JPH09165791A - 作業機械の油圧回路 - Google Patents

作業機械の油圧回路

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Publication number
JPH09165791A
JPH09165791A JP7329114A JP32911495A JPH09165791A JP H09165791 A JPH09165791 A JP H09165791A JP 7329114 A JP7329114 A JP 7329114A JP 32911495 A JP32911495 A JP 32911495A JP H09165791 A JPH09165791 A JP H09165791A
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JP
Japan
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hydraulic pump
switching valve
swing
turning
directional control
Prior art date
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Application number
JP7329114A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sato
晋一 佐藤
Kenichiro Nakatani
賢一郎 中谷
Makoto Motozu
誠 本図
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ油圧ポンプの圧油が分流して供給される
旋回モータと他のアクチュエータとの複合駆動に際し
て、旋回速度の急変を抑えることができる作業機械の油
圧回路の提供。 【解決手段】 油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2から
吐出される圧油によって駆動する旋回モータ5及びアー
ムシリンダ7と、旋回モータ5に供給される圧油の流れ
を制御する旋回用方向切換弁5aと、アームシリンダ7
に供給される圧油の流れを制御するアーム用方向切換弁
7aとを備え、油圧ポンプ2とタンクを結ぶセンタバイ
パスライン上の旋回用方向切換弁5aの下流に、アーム
用方向切換弁7aをタンデム接続した作業機械の油圧回
路にあって、旋回用方向切換弁5aが、フルストローク
操作時に油圧ポンプ2からタンクに所定の流量を排出さ
せるブリードオフ開口部を形成する絞り5bを有する方
向切換弁から成っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回用方向切換弁
の下流にアーム用方向切換弁等の他の方向切換弁がタン
デムに接続されるとともに、これらの旋回用方向切換弁
で駆動制御される旋回モータと、他の方向切換弁で駆動
制御される他のアクチュエータとの複合駆動が実施され
るミニショベルなどの作業機械の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、この種の従来の作業機械の油圧
回路の第1の例を示す回路図、図7は図6に示す油圧回
路が備えられる作業機械すなわちミニショベルを示す側
面図である。図6に示す従来の油圧回路の第1の例は、
エンジン1と、このエンジン1によって駆動する第1の
油圧ポンプ2、及び第2の油圧ポンプ3と、これらの油
圧ポンプ2,3から吐出される圧油により駆動する複数
のアクチュエータ、例えば排土板用シリンダ4、旋回モ
ータ5、アームシリンダ7、左走行モータ6、バケット
シリンダ9、スイングシリンダ10、ブームシリンダ1
1、右走行モータ12とを備えている。
【0003】上述した排土板用シリンダ4は図7に示す
排土板32の昇降動作を制御し、左走行モータ6及び右
走行モータ12は一対の履帯すなわち走行体30の走行
を制御し、旋回モータ5は走行体30上に配置される運
転席を有する本体、すなわち旋回体31の旋回を制御
し、ブームシリンダ11はブーム33の上下方向の回動
動作を制御し、アームシリンダ7はアーム34の上下方
向の回動動作を制御し、バケットシリンダ9はバケット
35の上下方向の回動動作を制御する。また、上述した
ブームシリンダ11、アームシリンダ7、及びバケット
シリンダ9は、フロントアクチュエータを構成し、ま
た、スイングシリンダ10は、ブーム33、アーム3
4、バケット35から成るフロントの水平方向の揺動動
作を制御する。
【0004】また、図6に示すように、第1の油圧ポン
プ2に連絡されるセンタバイパスラインには、上述した
排土板用シリンダ4の駆動を制御する排土板用方向切換
弁4a、旋回モータ5の駆動を制御する旋回用方向切換
弁5a、アームシリンダ7の駆動を制御するアーム用方
向切換弁7a、左走行モータ6の駆動を制御する左走行
