JP2001187562A - 重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置 - Google Patents

重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置

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JP2001187562A JP37566299A JP37566299A JP2001187562A JP 2001187562 A JP2001187562 A JP 2001187562A JP 37566299 A JP37566299 A JP 37566299A JP 37566299 A JP37566299 A JP 37566299A JP 2001187562 A JP2001187562 A JP 2001187562A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体が水平面に対して所定の停止傾斜角にな
ると、自動的にジャッキ装置の伸長を停止できるように
する。 【解決手段】 車体4の荷台2前方にジャッキ装置3を
備え、車体4の後部にはリヤステイ7を備え、ジャッキ
装置3を伸長させることにより車体4を後方に傾斜させ
てリヤステい7を接地させ、重機Wの積込み、積卸しを
行う重機運搬車両1において、水平面Hに対する車体4
の傾斜角を検出し、所定の停止傾斜角でジャッキ装置3
の伸長を停止させる傾斜角検出器11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブルドーザ、ショ
ベル式掘削機等の所謂重機を積み込んで運搬するための
重機運搬車両等において、車体を傾斜させるジャッキ装
置の伸長を自動停止させるジャッキ伸長停止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、重機運搬車両1は荷
台2の前方の左右両側にジャッキ装置3を備えており、
ジャッキ装置3を伸長させることにより前輪5側を持ち
上げ、車体4を後方に傾斜させることにより重機Wの積
込み又は積卸しが容易に行えるようになっている。
【0003】車体4の後部には、下端に接地板8を備え
たリヤステイ7が、ジャッキ装置3を伸長させて車体4
を所期の傾斜角に傾斜させた状態で接地板8が地面Gと
接するように現合にて取付けられている。このように構
成された重機運搬車両1では、オペレータは、ジャッキ
装置3を伸長させて車体4を後方へ傾斜させて行く際
に、リヤステイ7を目視し、接地板8が接地したと視認
したとき、ジャッキ装置3の操作レバーを戻してジャッ
キ装置3の伸長を停止させていたが、オペレータの目視
操作によって、ジャッキ装置3の伸長を適切に停止させ
るのは困難である。
【0004】そこで、リヤステイ7に接地検出器10を
設け、ジャッキ装置3を伸長させて車体4を後方へ傾斜
させた際に、接地板8が接地すると接地検出器10が作
動してジャッキ装置3の伸長を自動的に停止させるジャ
ッキ伸長停止装置が提案されている(特開平11−59
347号参照)。このジャッキ伸長停止装置は、接地板
8が接地すると接地検出器10が作動してジャッキ装置
3の伸長を自動停止させるので、重機運搬車両1の停車
している地面Gが水平である場合には、ジャッキ装置3
の伸長が停止した状態で車体4は水平面Hに対して所期
の傾斜角となっている。
【0005】しかし、図7のように、重機運搬車両1の
作業場所の地面Gが水平でなく前上がりの傾斜地である
場合には、ジャッキ装置3を自動停止するまで伸長させ
ると、車体4の水平面Hに対する傾斜角が過大となっ
て、荷くずれ、荷すべり等を惹起するおそれがある。ま
た、接地検出器10をリヤステイ7に取付けるのは手間
がかかる上、そこまでの配線も必要になり、メンテナン
スも面倒である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、重機運搬車
両等のジャッキ装置におけるかかる問題を解決するもの
であって、車体が水平面に対して所定の停止傾斜角にな
ると、自動的にジャッキ装置の伸長を停止できるように
して、オペレータの負担を軽減し、傾斜地での積込作業
の安全性を向上させる重機運搬車両等のジャッキ伸長停
