JPH0577881B2 - - Google Patents

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JPH0577881B2
JPH0577881B2 JP61042392A JP4239286A JPH0577881B2 JP H0577881 B2 JPH0577881 B2 JP H0577881B2 JP 61042392 A JP61042392 A JP 61042392A JP 4239286 A JP4239286 A JP 4239286A JP H0577881 B2 JPH0577881 B2 JP H0577881B2
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oil
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Satoshi Myaoka
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Yutani Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば油圧シヨベルのブーム上昇
と旋回のアクチユエータの如く、並列回路接続の
同一油圧切換弁群に属する油圧切換弁を操作して
作動時負荷圧力の異なるアクチユエータを同時に
作動せしめるときに、両者の関係速度を良好に、
選択、調整する装置に関するものである。
従来の技術 従来の一般的な油圧回路として、油圧シヨベル
の場合を例にとり説明すると、同一油圧切換弁群
内の油圧切換弁は、並列回路構成となつており、
この切換弁によりそれぞれのアクチユエータへ、
所望の量の圧油を分配するには油圧切換弁のスプ
ール移動量を人為的に加減しながら運転してい
た。
以下、従来の実施例を第5図に示す油圧シヨベ
ルの油圧回路図により、ブーム上昇第2速(実施
例において詳述する)と旋回とを同時に作動せし
めた場合について説明する。
第5図のブーム用操作レバ38を操作して、パ
イロツト弁15を最大に作動させると、パイロツ
ト油圧信号は、パイロツト油路30,31を経て
油圧切換弁9のパイロツト油室に達し、該油圧切
換弁9のスプールをD位置に移動させると同時
に、パイロツト油路30の延長油路は油圧切換弁
6のパイロツト油室にも通じているので該油圧切
換弁6のスプールをもD位置に移動させる。
この結果、第2油圧ポンプ3の吐出油は油路2
4、油圧切換弁9のD位置通路、油路39,40
を通り、ブームシリンダ13の伸長側油室へ、ま
た第1油圧ポンプ2の吐出油は油路23、油圧切
換弁6のD位置通路、油路41を通り上述の油路
40に合流してブームシリンダ13へと流入す
る。
この状態で、操作レバ38′を操作してパイロ
ツト弁16または16′の作用により油圧切換弁
6と同一油圧切換弁群Aに属する油圧切換弁14
を切換え、そのスプール位置がDまたはEに移動
すると、油路23の圧油は油路34に分流し、油
圧切換弁14のDまたはE位置通路を通つて旋回
モータ12に流入する。このとき、油圧切換弁
6,14は共に油路23に並列的に配置されてい
るので、第1油圧ポンプ2の圧油は、ブームシリ
ンダ13、旋回モータ12の何れか負荷圧力の低
い方へ大量に流入し、そのアクチユエータを主と
して作動させる。従つて、ブーム上昇速度と旋回
速度との関係速度を好ましい状態にするには、回
路設計時点においてブームシリンダ13の負荷出
力と旋回モータ12の負荷出力特性を予め算出
し、或る一定の作業負荷と作業条件とを勘案して
油圧回路を構成するが、このことは、あくまでも
標準作業条件の下において稼動せしめる場合にの
み有効となるだけであり、しかも一般的には回路
効率の低下をきたすものである。
例えば、標準バツクホウアタツチメントを装備
した標準機のフロントアタツチメントを取替えて
第6図に示すように自重の大なる特殊クラムシエ
ルを装備したときには、当然ブームシリンダ13
に加わる定常的な負荷出力は増大し、上述のブー
ム上昇、旋回の同時操作をすると、第1油圧ポン
プの圧油の殆どは旋回モータ12にのみ流入す
る。
また、第7図はブーム上昇、旋回の同時操作に
よりバケツト49に満載した作業対象物を、運搬