用方向切換弁6aが配置されている。特に、アーム用方
向切換弁7aは、旋回用方向切換弁5aの下流にタンデ
ムで且つパラレルに接続されている。
【0005】第2の油圧ポンプ3に連絡されるセンタバ
イパスラインには、右走行モータ12の駆動を制御する
右走行用方向切換弁12a、ブームシリンダ11の駆動
を制御するブーム用方向切換弁11a、スイングシリン
ダ10の駆動を制御するスイング用方向切換弁10a、
バケットシリンダ9の駆動を制御するバケット用方向切
換弁9aが配置されている。
【0006】上述した排土板用方向切換弁4aと、旋回
用方向切換弁5aと、アーム用方向切換弁7aと、左走
行用方向切換弁6aとは、管路22を介して第1の油圧
ポンプ2に対してパラレル接続されている。また特に、
アーム用方向切換弁7aは、ロードチェック弁21の下
流に位置する入力ポート付近が、管路22の分岐管路2
2aに接続されており、この分岐管路22aには、アー
ム用方向切換弁7aに供給される流量を抑制可能な絞り
弁23と、この絞り弁23の下流に配置され、アーム用
方向切換弁7aの入力ポート方向への圧油の流れを許容
させるとともに、逆方向への圧油の流れを阻止する逆止
弁24とを備えている。
【0007】また、左走行用方向切換弁6aの入力ポー
トと右走行用方向切換弁12aの入力ポートとを連絡す
る連絡管路16を備え、この連絡管路16の途中には、
当該連絡管路16を連通状態及び遮断状態のいずれかに
保持する連通・遮断切換弁17を備えている。連通・遮
断切換弁17の駆動部には、ブーム用方向切換弁11
a、アーム用方向切換弁7a等の中立位置からの切換え
操作を検出し、連絡管路16を連通させる状態に連通・
遮断切換弁17を切換える信号圧を導く信号管路19が
接続されている。この信号管路19の信号圧は、パイロ
ット油圧源18によって与えられる。
【0008】この従来の油圧回路で実施される複合操作
のうち、第1の油圧ポンプ2に対して旋回用方向切換弁
5aとパラレル接続される他の方向切換弁、例えばアー
ム用方向切換弁7aで制御されるアームシリンダ7と、
当該旋回用方向切換弁5aで制御される旋回モータ5と
の複合操作の場合には、旋回用方向切換弁5a、アーム
用方向切換弁7aの切換え操作に伴い、管路22を介し
て第1のポンプ2の圧油が分流されて旋回用方向切換弁
5a、アーム用方向切換弁7aのそれぞれに供給され、
さらに旋回モータ5、アームシリンダ7のそれぞれに供
給され、これにより旋回モータ5とアームシリンダ7の
複合操作を実施でき、図7に示す旋回体31とアーム3
4とを駆動することができる。なお、この旋回・アーム
複合操作に際して、アームシリンダ7の負荷圧に比べて
旋回モータ5の負荷圧が高くなり、アームシリンダ7側
に圧油が流れやすくなるが、分岐管路22aに設けた絞
り弁23により、アーム用方向切換弁7a、すなわちア
ームシリンダ7への供給流量が抑制される。これによ
り、旋回用方向切換弁5aに供給される流量も確保さ
れ、上述した旋回・アーム複合操作を実施できる。
【0009】図8は従来の第2の例を示す回路図、図9
は従来の第3の例を示す回路図、図10は従来の第4の
例を示す回路図である。
【0010】図8に示す従来の第2の例は、アームシリ
ンダ7の駆動を制御するアーム用方向切換弁が2つの方
向切換弁、すなわち、第1の方向切換弁7aと第2の方
向切換弁7bとから成っている。第1の油圧ポンプ2の
センタバイパスライン上に旋回用方向切換弁5aが配置
され、その下流に第1の方向切換弁7aがタンデムで且
つパラレルに接続されている。また、第1の油圧ポンプ
2に連絡される管路22は、分岐管路22aを介して、
旋回用方向切換弁5aと上述の第1の方向切換弁7aと
をパラレル接続している。そして、第2の油圧ポンプ3
に第2の方向切換弁7bが接続されている。その他の構
成は、前述した図6に示す従来の第1の例と同等であ
る。
【0011】この従来の第2の例では、旋回・アーム複
合操作に際し、旋回用方向切換弁5aと、アーム用方向
切換弁である第1,第2の方向切換弁7a,7bとが切
換え操作されると、第2の油圧ポンプ3の圧油が第2の
方向切換弁7bを介してアームシリンダ7に供給され、
第1の油圧ポンプ2の圧油が旋回用方向切換弁5aと第
1の方向切換弁7aとに分流され、旋回モータ5とアー
ムシリンダ7とに供給される。すなわち、第1の油圧ポ
ンプ2から吐出される圧油の一部によって旋回モータ5
が駆動し、第1の油圧ポンプ2から吐出される残りの圧
油と、第2の油圧ポンプ3から吐出される圧油との合流
により、アームシリンダ7が駆動し、これにより旋回・
アーム複合操作を実施できる。
【0012】図9に示す従来の第3の例は、第1の油圧
ポンプ2の圧油に第2の油圧ポンプ3の圧油を合流して
アーム用方向切換弁7aに供給可能な合流管路20を備
えている。その他の構成は、前述した図6に示す従来の
第1の例と同等である。
【0013】この従来の第3の例では、旋回・アーム複
