JP2001184992A - ピアノハンドル式片切スイッチ装置 - Google Patents

ピアノハンドル式片切スイッチ装置

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JP2001184992A
JP2001184992A JP36557299A JP36557299A JP2001184992A JP 2001184992 A JP2001184992 A JP 2001184992A JP 36557299 A JP36557299 A JP 36557299A JP 36557299 A JP36557299 A JP 36557299A JP 2001184992 A JP2001184992 A JP 2001184992A
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piano
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JP36557299A
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English (en)
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Kuniyasu Shimaoka
国康 島岡
Manabu Yano
学 矢野
Toshiyuki Takii
利之 滝井
Takashi Kawamoto
隆司 川本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性が良好であり且つ負荷の動作状態を判り
やすくする。 【解決手段】接点部100の開閉状態を表示する状態表
示手段を備える。ピアノハンドル43を操作すると押釦
ハンドル32が復帰ばね37に抗して押し下げられ、押
釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が下
降し、反転ハンドル31が回動される。反転ハンドル3
1が反転回動されると、コイルスプリング30が反転し
て開閉体24が反転し、可動接点29が固定接点25と
離されて接点部100が開成状態に切り換えられる。ピ
アノハンドル43の摺動凹所76に表示体70が摺動自
在にはめ込んである。表示体70を摺動する駆動片71
は反転ハンドル31に一体に形成し、カバー5aの前面
に開口した孔74に挿入してある。ピアノハンドル43
を押圧操作した場合、駆動片71の先端が操作片70b
の操作面70cにガイドされながら表示体70を移動さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノタッチ操作
で片切の接点部の接点開閉を行うピアノハンドル式片切
スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等において照明器具などの負
荷をオン、オフするスイッチとして、電源と負荷との間
に接続された単極の接点を開閉する単極スイッチ、いわ
ゆる片切スイッチが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の片切
スイッチは器体に対して中央で揺動自在に支持された操
作ハンドルを波動させて接点を開閉する波動スイッチが
一般的であった。しかしながら、従来の波動スイッチは
器体に対して操作ハンドルの寸法が小さいために操作性
が良くないという問題や、操作ハンドルを見ただけでは
接点部の開閉状態(負荷の動作状態)が判りづらいとい
う問題がある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、操作性が良好であり且
つ負荷の動作状態が判りやすいピアノハンドル式片切ス
イッチ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、長手方向に3個の器具取付手段
を備えた細長の器具取付用の窓孔を有する取付枠と、短
幅方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向の略3分の1に
形成され、取付枠の中央部の上記器具取付手段に取付け
られる押釦スイッチの器体と、窓孔に対向し長手方向の
寸法が上記窓孔より細長の開口を有するプレートと、こ
のプレートの開口の略全部を閉塞する大きさに形成さ
れ、中央を上記器体の中央に対向させて上記プレートの
開口内に配置される1個のピアノハンドルと、接点部の
開閉状態を表示する状態表示手段とを備え、上記器体は
両端部に速結端子を収納した収納部を、中央部に片切の
接点部と接点部を開閉する開閉体とで構成された開閉機
構を収納した収納部を備えたボディと、このボディの開
口部に被着したカバーとで構成され、押釦スイッチが上
記接点部と、器体内に回動自在に支持されて接点部を開
閉する開閉体と、上記器体の表面より頭部が露出し該露
出面に対して直交する方向に移動自在に器体内に装着さ
れる押釦ハンドルと、上記押釦ハンドルの押動に連動し
て開閉体を反転させる反転手段と、押釦ハンドルを前方
露出方向に付勢する復帰手段とを具備し、ピアノハンド
ルは一端部が回動自在に押釦スイッチの外部で枢支され
て裏面を押釦ハンドルの頭部に当接させて成ることを特
徴とし、ピアノハンドルが配置されるプレートの開口が
窓孔に対向し長手方向の寸法が窓孔の長手方向の外形寸
法より大きいので、操作部材であるピアノハンドルの面
積が押釦スイッチよりも大きくでき、この押釦スイッチ
よりも大きいことによる操作性の向上と、ピアノタッチ
の操作による操作性の向上とが相まって操作性が良くな
る。また、状態表示手段によって接点部の開閉状態を知
ることができ、しかも接点部の開閉状態に基づいて負荷
の動作状態を容易に知ることができる。さらに、取付枠
の中央部に細長で長手方向に3個の器具取付手段を有す
る細長の器具取付用の窓孔を設け、器具取付手段に取り
付けられる押釦スイッチの器体の短幅方向の外形寸法を
窓孔の長手方向の略3分の1に形成し、プレートの開口
の長手方向の寸法を窓孔の長手方向の外形寸法より大き
く設定してあるので、押釦スイッチを1個用いるものも
2個用いるものも3個用いるものも、共通仕様の器具取
付手段を有する取付枠、プレート、押釦スイッチを使用
できて部品の共通化が図れることになる。また、1個の
押釦スイッチの器体が取付枠の中央部の器具取付手段に
取り付けられ、プレートの開口内に配置される1個のピ
アノハンドルの中央を器体の中央に対向させているか
ら、2個用、3個用と同じ共通仕様の取付枠、プレー
ト、押釦スイッチを使用することができるものであるに
もかかわらず、1個の押釦スイッチを取付枠の中央にバ
ランス良く配設するとともに1個の大きな形状のピアノ
ハンドルを安定して配設できる。しかも、器体が両端部
に各一対の速結端子を収納した収納部と中央に開閉機構
を収納した収納部を備えたボディと、このボディの開口
部に被着したカバーとで構成してあることで、速結端
子、開閉機構をそれぞれ別々の収納部にバランス良く配
置し、さらに、速結端子を構成する部品、開閉機構を構
成する部品をボディの開口部からそれぞれ独立した収納
部内に組み込むことができて、組み込みが簡略化できる
ものである。
【0006】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、長手方向に3個の器具取付手段を備えた細長の器
具取付用の窓孔を有する取付枠と、短幅方向の外形寸法
が上記窓孔の長手方向の略3分の1に形成され、中間に
隙間を存在させて上記取付枠の上端及び下端側の上記器
具取付手段に取付けられる2個の押釦スイッチの器体
と、窓孔に対向し長手方向の寸法が上記窓孔より細長の
開口を有するプレートと、各々上記プレートの開口を2
分する大きさに形成され、各々の中央を上記器体の中央
に対向させて上記プレートの開口内に配置される2個の
ピアノハンドルと、接点部の開閉状態を表示する状態表
示手段とを備え、上記器体は両端部に速結端子を収納し
た収納部を、中央部に片切の接点部と接点部を開閉する
開閉体とで構成された開閉機構を収納した収納部を備え
たボディと、このボディの開口部に被着したカバーとで
構成され、押釦スイッチが上記接点部と、器体内に回動
自在に支持されて接点部を開閉する開閉体と、上記器体
の表面より頭部が露出し該露出面に対して直交する方向
に移動自在に器体内に装着される押釦ハンドルと、上記
押釦ハンドルの押動に連動して開閉体を反転させる反転
手段と、押釦ハンドルを前方露出方向に付勢する復帰手
段とを具備し、ピアノハンドルは回動自在に一端部が押
釦スイッチの外部で枢支されて裏面を押釦ハンドルの頭
部に当接させて成ることを特徴とし、ピアノハンドルが
配置されるプレートの開口が窓孔に対向し長手方向の寸
法が窓孔の長手方向の外形寸法より大きいので、操作部
材であるピアノハンドルの面積が押釦スイッチよりも大
きくでき、この押釦スイッチよりも大きいことによる操
作性の向上と、ピアノタッチの操作による操作性の向上
とが相まって操作性が良くなる。また、状態表示手段に
よって接点部の開閉状態を知ることができ、しかも接点
部の開閉状態に基づいて負荷の動作状態を容易に知るこ
とができる。さらに、取付枠の中央部に細長で長手方向
に3個の器具取付手段を有する細長の器具取付用の窓孔
を設け、器具取付手段に取り付けられる押釦スイッチの
器体の短幅方向の外形寸法を窓孔の長手方向の略3分の
1に形成し、プレートの開口の長手方向の寸法を窓孔の
長手方向の外形寸法より大きく設定してあるので、押釦
スイッチを1個用いるものも2個用いるものも3個用い
るものも、共通仕様の器具取付手段を有する取付枠、プ
レート、押釦スイッチを使用できて部品の共通化が図れ
ることになる。また、2個の押釦スイッチの各器体を中
間に隙間を存在させて取付枠の上端側及び下端側に取り
付け、各々プレートの開口を2分する大きさに形成され
た2個のピアノハンドルの各々の中央を2個の器体の中
央にそれぞれ対向させてプレートの開口内に配置してい
るから、2個の押釦スイッチを取付枠の上下にバランス
良く配設するとともに2個のピアノハンドルを安定して
配設できる。しかも、器体が両端部に各一対の速結端子
を収納した収納部と中央に開閉機構を収納した収納部を
備えたボディと、このボディの開口部に被着したカバー
とで構成してあることで、速結端子、開閉機構をそれぞ
れ別々の収納部にバランス良く配置し、さらに、速結端
子を構成する部品、開閉機構を構成する部品をボディの
開口部からそれぞれ独立した収納部内に組み込むことが
できて、組み込みが簡略化できるものである。
【0007】請求項3の発明は、上記目的を達成するた
めに、長手方向に3個の器具取付手段を備えた細長の器
具取付用の窓孔を有する取付枠と、短幅方向の外形寸法
が上記窓孔の長手方向の略3分の1に形成され、上記取
付枠の上端、中央及び下端側の上記器具取付手段に取付
けられる3個の押釦スイッチの器体と、窓孔に対向し長
手方向の寸法が上記窓孔より細長の開口を有するプレー
トと、各々同一外形で上記プレートの開口の長手方向に
沿う方向の寸法が開口の長手方向の略3分の1の寸法
で、開口の短幅方向に沿う方向の寸法が開口の短幅方向
と略同じ寸法に形成され各々の中央を器体の中央に対向
させて上記プレートの開口内に配置される3個のピアノ
ハンドルと、接点部の開閉状態を表示する状態表示手段
とを備え、上記器体は両端部に速結端子を収納した収納
部を、中央部に片切の接点部と接点部を開閉する開閉体
とで構成された開閉機構を収納した収納部を備えたボデ
ィと、このボディの開口部に被着したカバーとで構成
し、押釦スイッチが上記接点部と、器体内に回動自在に
支持されて接点部を開閉する開閉体と、上記器体の表面
より頭部が露出し該露出面に対して直交する方向に移動
自在に器体内に装着される押釦ハンドルと、上記押釦ハ
ンドルの押動に連動して開閉体を反転させる反転手段
と、押釦ハンドルを前方露出方向に付勢する復帰手段と
を具備し、ピアノハンドルは回動自在に一端部が押釦ス
イッチの外部で枢支されて裏面を押釦ハンドルの頭部に
当接させて成ることを特徴とし、ピアノハンドルが配置
されるプレートの開口が窓孔に対向し長手方向の寸法が
窓孔の長手方向の外形寸法より大きいので、操作部材で
あるピアノハンドルの面積が押釦スイッチよりも大きく
でき、この押釦スイッチよりも大きいことによる操作性
の向上と、ピアノタッチの操作による操作性の向上とが
相まって操作性が良くなる。また、状態表示手段によっ
て接点部の開閉状態を知ることができ、しかも接点部の
開閉状態に基づいて負荷の動作状態を容易に知ることが
できる。さらに、取付枠の中央部に細長で長手方向に3
個の器具取付手段を有する細長の器具取付用の窓孔を設
け、器具取付手段に取り付けられる押釦スイッチの器体
の短幅方向の外形寸法を窓孔の長手方向の略3分の1に
形成し、プレートの開口の長手方向の寸法を窓孔の長手
方向の外形寸法より大きく設定してあるので、押釦スイ
ッチを1個用いるものも2個用いるものも3個用いるも
