JPH1159347A - 重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置 - Google Patents

重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置

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JPH1159347A
JPH1159347A JP23145797A JP23145797A JPH1159347A JP H1159347 A JPH1159347 A JP H1159347A JP 23145797 A JP23145797 A JP 23145797A JP 23145797 A JP23145797 A JP 23145797A JP H1159347 A JPH1159347 A JP H1159347A
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JP
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contraction
solenoid valve
extension
solenoid
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JP23145797A
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Inventor
Shigeo Matsudo
茂夫 松戸
Shizuyasu Iizuka
静保 飯塚
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤステーの接地により、自動的にジャッキ
装置の伸長を停止させ、オペレータの負担を軽減する。 【解決手段】 車体の荷台前方の左右両側にジャッキ装
置を備え、車体の後部にはリヤステーを備え、ジャッキ
装置を伸長させることにより車体を後方に傾斜させリヤ
ステーを接地させて、重機の積込み、積卸しを行う重機
運搬車両等において、左右両側のジャッキ装置の伸縮用
のシリンダ9L、9Rの伸室18L、18Rと縮室19
L、19Rとに、伸縮操作用スイッチで切換操作される
伸縮用電磁弁20を介して、伸油路21と縮油路22と
をれぞれ接続し、伸縮操作用スイッチと伸縮用電磁弁2
0の伸側のソレノイドSOL20aとの間に、リヤステ
ーの接地を検出してOFFとなる接地検出スイッチを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブルドーザ、ショ
ベル式掘削機等の所謂重機を積み込んで運搬するための
重機運搬車両等における、ジャッキ伸長停止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、重機運搬車両1は荷
台2の前方の左右両側にジャッキ装置3を備えており、
ジャッキ装置3を伸長させることにより前輪5側を持ち
上げ、車体4を後方に傾斜させることにより重機Wの積
込み又は積卸しが容易に行えるようになっている。
【0003】車体4の後部には、リヤステー7が、ジャ
ッキ装置3を伸長させて重機運搬車両1を所期の傾斜角
に傾斜させた状態で下部の接地板8が地面に接するよう
に、現合にて取付けられている。
【0004】車体4を後方に傾斜させたとき、重機運搬
車両1は、ジャッキ装置3と、後輪6と、車体4の後部
に設けたリヤステー7の3点で支持される。3点で支持
するのは、車体4への負担を少なくするためである。
【0005】リヤステー7の接地板8が接地した後、ジ
ャッキ装置3をさらに伸長させると、後輪6が浮き上が
って、車体4をジャッキ装置3とリヤステー7の2点で
支持することになり、支点間のスパンが長くなって、重
機W等を積載するとき車体4に無理な力がかかることに
なる。また、リヤステー7の接地板8が完全に接地する
前にジャッキ装置3の伸長を停止させてしまうと、ジャ
ッキ装置3と後輪6の2点で支持することになり、リヤ
ステー7による支持が得られなくなる。
【0006】そこで、従来、このように構成された重機
運搬車両1においては、ジャッキ装置3を伸長させて車
体4を後方へ傾斜させて行く際に、オペレータは、リヤ
ステー7を目視し、接地板8が接地したと視認したと
き、ジャッキ装置3の操作レバーを戻してジャッキ装置