合操作に際し、旋回用方向切換弁5aと、アーム用方向
切換弁7aとが切換え操作されると、第1の油圧ポンプ
2の圧油が旋回用方向切換弁5aとアーム用方向切換弁
7aとに分流して供給されるとともに、第2の油圧ポン
プ3の圧油がアーム用方向切換弁7aに供給される。す
なわち、第1の油圧ポンプ2から吐出される圧油の一部
によって旋回モータ5が駆動し、第1の油圧ポンプ2か
ら吐出される残りの圧油と、第2の油圧ポンプ3から吐
出される圧油との合流により、アームシリンダ7が駆動
し、これにより旋回・アーム複合操作を実施できる。
【0014】図10に示す従来の第4の例は、エンジン
1によって駆動される2つの油圧ポンプが、馬力制御さ
れる第1の可変容量油圧ポンプ2aと、第2の可変容量
油圧ポンプ3aから成っている。その他の構成は前述し
た図8に示す従来の第2の例と同様である。
【0015】この従来の第4の例では、旋回・アーム複
合操作に際し、第2の可変容量油圧ポンプ3aの圧油が
第2の方向切換弁7bに供給され、第1の可変容量油圧
ポンプ2aの圧油が旋回用方向切換弁5aと第1の方向
切換弁7aとに分流され、すなわち、第1の可変容量油
圧ポンプ2aから吐出される圧油の一部によって旋回モ
ータ5が駆動し、第1の可変容量油圧ポンプ2aから吐
出される残りの圧油と、第2の可変容量油圧ポンプ3a
から吐出される圧油との合流により、アームシリンダ7
が駆動し、これにより旋回・アーム複合操作を実施でき
る。なお、この旋回・アーム複合操作に際し、アームシ
リンダ7のフルストロークなどで第2の可変容量油圧ポ
ンプ3aの負荷圧がリリーフ圧まで上昇した場合、第1
の可変容量油圧ポンプ2a側の旋回モータ5の負荷圧を
併せ考慮した馬力制御がおこなわれる。すなわち、ポン
プ2a,3aの入力トルクの和であるポンプ入力トルク
が、エンジン出力トルクよりも大きくならないように、
ポンプ2a,3aのそれぞれの吐出流量を、それまでに
比べて減少させる馬力制御が実施される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した図6に示す従
来の第1の例、図8に示す第2の例、図9に示す第3の
例のいずれも、旋回単独から旋回・アーム複合操作に移
る際に、旋回モータ5に供給されていた第1の油圧ポン
プ2の圧油がアームシリンダ7に分流して供給されるた
めに旋回速度が急激に遅くなる。また逆に、旋回・アー
ム複合操作から旋回単独に移る際に、アームシリンダ7
に分流して供給されていた第1の油圧ポンプ2の圧油が
旋回モータ5にだけ供給される状態になり、このため旋
回速度が急激に速くなる。このように、従来の第1〜第
3の例では、旋回単独から旋回・アーム複合操作に移る
際に、また、旋回・アーム複合操作から旋回単独に移る
際に、旋回速度が急変し、旋回操作性が劣化しやすく、
当該ミニショベルで実施される旋回動作を含む掘削作業
等の作業精度の向上を見込み難い。
【0017】また、図10に示す第4の例は、旋回単独
操作から旋回・アーム複合操作に移った際、ポンプ2a
の圧油の一部が第1の方向切換弁7aを介してアームシ
リンダ7に供給されるために旋回速度がそれまでよりも
遅くなる。また、上述のようにアームシリンダ7の作
動、例えばアームシリンダストロークエンドでの操作に
伴って、ポンプ3aの負荷圧がリリーフ圧まで上昇した
場合、第1の可変容量油圧ポンプ2a側の旋回モータ5
の負荷圧を併せ考慮した馬力制御が実施されて、ポンプ
2a,3aの押しのけ容積が小さくなるように制御さ
れ、これによりポンプ2a,3aの吐出流量がそれまで
よりも減少する。すなわち、この馬力制御によるポンプ
2aの吐出流量の減少によっても旋回速度が急激に遅く
なる事態を生じる。
【0018】また逆に、旋回・アーム複合操作から旋回
単独に移る際には、第1の方向切換弁7aを介してアー
ムシリンダ7に供給されていたポンプ2aの圧油も、旋
回用方向切換弁5aを介して旋回モータ5だけに供給さ
れるようになり、このため旋回速度がそれまでよりも速
くなる。また、アームリリーフ圧による負荷圧が解除さ
れることにより、ポンプ2a,3aの押しのけ容積が元
の状態まで大きくなるように馬力制御が実施され、これ
によりポンプ2a,3aの吐出流量がそれまでよりも増
加する。すなわち、この馬力制御によるポンプ2aの吐
出流量の増加によっても旋回速度が急激に速くなる事態
を生じる。したがって、この従来の第4の例にあって
も、前述した従来の第1〜第3の例と同様に、旋回単独
から旋回・アーム複合操作に移る際に、また、旋回・ア
ーム複合操作から旋回単独に移る際に、馬力制御の関係
も含めて旋回速度が急変し、旋回操作性が劣化しやす
く、当該ミニショベルで実施される旋回動作を含む掘削
作業等の作業精度の向上を見込み難い問題がある。
【0019】なお、上記各従来例では、旋回・アーム複
合操作について述べたが、アームシリンダ7と異なる他
のアクチュエータであっても、旋回・他のアクチュエー
タ複合駆動時に、他のアクチュエータの駆動を制御する
