JPH06156991A - 重機械運搬車両のジャッキ制御装置 - Google Patents
重機械運搬車両のジャッキ制御装置Info
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- JPH06156991A JPH06156991A JP31347492A JP31347492A JPH06156991A JP H06156991 A JPH06156991 A JP H06156991A JP 31347492 A JP31347492 A JP 31347492A JP 31347492 A JP31347492 A JP 31347492A JP H06156991 A JPH06156991 A JP H06156991A
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- rod
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、車体を後方に傾斜させたとき
確実に左右水平にする。 【構成】 重機械運搬車両の左右のジャッキ装置3は、
アウターボックス21と、これに嵌挿されたインナーボ
ックス22と、伸縮用のシリンダ7とを備え、シリンダ
7の伸室8と縮室9とに、コントロールバルブ10から
伸油路11と縮油路12を接続し、伸油路11の途中に
電磁弁32を設け、コントロールバルブ10に、油圧ポ
ンプ14と伸油路11との連通位置でクローズとなるノ
ーマルオープンの伸操作検出スイッチ29を設け、アウ
ターボックスに、シリンダが全伸長したときオープンと
なるノーマルクローズの全伸長検出スイッチ30を設
け、伸操作検出スイッチ29と全伸長検出スイッチ30
とを直列に、電源33と電磁弁32との間に接続する。
確実に左右水平にする。 【構成】 重機械運搬車両の左右のジャッキ装置3は、
アウターボックス21と、これに嵌挿されたインナーボ
ックス22と、伸縮用のシリンダ7とを備え、シリンダ
7の伸室8と縮室9とに、コントロールバルブ10から
伸油路11と縮油路12を接続し、伸油路11の途中に
電磁弁32を設け、コントロールバルブ10に、油圧ポ
ンプ14と伸油路11との連通位置でクローズとなるノ
ーマルオープンの伸操作検出スイッチ29を設け、アウ
ターボックスに、シリンダが全伸長したときオープンと
なるノーマルクローズの全伸長検出スイッチ30を設
け、伸操作検出スイッチ29と全伸長検出スイッチ30
とを直列に、電源33と電磁弁32との間に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブルドーザ、ショベル
式掘削機等の重機械を建設現場等に運搬するための運搬
車両に設けられたジャッキの制御装置に関する。
式掘削機等の重機械を建設現場等に運搬するための運搬
車両に設けられたジャッキの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、重機械運搬車両1
は、荷台2の前方に左右2本のジャッキ装置3を備えて
おり、ジャッキ装置3を伸長させることにより前輪5側
を持上げ車体4を後方に傾斜させて、重機械Wの積込み
又は積卸しが容易に行えるようになっている。
は、荷台2の前方に左右2本のジャッキ装置3を備えて
おり、ジャッキ装置3を伸長させることにより前輪5側
を持上げ車体4を後方に傾斜させて、重機械Wの積込み
又は積卸しが容易に行えるようになっている。
【0003】図4に示すように、従来このジャッキ装置
3の左右のシリンダ7L、7Rは、その伸室8L、8R
と縮室9L、9Rとにコントロールバルブ10から伸油
路11と縮油路12がそれぞれ接続されている。オペレ
ータがコントロールレバー13を手前に倒してコントロ
ールバルブ10をハ位置にすると、油圧ポンプ14から
圧油がパイロットチェックバルブ15L、15R、同調
弁17L、17Rを通ってシリンダ7L、7Rの伸室8
L、8Rに供給され、縮室9L、9Rからの戻り油は同
調弁17L、17R、パイロットチェックバルブ15
L、15R、を通ってタンク18に戻るため左右のシリ
ンダ7L、7Rのロッド16L、16Rが同時に同調し
て伸長する。
3の左右のシリンダ7L、7Rは、その伸室8L、8R
と縮室9L、9Rとにコントロールバルブ10から伸油
路11と縮油路12がそれぞれ接続されている。オペレ
ータがコントロールレバー13を手前に倒してコントロ
ールバルブ10をハ位置にすると、油圧ポンプ14から
圧油がパイロットチェックバルブ15L、15R、同調
弁17L、17Rを通ってシリンダ7L、7Rの伸室8
L、8Rに供給され、縮室9L、9Rからの戻り油は同
調弁17L、17R、パイロットチェックバルブ15
L、15R、を通ってタンク18に戻るため左右のシリ
ンダ7L、7Rのロッド16L、16Rが同時に同調し
て伸長する。
【0004】左右のジャッキ装置3の下の路面6の高さ
が違うような不整地で、右側が高い路面段差Dがあれ
ば、右のシリンダ7Rのロッド16Rが、左のシリンダ
7Lのロッド16Lより早く路面6に接地する。先に接
地した右のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力は、左の
シリンダ7Lの伸室8Lの内部圧力より高くなるため、
圧油は内部圧力の低い左のシリンダ7Lの伸室8Lに流
れ、右のシリンダ7Rの伸室8Rへの流れは止まる。よ
って、右のシリンダ7Rのロッド16Rの伸長は停止