3の伸長を停止させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車体を後方へ
傾斜させる際に、オペレータの目視にたよって、ジャッ
キ装置の伸長をジャッキ装置と後輪とリヤステーの3点
支持を可能とする適切な位置で停止させるのは困難であ
り、オペレータに過度の負担を強いることになってい
た。
【0008】本発明は、重機運搬車両等のジャッキ装置
におけるかかる問題を解決するものであって、リヤステ
ーの接地板の接地により、自動的にジャッキ装置の伸長
を停止できるようにして、オペレータの負担を軽減し、
積込作業時のジャッキ装置と後輪とリヤステーの3点支
持を確保して車体への負担を少なくすることのできる重
機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体の荷台前
方の左右両側にジャッキ装置を備え、車体の後部にはリ
ヤステーを備え、前記ジャッキ装置を伸長させることに
より車体を後方に傾斜させリヤステーを接地させて、重
機の積込み、積卸しを行う重機運搬車両等において、前
記左右両側のジャッキ装置の伸縮用のシリンダの伸室と
縮室とに、伸縮操作用スイッチで切換操作される伸縮用
電磁弁を介して、伸油路と縮油路とをそれぞれ接続し、
伸縮操作用スイッチと伸縮用電磁弁の伸側のソレノイド
との間に、前記リヤステーの接地を検出してOFFとな
る接地検出スイッチを設けることにより重機運搬車両等
のジャッキ伸長停止装置を構成することにより上記課題
を解決している。
【0010】ジャッキ装置を伸長する際には、伸縮操作
用スイッチを伸側に操作すると、伸縮用電磁弁の伸側の
ソレノイドが通電されて励磁されるので、伸縮用電磁弁
が伸側へ切換えられて、油圧ポンプからの圧油が伸縮用
電磁弁を通ってシリンダの伸室に供給され、縮室からの
戻り油は伸縮用電磁弁を通ってタンクに戻りシリンダが
伸長する。
【0011】ジャッキ装置が伸長して車体が後方へ傾斜
しリヤステーが接地すると、接地検出スイッチがリヤス
テーの接地を検出してOFFとなり、伸縮操作用スイッ
チから伸縮用電磁弁の伸側のソレノイドへの通電を遮断
する。そこで、伸縮用電磁弁は中立位置に戻り、シリン
ダの伸室への圧油の供給が遮断され、シリンダの伸長が
停止される。
【0012】ジャッキ装置を縮小する際には、伸縮操作
用スイッチを縮側に操作すると、伸縮用電磁弁の縮側の
ソレノイドが通電されて励磁されるので、伸縮用電磁弁
が縮側へ切換えられて、油圧ポンプからの圧油が伸縮用
電磁弁を通ってシリンダの縮室に供給され、伸室からの
戻り油は伸縮用電磁弁を通ってタンクに戻りシリンダが
縮小する。
【0013】左右両側のジャッキ装置の伸縮用のシリン
ダのいずれか一方の伸油路をタンクへの戻り油路と連通
させる片側伸縮用電磁弁を設けておけば、左右の地面の
高さが不均一である場合等、必要に応じて片側伸縮用電
磁弁を切換えることにより、片側のシリンダのみを伸縮
させることができる。
【0014】伸縮操作用スイッチと伸縮用電磁弁の伸側
のソレノイドとの間に、接地検出スイッチがOFFのと
き、伸縮用電磁弁の伸側のソレノイドを励磁する押しボ
タンスイッチを接地検出スイッチと並列に設けておけ
ば、リヤステーが接地した後さらにジャッキ装置を伸長
させる必要が有る場合に、押ボタンスイッチを押すこと
により、伸縮用電磁弁を伸側へ切換えてシリンダを伸長
させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は重機運搬車両の車体を傾斜
した状態を示す側面図、図2は本発明の実施の一形態で
ある重機運搬車両のジャッキ伸長停止装置の油圧回路
図、図3は重機運搬車両のジャッキ伸長停止装置の電気
回路図、図4はリヤステーの接地検出スイッチの取付状
態を示す側面図、図5はリヤステーの接地検出スイッチ
の取付状態を示す正面図、図6はリヤステーの接地時に
おける接地検出スイッチの作動状態を示す側面図であ
る。
【0016】図1に示すように、重機運搬車両1は荷台
2の前方の左右両側にジャッキ装置3を備えており、ジ
ャッキ装置3を伸長させることにより前輪5側を持ち上
げ、車体4を後方に傾斜させることにより重機Wの積込
み又は積卸しが容易に行えるようになっている。
【0017】車体4の後部の左右両側には、リヤステー
7が、ジャッキ装置3を伸長させて重機運搬車両1を所
期の傾斜角に傾斜させた状態で下部の接地板8が地面G