方向切換弁が、同じポンプの圧油を旋回用方向切換弁5
とともに分流して供給されるものであるときは、同様の
問題を生じる。
【0020】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、同じ油圧ポンプ
の圧油が分流して供給される旋回モータと他のアクチュ
エータとの複合駆動に際して、旋回速度の急変を抑える
ことができる作業機械の油圧回路を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、油圧ポンプと、こ
の油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する旋回
モータと、上記油圧ポンプから吐出される圧油によって
駆動する他のアクチュエータと、上記旋回モータに供給
される圧油の流れを制御する旋回用方向切換弁と、上記
他のアクチュエータに供給される圧油の流れを制御する
他の方向切換弁とを備え、上記油圧ポンプとタンクを結
ぶセンタバイパスライン上の上記旋回用方向切換弁の下
流に、上記他の方向切換弁をタンデム且つ、パラレルに
接続した作業機械の油圧回路において、上記旋回用方向
切換弁が、フルストローク操作時に上記油圧ポンプから
上記タンクに所定の流量を排出させるブリードオフ開口
部を形成する絞りを有する方向切換弁から成る構成にし
てある。
【0022】このように構成した請求項1に係る発明で
は、旋回単独操作時には、旋回用方向切換弁の操作に伴
って油圧ポンプの圧油が当該旋回用方向切換弁を介して
旋回モータに供給される。このとき、旋回モータに供給
される流量により旋回速度は決定されるが、旋回用方向
切換弁のブリードオフ開口部を形成する絞りからセンタ
バイパスラインを経て、油圧ポンプの圧油の一部である
所定量がタンクに排出される。
【0023】なお従来では、旋回モータと上述の他のア
クチュエータとの複合駆動時には、油圧ポンプの圧油が
パラレル接続する管路を介して、旋回用方向切換弁と、
他のアクチュエータ用方向切換弁に分流して供給される
が、この際にそれぞれの方向切換弁に供給される流量
は、旋回駆動圧すなわち旋回モータの負荷圧と、他のア
クチュエータの負荷圧とにより決定される。このときの
それぞれの負荷圧に応じた流量、すなわち、旋回モー
タ、他のアクチュエータのそれぞれに供給される流量に
ついては、経験的に把握することができる。
【0024】そこでこの発明では、例えば、旋回単独時
に旋回用方向切換弁のブリードオフ開口部を形成する絞
りからタンクに排出する流量が、旋回モータと上述の他
のアクチュエータとの複合駆動時に、当該他のアクチュ
エータに供給される流量、すなわち経験的に把握できる
前述した流量にほぼ等しい流量となるように、当該旋回
用方向切換弁のブリードオフ開口部を形成する絞りの開
口面積をあらかじめ設定しておく。
【0025】このように旋回用方向切換弁のブリードオ
フ開口部を形成する絞りの開口面積を設定しておくこと
により、旋回モータの単独駆動から、旋回モータと上述
の他のアクチュエータとの複合駆動に移った際には、旋
回用方向切換弁のブリードオフ開口部を形成する絞りか
ら排出される流量が、この旋回用方向切換弁の下流に位
置する他の方向切換弁を介して他のアクチュエータに供
給され、この他のアクチュエータを駆動することができ
る。また、旋回用方向切換弁を介して旋回モータには、
旋回単独駆動時とほぼ同等の流量が供給される。これに
より、旋回モータの単独駆動から旋回モータと他のアク
チュエータとの複合駆動に移る際に、旋回速度が急激に
遅くなることを抑えることができる。
【0026】また逆に、旋回モータと上述の他のアクチ
ュエータとの複合駆動から、旋回モータの単独駆動に移
った際には、それまで他のアクチュエータに供給されて
いた流量が、旋回用方向切換弁のブリードオフ開口部を
形成する絞りを経てタンクに排出されるが、旋回モータ
に供給される流量は上述の複合駆動時とほぼ同等であ
る。したがって、このときも旋回速度が急激に速くなる
ことを抑えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作業機械の油圧回
路の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明
の作業機械の油圧回路の請求項1,5に係る発明に相当
する第1の実施形態を示す回路図、図2は図1に示す第
1の実施形態に備えられる旋回用方向切換弁の特性を示
す図である。
【0028】図1は前述した図6に対応させて描いたも
ので、前述した図6に示すものと同等のものは、同じ符
号で示してある。すなわち、この第1の実施形態も、エ
ンジン1と、このエンジン1によって駆動する第1の油
圧ポンプ2、及び第2の油圧ポンプ3と、これらの油圧
ポンプ2,3から吐出される圧油により駆動する排土板
用シリンダ4、旋回モータ5、アームシリンダ7、左走
行モータ6、バケットシリンダ9、スイングシリンダ1
0、ブームシリンダ11、右走行モータ12とを備えて
