JP6949783B2 - 作業機の油圧システム - Google Patents

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Description

本発明は、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機の油圧システム及び制御弁に関する。
従来、作業機の油圧システムとして特許文献1が知られている。特許文献1の作業機は、ブームと、バケットと、ブームを作動させるブームシリンダと、バケットを作動させるバケットシリンダと、予備アタッチメントを作動させる予備アクチュエータと、ブームシリンダの伸縮を制御する第1制御弁と、バケットシリンダの伸縮を制御する第2制御弁と、予備アクチュエータを作動させる第3制御弁を備えている。
特開2010−270527号公報
特許文献1の作業機では、第1制御弁、第2制御弁、第3制御弁といった複数の制御弁によって、ブームシリンダ、バケットシリンダ等の油圧アクチュエータを作動させている。複数の制御弁と油圧アクチュエータとを接続する油路(給排油路)、又は、複数の制御弁には、作動油を排出する排出油路が接続されている。給排油路から排出油路へと排出される作動油、複数の制御弁から排出油路へと排出される作動油をコントロールすることによって、様々な状況に対応して、油圧アクチュエータをバランスよく作動させるようにしている。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、より制御弁(油圧アクチュエータ)をスムーズに作動させることができる作業機の油圧システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下の通りである。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、第1油圧アクチュエータと、第2油圧アクチュエータと、前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、前記作動油の圧力を上昇させる圧力上昇部と、前記第1制御弁及び第2制御弁のいずれかに接続され且つ前記圧力上昇部が接続される第1系統排出油路と、前記第1系統排出油路に接続され且つ前記第1系統排出油路とは別に作動油を排出可能な第2系統排出油路と、前記第2系統排出油路を閉鎖することで前記圧力上昇部に作動油を流す許容位置と、前記第2系統排出油路を開放することで前記圧力上昇部に向けて作動油が流れることを抑制する抑制位置と、前記第1油圧アクチュエータの作動油を前記第1系統排出油路及び第2系統排出油路とは異なる第3系統排出油路で排出するフロート位置とに切換可能なフロート切換弁と、を備えている。
作業機の油圧システムは、前記第1制御弁と前記油圧ポンプとを接続する吐出油路と、前記吐出油路から分岐して前記フロート切換弁に接続するアンロード油路と、を備え、前記フロート切換弁は、前記アンロード油路の作動油を前記第2系統排出油路に排出するアンロード位置に切り換え可能である。
作業機の油圧システムは、少なくとも前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかを操作する操作部材を備え、前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれも操作されていない場合には、前記フロート切換弁は、前記アンロード位置に切り換え可能である。
前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかが操作されている場合には、前記フロート切換弁は、前記抑制位置、許容位置及びフロート位置のいずれかに切り換わる。
作業機の油圧システムは、前記第1油圧アクチュエータから前記第1制御弁に戻る作動油である戻り油を、前記第2制御弁に供給する第1油路と、前記吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油を、前記第1油圧アクチュエータに供給する第2油路と、前記第1制御弁の内部で排出ポートに連通し且つ前記第1油路と前記第1系統排出油路とを接続する第3油路と、前記第1油路に接続され、且つ、前記第1油路の戻り油を前記第2油路に返す第4油路と、を備えている。
前記第1油路は、前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータとを接続し且つ前記戻り油が流れる第1接続油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記第1接続油路に連通する第1内部油路と、前記第1内部油路に連通し且つ前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続する外部油路とを有し、前記第2油路は、前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータとを接続し且つ前記供給油が流れる第2接続油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記第2接続油路に連通する第2内部油路とを有し、前記第3油路は、前記第1内部油路と前記第1系統排出油路とを接続する油路である。
前記第4油路は、前記第1油路とは別の油路であって前記第1油路の前記外部油路と前記第1制御弁とを連結する連結油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記連結油路に連通する第3内部油路と、前記第3内部油路に連通し且つ、前記連結油路及び前記第3内部油路を通過した作動油を前記第1制御弁に返す返し油路とを含んでいる。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、第1油圧アクチュエータと、第2油圧アクチュエータと、前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、前記第1制御弁と前記油圧ポンプとを接続する吐出油路と、前記吐出油路から分岐するアンロード油路と、前記アンロード油路に接続されたフロート切換弁であって、前記第1油圧アクチュエータの内部の作動油を排出するフロート動作を行うフロート位置と、前記アンロード油路の作動油を排出して前記第1制御弁及び第2制御弁への作動油の供給を抑制するアンロード位置とに切換可能なフロート切換弁と、を備えている。
作業機の油圧システムは、少なくとも前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかを操作する操作部材を備え、前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれも操作されていない場合には、前記フロート切換弁は、前記アンロード位置に切り換え可能である。
前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかが操作されている場合には、前記フロート切換弁は、前記フロート位置に切り換え可能である。
本発明によれば、より制御弁(油圧アクチュエータ)をスムーズに作動させることができる。