止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の重機運搬車両等
のジャッキ伸長停止装置は、車体の荷台前方にジャッキ
装置を備え、車体の後部にはリヤステイを備え、ジャッ
キ装置の伸縮用シリンダを伸長させることにより車体を
後方に傾斜させてリヤステイを接地させ、重機の積込
み、積卸しを行う重機運搬車両等において、水平面に対
する車体の傾斜角を検出し、所定の停止傾斜角でジャッ
キ装置の伸長を停止させる傾斜角検出器を設けた重機運
搬車両等のジャッキ伸長停止装置であって、傾斜角検出
器が所定の停止傾斜角で作動する角度検出スイッチを備
えており、ジャッキ装置の伸縮用のシリンダの伸室と縮
室とに、伸縮操作スイッチで切換操作される伸縮用電磁
弁を介して、伸油路と縮油路とをそれぞれ接続し、伸縮
操作スイッチと伸縮用電磁弁の伸側のソレノイドとの間
に、角度検出スイッチを設けることにより上記課題を解
決している。
【0008】このジャッキ伸長停止装置では、傾斜角検
出器が水平面に対する車体の傾斜角を検出し、所定の停
止傾斜角でジャッキ装置の伸長を停止させるので、前上
がりの傾斜地で車体を傾斜させる場合でも、傾斜角が過
大になることはなく、安全に作業することができる。ま
た、傾斜角検出器は、車体の任意の場所に取り付けるこ
とができるので、取付けも容易である。
【0009】ジャッキ装置の伸縮用のシリンダの伸室と
縮室とに、伸縮操作スイッチで切換操作される伸縮用電
磁弁を介して、伸油路と縮油路とをそれぞれ接続し、伸
縮操作スイッチと伸縮用電磁弁の伸側のソレノイドとの
間に、傾斜角検出器の角度検出スイッチを設けているの
で、伸縮操作用スイッチを伸側に操作したとき、伸縮用
電磁弁の伸側のソレノイドが通電されて励磁され、伸縮
用電磁弁が伸側へ切換えられて、油圧ポンプからの圧油
が伸縮用電磁弁を通ってシリンダの伸室に供給され、縮
室からの戻り油が伸縮用電磁弁を通ってタンクに戻りシ
リンダが伸長するが、水平面に対する車体の傾斜角が所
定の停止傾斜角に達すると、角度検出スイッチが作動し
て伸縮操作用スイッチから伸縮用電磁弁の伸側のソレノ
イドへの通電を遮断し、伸縮用電磁弁は中立位置に戻
り、シリンダの伸室への圧油の供給が遮断され、シリン
ダの伸長が自動的に停止される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るジャッキ伸長停止装置を備えた重機運搬車両の車体を
傾斜した状態を示す側面図、図2は重機運搬車両のジャ
ッキ伸長停止装置の油圧回路図、図3は重機運搬車両の
ジャッキ伸長停止装置の電気回路図、図4は前上がりの
傾斜地で重機運搬車両の車体を傾斜した状態を示す側面
図、図5は前下がりの傾斜地で重機運搬車両の車体を傾
斜した状態を示す側面図である。
【0011】図1に示すように、重機運搬車両1は荷台
2の前方の左右両側にジャッキ装置3を備えており、ジ
ャッキ装置3を伸長させることにより前輪5側を持ち上
げ、車体4を後方に傾斜させることにより重機Wの積込
み又は積卸しが容易に行えるようになっている。車体4
の後部の左右両側には、リヤステイ7が、ジャッキ装置
3を伸長させて重機運搬車両1を所期の傾斜角に傾斜さ
せた状態で下端の接地板8が地面Gに接するように、溶
接等の適宜な手段で固設されている。ジャッキ装置3の
前方の車体4上には、水平面に対する車体4の傾斜角を
検出するための傾斜角検出器11が設けられている。
【0012】この傾斜角検出器11は、角度検出スイッ
チ12を備えている。ここでは、重機運搬車両1の車体
4を水平で堅固な地面G上でリヤステイ7が接地するま
で傾斜させたときの水平面Hに対する車体4の傾斜角を
停止傾斜角とし、この停止傾斜角で角度検出スイッチ1
2がon、off 作動するように設定されている。角度検出
スイッチ12は、ノーマルクローズのスイッチであり、
ジャッキ装置3の伸長により車体4の傾斜角が増加して
停止傾斜角に達すると作動してoff となるようになって
いる。
【0013】左右のジャッキ装置3は、伸縮用のシリン
ダ9L、9Rを備えている。左右のシリンダ9L、9R
は、その伸室18L、18Rと、縮室19L、19Rと
に、伸縮用電磁弁20のシリンダポートから伸油路21
と縮油路22とがパイロットチェックバルブ15L、1
5Rと同調弁17L、17Rとを介してそれぞれ接続さ
