JP3664641B2 - バックホウの油圧装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホウの油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バックホウにおけるフロント装置を駆動するブームシリンダ、アームシリンダ、および、バケットシリンダは、それぞれ制御バルブによって独立的に操作されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
フロント装置を利用した掘削作業の一つとして、ブームを上昇させながらアームを掻き込むことで、アーム先端のバケットで表土を浅くすき取る作業がある。
このすき取り作業では、アームの掻き込み作動に対してブームを少しづつ上昇させる必要がある。この場合、アームを掻き込み作動させるために操作レバーを大きく操作するのに対して、ブームをゆっくり上昇させるためのレバー操作は微妙に行わねばならず、相当の熟練を要する複合操作となるものであり、往々にしてブーム上昇が速くなりがちとなるものであった。特に、フロント装置に圧油を供給するポンプの吐出流量を、作業負荷に基づいて制御するロードセンシングシステムを装備したものにあっては、各バルブセクションを共通構造にするので、スプール開度に対する流量の特性が各バルブセクションで同等となっており、操作レバーを少し動かしてもブームが速く作動するので、ブーム上昇のためのレバー操作が過大となって上げ過ぎになりやすいものであった。
【0004】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、油圧装置の改良によって、フロント作業装置によるすき取り作業を容易に行うことができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の発明の構成、作用、および、効果〕
【0006】
(構成) 請求項1に係る発明のバックホウの油圧装置は、フロント装置に圧油を供給するポンプの吐出流量を、作業負荷に基づいて制御するロードセンシングシステムを装備してあるバックホウの油圧装置であって、
ブームシリンダの制御バルブの下手側の油路と、アームシリンダの制御バルブよりも下手側の油路とにわたってバイパス路を設けるとともに、ブームの上昇操作とアームの掻き込み操作が同時に行われたことを検知する検知手段を備え、
前記検知手段による同時操作の検知に基づいて、ブームシリンダの上昇駆動側油路に供給される圧油の一部を抜き出してアームシリンダの掻き込み駆動側の油路に合流させることによりブームの上昇速度を抑制するバルブ装置を、前記バイパス路に備えてあることを特徴とする。
【0007】
(作用) 上記構成によると、ブームの上昇操作とアームの掻き込み操作を同時に行うと、同じバルブ開度でも、ブーム上昇速度が、ブームを単独操作する時の上昇速度よりも遅くなる。
【0008】
また、上記構成によると、ブームの上昇操作とアームの掻き込み操作を同時に行うと、ブーム上昇速度が、ブームを単独操作する時の上昇速度よりも遅くなるとともに、アーム掻き込み速度が、アームを単独操作する時の上昇速度よりも速くなる。
【0009】
そして、上記構成によると、ブームセクションおよびアームセクションを共通構造にしたロードセンシングシステムを導入することによって、スプール開度に対する流量の特性が各セクションで同等となっていても、ブームの上昇操作とアームの掻き込み操作を同時に行うすき取り作業においては、ブームの上昇側のみの流量特性が低下する。
【0010】
(効果) 従って、請求項1の発明によると、すき取り作業に要求される微妙なブーム上昇操作が行いやすくなり、経験の浅い作業者でも仕上がりのよいすき取り作業が可能となる。
【0011】
また、仕上がりの良好なすき取り作業を能率よく行うのに有効となる。
【0012】
さらに、ロードセンシングシステムの導入によって、作業負荷に応じた圧油供給によって動力の節約と操作性を向上することができるとともに、経験の浅い作業者でも精度の高いすき取り作業を容易に行うことが可能となる。
【0013】
〔請求項2の発明の構成、作用、および、効果〕
【0014】
(構成) 請求項2に係る発明のバックホウの油圧装置は、請求項1の発明において、ブームシリンダおよびアームシリンダの制御バルブをそれぞれパイロット操作式に構成し、ブームシリンダの制御バルブに対するブーム上昇側のパイロット圧と、アームシリンダの制御バルブに対するアーム掻き込み側のパイロット圧が共に立ったことを検知して、前記バルブ装置をブーム上昇抑制状態に切換えるように構成してある。