し、左のシリンダ7Lのロッド16Lのみが伸長を続け
る。路面段差Dの分だけ左のシリンダ7Lのロッド16
Lが伸長すると、ロッド16Lは路面6に接地する。
が違うような不整地で、右側が高い路面段差Dがあれ
ば、右のシリンダ7Rのロッド16Rが、左のシリンダ
7Lのロッド16Lより早く路面6に接地する。先に接
地した右のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力は、左の
シリンダ7Lの伸室8Lの内部圧力より高くなるため、
圧油は内部圧力の低い左のシリンダ7Lの伸室8Lに流
れ、右のシリンダ7Rの伸室8Rへの流れは止まる。よ
って、右のシリンダ7Rのロッド16Rの伸長は停止
し、左のシリンダ7Lのロッド16Lのみが伸長を続け
る。路面段差Dの分だけ左のシリンダ7Lのロッド16
Lが伸長すると、ロッド16Lは路面6に接地する。
【0005】ロッド16Lの路面6への接地により、右
のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力と、左のシリンダ
7Lの伸室8Lの内部圧力とは等しくなり、左右のロッ
ド16L、16Rは再び同時に同調して伸長する。伸長
を続けると、左のシリンダ7Lのロッド16Lが右のシ
リンダ7Rのロッド16Rより先に全伸長し停止する。
そこで、圧油は全て右のシリンダ7Rの伸室8Rに流入
し、右のシリンダ7Rのロッド16Rが急速に伸長して
全伸長後停止する。この状態では、路面段差Dにより車
体4が左に傾く。左側が高い路面段差Dがあればこの逆
となる。
のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力と、左のシリンダ
7Lの伸室8Lの内部圧力とは等しくなり、左右のロッ
ド16L、16Rは再び同時に同調して伸長する。伸長
を続けると、左のシリンダ7Lのロッド16Lが右のシ
リンダ7Rのロッド16Rより先に全伸長し停止する。
そこで、圧油は全て右のシリンダ7Rの伸室8Rに流入
し、右のシリンダ7Rのロッド16Rが急速に伸長して
全伸長後停止する。この状態では、路面段差Dにより車
体4が左に傾く。左側が高い路面段差Dがあればこの逆
となる。
【0006】オペレータがコントロールレバー13を向
側に倒してコントロールバルブ10をイ位置にすると、
油圧ポンプ14から圧油がパイロットチェックバルブ1
5L、15R、同調弁17L、17Rを通ってシリンダ
7L、7Rの縮室9L、9Rに供給され、伸室8L、8
Rからの戻り油は同調弁17L、17R、パイロットチ
ェックバルブ15L、15Rを通ってタンク18に戻る
ため、車体4が左に傾いたままの状態で、左右のロッド
16L、16Rが同時に同調して縮小する。
側に倒してコントロールバルブ10をイ位置にすると、
油圧ポンプ14から圧油がパイロットチェックバルブ1
5L、15R、同調弁17L、17Rを通ってシリンダ
7L、7Rの縮室9L、9Rに供給され、伸室8L、8
Rからの戻り油は同調弁17L、17R、パイロットチ
ェックバルブ15L、15Rを通ってタンク18に戻る
ため、車体4が左に傾いたままの状態で、左右のロッド
16L、16Rが同時に同調して縮小する。
【0007】このように、路面段差Dがある場合、ジャ
ッキ装置3を伸長すると、車体4が左右に傾斜し積荷の
重機械5が移動して危険であり、また、重機械運搬車両
1自体が転倒するという不測の事態を惹起するおそれが
ある。ジャッキ装置3を縮小する際も車体4が左右に傾
いたままであり、前輪5が接地しロッド16L、16R
が路面6から離れるまで不安定な状態が続く。
ッキ装置3を伸長すると、車体4が左右に傾斜し積荷の
重機械5が移動して危険であり、また、重機械運搬車両
1自体が転倒するという不測の事態を惹起するおそれが
ある。ジャッキ装置3を縮小する際も車体4が左右に傾
いたままであり、前輪5が接地しロッド16L、16R
が路面6から離れるまで不安定な状態が続く。
【0008】なお、路面段差Dがある場合、左のシリン
ダ7Lのロッド16Lが全伸長した時点で、以後右のシ
リンダ7Rのロッド16Rを伸長させないよう、コント
ロールバルブ10を操作して、車体4が傾くのを防止す
る方法が考えられるが、この方法は、内部が見えないた
めシリンダ7Lのロッド16Lが全伸長した時点をオペ
レータが正しく認識できず操作が困難である。
ダ7Lのロッド16Lが全伸長した時点で、以後右のシ
リンダ7Rのロッド16Rを伸長させないよう、コント
ロールバルブ10を操作して、車体4が傾くのを防止す
る方法が考えられるが、この方法は、内部が見えないた
めシリンダ7Lのロッド16Lが全伸長した時点をオペ
レータが正しく認識できず操作が困難である。
【0009】そこで、これに対処するために、図5に示
すように、シリンダ7L、7Rの各伸室8L、8Rへ圧
力差に関係なく同油量を分流集合させる分流集合弁20
を、伸油路11の途中に設け、且つ、左のシリンダ7L
と右のシリンダ7Rとをそれぞれ独立して操作するコン
トロールバルブ10L、10Rを設けたものがある。こ
のジャッキ制御装置では、先ず、オペレータがコントロ
ールレバー13を手前に倒してコントロールバルブ10
をハ位置にすると、油圧ポンプ14から圧油が分流集合
弁20、パイロットチェックバルブ15L、15Rを通
ってシリンダ7L、7Rの伸室8L、8Rに供給され、
ジャッキ装置3の左右のロッド16L、16Rが同時に
伸長する。右側が高い路面段差Dがあれば、右のシリン