作業機の油圧システム(油圧回路)を示す図である。 作動油の流れを説明する説明図である。 作業機の油圧システムの変形例を示す図である。 作業機として例示するスキッドステアローダの全体図である。
以下、本発明に係る作業機の油圧システムの好適な実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
まず、作業機から説明する。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、スキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機はスキッドステローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、機体(車体)2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5A、5Bとを備えている。
機体2上にはキャビン3が搭載されている。キャビン3内の後部には運転席8が設けられている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図4の右側)を後方、運転者の左側(図4の手前側)を左方、運転者の右側(図4の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
キャビン3は、機体2に搭載されている。作業装置4は、作業を行う装置で、機体2に装備されている。走行装置5Aは、機体2を走行させる装置であって、機体2の左側に設けられている。走行装置5Bは、機体2を走行させる装置であって、機体2の右側に設けられている。機体2内の後部には原動機7が設けられている。原動機7は、ディーゼルエンジン(エンジン)である。なお、原動機7は、エンジンに限定されず、電動モータ等であってもよい。
運転席8の左側には、走行レバー9Lが設けられている。運転席8の右側には、走行レバー9Rが設けられている。左側の走行レバー9Lは、左側の走行装置5Aを操作するものであり、右側の走行レバー9Rは、右側の走行装置5Bを操作するものである。
作業装置4は、ブーム10と、バケット11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ17とを有する。ブーム10は、機体2の側方に設けられている。バケット11は、ブーム10の先端(前端)に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10の基部(後部)を支持する。ブームシリンダ14は、ブーム10を上又は下に駆動する。
詳しくは、リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、機体2の側方に設けられている。リフトリンク12の上部は、ブーム10の基部の上部に枢支されている。リフトリンク12の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。制御リンク13は、リフトリンク12の前方に配置されている。制御リンク13の一端は、ブーム10の基部の下部に枢支され、他端が機体2に枢支されている。
ブームシリンダ14は、ブーム10を昇降する油圧シリンダである。ブームシリンダ14の上部は、ブーム10の基部の前部に枢支されている。ブームシリンダ14の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。ブームシリンダ14を伸縮すれば、リフトリンク12及び制御リンク13によってブーム10が上下に揺動する。バケットシリンダ17は、バケット11を揺動する油圧シリンダである。バケットシリンダ17は、バケット11の左部と左のブームとの間を連結すると共に、バケット11の右部と右のブームとの間を連結する。なお、ブーム10の先端(前部)には、バケット11の代わりに、油圧圧砕機,油圧ブレーカ,アングルブルーム,オーガー,パレットフォーク,スイーパー,モア,スノウブロア等の予備アタッチメントが装着可能とされている。
走行装置5A,5Bは、本実施形態では前輪5F及び後輪5Rを有する車輪型の走行装置5A,5Bが採用されている。なお、走行装置5A,5Bとしてクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置5A,5Bを採用してもよい。
次に、スキッドステアローダ1に設けられた作業系油圧回路(作業系油圧システム)について説明する。
作業系油圧システムは、ブーム10、バケット11、予備アタッチメント等を作動させるシステムであって、図1に示すように、複数の制御弁20と、作業系の油圧ポンプ(第1油圧ポンプ)P1を備えている。また、第1油圧ポンプP1とは異なる第2油圧ポンプP2を備えている。
第1油圧ポンプP1は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。第2油圧ポンプP2は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。なお、第2油圧ポンプP2は、油圧システムにおいて、信号用の作動油、制御用の作動油を吐出する。信号用の作動油及び制御用の作動油のことをパイロット油という。
複数の制御弁20は、作業機1に設けられた様々な油圧アクチュエータを制御する弁である。油圧アクチュエータとは、作動油によって作動する装置で、油圧シリンダ、油圧モータ等である。この実施形態では、複数の制御弁20は、ブーム制御弁20A、バケット制御弁20B、予備制御弁20Cである。
ブーム制御弁20Aは、ブーム10を作動する油圧アクチュエータ(ブームシリンダ)14を制御する弁である。ブーム制御弁20Aは、直動スプール形3位置切換弁である。ブーム制御弁20Aは、中立位置20a3、中立位置20a3とは異なる第1位置20a1、中立位置20a3及び第1位置20a1とは異なる第2位置20a2に切り換わる。ブーム制御弁20Aにおいて、中立位置20a3、第1位置20a1、第2位置20a2の切換は、操作部材181の操作によりスプールを動かすことによって行う。なお、ブーム制御弁20Aの切換は、操作部材181を手動操作することによってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを油圧操作(パイロットバルブによる油圧操作、比例弁による油圧操作)で移動させてもよいし、電気操作(ソレノイドを励磁することによる電気操作)で移動させてもよいし、その他の方法で移動させてもよい。
ブーム制御弁20Aと、第1油圧ポンプP1とは吐出油路27により接続されている。吐出油路27であって、ブーム制御弁20Aと第1油圧ポンプP1との間の区間には、作動油タンク15に繋がる排出油路24aが接続されている。排出油路24aの中途部にリリーフ弁(メインリリーフ弁)25が設けられている。第1油圧ポンプP1から吐出した作動油は、吐出油路27を通過してブーム制御弁20Aに供給される。また、ブーム制御弁20Aと、ブームシリンダ14とは、油路21で接続されている。
詳しくは、ブームシリンダ14は、筒体14aと、筒体14aに移動自在に設けられたロッド14bと、ロッド14bに設けられたピストン14cとを備えている。筒体14aの基端部(ロッド14b側とは反対側)には、作動油を給排する第1ポート14dが設けられている。筒体14aの先端(ロッド14b側)には、作動油を給排する第2ポート14eが設けられている。