れている。伸油路21には、分配集流弁23が設けら
れ、この分配集流弁23によって伸油路21は左右の伸
油路21L、21Rに分岐されており、伸油路21に供
給される圧油は左右の伸室18L、18Rに均等に分配
され、また、左右の伸室18L、18Rから流出する油
は伸油路21に均等に集流される。
【0014】伸縮用電磁弁20のポンプポートとリター
ンポートは、それぞれ油圧ポンプ24の吐出油路25
と、タンク26への戻り油路27とに接続されている。
同調弁17L、17Rは、伸油路21側にチェック弁と
絞りを並列に設け、縮油路22側に絞りを設けたもので
あり、伸縮時に戻り油を絞ることにより、左右のシリン
ダ9L、9Rを同時に同調して伸縮させるようになって
いる。なお、ここでは、同調弁17L、17Rとパイロ
ットチェックバルブ15L、15Rとをそれぞれ一体に
形成し、中間の配管を省略している。
【0015】伸縮用電磁弁20は、3位置の電磁パイロ
ット切換弁であり、伸側のソレノイドSOL20aが励
磁されると、油圧ポンプ24の吐出油路25と伸油路2
1、、タンク26への戻り油路27と縮油路22をそれ
ぞれ連通させ、縮側のソレノイドSOL20bが励磁さ
れると、吐出油路25と縮油路22、戻り油路27と伸
油路21とをそれぞれ連通させる。
【0016】左右の伸油路21L、21Rは、途中で分
岐してそれぞれ片側伸縮用電磁弁30のシリンダポート
に接続されている。片側伸縮用電磁弁30のリターンポ
ートは、タンク26への戻り油路27に接続されてい
る。片側伸縮用電磁弁30は3位置の電磁パイロット切
換弁であり、左伸側のソレノイドSOL30aが励磁さ
れると、右側の伸油路21Rと戻り油路27とを連通さ
せ、右伸側のソレノイドSOL30bが励磁されると、
左側の伸油路21Lと戻り油路27とを連通させる。
【0017】油圧ポンプ24の吐出油路25と、タンク
26への戻り油路27との間には、バイパス用電磁弁3
1とリリーフ弁32とが設けられている。バイパス用電
磁弁31はセンターバイパス形の電磁パイロット切換弁
であって、中立位置で吐出油路25と戻り油路27とを
バイパス油路28で連通させ、そのソレノイドSOL3
1bが励磁されるとバイパス油路28を遮断する。リリ
ーフ弁32は吐出油路25の油圧を規制する。
【0018】伸縮用電磁弁20、片側伸縮用電磁弁3
0、及びバイパス用電磁弁31へのパイロット油流は、
吐出油路25から減圧弁33を介して供給されるように
なっている。このジャッキ伸長停止装置は、伸縮用電磁
弁20、片側伸縮用電磁弁30、及びバイパス用電磁弁
31の切換操作を行うため、図3に示すように、伸縮操
作スイッチ40と、左伸縮操作スイッチ41と、右伸縮
操作スイッチ42とを備えている。
【0019】伸縮操作用スイッチ40の伸端子は、ダイ
オードD1を介し伸回路45で伸縮用電磁弁20の伸側
のソレノイドSOL20aと接続され、また、ダイオー
ドD15を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31の
ソレノイドSOL31bと接続されている。伸回路45
には、角度検出スイッチ12と、ノーマルオープン復帰
型の解除スイッチ13とが並列に設けられている。
【0020】伸縮操作用スイッチ40の縮端子は、ダイ
オードD4を介し縮回路46で伸縮用電磁弁20の縮側
のソレノイドSOL20bと接続され、また、ダイオー
ドD16を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31の
ソレノイドSOL31bと接続されている。左伸縮操作
用スイッチ41の伸端子は、ダイオードD3を介し伸回
路45で伸縮用電磁弁20の伸側のソレノイドSOL2
0aと接続され、また、ダイオードD11を介し起動回
路49でバイパス用電磁弁31のソレノイドSOL31
bと接続され、さらに、ダイオードD8を介し左伸回路
47で片側伸縮用電磁弁30の左伸側のソレノイドSO
L30aと接続されている。
【0021】左伸縮操作用スイッチ41の縮端子は、ダ
イオードD6を介し縮回路46で伸縮用電磁弁20の縮
側のソレノイドSOL20bと接続され、また、ダイオ
ードD12を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD9を介し右伸回路48で片側伸縮用電磁弁30の