ダ7Rのロッド16Rが、左のシリンダ7Lのロッド1
6Lより早く路面6に接地する。この時点で、コントロ
ールバルブ10を操作してシリンダ7L、7Rの伸長を
停止させる。(伸長を停止させないと分流集合弁20の
機能により左右のロッド16L、16Rはそのまま同調
して伸長を続けるので車体4が左に傾き危険であるが、
シリンダ7Lのロッド16Lが全伸長した時点と異な
り、シリンダ7Rの接地は視認できるため、停止可能で
ある。)次いで、オペレータはコントロールレバー13
Lを手前に倒してコントロールバルブ10Lをハ位置に
し、圧油をシリンダ7Lの伸室8Lに供給しシリンダ7
Lの左のロッド16Lを接地するまで伸長させる。この
ようにして路面段差D分を調整した後、再度コントロー
ルレバー13を手前に倒してコントロールバルブ10を
ハ位置とし、左右のロッド16L、16Rを同時に伸長
させるる。伸長を続けると、左のシリンダ7Lのロッド
16Lが右のシリンダ7Rのロッド16Rより先に全伸
長し停止する。すると分流集合弁20の機能によりシリ
ンダ7Rの伸室8Rへの圧油の供給も停止され、ロッド
16Rの伸長が停止する。従って、車体4には左右の傾
きが発生せず水平が保たれる。
すように、シリンダ7L、7Rの各伸室8L、8Rへ圧
力差に関係なく同油量を分流集合させる分流集合弁20
を、伸油路11の途中に設け、且つ、左のシリンダ7L
と右のシリンダ7Rとをそれぞれ独立して操作するコン
トロールバルブ10L、10Rを設けたものがある。こ
のジャッキ制御装置では、先ず、オペレータがコントロ
ールレバー13を手前に倒してコントロールバルブ10
をハ位置にすると、油圧ポンプ14から圧油が分流集合
弁20、パイロットチェックバルブ15L、15Rを通
ってシリンダ7L、7Rの伸室8L、8Rに供給され、
ジャッキ装置3の左右のロッド16L、16Rが同時に
伸長する。右側が高い路面段差Dがあれば、右のシリン
ダ7Rのロッド16Rが、左のシリンダ7Lのロッド1
6Lより早く路面6に接地する。この時点で、コントロ
ールバルブ10を操作してシリンダ7L、7Rの伸長を
停止させる。(伸長を停止させないと分流集合弁20の
機能により左右のロッド16L、16Rはそのまま同調
して伸長を続けるので車体4が左に傾き危険であるが、
シリンダ7Lのロッド16Lが全伸長した時点と異な
り、シリンダ7Rの接地は視認できるため、停止可能で
ある。)次いで、オペレータはコントロールレバー13
Lを手前に倒してコントロールバルブ10Lをハ位置に
し、圧油をシリンダ7Lの伸室8Lに供給しシリンダ7
Lの左のロッド16Lを接地するまで伸長させる。この
ようにして路面段差D分を調整した後、再度コントロー
ルレバー13を手前に倒してコントロールバルブ10を
ハ位置とし、左右のロッド16L、16Rを同時に伸長
させるる。伸長を続けると、左のシリンダ7Lのロッド
16Lが右のシリンダ7Rのロッド16Rより先に全伸
長し停止する。すると分流集合弁20の機能によりシリ
ンダ7Rの伸室8Rへの圧油の供給も停止され、ロッド
16Rの伸長が停止する。従って、車体4には左右の傾
きが発生せず水平が保たれる。
【0010】オペレータがコントロールレバー13を向
側に倒してコントロールバルブ10をイ位置にすると、
油圧ポンプ14から圧油がパイロットチェックバルブ1
5L、15Rを通ってシリンダ7L、7Rの縮室9L、
9Rに供給され、左右のロッド16L、16Rが同時に
縮小する。右のロッド16Rは路面段差D分だけ左のロ
ッド16Lより先に全縮小終端に達し停止する。ロッド
16Rが停止すると、分流集合弁20の機能により左の
シリンダ7Lの伸室8Lからの戻り油が分流集合弁20
を通過できなくなるため、左のロッド16Lの縮小も停
止する。
側に倒してコントロールバルブ10をイ位置にすると、
油圧ポンプ14から圧油がパイロットチェックバルブ1
5L、15Rを通ってシリンダ7L、7Rの縮室9L、
9Rに供給され、左右のロッド16L、16Rが同時に
縮小する。右のロッド16Rは路面段差D分だけ左のロ
ッド16Lより先に全縮小終端に達し停止する。ロッド
16Rが停止すると、分流集合弁20の機能により左の
シリンダ7Lの伸室8Lからの戻り油が分流集合弁20
を通過できなくなるため、左のロッド16Lの縮小も停
止する。
【0011】そこで、コントロールレバー13をロ位置
に戻し、コントロールレバー13Lを向側に倒してコン
トロールバルブ10Lをイ位置にし、圧油をシリンダ7
Lの縮室9Lに供給し、伸室8Lからの戻り油は分流集
合弁20を通過させずに直接コントロールバルブ10L
に戻し、ロッド16Lを全縮小させる。左側が高い路面
段差Dがあれば、調整はコントロールバルブ10Rで行
われる。
に戻し、コントロールレバー13Lを向側に倒してコン
トロールバルブ10Lをイ位置にし、圧油をシリンダ7
Lの縮室9Lに供給し、伸室8Lからの戻り油は分流集
合弁20を通過させずに直接コントロールバルブ10L
に戻し、ロッド16Lを全縮小させる。左側が高い路面
段差Dがあれば、調整はコントロールバルブ10Rで行
われる。
【0012】このように、このジャッキ制御装置は、路
面段差Dがあっても確実に車体4を水平にできるが、伸
長時及び縮小時に路面段差D分の調整をコントロールレ
バー13L、13Rで別に行わねばならず面倒である。
また、分流集合弁20及びコントロールバルブ10L、
10Rを付加するため構成が複雑でコストが嵩むという
欠点がある。