車TxまたはTyまで移動させるときのブーム上昇
高さHと旋回の展開角度θの関係を示す図であ
り、掘削終了点Oを原点とすると、作業対象物を
運搬車TxまたはTyまで移動させる最短距離は、
ブームを上昇させながら旋回をし、バケツト49
の移動軌跡が直線xまたはyとなる必要があり、
最終的にはブーム上昇高さHxのとき旋回角度は
θx、或はそれぞれHy,θyとならなければ作業能
率の向上とはならないが、図において明らかなよ
うに、バケツト49の移動軌跡が直線x,yとな
るためには、同じ旋回角度θに対してブーム上昇
高さは、直線x上では、Hx、直線y上ではH′y
なり、また同じブーム上昇高さHyに対して旋回
の所要角度は、直線y上ではθyとなるが直線x上
ではθ′xでよいこととなる。
発明が解決しようとする課題 実作業をするにあたり、バケツト49に加わる
作業対象物の重量は一定作業の反復であり、大き
い変化はないが、作業条件、作業機の立地条件、
運搬車Tx,Tyの配置条件は多様であり、従来機
では、運転者がこれに対応するためには、長期間
の熟練と感によりブーム上昇用操作レバ、旋回用
操作レバを交互に、微妙に調整し、能率を向上さ
せることが要求されていた。また、前記のブーム
上昇、旋回の関係速度を改善する目的で第5図の
油路34または41を固定的な絞り油路とするこ
とを従来機で実施したものもあるが、前述の如く
単独作動時の回路効率の低下をもたらす原因とな
つていた。
本発明では、上記ブーム上昇、旋回の如き同時
操作時においても、作業条件に最も適した両者の
関係速度を、不馴れな運転者にも容易に得られる
ようにし、能率のよい作業を実現し、しかも単独
作動時の効率低下のない油圧回路を実現すること
を課題とするものである。
課題を解決するための手段 パイロツト弁の二時側油圧信号の大小に従い切
換えられ、並列回路で接続される複数の油圧切換
弁から構成した油圧切換弁群内の各切換弁に連な
るアクチユエータを作動させる如くした油圧作動
回路において、同時に作動させようとするアクチ
ユエータのうち、負荷出力の低いアクチユエータ
用油圧切換弁に油圧信号を供給するパイロツト弁
の一次側の油圧源回路の途中に、任意に調整可能
な可変電流スイツチと負荷出力の高いアクチユエ
ータ用油圧切換弁の操作を検出する検出手段から
の操作信号で閉路するスイツチを直列に配置した
信号回路を受信部に通じた電磁比例減圧弁を設け
る。
作 用 運転に際して、可変電流スイツチを所望の位置
に設定しておくと、パイロツト弁の一次側油圧源
の圧力は電磁比例減圧弁で減圧され、この状態で
負荷出力の高いアクチユエータ用と低いアクチユ
エータ用の操作レバを同時に操作すると、負荷圧
力の低いアクチユエータ用油圧切換弁のパイロツ
ト油室には減圧されたパイロツト弁の油圧源回路
圧以上のパイロツト圧が作用することはないの
で、その油圧切換弁は中間開度となり、両方のア
クチユエータにそれぞれ適量の圧油が供給され
る。また、アクチユエータの相対速度を変更する
とき、または負荷変動のあるときは、上記可変電
流スイツチを調整して電磁比例減圧弁の流出圧力
を変更する。
実施例 この発明の実施例を、図面を参照しながら説明
する。
第1図は、この発明を油圧リモートコントロー
ル方式の油圧シヨベルに適用したときの電気・油
圧回路図を一部省略して示す。1は第1油圧ポン
プ2、第2油圧ポンプ3、パイロツトポンプ4を
駆動するエンジンで、第1油圧ポンプ2はタンク
21からサクシヨンストレーナ19を経て油を吸
入し、吐出油はリリーフ弁18で調圧され油路2
3を通つて左走行用の油圧切換弁7、ブーム上昇
第2速用の油圧切換弁6、アーム第1速用の油圧
切換弁5、旋回モータ12用の油圧切換弁14な
どから構成される第1油圧切換弁群Aに流入して
いき、第2油圧ポンプ3の吐出油はリリーフ弁2
0で調圧され油路24を通り右走行用の油圧切換
弁8、ブーム上昇、下降第1速用の油圧切換弁
9、バケツト用の油圧切換弁10、アーム第2速
用の油圧切換弁11から構成される第2油圧切換
弁群Bへと流入する。
第1、第2油圧切換弁群A,Bに属する各油圧
切換弁は、各群毎に並列油圧回路となつており、
それぞれの油圧切換弁が中立位置、すなわち、操
作されないときには、各アクチユエータへの油路