右伸側のソレノイドSOL30bと接続されている。
【0022】右伸縮操作用スイッチ42の伸端子は、ダ
イオードD2を介し伸回路45で伸縮用電磁弁20の伸
側のソレノイドSOL20aと接続され、また、ダイオ
ードD13を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD10を介し右伸回路48で片側伸縮用電磁弁30
の右伸側のソレノイドSOL30bと接続されている。
【0023】右伸縮操作用スイッチ42の縮端子は、ダ
イオードD5を介し縮回路46で伸縮用電磁弁20の縮
側のソレノイドSOL20bと接続され、また、ダイオ
ードD14を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD7を介し左伸回路47で片側伸縮用電磁弁30の
左伸側のソレノイドSOL30aと接続されている。
【0024】ジャッキ装置3を伸長する際には、伸縮操
作用スイッチ40を伸側に操作する。すると、バイパス
用電磁弁31のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁
20の伸側のソレノイドSOL20aが通電されて励磁
されるので、バイパス用電磁弁31によってバイパス油
路28が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が伸側へ
切換えられて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電磁
弁20、分配集流弁23を通って左右のシリンダ9L、
9Rの伸室18L、18Rに流入し、縮室19L、19
Rからの戻り油は伸縮用電磁弁20、戻り油路27を通
ってタンク26に戻りシリンダ9L、9Rが伸長し始め
る。
【0025】図1のように地面Gが水平な場合には、シ
リンダ9L、9Rが伸長して行くと、ジャッキ装置3の
下端が接地し、以後前輪5側が上昇して車体4が後方へ
傾斜して行き、やがてリヤステー7が接地する。リヤス
テー7が接地したとき車体4の傾斜角は所定の停止傾斜
角に達し、角度検出スイッチ12がoff になるので、伸
縮用電磁弁20の伸側のソレノイドSOL20aが消磁
されて、伸縮用電磁弁20は中立位置に戻り、シリンダ
9L、9Rの伸長は停止する。
【0026】図4のように地面Gが前上がりの傾斜地で
ある場合には、シリンダ9L、9Rが伸長してジャッキ
装置3の下端が接地した後車体4が後方へ傾斜して行
き、所定の停止傾斜角に達したところで角度検出スイッ
チ12がoff になり、伸縮用電磁弁20の伸側のソレノ
イドSOL20aが消磁されて、伸縮用電磁弁20は中
立位置に戻り、シリンダ9L、9Rの伸長は停止する。
リヤステー7の接地前であっても停止傾斜角になればジ
ャッキ装置3は伸長を停止するので、車体4の傾斜角が
過大になるのが防止される。
【0027】図5のように地面Gが前下がりの傾斜地で
ある場合には、シリンダ9L、9Rが伸長してジャッキ
装置3の下端が接地した後、車体4が後方へ傾斜して行
き、リヤステー7が接地するが、このときには車体4は
所定の停止傾斜角に達しないのでシリンダ9L、9Rの
伸長が継続される。所定の停止傾斜角に達する前にシリ
ンダ9L、9Rのストロークエンドに達すると、そこで
機械的に伸長が停止される。このときの水平面Hに対す
る車体4の傾斜角は所定の停止傾斜角より緩やかであ
り、重機Wの積込み積卸し作業は容易である。
【0028】なお、左右のジャッキ装置3の伸び量が違
っているような場合には、左伸縮操作用スイッチ41又
は右伸縮操作用スイッチ42を伸側に操作することで、
いずれか一方のみを伸長させることができる。角度検出
スイッチ12がoff になっているときには解除スイッチ
13を押しながら、左伸縮操作用スイッチ41又は右伸
縮操作用スイッチ42を伸側に操作する。
【0029】左伸縮操作用スイッチ41を伸側に操作す
ると、バイパス用電磁弁31のソレノイドSOL31b
と伸縮用電磁弁20の伸側のソレノイドSOL20aと
片側伸縮用電磁弁30の左伸側のソレノイドSOL30
aとが通電されて励磁されるので、バイパス用電磁弁3
1によってバイパス油路28が遮断されると共に、伸縮
用電磁弁20が伸側へ切換えられて、油圧ポンプ24か
らの圧油が伸縮用電磁弁20、分配集流弁23を通って
左右の伸油路21L、21Rに流入する。