に接するように、溶接等の適宜な手段で固設されてい
る。左右のリヤステー7には、接地検出器10L、10
Rがそれぞれ設けられている。
【0018】接地検出器10L、10Rは、案内部材1
1L、11Rによって上下方向へ移動可能に支持された
接地検出棒12L、12Rと、接地検出スイッチ13
L、13Rとを備えている。接地検出棒12L、12R
は、図4に示すように接地板8が地面Gより上方にある
ときには、自重で下方に移動しているが、図6に示すよ
うに接地板8が地面Gに接すると上方に移動する。
【0019】接地検出スイッチ13L、13Rは、ノー
マルクローズのリミットスイッチであり、接地検出棒1
2L、12Rが上方に移動すると作動してOFFとなる
ようになっている。
【0020】左右のジャッキ装置3は、伸縮用のシリン
ダ9L、9Rを備えている。左右のシリンダ9L、9R
は、その伸室18L、18Rと、縮室19L、19Rと
に、伸縮用電磁弁20のシリンダポートから伸油路21
と縮油路22とがパイロットチェックバルブ15L、1
5Rと同調弁17L、17Rとを介してそれぞれ接続さ
れている。伸油路21には、分配集流弁23が設けら
れ、この分配集流弁23によって伸油路21は左右の伸
油路21L、21Rに分岐されており、伸油路21に供
給される圧油は左右の伸室18L、18Rに均等に分配
され、また、左右の伸室18L、18Rから流出する油
は伸油路21に均等に集流される。
【0021】伸縮用電磁弁20のポンプポートとリター
ンポートは、それぞれ油圧ポンプ24の吐出油路25
と、タンク26への戻り油路27とに接続されている。
同調弁17L、17Rは、伸油路21側にチェック弁と
絞りを並列に設け、縮油路22側に絞りを設けたもので
あり、伸縮時に戻り油を絞ることにより、左右のシリン
ダ9L、9Rを同時に同調して伸縮させるようになって
いる。なお、ここでは、同調弁17L、17Rとパイロ
ットチェックバルブ15L、15Rとをそれぞれ一体に
形成し、中間の配管を省略している。
【0022】伸縮用電磁弁20は、3位置の電磁パイロ
ット切換弁であり、伸側のソレノイドSOL20aが励
磁されると、油圧ポンプ24の吐出油路25と伸油路2
1、、タンク26への戻り油路27と縮油路22をそれ
ぞれ連通させ、縮側のソレノイドSOL20bが励磁さ
れると、吐出油路25と縮油路22、戻り油路27と伸
油路21とをそれぞれ連通させる。
【0023】左右の伸油路21L、21Rは、途中で分
岐してそれぞれ片側伸縮用電磁弁30のシリンダポート
に接続されている。片側伸縮用電磁弁30のリターンポ
ートは、タンク26への戻り油路27に接続されてい
る。
【0024】片側伸縮用電磁弁30は3位置の電磁パイ
ロット切換弁であり、左伸側のソレノイドSOL30a
が励磁されると、右側の伸油路21Rと戻り油路27と
を連通させ、右伸側のソレノイドSOL30bが励磁さ
れると、左側の伸油路21Lと戻り油路27とを連通さ
せる。
【0025】油圧ポンプ24の吐出油路25と、タンク
26への戻り油路27との間には、バイパス用電磁弁3
1とリリーフ弁32とが設けられている。バイパス用電
磁弁31はセンターバイパス形の電磁パイロット切換弁
であって、中立位置で吐出油路25と戻り油路27とを
バイパス油路28で連通させ、そのソレノイドSOL3
1bが励磁されるとバイパス油路28を遮断する。リリ
ーフ弁32は吐出油路25の油圧を規制する。
【0026】伸縮用電磁弁20、片側伸縮用電磁弁3
0、及びバイパス用電磁弁31へのパイロット油流は、
吐出油路25から減圧弁33を介して供給されるように
なっている。
【0027】図3に示すように、このジャッキ伸長停止
装置は、伸縮用電磁弁20、片側伸縮用電磁弁30、及
びバイパス用電磁弁31の切換操作を行うため、伸縮操
作用スイッチ40と、左伸縮操作用スイッチ41と、右
伸縮操作用スイッチ42とを備えている。
【0028】伸縮操作用スイッチ40の伸端子は、ダイ
オードD1を介し伸回路45で伸縮用電磁弁20の伸側
のソレノイドSOL20aと接続され、また、ダイオー
ドD15を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31の
ソレノイドSOL31bと接続されている。伸回路45
には、接地検出スイッチ13L、13Rと、ノーマルオ
ープン復帰型の押ボタンスイッチ43とが並列に設けら
れている。
【0029】伸縮操作用スイッチ40の縮端子は、ダイ