油路21は、ブーム制御弁20Aの第1ポート31とブームシリンダ14の第1ポート14dとを接続する連通油路21aと、ブーム制御弁20Aの第2ポート32とブームシリンダ14の第2ポート14eとを接続する油路21bとを有している。
したがって、ブーム制御弁20Aを第1位置20a1にすれば、連通油路21aからブームシリンダ14の第1ポート14dに作動油を供給することができると共に、ブームシリンダ14の第2ポート14eから連通油路21bに作動油を排出することができる。これによって、ブームシリンダ14は伸長し、ブーム10は上昇する。ブーム制御弁20Aを第2位置20a2にすれば、連通油路21bからブームシリンダ14の第2ポート14eに作動油を供給することができると共に、ブームシリンダ14の第1ポート14dから連通油路21aに作動油を排出することができる。これによって、ブームシリンダ14は収縮し、ブーム10は下降する。
バケット制御弁20Bは、バケット11を制御する油圧シリンダ(バケットシリンダ)17を制御する弁である。バケット制御弁20Bは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。バケット制御弁20Bは、中立位置20b3、中立位置20b3とは異なる第1位置20b1、中立位置20b3及び第1位置20b1とは異なる第2位置20b2に切り換わる。バケット制御弁20Bにおいて、中立位置20b3、第1位置20b1及び第2位置20b2の切換は、操作部材181の操作によりスプールを動かすことによって行う。なお、バケット制御弁20Bの切換は、操作部材181を手動操作することによってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを油圧操作(パイロットバルブによる油圧操作、比例弁による油圧操作)で移動させてもよいし、電気操作(ソレノイドを励磁することによる電気操作)で移動させてもよいし、その他の方法で移動させてもよい。
バケット制御弁20Bと、バケットシリンダ17とは、油路22で接続されている。詳しくは、バケットシリンダ17は、筒体17aと、筒体17aに移動自在に設けられたロッド17bと、ロッド17bに設けられたピストン17cとを備えている。筒体17aの基端部(ロッド17b側とは反対側)には、作動油を給排する第1ポート17dが設けられている。筒体17aの先端(ロッド17b側)には、作動油を給排する第2ポート17eが設けられている。
油路22は、バケット制御弁20Bの第1ポート35とバケットシリンダ17の第2ポート17eとを接続する連通油路22aと、バケット制御弁20Bの第2ポート36とバケットシリンダ17の第1ポート17dとを接続する連通油路22bとを有している。
したがって、バケット制御弁20Bを第1位置20b1にすれば、連通油路22aからバケットシリンダ17の第2ポート17eに作動油を供給することができると共に、バケットシリンダ17の第1ポート17dから連通油路22bに作動油を排出することができる。これによって、バケットシリンダ17は収縮し、バケット11はスクイ動作する。バケット制御弁20Bを第2位置20a2にすれば、連通油路22bからバケットシリンダ17の第1ポート17dに作動油を供給することができると共に、バケットシリンダ17の第2ポート17eから連通油路22aに作動油を排出することができる。これによって、バケットシリンダ17は伸長し、ダンプ動作する。
予備制御弁20Cは、予備アタッチメントに装着された油圧アクチュエータ(油圧シリンダ、油圧モータ等)16を制御する弁である。予備制御弁20Cは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。予備制御弁20Cは、中立位置20c3、中立位置20c3とは異なる第1位置20c1、中立位置20c3及び第1位置20c1とは異なる第2位置20c2に切り換わる。予備制御弁20Cにおいて、中立位置20c3、第1位置20c1及び第2位置20c2の切換は、パイロット油の圧力によってスプールを動かすことによって行う。予備制御弁20Cには、給排油路83a、83bを介して接続部材18が接続されている。接続部材18には、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に接続された油路が接続される。
したがって、予備制御弁20Cを第1位置20c1にすれば、給排油路83aから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。予備制御弁20Cを第2位置20c2にすれば、給排油路83bから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。このように、給排油路83a又は給排油路83bから油圧アクチュエータ16に作動油を供給することにより、当該油圧アクチュエータ16(予備アタッチメント)を作動させることができる。
さて、油圧システムにおいては、シリーズ回路(シリーズ油路)が適用されている。シリーズ回路では、油圧アクチュエータから上流側の制御弁に戻った作動油が、下流側の制御弁に供給可能である。例えば、バケット制御弁20Bと、予備制御弁20Cとに着目すると、バケット制御弁20Bが上流側の制御弁であり、予備制御弁20Cが下流側の制御弁である。
以下、上流側の制御弁を「第1制御弁」、下流側の制御弁を「第2制御弁」という。第1制御弁及び第2制御弁以外の制御弁であって第2制御弁の下流側に設けられた制御弁のことを「第3制御弁」という。
また、第1制御弁に対応する油圧アクチュエータのことを「第1油圧アクチュエータ」、第2制御弁に対応する油圧アクチュエータのことを「第2油圧アクチュエータ」、第3制御弁に対応する油圧アクチュエータのことを「第3油圧アクチュエータ」という。第1油圧アクチュエータから第1制御弁に戻る作動油である戻り油を、第2制御弁に供給する油路のことを、「第1油路」という。
この実施形態では、ブーム制御弁20Aが「第1制御弁」、バケット制御弁20Bが「第2制御弁」、予備制御弁20Cが「第3制御弁」である。また、ブームシリンダ14が「第1油圧アクチュエータ」、バケットシリンダ17が「第2油圧アクチュエータ」、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16が「第3油圧アクチュエータ」である。
以下、第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとの関係について、詳しく説明する。
第1制御弁20Aと第1油圧ポンプP1の吐出部とは、吐出油路27により接続されている。吐出油路27は中途部27aで分岐している。吐出油路27の分岐後の油路は、第1制御弁20Aの第1入力ポート46a及び第2入力ポート46bに接続されている。また、吐出油路27は、第1制御弁20Aの第3入力ポート46cに接続されている。したがって、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油は、吐出油路27、第1入力ポート46a、第2入力ポート46b、第3入力ポート46cを通じて、第1制御弁20A内に供給することが可能である。第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとは、中央油路51により接続されている。中央油路51は、第1制御弁20Aの第3出力ポート41cと、第2制御弁20Bの第3入力ポート42cとを接続している。