【0030】このとき、片側伸縮用電磁弁30は左伸側
へ切換えられていて、右の伸油路21Rに流入した圧油
は、片側伸縮用電磁弁30を通ってタンク26へ流出す
るので、左のシリンダ9Lのみを伸長させることができ
る。右伸縮操作用スイッチ42を伸側に操作すると、バ
イパス用電磁弁31のソレノイドSOL31bと伸縮用
電磁弁20の伸側のソレノイドSOL20aと片側伸縮
用電磁弁30の右伸側のソレノイドSOL30bとが通
電されて励磁されるので、バイパス用電磁弁31によっ
てバイパス油路28が遮断されると共に、伸縮用電磁弁
20が伸側へ切換えられて、油圧ポンプ24からの圧油
が伸縮用電磁弁20、分配集流弁23を通って左右の伸
油路21L、21Rに流入する。
【0031】このとき、片側伸縮用電磁弁30は右伸側
へ切換えられていて、左の伸油路21Lに流入した圧油
は、片側伸縮用電磁弁30を通ってタンク26へ流出す
るので、右のシリンダ9Rのみを伸長させることができ
る。ジャッキ装置3を縮小する際には、伸縮操作用スイ
ッチ40を縮側に操作する。すると、バイパス用電磁弁
31のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁20の縮
側のソレノイドSOL20bが通電されて励磁されるの
で、バイパス用電磁弁31によってバイパス油路28が
遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が縮側に切換えら
れて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電磁弁20を
通って左右のシリンダ9L、9Rの縮室19L、19R
に流入し、伸室18L、18Rからの戻り油は分配集流
弁23、伸縮用電磁弁20、戻り油路27を通ってタン
ク26に戻りシリンダ9L、9Rが同時に縮小する。
【0032】いずれか一方のジャッキ装置3のみを縮小
させるときには、左伸縮操作用スイッチ41又は右伸縮
操作用スイッチ42を縮側に操作する。左伸縮操作用ス
イッチ41を縮側に操作すると、バイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁20の縮側の
ソレノイドSOL20bと片側伸縮用電磁弁30の右伸
側のソレノイドSOL30bとが通電されて励磁される
ので、バイパス用電磁弁31によってバイパス油路28
が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が縮側へ切換え
られて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電磁弁20
を通って左右のシリンダ9L、9Rの縮室19L、19
Rに作用する。
【0033】このとき、片側伸縮用電磁弁30は右伸側
へ切換えられているので、左のシリンダ9Lの伸室18
Lは片側伸縮用電磁弁30を介してタンク26と連通す
ると共に、分配集流弁23を介してタンク26と連通可
能となっているが、左のシリンダ9Lの伸室18Lの油
は、分配集流弁23側には抵抗があるので流れず、片側
伸縮用電磁弁30を通って流出する。そこで左のシリン
ダ9Lが縮小する。
【0034】このとき、右のシリンダ9Rの伸室18R
は、分配集流弁23を介してタンク26と連通可能にな
っているが、左のシリンダ9Lの伸室18Lの油が片側
伸縮用電磁弁30を通って流出し、分配集流弁23側に
は流ないので、右のシリンダ9Rの伸室18Rの油は分
配集流弁23でブロックされ、右のシリンダ9Rは縮小
しない。
【0035】また、右伸縮操作用スイッチ42を縮側に
操作すると、バイパス用電磁弁31のソレノイドSOL
31bと伸縮用電磁弁20の縮側のソレノイドSOL2
0bと片側伸縮用電磁弁30の左伸側のソレノイドSO
L30aとが通電されて励磁されるので、バイパス用電
磁弁31によってバイパス油路28が遮断されると共
に、伸縮用電磁弁20が縮側へ切換えられて、油圧ポン
プ24からの圧油が伸縮用電磁弁20を通って左右のシ
リンダ9L、9Rの縮室19L、19Rに作用する。
【0036】このとき、片側伸縮用電磁弁30は左伸側
へ切換えられているので、右のシリンダ9Rの伸室18
Rは片側伸縮用電磁弁30を介してタンク26と連通す
ると共に、分配集流弁23を介してタンク26と連通可
能となっているが、右のシリンダ9Rの伸室18Rの油