は閉止されるが、油路23または24を通つて送
油される圧油は、内部の中立時バイパス油路を通
つて、それぞれ油路35,36に入り、合流油路
25となり、オイルクーラ26、リターンフイル
タ27を経てタンク21に戻る。
また、操作レバ38により作動するパイロツト
弁15の二次側であるパイロツト圧出口ポートに
接続したパイロツト油路30およびその分岐パイ
ロツト油路31は油圧切換弁6,9のスプール
を、ブームシリンダ13が伸長する側に移動させ
るパイロツト油室に通じ、パイロツト弁15′の
パイロツト圧出口ポートに接続したパイロツト油
路33は油圧切換弁9のスプールを、ブームシリ
ンダ13が縮小する側に移動させるパイロツト油
室に通じ、操作レバ38′により作動するパイロ
ツト弁16,16′の二次側ポートであるパイロ
ツト圧出口ポートに接続したパイロツト油路4
6,47は旋回用油圧切換弁14のパイロツト油
室に通じている。その他の油圧切換弁、すなわ
ち、第1油圧切換弁群Aに属する油圧切換弁5,
7および第2油圧切換弁群Bに属する油圧切換弁
8,10,11などは従来の油圧シヨベルにおけ
る切換弁と同様、それぞれ専用のパイロツト弁
(図示せず)からの油圧信号により、第1油圧ポ
ンプ2、第2油圧ポンプ3の圧油を切換えて、各
アクチユエータに供給し、作動させる。また、パ
イロツトポンプ4の吐出油は、油圧切換弁5,
6,7,8,9,10,11,14など操作系の
油圧源となるものであり、ラインフイルタ28を
通り、リリーフ弁22により調圧され、操作系の
油圧源回路となる油路29を通つてパイロツト弁
15,15′,16,16′およびその他の油圧切
換弁用パイロツト弁などへの一次側の油圧源とし
て供給される。そうして、同一油圧切換弁群Aに
属し、同時に操作される機会が多く、また負荷出
力の低い方のアクチユエータ用の油圧切換弁14
を操作するパイロツト弁16,16′へ一次側の
油圧源となる、パイロツトポンプ4からの圧油を
供給する油路34の途中に受信部に作用する信号
に比例して減圧効果を増減する電磁比例減圧弁3
2を設け、該電磁比例減圧弁32受信部には任意
に調整可能の可変電流スイツチ44、スイツチ4
5を介して、電源48が通じるように信号回路が
設けてある。
また、上記スイツチ45の受信部にパイロツト
弁15、すなわち、負荷出力の高いアクチユエー
タ用油圧切換弁の切換操作をするパイロツト弁の
パイロツト油圧信号が作用すると閉路して電源4
8が信号回路を経て可変電流スイツチ44に通ず
る。
次に、以上の電気・油圧回路における作動につ
いて説明する。
最初に、ブームシリンダ13の伸縮動作のみの
単独操作をしたときを説明する。一般に油圧シヨ
ベルのブームには大きい負荷が加わり、強大な力
が要求されると共に、上昇時の作動速度も要求さ
れるので、上昇時には2個の油圧ポンプの吐出油
を同時にブームシリンダの伸縮側油室に供給し、
下降時には縮小側油室に1個の油圧ポンプの吐出
油を導く方式がとられている。第1図における操
作レバ38をブーム上昇側に操作すると、油圧源
であるパイロツトポンプ4の吐出圧油はパイロツ
ト弁15の一次側ポートから流入し、二次側ポー
トへ、操作量に比例する圧力で送出されるパイロ
ツト圧油は、パイロツト油路30,31を通り、
油圧信号として油圧切換弁9のパイロツト油室に
作用し、スプール位置をC位置からD位置に移動
させるので油路24の圧油は、該油圧切換弁9の
D位置通路、油路39,40を通つてブームシリ
ンダ13の伸長側油室に流入し、ブームを上昇せ
しめると同時に、パイロツト油路30は油圧切換
弁6のパイロツト油室にも通じているので、該切
換弁6のスプールをC位置からD位置に切換えよ
うとするが、一般的には、ブームシリンダ13の
伸長速度を第1速と第2速と使い分けする目的で
パイロツト圧が比較的低圧のとき、油圧切換弁9
側のスプールが先行移動し、更にパイロツト圧が
上昇すると油圧切換弁9のスプール位置はDに移
動したまま、油圧切換弁6のスプールがD位置に
移動するようにしてあるので、操作レバ38を全
操作してパイロツト弁15からより高圧のパイロ
ツト油圧信号が油路30に送り込まれなければ油
圧切換弁6は作動しない。高圧のパイロツト油圧
信号により、やがて、切換弁6のスプールもD位