さて、第1制御弁20Aを中立位置20a3にした場合、第3入力ポート46cと第3出力ポート41cとを結ぶ中央油路53cの連通によって、吐出油路27から第1制御弁20Aに供給された作動油である供給油は、当該第1制御弁20Aを通過して中央油路51に供給される。
第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとは、中央油路51とは別に、第1油路61により接続されている。第1油路61は、第1油圧アクチュエータ14から第1制御弁20Aに戻る戻り油を、第1制御弁20Aを通過させて第2制御弁20Bに供給する油路である。
第1油路61は、連通油路(第1接続油路)21aと、第1内部油路61aと、外部油路61bとを有している。第1接続油路21aは、第1制御弁20Aの第1ポート31と、第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dとを接続する油路であって、第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dから排出された戻り油が流れる油路である。
第1内部油路61aは、第1制御弁20Aに設けられ且つ第1接続油路21aに連通する油路である。詳しくは、第1内部油路61aは、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合に、第1制御弁20Aの第1ポート31と第1制御弁20Aの第1出力ポート41aとを接続する油路である。
外部油路61bは、第1内部油路61aに連通し且つ第2制御弁20Bに接続する油路である。外部油路61bは、第1制御弁20Aの第1出力ポート41aと第2制御弁20Bの第1入力ポート42aとを接続し、且つ、第1制御弁20Aの第2出力ポート41bと第2制御弁20Bの第2入力ポート42bとを接続している。外部油路61bの中途部は、中央油路51に接続されている。即ち、外部油路61bと中央油路51とは途中で合流している。
以上によれば、第1制御弁20Aを側方位置である第2位置20a2にした場合、第2入力ポート46bへ導入された供給油は、第2ポート32及び連通油路21bを通過して第1油圧アクチュエータ14の第2ポート14eに入ることになる。第2ポート14eに供給油が供給されると、例えば、第1油圧アクチュエータ14は収縮する。第1油圧アクチュエータ14が収縮すると、当該第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dから排出された戻り油が、第1接続油路21aを通過して第1内部油路61aに流れ、第1内部油路61aの戻り油は、外部油路61bを通って、第2制御弁20Bに向けて流れる。したがって、第1油圧アクチュエータ14の戻り油を第2制御弁20Bに供給することができる。
次に、第2制御弁20Bと第3制御弁20Cとの関係について、詳しく説明する。
第2制御弁20Bと第3制御弁20Cとは、中央油路72により接続されている。中央油路72は、第2制御弁20Bの第3出力ポート43cと、第3制御弁20Cの第3入力ポート44cとを接続している。したがって、第2制御弁20Bを中立位置20b3にした場合、第2制御弁20Bに供給された作動油である供給油は、第3入力ポート42cと第3出力ポート43cとを結ぶ中央油路73cを通って、第3出力ポート43cに接続された中央油路72に供給される。
第2制御弁20Bと第3制御弁20Cとは、中央油路72とは別に、油路81により接続されている。油路81は、第2油圧アクチュエータ17から第2制御弁20Bに戻る戻り油を、第2制御弁20Bを通過させて第3制御弁20Cに供給する油路である。
油路81は、連通油路22aと、連通油路81aと、連通油路81bと、を有している。連通油路22aは、第2制御弁20Bの第1ポート35と、第2油圧アクチュエータ17の第2ポート17eとを接続する油路であって、第2ポート17eから排出された戻り油が流れる油路である。
連通油路81aは、第2制御弁20Bに設けられ且つ連通油路22aに連通する油路である。詳しくは、連通油路81aは、第2制御弁20Bを第2位置20b2にした場合に、第2制御弁20Bの第1ポート35と第2制御弁20Bの第1出力ポート43aとを接続する油路である。
連通油路81bは、連通油路81aに連通し且つ第3制御弁20Cに接続する油路である。連通油路81bは、第2制御弁20Bの第1出力ポート43aと第3制御弁20Cの第1入力ポート44aとを接続し、且つ、第2制御弁20Bの第2出力ポート43bと第3制御弁20Cの第2入力ポート44bとを接続している。連通油路81bの中途部は、中央油路72に合流している。
以上によれば、第2制御弁20Bを側方位置である第2位置20b2にした場合、第2入力ポート42bへ導入された供給油は、第2ポート36及び連通油路22bを通過して第2油圧アクチュエータ17の第1ポート17dに入ることになる。第1ポート17dに供給油が供給されると、例えば、第2油圧アクチュエータ17は伸長する。第2油圧アクチュエータ17が伸長すると、当該第2油圧アクチュエータ17の第2ポート17eから排出された戻り油が、連通油路22aを通過して連通油路81aに流れ、連通油路81aの戻り油は、連通油路81bを通って、第3制御弁20Cに向けて流れる。したがって、第2油圧アクチュエータ17の戻り油を第3制御弁20Cに供給することができる。
作業機の油圧システムは、排出油路24bを含んでいる。排出油路24bは、第1制御弁20Aに接続され、且つ、第1制御弁20Aを通過した作動油を作動油タンク15等に排出可能である。
排出油路24bは、油路24b1と、油路24b2と、油路24b3とを含んでいる。油路24b1は、連通油路21bに接続する油路である。油路24b1の中途部にはリリーフ弁37が設けられている。油路24b2は、第1接続油路21a、第1制御弁20Aの第1排出ポート33a及び第2排出ポート33bに接続する油路である。油路24b2の中途部にもリリーフ弁37が設けられている。
油路24b3は、油路24b1及び油路24b2の合流部26aと作動油タンク15とを接続する油路である。
また、排出油路24は、第2制御弁20Bを通過した作動油を作動油タンク15等に排出可能である。
また、排出油路24bは、油路24b4、油路24b5、油路24b6、油路24b7を含んでいる。油路24b4は、連通油路22bに接続する油路である。油路24b1の中途部にはリリーフ弁38が設けられている。油路24b5は、連通油路22a、第2制御弁20Bの第1排出ポート34a及び第2排出ポート34bに接続する油路である。油路24b5の中途部にもリリーフ弁38が設けられている。
油路24b6は、油路24b1及び油路24b2の合流部26bと、油路24b3とを接続している。また、油路24b6は、中央油路72に連通する中央油路75に連通している。油路24b7は、油路24b6と中央油路75とが合流する合流部76と、作動油タンク15等を接続している。油路24b7には、作動油の流量を減少させる絞り部113と、作動油を冷却するオイルクーラ114が設けられている。
