り出してモード切り替えを設定する必要があった。
このことにより、ケーブル接続や設定といった手間を必要とせず、自動的にハンズフリーモードに切り替えられるという利便性を提供することができる。
こうして人体通信送受信部2が配置されることにより、携帯電話機1をポケットに入れるなどして身に付けた運転者が運転席に着座した時に、携帯電話機1の人体通信送受信部11と上述の人体通信送受信部2との間で人体通信が行われ、運転者が運転席に着座したことが制御部12により検知される。
このため、運転者が、運転席シート内に設けられた人体通信送受信部2まで所定距離内の位置まで身体を近づけた時点で、運転者の身体により形成される電界を介して、携帯電話機1に内蔵された人体通信送受信部11と運転席シート内の人体通信送受信部2との間で人体通信が可能となる。
このため、送信側の人体通信送受信部が、送信する音声信号データに対して、伝送品質の高い送信周波数を選択して変調した準静電界を発生させることにより、性質上極めて良好に帯電する人体が、その表面から周囲へ等方的に準静電界を伝搬させるアンテナとして作用する。そして、人体通信送受信部11が、人体の帯電状態の変化に基づいて、音声データ伝送品質の高い所定の周波数帯で受信データを復調するようにすれば、その結果として、準静電界通信に不要な誘導電磁界や放射電界を抑制した人体通信が可能となる。
このハンズフリーモードである場合、通話時には、携帯電話機1とハンズフリー装置4との間での音声入出力のための信号送受信を、上述した電界方式の人体通信により、運転者の身体により形成される電界を介して行う。
また、車両の運転時に確実にハンズフリーモードに切り替えられるため、ハンズフリーモードへの切り替えを忘れて運転中に着信してしまい、あわてて運転の安全性を損なうことのないようにすることができる。
本実施形態では、ハンズフリー化の自動化を自動化することにより、車両運転時の安全性を向上させることができる。
このため、携帯電話機とハンズフリー装置とを無線通信で接続するための暗号化設定など、接続のための煩雑な設定を不要とすることができる。
例えば、上述した実施形態では、人体通信の可否に基づいた通常モードとハンズフリーモードとの切り替え制御を携帯電話機の制御部12が行うこととして説明したが、ハンズフリー装置の制御部41が行う構成であっても、本発明は同様に実現可能である。
この場合、上記の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
すなわち、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体および該記録媒体から読み出された信号は本発明を構成することになる。
この記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等を用いてよい。
11 人体通信送受信部
12 制御部
13 スピーカ
14 マイク
2 人体通信送受信部
3 ケーブル
4 ハンズフリー装置
41 制御部
42 スピーカ
43 マイク
Claims (12)
- 携帯電話機と、前記携帯電話機でハンズフリー通話を行うためのハンズフリー装置とを備えたハンズフリーシステムであって、
前記携帯電話機に設けられた第1の人体通信送受信手段と、
前記ハンズフリー装置に接続された第2の人体通信送受信手段と、
前記第1および前記第2の人体通信送受信手段の間で人体通信が可能である場合、前記第1の人体通信送受信手段から前記第2の人体通信送受信手段に対して、ハンズフリー通話への自動切替機能に対応しているかどうかを確認する信号を送信させ、当該信号により対応していることが確認された場合、該人体通信で信号の送受信を行うことで、前記ハンズフリー装置での音声入出力により前記携帯電話機によるハンズフリー通話を行うよう制御する通話制御手段と、を備えたことを特徴とするハンズフリーシステム。 - 前記通話制御手段は、前記第1および前記第2の人体通信送受信手段の間での人体通信が不能となった時点で、前記携帯電話機による通話を、当該携帯電話機で音声入出力を行うよう制御することを特徴とする請求項1記載のハンズフリーシステム。
- 前記第1および前記第2の人体通信送受信手段の間での人体通信は、人体の介在により形成される電界を用いてデータ送受信を行うことを特徴とする請求項1または2記載のハンズフリーシステム。
- 前記第2の人体通信送受信手段は、車両の運転席に設けられたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のハンズフリーシステム。
- ハンズフリー装置に接続された第2の人体通信送受信手段との間で人体通信を行う第1の人体通信送受信手段と、
前記第1の人体通信送受信手段により前記第2の人体通信送受信手段との間で人体通信が可能である場合、前記第1の人体通信送受信手段から前記第2の人体通信送受信手段に対して、ハンズフリー通話への自動切替機能に対応しているかどうかを確認する信号を送信させ、当該信号により対応していることが確認された場合、該人体通信で信号の送受信を行うことで、前記ハンズフリー装置での音声入出力によりハンズフリー通話を行うよう制御する通話制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯電話機。 - 前記通話制御手段は、前記第1の人体通信送受信手段による前記第2の人体通信送受信手段との間での人体通信が不能となった時点で、通常の通話制御に切り替えるよう制御することを特徴とする請求項5記載の携帯電話機。
- 前記第1の人体通信送受信手段による前記第2の人体通信送受信手段との間での人体通信は、人体の介在により形成される電界を用いてデータ送受信を行うことを特徴とする請求項5または6記載の携帯電話機。
- 携帯電話機に設けられた第1の人体通信送受信手段との間で人体通信を行う第2の人体通信送受信手段が接続されると共に、
前記第2の人体通信送受信手段により前記第1の人体通信送受信手段との間で人体通信が可能であり、前記第1の人体通信送受信手段から前記第2の人体通信送受信手段に対して、ハンズフリー通話への自動切替機能に対応しているかどうかを確認する信号が送信され、当該信号により対応していることが確認された場合、前記携帯電話機による通話の音声入出力を、該人体通信での信号の送受信を用いて行うよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置。 - 前記第2の人体通信送受信手段による前記第1の人体通信送受信手段との間での人体通信は、人体の介在により形成される電界を用いてデータ送受信を行うことを特徴とする請求項8記載のハンズフリー装置。
- 前記第2の人体通信送受信手段は、車両の運転席に設けられたことを特徴とする請求項8または9記載のハンズフリー装置。
- ハンズフリー装置に接続された第2の人体通信送受信手段との間で人体通信を行う第1の人体通信送受信手段を備えた携帯電話機のプログラムであって、
前記第1の人体通信送受信手段により前記第2の人体通信送受信手段との間で人体通信が可能である場合、前記第1の人体通信送受信手段から前記第2の人体通信送受信手段に対して、ハンズフリー通話への自動切替機能に対応しているかどうかを確認する信号を送信させ、当該信号により対応していることが確認された場合、該人体通信で信号の送受信を行うことで、前記ハンズフリー装置での音声入出力によりハンズフリー通話を行うよう制御する通話制御処理を、前記携帯電話機のコンピュータに実行させることを特徴とする携帯電話機のプログラム。 - 携帯電話機に設けられた第1の人体通信送受信手段との間で人体通信を行う第2の人体通信送受信手段が接続されて用いられるハンズフリー装置のプログラムであって、
前記第2の人体通信送受信手段により前記第1の人体通信送受信手段との間で人体通信が可能であり、前記第1の人体通信送受信手段から前記第2の人体通信送受信手段に対して、ハンズフリー通話への自動切替機能に対応しているかどうかを確認する信号が送信され、当該信号により対応していることが確認された場合、前記携帯電話機による通話の音声入出力を、該人体通信での信号の送受信を用いて行うよう制御する制御処理を前記ハンズフリー装置のコンピュータに実行させることを特徴とするハンズフリー装置のプログラム。
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