は、分配集流弁23側には抵抗があるので流れず、片側
伸縮用電磁弁30を通って流出する。そこで右のシリン
ダ9Rが縮小する。
【0037】左のシリンダ9Lの伸室18Lは、分配集
流弁23を介してタンク26と連通可能になっている
が、右のシリンダ9Rの伸室18Rの油が片側伸縮用電
磁弁30を通って流出し、分配集流弁23側には流ない
ので、左のシリンダ9Lの伸室18Lの油は分配集流弁
23でブロックされ、左のシリンダ9Lは縮小しない。
上述の通り、このジャッキ伸長停止装置では、水平面H
に対する車体4の傾斜角が所定の停止傾斜角になると、
角度検出スイッチ12が作動してジャッキ装置3の伸長
を停止させるので、前上がりの傾斜地で車体4を傾斜さ
せる場合でも、傾斜角が過大になることはなく、安全に
作業することができる。
【0038】また、従来のジャッキ伸長停止装置では、
接地検出器10を左右のリヤステイ7にそれぞれ設けて
いたが、このジャッキ伸長停止装置では、傾斜角検出器
11を車体4の任意の場所に1個だけ取り付ければよい
ので、取付けが容易で配線も少なくてすみ、コストが低
減される。メンテナンスも容易となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の重機運搬
車両等のジャッキ伸長停止装置は、傾斜角検出器が水平
面に対する車体の傾斜角を検出し、所定の停止傾斜角で
ジャッキ装置の伸長を停止させるので、前上がりの傾斜
地で車体を傾斜させる場合でも、傾斜角が過大になるこ
とはなく、安全に積込み、積卸し作業を行うことができ
る。
【0040】また、傾斜角検出器は、車体の任意の場所
に取り付けることができるので、取付けやメンテナンス
も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるジャッキ伸長停止
装置を備えた重機運搬車両の車体を傾斜した状態を示す
側面図である。
【図2】重機運搬車両のジャッキ伸長停止装置の油圧回
路図である。
【図3】重機運搬車両のジャッキ伸長停止装置の電気回
路図である。
【図4】前上がりの傾斜地で重機運搬車両の車体を傾斜
させた状態を示す側面図である。
【図5】前下がりの傾斜地で重機運搬車両の車体を傾斜
させた状態を示す側面図である
【図6】従来のジャッキ伸長停止装置を備えた重機運搬
車両の車体を傾斜した状態を示す側面図である。
【図7】前上がりの傾斜地で従来の重機運搬車両の車体
を傾斜させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 重機運搬車両 2 荷台 3 ジャッキ装置 4 車体 6 後輪 7 リヤステー 8 接地板 9L、9R シリンダ 11 傾斜角検出器 12 角度検出スイッチ 18L、18R 伸室 19L、19R 縮室 20 伸縮用電磁弁 21 伸油路 22 縮油路 23 分配集流弁 24 油圧ポンプ 25 吐出油路 26 タンク 27 吐出油路 30 片側伸縮用電磁弁 31 バイパス用電磁弁 40 伸縮操作用スイッチ 41 左伸縮操作用スイッチ 42 右伸縮操作用スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の荷台前方にジャッキ装置を備え、
    車体の後部にはリヤステイを備え、ジャッキ装置の伸縮
    用シリンダを伸長させることにより車体を後方に傾斜さ
    せてリヤステイを接地させ、重機の積込み、積卸しを行
    う重機運搬車両等において、水平面に対する車体の傾斜
    角を検出し、所定の停止傾斜角でジャッキ装置の伸長を
    停止させる傾斜角検出器を設けた重機運搬車両等のジャ
    ッキ伸長停止装置であって、 傾斜角検出器が所定の停止傾斜角で作動する角度検出ス
    イッチを備えており、ジャッキ装置の伸縮用のシリンダ
    の伸室と縮室とに、伸縮操作スイッチで切換操作される
    伸縮用電磁弁を介して、伸油路と縮油路とをそれぞれ接
    続し、伸縮操作スイッチと伸縮用電磁弁の伸側のソレノ
    イドとの間に、角度検出スイッチを設けたことを特徴と
    する重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置。
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