図1、図2に示すように、作業機の油圧システムは、第3油路110と、第4油路120とを備えている。第3油路110は、第1油路61に接続された油路である。第3油路110は、第1制御弁20Aに設けられ、第1油路61の第1内部油路61aと排出油路24bとを接続している。詳しくは、第3油路110は、第1制御弁20が第2位置20a2である場合に、第1内部油路61aと第1排出ポート33a(排出油路24b)とを接続する。なお、第3油路110に作動油の流量を減少させる絞り部151を設けてもよい。
第4油路120は、第1油路61に接続され且つ第1油路61の戻り油を、第2油路85に供給する油路である。第2油路85は、連通油路(第2接続油路)21bと、第2内部油路86と、を有している。連通油路21bは、第1制御弁20Aの第2ポート32と、第1油圧アクチュエータ14の第2ポート14eとを接続する油路であって、第2ポート32に流れる供給油を第2ポート14eに流す油路である。第2内部油路86は、第1制御弁20Aに設けられ且つ連通油路21bに連通する油路である。詳しくは、第2内部油路86は、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合に、第1制御弁20Aの第2入力ポート46bと第1制御弁20Aの第2ポート32とを接続する油路である。
第4油路120は、連結油路121と、第3内部油路122と、返し油路123とを有している。連結油路121は、第1油路61とは別の油路であって、第1油路61の外部油路61bと第1制御弁20Aとを連結する油路である。詳しくは、連結油路121は、中央油路51の一部の油路であって、合流部63と第1制御弁20Aの第3出力ポート41cとを接続する油路である。第3内部油路122は、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合に、第1制御弁20Aの第3出力ポート41cと第1制御弁20Aの第3入力ポート46cとを接続する油路である。なお、第3内部油路122に作動油の流量を減少させる絞り部150を設けてもよい。
返し油路123は、第3内部油路122に連通し且つ、連結油路121及び第3内部油路122を通過した作動油を第1制御弁20Aに返す返し油路である。返し油路123は、吐出油路27の一部の油路であって、吐出油路27における区間油路123aと、吐出油路27における区間油路123bとを含んでいる。区間油路123aは、第3出力ポート41cと中途部27aとを接続する油路である。区間油路123bは、中途部27aと、
第1入力ポート46a及び第2入力ポート46bを接続する油路である。
さて、作業機の油圧システムは、第1制御弁20Aから排出する作動油の系統が2系統となっている。即ち、作業機の油圧システムは、第1系統排出油路301と、第2系統排出油路とを含んでいる。第1系統排出油路301は、第1制御弁20Aの排出ポート(第1排出ポート33a、第2排出ポート33b)に接続された油路を含んでいる。具体的には、第1系統排出油路301は、油路24b2と、油路24b3とを有している。
第1系統排出油路301には、圧力上昇部130が接続されている。圧力上昇部130は、少なくとも第1系統排出油路301の圧力を上昇させることが可能な部分である。圧力上昇部130は、油路24b3に設けられた逆止弁である。詳しくは、逆止弁は、排出油路24b3において、当該排出油路24b3と排出油路24aとが合流する合流部26cと、作動油タンク15との区間135に設けられている。
逆止弁は、作業油が合流部26a側(合流部26c側)から作動油タンク15に向けて流れることを許容し且つ作動油が作動油タンク15側から合流部26a側(合流部26c側)に向けて流れるのを阻止する弁である。逆止弁は差圧を設定する設定部材131を有している。設定部材131はスプリング等で構成されていて、作動油の流れを許容する方向と反対側(阻止する方向)から弁体を所定の付勢力で押すことによって差圧を生じさせる。上述した実施形態では、圧力上昇部130は、逆止弁で構成していたが、排出油路24bの圧力を上昇させるものであれば何でもよく、オイルクーラ、リリーフ弁、絞り部(絞り弁)、チョーク弁であってもよい。
第2系統排出油路は、第1系統排出油路301に接続され且つ第1系統排出油路301とは別に作動油を排出可能な油路である。第2系統排出油路は、油路24b2から分岐した分岐油路280である。分岐油路280は、作動油を排出する排出部に至る油路である。排出部は、作動油タンク、油圧ポンプの吸込部(作動油を吸い込む部分)である。なお、排出部は、作動油が排出される部分であればよく、作動油タンク、油圧ポンプの吸込部以外であってもよく限定されない。
第2系統排出油路(分岐油路280)は、油路280aと、油路280bとを含んでいる。油路280aは、油路24b2から分岐してフロート切換弁268に接続する油路である。油路280bは、フロート切換弁268に接続され且つ作動油タンク15等の排出部に至る油路である。
フロート切換弁268は、少なくとも3位置切換弁であって、許容位置268aと、抑制位置268bと、フロート位置268cとに切り換え可能である。フロート切換弁268は、許容位置268aである場合、第2系統排出油路(分岐油路280)を閉鎖することで圧力上昇部130に作動油を流す。フロート切換弁268は、抑制位置268bである場合、第2系統排出油路(分岐油路280)を開放することで圧力上昇部130に向けて作動油が流れることを抑制する。フロート切換弁268は、フロート位置268cである場合、第1油圧アクチュエータ14の作動油を第1系統排出油路301及び第2系統排出油路(分岐油路280)とは異なる油路で排出する。なお、この実施形態では、フロート切換弁268は、許容位置268a、抑制位置268b及びフロート位置268cの他に、アンロード位置268dに切り換え可能である。フロート切換弁268は、アンロード位置268dである場合、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油を第2系統排出油路(分岐油路280)に排出することで、少なくとも第1制御弁20A及び第2制御弁20Bへの作動油の供給を停止する。フロート切換弁268では、スプールを一方向に移動させると、抑制位置268bに切り換わり、さらに、スプールを一方向に移動させると、アンロード位置268dに切り換わる構成となっている。
以下、フロート切換弁268について詳しく説明する。
フロート制御弁268は、第1ポート231、第2ポート232、第3ポート233、第4ポート234、第5ポート235、第6ポート236、第7ポート237、第8ポート238を有している。第1ポート231には、連通油路21aから分岐した油路169aが接続され、第2ポート232には、連通油路21bから分岐した油路169bが接続されている。また、第4ポート234及び第5ポート235は、油路169cに接続されている。油路169cは、第4ポート234及び第5ポート235と、圧力上昇部130の流入ポート130aとを接続する油路である。油路169a、油路169b及び油路169cは、第1系統排出油路301及び第2系統排出油路とは異なる油路の系統(第3系統排出油路)であって、フロート用の排出油路である。
第3ポート233、第6ポート236及び第8ポート238には、分岐油路280が接続されている。具体的には、第3ポート233には、分岐油路280の油路280aが接続され、第6ポート236及び第8ポート238には、分岐油路280の油路280bが接続されている。