オードD4を介し縮回路46で伸縮用電磁弁20の縮側
のソレノイドSOL20bと接続され、また、ダイオー
ドD16を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31の
ソレノイドSOL31bと接続されている。
【0030】左伸縮操作用スイッチ41の伸端子は、ダ
イオードD3を介し伸回路45で伸縮用電磁弁20の伸
側のソレノイドSOL20aと接続され、また、ダイオ
ードD11を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD8を介し左伸回路47で片側伸縮用電磁弁30の
左伸側のソレノイドSOL30aと接続されている。
【0031】左伸縮操作用スイッチ41の縮端子は、ダ
イオードD6を介し縮回路46で伸縮用電磁弁20の縮
側のソレノイドSOL20bと接続され、また、ダイオ
ードD12を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD9を介し右伸回路48で片側伸縮用電磁弁30の
右伸側のソレノイドSOL30bと接続されている。
【0032】右伸縮操作用スイッチ42の伸端子は、ダ
イオードD2を介し伸回路45で伸縮用電磁弁20の伸
側のソレノイドSOL20aと接続され、また、ダイオ
ードD13を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD10を介し右伸回路48で片側伸縮用電磁弁30
の右伸側のソレノイドSOL30bと接続されている。
【0033】右伸縮操作用スイッチ42の縮端子は、ダ
イオードD5を介し縮回路46で伸縮用電磁弁20の縮
側のソレノイドSOL20bと接続され、また、ダイオ
ードD14を介し起動回路49でバイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと接続され、さらに、ダイオ
ードD7を介し左伸回路47で片側伸縮用電磁弁30の
左伸側のソレノイドSOL30aと接続されている。
【0034】ジャッキ装置3を伸長する際には、伸縮操
作用スイッチ40を伸側に操作する。すると、バイパス
用電磁弁31のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁
20の伸側のソレノイドSOL20aが通電されて励磁
されるので、バイパス用電磁弁31によってバイパス油
路28が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が伸側へ
切換えられて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電磁
弁20、分配集流弁23を通って左右のシリンダ9L、
9Rの伸室18L、18Rに流入し、縮室19L、19
Rからの戻り油は伸縮用電磁弁20、戻り油路27を通
ってタンク26に戻りシリンダ9L、9Rが伸長し始め
る。
【0035】シリンダ9L、9Rが伸長して行くと、ジ
ャッキ装置3の下端が接地し、以後前輪5側が上昇して
車体4が後方へ傾斜して行き、やがてリヤステー7が接
地する。リヤステー7の接地で接地検出スイッチ13
L、13Rが共にOFFになると、伸縮用電磁弁20の
伸側のソレノイドSOL20aが消磁されるので、伸縮
用電磁弁20は中立位置に戻り、シリンダ9L、9Rの
伸長は停止する。
【0036】この状態において、左右のジャッキ装置3
の伸び量が違っているような場合に、いずれか一方のみ
を伸長させるときには、接地検出スイッチ13L、13
RがOFFになっているので、押ボタンスイッチ43を
押しながら左伸縮操作用スイッチ41又は右伸縮操作用
スイッチ42を伸側に操作する。
【0037】押ボタンスイッチ43を押しながら左伸縮
操作用スイッチ41を伸側に操作すると、バイパス用電
磁弁31のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁20
の伸側のソレノイドSOL20aと片側伸縮用電磁弁3
0の左伸側のソレノイドSOL30aとが通電されて励
磁されるので、バイパス用電磁弁31によってバイパス
油路28が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が伸側
へ切換えられて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電