面段差Dがあっても確実に車体4を水平にできるが、伸
長時及び縮小時に路面段差D分の調整をコントロールレ
バー13L、13Rで別に行わねばならず面倒である。
また、分流集合弁20及びコントロールバルブ10L、
10Rを付加するため構成が複雑でコストが嵩むという
欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、重機械運搬
車両のジャッキ制御装置におけるかかる問題を解決する
ものであって、構造が簡単で操作が容易であり、車体を
確実に水平にすることができる重機械運搬車両のジャッ
キ制御装置を提供することを目的とする。
車両のジャッキ制御装置におけるかかる問題を解決する
ものであって、構造が簡単で操作が容易であり、車体を
確実に水平にすることができる重機械運搬車両のジャッ
キ制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、荷台の前方
にジャッキ装置を備え、ジャッキ装置を伸長させること
により車体を後方に傾斜させて、重機械の積込み又は積
卸しを行う重機械運搬車両において、左右のジャッキ装
置が、アウターボックスと、アウターボックスに摺動可
能に嵌挿されたインナーボックスと、伸縮用のシリンダ
とを備えており、このシリンダの伸室と縮室とに、コン
トロールバルブから、伸油路と縮油路をそれぞれ接続
し、伸油路の途中には電磁弁を設け、コントロールバル
ブには、油圧ポンプと伸油路とを連通させる位置でクロ
ーズとなるノーマルオープンの伸操作検出スイッチを設
け、アウターボックスには、シリンダが全伸長したと
き、インナーボックスに設けたプレートと衝接してオー
プンとなるノーマルクローズの全伸長検出スイッチを設
けて、伸操作検出スイッチと全伸長検出スイッチとを直
列に、電源と電磁弁との間に接続してジャッキ制御装置
を構成することにより、上記課題を解決している。
にジャッキ装置を備え、ジャッキ装置を伸長させること
により車体を後方に傾斜させて、重機械の積込み又は積
卸しを行う重機械運搬車両において、左右のジャッキ装
置が、アウターボックスと、アウターボックスに摺動可
能に嵌挿されたインナーボックスと、伸縮用のシリンダ
とを備えており、このシリンダの伸室と縮室とに、コン
トロールバルブから、伸油路と縮油路をそれぞれ接続
し、伸油路の途中には電磁弁を設け、コントロールバル
ブには、油圧ポンプと伸油路とを連通させる位置でクロ
ーズとなるノーマルオープンの伸操作検出スイッチを設
け、アウターボックスには、シリンダが全伸長したと
き、インナーボックスに設けたプレートと衝接してオー
プンとなるノーマルクローズの全伸長検出スイッチを設
けて、伸操作検出スイッチと全伸長検出スイッチとを直
列に、電源と電磁弁との間に接続してジャッキ制御装置
を構成することにより、上記課題を解決している。
【0015】
【作用】伸長の際、コントロールバルブが油圧ポンプと
伸油路とを連通させる位置に操作されると、伸操作検出
スイッチがクローズとなり、電磁弁が通電されて切換わ
り、油圧ポンプからの圧油が電磁弁を通ってシリンダの
伸室に供給され、縮室からの戻り油はタンクに戻るため
左右のシリンダのロッドが同時に同調して伸長する。
伸油路とを連通させる位置に操作されると、伸操作検出
スイッチがクローズとなり、電磁弁が通電されて切換わ
り、油圧ポンプからの圧油が電磁弁を通ってシリンダの
伸室に供給され、縮室からの戻り油はタンクに戻るため
左右のシリンダのロッドが同時に同調して伸長する。
【0016】路面に右側が高い路面段差があれば、右の
シリンダのロッドが、左のシリンダのロッドより早く路
面に接地する。先に接地した右のシリンダの伸室の内部
圧力は、左のシリンダの伸室の内部圧力より高くなるた
め、圧油は内部圧力の低い左のシリンダの伸室に流れ、
右のシリンダの伸室への流れは止まる。よって、右のシ
リンダのロッドの伸長は停止し、左のシリンダのロッド
のみが伸長を続ける。路面段差の分だけ左のシリンダの
ロッドが伸長すると、ロッドは路面に接地する。
シリンダのロッドが、左のシリンダのロッドより早く路
面に接地する。先に接地した右のシリンダの伸室の内部
圧力は、左のシリンダの伸室の内部圧力より高くなるた
め、圧油は内部圧力の低い左のシリンダの伸室に流れ、
右のシリンダの伸室への流れは止まる。よって、右のシ
リンダのロッドの伸長は停止し、左のシリンダのロッド
のみが伸長を続ける。路面段差の分だけ左のシリンダの
ロッドが伸長すると、ロッドは路面に接地する。
【0017】ロッドの路面への接地により、右のシリン
ダの伸室の内部圧力と、左のシリンダの伸室の内部圧力
とは等しくなり、左右のロッドは再び同時に同調して伸
長する。伸長を続けると、左のシリンダのロッドが右の
シリンダのロッドより先に全伸長する。この時点で左の
シリンダの全伸長検出スイッチがインナーボックスに設
けたプレートと衝接してオープンとなり、電磁弁への通
電がカットされて、電磁弁のスプールはノーマル位置に
戻る。そこで、シリンダの伸室に供給されていた圧油は
タンク側へ流れるようになり、シリンダも伸長を停止し
伸長行程が終了する。
ダの伸室の内部圧力と、左のシリンダの伸室の内部圧力
とは等しくなり、左右のロッドは再び同時に同調して伸
長する。伸長を続けると、左のシリンダのロッドが右の
シリンダのロッドより先に全伸長する。この時点で左の
シリンダの全伸長検出スイッチがインナーボックスに設
けたプレートと衝接してオープンとなり、電磁弁への通