第7ポート237には、吐出油路40の中途から分岐してフロート切換弁268に接続するアンロード油路270が接続されている。アンロード油路270は、例えば、吐出油路40における区間油路123bに接続されている。
フロート制御弁268がフロート位置268cである場合、当該フロート制御弁268のスプールは、第1ポート231と第5ポート235とを連通し且つ、第2ポート232と第4ポート234とを連通する。その結果、フロート制御弁268がフロート位置268cである場合、連通油路21aの作動油は、油路169a及び油路169cを通過して、圧力上昇部130に到達した後、当該圧力上昇部130を通過して作動油タンク15に排出される。つまり、フロート制御弁268がフロート位置268cである場合、第1アクチュエータ14内部の作動油が、作動油タンク15に排出されることになり、フロート動作が行われる。
フロート制御弁268が抑制位置268bである場合、当該フロート制御弁268のスプールは、第3ポート233と第6ポート236とを連通する。また、フロート制御弁268が抑制位置268bである場合、当該フロート制御弁268のスプールは、第1ポート231と第5ポート235との連通、第2ポート232と第4ポート234との連通、第7ポート237と第8ポート238の連通をそれぞれ遮断する。つまり、フロート制御弁268が抑制位置268bである場合、分岐油路280が開放される。その結果、フロート制御弁268が抑制位置268bである場合、第1制御弁20Aの第1排出ポート33a及び第2排出ポート33bのいずれかから排出された作動油は、油路280a及び油路280bを通過して、作動油タンク15に排出されることになる。
フロート制御弁268が許容位置268aである場合、当該フロート制御弁268のスプールは、第1ポート231〜第8ポート238の連通を遮断する。つまり、フロート制御弁268が許容位置268aである場合、分岐油路280が閉鎖される。
このように、フロート制御弁268が許容位置268aである状態では、分岐油路280が閉鎖されるため排出油路24b3の区間135において、圧力上昇部130の流入ポート130aよりも上流側における作動油の流れが変わる。第1系統排出油路301に繋がる第3油路110に設けた絞り部151によって差圧が生じ、第1内部油路61aの圧力が低くなると、図2の矢印A1に示すように、第1系統排出油路301の作動油は、第1排出ポート33aを通過して第3油路110に流れる。図2の矢印A2に示すように、第3油路110に逆流させた作動油(逆流油)や第3油路110に連通する第1内部油路61aを流れる戻り油等は、当該第1内部油路61a及び第1出力ポート41aを通過して、外部油路61bに流れる。図2の矢印A3に示すように、外部油路61bの作動油の一部は、合流部63を通過して連結油路121及び第3内部油路122を流れ、第3入力ポート46cから排出される。また、図2の矢印A4に示すように、第3入力ポート46cから排出された作動油は、返し油路123を通過して、再び第1制御弁20Aに戻り、第1制御弁20Aの第2入力ポート46bに入る。図2の矢印A5に示すように、第1制御弁20Aの第2入力ポート46bに入った作動油は、第2油路85の第2内部油路86を流れて、第2油路85の連通油路21bに流れることになる。つまり、図2のA1〜A5に示すように、フロート制御弁268が許容位置268aにした場合は、第1系統排出油路301の作動油を逆流させ、逆流した作動油等を、供給油が流れる連通油路21bに供給することができる。
これによれば、例えば、第1油圧アクチュエータ14を収縮する動作、ブーム下げの動作をした場合、第1油圧ポンプP1が吐出した作動油に加えて、戻り油又は逆流油を連通油路21bに供給することができる。その結果、ブーム下げ動作に対する応答が速くなり、素早い速度でブーム下げをスムーズに行うことができる。言い換えれば、第1油圧ポンプP1が吐出した作動油に、少なくとも戻り油及び逆流油が加わるため、ブーム下げ動作を素早く行った場合等に、一時的にブーム下げに必要な作動油の流量が、第1油圧ポンプP1から吐出する作動油の流量を超えてしまうことを防止することができる。
一方、フロート制御弁268が抑制位置268bである状態では、第2系統排出油路(分岐油路280)が開放されるため、図2の矢印A6に示すように、排出油路24b3の作動油は、第2系統排出油路(分岐油路280)を通過して作動油タンク15等に向かって流れる。そのため、圧力上昇部130が作用しなくなるため、排出油路24b3の区間135の作動油の圧力は上昇しない。この場合は、第1制御弁20Aの第3油路110を通過した作動油を、作動油タンク15等へ向けて流すことができる。
例えば、バケット11或いは予備アクチュエータが何らかの事情で動かなくなり、第1制御弁20Aの戻り油を、第1油路61を通じて第2制御弁20Bに供給できなくなった場合、戻り油の行き場がなくなるため、第1油圧アクチュエータ17が動きにくくなることが考えられる。この実施形態では、第3油路110及び第2系統排出油路(分岐油路280)を設けているため、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに供給できなくなった戻り油を、第3油路110及び第2系統排出油路(分岐油路280)を介して作動油タンク15に逃がすことができ、その結果、第1油圧アクチュエータ17をスムーズに動かすことができる。つまり、第1油圧アクチュエータ17のロッド側の戻り油を、第1油圧アクチュエータ17のボトム側に戻すことができるため、第1油圧アクチュエータ17の伸長時の速度を向上させることができる。フロート制御弁268を切り換えることにより、第1制御弁20Aに作動油を逆流させる再生を効率よく行うことができ、作業機の燃費を向上させることができる。
また、フロート制御弁268がアンロード位置268dである場合、当該フロート制御弁268のスプールは、第7ポート237と第8ポート238とを連通する。そのため、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油(供給油)を、アンロード油路270に通過させて、第2系統排出油路(分岐油路280)から排出部に排出することができる。
さて、フロート制御弁268には、制御装置165が接続されている。制御装置165には、操作部材181の操作を検出する操作検出装置182が接続されている。操作検出装置182は、操作部材181の回動を検出するセンサ、操作部材181によって操作された制御弁20におけるスプール等の動作を検出するセンサ、操作部材181によって操作された制御弁20の受圧部に作用するパイロット圧を検出するセンサ等である。操作検出装置182は、操作部材181が操作されたか否かを検出する装置であえれば何でもよく、上述した例の他に、油圧アクチュエータの作動等を検出することで操作されたか否かを判断してもよい。
制御装置165は、操作検出装置182によって少なくとも第1油圧アクチュエータ14及び第2油圧アクチュエータ17のいずれも操作されていない場合(操作部材181が操作されていない)、制御信号を出力することでフロート制御弁268をアンロード位置268dに切り換える。即ち、フロート制御弁268は、操作部材181が操作されていない場合、アンロード位置268dに保持される。
