JP6961748B2 - 作業機の油圧システム - Google Patents
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Description
本発明の作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、第1油圧アクチュエータと、第2油圧アクチュエータと、前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、前記油圧ポンプと前記第1制御弁とを接続する吐出油路と、前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続する中央油路と、前記第1制御弁及び前記第2制御弁に接続され且つ、前記第1制御弁及び前記第2制御弁を通過した作動油を前記油圧ポンプ側に向けて排出する排出油路と、前記中央油路とは別の油路であって、前記第1油圧アクチュエータから前記第1制御弁に戻る作動油である戻り油を、前記第1制御弁を通過させて前記第2制御弁に供給する第1油路と、を備え、前記第1油圧アクチュエータは伸縮する油圧シリンダであって、収縮時に作動油を前記戻り油として排出可能な第1ポートと、伸長時に作動油を前記戻り油として排出可能な第2ポートとを有し、前記第1油路は、前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータの前記第1ポートとを接続し且つ前記第1ポートから排出された戻り油が流れる第1戻り油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記第1戻り油路に連通する第1内部油路と、前記第1内部油路に連通し且つ前記第2制御弁に接続する外部油路と、を有し、前記外部油路の中途部には、前記中央油路の途中で合流する合流部を有し、前記第1油圧アクチュエータの前記第2ポートには、当該第2ポートと前記第1制御弁とを接続する接続油路が接続され、前記吐出油路は、その途中個所である中途部において2つに分岐して前記第1制御弁にそれぞれ接続される第1吐出油路及び第2吐出油路を備え、前記第1制御弁は、前記戻り油を前記第1油路へ通過させる場合に、前記第1内部油路から分岐し且つ前記戻り油を前記排出油路に排出する第2内部油路と、前記第2内部油路に設けられた絞り部と、前記吐出油路の前記第1吐出油路と前記接続油路とを接続し且つ前記吐出油路の前記第1吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油を前記接続油路へと通過させる第3内部油路と、前記吐出油路の前記第2吐出油路と前記中央油路とを接続し且つ前記吐出油路の前記第2吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油を前記中央油路へと通過させる第4内部油路と、を有し、前記第4内部油路は、前記第1油路を通過する戻り油の一部が、前記合流部及び前記中央油路を経て入力される場合に当該戻り油を通過させて前記第2吐出油路に供給し、前記第3内部油路は、前記第4内部油路から前記第2吐出油路に供給されて、前記中途部及び前記第1吐出油路を経た戻り油と、前記吐出油路の前記第1吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油とを、前記接続油路に供給する。
[第1実施形態]
まず、作業機から説明する。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、スキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機はスキッドステローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
機体2上にはキャビン3が搭載されている。キャビン3内の後部には運転席8が設けられている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図4の右側)を後方、運転者の左側(図4の手前側)を左方、運転者の右側(図4の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
られている。機体2内の後部には原動機7が設けられている。原動機7は、ディーゼルエンジン(エンジン)である。なお、原動機7は、エンジンに限定されず、電動モータ等であってもよい。
作業装置4は、ブーム10と、バケット11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ17とを有する。ブーム10は、機体2の側方に設けられている。バケット11は、ブーム10の先端(前端)に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10の基部(後部)を支持する。ブームシリンダ14は、ブーム10を上又は下に駆動する。
