JP2001180285A - デフレクタ付きサンルーフ - Google Patents

デフレクタ付きサンルーフ

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JP2001180285A
JP2001180285A JP37137599A JP37137599A JP2001180285A JP 2001180285 A JP2001180285 A JP 2001180285A JP 37137599 A JP37137599 A JP 37137599A JP 37137599 A JP37137599 A JP 37137599A JP 2001180285 A JP2001180285 A JP 2001180285A
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Shigeru Ueki
茂 植木
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Webasto Japan Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/0007Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings
    • B60J7/0046Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings side blind between roof and panel in vent mode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デフレクタの左右を支持する部材の上下方向
幅を狭くしても、被い部材が伸張することにより風巻き
込み防止、デフレクタ支持部の目隠し等ができるように
する。 【解決手段】 固定ルーフ2に形成した開口部3を開閉
するパネル4を左右一対のガイドレール6で支持し、こ
のパネル4を昇降及び前後移動させる駆動機構8を設
け、前記パネル4の上昇状態で駆動機構8を内側から被
う上下伸張可能な被い部材28を設け、この被い部材2
8をガイドレール6に対して前後不動に設け、前記パネ
ル4を被い部材28に対して前後移動自在とし、被い部
材28の前上部に前後中央位置よりも後方へのパネル4
の移動で開口部3前部から上方に突出するデフレクタ1
2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用自動車等の乗
り物の固定ルーフに装備されるデフレクタ付きサンルー
フ、特にデフレクタを上昇したときの風巻き込み防止、
デフレクタ支持部の目隠し等を可能にしたデフレクタ付
きサンルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、「整流部の
左右端から後方へアーム部を突出してデフレクタを形成
し、アーム部の後部を屋根側に固定の支持体に取り付
け、デフレクタを付勢手段を介して前上がり傾斜すべく
上方に付勢し、屋根開口部を閉鎖するルーフパネルの開
放動作と連動してデフレクタの整流部を屋根上面から突
出可能にした」技術が開示されている(特開平7−76
227号公報)。この従来技術では、アーム部の上下方
向幅が比較的広く、デフレクタを上昇したときに側部か
らの風巻き込みを多少防止できる構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、金
属製アーム部は上下方向の寸法の制約があるため広幅に
できなく、デフレクタを上昇したときの側部からの風巻
き込みを十分に防止できる幅には形成し難く、アーム部
の幅が比較的広いためコスト高、重量増加になるという
問題点がある。本発明は、このような従来技術の問題点
を解決できるようにしたデフレクタ付きサンルーフを提
供することを目的とする。
【0004】本発明は、デフレクタの左右を支持する部
材の下方に上下伸縮自在な被い部材を設けることによ
り、デフレクタの左右を支持する部材の上下方向幅を狭
くしても、被い部材が伸張することにより風巻き込み防
止、デフレクタ支持部の目隠し等ができるようにしたデ
フレクタ付きサンルーフ提供することを目的とする。本
発明は、パネルの上昇状態で上下伸張可能でかつパネル
と相対前後移動する被い部材を設け、この被い部材の前
上部に前後中央位置よりも後方へのパネルの移動で上方
突出するデフレクタを設けることにより、被い部材でデ
フレクタの支持を兼ね、しかもパネル上昇状態ではパネ
ルの後側での風巻き込みを防止し、パネル後方移動状態
では上昇したデフレクタの下方での風巻き込みを防止
し、デフレクタ支持部の目隠し等もできるようにしたデ
フレクタ付きサンルーフ提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、 固定ルーフ2に形成し