【0015】
(作用) 上記構成によると、ブームの上昇操作とアームの掻き込み操作を同時に行うと、制御バルブ操作用のパイロット圧の立ち上がりに基づいてバルブ装置がブーム上昇抑制状態に切換えられ、微妙なブーム上昇操作が可能となる。この場合、パイロット油路は任意に配備できるので、パイロット圧の立ち上がりの検出位置も任意に設定できる。
【0016】
(効果) 従って、請求項2の発明によると、例えば、制御バルブに対する操作レバーの変位や、制御バルブのスプールの変位をリミットスイッチなどで検知して同様な切換え制御を行う場合に比較して、検知手段の設置位置の自由度が大きくなり、他装置の邪魔にならない箇所や部位を比較的自由に設定でき、実用上に有利となる。
【0017】
〔請求項3の発明の構成、作用、および、効果〕
【0018】
(構成) 請求項3に係る発明のバックホウの油圧装置は、請求項2の発明において、前記バルブ装置をパイロット操作式に構成し、ブームシリンダの制御バルブに対するブーム上昇側のパイロット圧と、アームシリンダの制御バルブに対するアーム掻き込み側のパイロット圧との双方を利用して、前記バルブ装置をブーム上昇抑制状態に切換えるように構成してある。
【0019】
(作用) 上記構成によると、パイロット圧がすき取り作業状態を検知する信号であるとともに、バルブ装置を切換え作動させる駆動源となる。
【0020】
(効果) 従って、請求項3の発明によると、すき取り作業状態を検知する信号回路とバルブ装置を作動させる駆動回路とを装備して、電磁切換え式に構成したバルブ装置を操作する場合に比較して、構造簡単に実施することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】
図1に、バックホウの全体側面図が示されている。このバックホウは、左右一対のクローラ型走行装置1L,1Rを装備した走行機台2の上部に、エンジン3および搭乗運転部4が装備された旋回台5が縦軸心X1 周りに全旋回可能に搭載され、この旋回台5の前部に、ブーム6、アーム7、および、バケット8を順次連結してなるフロント作業装置9が装備されるとともに、走行機台2の前部にドーザ作業用の排土板10が装備されている。
【0026】
左右の走行装置1L,1Rは、それぞれ走行用油圧モータML,MRによって正逆転駆動されるとともに、旋回台3は旋回用油圧モータMTによって左右に旋回駆動されるようになっている。フロント作業装置6のブーム6、アーム7、および、バケット8は、それぞれブームシリンダC1 、アームシリンダC2 、および、バケットシリンダC3 によって駆動されるとともに、フロント作業装置9全体がスイングシリンダC4 によって、旋回台3に対して縦軸心X2 周りに左右に揺動駆動されるようになっている。また、排土板10は、ドーザシリンダC5 によって上下駆動されるようになっている。
【0027】
図2に、上記した各種の油圧アクチュエータを駆動する油圧回路の全体が、また、図3にその概略がそれぞれ示されている。図において、V1 は旋回用の制御バルブ、V2 は左走行用の制御バルブ、V3 は右走行用の制御バルブ、V4 はドーザ用の制御バルブ、V5 はアーム用の制御バルブ、V6 はブーム用の制御バルブ、V7 はバケット用の制御バルブ、V8 はスイング用の制御バルブ、V9 は補助作業用の制御バルブであり、左右の走行用の制御バルブV2 ,V3 は運転座席11前方の操縦塔12に配備された左右の走行レバー13L,13Rによってそれぞれ直接にスプールを切換え操作する人為操作式のものが採用されるとともに、ドーザ用、スイング用、および、補助作業用の各制御バルブV4 ,V8 ,V9 はレバー操作やペダル操作によって直接にスプールを操作する人為操作式のものが採用され、また、旋回用、アーム用、ブーム用、および、バケット用の各制御バルブV1 ,V5 ,V6 ,V7 は、油圧パイロット操作式のものが採用され、操縦塔12に十字操作可能に配備された左右一対の作業用レバー14L,14Rによって操作されるパイロットバルブPV1 ,PV2 から供給されるパイロット圧によって、レバー操作量に応じた開度に操作されるようになっている。なお、前記制御バルブV1 〜V9 のバルブブロック群は、インレット用ブロックB1 、アウトレット用ブロックB2 、および、スペースブロックB3 ともに並列されて互いに連結されて内部油路によって接続されている。