したがって、操作部材181が操作されていない状況下、即ち、操作部材181が中立時にフロート制御弁268をアンロード位置268dにしているため、ポンプの馬力ロスを抑えることができる。
一方で、操作部材181が操作された場合、即ち、第1油圧アクチュエータ14及び第2油圧アクチュエータ17のいずれかが操作されている場合、フロート制御弁268は、許容位置268a、抑制位置268b、フロート位置268cのいずれかに切り換え可能である。許容位置268a、抑制位置268b及びフロート位置268cの切換は、制御装置165に接続された操作部材166と、操作部材167等によって行う。操作部材166及び操作部材167は、ON/OFFに切換可能なスイッチである。例えば、作業者が操作部材166をONすると、制御装置165は、フロート制御弁268に制御信号を出力することで抑制位置268bに切り換える。また、作業者が操作部材166をOFFすると、制御装置165は、フロート制御弁268に制御信号を出力することで許容位置268aに切り換える。
また、作業者が操作部材167をONすると、制御装置165は、フロート制御弁268に制御信号を出力することでフロート位置268cに切り換える。作業者が操作部材167をOFFすると、制御装置165は、フロート制御弁268に制御信号を出力することでフロート位置268c以外の位置、例えば、許容位置268aに切り換える。
なお、制御装置165には、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ501が接続されている。制御装置165は、エンジンの始動時にエンジン回転センサ501で検出されたエンジン回転数を参照し、当該エンジン回転数が予め定められた回転数(始動判定回転数)を超えるまで、フロート制御弁268をアンロード位置268dに保持し、エンジン回転数が始動判定回転数を超えた時点で、フロート制御弁268をアンロード位置268d以外の位置、例えば、許容位置268aに切り換える。これによれば、エンジン始動時にフロート制御弁268をアンロード位置268dに保持しているため、エンジン始動時のトルクを増加させることができる。言い換えれば、エンジン始動時に第1油圧ポンプP1等の影響によって、エンジン自体のトルクの減少を抑えることができる。
上述した実施形態では、第1系統排出油路301の作動油の圧力(背圧)を上昇させていたが、フロート制御弁は背圧を上昇させない油圧回路(油圧システム)にも適用可能である。
図3は、背圧を上昇させない油圧回路(油圧システム)にフロート制御弁を適用した変形例の図を示している。図3に示す変形例では、第1系統排出油路301、第2系統排出油路(分岐油路280)、第1系統排出油路301に接続される圧力上昇部130、第3油路110、絞り部151、第3内部油路122等が設けられていない。
フロート切換弁368は、第1ポート231、第2ポート232、第4ポート234、第5ポート235、第7ポート237、第8ポート238を有している。第1ポート231、第2ポート232、第4ポート234及び第5ポート235は、上述した実施形態におけるフロート切換弁268と同様である。第7ポート237には、アンロード油路270が接続され、第8ポート238は、上述した第2系統排出油路(分岐油路280)とは異なる排出油路24hが接続されている。
フロート切換弁368は、少なくとも3位置切換弁であって、フロート位置368c、アンロード位置368d、中立位置368eに切り換え可能である。フロート切換弁368は、フロート位置368cである場合、第1油圧アクチュエータ14の作動油を油路169a、油路169b及び油路169cで構成された第3系統排出油路に排出する。フロート切換弁368は、アンロード位置368dである場合、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油を排出油路24hに排出することで、少なくとも第1制御弁20A及び第2制御弁20Bへの作動油の供給を抑制する。
また、変形例においても制御装置165は、操作検出装置182によって少なくとも第1油圧アクチュエータ14及び第2油圧アクチュエータ17のいずれも操作されていない場合(操作部材181が操作されていない)、制御信号を出力することでフロート制御弁368をアンロード位置368dに切り換える。即ち、フロート制御弁368は、操作部材181が操作されていない場合、アンロード位置368dに保持する。したがって、変形例においても操作部材181が操作されていない状況下、即ち、操作部材181が中立時にフロート制御弁368をアンロード位置368dにしているため、ポンプの馬力ロスを抑えることができる。
一方で、操作部材181が操作された場合、即ち、第1油圧アクチュエータ14及び第2油圧アクチュエータ17のいずれかが操作されている場合、フロート制御弁368は、フロート位置368cに切り換え可能である。また、作業者が操作部材167をONすると、制御装置165は、フロート制御弁368に制御信号を出力することでフロート位置368cに切り換える。作業者が操作部材167をOFFすると、制御装置165は、フロート制御弁368に制御信号を出力することで中立位置368eに切り換える。
なお、変形例においても、制御装置165は、エンジンの始動時にエンジン回転センサ501で検出されたエンジン回転数を参照し、当該エンジン回転数が予め定められた回転数(始動判定回転数)を超えるまで、フロート制御弁368をアンロード位置368dに保持し、エンジン回転数が始動判定回転数を超えた時点で、フロート制御弁368を中立位置368eに切り換える。これによれば、エンジン始動時にフロート制御弁368をアンロード位置368dに保持しているため、エンジン始動時のトルクを増加させることができる。言い換えれば、エンジン始動時に第1油圧ポンプP1等の影響によって、エンジン自体のトルクの減少を抑えることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。第1制御弁及び第2制御弁は上述した実施形態に限定されず、作業機に設けられた制御弁であれば何でもよい
上述した実施形態では、作動油の排出は、作動油タンクにしていたが、その他の場所であってもよい。即ち、作動油を排出するための油路は、作動油タンク以外に接続されていてもよく、例えば、油圧ポンプの吸込部(作動油を吸い込む部分)に接続してもよいし、その他の個所に接続してもよい。
上述した実施形態では、制御弁は、3位置切換弁であったが、切換の位置の数は限定されず、2位置切換弁であっても、4位置切換弁であっても、その他の切換弁であってもよい。上述した実施形態では、油圧ポンプは定容量ポンプであったが、例えば、斜板の変更によって吐出量が変化する可変容量ポンプであっても、その他の油圧ポンプであってもよい。
また、第1油圧アクチュエータ、第2油圧アクチュエータ、第3油圧アクチュエータ、第1制御弁、第2制御弁、第3制御弁は、上述した実施形態に限定されず、作業機1に設けられるものであればよい。
また、第1系統排出油路は、第1制御弁20A等の制御弁に接続されている油路であれば何でもよく、上述した実施形態に限定されない。
1 作業機
14 第1油圧アクチュエータ
17 第2油圧アクチュエータ
20A 第1制御弁
20B 第2制御弁
21a 第1接続油路
21b 第2接続油路
40 吐出油路
61 第1油路
61a 第1内部油路