のも、共通仕様の器具取付手段を有する取付枠、プレー
ト、押釦スイッチを使用できて部品の共通化が図れるこ
とになる。また、3個の押釦スイッチの器体を取付枠の
上端、中央及び下端に取り付け、各々同一外形でプレー
トの開口の長手方向に沿う方向が開口の長手方向の略3
分の1の寸法で、開口の短方向に沿う方向が開口の短幅
方向と略同じ寸法に形成された3個のピアノハンドルの
各々の中央を3個の各器体の中央に対向させてプレート
の開口内に配置しているから、3個の押釦スイッチを取
付枠の上端、中央及び下端にバランス良く配設するとと
もに3個のピアノハンドルを安定して配設できる。しか
も、器体が両端部に各一対の速結端子を収納した収納部
と中央に開閉機構を収納した収納部を備えたボディと、
このボディの開口部に被着したカバーとで構成してある
ことで、速結端子、開閉機構をそれぞれ別々の収納部に
バランス良く配置し、さらに、速結端子を構成する部
品、開閉機構を構成する部品をボディの開口部からそれ
ぞれ独立した収納部内に組み込むことができて、組み込
みが簡略化できるものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、上記器体に押釦ハンドルと、上記接点
部を開閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハン
ドルの押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するた
めの変換手段とを設けるとともに、上記状態表示手段
が、上記ピアノハンドルに摺動自在に設けられて接点部
の開閉状態を表示する表示体と、該表示体の摺動方向に
沿って設けられそれぞれ下面が斜めに傾斜した複数の操
作片と、上記反転ハンドルの一方向の回動に伴って何れ
かの操作片下面に押圧力を付与して表示体を一方向に摺
動する駆動片と、各操作片間に設けられ表示体が一方向
に摺動した際に駆動片が係止されて表示体をロックする
ロック手段と、反転ハンドルの他方向の回動に伴ってロ
ック手段によるロックが解除された状態で表示体を他方
向に摺動して初期位置に復帰させる復帰手段とを具備し
て成ることを特徴とし、表示体が傾斜した操作片下面に
沿って摺動し、接点部の開閉が行われた状態でロック手
段によりロックされて接点部の開閉状態の表示体による
表示がロック状態となって、正確に正しい表示を継続し
て行うことができ、一方、ピアノハンドルを再度押圧操
作して反転ハンドルを他方方向に回動させて接点部の開
閉を行った際に駆動片が反転ハンドルと共に回動してロ
ックが解除され、ロックが解除されると同時に復帰手段
により表示体が元の初期位置に復帰して該当する接点部
の開閉状態を表示することができ、この場合、復帰手段
により駆動片による当該接点部の開閉状態の表示状態が
ピアノハンドルを操作しない限り継続して維持される。
しかも、取付枠が有する窓孔の上端、中央並びに下端の
何れの取付位置に取り付けられた押釦スイッチに取り付
けた場合でも、押釦スイッチとピアノハンドルの個数及
び互いの位置関係に関わらずに押釦スイッチの反転ハン
ドルに形成された駆動片が表示体に設けられた複数の操
作片の何れかの下面に当接して押圧力を付与することが
でき、共通のピアノハンドルを何れの取付位置の押釦ス
イッチに取り付けても接点部の開閉状態の表示が可能と
なって取付位置毎に専用のピアノハンドルを用意する必
要がなく、省施工化が図れる。
【0009】請求項5は、請求項4の発明において、上
記駆動片を反転ハンドルに設けるとともに、上記速結端
子を構成する端子板に上記駆動片を逃げる開口を設けた
ことを特徴とし、ピアノハンドルを最も押し下げたとき
に駆動片が開口内に進入して端子板と干渉するのを防ぐ
ことができる。
【0010】請求項6は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記状態表示手段は、上記器体内に収納され
て接点部に流れる電流を検出する電流検出手段と、該電
流検出手段の出力に基づいて発光する発光素子と、少な
くとも発光素子が実装されて上記器体内に収納される回
路基板と、上記ピアノハンドルに設けられ器体前面に設
けた透光窓を通る発光素子の光で表示を行う発光表示部
とを具備して成ることを特徴とし、接点部が閉成状態の
ときには接点部を通して負荷に流れる電流を電流検出手
段で検出して発光素子を発光させ、ピアノハンドルに設
けた発光表示部から光を照射して負荷がオン状態である
ことを表示し、接点部が開成状態のときには接点部に電
流が流れないから発光素子が発光せず負荷がオフ状態で
あることが判る。
【0011】請求項7は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記状態表示手段は、上記器体内に収納され
て接点部に流れる電流を検出する電流検出手段と、該電
流検出手段の出力に基づいて発光する発光素子と、少な
くとも上記電流検出手段の出力端と発光素子とを接続す
る導電路がインサート成形されて上記器体内に収納され
る成形体と、上記ピアノハンドルに設けられ器体前面に
設けた透光窓を通る発光素子の光で表示を行う発光表示
部とを具備して成ることを特徴とし、接点部が閉成状態
のときには接点部を通して負荷に流れる電流を電流検出
手段で検出して発光素子を発光させ、ピアノハンドルに
設けた発光表示部から光を照射して負荷がオン状態であ
ることを表示し、接点部が開成状態のときには接点部に
電流が流れないから発光素子が発光せず負荷がオフ状態
であることが判る。しかも、導電路を成形体にインサー
ト成形しているため、回路基板の表面に導電パターンを
形成する場合に比較して製造時の作業効率を向上させる
ことができる。
【0012】請求項8は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部を開
閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンドルの
押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するための変
換手段とを設けるとともに、上記ピアノハンドルに摺動
自在に設けられて接点部の開閉状態を表示する表示体
と、該表示体の摺動方向に沿って設けられそれぞれ下面
が斜めに傾斜した複数の操作片と、上記反転ハンドルの
一方向の回動に伴って何れかの操作片下面に押圧力を付
与して表示体を一方向に摺動する駆動片と、各操作片間
に設けられ表示体が一方向に摺動した際に駆動片が係止
されて表示体をロックするロック手段と、反転ハンドル
の他方向の回動に伴ってロック手段によるロックが解除
された状態で表示体を他方向に摺動して初期位置に復帰
させる復帰手段とを具備する第1の状態表示手段、並び
に上記器体内に収納されて接点部に流れる電流を検出す
る電流検出手段と、該電流検出手段の出力に基づいて発
光する発光素子と、少なくとも発光素子が実装されて上
記器体内に収納される回路基板と、上記ピアノハンドル
に設けられ器体前面に設けた透光窓を通る発光素子の光
で表示を行う発光表示部とを具備する第2の状態表示手
段を備えたことを特徴とし、表示体が傾斜した操作片下
面に沿って摺動し、接点部の開閉が行われた状態でロッ
ク手段によりロックされて接点部の開閉状態の表示体に
よる表示がロック状態となって、正確に正しい表示を継
続して行うことができ、一方、ピアノハンドルを再度押
圧操作して反転ハンドルを他方方向に回動させて接点部
の開閉を行った際に駆動片が反転ハンドルと共に回動し
てロックが解除され、ロックが解除されると同時に復帰
手段により表示体が元の初期位置に復帰して該当する接
点部の開閉状態を第1の状態表示手段により表示するこ
とができ、この場合、復帰手段により駆動片による当該
接点部の開閉状態の表示状態がピアノハンドルを操作し
ない限り継続して維持される。しかも、取付枠が有する
窓孔の上端、中央並びに下端の何れの取付位置に取り付
けられた押釦スイッチに取り付けた場合でも、押釦スイ
ッチとピアノハンドルの個数及び互いの位置関係に関わ
らずに押釦スイッチの反転ハンドルに形成された駆動片
が表示体に設けられた複数の操作片の何れかの下面に当
接して押圧力を付与することができ、共通のピアノハン
ドルを何れの取付位置の押釦スイッチに取り付けても接
点部の開閉状態の表示が可能となって取付位置毎に専用
のピアノハンドルを用意する必要がなく、省施工化が図
れる。また、第2の状態表示手段を設けているため、接
点部が閉成状態のときには接点部を通して負荷に流れる
電流を電流検出手段で検出して発光素子を発光させ、ピ
アノハンドルに設けた発光表示部から光を照射して負荷
がオン状態であることを表示し、接点部が開成状態のと
きには接点部に電流が流れないから発光素子が発光せず
負荷がオフ状態であることが判る。
【0013】請求項9は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部を開
閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンドルの
押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するための変
換手段とを設けるとともに、上記ピアノハンドルに摺動
自在に設けられて接点部の開閉状態を表示する表示体
と、該表示体の摺動方向に沿って設けられそれぞれ下面
が斜めに傾斜した複数の操作片と、上記反転ハンドルの
一方向の回動に伴って何れかの操作片下面に押圧力を付
与して表示体を一方向に摺動する駆動片と、各操作片間
に設けられ表示体が一方向に摺動した際に駆動片が係止
されて表示体をロックするロック手段と、反転ハンドル
の他方向の回動に伴ってロック手段によるロックが解除
された状態で表示体を他方向に摺動して初期位置に復帰
させる復帰手段とを具備する第1の上記状態表示手段、
並びに上記器体内に収納されて接点部に流れる電流を検
出する電流検出手段と、該電流検出手段の出力に基づい
て発光する発光素子と、少なくとも上記電流検出手段の
出力端と発光素子とを接続する導電路がインサート成形
されて上記器体内に収納される成形体と、上記ピアノハ
ンドルに設けられ器体前面に設けた透光窓を通る発光素
子の光で表示を行う発光表示部とを具備する第2の状態
表示手段を備えたことを特徴とし、表示体が傾斜した操
作片下面に沿って摺動し、接点部の開閉が行われた状態
でロック手段によりロックされて接点部の開閉状態の表
示体による表示がロック状態となって、正確に正しい表
示を継続して行うことができ、一方、ピアノハンドルを
再度押圧操作して反転ハンドルを他方方向に回動させて
接点部の開閉を行った際に駆動片が反転ハンドルと共に
回動してロックが解除され、ロックが解除されると同時
に復帰手段により表示体が元の初期位置に復帰して該当
する接点部の開閉状態を第1の状態表示手段により表示
することができ、この場合、復帰手段により駆動片によ
る当該接点部の開閉状態の表示状態がピアノハンドルを
操作しない限り継続して維持される。しかも、取付枠が
有する窓孔の上端、中央並びに下端の何れの取付位置に
取り付けられた押釦スイッチに取り付けた場合でも、押
釦スイッチとピアノハンドルの個数及び互いの位置関係
に関わらずに押釦スイッチの反転ハンドルに形成された
駆動片が表示体に設けられた複数の操作片の何れかの下
面に当接して押圧力を付与することができ、共通のピア
ノハンドルを何れの取付位置の押釦スイッチに取り付け
ても接点部の開閉状態の表示が可能となって取付位置毎
に専用のピアノハンドルを用意する必要がなく、省施工
化が図れる。また、第2の状態表示手段を設けているた
め、接点部が閉成状態のときには接点部を通して負荷に
流れる電流を電流検出手段で検出して発光素子を発光さ
せ、ピアノハンドルに設けた発光表示部から光を照射し
て負荷がオン状態であることを表示し、接点部が開成状
態のときには接点部に電流が流れないから発光素子が発
光せず負荷がオフ状態であることが判る。しかも、導電
路を成形体にインサート成形しているため、回路基板の
表面に導電パターンを形成する場合に比較して製造時の
作業効率を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により説
明する。
【0015】(実施形態1)図1〜図21を参照して本
発明の実施形態1を詳細に説明する。本実施形態のピア
ノハンドル式片切スイッチ装置は、図10に示すよう
に、押釦ハンドル32の押圧操作により接点部の接点切
換が行われる押釦スイッチ5Aと、この押釦スイッチ5
Aの上面に一端部が回動自在に枢支され他端部を押圧し
て押釦ハンドル32を押圧操作するピアノハンドル43
と、長手方向に3個の器具取付手段を備えた細長の器具
取付用の窓孔2aを有する取付枠2と、窓孔2aに対向
し長手方向の寸法が窓孔2aより細長の開口を有するプ
レート(プレート枠120及び化粧プレート130)と
からなる。ここでまず、押釦スイッチ5A並びにピアノ
ハンドル43の基本構造を説明する。
【0016】押釦スイッチ5Aの器体は、図1〜図7に