いる。
【0029】また、第1の油圧ポンプ2に連絡されるセ
ンタバイパスラインには、排土板用方向切換弁4a、旋
回用方向切換弁5a、アーム用方向切換弁7a、左走行
用方向切換弁6aが配置されている。アーム用方向切換
弁7aは、旋回用方向切換弁5aの下流にタンデムに接
続されている。また、第2の油圧ポンプ3に連絡される
センタバイパスラインには、右走行用方向切換弁12
a、ブーム用方向切換弁11a、スイング用方向切換弁
10a、バケット用方向切換弁9aが配置されている。
【0030】上述した排土板用方向切換弁4aと、旋回
用方向切換弁5aと、アーム用方向切換弁7aと、左走
行用方向切換弁6aとは、管路22を介して第1の油圧
ポンプ2に対してパラレル接続されている。アーム用方
向切換弁7aは、ロードチェック弁21の下流に位置す
る入力ポート付近が、管路22の分岐管路22aに接続
されており、この分岐管路22aには、アーム用方向切
換弁7aに供給される流量を抑制可能な絞り弁23と、
この絞り弁23の下流に配置され、アーム用方向切換弁
7aの入力ポート方向への圧油の流れを許容させるとと
もに、逆方向への圧油の流れを阻止する逆止弁24とを
備えている。
【0031】また、左走行用方向切換弁6aの入力ポー
トと右走行用方向切換弁12aの入力ポートとを連絡す
る連絡管路16を備え、この連絡管路16の途中には、
当該連絡管路16を連通状態及び遮断状態のいずれかに
保持する連通・遮断切換弁17を備えている。連通・遮
断切換弁17の駆動部には、ブーム用方向切換弁11
a、アーム用方向切換弁7a等の中立位置からの切換え
操作を検出し、連絡管路16を連通させる状態に連通・
遮断切換弁17を切換える信号圧を導く信号管路19が
接続されている。この信号管路19の信号圧は、パイロ
ット油圧源18によって与えられる。
【0032】以上の構成については、前述した図6に示
すものと同等である。
【0033】この第1の実施形態では、特に、旋回用方
向切換弁5aが、フルストローク操作時に、第1の油圧
ポンプ2からタンクに所定の流量を排出させるブリード
オフ開口部を形成する絞り5bを備えている。
【0034】旋回用方向切換弁5aの各入出力ポートに
おけるスプールストロークとスプール開口面積との関係
は、図2に示すように設定されている。この図2におい
て、特性線P−Cは第1の油圧ポンプ2から旋回モータ
5に流量を供給するためのスプール開口面積、特性線C
−Tは旋回モータ5からタンクに排出させるためのスプ
ール開口面積、特性線P−Tは第1の油圧ポンプ2の圧
油をタンクに排出させるためのスプール開口面積であ
る。また、図2中、Sは旋回用方向切換弁5aのフルス
トローク時、及びフルストローク近傍時の前述した絞り
5bの開口面積、すなわちブリードオフ開口面積を示し
ている。このブリードオフ開口面積Sは、例えば旋回・
アーム複合操作時、すなわち旋回モータ5とアームシリ
ンダ7の複合駆動時に、従来から経験的に考えられるア
ームシリンダ7への供給流量とほぼ同量の流量を与え得
る開口面積にあらかじめ設定してある。
【0035】このような旋回用方向切換弁5aを備えた
第1の実施形態にあっては、旋回単独操作時には、旋回
用方向切換弁5aの操作に伴って第1の油圧ポンプ2の
圧油が当該旋回用方向切換弁5aを介して旋回モータ5
に供給される。このとき、旋回モータ5に供給される流
量により旋回速度は決定されるが、第1の油圧ポンプ2
の圧油の一部は、旋回用方向切換弁5aの絞り5b、セ
ンタバイパスラインを経てタンクに排出される。旋回用
方向切換弁5aのフルストローク操作時にタンクに排出
される流量は、前述したとおり図2のブリードオフ開口
面積Sで決められる所定流量である。
【0036】そしてこのような旋回モータ5の単独駆動
から、旋回モータ5と他のアクチュエータ、例えばアー
ムシリンダ7との複合駆動に移った際には、旋回用方向
切換弁5aの絞り5bから排出される流量が、この旋回
用方向切換弁5aの下流に位置するアーム用方向切換弁
7aを介してアームシリンダ7に供給される。このとき
にアームシリンダ7に供給される流量は、上述のように
して設定されたブリードオフ開口面積Sに相当する流量
である。したがって、アームシリンダ7を従来と同様に
駆動することができる。また、旋回用方向切換弁5aを
介して旋回モータ5には、旋回単独駆動時とほぼ同等の
流量が供給される。これにより、旋回モータ5の単独駆
動から旋回モータ5とアームシリンダ7との複合駆動に
移る際に、旋回速度が急激に遅くなることが抑えられ
る。すなわち、ほぼ同等の旋回速度に保つことができ
る。
【0037】また逆に、旋回モータ5とアームシリンダ
7との複合駆動から、旋回モータ5の単独駆動に移った
際には、それまでアームシリンダ7に供給されていた流
量が、旋回用方向切換弁5aの絞り5b、センタバイパ
スラインを経てタンクに排出されるが、旋回モータ5に
供給される流量は上述の複合駆動時とほぼ同等である。