電がカットされて、電磁弁のスプールはノーマル位置に
戻る。そこで、シリンダの伸室に供給されていた圧油は
タンク側へ流れるようになり、シリンダも伸長を停止し
伸長行程が終了する。
【0018】左側が高い路面段差があればこの逆とな
る。このように、路面段差があってもシリンダの段差分
の伸長は行われないため、車体は左右に傾くことはなく
水平に維持される。縮小の際、コントロールバルブが油
圧ポンプと伸油路とを連通させる位置に操作されると、
油圧ポンプから圧油がシリンダの縮室に供給され、伸室
からの戻り油は電磁弁を通ってタンクに戻るため、左右
のロッドが同時に同調して縮小する。このとき、伸操作
検出スイッチはオープンとなっているので、全伸長検出
スイッチがインナーボックスの縮小でクローズとなって
も、電磁弁のスプールはノーマル位置に保持されてい
る。右のロッドが路面段差の分だけ先に全縮小すると、
圧油は左の縮室のみに流れ、左のロッドが全縮小し終端
に達して縮小行程が終了する。
る。このように、路面段差があってもシリンダの段差分
の伸長は行われないため、車体は左右に傾くことはなく
水平に維持される。縮小の際、コントロールバルブが油
圧ポンプと伸油路とを連通させる位置に操作されると、
油圧ポンプから圧油がシリンダの縮室に供給され、伸室
からの戻り油は電磁弁を通ってタンクに戻るため、左右
のロッドが同時に同調して縮小する。このとき、伸操作
検出スイッチはオープンとなっているので、全伸長検出
スイッチがインナーボックスの縮小でクローズとなって
も、電磁弁のスプールはノーマル位置に保持されてい
る。右のロッドが路面段差の分だけ先に全縮小すると、
圧油は左の縮室のみに流れ、左のロッドが全縮小し終端
に達して縮小行程が終了する。
【0019】シリンダを全伸長すると伸室にこもり圧が
生じ高圧になるため、全伸長状態から縮小操作するとき
パイロットチェックバルブに大きな負担がかかるが、全
伸長検出スイッチの位置を全伸長の手前でセットすれ
ば、こもり圧の発生はなく伸長状態から縮小操作すると
きパイロットチェックバルブの負担が小さく、滑らかに
作動できる。
生じ高圧になるため、全伸長状態から縮小操作するとき
パイロットチェックバルブに大きな負担がかかるが、全
伸長検出スイッチの位置を全伸長の手前でセットすれ
ば、こもり圧の発生はなく伸長状態から縮小操作すると
きパイロットチェックバルブの負担が小さく、滑らかに
作動できる。
【0020】また、全伸長検出スイッチの位置を変更す
ることによりシリンダのストロークを変更し、車体の後
方への傾斜を任意に設定できる。
ることによりシリンダのストロークを変更し、車体の後
方への傾斜を任意に設定できる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例である重機械運搬車
両のジャッキ制御装置の油圧回路図、図2はその電気回
路図である。この実施例において、左右のジャッキ装置
3L、3Rは、アウターボックス21L、21Rと、ア
ウターボックス21L、21Rに摺動可能に嵌挿された
インナーボックス22L、22Rと、伸縮用のシリンダ
7L、7Rとを備えている。左右のシリンダ7L、7R
は、その伸室8L、8Rと縮室9L、9Rとに、コント
ロールバルブ10から、パイロットチェックバルブ15
L、15Rと同調弁17L、17Rとを介して、伸油路
11と縮油路12がそれぞれ接続されている。また、伸
油路11の途中には、電磁弁32が設けられている。
両のジャッキ制御装置の油圧回路図、図2はその電気回
路図である。この実施例において、左右のジャッキ装置
3L、3Rは、アウターボックス21L、21Rと、ア
ウターボックス21L、21Rに摺動可能に嵌挿された
インナーボックス22L、22Rと、伸縮用のシリンダ
7L、7Rとを備えている。左右のシリンダ7L、7R
は、その伸室8L、8Rと縮室9L、9Rとに、コント
ロールバルブ10から、パイロットチェックバルブ15
L、15Rと同調弁17L、17Rとを介して、伸油路
11と縮油路12がそれぞれ接続されている。また、伸
油路11の途中には、電磁弁32が設けられている。
【0022】同調弁17L、17Rは、伸油路11側に
チェック弁gと絞りeを並列に設け、縮油路12側に絞
りfを設けたものであり、伸縮時に戻り油を絞ることに
より、左右のシリンダ7L、7Rを同時に同調して伸縮
させるようになっている。なお、この実施例では、同調
弁17L、17Rをパイロットチェックバルブ15L、
15Rとをそれぞれ一体に形成し、中間の配管を省略し
ている。
チェック弁gと絞りeを並列に設け、縮油路12側に絞
りfを設けたものであり、伸縮時に戻り油を絞ることに
より、左右のシリンダ7L、7Rを同時に同調して伸縮
させるようになっている。なお、この実施例では、同調
弁17L、17Rをパイロットチェックバルブ15L、
15Rとをそれぞれ一体に形成し、中間の配管を省略し
ている。
【0023】コントロールバルブ10には、油圧ポンプ
14と伸油路11とを連通させる位置にコントロールレ
バー13を操作したときクローズとなるノーマルオープ
ンの伸操作検出スイッチ29が設けられている。また、
アウターボックス21L、21Rの下端部には、シリン
ダ7L、7Rが全伸長したとき、インナーボックス22
L、22Rの上端部に設けたプレート31L、31Rと
衝接してオープンとなるノーマルクローズの全伸長検出
スイッチ30L、30Rが設けられている。
14と伸油路11とを連通させる位置にコントロールレ