示すように合成樹脂製のボディ5bとカバー5aとで形
成されており、この器体の短幅方向の寸法が既製の埋込
型の配線器具用の取付枠2が有する窓孔2aの長手方向
寸法の略3分の1の寸法(この寸法を「1個モジュール
寸法」と呼ぶ。)に形成してある。そして、押釦スイッ
チ5Aの表面側の部材であるカバー5aには、取付枠2
の窓孔2aに着脱自在に取付可能とするために、両端面
に一対の係止爪11,11を夫々突設してあり、一方の
係止爪11の背部には空所12を形成し、係止爪11が
背方へ弾性的に撓むようにしてある。したがって、既製
の配線器具用の取付枠2が具備する係止孔2b,2bに
係止爪11,11を係止させて押釦スイッチ5Aを着脱
自在に取り付けることができ、既製の埋込型の配線器具
と同様にして壁面などの造営面に埋設できるようにして
ある。ボディ5bとカバー5aの結合はカバー5aより
垂下した係止片3の係止孔4にボディ5bの側面に形成
してある係止突起6を係止させることにより行なってお
り、係止時には係止片3の弾性と係止突起6の上端の傾
斜面6aを利用して簡単に係止ができるようになってい
る。
【0017】図1に示すように、この押釦スイッチ5A
のボディ5b内の一端部に接続端子収納部13を形成
し、また、他端部に接続端子収納部14を形成し、更に
中央部に中央収納部23を形成してある。ここで、一方
の接続端子収納部13には端子板15と鎖錠ばね16,
16及び解除釦17からなる一対の速結端子が収納され
る。また、他方の接続端子収納部14にも端子板18と
鎖錠ばね19,19及び解除釦21からなる一対の速結
端子が収納される。
【0018】図3及び図4に示すようにボディ5bの接
続端子収納部13の底部にはボディ5b底面に開口し且
つ接続端子収納部13と連通する一対の電線挿入口13
a,13a並びに解除釦17を押し駆動する工具を挿入
するための解除孔13bとが設けられ、ボディ5bの接
続端子収納部14の底部にはボディ5b底面に開口し且
つ接続端子収納部14と連通する一対の電線挿入口14
a,14a並びに解除釦21を押し駆動する工具を挿入
するための解除孔14bとが設けられている。
【0019】鎖錠ばね16,19は、弾性を有する導電
材料の帯板の両端部を曲成して中央片16c,19cの
両端部に鎖錠片16a,19a及び接触片16b,19
bが形成されている。鎖錠片16a,19aは中央片1
6c,19cとの連結部位から先端縁に向かって、端子
板15の脚片15b及び端子板18の脚片18bに近づ
く向きに傾斜し、接触片16b,19bは略S字形に曲
成されている。また、中央片16c,19cは略平板状
に形成されていて端子板15,18の当接片15c,1
8cに当接する。而して、鎖錠ばね16,19の鎖錠片
16a,19a及び接触片16b,19bと端子板1
5,18の脚片15b,18bとの間に、ボディ5bの
底部に設けた電線挿入口13a,14aを通して外部か
ら電線が挿入されると、鎖錠片16a,19aの先端が
電線の芯線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、
鎖錠片16a,19a及び接触片16b,19bによっ
て電線の芯線が脚片15b,18bに圧接されることに
より、電線の芯線と端子板15,18との導通(接続)
が図られる。また、解除釦17,21はユリア樹脂のよ
うな熱硬化性樹脂にて形成され、下部を解除孔13b,
14bに臨ませてボディ5bの各接続端子収納部13,
14に収納される。而して、外部から解除孔13b,1
4bを通して挿入するドライバ等の工具の先端で解除釦
17,21を押操作すれば、両側面に突設した押圧片で
鎖錠ばね16,19の鎖錠片16a,19aを圧接解除
方向に撓ませ、鎖錠片16a,19aの先端を電線の芯
線から引き離して端子板15,18と電線との接続を解
除することができる。
【0020】端子板18には固定接点25が固着された
延設片18aを形成してあり、この延設片18aを中央
収納部23側に延出して、中央収納部23内に固定接点
25を位置させている。また端子板15から中央収納部
23に支持片15aが延出してあり、開閉体24が中央
収納部23内に入れられて導電板からなる開閉体24の
下端が支持片15a上に回動自在に立設してある。ここ
で、開閉体24の両端下部に設けた突部28を中央収納
部23の内側壁に形成されたV状凹部27に嵌め込ん
で、V状凹部27の下部を中心に回動自在となってい
る。開閉体24の上部の延設片18aと対向する面には
可動接点29が設けてある。そして、開閉体24の回動
に応じて可動接点29を固定接点25に接離して、端子
板15と端子板18との間の接続、切離を行う。
【0021】本実施形態においては上記のように固定接
点25と可動接点29とで片切の接点部100を構成し
ている。上記接点部100の切り換えを行なうための開
閉体24は、コイルスプリング30、反転ハンドル3
1、押釦ハンドル32、スライドカム33、復帰ばね3
7で構成された反転機構により反転駆動される。ここ
で、コイルスプリング30は、下部が上記開閉体24の
上縁に突設されたばね座24aに係止され、上部が反転
ハンドル31に下方から突設してある筒部31a内に収
められ、反転ハンドル31の回動に応じて開閉体24を
反転駆動するものである。
【0022】反転ハンドル31はカバー5aの前面に設
けられた凹部51の底面に開口した孔52を通して下方
から凹部51内に挿入され、筒部31aの両側に設けた
逆三角形状の軸31bをカバー5bの内壁に形成された
軸受け50に枢支して回動自在に取り付けられ、上部の
両端にスライドカム33に掛合する掛合突起34を突設
してある。
【0023】押釦ハンドル32はカバー5aの凹部51
の両側内壁面に形成された上下方向の係止溝35に係止
突起36,36を係止して上下動自在に凹部51内に収
納されており、平片37bから下向きに開拡した2つの
復帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設して
構成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔37d
に押釦ハンドル32の下面に突設した突起32dを挿入
することにより、押釦ハンドル32を下面に取り付け、
この復帰ばね37の復帰ばね片37a,37a先端を凹
部51の底面に弾接することにより上方に常時付勢され
ている。
【0024】スライドカム33はポリアセタールのよう
な弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ状に成形してあ
り、対向する側辺部の下面に上記反転ハンドル31の掛
合突起34に対応させて掛合カム体38,38を突設
し、更に別の側辺部の中央部に一対のばね片33a, 3
3aを逆ハ状に一体突設し、このばね片33aの先端間
に押釦ハンドル32の下面に形成した突起32aを被挿
することによって、押釦ハンドル32の下面においてス
ライドカム33を摺動自在に装着し且つばね片33aの
弾性によって反摺動方向への復帰力を与えるようになっ
ている。
【0025】押釦スイッチ5Aの器体のカバー5aの表
面側端部には横向きとなった軸部192が所定間隔を開
けて2つ一体に突設してある。これらの軸部192は上
部が横向きの略円柱形状をしている。ピアノハンドル4
3は、図8に示すように裏面部の一端部に下開口がはめ
込み用開口部となった穴191aと金属製の軸受用ばね
体191bとで構成される軸受部191が設けてある。
穴191aは内壁の片側に係止穴190を設け、穴19
1aに収納される軸受用ばね体191bの抜け止め爪1
91cを係止して軸受用ばね体191bを固持してい
る。軸受用ばね体191bは先端を穴191a内へ突出
するように曲げ形成し、この突出部191dと穴191
aとで軸部192を支持するようになっている。
【0026】下方に開口した穴191aのはめ込み用開
口部は上記突出部191dとで軸受部191の内部より
も幅狭としており、前述の押釦スイッチ5Aの上部に設
けた軸部192を弾性的にはめ込んだ場合、軸部192
と軸受部191との枢支結合が外れないようになってい
る。このように軸部192を軸受部191に回動自在に
嵌め込むことでピアノハンドル43を回動自在に軸支す
る軸支部が構成される。なお、ピアノハンドル43の他
端には背方に向けて抜け止め用の抜止片43bを突設し
てある。抜止片43bが空所12内に挿入され、ピアノ
ハンドル43が回動しても抜止片43bの先端が空所1
2から抜けないようになっている。
【0027】上記のようにピアノハンドル43が押釦ス
イッチ5Aに取付けられるのであるが、ピアノハンドル
43を押圧操作すると、軸受部191と軸部192との
軸支部を中心にしてピアノハンドル43がピアノタッチ
式に回動する。そして、このピアノハンドル43の回動
により押釦スイッチ5Aの押釦ハンドル32を押圧操作
する。
【0028】次に、上記押釦スイッチ5の動作を簡単に
説明する。図14の状態は可動接点29が固定接点25
と切り離されている状態、すなわち開成状態である。い
ま、図14の状態で、ピアノハンドル43を操作したと
すると、ピアノハンドル43の操作に伴って押釦ハンド
ル32が復帰ばね37に抗して押し下げられ、押釦ハン
ドル32の押し下げによりスライドカム33が下降す
る。そして、スライドカム33の図中右側の係合カム体
38が、反転ハンドル31の右側の掛合突起34に当た
ることにより、反転ハンドル31が回動される。このと
き、反転ハンドル31の回動に伴ってスライドカム33
が図中の右側にスライドする。このようにして反転ハン
ドル31が反転回動されると、図15に示すようにコイ
ルスプリング30が反転して開閉体24が反転し、可動
接点29が固定接点25と接触して接点部100が接続
された状態、すなわち閉成状態に切り換えられる。この
反転後、ピアノハンドル43の押し下げ力を解除する
と、復帰ばね37で押釦ハンドル32が押し上げられ、
このときピアノハンドル43が元の状態に戻る。そし
て、これと同時にスライドカム33もばね片33aのば
ね力で中央部に摺動復帰する。このオフ状態から再びピ
アノハンドル43を押し下げ操作すると、上記とは逆に
反転ハンドル31が回動して可動接点29が固定接点2
5から離れ、図14に示す状態に戻って接点部100が
開成状態となる。
【0029】ここで、接続端子収納部13,14に収納
された各一対の速結端子が端子板18,20によって互
いに電気的に接続されており、接点部100の開閉によ
って接続端子収納部13に収納された一対の速結端子と
接続端子収納部14に収納された一対の速結端子との導
通、非導通が同時に切り換えられるから、片方の速結端
子を送り端子とすることができて電源側と負荷側の両方
で送り配線が可能となる。
【0030】ところで、取付枠2の窓孔2a両側の側片
には、押釦スイッチ5Aの係止爪11,11が係止され
る各一対の係止孔2b,2bが計3組ずつ設けてあり、
窓孔2aに対して押釦スイッチ5Aの短幅方向を窓孔2
aの長手方向に一致させて取り付ける場合の3つの取付
位置をそれぞれ上端位置、中央位置並びに下端位置と称
することにする。さらに、取付枠2に1個モジュール寸
法の押釦スイッチ5Aを1個取り付ける場合において、
押釦スイッチ5Aに取り付けるピアノハンドル43を1
個用のピアノハンドル43と称し、また、3個モジュー
ル寸法の取付枠2に1個モジュール寸法の押釦スイッチ
5Aを2個取り付ける場合において該2個の押釦スイッ
チ5Aにそれぞれ取り付けるピアノハンドル43を2個
用のピアノハンドル43と称し、また、3個モジュール
寸法の取付枠2に1個モジュール寸法の押釦スイッチ5
Aを3個取り付ける場合において該3個の押釦スイッチ
5Aにそれぞれ取り付けるピアノハンドル43を3個用
のピアノハンドル43と称することにする。
【0031】上記3種類のピアノハンドル43の上下方
向(押釦スイッチ5Aの短幅方向)の寸法は、(1個用
のピアノハンドル43の上下長さ)≒(2個用のピアノ
ハンドル43の上下長さ)×2≒(3個用のピアノハン
ドル43の上下長さ)×3となっている。また、3個用
のピアノハンドル43の上下長さは操作性を良くするた
め押釦スイッチ5Aよりも上下方向の長さを長くしてあ
る。
【0032】図17には取付枠2の窓孔2aの上端、中
央及び下端の各取付位置に取り付けられた3個の押釦ス
イッチ5Aに各々3個用のピアノハンドル43を取り付
ける場合の例が示してある。ピアノハンドル43の一端
部の裏面部に設けられる軸受部191は、所定間隔の一
対の軸部192に対応する所定間隔で4つ設けられ、そ
の内の両側の二つの軸受部191に対応する軸受用ばね
体191bは一体に連結されている(図9参照)。
【0033】そして、図17に示すように取付枠2の窓
孔2aに上下方向に3個の押釦スイッチ5Aを並べて取
り付けた場合、中央位置の押釦スイッチ5Aにピアノハ
ンドル43を取り付ける場合には中央の二つの軸受部1
91に中央位置の押釦スイッチ5Aの二つの軸部192
をはめ込んで取り付けるものであり、このことにより中