次に、スキッドステアローダ1に設けられた作業系油圧回路(作業系油圧システム)について説明する。
第1油圧ポンプP1は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。第2油圧ポンプP2は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。なお、第2油圧ポンプP2は、油圧システムにおいて、信号用の作動油、制御用の作動油を吐出する。信号用の作動油及び制御用の作動油のことをパイロット油という。
制御弁20B、予備制御弁20Cである。
ブーム制御弁20Aは、ブーム10を作動する油圧アクチュエータ(ブームシリンダ)14を制御する弁である。ブーム制御弁20Aは、直動スプール形4位置切換弁である。ブーム制御弁20Aは、中立位置20a3、中立位置20a3とは異なる第1位置20a1、中立位置20a3及び第1位置20a1とは異なる第2位置20a2、第3位置20a4に切り換わる。ブーム制御弁20Aにおいて、中立位置20a3、第1位置20a1、第2位置20a2及び第3位置20a4の切換は、操作部材の操作によりスプールを動かすことによって行う。なお、ブーム制御弁20Aの切換は、操作部材を手動操作することによってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを油圧操作(パイロットバルブによる油圧操作、比例弁による油圧操作)で移動させてもよいし、電気操作(ソレノイドを励磁することによる電気操作)で移動させてもよいし、その他の方法で移動させてもよい。
したがって、ブーム制御弁20Aを第1位置20a1にすれば、第1接続油路21aからブームシリンダ14の第1ポート14dに作動油を供給することができると共に、ブームシリンダ14の第2ポート14eから第2接続油路21bに作動油を排出することができる。これによって、ブームシリンダ14は伸長し、ブーム10は上昇する。ブーム制御弁20Aを第2位置20a2にすれば、第2接続油路21bからブームシリンダ14の第2ポート14eに作動油を供給することができると共に、ブームシリンダ14の第1ポート14dから第1接続油路21aに作動油を排出することができる。これによって、ブームシリンダ14は収縮し、ブーム10は下降する。
行う。
バケット制御弁20Bは、バケット11を制御する油圧シリンダ(バケットシリンダ)17を制御する弁である。バケット制御弁20Bは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。バケット制御弁20Bは、中立位置20b3、中立位置20b3とは異なる第1位置20b1、中立位置20b3及び第1位置20b1とは異なる第2位置20b2に切り換わる。バケット制御弁20Bにおいて、中立位置20b3、第1位置20b1及び第2位置20b2の切換は、操作部材の操作によりスプールを動かすことによって行う。なお、バケット制御弁20Bの切換は、操作部材を手動操作することによってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを油圧操作(パイロットバルブによる油圧操作、比例弁による油圧操作)で移動させてもよいし、電気操作(ソレノイドを励磁することによる電気操作)で移動させてもよいし、その他の方法で移動させてもよい。
したがって、バケット制御弁20Bを第1位置20b1にすれば、第1接続油路22aからバケットシリンダ17の第2ポート17eに作動油を供給することができると共に、バケットシリンダ17の第1ポート17dから第2供給路22bに作動油を排出することができる。これによって、バケットシリンダ17は収縮し、バケット11はスクイ動作する。バケット制御弁20Bを第2位置20a2にすれば、第2供給路22bからバケットシリンダ17の第1ポート17dに作動油を供給することができると共に、バケットシリンダ17の第2ポート17eから第1接続油路22aに作動油を排出することができる。これによって、バケットシリンダ17は伸長し、ダンプ動作する。
かすことによって行う。予備制御弁20Cには、給排油路83a、83bを介して接続部材18が接続されている。接続部材18には、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に接続された油路が接続される。
以下、第1制御弁、第2制御弁について、詳しく説明する。