置に移動すると、油路23からの圧油は該切換弁
6のD位置通路、油路41を通り、該油路41に
設けた圧油逆流防止用のチエツク弁17を押し開
き、油路39に合流し、油路40を通つてブーム
シリンダ13の伸長側油室に流入する。従つて、
ブームシリンダ13の伸長側油室へは、操作レバ
38の操作初期では第2油圧ポンプ3からの圧油
のみが、また操作後期では第1油圧ポンプ2と第
2油圧ポンプ3との圧油が合流して流入する。
次いで操作レバ38を逆方向に操作し、パイロ
ツト弁15′の二次側のパイロツト圧出口ポート
に接続されたパイロツト油路33の圧力が上昇
し、油圧切換弁9のブームシリンダ13縮小側の
パイロツト油室に流入すると、該油圧切換弁9の
スプールはE位置に移動し、油路24の圧油は該
油圧切換弁9のE位置通路、油路42,43を通
り、ブームシリンダ13の縮小側油室へ流入しブ
ームを下降せしめる。
次に、旋回モータ12を単独に作動させる場合
について述べる。
旋回用操作レバ38′を操作すると、これに連
動するパイロツト弁16または16′の油圧信号
がパイロツト油路46または47を通つて油圧切
換弁14のパイロツト油室に作用し、スプールを
DまたはE位置に切換えるので、油路23の分岐
油路からの圧油は、該油圧切換弁14のDまたは
E位置通路を経て、ブレーキバルブ37の保護の
下に、旋回モータ12を正転または逆転させる。
従つて旋回モータ12を単独で作動せしめるとき
は、第1油圧ポンプ2の吐出油が全量旋回モータ
12に流入することとなる。
次に、第1図の油圧回路の油圧シヨベルにおい
て、第6図の如きブームシリンダ13に大きな負
荷が常時加わつているときや、第7図の如く旋回
作動角度が僅かの間にブーム上昇作動を大きく得
る必要があるとき、しかも旋回動作、ブーム上昇
動作を同時に行う場合について説明する。
ブームを上昇せしめるため、操作レバ38を全
傾し、パイロツト弁15からの高いパイロツト油
圧信号がパイロツト油路30に流入すると、上述
の如く、油圧切換弁9,6のスプールは共にD位
置に移動し、第1ポンプ2、第2ポンプ3の圧油
は共にブームシリンダ13に流入しようとする
が、同時に、旋回モータ作動用操作レバ38′を
操作していると、油圧切換弁14のスプールもD
またはE位置に移動しているので、第1ポンプ2
の圧油は油圧切換弁6,14のそれぞれに連なる
アクチユエータの負荷出力に逆比例して分散、流
入する筈であるが、本発明では、回路図に示す如
く、パイロツト油路30に油圧信号が発生する
と、スイツチ45の回路は閉じ、電源48から可
変電流スイツチ44に通電される。従つて、予め
該可変電流スイツチ44を調整しておくことによ
り、その設定値に応じて出口ポートから油路34
に送出する圧力を決定する電磁比例減圧弁32が
パイロツト弁16,16′の一次側の流入ポート
とパイロツトポンプ4との間に設けてあるので、
該パイロツト弁16,16′からの最高パイロツ
ト圧は他のパイロツト弁からの圧力よりも減圧さ
れ、パイロツト油路46,47を通つて油圧切換
弁14のパイロツト油室へと導かれる。
その結果、ブーム用油圧切換弁9,6が完全に
D位置に切換わつたときも、旋回用油圧切換弁1
4はC位置からDまたはE位置への切換わり中間
位置となり、絞り通路を経由して旋回モータ12
を作動させることとなる。このときのパイロツト
圧と油圧切換弁14のスプール移動ストロークと
の関係を図によつて詳記する。第3,4図は、と
もに横軸には油圧切換弁のスプールが中立のとき
を原点としてストロークSをとり、パイロツト油
室に作用するパイロツト圧を縦軸にとつた図であ
るが、第3図は、パイロツト弁の一次側ポートに
供給される操作系の油圧源を減圧しないときの関
係を示す図であり、パイロツト圧Pが0〜P1
きはスプールは移動しないか、または開口しな
い、いわゆる不感帯であり、P1からP3に昇圧す
るにしたがい、ストロークSはS1から最大ストロ
ークS3となり、内部通路の開度は最大となる。更
にパイロツト圧がP4まで上昇してもストローク
S3を保持し続ける。一方第4図はパイロツト弁に
供給する油圧源を減圧弁によりP1とP3の中間圧
力P2に減圧したときの状況を示すが、このとき
の中間圧力P2は減圧後の油圧源圧力以内であり、
ストロークSの最大値はS1とS3の中間値S2とな