た開口部3を開閉するパネル4を左右一対のガイドレー
ル6で支持し、このパネル4を昇降及び前後移動させる
駆動機構8を設け、前記パネル4の上昇状態で開口部3
前部から上方に突出するデフレクタ12を設け、このデ
フレクタ12の左右を支持する部材の下方に上下伸縮自
在な被い部材28を設けていることである。
【0006】これによって、デフレクタ12を上昇突出
すると、被い部材28が上下に伸張して、デフレクタ1
2の左右側方開口部3側への風巻き込みを防止し、デフ
レクタ支持部の目隠しをする。本発明における課題解決
のための第2の具体的手段は、固定ルーフ2に形成した
開口部3を開閉するパネル4を左右一対のガイドレール
6で支持し、このパネル4を昇降及び前後移動させる駆
動機構8を設け、前記パネル4の上昇状態で駆動機構8
を内側から被う上下伸張可能な被い部材28を設け、こ
の被い部材28をガイドレール6に対して前後不動に設
け、前記パネル4を被い部材28に対して前後移動自在
とし、被い部材28の前上部に前後中央位置よりも後方
へのパネル4の移動で開口部3前部から上方に突出する
デフレクタ12を設けていることである。
【0007】これによって、パネル4の上昇状態で被い
部材28を伸張させると、被い部材28で駆動機構8等
を被い隠し、また、外部からの風に対して被いとなり、
パネル4を被い部材28の前後中央位置よりも後方まで
後方移動させると、デフレクタ12を開口部3から上昇
突出し、前記被い部材28の前部が上下に伸張して、デ
フレクタ12の左右側方開口部3側への風巻き込みを防
止し、デフレクタ支持部の目隠しをする。本発明におけ
る課題解決のための第3の具体的手段は、固定ルーフ2
に開口部3を形成し、この開口部3を開閉するパネル4
に左右一対のリフタ5を固定し、このリフタ5の前部を
前後移動自在に支持する左右ガイドレール6を固定ルー
フ2側に固定し、前記ガイドレール6に対してリフタ5
を昇降及び前後移動させる駆動機構8を設け、前記パネ
ル4とガイドレール6との間にリフタ5を内側から被う
被い機構9を設けており、前記被い機構9はガイドレー
ル6に上下方向葛折り状の被い部材28の下部を前後不
動に設け、この被い部材28の上部をパネル4側に相対
前後移動自在に当接し、パネル4の上昇状態で被い部材
28の上部をパネル4側に当接させる伸縮手段29を有
し、前記被い部材28の前上部にパネル4の被い部材2
8後半への後方移動で開口部3前部から上方に突出する
デフレクタ12を設けていることである。
【0008】これによって、パネル4の上昇状態で被い
部材28を伸張させると、被い部材28で駆動機構8等
を被い隠し、また、外部からの風に対して被いとなり、
パネル4を被い部材28の後半まで後方移動させると、
デフレクタ12は開口部3から上方へ突出され、前記被
い部材28の前部が上下に伸張して、デフレクタ12の
左右側方開口部3側への風巻き込みを防止し、被い部材
28は前後両方の側部被い部材として機能する。本発明
における課題解決のための第4の具体的手段は、第1〜
3のいずれかの具体的手段に加えて、前記被い機構9
は、被い部材28の上部の前後部をパネル4側に付勢す
るバネ材30を有することである。
【0009】これによって、被い部材28の後部伸張も
前部伸張もバネ材30で簡単に行うことができる。本発
明における課題解決のための第5の具体的手段は、第1
〜3のいずれかの具体的手段に加えて、前記被い機構9
は、被い部材28の上前部をパネル4側に付勢するバネ
材38を有し、被い部材28の上後部に係合部材31を
有し、パネル4側に前記係合部材31と係合してパネル
4の後方移動時に係合部材31を押し下げる係合ガイド
32を設けていることである。
【0010】これによって、被い部材28の上前部の伸
張をバネ材38で行い、被い部材28の上後部の伸縮を
係合部材31と係合ガイド32とで確実に行うことがで
きる。本発明における課題解決のための第6の具体的手
段は、第1〜5のいずれかの具体的手段に加えて、左右
被い部材28と一体的に後部被い部材37を設け、この
後部被い部材37の下部をパネル4の後縁下方に配置し
た支持部材35で支持し、後部被い部材37の上部をパ
ネル4に近接して相対移動自在としたことである。
【0011】これによって、固定ルーフ2後部から雨水
が車内側に浸入するのを防止し、しかも、開口部3の左
右側部前部から左右側部後部及び開口部3の背部に至る
全周囲で適宜、風の巻き込み、目隠し等を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜6に示す第1の実施の形態
において、1Aは乗用自動車等の乗り物の固定の固定ル
ーフ2に装備されたデフレクタ付きサンルーフであり、
パネル4を上昇状態で後方移動するチルトアウタスライ
ドタイプを例示している。このデフレクタ付きサンルー