したがって、このときも旋回速度が急激に速くなること
を抑えられる。すなわち、ほぼ同等の旋回速度に保つこ
とができる。
【0038】上述のように、この第1の実施形態では、
第1の油圧ポンプ2の圧油が分流して供給される旋回モ
ータ5とアームシリンダ7との複合駆動に際して、旋回
速度の急変を抑えることができ、良好な旋回操作性が得
られ、当該ミニショベルで実施される旋回動作を含む掘
削作業等の作業精度を向上させることができる。
【0039】図3は本発明の請求項1,2,5に係る発
明に相当する第2の実施形態を示す回路図である。この
図3は前述した図8に対応するものである。すなわち、
この図3に示す第2の実施形態は、第1の実施形態と同
様に、旋回用方向切換弁5aが、フルストローク操作作
時に、第1の油圧ポンプ2からタンクに所定の流量を排
出させるブリードオフ開口部を形成する絞り5bを備え
ているとともに、アームシリンダ7の駆動を制御するア
ーム用方向切換弁が2つの方向切換弁、すなわち、第1
の方向切換弁7aと第2の方向切換弁7bとから成って
いる。第1の油圧ポンプ2のセンタバイパスライン上に
旋回用方向切換弁5aが配置され、その下流に第1の方
向切換弁7aがタンデム且つパラレルに接続されてい
る。また、第2の油圧ポンプ3に第2の方向切換弁7b
が接続されている。その他の構成は、前述した図1に示
す第1の実施形態と同等である。
【0040】この第2の実施形態では、旋回・アーム複
合操作に際し、旋回用方向切換弁5aと、第1,第2の
方向切換弁7a,7bとが切換え操作されると、第2の
油圧ポンプ3の圧油が第2の方向切換弁7bを介してア
ームシリンダ7に供給され、第1の油圧ポンプ2の圧油
が旋回用方向切換弁5aと第1の方向切換弁7aとに分
流され、旋回モータ5とアームシリンダ7とに供給され
る。すなわち、第1の油圧ポンプ2から吐出される圧油
の一部によって旋回モータ5が駆動し、第1の油圧ポン
プ2から吐出される残りの圧油と、第2の油圧ポンプ3
から吐出される圧油との合流により、アームシリンダ7
が駆動し、これにより旋回・アーム複合操作を実施でき
る。また、第1の実施形態と同様に、旋回用方向切換弁
5aがブリードオフ開口部を形成する絞り5bを備えて
いることから、旋回単独から旋回・アーム複合操作への
移行時、及び旋回・アーム複合操作から旋回単独への移
行時のいずれにあっても、旋回速度の急変を抑えること
ができ、第1の実施形態と同等の効果を得ることができ
る。
【0041】図4は本発明の請求項1,3,5に係る発
明に相当する第3の実施形態を示す回路図である。この
図4は前述した図9に対応するものである。すなわち、
この図4に示す第3の実施形態は、第1の実施形態と同
様に、旋回用方向切換弁5aが、フルストローク操作作
時に、第1の油圧ポンプ2からタンクに所定の流量を排
出させるブリードオフ開口部を形成する絞り5bを備え
ているとともに、第1の油圧ポンプ2の圧油に第2の油
圧ポンプ3の圧油を合流してアーム用方向切換弁7aに
供給可能な合流管路20を備えている。その他の構成
は、前述した第1の実施形態とほぼ同等である。
【0042】この第3の実施形態では、旋回・アーム複
合操作に際し、旋回用方向切換弁5aと、アーム用方向
切換弁7aとが切換え操作されると、第1の油圧ポンプ
2の圧油が旋回用方向切換弁5aと第1の方向切換弁7
aとに分流して供給されるとともに、第2の油圧ポンプ
3の圧油が合流管路20を介してアーム用方向切換弁7
aに供給される。すなわち、第1の油圧ポンプ2から吐
出される圧油の一部によって旋回モータ5が駆動し、第
1の油圧ポンプ2から吐出される残りの圧油と、第2の
油圧ポンプ3から吐出される圧油との合流により、アー
ムシリンダ7が駆動し、これにより旋回・アーム複合操
作を実施できる。
【0043】また、第1の実施形態と同様に、旋回用方
向切換弁5aがブリードオフ開口部を形成する絞り5b
を備えていることから、旋回単独から旋回・アーム複合
操作への移行時、及び旋回・アーム複合操作から旋回単
独への移行時のいずれにあっても、旋回速度の急変を抑
えることができ、第1の実施形態と同等の効果を得るこ
とができる。
【0044】図5は本発明の請求項1,4,5に係る発
明に相当する第4の実施形態を示す回路図である。この
図5は前述した図10に対応するものである。すなわ
ち、この図5に示す第4の実施形態は、図3に示す第2
の実施形態と同様に、旋回用方向切換弁5aが、フルス
トローク操作作時に、タンクに所定の流量を排出させる
ブリードオフ開口部を形成する絞り5bを備えていると
ともに、エンジン1によって駆動される2つの油圧ポン
プが、馬力制御される第1の可変容量油圧ポンプ2a
と、第2の可変容量油圧ポンプ3aから成っている。そ
の他の構成は前述した図3に示す第2の実施形態と同等
である。
【0045】なお、前述したように図10に示した従来
の第4の例では、旋回単独操作から旋回・アーム複合操
作に移った際、ポンプ3aの負荷圧のリリーフ圧までの