【0028】
作業用の主ポンプP1 と、パイロット圧供給用のパイロットポンプP2 とを備えた圧油供給部15がエンジン3によって駆動されるようになっている。この主ポンプP1 は、斜板の角度変更によって吐出量を変更可能な可変容量型のものが使用されており、その吐出油が油路aを介してインレットブロックB1 に供給されたのち、各制御バルブV1 〜V9 に供給される。また、パイロットポンプP2 は、定容量のギヤポンプが使用されており、その吐出圧が油路bを介してアンロード部19に供給されたのち、パイロットバルブPV1 ,PV2 の一次側油路cにパイロット元圧として供給されている。
【0029】
アンロード部19は、レバーロック用のアンロードバルブV10と、高速走行切換え用のアンロードバルブV11とが並列配備されている。アンロードバルブV10は、搭乗運転部4への乗降通路を横切って開閉する牽制レバー27に電気的に連係されており、牽制レバー27を振り上げて乗降通路を開放した状態では、図示のようにアンロード位置の付勢保持され、パイロットバルブPV1 ,PV2 の一次側油路cがドレンされて、作業用レバー14L,14Rを操作しても制御バルブV1 ,V5 ,V6 ,V7 を切換え操作することができない状態、つまり、レバーロック状態がもたらされる。また、作業者が運転座席11に搭乗した後、乗降通路を横切る位置にまで牽制レバー27を降ろすと、これが電気的に検出されて図示と逆の位置に切換えられ、パイロットバルブPV1 ,PV2 の一次側油路cへのパイロット元圧の供給が行われ、制御バルブV1 ,V5 ,V6 ,V7 の切換え操作が可能となる。
【0030】
また、図3に示すように、パイロットバルブPV1 ,PV2 の一次側油路cは、旋回用モータMTに備えたネガティブ・ブレーキNBの解除用の油路eにも連通されており、レバーロック用のアンロードバルブV10がアンロード位置にあるレバーロック時には、ネガティブ・ブレーキNBの解除用油路eがドレンされるので、旋回台5も旋回不能にロックされることになる。
【0031】
また、高速走行切換え用のアンロードバルブV11は、移動走行の際に走行用モータML,MRを高速状態に切換えるためのものであり、常態では図示のようにアンロード位置にある。左右の走行用モータML,MRは、の斜板角の変更によって高低2段の変速が可能なアキシャルプランジャ型の可変容量モータが利用されており、モータケーシングに組込んだシリンダ28L,28Rに圧油を供給することで「高速」が、また、シリンダ28L,28Rから排油することで「低速」がもたらされるよう構成されている。そして、シリンダ28L,28Rを作動制御する流路切換えバルブV12,V13の操作用パイロット油路fがアンロードバルブV11に連通接続されている。
【0032】
これによると、通常は、アンロードバルブV11は図示のアンロード位置に付勢保持されており、パイロット油路fがドレンされることで流路切換えバルブV12,V13は図示した「低速」にある。そして、操縦塔12の横側下部に配備した増速ペダル29を踏み込み操作すると、これが電気的に検出されてアンロードバルブV11が逆位置に切換えられ、パイロット油路fに圧が立って流路切換えバルブV12,V13が図示の位置から逆位置に切換えられる。流路切換えバルブV12,V13が逆位置に切換えられた状態では、モータ駆動用の高圧側油路の油圧によってシリンダ28L,28Rが駆動されて、モータ斜板が高速位置に操作されるのである。
【0033】
主ポンプP1 は、ロードセンシングシステムによって吐出流量が制御されるようになっており、その流量制御部16が圧油供給部15に隣接して備えられている。流量制御部16には流量補償用バルブV14が装備されるとともに、圧油供給部15には、ポンプP1 を流量調節するための流量補償用ピストンAcが備えられ、流量補償用バルブV12によって流量補償用ピストンAcが作動制御されるようになっている。そして、主ポンプP1 の吐出圧PPSと、各セクションにおける負荷検出ラインのうちの最高負加圧を取出した制御信号圧PLSとが、それぞれインレットブロックB1 から導出された信号ラインL1 ,L2 を介して流量補償用バルブV14に印加されるようになっており、周知のように、吐出圧PPSと制御信号圧PLSとの差が設定値(制御差圧)に維持されるように、流量補償用ピストンAcを介してポンプP1 の吐出流量が制御される。
【0034】