磁弁20、分配集流弁23を通って左右の伸油路21
L、21Rに流入する。
【0038】このとき、片側伸縮用電磁弁30は左伸側
へ切換えられていて、右の伸油路21Rに流入した圧油
は、片側伸縮用電磁弁30を通ってタンク26へ流出す
るので、左のシリンダ9Lのみを伸長させることができ
る。
【0039】押ボタンスイッチ43を押しながら右伸縮
操作用スイッチ42を伸側に操作すると、バイパス用電
磁弁31のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁20
の伸側のソレノイドSOL20aと片側伸縮用電磁弁3
0の右伸側のソレノイドSOL30bとが通電されて励
磁されるので、バイパス用電磁弁31によってバイパス
油路28が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が伸側
へ切換えられて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電
磁弁20、分配集流弁23を通って左右の伸油路21
L、21Rに流入する。
【0040】このとき、片側伸縮用電磁弁30は右伸側
へ切換えられていて、左の伸油路21Lに流入した圧油
は、片側伸縮用電磁弁30を通ってタンク26へ流出す
るので、右のシリンダ9Rのみを伸長させることができ
る。
【0041】リヤステー7が接地する前、あるいはリヤ
ステー7の一方のみしか接地していない場合には、接地
検出スイッチ13L、13Rは両方もしくは一方が作動
せずONの状態となっている。この状態では、押ボタン
スイッチ43を押すことなくいずれか一方のジャッキ装
置3のみを伸長させることができる。
【0042】即ち、左伸縮操作用スイッチ41を伸側に
操作すると、バイパス用電磁弁31のソレノイドSOL
31bと伸縮用電磁弁20の伸側のソレノイドSOL2
0aと片側伸縮用電磁弁30の左伸側のソレノイドSO
L30aとが通電されて励磁されるので、バイパス用電
磁弁31によってバイパス油路28が遮断されると共
に、伸縮用電磁弁20が伸側へ切換えられて、油圧ポン
プ24からの圧油が伸縮用電磁弁20、分配集流弁23
を通って左右の伸油路21L、21Rに流入する。この
とき、片側伸縮用電磁弁30は左伸側へ切換えられてい
て、右の伸油路21Rに流入した圧油は、片側伸縮用電
磁弁30を通ってタンク26へ流出するので、左のシリ
ンダ9Lのみを伸長させることができる。
【0043】また、右伸縮操作用スイッチ42を伸側に
操作すると、バイパス用電磁弁31のソレノイドSOL
31bと伸縮用電磁弁20の伸側のソレノイドSOL2
0aと片側伸縮用電磁弁30の右伸側のソレノイドSO
L30bとが通電されて励磁されるので、バイパス用電
磁弁31によってバイパス油路28が遮断されると共
に、伸縮用電磁弁20が伸側へ切換えられて、油圧ポン
プ24からの圧油が伸縮用電磁弁20、分配集流弁23
を通って左右の伸油路21L、21Rに流入する。この
とき、片側伸縮用電磁弁30は右伸側へ切換えられてい
て、左の伸油路21Lに流入した圧油は、片側伸縮用電
磁弁30を通ってタンク26へ流出するので、右のシリ
ンダ9Rのみを伸長させることができる。
【0044】ジャッキ装置3を縮小する際には、伸縮操
作用スイッチ40を縮側に操作する。すると、バイパス
用電磁弁31のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁
20の縮側のソレノイドSOL20bが通電されて励磁
されるので、バイパス用電磁弁31によってバイパス油
路28が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が縮側に
切換えられて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電磁
弁20を通って左右のシリンダ9L、9Rの縮室19
L、19Rに流入し、伸室18L、18Rからの戻り油
は分配集流弁23、伸縮用電磁弁20、戻り油路27を
通ってタンク26に戻りシリンダ9L、9Rが同時に縮
小する。
【0045】いずれか一方のジャッキ装置3のみを縮小
させるときには、左伸縮操作用スイッチ41又は右伸縮
操作用スイッチ42を縮側に操作する。左伸縮操作用ス
イッチ41を縮側に操作すると、バイパス用電磁弁31
のソレノイドSOL31bと伸縮用電磁弁20の縮側の