央位置の押釦スイッチ5Aのセンタと該中央位置の押釦
スイッチ5Aに取り付けるピアノハンドル43のセンタ
とが一致するように取り付けられる。また、上端位置の
押釦スイッチ5Aにピアノハンドル43を取り付ける場
合には下側の二つの軸受部191に上端位置の押釦スイ
ッチ5Aの軸部192,192をはめ込んで取り付ける
ものであり、このことにより上端位置の押釦スイッチ5
Aのセンタよりも上端位置の押釦スイッチ5Aに取り付
けるピアノハンドル43のセンタが上にずれて位置する
ように取り付けられる。また、下端位置の押釦スイッチ
5Aにピアノハンドル43を取り付ける場合には上側の
二つの軸受部191,191に下端位置の押釦スイッチ
5Aの軸部192,192を嵌め込んで取り付けるもの
であり、このことにより下端位置の押釦スイッチ5Aの
センタよりも下端位置の押釦スイッチ5Aに取り付ける
ピアノハンドル43のセンタが下にずれて位置するよう
に取り付けられる。このようにすることで、3個用のピ
アノハンドル43として上端位置用、中央位置用、下端
位置用の区別なく共通して使用することができるもので
ある。
【0034】ここで取付枠2の上下両側片には壁などに
埋込配設された埋込ボックス(図示せず)に取り付ける
ためのボックスねじを挿通する長孔2cと、取付枠2を
壁面等の造営面に直付けするためのねじが挿通されるね
じ挿通孔2dと、造営面を形成する壁パネル等に取り付
ける際に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するは
さみ金具係止孔2eと、プレート枠120を取り付ける
取付ねじ123用の取付ねじ孔2fとが設けてある。
【0035】取付ねじ123,123によって取付枠2
の前面に取り付けられるプレート枠120は、合成樹脂
により矩形枠状に形成され、上下両側片に上記取付ねじ
が挿通されるねじ挿通孔121,121が設けてある。
また、プレート枠120の四隅には化粧プレート130
の係止片(図示せず)が挿入係止される係止部122が
各々一対ずつ設けてある。つまり、プレート枠120と
化粧プレート130とでプレートが構成される。
【0036】化粧プレート130は合成樹脂により矩形
枠状に形成されており、図17に示すように中央部の開
口130aからピアノハンドル43を前方に露出するよ
うにして、四隅の背面側に突設された上記係止片をプレ
ート枠120の係止部122に着脱自在に挿入係止する
ことでプレート枠120の前面に着脱自在に取り付けら
れる。
【0037】図18及び図19には取付枠2の窓孔2a
の上端位置及び下端位置に取り付けられた2個の押釦ス
イッチ5A,5Aに各々2個用のピアノハンドル43を
取り付ける場合の例が示してあり、同じく図20及び図
21には取付枠2の窓孔2aの中央位置に取り付けられ
た1個の押釦スイッチ5Aに1個用のピアノハンドル4
3を取り付ける場合の例が示してある。何れもピアノハ
ンドル43の一端部の裏面部に設けられる軸受部191
は、所定間隔の一対の軸部192に対応する所定間隔で
2つ設けられている。
【0038】そして、取付枠2の上下端位置に2個の押
釦スイッチ5A,5Aを取り付けた場合、上端位置及び
下端位置の両押釦スイッチ5A,5Aにそれぞれ2個用
のピアノハンドル43,43を取り付ける場合には2つ
の軸受部191に押釦スイッチ5Aの2つの軸部192
を嵌め込んで取り付けるものであり、このことにより上
下端位置の各押釦スイッチ5Aのセンタと各押釦スイッ
チ5A,5Aに取り付ける2個用のピアノハンドル4
3,43のセンタとが一致するように取り付けられる。
その結果、2個用のピアノハンドル43においても上端
位置用と下端位置用の区別なく共通して同じものが使用
できる。また1個用のピアノハンドル43の場合も、2
つの軸受部191に押釦スイッチ5Aの2つの軸部19
2を嵌め込んで取り付け、押釦スイッチ5Aのセンタと
1個用のピアノハンドル43のセンタとが一致するよう
に取り付けられる。
【0039】ところで、本実施形態は接点部100の開
閉状態に応じて負荷の動作表示を行う状態表示手段を備
えており、以下、この状態表示手段について詳細に説明
する。
【0040】ピアノハンドル43の背面部には摺動凹所
76が設けてあり、この摺動凹所76には接点部100
の開閉状態を表示するための表示体70が摺動自在には
め込んである。摺動凹所76の略中央部には表示窓76
aが設けてある。表示体70は、図9及び図13に示す
ように合成樹脂製であって矩形板状の主部70aの背面
側に表示体70の摺動方向に傾斜する操作面70cを有
する略三角形状の操作片70bが主部70aの摺動方向
(長手方向)に沿って3つ列設されるとともに、後述す
るコイルばね78が嵌合するコイルばね嵌合突部70d
が主部70aの摺動方向の一端部より突設してある。な
お、主部70aの前面側には「入」、「切」のように接
点部100の開閉状態に応じた負荷(照明器具や空調機
器など)の動作状態を示す文字が記された動作表示シー
ト72が貼着される。また、各操作片70bの間には凹
溝から成る逃がし部70eが形成されている。そして、
上記のように構成された表示体70は、図14に示すよ
うにピアノハンドル43の摺動凹所76に摺動自在に嵌
め込まれる。ここで、上述の表示窓76aにはピアノハ
ンドル43の表面側から透光性材料より形成された表示
部カバー113が被着される。この表示部カバー113
の中央部には表示窓76aに対向する透明部113aが
形成してある。よって、摺動凹所76の略中央部に設け
た表示窓76a及び表示部カバー113の透明部113
aを通して上記動作表示シート72の文字が外部より見
えるようになっている。
【0041】また、図中77は押さえ板であって、操作
片70bの移動範囲を除いて摺動凹所76を覆うように
してピアノハンドル43の裏面に取り付けられて表示体
70が外れるのを防止するようになっている。この押さ
え板77はピアノハンドル43に設けた熱着ピン(図示
せず)を押さえ板77の熱着孔108にはめ込み、熱着
ピンを溶着して固着してある。そして、押さえ板77に
は切欠部77aが形成してあり、3つの操作片70bが
この切欠部77a内を摺動するものである。摺動凹所7
6内にはコイルばね嵌め込み溝(図示せず)が設けてあ
って、この溝にコイルばね78の一部が嵌め込んであ
り、コイルばね78の端部が表示体70のコイルばね嵌
合突部70dに嵌合してあり、このことによりコイルば
ね78のばね力で表示体70に一方向に押圧されるばね
力が付与してあり、これが表示体70の復帰手段を構成
している。一方、図12に示すように、上記表示体70
を摺動するための駆動片71は反転ハンドル31に一体
に形成してあり、この駆動片71は略L字状であって反
転ハンドル31の筒部31aの側面から先端部が掛合突
起34と略同方向に突出させてあり、カバー5aの前面
に開口した孔74に挿入してある。
【0042】図14(b)及び図15(b)に上記表示
体70の駆動状態を示す。図14(b)の状態では操作
片70b(例えば、中央の操作片70b)の傾斜した操
作面70cの傾斜下端部付近に駆動片71の上端部が位
置している。この状態でピアノハンドル43を押圧操作
すると反転ハンドル31が回動して反転ハンドル31に
一体に設けた駆動片71の上端部が上昇して傾斜した操
作面70cに押し当たることで表示体70は操作面70
cにガイドされて図中右方向へ移動し、表示窓76aに
対向する表示体70の表面位置が変化していき、ピアノ
ハンドル43を完全に押し下げて反転ハンドル31が反
転回動を完了して接点部100の切換を行った時点で同
時に図15(b)に示すように駆動片71の上端部が隣
の操作片70bとの間に設けられている逃がし部70e
に係止してロックされ、これがロック手段を兼ねてい
る。このロック状態ではピアノハンドル43から手を離
してもロック状態を維持しているものである。そして、
この状態では表示体70の表面部の一部(図15(b)
においては表示体70の表面部の左側半部)が表示窓7
6aに対向するようになっている。この状態は図15
(a)に示すように可動接点29が固定接点25と接触
している状態(負荷のオン状態)を表示窓76aから表
示している状態である。
【0043】そして、更にピアノハンドル43を押圧操
作すると、反転ハンドル31が逆方向に反転回動し、こ
れに伴って駆動片71の先端が下方に下がり、ロック手
段が解除され、駆動片71が下降することで表示体70
がコイルばね78のばね力により復帰し、ピアノハンド
ル43の押圧を解除した時点で図14(b)の状態に戻
るものであり、この状態では、図14(a)のように可
動接点29が固定接点25と開離し、また、表示体70
の表面部の他の一部(図14(b)においては表示体7
0の表面部の右側半部)が表示窓76aに対向する。こ
の状態は図14(a)に示すように可動接点29が固定
接点25bと開離している状態(負荷のオフ状態)を表
示窓76aから表示している状態である。そして、この
ようにして表示体70により接点部100の開閉状態
(本実施形態の場合であれば「入」及び「切」の状態)
をそれぞれ表示するものである。なお、表示体70には
駆動片71の先端部を逃がすための逃がし部70eが設
けてあるので、図16(a)に示すようにピアノハンド
ル43を最も押し下げたときに駆動片71の先端が表示
体70などの他の部品に衝突することを避けることがで
きる(但し、同図(b)はピアノハンドル43の押圧力
を解除した状態を示す。)。また、図1及び図6に示す
ように端子板18の上面には中央収納部23側に開口1
8dが設けてあり、ピアノハンドル43を最も押し下げ
たときに駆動片71が上記開口18d内に進入して端子
板18と干渉しないようにしてある。
【0044】上述の動作説明は取付枠2の中央位置に取
り付けられた押釦スイッチ5Aとピアノハンドル43の
組み合わせについてのものである。すなわち、取付枠2
の上端及び下端位置に取り付けられた押釦スイッチ5
A,5Aとピアノハンドル43との組み合わせにおいて
は、図11に示すように上端位置の押釦スイッチ5Aの
駆動片71が表示体70の下側の操作片70bと対向
し、下端位置の押釦スイッチ5Aの駆動片71が表示体
70の上側の操作片70bと対向している。そして、上
下何れの位置の押釦スイッチ5Aに取り付けられたピア
ノハンドル43を押圧操作した場合にも、上述の動作と
同様に駆動片71の先端がそれぞれ対向する操作片70
bの操作面70cにガイドされながら表示体70を移動
させることができる。このように駆動片71をガイドす
る操作面70cを備えた操作片70bを表示体70の背
面側に3つ列設することにより、ピアノハンドル43が
上端、中央又は下端の何れの取付位置に取り付けられた
場合にも表示体70による接点部100の開閉表示を行
なうことができ、接点部100の開閉表示機能を有する
3個用のピアノハンドル43として上端位置用、中央位
置用又は下端位置用の区別なく共通して使用することが
できるものである。
【0045】なお、状態表示部の構造は上述の3個用の
ピアノハンドル43の場合と全く共通するので説明は省
略する。ここで、2個用のピアノハンドル43の場合に
は、そのセンタが上端位置又は下端位置の何れであって
も押釦スイッチ5A,5Aのセンタと一致するので、表
示体70の3つある操作片70bのうち何れも中央の操
作片70bに駆動片71が対向することになる。また、
1個用のピアノハンドル43の場合も状態表示部の構造
は上述の3個用又は2個用のピアノハンドル43の場合
と全く共通するので説明は省略するが、1個用のピアノ
ハンドル43の場合にも、そのセンタが押釦スイッチ5
Aのセンタと一致するので、表示体70の3つある操作
片70bのうち中央の操作片70bに駆動片71が対向
することになる。
【0046】このように2個用又は3個用のピアノハン
ドル43の場合では3つある操作片70bの中央の操作
片70bのみしか使用しないが、それぞれ3個用のピア
ノハンドル43と状態表示部の構造を同じにすることで
表示体70や押さえ板77などの部品を共通化でき、部
品点数の削減によるコストダウンが図れる。
【0047】ところで上記実施形態においては、制御対
象の負荷(例えば、「換気扇」等)あるいは制御対象の
負荷(一般には照明負荷)の設置場所(例えば、「台
所」、「玄関」、「廊下」等)を記したネームカード2
50をピアノハンドル43に着脱自在に取り付けること
ができる。図9に示すようにピアノハンドル43の表面
側に凹平面251を設け、該凹平面251の底にプレー
ト出し入れ用の窓252を設け、この窓252にはピア
ノハンドル43の裏面側から開閉自在に枢支された扉2
54を設けてあり、また凹平面252には少なくも窓2
52に対応して配置されるネームカード250が見える
ように中央部253aが透明なネームカバー253が被
着されている。
【0048】ここでネームカバー253は両側にそれぞ
れ先端に向けて細くなっている一対の突起255を突設
し、これに対応するようにピアノハンドル43の窓25
2の両側に突起255を圧入するための圧入用孔256
を穿設しており、突起255を圧入用孔256に圧入し