バー13を操作したときクローズとなるノーマルオープ
ンの伸操作検出スイッチ29が設けられている。また、
アウターボックス21L、21Rの下端部には、シリン
ダ7L、7Rが全伸長したとき、インナーボックス22
L、22Rの上端部に設けたプレート31L、31Rと
衝接してオープンとなるノーマルクローズの全伸長検出
スイッチ30L、30Rが設けられている。
【0024】図2に示すように、伸操作検出スイッチ2
9と全伸長検出スイッチ30L、30Rとは直列に、電
源33と電磁弁32との間に接続されている。また、電
源33と電磁弁32との間には、伸操作検出スイッチ2
9と全伸長検出スイッチ30L、30Rと並列に緊急用
スイッチ34が接続されている。オペレータがコントロ
ールレバー13を手前に倒してコントロールバルブ10
をハ位置にすると、伸操作検出スイッチ29がクローズ
となり、電磁弁32は通電されて切換わり、油圧ポンプ
14からの圧油が電磁弁32、パイロットチェックバル
ブ15L、15R、同調弁17L、17Rを通ってシリ
ンダ7L、7Rの伸室8L、8Rに供給され、縮室9
L、9Rからの戻り油は同調弁17L、17Rを通って
タンク18に戻るため左右のシリンダ7L、7Rのロッ
ド16L、16Rが同時に同調して伸長する。
9と全伸長検出スイッチ30L、30Rとは直列に、電
源33と電磁弁32との間に接続されている。また、電
源33と電磁弁32との間には、伸操作検出スイッチ2
9と全伸長検出スイッチ30L、30Rと並列に緊急用
スイッチ34が接続されている。オペレータがコントロ
ールレバー13を手前に倒してコントロールバルブ10
をハ位置にすると、伸操作検出スイッチ29がクローズ
となり、電磁弁32は通電されて切換わり、油圧ポンプ
14からの圧油が電磁弁32、パイロットチェックバル
ブ15L、15R、同調弁17L、17Rを通ってシリ
ンダ7L、7Rの伸室8L、8Rに供給され、縮室9
L、9Rからの戻り油は同調弁17L、17Rを通って
タンク18に戻るため左右のシリンダ7L、7Rのロッ
ド16L、16Rが同時に同調して伸長する。
【0025】路面6に右側が高い路面段差Dがあれば、
右のシリンダ7Rのロッド16Rが、左のシリンダ7L
のロッド16Lより早く路面6に接地する。先に接地し
た右のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力は、左のシリ
ンダ7Lの伸室8Lの内部圧力より高くなるため、圧油
は内部圧力の低い左のシリンダ7Lの伸室8Lに流れ、
右のシリンダ7Rの伸室8Rへの流れは止まる。よっ
て、右のシリンダ7Rのロッド16Rの伸長は停止し、
左のシリンダ7Lのロッド16Lのみが伸長を続ける。
路面段差Dの分だけ左のシリンダ7Lのロッド16Lが
伸長すると、ロッド16Lは路面6に接地する。
右のシリンダ7Rのロッド16Rが、左のシリンダ7L
のロッド16Lより早く路面6に接地する。先に接地し
た右のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力は、左のシリ
ンダ7Lの伸室8Lの内部圧力より高くなるため、圧油
は内部圧力の低い左のシリンダ7Lの伸室8Lに流れ、
右のシリンダ7Rの伸室8Rへの流れは止まる。よっ
て、右のシリンダ7Rのロッド16Rの伸長は停止し、
左のシリンダ7Lのロッド16Lのみが伸長を続ける。
路面段差Dの分だけ左のシリンダ7Lのロッド16Lが
伸長すると、ロッド16Lは路面6に接地する。
【0026】ロッド16Lの路面6への接地により、右
のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力と、左のシリンダ
7Lの伸室8Lの内部圧力とは等しくなり、左右のロッ
ド16L、16Rは再び同時に同調して伸長する。伸長
を続けると、左のシリンダ7Lのロッド16Lが右のシ
リンダ7Rのロッド16Rより先に全伸長する。この時
点で左のシリンダ7Lの全伸長検出スイッチ30Lがイ
ンナーボックス22Lの上端部に設けたプレート31L
と衝接してオープンとなり、電磁弁32への通電がカッ
トされて、電磁弁32のスプールはノーマル位置に戻
る。そこで、シリンダ7L、7Rの伸室8L、8Rに供
給されていた圧油はタンク18側へ流れるようになり、
シリンダ7Rも伸長を停止し伸長行程が終了する。
のシリンダ7Rの伸室8Rの内部圧力と、左のシリンダ
7Lの伸室8Lの内部圧力とは等しくなり、左右のロッ
ド16L、16Rは再び同時に同調して伸長する。伸長
を続けると、左のシリンダ7Lのロッド16Lが右のシ
リンダ7Rのロッド16Rより先に全伸長する。この時
点で左のシリンダ7Lの全伸長検出スイッチ30Lがイ
ンナーボックス22Lの上端部に設けたプレート31L
と衝接してオープンとなり、電磁弁32への通電がカッ
トされて、電磁弁32のスプールはノーマル位置に戻
る。そこで、シリンダ7L、7Rの伸室8L、8Rに供
給されていた圧油はタンク18側へ流れるようになり、
シリンダ7Rも伸長を停止し伸長行程が終了する。
【0027】左側が高い路面段差があればこの逆とな
る。このように、路面段差があってもシリンダ7L、7
Rの段差分の伸長は行われないため、車体4は左右に傾
くことはなく水平に維持される。オペレータがコントロ
ールレバー13を向側に倒してコントロールバルブ10
をイ位置にすると、油圧ポンプ14から圧油がパイロッ
トチェックバルブ15L、15R、同調弁17L、17
Rを通ってシリンダ7L、7Rの縮室9L、9Rに供給