り、油圧切換弁の内部通路の開度は半開となるの
で絞り通路を形成し通過抵抗が付加される。
従つて、前記油圧切換弁14のDまたはE位置
通路に絞り抵抗を与えるべく、可変電流スイツチ
44の設定値を、ブームシリンダ13に加わる負
荷出力や作業条件に適した旋回角度になるように
調整しておくことにより、ブーム上昇、旋回時に
おいて操作レバを微調整することなく計画的な関
係速度にすることができる。
なお、ブーム上昇操作以外の操作のときは、ス
イツチ45が作動せず、電磁比例減圧弁32には
通電されないので、パイロツト弁16,16′の
一次側ポートに流入するパイロツトポンプ1の油
圧源圧力は減圧されず、通常の油圧シヨベルの運
転操作と何等変化はない。
第2図は本発明の変更例を示す油圧・電気回路
図であり、第1図は実施例では電磁比例減圧弁3
2により減圧をし、その最高値を制限した操作系
の油圧源を、パイロツト弁16,16′の一次側
油路に供給したが、この実施例では上記油圧源は
他のパイロツト弁と同一であり、パイロツト弁1
6,16′の二次側ポートと油圧切換弁14のパ
イロツト油室とを連通するパイロツト油路の中間
に比例電磁減圧弁32′,32′を配置したもので
あるが、その作用効果は第1図の実施例と全く同
様、パイロツト油圧信号の最大値は比例電磁減圧
弁32′,32′で同時に制限されるものである。
発明の効果 本発明にかかる油圧ならびに電気回路を有する
アクチユエータ相対速度の可変装置を備えておく
と、油圧シヨベルにおけるブーム上昇、旋回の如
く、並列回路で構成された同一の油圧切換弁群内
の油圧切換弁を同時に操作をし所定の複合運転を
する場合、作業対象物やアクチユエータの種類に
よる負荷出力の変化、作業条件の変化による作動
経路の要求の異なるようなときにおいても、予
め、可変電流スイツチを調整したうえで運転をす
れば、従来の如き操作レバを微妙に操作する必要
もなく所望の作動が得られるので作業能率が上が
り、また初心者にも容易な複合運転操作ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、それぞれ本発明の第1実施
例、変更例を示す油圧・電気回路図、第3、第4
図は油圧切換弁のパイロツト油室に作用するパイ
ロツト圧とスプールの移動ストロークの関係を示
す線図、第5図は従来の実施例を示す油圧回路
図、第6図は油圧シヨベルのフロントアタツチメ
ントとして特殊クラムシエルを装備した側面図、
第7図は油圧シヨベルのブーム上昇高さと旋回角
度の関係を示す図である。 A……第1油圧切換弁群、B……第2油圧切換
弁群、12……旋回モータ、13……ブームシリ
ンダ、15,15′……パイロツト弁、16,1
6′……パイロツト弁、32……電磁比例減圧弁、
44……可変電流スイツチ、45……スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パイロツト油室に作用するパイロツト弁の二
    次側からの油圧信号の大小に比例する開度で切換
    えられ並列回路接続の複数の油圧切換弁で構成さ
    れる油圧切換弁群とそれぞれの油圧切換弁に連な
    るアクチユエータとからなる油圧回路において、
    同一油圧切換弁群内の負荷圧力の低いアクチユエ
    ータに圧油を供給する油圧切換弁用パイロツト弁
    の油圧源となる一次側管路の途中に設けた電磁比
    例減圧弁と、該電磁比例減圧弁の受信部に信号を
    供給する信号回路に設けた可変電流スイツチと、
    該信号回路上にあつて負荷圧力の高いアクチユエ
    ータ用油圧切換弁の操作信号で閉路するスイツチ
    と、から構成したことを特徴とするアクチユエー
    タ相対速度の可変装置。
JP61042392A 1986-02-26 1986-02-26 アクチユエ−タ相対速度の可変装置 Granted JPS62200005A (ja)

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JPH0210802Y2 (ja) * 1984-12-11 1990-03-16

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