ロードセンシングシステムは、作業負荷圧に応じてポンプ吐出量を制御して、負荷に必要とされる油圧動力をポンプから吐出させることで、動力の節約と操作性を向上することができるシステムであり、この例では、各制御バルブV1 〜V9 のスプールの後にそれぞれ圧力補償バルブCVが接続されたアフターオリフィス型のロードセンシングシステムが利用されている。
【0035】
なお、この例では、ロードセンシングシステムのアンロードバルブV15と主リリーフバルブV16が、インレット用ブロックB1 に組込まれている。また、流量制御部16における流量補償用バルブV14に設定される制御差圧は、図3中に示すように、バネ17と差圧ピストン18とによって与えられるようになっており、エンジン3の回転速度が高くなってパイロットポンプP2 の吐出量が多いなると、差圧ピストン18によって与えられる制御差圧成分が大きくなって、主ポンプP1 の流量が多い目に制御され、逆に、エンジン3の回転速度が低くなってパイロットポンプP2 の吐出量が少なくなると、差圧ピストン18によって与えられる制御差圧成分が小さくなって、主ポンプP1 の流量が少ない目に制御されるのである。
【0036】
また、このバックホウでは、エンジン3のアクセル装置を自動的に操作するオートアイドリング制御システムが備えられている。すなわち、図4に示すように、エンジン3のガバナ21は、電磁ソレノイドやモータなどの電気アクチュエータ22によって操作されるようになっており、この電気アクチュエータ22を作動制御する制御装置23に、搭乗運転部4に備えたポテンショメータ利用のアクセル設定器24と、バルブ作動検出用パイロット油路gの圧を検知する圧力スイッチ25とが接続されている。
【0037】
バルブ作動検出用パイロット油路gは、制御バルブV1 〜V9 の各スプールに直列に連通されてその下流が排油路dに連通接続されるとともに、バルブ作動検出用パイロット油路gの上流は、パイロットポンプP2 の油路bから分岐導出された油路hに絞りsを介して接続されている。従って、制御バルブV1 〜V9 の全てが中立にある状態では、バルブ作動検出用パイロット油路gは排油路dに連通されて、その圧力がほとんど零にまで低下するとともに、制御バルブV1 〜V9 のうちのいずれか一つでも操作されると、バルブ作動検出用パイロット油路gの排油路dへの連通が断たれて、油路gの圧力がパイロットポンプP2 の元圧近くにまで上昇することになり、このバルブ作動検出用パイロット油路gに圧が立っているか否かを圧力スイッチ25で検知することで、制御バルブが操作されているかどうかを判別している。
【0038】
従って、運転者がアクセル設定器24を作業用の任意の高速位置に設定した状態において、制御バルブV1 〜V9 の全てが中立にあると、バルブ作動検出用パイロット油路gの圧油が排油路dに流出して大きく低下するために、圧力スイッチ25は感圧作動することがなく、この状態では、ガバナ21は予め設定されているアイドリング位置にまで電気アクチュエータ22によって自動的にアクセルダウン制御される。そして、作業が開始されて制御バルブV1 〜V9 のうちのいずれか一つでも操作されると、バルブ作動検出用パイロット油路gに圧が立ち、これが圧力スイッチ25で検知される。圧力スイッチ25が感圧作動すると、ガバナ21はアクセル設定器24で設定された高速位置まで電気アクチュエータ22によって自動的にアクセルアップ制御される。つまり、フロント作業および走行が行われていない非作業時には、エンジン3の回転数を自動的に所定のアイドリング回転にまで落として騒音の低減および燃費の向上を図り、フロント作業あるいは走行が行われるとエンジン3の回転速度を設定した回転数にまで自動的に上げて、必要な油圧動力を供給してフロント作業あるいは走行を効率よく行うことができるようになっているのである。
【0039】
前記スペースブロックB3 は、ブームセクションとアームセクションの間に介在されており、ブームシリンダC1 の上昇駆動側油路iとアームシリンダC2 の掻き込み駆動側の油路jとを連通させるバイパス油路kが備えられるとともに、このバイパス油路k中に、パイロット操作式に開閉されるバルブ装置32が介在されている。
【0040】