てネームカバー253をピアノハンドル43に固定する
のである。
【0049】窓252に枢支する扉254は、一端の両
側に軸体264a、264bを突設し、この軸体264
a,264bを窓252の一端部の両側に凹平面251
側に開口した軸受部265a,265bに回動自在に嵌
め込んで軸体264a,264bを中心に窓252を開
閉できるようになっている。この場合ネームカバー25
3が上述のように固定されることにより軸受部265
a,265bに嵌まった軸体264a,264bは脱落
しないようになっている。
【0050】そして扉254の他端部の両側には突起2
66が設けられ、この突起266は窓252の他端部の
両側に形成した係合部267に圧入係合して閉じた状態
を保持するようになっている。而してネームカード25
0を収納する場合には扉254をピアノハンドル43の
裏面側から開いて、ネームカード250を窓252に嵌
めてネームカバー253の裏面に載せ、この状態で扉2
5を閉じれば扉254とネームカバー253との間に挟
持され、ネームカバー253の中央部253aより表側
からネームカード250の文字、数字、記号が視認でき
ることとなる。
【0051】(実施形態2)図22〜図32を参照して
本発明の実施形態2を説明する。実施形態1においては
ピアノハンドル43の収納凹所76内で表示体70を摺
動させて接点部100の開閉状態を表示するようにした
状態表示手段を備えていたが、本実施形態では接点部1
00を流れる電流に応じて発光素子を発光させることで
接点部100の開閉状態を表示する状態表示手段を備え
ている。よって、状態表示手段を除く他の構成は基本的
に実施形態1と共通するので、共通する構成には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0052】まず、本実施形態における押釦スイッチ5
Bについて説明する。図23及び図26に示すようにボ
ディ5bの略中央部が背方へ突出されて中央収納部23
が両端部の接続端子収納部13,14よりも深く形成さ
れている。中央収納部23の周部にはリブ状の台部23
aが形成され、台部23aの上には中枠56の四隅に設
けた鍔部56bが載置される。つまり、中央収納部23
は中枠56により上下に仕切られる。この中枠56の下
面側には電流トランスCTを収納してある。電流トラン
スCTからは1次側及び2次側の各一対のリードL1〜
L4が突出されている。これらのリードL1〜L4には
可撓性を有する絶縁材料により円筒状に形成された保護
チューブTが被嵌され、中枠56の略中央部に設けた溝
56c,56cから前方(図26における上方)へ引き
出されている。そして、電流トランスCTの1次側の片
方のリードL1が接続端子収納部13に収納された端子
板15に接続され、もう片方のリードL2が中枠56の
載置部56dに載置された略L字形の支持板15aの一
端部に接続される。また、電流トランスCTの2次側の
リードL3,L4はプリント基板26に接続されてい
る。このプリント基板26は略T字形であって表面に導
電パターンが形成されるとともに発光素子たる発光ダイ
オードLDと整流用のダイオードDが実装されている。
【0053】開閉体24は中央収納部23内に収めら
れ、両端下部に設けた突部28を中央収納部23の側壁
及び中枠56に設けたV状凹部27にはめ込んで下端縁
が上記支持板15aに接した状態でV状凹部27の下部
を中心に回動自在となっている。
【0054】図30の回路図は押釦スイッチ5Bの内部
回路を示しており、2つの端子板15,18の間に接点
部100と電流トランスCTの1次側とが直列に接続さ
れ、電流トランスCTの2次側に発光ダイオードLDと
ダイオードDが並列に接続されている。而して、2つの
端子板15,18の間に電源と負荷が直列接続されてい
る場合、図26に示すように接点部100の閉成時には
電源から端子板15と、電流トランスCTの1次側と、
可動接点29と、固定接点25と、端子板18と、負荷
との経路で電流が流れ、この電流を電流トランスCTで
検出して2次側に接続された発光ダイオードLDを点灯
させる。また、開閉体24が反転して接点部100が開
成すれば、負荷への電源供給が停止して負荷がオフさ
れ、電流トランスCTの1次側に電流が流れなくなって
発光ダイオードLDが消灯する。つまり、接点部100
の閉成状態(負荷のオン状態)で発光ダイオードLDが
点灯し、接点部100の開成状態(負荷のオフ状態)で
発光ダイオードLDが消灯して状態表示が行われるので
ある。
【0055】ところで、プリント基板26は図26に示
すようにカバー5aの背面側に凹部51と隣接して設け
られた収納凹所55内に収納されて端子板18の上部に
載置される。カバー5a前面の凹部51と軸部191と
の間の部位には略円形の透光窓40が設けてあって、プ
リント基板26に実装された発光ダイオードLDが透光
窓40に臨み、発光ダイオードLDの光がカバー5aの
前方へ照射されるようになっている。
【0056】ここで、3個用のピアノハンドル43を用
いたものにおいて、押釦スイッチ5Bが備える発光ダイ
オードLDからの光をピアノハンドル43に設けた発光
表示部113’に導光して状態表示するに当たって、3
個用のピアノハンドル43には発光ダイオードLDの光
を発光表示部113’に導光するためのプリズム200
が設けてある。本実施形態においては、プリズム200
は図22に示すように、出射面201が三角波状をした
凹凸形状となっている。凹凸形状となった出射面201
の背方側から上下両側方に向けて側方突出プリズム部2
07が設けてあり、この側方突出プリズム部207は背
面部に取付枠2の上端位置に取り付けられた押釦スイッ
チ5B又は下端位置に取り付けられた押釦スイッチ5B
からの光を入射する入射面203を設け、入射面203
から内部に入った光を側方突出プリズム部207内の第
1の反射面と、第2の反射面で反射させて出射面201
から出射させようになっている。また凹凸形状の出射面
201の背方には取付枠2の中央位置に取り付けられた
押釦スイッチ5Bからの光が入射する凹部からなる入射
面202を設けてあり、この入射面202の凹部の両側
内壁面が傾斜して出射面201の背方に一端が至って非
対称となっており、その傾斜面がプリズム200内に導
光された光の第2の反射面となっている。
【0057】上記の構成のプリズム200は3個用のピ
アノハンドル43の背面側に出射面201が3個用のピ
アノハンドル43に設けた発光表示部113’に対向す
るように熱着等により取付けてある。ここで、本実施形
態の発光表示部113’は光透過性樹脂により形成さ
れ、ピアノハンドル43に裏面から表面に開口し、プリ
ズム200の出射面201部位を臨ませた開口部43a
にピアノハンドル43の表面側から被着されているもの
で、中央部にレンズ部113a’を形成し、そのレンズ
部113a’の裏面を下向き傾斜面113e’とし、こ
の下向き傾斜面113e’によりプリズム200の非対
称の第2の反射面203と併せて上向き方向の視野角を
上げて見や易くしてある。
【0058】ここで発光表示部113’の構成について
詳説すると、発光表示部113’は図22に示すように
レンズ部113a’とこのレンズ部113a’の周囲の
枠状の固定部113b’とからなり、固定部113b’
を1次成形し、レンズ部113a’を2次成形した2重
成形品からなるもので、側方からみると断面が略L状に
なっている。そして2重成形によりレンズ部113a’
と固定部113b’とを異なる色とすることもでき、ま
た実施形態のように固定部113b’の裏面には仮固定
用ピン113c’と、超音波熱着に用いるED(突出
部)113d’を形成することができるのである。
【0059】而して、ピアノハンドル43の開口部43
aに発光表示部113’を前方から嵌め込み固定部11
3b’の周縁を開口部43aの内周に形成せる段部43
b上に載置するとともに、裏面の仮固定用ピン113
c’を開口部43aの段部43bに形成した挿通用孔4
3c(前後、側面が開口している)に挿入してピアノハ
ンドル43に発光表示部113’を固定した後、超音波
熱着ホーンを押し当て、超音波のエネルギによりED1
13c’を溶融させ段部43bに熱着固定するのであ
る。
【0060】しかして、取付枠2の中央位置の押釦スイ
ッチ5Bに取り付けた3個用のピアノハンドル43にお
いては、入射面202が当該押釦スイッチ5Bの透光窓
40に対向し、また、上端位置の押釦スイッチ5Bに取
り付けられた3個用のピアノハンドル43においては下
側の側方突出プリズム部207の入射面203が当該押
釦スイッチ5Bの透光窓40に対向し、また、下端位置
の押釦スイッチ5Bに取り付けられた3個用のピアノハ
ンドル43においては上側の側方突出プリズム部207
の入射面203が当該押釦スイッチ5Bの透光窓40に
対向するものである。
【0061】そして、上端位置あるいは下端位置の押釦
スイッチ5Bの透光窓40から出射された光は、入射面
203から側方プリズム部207に入射し、側方突出プ
リズム部207内で反射して凹凸形状の出射面201か
ら発光表示部113’に向けて出射するのである。ま
た、中央位置の押釦スイッチ5Bの透光窓40から出射
された光は入射面202から入射し、凹凸形状の出射面
201から発光表示部113’に向けて出射するのであ
る。この場合、出射面201を三角波状の凹凸形状とす
ることで、出射面201から出射する光の出射を偏りを
無くしてほぼ同じ方向にすることができる。そして下端
位置の押釦スイッチ5Bの透光窓40から出た光は対応
するプリズム200の非対称の第2の反射面203と、
発光表示部113’のレンズ部113a’の入射面であ
る下向き傾斜面113eとで上向き方向の視野角が上げ
られ上方向からの視認性が良くなっているため、良く見
えることになる。
【0062】勿論反射面203の形状のみでも上向き方
向の視野角を上げることができるから、発光表示部11
3’のレンズ部113a’の入射面を下向き傾斜面とし
なくても良い。また逆に発光表示部113’のレンズ部
113a’の入射面を下向き傾斜面113cとすること
で上向き方向の視野角を上げることができるから、プリ
ズム200側の反射面203を非対称としなくても良
い。
【0063】また、図31に示す2個用のピアノハンド
ル43並びに図32に示す1個用のピアノハンドル43
においては、プリズム200の代わりにレンズ170が
開口部43aに臨ませて熱着等により固定されており、
開口部43aに前方からはめ込まれた発光表示部11
3’を通して発光ダイオードLDの光がピアノハンドル
43の前方へ照射されるようになっている。
【0064】(実施形態3)図33及び図34を参照し
て本発明の実施形態3を説明する。但し、本実施形態に
おけるピアノハンドル43、取付枠2、プレート枠12
0並びに化粧プレート130は実施形態1と同一である
から図示及び説明を省略し、また、本実施形態における
押釦スイッチ5Bについても基本構成が実施形態2のも
のと共通するので、共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略する。
【0065】本実施形態はプリント基板26の代わりに
導電板(導電路)61がインサート成形されるとともに
発光ダイオードLD及びダイオードDが実装される成形
体60を備えた点に特徴がある。この成形体60は、絶
縁性を有する合成樹脂により略T字形に形成され、電流
トランスCTのリードL1,L2と発光ダイオードLD
及びダイオードDを接続するための導電板61がインサ
ート成形されている。
【0066】而して本実施形態においては、成形体60
に導電板61をインサート成形することにより、プリン
ト基板26に導電パターンを形成する場合に比較して作
業効率の向上が図れるものである。
【0067】(実施形態4)図35〜図40を参照して
本発明の実施形態4を説明する。本実施形態は、実施形
態1で説明した表示体70を用いた状態表示手段と、実
施形態2で説明した発光ダイオードLDを用いた状態表
示手段とを両方とも備えた点に特徴があり、それ以外の
構成は実施形態1又は実施形態2と共通である。よっ
て、共通する構成については同一の符号を付して図示並
びに説明を省略する。
【0068】まず、押釦スイッチ5Cについて説明す
る。本実施形態における押釦スイッチ5Cは基本的に実
施形態2における押釦スイッチ5Bと同一の構成を有し
ており、実施形態1と同様に反転ハンドル31に略L字
形の駆動片71が設けてある点と、図37に示すように
駆動片71の先端が挿入される孔74がカバー5a前面
の透光窓40と押釦ハンドル32との間の部位に形成し
てある点とが主な相違点である。また、図36及び図3
8に示すように、ピアノハンドル43を最も押し下げた
ときに駆動片71と干渉しないようにプリント基板26
の脚部分の寸法が短くしてある。
【0069】一方、ピアノハンドル43は基本的に実施
形態1におけるものと同一の構成を有しており、図35
に示すように表示窓76aよりも端部寄りに発光ダイオ
ードLDの光が通過する略円形の透光窓44が設けてあ