ソレノイドSOL20bと片側伸縮用電磁弁30の右伸
側のソレノイドSOL30bとが通電されて励磁される
ので、バイパス用電磁弁31によってバイパス油路28
が遮断されると共に、伸縮用電磁弁20が縮側へ切換え
られて、油圧ポンプ24からの圧油が伸縮用電磁弁20
を通って左右のシリンダ9L、9Rの縮室19L、19
Rに作用する。
【0046】このとき、片側伸縮用電磁弁30は右伸側
へ切換えられているので、左のシリンダ9Lの伸室18
Lは片側伸縮用電磁弁30を介してタンク26と連通す
ると共に、分配集流弁23を介してタンク26と連通可
能となっているが、左のシリンダ9Lの伸室18Lの油
は、分配集流弁23側には抵抗があるので流れず、片側
伸縮用電磁弁30を通って流出する。そこで左のシリン
ダ9Lが縮小する。
【0047】このとき、右のシリンダ9Rの伸室18R
は、分配集流弁23を介してタンク26と連通可能にな
っているが、左のシリンダ9Lの伸室18Lの油が片側
伸縮用電磁弁30を通って流出し、分配集流弁23側に
は流ないので、右のシリンダ9Rの伸室18Rの油は分
配集流弁23でブロックされ、右のシリンダ9Rは縮小
しない。
【0048】また、右伸縮操作用スイッチ42を縮側に
操作すると、バイパス用電磁弁31のソレノイドSOL
31bと伸縮用電磁弁20の縮側のソレノイドSOL2
0bと片側伸縮用電磁弁30の左伸側のソレノイドSO
L30aとが通電されて励磁されるので、バイパス用電
磁弁31によってバイパス油路28が遮断されると共
に、伸縮用電磁弁20が縮側へ切換えられて、油圧ポン
プ24からの圧油が伸縮用電磁弁20を通って左右のシ
リンダ9L、9Rの縮室19L、19Rに作用する。
【0049】このとき、片側伸縮用電磁弁30は左伸側
へ切換えられているので、右のシリンダ9Rの伸室18
Rは片側伸縮用電磁弁30を介してタンク26と連通す
ると共に、分配集流弁23を介してタンク26と連通可
能となっているが、右のシリンダ9Rの伸室18Rの油
は、分配集流弁23側には抵抗があるので流れず、片側
伸縮用電磁弁30を通って流出する。そこで右のシリン
ダ9Rが縮小する。
【0050】左のシリンダ9Lの伸室18Lは、分配集
流弁23を介してタンク26と連通可能になっている
が、右のシリンダ9Rの伸室18Rの油が片側伸縮用電
磁弁30を通って流出し、分配集流弁23側には流ない
ので、左のシリンダ9Lの伸室18Lの油は分配集流弁
23でブロックされ、左のシリンダ9Lは縮小しない。
【0051】このように、ジャッキ装置3を縮小させる
場合には、接地検出スイッチ13L、13Rの状態に関
係なく左右同時でも、いずれか一方だけでも常に縮小可
能となっている。
【0052】伸縮操作用スイッチ40、左伸縮操作用ス
イッチ41、及び右伸縮操作用スイッチ42の切換操作
と、伸縮用電磁弁20、片側伸縮用電磁弁30、及びバ
イパス用電磁弁31のソレノイドSOL20a、SOL
20b、SOL30a、SOL30b、SOL31bの
作動の状態を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】上述の通り、ジャッキ装置3を伸長させる
際、リヤステー7の接地板8の接地により、自動的にジ
ャッキ装置3の伸長を停止できるので、オペレータの負
担を軽減し、積込作業時のジャッキ装置3と後輪6とリ
ヤステー7の3点支持を確保して車体4への負担を少な
くすることができる。
【0055】また、左右両側のジャッキ装置3の伸縮用
のシリンダ9L、9Rのいずれか一方の伸油路21L、
21Rをタンク26への戻り油路27と連通させる片側
伸縮用電磁弁30を設けているので、必要に応じて左伸
縮操作用スイッチ41又は右伸縮操作用スイッチ42を
切換操作して片側伸縮用電磁弁30を切換えることによ
り、ジャッキ装置3の片側のみを単独で伸縮させること
ができる。
【0056】伸縮操作用スイッチ40と伸縮用電磁弁2
0の伸側のソレノイドSOL20aとの間には、押しボ
タンスイッチ43を接地検出スイッチ13L、13Rと
並列に設けているので、リヤステー7が接地した後さら
にジャッキ装置3を伸長させる必要が有る場合に、押ボ
タンスイッチ43を押すことにより、伸縮用電磁弁20
を伸側へ切換えてジャッキ装置3を伸長させることがで
きる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の重機運搬