フ1Aは大別して、固定ルーフ2に形成した開口部3を
開閉するパネル4と、このパネル4の下面左右側部に取
付けられた左右一対のリフタ5と、この左右各リフタ5
の前部を前後摺動自在に案内するガイドレール6と、こ
のガイドレール6に支持されたスライダ7を前後移動す
ることにより前記リフタ5を昇降しかつ上昇状態で後方
移動させる駆動機構8と、前記ガイドレール6とパネル
4との間に設けられた被い機構9と、開口部3の下方の
内開口10を開閉するサンシェード11と、開口部3を
開放したときに開口部3の前部で立ち上がるデフレクタ
12とを有している。
【0013】前記パネル4は透明又は半透明のガラス又
はプラスチックで形成されており、その下面周囲には保
護枠及びウエザーストリップを有し、その保護枠が左右
リフタ5にボルト固定されている。左右各リフタ5は前
部にガイドレール6内を摺動するシュー15を有し、中
途部にスライダ7のピン16と係合する後方下向き傾斜
状のカム溝17を有している。このカム溝17はリフタ
5にカム板を設けて(又は直接に)形成されており、前
記リフタ5を含めてピン16及びカム溝17等は駆動機
構8の一部を構成している。
【0014】従って、このスライダ7を介してピン16
をカム溝17内で前後摺動させることにより、パネル4
を開口部3を全閉位置(図1の1点鎖線状態)から上昇
位置(図1の実線状態)まで上昇動作させ、上昇させた
状態からさらにピン16を後方へ移動することにより、
パネル4を開口部3を全開する位置(図1の2点鎖線状
態)まで後方へ移動させることができ、また、全開位置
のパネル4をスライダ7の前方向移動で全閉位置まで移
動させることができる。前記駆動機構8のその他の構成
は、詳細には図示していないが、左右各スライダ7にケ
ーブルを連結し、このケーブルに噛合するギヤをモータ
で駆動するように構成されている。
【0015】前記左右ガイドレール6は、前フレーム材
20と中途フレーム材21とで連結されており、これら
によってサンルーフ1Aの基本的なフレーム22が構成
され、固定ルーフ2の下面側に固定されている。フレー
ム22の内側が略内開口10となっており、左右ガイド
レール6及び前フレーム材20には雨樋部が形成されて
いて、雨水はガイドレール6の前後端から排水される。
前記フレーム22は左右一対の前後方向部材に前フレー
ム材20と中途フレーム材21とを連結し、前後方向部
材上にガイドレール6を取付けるように構成してもよ
い。
【0016】サンシェード11は1枚板で形成すること
もあるが、帆布等の布を巻き取り可能にしたものを使用
しており、この帆布23の後端を左右ガイドレール6に
支持された巻き取り軸24に取付け、その前端の前支持
材25を左右ガイドレール6に前後移動自在に支持し、
巻き取り軸24にコイルスプリングを設けて帆布巻き取
り力を作用させるようになっている。前記被い機構9
は、パネル4が上昇位置(尻上がり傾斜姿勢)にあると
きに、巻き込み風が内開口10から車内に入らないよう
に、車内からリフタ5、スライダ7等の駆動機構8が見
えないように設けられているものであり、上下方向伸縮
自在な被い部材28と、パネル4の昇降に連動して被い
部材28を伸縮させる伸縮手段29とを有し、前記デフ
レクタ12は左右両端が左右の被い部材28の上前部に
取付けられている。
【0017】被い部材28は布、紙、プラスチック、そ
の他の材料で上下方向葛折り状(アコーデオン状、蛇腹
状)形成されていて上下方向に伸縮自在であり、下部は
ガイドレール6の内開口10側の上面に取付けられ、上
部上面はリフタ5の略水平部分5aに当接している。こ
の被い部材28は、上下部に補強用の板材又は硬質部を
有し、その下部をガイドレール6以外のフレーム22の
構成部材に取付けたり、上部をパネル4に直接当接した
りしてもよい。
【0018】伸縮手段29は側面視U字形状のバネ材3
0で形成されており、その中途部は被い部材28の下部
に又は被い部材28と共にガイドレール6に固定されて
おり、前後両端は被い部材28の上部下面に当接されて
おり、被い部材28の前後上部を上方向に付勢してい
る。前記デフレクタ12は、前面が風そらし作用をする
のに最適な円弧面形状に形成されたデフレクタ本体12
aの左右両端に支持部材12bを連結し、この支持部材
12bを被い部材28の上部に取付けて構成されてお
り、前記被い部材28の上部はデフレクタ12をフレー
ム22に対して上下揺動自在に取付けるための支持部材
(支持アーム)として機能している。
【0019】前記支持部材12bは、被い部材28の上
前部に取付けるための短い板材でもよいが、被い部材2
8の上部全長に亘って設けて、被い部材28の上部補強
部材を兼ねさせてもよい。前記サンルーフ1Aは、図1
の1点鎖線状態及び図2のA状態が、パネル4で開口部
3を閉鎖した全閉状態であり、スライダ7のピン16は
カム溝17の前端に位置しており、その状態から駆動機