る点と、ピアノハンドル43の前面に被着される表示部
カバー113に透光窓44と対向して発光ダイオードL
Dの光を前方へ照射するレンズ部113bが設けてある
点と、実施形態2におけるプリズム200とほぼ共通の
構造を有するプリズム200’を具備する点とが主な相
違点である。
【0070】而して、本実施形態では接点部100の開
閉状態(負荷の動作状態)を、表示部カバー113の透
明部113aを通して見える表示体70で表示するとと
もに表示部カバー113のレンズ部113bから照射さ
れる発光ダイオードLDの光で表示しているので、接点
部100の開閉状態及び負荷の動作状態がより明確に認
識できるという利点がある。例えば、停電の場合には発
光ダイオードLDが消灯するために発光ダイオードLD
の光では接点部100の開閉状態を知ることができない
が、表示体70を見れば接点部100の開閉状態を知る
ことができる。
【0071】なお、図39に示す2個用のピアノハンド
ル43並びに図40に示す1個用のピアノハンドル43
も上述の3個用のピアノハンドル43と略同一構造を有
しているので、詳しい説明は省略する。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明は、長手方向に3個の器
具取付手段を備えた細長の器具取付用の窓孔を有する取
付枠と、短幅方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向の略
3分の1に形成され、取付枠の中央部の上記器具取付手
段に取付けられる押釦スイッチの器体と、窓孔に対向し
長手方向の寸法が上記窓孔より細長の開口を有するプレ
ートと、このプレートの開口の略全部を閉塞する大きさ
に形成され、中央を上記器体の中央に対向させて上記プ
レートの開口内に配置される1個のピアノハンドルと、
接点部の開閉状態を表示する状態表示手段とを備え、上
記器体は両端部に速結端子を収納した収納部を、中央部
に片切の接点部と接点部を開閉する開閉体とで構成され
た開閉機構を収納した収納部を備えたボディと、このボ
ディの開口部に被着したカバーとで構成され、押釦スイ
ッチが上記接点部と、器体内に回動自在に支持されて接
点部を開閉する開閉体と、上記器体の表面より頭部が露
出し該露出面に対して直交する方向に移動自在に器体内
に装着される押釦ハンドルと、上記押釦ハンドルの押動
に連動して開閉体を反転させる反転手段と、押釦ハンド
ルを前方露出方向に付勢する復帰手段とを具備し、ピア
ノハンドルは一端部が回動自在に押釦スイッチの外部で
枢支されて裏面を押釦ハンドルの頭部に当接させて成る
ので、ピアノハンドルが配置されるプレートの開口が窓
孔に対向し長手方向の寸法が窓孔の長手方向の外形寸法
より大きいので、操作部材であるピアノハンドルの面積
が押釦スイッチよりも大きくでき、この押釦スイッチよ
りも大きいことによる操作性の向上と、ピアノタッチの
操作による操作性の向上とが相まって操作性が良くな
る。また、状態表示手段によって接点部の開閉状態を知
ることができ、しかも接点部の開閉状態に基づいて負荷
の動作状態を容易に知ることができる。さらに、取付枠
の中央部に細長で長手方向に3個の器具取付手段を有す
る細長の器具取付用の窓孔を設け、器具取付手段に取り
付けられる押釦スイッチの器体の短幅方向の外形寸法を
窓孔の長手方向の略3分の1に形成し、プレートの開口
の長手方向の寸法を窓孔の長手方向の外形寸法より大き
く設定してあるので、押釦スイッチを1個用いるものも
2個用いるものも3個用いるものも、共通仕様の器具取
付手段を有する取付枠、プレート、押釦スイッチを使用
できて部品の共通化が図れることになる。また、1個の
押釦スイッチの器体が取付枠の中央部の器具取付手段に
取り付けられ、プレートの開口内に配置される1個のピ
アノハンドルの中央を器体の中央に対向させているか
ら、2個用、3個用と同じ共通仕様の取付枠、プレー
ト、押釦スイッチを使用することができるものであるに
もかかわらず、1個の押釦スイッチを取付枠の中央にバ
ランス良く配設するとともに1個の大きな形状のピアノ
ハンドルを安定して配設できる。しかも、器体が両端部
に各一対の速結端子を収納した収納部と中央に開閉機構
を収納した収納部を備えたボディと、このボディの開口
部に被着したカバーとで構成してあることで、速結端
子、開閉機構をそれぞれ別々の収納部にバランス良く配
置し、さらに、速結端子を構成する部品、開閉機構を構
成する部品をボディの開口部からそれぞれ独立した収納
部内に組み込むことができて、組み込みが簡略化できる
ものである。
【0073】請求項2の発明は、長手方向に3個の器具
取付手段を備えた細長の器具取付用の窓孔を有する取付
枠と、短幅方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向の略3
分の1に形成され、中間に隙間を存在させて上記取付枠
の上端及び下端側の上記器具取付手段に取付けられる2
個の押釦スイッチの器体と、窓孔に対向し長手方向の寸
法が上記窓孔より細長の開口を有するプレートと、各々
上記プレートの開口を2分する大きさに形成され、各々
の中央を上記器体の中央に対向させて上記プレートの開
口内に配置される2個のピアノハンドルと、接点部の開
閉状態を表示する状態表示手段とを備え、上記器体は両
端部に速結端子を収納した収納部を、中央部に片切の接
点部と接点部を開閉する開閉体とで構成された開閉機構
を収納した収納部を備えたボディと、このボディの開口
部に被着したカバーとで構成され、押釦スイッチが上記
接点部と、器体内に回動自在に支持されて接点部を開閉
する開閉体と、上記器体の表面より頭部が露出し該露出
面に対して直交する方向に移動自在に器体内に装着され
る押釦ハンドルと、上記押釦ハンドルの押動に連動して
開閉体を反転させる反転手段と、押釦ハンドルを前方露
出方向に付勢する復帰手段とを具備し、ピアノハンドル
は回動自在に一端部が押釦スイッチの外部で枢支されて
裏面を押釦ハンドルの頭部に当接させて成るので、ピア
ノハンドルが配置されるプレートの開口が窓孔に対向し
長手方向の寸法が窓孔の長手方向の外形寸法より大きい
ので、操作部材であるピアノハンドルの面積が押釦スイ
ッチよりも大きくでき、この押釦スイッチよりも大きい
ことによる操作性の向上と、ピアノタッチの操作による
操作性の向上とが相まって操作性が良くなる。また、状
態表示手段によって接点部の開閉状態を知ることがで
き、しかも接点部の開閉状態に基づいて負荷の動作状態
を容易に知ることができる。さらに、取付枠の中央部に
細長で長手方向に3個の器具取付手段を有する細長の器
具取付用の窓孔を設け、器具取付手段に取り付けられる
押釦スイッチの器体の短幅方向の外形寸法を窓孔の長手
方向の略3分の1に形成し、プレートの開口の長手方向
の寸法を窓孔の長手方向の外形寸法より大きく設定して
あるので、押釦スイッチを1個用いるものも2個用いる
ものも3個用いるものも、共通仕様の器具取付手段を有
する取付枠、プレート、押釦スイッチを使用できて部品
の共通化が図れることになる。また、2個の押釦スイッ
チの各器体を中間に隙間を存在させて取付枠の上端側及
び下端側に取り付け、各々プレートの開口を2分する大
きさに形成された2個のピアノハンドルの各々の中央を
2個の器体の中央にそれぞれ対向させてプレートの開口
内に配置しているから、2個の押釦スイッチを取付枠の
上下にバランス良く配設するとともに2個のピアノハン
ドルを安定して配設できる。しかも、器体が両端部に各
一対の速結端子を収納した収納部と中央に開閉機構を収
納した収納部を備えたボディと、このボディの開口部に
被着したカバーとで構成してあることで、速結端子、開
閉機構をそれぞれ別々の収納部にバランス良く配置し、
さらに、速結端子を構成する部品、開閉機構を構成する
部品をボディの開口部からそれぞれ独立した収納部内に
組み込むことができて、組み込みが簡略化できるもので
ある。
【0074】請求項3の発明は、長手方向に3個の器具
取付手段を備えた細長の器具取付用の窓孔を有する取付
枠と、短幅方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向の略3
分の1に形成され、上記取付枠の上端、中央及び下端側
の上記器具取付手段に取付けられる3個の押釦スイッチ
の器体と、窓孔に対向し長手方向の寸法が上記窓孔より
細長の開口を有するプレートと、各々同一外形で上記プ
レートの開口の長手方向に沿う方向の寸法が開口の長手
方向の略3分の1の寸法で、開口の短幅方向に沿う方向
の寸法が開口の短幅方向と略同じ寸法に形成され各々の
中央を器体の中央に対向させて上記プレートの開口内に
配置される3個のピアノハンドルと、接点部の開閉状態
を表示する状態表示手段とを備え、上記器体は両端部に
速結端子を収納した収納部を、中央部に片切の接点部と
接点部を開閉する開閉体とで構成された開閉機構を収納
した収納部を備えたボディと、このボディの開口部に被
着したカバーとで構成し、押釦スイッチが上記接点部
と、器体内に回動自在に支持されて接点部を開閉する開
閉体と、上記器体の表面より頭部が露出し該露出面に対
して直交する方向に移動自在に器体内に装着される押釦
ハンドルと、上記押釦ハンドルの押動に連動して開閉体
を反転させる反転手段と、押釦ハンドルを前方露出方向
に付勢する復帰手段とを具備し、ピアノハンドルは回動
自在に一端部が押釦スイッチの外部で枢支されて裏面を
押釦ハンドルの頭部に当接させて成るので、ピアノハン
ドルが配置されるプレートの開口が窓孔に対向し長手方
向の寸法が窓孔の長手方向の外形寸法より大きいので、
操作部材であるピアノハンドルの面積が押釦スイッチよ
りも大きくでき、この押釦スイッチよりも大きいことに
よる操作性の向上と、ピアノタッチの操作による操作性
の向上とが相まって操作性が良くなる。また、状態表示
手段によって接点部の開閉状態を知ることができ、しか
も接点部の開閉状態に基づいて負荷の動作状態を容易に
知ることができる。さらに、取付枠の中央部に細長で長
手方向に3個の器具取付手段を有する細長の器具取付用
の窓孔を設け、器具取付手段に取り付けられる押釦スイ
ッチの器体の短幅方向の外形寸法を窓孔の長手方向の略
3分の1に形成し、プレートの開口の長手方向の寸法を
窓孔の長手方向の外形寸法より大きく設定してあるの
で、押釦スイッチを1個用いるものも2個用いるものも
3個用いるものも、共通仕様の器具取付手段を有する取
付枠、プレート、押釦スイッチを使用できて部品の共通
化が図れることになる。また、3個の押釦スイッチの器
体を取付枠の上端、中央及び下端に取り付け、各々同一
外形でプレートの開口の長手方向に沿う方向が開口の長
手方向の略3分の1の寸法で、開口の短方向に沿う方向
が開口の短幅方向と略同じ寸法に形成された3個のピア
ノハンドルの各々の中央を3個の各器体の中央に対向さ
せてプレートの開口内に配置しているから、3個の押釦
スイッチを取付枠の上端、中央及び下端にバランス良く
配設するとともに3個のピアノハンドルを安定して配設
できる。しかも、器体が両端部に各一対の速結端子を収
納した収納部と中央に開閉機構を収納した収納部を備え
たボディと、このボディの開口部に被着したカバーとで
構成してあることで、速結端子、開閉機構をそれぞれ別
々の収納部にバランス良く配置し、さらに、速結端子を
構成する部品、開閉機構を構成する部品をボディの開口
部からそれぞれ独立した収納部内に組み込むことができ
て、組み込みが簡略化できるものである。
【0075】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、上記器体に押釦ハンドルと、上記接点
部を開閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハン
ドルの押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するた
めの変換手段とを設けるとともに、上記状態表示手段
が、上記ピアノハンドルに摺動自在に設けられて接点部
の開閉状態を表示する表示体と、該表示体の摺動方向に
沿って設けられそれぞれ下面が斜めに傾斜した複数の操
作片と、上記反転ハンドルの一方向の回動に伴って何れ
かの操作片下面に押圧力を付与して表示体を一方向に摺
動する駆動片と、各操作片間に設けられ表示体が一方向
に摺動した際に駆動片が係止されて表示体をロックする
ロック手段と、反転ハンドルの他方向の回動に伴ってロ
ック手段によるロックが解除された状態で表示体を他方
向に摺動して初期位置に復帰させる復帰手段とを具備し
て成るので、表示体が傾斜した操作片下面に沿って摺動
し、接点部の開閉が行われた状態でロック手段によりロ
ックされて接点部の開閉状態の表示体による表示がロッ
ク状態となって、正確に正しい表示を継続して行うこと
ができ、一方、ピアノハンドルを再度押圧操作して反転
ハンドルを他方方向に回動させて接点部の開閉を行った
際に駆動片が反転ハンドルと共に回動してロックが解除
され、ロックが解除されると同時に復帰手段により表示