車両等のジャッキ伸長停止装置によれば、リヤステーの
接地板の接地により、自動的にジャッキ装置の伸長を停
止できるので、オペレータの負担を軽減し、容易に積込
作業時のジャッキ装置と後輪とリヤステーの3点支持を
確保して車体への負担を少なくすることができる。
【0058】また、左右両側のジャッキ装置の伸縮用の
シリンダのいずれか一方の伸油路をタンクへの戻り油路
と連通させる片側伸縮用電磁弁を設けることにより、必
要に応じて片側伸縮用電磁弁を切換え、片側のシリンダ
のみを伸縮させることができる。
【0059】さらに、伸縮操作用スイッチと伸縮用電磁
弁の伸側のソレノイドとの間に、接地検出スイッチがO
FFのとき、伸縮用電磁弁の伸側のソレノイドを励磁す
る押しボタンスイッチを接地検出スイッチと並列に設け
ることにより、リヤステーが接地した後さらにジャッキ
装置を伸長させる必要が有る場合に、押ボタンスイッチ
を押すことにより、伸縮用電磁弁を伸側へ切換えてシリ
ンダを伸長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重機運搬車両の車体を傾斜した状態を示す側面
図である。
【図2】本発明の実施の一形態である重機運搬車両のジ
ャッキ伸長停止装置の油圧回路図である。
【図3】重機運搬車両のジャッキ伸長停止装置の電気回
路図である。
【図4】リヤステーの接地検出スイッチの取付状態を示
す側面図である。
【図5】リヤステーの接地検出スイッチの取付状態を示
す正面図である。
【図6】リヤステーの接地時における接地検出スイッチ
の作動状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 重機運搬車両 2 荷台 3 ジャッキ装置 4 車体 6 後輪 7 リヤステー 8 接地板 9L、9R シリンダ 10L、10R 接地検出器 13L、13R 接地検出スイッチ 18L、18R 伸室 19L、19R 縮室 20 伸縮用電磁弁 21 伸油路 22 縮油路 23 分配集流弁 24 油圧ポンプ 25 吐出油路 26 タンク 27 吐出油路 30 片側伸縮用電磁弁 31 バイパス用電磁弁 40 伸縮操作用スイッチ 41 左伸縮操作用スイッチ 42 右伸縮操作用スイッチ 43 押ボタンスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の荷台前方の左右両側にジャッキ装
    置を備え、車体の後部にはリヤステーを備え、前記ジャ
    ッキ装置を伸長させることにより車体を後方に傾斜させ
    リヤステーを接地させて、重機の積込み、積卸しを行う
    重機運搬車両等において、 前記左右両側のジャッキ装置の伸縮用のシリンダの伸室
    と縮室とに、伸縮操作用スイッチで切換操作される伸縮
    用電磁弁を介して、伸油路と縮油路とをそれぞれ接続
    し、伸縮操作用スイッチと伸縮用電磁弁の伸側のソレノ
    イドとの間に、前記リヤステーの接地を検出してOFF
    となる接地検出スイッチを設けたことを特徴とする重機
    運搬車両等のジャッキ伸長停止装置。
  2. 【請求項2】 左右両側のジャッキ装置の伸縮用のシリ
    ンダのいずれか一方の伸油路をタンクへの戻り油路と連
    通させる片側伸縮用電磁弁を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置。
  3. 【請求項3】 伸縮操作用スイッチと伸縮用電磁弁の伸
    側のソレノイドとの間に、接地検出スイッチがOFFの
    とき、伸縮用電磁弁の伸側のソレノイドを励磁する押ボ
    タンスイッチを接地検出スイッチと並列に設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の重機運搬車両等
    のジャッキ伸長停止装置。
JP23145797A 1997-08-27 1997-08-27 重機運搬車両等のジャッキ伸長停止装置 Withdrawn JPH1159347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166720A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 株式会社タダノ アウトリガ制御装置

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