上昇等により馬力制御が実施されてポンプ2a,3aの
押しのけ容積が小さくなるように制御され、これにより
ポンプ2a,3aの吐出流量をそれまでよりも減少させ
ることがおこなわれていた。すなわち、ポンプ2aの吐
出流量の減少によっても旋回速度が急激に遅くなる事態
を生じていた。また逆に、旋回・アーム複合操作から旋
回単独操作に移る際には、ポンプ2a,3aの押しのけ
容積が大きくなるように馬力制御が実施され、これによ
りポンプ2a,3aの吐出流量をそれまでよりも増加さ
せることがおこなわれていた。すなわち、ポンプ2aの
吐出流量の増加によっても旋回速度が急激に速くなる事
態を生じていた。
【0046】この第4の実施形態では、旋回用方向切換
弁5aの絞り5bのブリードオフ開口面積が、上述した
図10に示す従来の第4の例において、旋回単独操作か
ら旋回・アーム複合操作に移る際に経験上生じていた、
旋回モータ5の負荷圧と、ポンプ3aの負荷圧のリリー
フ圧までの上昇を考慮した馬力制御に伴うポンプ2の減
少量とほぼ同量の流量を与え得る開口面積となるよう
に、あらかじめ設定してある。これにより、旋回モータ
5に供給される流量は、図10に示す従来の第4の例に
おける流量よりも減少する。
【0047】この図5に示す第4の実施形態にあって
は、旋回単独時には、ポンプ2aの圧油が旋回用方向切
換弁5aを介して旋回モータ5に供給され、所定の旋回
速度が得られるとともに、ポンプ2aの圧油の一部が旋
回用方向切換弁5aの絞り5b、センタバイパスライン
を経てタンクに排出される。
【0048】このような旋回単独から旋回・アーム複合
操作に移行した際、ポンプ2aの圧油で旋回モータ5が
駆動し続けるとともに、それまでタンクに排出されてい
たポンプ2aの圧油が第1の方向切換弁7aを介してア
ームシリンダ7に供給され、同時にポンプ3aの圧油が
第2の方向切換弁7bを介してアームシリンダ7に供給
される。
【0049】このとき、旋回モータ5に供給される流量
は、旋回単独時と同等であり、したがって旋回速度がそ
れまでよりも遅くなる事態を生じない。また、アームシ
リンダ7のフルストロークなどで第2の可変容量油圧ポ
ンプ3aの負荷圧がリリーフ圧まで上昇した場合、第1
の可変容量油圧ポンプ2a側の旋回モータ5の負荷圧を
併せ考慮した馬力制御がおこなわれる。すなわち、ポン
プ2a,3aの入力トルクの和であるポンプ入力トルク
が、エンジン出力トルクよりも大きくならないように、
ポンプ2a,3aのそれぞれの吐出流量を、それまでに
比べて減少させる馬力制御が実施される。上記馬力制御
により減少するポンプ2aの吐出流量と、旋回用方向切
換弁5aの絞り5bによりタンクへ排出されることによ
り減少した旋回モータ5に供給される流量とを、あらか
じめほぼ同流量に設定しておく。したがって馬力制御の
関係でも、旋回単独から旋回・アーム複合操作(アーム
シリンダ7のフルストローク等で第2の可変容量油圧ポ
ンプ3aの負荷圧がリリーフ圧まで上昇した場合)に移
行する際に、旋回速度が遅くなることを抑えることがで
きる。
【0050】旋回・アーム複合操作(アームシリンダ7
のフルストローク等で第2の可変容量油圧ポンプ3aの
負荷圧がリリーフ圧まで上昇した場合)から旋回単独に
移行する場合も同様であり、旋回用方向切換弁5aの絞
り5bを介してタンクに排出されるようになり、旋回モ
ータ5にはそれまでとほぼ同量の圧油が供給されるの
で、旋回速度がそれまでに比べて速くなるような事態を
生じない。
【0051】このように、第4の実施形態にあっても、
旋回・アーム複合操作に際して、旋回速度の急激な変化
を抑えることができ、第1の実施形態と同様に良好な旋
回操作性が得られ、当該ミニショベルで実施される旋回
動作を含む掘削作業等の作業精度を向上させることがで
きる。
【0052】なお、上記各実施形態では、旋回・アーム
複合操作について述べたが、アームシリンダ7と異なる
他のアクチュエータを備えた場合でも、旋回・他のアク
チュエータ複合駆動時に、当該他のアクチュエータの駆
動を制御する方向切換弁が、1つの油圧ポンプの圧油を
旋回用方向切換弁5aとともに分流して供給されるもの
であるならば、上述した各実施形態におけるのと同様に
旋回単独から旋回・他のアクチュエータ複合動作への移
行に際し、あるいは旋回・他のアクチュエータ複合動作
から旋回単独への移行に際し、旋回速度の急激な変化を
生じることがなく、上述した各実施形態と同様の作用効
果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1〜4に係る発明によれ
ば、同じ油圧ポンプの圧油が分流して供給される旋回モ
ータと他のアクチュエータとの複合駆動に際して、旋回
速度の急変を抑えることができ、良好な旋回操作性を確
保することができ、当該ミニショベルで実施される旋回
動作を含む掘削作業等の作業精度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業機械の油圧回路の第1の実施形態