され、伸室8L、8Rからの戻り油は同調弁17L、1
7R、パイロットチェックバルブ15L、15R、電磁
弁32を通ってタンク18に戻るため、左右のロッド1
6L、16Rが同時に同調して縮小する。このとき、伸
操作検出スイッチ29はオープンとなっているので、全
伸長検出スイッチ30Lがインナーボックス22Lの上
昇でクローズとなっても、電磁弁32のスプールはノー
マル位置に保持されている。右のロッド16Rが路面段
差Dの分だけ先に全縮小すると、圧油は左の縮室9Lの
みに流れ、左のロッド16Lが全縮小し終端に達して縮
小行程が終了する。
る。このように、路面段差があってもシリンダ7L、7
Rの段差分の伸長は行われないため、車体4は左右に傾
くことはなく水平に維持される。オペレータがコントロ
ールレバー13を向側に倒してコントロールバルブ10
をイ位置にすると、油圧ポンプ14から圧油がパイロッ
トチェックバルブ15L、15R、同調弁17L、17
Rを通ってシリンダ7L、7Rの縮室9L、9Rに供給
され、伸室8L、8Rからの戻り油は同調弁17L、1
7R、パイロットチェックバルブ15L、15R、電磁
弁32を通ってタンク18に戻るため、左右のロッド1
6L、16Rが同時に同調して縮小する。このとき、伸
操作検出スイッチ29はオープンとなっているので、全
伸長検出スイッチ30Lがインナーボックス22Lの上
昇でクローズとなっても、電磁弁32のスプールはノー
マル位置に保持されている。右のロッド16Rが路面段
差Dの分だけ先に全縮小すると、圧油は左の縮室9Lの
みに流れ、左のロッド16Lが全縮小し終端に達して縮
小行程が終了する。
【0028】この実施例では、電源33と伸操作検出ス
イッチ29と全伸長検出スイッチ30L、30Rと電磁
弁32との間の配線は、ビニール信号線を使用している
ため断線生ずるおそれがあるが、断線発生時は電磁弁3
2への通電がカットされるので、伸長は停止する。この
ときには、緊急用スイッチ34を操作することにより電
磁弁32を制御することができる。
イッチ29と全伸長検出スイッチ30L、30Rと電磁
弁32との間の配線は、ビニール信号線を使用している
ため断線生ずるおそれがあるが、断線発生時は電磁弁3
2への通電がカットされるので、伸長は停止する。この
ときには、緊急用スイッチ34を操作することにより電
磁弁32を制御することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の重機械運
搬車両のジャッキ制御装置は、構造が簡単で操作が容易
であり、レバー1本の操作であらゆる路面状況下におい
て車両を確実に左右水平に維持し安全を確保することが
できる。また、全伸長検出スイッチの位置を変更するこ
とによりシリンダのストロークを変更し、車体の後方へ
の傾斜を任意に設定できる。
搬車両のジャッキ制御装置は、構造が簡単で操作が容易
であり、レバー1本の操作であらゆる路面状況下におい
て車両を確実に左右水平に維持し安全を確保することが
できる。また、全伸長検出スイッチの位置を変更するこ
とによりシリンダのストロークを変更し、車体の後方へ
の傾斜を任意に設定できる。
【図1】本発明の一実施例である重機械運搬車両のジャ
ッキ制御装置の油圧回路図である。
ッキ制御装置の油圧回路図である。
【図2】重機械運搬車両のジャッキ制御装置の電気回路
図である。
図である。
【図3】重機械運搬車両の側面図である。
【図4】従来の重機械運搬車両のジャッキ制御装置の油
圧回路図である。
圧回路図である。
【図5】従来の重機械運搬車両のジャッキ制御装置の油
圧回路図である。
圧回路図である。
1 重機械運搬車両 3 ジャッキ装置 4 車体 6 路面 7L シリンダ 7R シリンダ 8L 伸室 8R 伸室 9L 縮室 9R 縮室 10 コントロールバルブ 11 伸油路 12 縮油路 14 油圧ポンプ 21L アウターボックス 21R アウターボックス 22L インナーボックス 22R インナーボックス 29 伸操作検出スイッチ 30L 全伸長検出スイッチ 30R 全伸長検出スイッチ 32 電磁弁 33 電源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】左側が高い路面段差があればこの逆とな
る。このように、路面段差があってもシリンダの段差分
の伸長は行われないため、車体は左右に傾くことはなく
水平に維持される。縮小の際、コントロールバルブが油
圧ポンプと縮油路とを連通させる位置に操作されると、
油圧ポンプから圧油がシリンダの縮室に供給され、伸室
からの戻り油は電磁弁を通ってタンクに戻るため、左右
のロッドが同時に同調して縮小する。このとき、伸操作
検出スイッチはオープンとなっているので、全伸長検出
スイッチがインナーボックスの縮小でクローズとなって
も、電磁弁のスプールはノーマル位置に保持されてい
る。右のロッドが路面段差の分だけ先に全縮小すると、
圧油は左の縮室のみに流れ、左のロッドが全縮小し終端
に達して縮小行程が終了する。
る。このように、路面段差があってもシリンダの段差分
の伸長は行われないため、車体は左右に傾くことはなく
水平に維持される。縮小の際、コントロールバルブが油
圧ポンプと縮油路とを連通させる位置に操作されると、
油圧ポンプから圧油がシリンダの縮室に供給され、伸室
からの戻り油は電磁弁を通ってタンクに戻るため、左右
のロッドが同時に同調して縮小する。このとき、伸操作
検出スイッチはオープンとなっているので、全伸長検出