このバルブ装置32は、図5の油圧回路図および図6の断面図に示すように、ブームシリンダC1 の制御バルブV6 に対するブーム上昇側のパイロット油路mと、アームシリンダC2 の制御バルブV5 に対するアーム掻き込み側のパイロット油路nに接続された開閉バルブV17で構成されており、両方のパイロット油路m、nの圧が共に立っていない時、つまり、ブーム上昇とアーム掻き込みが同時に行われていない時には閉じ位置に付勢されており、両パイロット油路m、nに共に圧が立った時、つまり、ブーム上昇とアーム掻き込みが同時に行われた時にのみ開閉バルブV17が開路されて、ブームシリンダC1 の上昇駆動側油路iに供給された圧油の一部が取出されてアームシリンダC2 の掻き込み駆動側の油路jに合流されるようになっている。なお、このバイパス油路kには、アームシリンダC2 側からブームシリンダC1 側への逆流を阻止するチェックバルブV18と、流量調整用の絞りtが介在されている。
【0041】
このような構成によると、すき取り作業のために、ブーム6の上昇操作とアーム7の掻き込み操作を同時に行うと、ブームシリンダC1 の上昇駆動側油路iから抜き出された圧油がアームシリンダC2 の掻き込み駆動側の油路jに合流されて、ブーム上昇速度が、ブーム6を単独操作する時の上昇速度よりも遅くなるとともに、アーム掻き込み速度が、アーム7を単独操作する時の上昇速度よりも速くなる。従って、すき取り作業に要求される微妙なブーム上昇操作が行いやすくなり、経験の浅い作業者でも仕上がりのよいすき取り作業が可能となる。
【0042】
前記バルブ装置32は、以下のような構造にして実施することもできる。
【0043】
[1] 図7に示すように、ブーム上昇側のパイロット油路mに接続されたパイロット操作式の開閉バルブV19と、アーム掻き込み側のパイロット油路nに接続されたパイロット操作式の開閉バルブV20とを直列にしてバイパス油路kに介在する。
【0044】
[2] 図8に示すように、バイパス油路kを開閉するパイロット操作式の開閉バルブV21のパイロット油路oを、アンロードバルブV22を介してアーム掻き込み側のパイロット油路nに接続するとともに、このアンロードバルブV22の開路用のパイロット油路qをアンロードバルブV23を介してブーム上昇側のパイロット油路mに接続し、ブーム上昇側のパイロット油路mとアーム掻き込み側のパイロット油路nに共に圧が立った時にのみ開閉バルブV21が開かれて、ブームシリンダC1 の上昇駆動側油路iから圧油の一部が抜き出されるようにする。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】 バックホウの全体側面図
【図2】 全体の油圧回路図
【図3】 全体の油圧回路図
【図4】 全体の油圧回路図の概略図
【図5】 ブームおよびアームアセクションの油圧回路図
【図6】 開閉バルブの断面図
【図7】 ブームおよびアームアセクションの他の実施形態を示す油圧回路図
【図8】 ブームおよびアームアセクションの他の実施形態を示す油圧回路図
【符号の説明】
6 ブーム
7 アーム
9 フロント作業装置
32 バルブ装置
C1 ブームシリンダ
C2 アームシリンダ
V5 制御バルブ
V6 制御バルブ
i 上昇駆動側油路
j 掻き込み駆動側油路
Claims (3)
- フロント装置に圧油を供給するポンプの吐出流量を、作業負荷に基づいて制御するロードセンシングシステムを装備してあるバックホウの油圧装置であって、
ブームシリンダの制御バルブの下手側の油路と、アームシリンダの制御バルブよりも下手側の油路とにわたってバイパス路を設けるとともに、ブームの上昇操作とアームの掻き込み操作が同時に行われたことを検知する検知手段を備え、
前記検知手段による同時操作の検知に基づいて、ブームシリンダの上昇駆動側油路に供給される圧油の一部を抜き出してアームシリンダの掻き込み駆動側の油路に合流させることによりブームの上昇速度を抑制するバルブ装置を、前記バイパス路に備えてあることを特徴とするバックホウの油圧装置。 - ブームシリンダおよびアームシリンダの制御バルブをそれぞれパイロット操作式に構成し、ブームシリンダの制御バルブに対するブーム上昇側のパイロット圧と、アームシリンダの制御バルブに対するアーム掻き込み側のパイロット圧が共に立ったことを検知して、前記バルブ装置をブーム上昇抑制状態に切換えるように構成してある請求項1記載のバックホウの油圧装置。
- 前記バルブ装置をパイロット操作式に構成し、ブームシリンダの制御バルブに対するブーム上昇側のパイロット圧と、アームシリンダの制御バルブに対するアーム掻き込み側のパイロット圧との双方を利用して、前記バルブ装置をブーム上昇抑制状態に切換えるように構成してある請求項2記載のバックホウの油圧装置。
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