61b 外部油路
85 第2油路
86 第2内部油路
110 第3油路
120 第4油路
121 連結油路
122 第3内部油路
123 返し油路
130 圧力上昇部
280 分岐油路(第2系統排出油路)
181 操作部材
270 アンロード油路
268、368 フロート切換弁
268a 許容位置
268b 抑制位置
268c フロート位置
268d アンロード位置
368c フロート位置
368d アンロード位置
368e 中立位置
301 第1系統排出油路
P1 油圧ポンプ

Claims (10)

  1. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    第1油圧アクチュエータと、
    第2油圧アクチュエータと、
    前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、
    前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、
    前記作動油の圧力を上昇させる圧力上昇部と、
    前記第1制御弁及び第2制御弁のいずれかに接続され且つ前記圧力上昇部が接続される第1系統排出油路と、
    前記第1系統排出油路に接続され且つ前記第1系統排出油路とは別に作動油を排出可能な第2系統排出油路と、
    前記第2系統排出油路を閉鎖することで前記圧力上昇部に作動油を流す許容位置と、前記第2系統排出油路を開放することで前記圧力上昇部に向けて作動油が流れることを抑制する抑制位置と、前記第1油圧アクチュエータの作動油を前記第1系統排出油路及び第2系統排出油路とは異なる第3系統排出油路で排出するフロート位置とに切換可能なフロート切換弁と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  2. 前記第1制御弁と前記油圧ポンプとを接続する吐出油路と、
    前記吐出油路から分岐して前記フロート切換弁に接続するアンロード油路と、
    を備え、
    前記フロート切換弁は、前記アンロード油路の作動油を前記第2系統排出油路に排出するアンロード位置に切り換え可能である請求項1に記載の作業機の油圧システム。
  3. 少なくとも前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかを操作する操作部材を備え、
    前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれも操作されていない場合には、前記フロート切換弁は、前記アンロード位置に切り換え可能である請求項2に記載の作業機の油圧システム。
  4. 前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかが操作されている場合には、前記フロート切換弁は、前記抑制位置、許容位置及びフロート位置のいずれかに切り換わる請求項3に記載の作業機の油圧システム。
  5. 前記第1油圧アクチュエータから前記第1制御弁に戻る作動油である戻り油を、前記第2制御弁に供給する第1油路と、
    前記吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油を、前記第1油圧アクチュエータに供給する第2油路と、
    前記第1制御弁の内部で排出ポートに連通し且つ前記第1油路と前記第1系統排出油路とを接続する第3油路と、
    前記第1油路に接続され、且つ、前記第1油路の戻り油を前記第2油路に返す第4油路と、
    を備えた請求項2〜4のいずれかに記載の作業機の油圧システム。
  6. 前記第1油路は、前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータとを接続し且つ前記戻り油が流れる第1接続油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記第1接続油路に連通する第1内部油路と、前記第1内部油路に連通し且つ前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続する外部油路とを有し、
    前記第2油路は、前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータとを接続し且つ前記供給油が流れる第2接続油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記第2接続油路に連通する第2内部油路とを有し、
    前記第3油路は、前記第1内部油路と前記第1系統排出油路とを接続する油路である請求項5に記載の作業機の油圧システム。
  7. 前記第4油路は、前記第1油路とは別の油路であって前記第1油路の前記外部油路と前記第1制御弁とを連結する連結油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記連結油路に連通する第3内部油路と、前記第3内部油路に連通し且つ、前記連結油路及び前記第3内部油路を通過した作動油を前記第1制御弁に返す返し油路とを含んでいる請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  8. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    第1油圧アクチュエータと、
    第2油圧アクチュエータと、
    前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、
    前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、
    前記第1制御弁と前記油圧ポンプとを接続する吐出油路と、
    前記吐出油路から分岐するアンロード油路と、
    前記アンロード油路に接続されたフロート切換弁であって、前記第1油圧アクチュエータの内部の作動油を排出するフロート動作を行うフロート位置と、前記アンロード油路の作動油を排出して前記第1制御弁及び第2制御弁への作動油の供給を抑制するアンロード位置とに切換可能なフロート切換弁と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  9. 少なくとも前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかを操作する操作部材を備え、
    前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれも操作されていない場合には、前記フロート切換弁は、前記アンロード位置に切り換え可能である請求項8に記載の作業機の油圧システム。
  10. 少なくとも前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかを操作する操作部材を備え、
    前記操作部材によって前記第1油圧アクチュエータ及び前記第2油圧アクチュエータのいずれかが操作されている場合には、前記フロート切換弁は、前記フロート位置に切り換え可能である請求項8に記載の作業機の油圧システム。
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