を示す回路図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態に備えられる旋回用
方向切換弁の特性を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す回路図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す回路図である。
【図6】従来の作業機械の油圧回路の第1の例を示す回
路図である。
【図7】図6に示す油圧回路が備えられる作業機械を示
す側面図である。
【図8】従来の第2の例を示す回路図である。
【図9】従来の第3の例を示す回路図である。
【図10】従来の第4の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 第1の油圧ポンプ 2a 第1の可変容量油圧ポンプ(馬力制御される可変
容量油圧ポンプ) 3 第2の油圧ポンプ 3a 第2の可変容量油圧ポンプ(馬力制御される可変
容量油圧ポンプ) 5 旋回モータ 5a 旋回用方向切換弁 5b 絞り 7 アームシリンダ(他のアクチュエータ) 7a アーム用方向切換弁(第1の方向切換弁・他の方
向切換弁) 7b アーム用方向切換弁(第2の方向切換弁) 20 合流管路 21 ロードチェック弁 22 管路 22a 分岐管路 23 絞り弁 24 逆止弁 31 旋回体 34 アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
    される圧油によって駆動する旋回モータと、上記油圧ポ
    ンプから吐出される圧油によって駆動する他のアクチュ
    エータと、上記旋回モータに供給される圧油の流れを制
    御する旋回用方向切換弁と、上記他のアクチュエータに
    供給される圧油の流れを制御する他の方向切換弁とを備
    え、 上記油圧ポンプとタンクを結ぶセンタバイパスライン上
    の上記旋回用方向切換弁の下流に、上記他の方向切換弁
    をタンデムで且つパラレルに接続した作業機械の油圧回
    路において、 上記旋回用方向切換弁が、フルストローク操作時に上記
    油圧ポンプから上記タンクに所定の流量を排出させるブ
    リードオフ開口部を形成する絞りを有する方向切換弁か
    ら成ることを特徴とする作業機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 上記油圧ポンプが第1の油圧ポンプと第
    2の油圧ポンプとを含み、 上記他の方向切換弁が、第1の方向切換弁と第2の方向
    切換弁から成り、 上記第1の方向切換弁を上記第1の油圧ポンプに連絡さ
    れる上記旋回用方向切換弁の下流にタンデム接続し、上
    記第2の油圧ポンプに上記第2の方向切換弁を接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 上記油圧ポンプが第1の油圧ポンプと第
    2の油圧ポンプとを含み、 上記第1の油圧ポンプと上記タンクとを結ぶ上記センタ
    バイパスライン上に上記旋回用方向切換弁を配置し、こ
    の旋回用方向切換弁の下流に上記他の方向切換弁を配置
    するとともに、上記第1の油圧ポンプの圧油に上記第2
    の油圧ポンプの圧油を合流して上記他の方向切換弁に供
    給可能な合流管路を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の作業機械の油圧回路。
  4. 【請求項4】 上記油圧ポンプが、馬力制御される可変
    容量油圧ポンプから成ることを特徴とする請求項1記載
    の作業機械の油圧回路。
  5. 【請求項5】 上記他のアクチュエータがアームシリン
    ダであり、上記他の方向切換弁がアーム用方向切換弁で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    作業機械の油圧回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6378303B1 (en) 1998-07-07 2002-04-30 Kobe Steel, Ltd. Hydraulic control device of a working machine
JP2003004004A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Yanmar Co Ltd バックホーの油圧回路
CN103339387A (zh) * 2010-12-27 2013-10-02 沃尔沃建造设备有限公司 用于施工机械的液压泵
CN103883577A (zh) * 2014-03-28 2014-06-25 四川长江液压件有限责任公司 小型挖掘机用多路阀

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