体が元の初期位置に復帰して該当する接点部の開閉状態
を表示することができ、この場合、復帰手段により駆動
片による当該接点部の開閉状態の表示状態がピアノハン
ドルを操作しない限り継続して維持される。しかも、取
付枠が有する窓孔の上端、中央並びに下端の何れの取付
位置に取り付けられた押釦スイッチに取り付けた場合で
も、押釦スイッチとピアノハンドルの個数及び互いの位
置関係に関わらずに押釦スイッチの反転ハンドルに形成
された駆動片が表示体に設けられた複数の操作片の何れ
かの下面に当接して押圧力を付与することができ、共通
のピアノハンドルを何れの取付位置の押釦スイッチに取
り付けても接点部の開閉状態の表示が可能となって取付
位置毎に専用のピアノハンドルを用意する必要がなく、
省施工化が図れる。
【0076】請求項5は、請求項4の発明において、上
記駆動片を反転ハンドルに設けるとともに、上記速結端
子を構成する端子板に上記駆動片を逃げる開口を設けた
ので、ピアノハンドルを最も押し下げたときに駆動片が
開口内に進入して端子板と干渉するのを防ぐことができ
る。
【0077】請求項6は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記状態表示手段は、上記器体内に収納され
て接点部に流れる電流を検出する電流検出手段と、該電
流検出手段の出力に基づいて発光する発光素子と、少な
くとも発光素子が実装されて上記器体内に収納される回
路基板と、上記ピアノハンドルに設けられ器体前面に設
けた透光窓を通る発光素子の光で表示を行う発光表示部
とを具備して成るので、接点部が閉成状態のときには接
点部を通して負荷に流れる電流を電流検出手段で検出し
て発光素子を発光させ、ピアノハンドルに設けた発光表
示部から光を照射して負荷がオン状態であることを表示
し、接点部が開成状態のときには接点部に電流が流れな
いから発光素子が発光せず負荷がオフ状態であることが
判る。
【0078】請求項7は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記状態表示手段は、上記器体内に収納され
て接点部に流れる電流を検出する電流検出手段と、該電
流検出手段の出力に基づいて発光する発光素子と、少な
くとも上記電流検出手段の出力端と発光素子とを接続す
る導電路がインサート成形されて上記器体内に収納され
る成形体と、上記ピアノハンドルに設けられ器体前面に
設けた透光窓を通る発光素子の光で表示を行う発光表示
部とを具備して成るので、接点部が閉成状態のときには
接点部を通して負荷に流れる電流を電流検出手段で検出
して発光素子を発光させ、ピアノハンドルに設けた発光
表示部から光を照射して負荷がオン状態であることを表
示し、接点部が開成状態のときには接点部に電流が流れ
ないから発光素子が発光せず負荷がオフ状態であること
が判る。しかも、導電路を成形体にインサート成形して
いるため、回路基板の表面に導電パターンを形成する場
合に比較して製造時の作業効率を向上させることができ
る。
【0079】請求項8は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部を開
閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンドルの
押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するための変
換手段とを設けるとともに、上記ピアノハンドルに摺動
自在に設けられて接点部の開閉状態を表示する表示体
と、該表示体の摺動方向に沿って設けられそれぞれ下面
が斜めに傾斜した複数の操作片と、上記反転ハンドルの
一方向の回動に伴って何れかの操作片下面に押圧力を付
与して表示体を一方向に摺動する駆動片と、各操作片間
に設けられ表示体が一方向に摺動した際に駆動片が係止
されて表示体をロックするロック手段と、反転ハンドル
の他方向の回動に伴ってロック手段によるロックが解除
された状態で表示体を他方向に摺動して初期位置に復帰
させる復帰手段とを具備する第1の状態表示手段、並び
に上記器体内に収納されて接点部に流れる電流を検出す
る電流検出手段と、該電流検出手段の出力に基づいて発
光する発光素子と、少なくとも発光素子が実装されて上
記器体内に収納される回路基板と、上記ピアノハンドル
に設けられ器体前面に設けた透光窓を通る発光素子の光
で表示を行う発光表示部とを具備する第2の状態表示手
段を備えたので、表示体が傾斜した操作片下面に沿って
摺動し、接点部の開閉が行われた状態でロック手段によ
りロックされて接点部の開閉状態の表示体による表示が
ロック状態となって、正確に正しい表示を継続して行う
ことができ、一方、ピアノハンドルを再度押圧操作して
反転ハンドルを他方方向に回動させて接点部の開閉を行
った際に駆動片が反転ハンドルと共に回動してロックが
解除され、ロックが解除されると同時に復帰手段により
表示体が元の初期位置に復帰して該当する接点部の開閉
状態を第1の状態表示手段により表示することができ、
この場合、復帰手段により駆動片による当該接点部の開
閉状態の表示状態がピアノハンドルを操作しない限り継
続して維持される。しかも、取付枠が有する窓孔の上
端、中央並びに下端の何れの取付位置に取り付けられた
押釦スイッチに取り付けた場合でも、押釦スイッチとピ
アノハンドルの個数及び互いの位置関係に関わらずに押
釦スイッチの反転ハンドルに形成された駆動片が表示体
に設けられた複数の操作片の何れかの下面に当接して押
圧力を付与することができ、共通のピアノハンドルを何
れの取付位置の押釦スイッチに取り付けても接点部の開
閉状態の表示が可能となって取付位置毎に専用のピアノ
ハンドルを用意する必要がなく、省施工化が図れる。ま
た、第2の状態表示手段を設けているため、接点部が閉
成状態のときには接点部を通して負荷に流れる電流を電
流検出手段で検出して発光素子を発光させ、ピアノハン
ドルに設けた発光表示部から光を照射して負荷がオン状
態であることを表示し、接点部が開成状態のときには接
点部に電流が流れないから発光素子が発光せず負荷がオ
フ状態であることが判る。
【0080】請求項9は、請求項1又は2又は3の発明
において、上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部を開
閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンドルの
押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するための変
換手段とを設けるとともに、上記ピアノハンドルに摺動
自在に設けられて接点部の開閉状態を表示する表示体
と、該表示体の摺動方向に沿って設けられそれぞれ下面
が斜めに傾斜した複数の操作片と、上記反転ハンドルの
一方向の回動に伴って何れかの操作片下面に押圧力を付
与して表示体を一方向に摺動する駆動片と、各操作片間
に設けられ表示体が一方向に摺動した際に駆動片が係止
されて表示体をロックするロック手段と、反転ハンドル
の他方向の回動に伴ってロック手段によるロックが解除
された状態で表示体を他方向に摺動して初期位置に復帰
させる復帰手段とを具備する第1の上記状態表示手段、
並びに上記器体内に収納されて接点部に流れる電流を検
出する電流検出手段と、該電流検出手段の出力に基づい
て発光する発光素子と、少なくとも上記電流検出手段の
出力端と発光素子とを接続する導電路がインサート成形
されて上記器体内に収納される成形体と、上記ピアノハ
ンドルに設けられ器体前面に設けた透光窓を通る発光素
子の光で表示を行う発光表示部とを具備する第2の状態
表示手段を備えたので、表示体が傾斜した操作片下面に
沿って摺動し、接点部の開閉が行われた状態でロック手
段によりロックされて接点部の開閉状態の表示体による
表示がロック状態となって、正確に正しい表示を継続し
て行うことができ、一方、ピアノハンドルを再度押圧操
作して反転ハンドルを他方方向に回動させて接点部の開
閉を行った際に駆動片が反転ハンドルと共に回動してロ
ックが解除され、ロックが解除されると同時に復帰手段
により表示体が元の初期位置に復帰して該当する接点部
の開閉状態を第1の状態表示手段により表示することが
でき、この場合、復帰手段により駆動片による当該接点
部の開閉状態の表示状態がピアノハンドルを操作しない
限り継続して維持される。しかも、取付枠が有する窓孔
の上端、中央並びに下端の何れの取付位置に取り付けら
れた押釦スイッチに取り付けた場合でも、押釦スイッチ
とピアノハンドルの個数及び互いの位置関係に関わらず
に押釦スイッチの反転ハンドルに形成された駆動片が表
示体に設けられた複数の操作片の何れかの下面に当接し
て押圧力を付与することができ、共通のピアノハンドル
を何れの取付位置の押釦スイッチに取り付けても接点部
の開閉状態の表示が可能となって取付位置毎に専用のピ
アノハンドルを用意する必要がなく、省施工化が図れ
る。また、第2の状態表示手段を設けているため、接点
部が閉成状態のときには接点部を通して負荷に流れる電
流を電流検出手段で検出して発光素子を発光させ、ピア
ノハンドルに設けた発光表示部から光を照射して負荷が
オン状態であることを表示し、接点部が開成状態のとき
には接点部に電流が流れないから発光素子が発光せず負
荷がオフ状態であることが判る。しかも、導電路を成形
体にインサート成形しているため、回路基板の表面に導
電パターンを形成する場合に比較して製造時の作業効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における押釦スイッチの分解斜視図
である。
【図2】同上における押釦スイッチの側面図である。
【図3】同上における押釦スイッチの側面断面図であ
る。
【図4】同上における押釦スイッチの背面図である。
【図5】同上における押釦スイッチの側面図である。
【図6】同上における押釦スイッチのカバーを取り外し
た状態の正面図である。
【図7】同上におけるカバーの背面図である。
【図8】同上のピアノハンドルと押釦スイッチの枢支部
の説明図である。
【図9】同上における押釦スイッチおよびピアノハンド
ルの分解斜視図である。
【図10】同上の押釦スイッチ、3個用のピアノハンド
ル、取付枠及びプレートの分解斜視図である。
【図11】同上の側面図である。
【図12】同上における反転ハンドルを示し、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図13】同上における表示体を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は側面断
面図である。
【図14】(a)は同上において可動接点が固定接点か
ら開離している状態の断面図であり、(b)は駆動片と
表示体との関係を示す断面図である。
【図15】(a)は同上において可動接点が固定接点に
接触している状態の断面図であり、(b)は駆動片と表
示体との関係を示す断面図である。
【図16】(a)は同上においてピアノハンドルを押し
切った状態の一部省略した断面図であり、(b)はピア
ノハンドルの押圧力を解除した状態の一部省略した断面
図である。
【図17】同上における押釦スイッチが3個の場合の3
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図であ
る。
【図18】同上の押釦スイッチ、2個用のピアノハンド
ル、取付枠及びプレートの分解斜視図である。
【図19】同上における押釦スイッチが2個の場合の2
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図であ
る。
【図20】同上の押釦スイッチ、1個用のピアノハンド
ル、取付枠及びプレートの分解斜視図である。
【図21】同上における押釦スイッチが1個の場合の1
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図であ
る。
【図22】実施形態2における押釦スイッチおよびピア
ノハンドルの分解斜視図である。
【図23】同上における押釦スイッチの分解斜視図であ
る。
【図24】同上における押釦スイッチの側面図である。
【図25】同上における押釦スイッチの正面図である。
【図26】同上における押釦スイッチの側面断面図であ
る。
【図27】同上における押釦スイッチの側面図である。
【図28】同上における押釦スイッチのカバーを取り外
した状態の正面図である。
【図29】同上における押釦スイッチのカバーを取り外
した状態の正面図である。
【図30】同上における押釦スイッチの内部回路図であ
る。
【図31】同上における押釦スイッチが2個の場合の2
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解斜視図であ
る。
【図32】同上における押釦スイッチが1個の場合の1
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解斜視図であ
る。
【図33】実施形態3における押釦スイッチの分解斜視