第1制御弁20Aと第1油圧ポンプP1の吐出部とは、吐出油路(第3油路)27により接続されている。吐出油路27は中途部47aで分岐している。吐出油路27の分岐後の油路は、第1制御弁20Aの第1入力ポート46a及び第2入力ポート46bに接続されている。また、吐出油路27は、第1制御弁20Aの第3入力ポート46cに接続されている。したがって、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油は、吐出油路27、第1入力ポート46a、第2入力ポート46b、第3入力ポート46cを通じて、第1制御弁20A内に供給することが可能である。
さて、第1制御弁20Aを中立位置20a3にした場合、第3入力ポート46cと第3出力ポート41cとを結ぶ中央油路53cの連通によって、吐出油路27から第1制御弁20Aに供給された作動油である供給油は、当該第1制御弁20Aを通過して中央油路51に供給される。また、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合、中央油路53cは完全に遮断されることがなく、第3入力ポート46cに導入された作動油の一部は、中央油路53cを通じて第3出力ポート41cから中央油路51へ流れる。即ち、第1制御弁20Aは、吐出油路27から第1制御弁20Aに供給された供給油を中央油路51に供給する中立位置20a3と、供給油を第1油圧アクチュエータ14及び中央油路51に供給し且つ第2制御弁20Bに流す側方位置である第2位置20a2に切換可能である。言い換えれば、第1制御弁20Aは、第2位置20a2である場合に、中立位置20a3に対応する油路(中央油路53c)が全閉にならない弁である。なお、上述した例では、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合、中央油路53cが完全に遮断されない
ことについて説明したが、第1制御弁20Aは、側方位置である第1位置20a1にした場合に、中立位置20a3に対応する油路(中央油路53c)が全閉にならない弁であってもよい。或いは、第1制御弁20Aは、第1位置20a1又は第2位置20a2である場合に、中立位置20a3に対応する油路(中央油路53c)が全閉にならない弁であってもよい。
第1油路61は、油路(第1接続油路)21aと、内部油路61aと、外部油路61bとを有している。第1接続油路21aは、第1制御弁20Aの第1ポート31と、第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dとを接続する油路であって、第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dから排出された戻り油が流れる第1戻り油路である。
外部油路61bは、内部油路61aに連通し且つ第2制御弁20Bに接続する油路である。外部油路61bは、第1制御弁20Aの第1出力ポート41aと第2制御弁20Bの第1入力ポート42aとを接続し、且つ、第1制御弁20Aの第2出力ポート41bと第2制御弁20Bの第2入力ポート42bとを接続している。外部油路61bの中途部は、中央油路51に接続されている。言い換えれば、外部油路61bと中央油路51とは途中で合流している。外部油路61bにおいて、外部油路61bと中央油路51とが合流する合流部63と、第2制御弁20Bとの間には、第2逆止弁29aが設けられている。第2逆止弁29aは、合流部63から第2制御弁20Bに作動油が流れることを許容し、且つ、第2制御弁20Bから合流部63に作動油が流れることを阻止する。
さて、作業系油圧システムは、第1油路61から分岐し且つ戻り油を排出する第2油路70を備えている。具体的には、第2油路70は、内部油路61aから分岐していて、第1制御弁20Aが第2位置20a2である場合、第1排出ポート33aに連通する油路である。第2油路70には、作動油の流量を低減する絞り部71が設けられている。絞り部71は、例えば、第2油路70の一部を他の部分よりも細くすることにより構成されてい
る。言い換えれば、第2油路70において作動油が流れる部分の断面積を他の部分よりも小さくすることにより構成されている。なお、絞り部71の構成は、前述した例に限定されない。
[第2実施形態]
図2は、第2実施形態における作業機の油圧システム(油圧回路)を示している。第1実施形態と同様である部分は同様の符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、説明の便宜上、バケット制御弁20Bを「第1制御弁」とし、予備制御弁20Cを「第2制御弁」とする。また、バケットシリンダ17を「第1油圧アクチュエータ」とし、油圧アクチュエータ16を「第2油圧アクチュエータ」とする。