スイッチがインナーボックスの縮小でクローズとなって
も、電磁弁のスプールはノーマル位置に保持されてい
る。右のロッドが路面段差の分だけ先に全縮小すると、
圧油は左の縮室のみに流れ、左のロッドが全縮小し終端
に達して縮小行程が終了する。
Claims (1)
- 【請求項1】 荷台の前方に左右2本のジャッキ装置を
備え、該ジャッキ装置を伸長させることにより車体を後
方に傾斜させて、重機械の積込み又は積卸しを行う重機
械運搬車両において、前記左右のジャッキ装置は、アウ
ターボックスと、該アウターボックスに摺動可能に嵌挿
されたインナーボックスと、伸縮用のシリンダとを備え
ており、該シリンダの伸室と縮室とに、コントロールバ
ルブから伸油路と縮油路がそれぞれ接続され、前記伸油
路の途中には電磁弁が設けられ、前記コントロールバル
ブには、油圧ポンプと前記伸油路とを連通させる位置で
クローズとなるノーマルオープンの伸操作検出スイッチ
が設けられ、前記アウターボックスには、シリンダが全
伸長したとき、前記インナーボックスに設けたプレート
と衝接してオープンとなるノーマルクローズの全伸長検
出スイッチが設けられ、伸操作検出スイッチと全伸長検
出スイッチとが直列に、電源と電磁弁との間に接続され
ていることを特徴とする重機械運搬車両のジャッキ制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31347492A JPH06156991A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 重機械運搬車両のジャッキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31347492A JPH06156991A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 重機械運搬車両のジャッキ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156991A true JPH06156991A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18041743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31347492A Pending JPH06156991A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 重機械運搬車両のジャッキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06156991A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008309212A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械におけるアウトリガー制御装置 |
JP2013216312A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-10-24 | Furukawa Unic Corp | 車両重機運搬台車用遠隔操作装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5370286A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-22 | Tadano Tekkosho:Kk | Automatic expansion controller for four or more jacks |
JPS568078A (en) * | 1979-04-26 | 1981-01-27 | Salomon & Fils F | Safety binder for ski |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP31347492A patent/JPH06156991A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5370286A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-22 | Tadano Tekkosho:Kk | Automatic expansion controller for four or more jacks |
JPS568078A (en) * | 1979-04-26 | 1981-01-27 | Salomon & Fils F | Safety binder for ski |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008309212A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械におけるアウトリガー制御装置 |
JP2013216312A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-10-24 | Furukawa Unic Corp | 車両重機運搬台車用遠隔操作装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961217 |