図である。
【図34】同上における押釦スイッチの側面断面図であ
る。
【図35】実施形態4における押釦スイッチおよびピア
ノハンドルの分解斜視図である。
【図36】同上における押釦スイッチの分解斜視図であ
る。
【図37】同上における押釦スイッチの正面図である。
【図38】同上における押釦スイッチの側面断面図であ
る。
【図39】同上における押釦スイッチが2個の場合の2
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図であ
る。
【図40】同上における押釦スイッチが1個の場合の1
個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図であ
る。
【符号の説明】
2 取付枠 5a ボディ 5b カバー 24 開閉体 25 固定接点 26 プリント基板 29 可動接点 31 反転ハンドル 32 押釦ハンドル 43 ピアノハンドル 70 表示体 71 駆動片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝井 利之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川本 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G019 CP06 CZ13 JJ02 JJ08 JJ09 KK02 KK08 LL01 MX01 SK01 SY04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に3個の器具取付手段を備えた
    細長の器具取付用の窓孔を有する取付枠と、短幅方向の
    外形寸法が上記窓孔の長手方向の略3分の1に形成さ
    れ、取付枠の中央部の上記器具取付手段に取付けられる
    押釦スイッチの器体と、窓孔に対向し長手方向の寸法が
    上記窓孔より細長の開口を有するプレートと、このプレ
    ートの開口の略全部を閉塞する大きさに形成され、中央
    を上記器体の中央に対向させて上記プレートの開口内に
    配置される1個のピアノハンドルと、接点部の開閉状態
    を表示する状態表示手段とを備え、上記器体は両端部に
    速結端子を収納した収納部を、中央部に片切の接点部と
    接点部を開閉する開閉体とで構成された開閉機構を収納
    した収納部を備えたボディと、このボディの開口部に被
    着したカバーとで構成され、押釦スイッチが上記接点部
    と、器体内に回動自在に支持されて接点部を開閉する開
    閉体と、上記器体の表面より頭部が露出し該露出面に対
    して直交する方向に移動自在に器体内に装着される押釦
    ハンドルと、上記押釦ハンドルの押動に連動して開閉体
    を反転させる反転手段と、押釦ハンドルを前方露出方向
    に付勢する復帰手段とを具備し、ピアノハンドルは一端
    部が回動自在に押釦スイッチの外部で枢支されて裏面を
    押釦ハンドルの頭部に当接させて成ることを特徴とする
    ピアノハンドル式片切スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 長手方向に3個の器具取付手段を備えた
    細長の器具取付用の窓孔を有する取付枠と、短幅方向の
    外形寸法が上記窓孔の長手方向の略3分の1に形成さ
    れ、中間に隙間を存在させて上記取付枠の上端及び下端
    側の上記器具取付手段に取付けられる2個の押釦スイッ
    チの器体と、窓孔に対向し長手方向の寸法が上記窓孔よ
    り細長の開口を有するプレートと、各々上記プレートの
    開口を2分する大きさに形成され、各々の中央を上記器
    体の中央に対向させて上記プレートの開口内に配置され
    る2個のピアノハンドルと、接点部の開閉状態を表示す
    る状態表示手段とを備え、上記器体は両端部に速結端子
    を収納した収納部を、中央部に片切の接点部と接点部を
    開閉する開閉体とで構成された開閉機構を収納した収納
    部を備えたボディと、このボディの開口部に被着したカ
    バーとで構成され、押釦スイッチが上記接点部と、器体
    内に回動自在に支持されて接点部を開閉する開閉体と、
    上記器体の表面より頭部が露出し該露出面に対して直交
    する方向に移動自在に器体内に装着される押釦ハンドル
    と、上記押釦ハンドルの押動に連動して開閉体を反転さ
    せる反転手段と、押釦ハンドルを前方露出方向に付勢す
    る復帰手段とを具備し、ピアノハンドルは回動自在に一
    端部が押釦スイッチの外部で枢支されて裏面を押釦ハン
    ドルの頭部に当接させて成ることを特徴とするピアノハ
    ンドル式片切スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 長手方向に3個の器具取付手段を備えた
    細長の器具取付用の窓孔を有する取付枠と、短幅方向の
    外形寸法が上記窓孔の長手方向の略3分の1に形成さ
    れ、上記取付枠の上端、中央及び下端側の上記器具取付
    手段に取付けられる3個の押釦スイッチの器体と、窓孔
    に対向し長手方向の寸法が上記窓孔より細長の開口を有
    するプレートと、各々同一外形で上記プレートの開口の
    長手方向に沿う方向の寸法が開口の長手方向の略3分の
    1の寸法で、開口の短幅方向に沿う方向の寸法が開口の
    短幅方向と略同じ寸法に形成され各々の中央を器体の中
    央に対向させて上記プレートの開口内に配置される3個
    のピアノハンドルと、接点部の開閉状態を表示する状態
    表示手段とを備え、上記器体は両端部に速結端子を収納
    した収納部を、中央部に片切の接点部と接点部を開閉す
    る開閉体とで構成された開閉機構を収納した収納部を備
    えたボディと、このボディの開口部に被着したカバーと
    で構成し、押釦スイッチが上記接点部と、器体内に回動
    自在に支持されて接点部を開閉する開閉体と、上記器体
    の表面より頭部が露出し該露出面に対して直交する方向
    に移動自在に器体内に装着される押釦ハンドルと、上記
    押釦ハンドルの押動に連動して開閉体を反転させる反転
    手段と、押釦ハンドルを前方露出方向に付勢する復帰手
    段とを具備し、ピアノハンドルは回動自在に一端部が押
    釦スイッチの外部で枢支されて裏面を押釦ハンドルの頭
    部に当接させて成ることを特徴とするピアノハンドル式
    片切スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部
    を開閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンド
    ルの押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するため
    の変換手段とを設けるとともに、上記状態表示手段が、
    上記ピアノハンドルに摺動自在に設けられて接点部の開
    閉状態を表示する表示体と、該表示体の摺動方向に沿っ
    て設けられそれぞれ下面が斜めに傾斜した複数の操作片
    と、上記反転ハンドルの一方向の回動に伴って何れかの
    操作片下面に押圧力を付与して表示体を一方向に摺動す
    る駆動片と、各操作片間に設けられ表示体が一方向に摺
    動した際に駆動片が係止されて表示体をロックするロッ
    ク手段と、反転ハンドルの他方向の回動に伴ってロック
    手段によるロックが解除された状態で表示体を他方向に
    摺動して初期位置に復帰させる復帰手段とを具備して成
    ることを特徴とする請求項1又は2又は3記載のピアノ
    ハンドル式片切スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 上記駆動片を反転ハンドルに設けるとと
    もに、上記速結端子を構成する端子板に上記駆動片を逃
    げる開口を設けたことを特徴とする請求項4記載のピア
    ノハンドル式片切スイッチ装置。
  6. 【請求項6】 上記状態表示手段は、上記器体内に収納
    されて接点部に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    該電流検出手段の出力に基づいて発光する発光素子と、
    少なくとも発光素子が実装されて上記器体内に収納され
    る回路基板と、上記ピアノハンドルに設けられ器体前面
    に設けた透光窓を通る発光素子の光で表示を行う発光表
    示部とを具備して成ることを特徴とする請求項1又は2
    又は3記載のピアノハンドル式片切スイッチ装置。
  7. 【請求項7】 上記状態表示手段は、上記器体内に収納
    されて接点部に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    該電流検出手段の出力に基づいて発光する発光素子と、
    少なくとも上記電流検出手段の出力端と発光素子とを接
    続する導電路がインサート成形されて上記器体内に収納
    される成形体と、上記ピアノハンドルに設けられ器体前
    面に設けた透光窓を通る発光素子の光で表示を行う発光
    表示部とを具備して成ることを特徴とする請求項1又は
    2又は3記載のピアノハンドル式片切スイッチ装置。
  8. 【請求項8】 上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部
    を開閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンド
    ルの押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するため
    の変換手段とを設けるとともに、上記ピアノハンドルに
    摺動自在に設けられて接点部の開閉状態を表示する表示
    体と、該表示体の摺動方向に沿って設けられそれぞれ下
    面が斜めに傾斜した複数の操作片と、上記反転ハンドル
    の一方向の回動に伴って何れかの操作片下面に押圧力を
    付与して表示体を一方向に摺動する駆動片と、各操作片
    間に設けられ表示体が一方向に摺動した際に駆動片が係
    止されて表示体をロックするロック手段と、反転ハンド
    ルの他方向の回動に伴ってロック手段によるロックが解
    除された状態で表示体を他方向に摺動して初期位置に復
    帰させる復帰手段とを具備する第1の状態表示手段、並
    びに上記器体内に収納されて接点部に流れる電流を検出
    する電流検出手段と、該電流検出手段の出力に基づいて
    発光する発光素子と、少なくとも発光素子が実装されて
    上記器体内に収納される回路基板と、上記ピアノハンド
    ルに設けられ器体前面に設けた透光窓を通る発光素子の
    光で表示を行う発光表示部とを具備する第2の状態表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3記
    載のピアノハンドル式片切スイッチ装置。
  9. 【請求項9】 上記器体に押釦ハンドルと、上記接点部
    を開閉操作するための反転ハンドルと、上記押釦ハンド
    ルの押動方向を反転ハンドルの反転運動に変換するため
    の変換手段とを設けるとともに、上記ピアノハンドルに
    摺動自在に設けられて接点部の開閉状態を表示する表示
    体と、該表示体の摺動方向に沿って設けられそれぞれ下
    面が斜めに傾斜した複数の操作片と、上記反転ハンドル
    の一方向の回動に伴って何れかの操作片下面に押圧力を
    付与して表示体を一方向に摺動する駆動片と、各操作片
    間に設けられ表示体が一方向に摺動した際に駆動片が係
    止されて表示体をロックするロック手段と、反転ハンド
    ルの他方向の回動に伴ってロック手段によるロックが解
    除された状態で表示体を他方向に摺動して初期位置に復
    帰させる復帰手段とを具備する第1の上記状態表示手
    段、並びに上記器体内に収納されて接点部に流れる電流
    を検出する電流検出手段と、該電流検出手段の出力に基
    づいて発光する発光素子と、少なくとも上記電流検出手
    段の出力端と発光素子とを接続する導電路がインサート
    成形されて上記器体内に収納される成形体と、上記ピア
    ノハンドルに設けられ器体前面に設けた透光窓を通る発
    光素子の光で表示を行う発光表示部とを具備する第2の
    状態表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    又は3記載のピアノハンドル式片切スイッチ装置。
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