さて、第1制御弁20Bを中立位置20b3にした場合、第3入力ポート42cと第3出力ポート43cとを結ぶ中央油路73cの連通によって、第1制御弁20Bに供給された作動油である供給油は、当該第1制御弁20Bを通過して中央油路72に供給される。また、第1制御弁20Bを第2位置20b2にした場合、中央油路73cは完全に遮断されることがなく、第3入力ポート42cに導入された作動油の一部は、中央油路73cを通じて第3出力ポート43cから中央油路72へ流れる。即ち、第1制御弁20Bは、第1制御弁20Bに供給された供給油を中央油路72に供給する中立位置20b3と、供給油を第1油圧アクチュエータ17及び中央油路72に供給し且つ第2制御弁20Cに流す側方位置である第2位置20b2に切換可能である。言い換えれば、第1制御弁20Bは、第2位置20b2である場合に、中立位置20b3に対応する油路(中央油路73c)が全閉にならない弁である。なお、上述した例では、第1制御弁20Bを第2位置20b2にした場合、中央油路73cが完全に遮断されないことについて説明したが、第1制御弁20Bは、側方位置である第1位置20b1にした場合に、中立位置20b3に対応する油路(中央油路73c)が全閉にならない弁であってもよい。或いは、第1制御弁20Bは、第1位置20b1又は第2位置20b2である場合に、中立位置20b3に対応する油路(中央油路73c)が全閉にならない弁であってもよい。
第1油路81は、油路(第1接続油路)22aと、内部油路81aと、外部油路81bとを有している。第1接続油路22aは、第1制御弁20Bの第1ポート35と、第1油圧アクチュエータ17の第2ポート17eとを接続する油路であって、第2ポート17eから排出された戻り油が流れる第1戻り油路である。
外部油路81bは、内部油路81aに連通し且つ第2制御弁20Cに接続する油路である。外部油路81bは、第1制御弁20Bの第1出力ポート43aと第2制御弁20Cの第1入力ポート44aとを接続し、且つ、第1制御弁20Bの第2出力ポート43bと第2制御弁20Cの第2入力ポート44bとを接続している。外部油路81bの中途部は、中央油路73cに接続されている。言い換えれば、外部油路81bと中央油路73cとは途中で合流している。外部油路81bにおいて、外部油路81bと中央油路73cとが合流する合流部93と、第2制御弁20Cとの間には、第2逆止弁29bが設けられている。第2逆止弁29bは、合流部93から第2制御弁20Cに作動油が流れることを許容し、且つ、第2制御弁20Cから合流部93に作動油が流れることを阻止する。
第1油路81から分岐し且つ戻り油を排出する第2油路90を備えている。具体的には、第2油路90は、内部油路81aから分岐していて、第1制御弁20Bが第2位置20b2である場合、第1排出ポート34aに連通する油路である。第2油路90には、作動油の流量を低減する絞り部91が設けられている。絞り部91は、例えば、第2油路90の一部を他の部分よりも細くすることにより構成されている。言い換えれば、第2油路90において作動油が流れる部分の断面積を他の部分よりも小さくすることにより構成されている。なお、絞り部91の構成は、前述した例に限定されない。
また、第1油圧アクチュエータ17から第1制御弁20Bの第1ポート35に戻った戻り油は、内部油路81aを通って第1出力ポート43aから排出される。また、第1出力ポート43aから排出された作動油は、外部油路81bを通って第2制御弁20Cに供給することができる。また、外部油路81bのうち、合流部93と第1制御弁20Bとの間に第1逆止弁94を設けているため、中央油路73cの作動油の圧力と、外部油路81bから第2制御弁20Cに向かう作動油の圧力との関係によって、外部油路81b内の作動油が第1制御弁20Bに逆戻りをしてしまうことを防止することができる。
第1制御弁及び第2制御弁は上述した実施形態に限定されず、作業機に設けられた制御弁であれば何でもよい。また、当然の如く、第1油路61、81、第2油路70、90、第1逆止弁64、94、絞り部71、91もこの実施形態に限定されない。
上述した実施形態では、制御弁は、3位置切換弁、或いは、4位置切換弁であったが、切換の位置の数は限定されず、2位置切換弁であっても、その他の切換弁であってもよい。また、ブーム制御弁20Aは、フロート動作を行うものであったが、フロート動作を行わない弁であってもよい。
17 バケットシリンダ(第2油圧アクチュエータ)
21a 油路(第1接続油路)
21b 油路(第2接続油路)
20A ブーム制御弁
20B バケット制御弁
20C 予備制御弁
27 吐出油路(第3油路)
37 リリーフ弁
34a 第1排出ポート
34b 第2排出ポート
41a 第1出力ポート
41b 第2出力ポート
41c 第3出力ポート
42a 第1入力ポート
42b 第2入力ポート
42c 第3入力ポート
43a 第1出力ポート
43b 第2出力ポート
43c 第3出力ポート
44a 第1入力ポート
44b 第2入力ポート
44c 第3入力ポート
46a 第1入力ポート
46b 第2入力ポート
46c 第3入力ポート
51 中央油路(第4油路)
61 第1油路
61a 内部油路
61b 外部油路
63 合流部
64 第1逆止弁
70 第2油路
71 絞り部
72 中央油路(第4油路)
73c 中央油路
74 絞り部
81 第1油路
81a 内部油路
81b 外部油路
93 合流部
94 第1逆止弁
90 第2油路
P1 第1油圧ポンプ
P2 第2油圧ポンプ
Claims (4)
- 作動油を吐出する油圧ポンプと、
第1油圧アクチュエータと、
第2油圧アクチュエータと、
前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、
前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、
前記油圧ポンプと前記第1制御弁とを接続する吐出油路と、
前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続する中央油路と、
前記第1制御弁及び前記第2制御弁に接続され且つ、前記第1制御弁及び前記第2制御弁を通過した作動油を前記油圧ポンプ側に向けて排出する排出油路と、
前記中央油路とは別の油路であって、前記第1油圧アクチュエータから前記第1制御弁に戻る作動油である戻り油を、前記第1制御弁を通過させて前記第2制御弁に供給する第1油路と、
を備え、
前記第1油圧アクチュエータは伸縮する油圧シリンダであって、収縮時に作動油を前記戻り油として排出可能な第1ポートと、伸長時に作動油を前記戻り油として排出可能な第2ポートとを有し、
前記第1油路は、
前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータの前記第1ポートとを接続し且つ前記第1ポートから排出された戻り油が流れる第1戻り油路と、
前記第1制御弁に設けられ且つ前記第1戻り油路に連通する第1内部油路と、
前記第1内部油路に連通し且つ前記第2制御弁に接続する外部油路と、
を有し、
前記外部油路の中途部には、前記中央油路の途中で合流する合流部を有し、
前記第1油圧アクチュエータの前記第2ポートには、当該第2ポートと前記第1制御弁とを接続する接続油路が接続され、
前記吐出油路は、その途中個所である中途部において2つに分岐して前記第1制御弁にそれぞれ接続される第1吐出油路及び第2吐出油路を備え、
前記第1制御弁は、前記戻り油を前記第1油路へ通過させる場合に、
前記第1内部油路から分岐し且つ前記戻り油を前記排出油路に排出する第2内部油路と、
前記第2内部油路に設けられた絞り部と、
前記吐出油路の前記第1吐出油路と前記接続油路とを接続し且つ前記吐出油路の前記第1吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油を前記接続油路へと通過させる第3内部油路と、
前記吐出油路の前記第2吐出油路と前記中央油路とを接続し且つ前記吐出油路の前記第2吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油を前記中央油路へと通過させる第4内部油路と、
を有し、
前記第4内部油路は、前記第1油路を通過する戻り油の一部が、前記合流部及び前記中央油路を経て入力される場合に当該戻り油を通過させて前記第2吐出油路に供給し、
前記第3内部油路は、前記第4内部油路から前記第2吐出油路に供給されて、前記中途部及び前記第1吐出油路を経た戻り油と、前記吐出油路の前記第1吐出油路から前記第1制御弁に供給された作動油である供給油とを、前記接続油路に供給する、作業機の油圧システム。 - 前記第1制御弁は、前記吐出油路から前記供給油を前記中央油路に供給する中立位置と、前記供給油を前記第1油圧アクチュエータ及び前記中央油路に供給し且つ前記戻り油を前記第1油路に流す側方位置とに切換可能である請求項1に記載の作業機の油圧システム。
- 前記外部油路における、前記第1内部油路と前記合流部との間に、前記第1制御弁から第2制御弁に前記戻り油が向かうのを許容し且つ前記第2制御弁から前記第1制御弁に戻り油が向かうのを阻止する第1逆止弁を有している請求項1又は2に記載の作業機の油圧システム。
- 前記接続油路は、前記第1油圧アクチュエータの前記第2ポートと前記第1制御弁とを接続し且つ前記第2ポートから排出された戻り油が流れる第2戻り油路であり、
前記作業機の油圧システムは、前記第2戻り油路に接続され且つ前記戻り油を排出する第5油路と、
前記第5油路に設けられたリリーフ弁と、
を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の作業機の油圧システム。
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