構8を作動してスライダ7を後方移動させると、ピン1
6はカム溝17を移動することによりリフタ5をシュー
15を中心に尻上がり状に揺動させ、パネル4を図1の
実線及び図2のBに示す上昇位置まで上昇させる。
【0020】このパネル4の後部の上昇により車内の換
気が図られ、またパネル4の上昇につれて、収縮されて
いた被い部材28は、パネル4の下面側に当接している
上部が、バネ材30の後部側の付勢力によりパネル4に
連動して上昇し、後部が大きい扇形状に伸張する。この
扇状被い部材28によって、固定ルーフ2とパネル4と
の間の間隙から内開口10側へ侵入しようとする風の巻
き込みを防止し、また、被い部材28がリフタ5及びス
ライダ7等よりも内開口10側に配置されていることに
より、それらを被って車内から見えなくし、インナブラ
インドとして機能する。
【0021】パネル4を上昇位置に上昇した状態からさ
らにスライダ7を後方移動すると、ピン16はカム溝1
7の後下端と係合してリフタ5を同伴移動し、パネル4
を図1の2点鎖線及び図2のCに示す全開位置まで後方
移動させる。このとき、被い部材28はガイドレール6
側に取付けられているので前後不動であり、尻上がり傾
斜したパネル4のみが後方移動し、最下位置のパネル4
の前端(又はリフタ5の前部)が被い部材28の上部上
面と接触しながら移動することになる。
【0022】そして、パネル4の前端が当接している後
部拡大扇形状の被い部材28の上部は、その当接位置が
パネル4の後方移動に伴って前部から次第に後部に移
り、被い部材28の後部は伸張状態から収縮状態に圧縮
される。これがパネル4の後方移動を許容することにも
なる。これと同時に、パネル4の前端によって押さえつ
けられていた被い部材28の前部は、その押さえつけが
前後方向中央よりも後方(後半)なると、伸縮手段29
のバネ材30の前部の付勢力により伸張することにな
り、被い部材28の前上部は上昇して前部拡大扇形状と
なり、また、これと同時にデフレクタ12は開口部3の
前部から上方へ突出する。
【0023】即ち、被い部材28の上部はシーソ運動を
し、インナブラインド機能の主要部分が後側から前側に
移行し、パネル4が最後部まで移動したときに、デフレ
クタ12が開口部3から正常な高さまで突出し、被い部
材28の前部はそのデフレクタ12の下方で被い作用を
する。図1の2点鎖線及び図2のCに示す突出状態で、
デフレクタ12は固定ルーフ2の前部上面を流れてくる
空気を上向きに整流し、デフレクタ本体12aの左右両
端から開口部3内に巻き込まれようとする風を、前部拡
大扇形状の被い部材28で侵入阻止することになる。
【0024】前記前部拡大扇形状の被い部材28は、風
巻き込み防止機能だけでなく、車内から目に付きやすい
開口部3と内開口10の間の隙間を内側から被うことに
もなり、目隠し機能も有する。支持部材12bは上下方
向の幅が狭くともよく、被い部材28の上部がデフレク
タ12を支持する部材を兼ねるので、支持部材12bは
短く形成できる。パネル4による閉鎖動作は、スライダ
7を後方移動することにより、前記開放動作の逆順で行
なわれる。また、サンシェード11はパネル4の開閉に
関係なく開閉される。
【0025】前記サンルーフ1Aはチルトアウタスライ
ドタイプであるが、カム溝17を略Vの字形状に形成す
る、途中フレーム材21と固定ルーフ2との間隙を大き
くする等を行うことにより、パネル4を開口部3全閉位
置から昇降させその後に下降させ、その下降位置から後
方移動させるチルトインナスライドタイプに構成するこ
とができ、その場合にも、前記被い部材28及びデフレ
クタ12は前述と略同様な動作をすることができる。図
7〜9に示す第2の実施の形態のサンルーフ1Bにおい
て、伸縮手段29は、被い部材28の後上部に設けた係
合部材31と、パネル4又はリフタ5側に形成した係合
ガイド32と、被い部材28の前上部を上方向に付勢す
るバネ材38とで形成されてる。
【0026】前記係合部材31はピンで形成されていて
係合ガイド32に挿通され、係合ガイド32の上下面に
当接しており、係合ガイド32は細長部材43に長溝を
切って、それをパネル4又はリフタ5に取付けることに
より形成されており、リフタ5自体に直接形成すること
もできる。前記係合ガイド32は前部が下向き傾斜して
いて、側面視略への字形状となっている。前記サンルー
フ1Bでは、パネル4を全閉位置(図8A状態)から上
昇させるとき、係合ガイド32と係合部材31との係合
により被い部材28の後部を持ち上げて、被い部材28
を後部拡大扇状に伸張させ、パネル4を上昇位置(図8
B状態)から後方移動させるとき、係合部材31が係合
ガイド32内を相対摺動するので、被い部材28を前後
不動にしたままパネル4の後方移動(図8C状態)が許
容され、係合ガイド32の形状によって係合部材31の
高さを制御しながら、被い部材28を収縮させていく。
【0027】このサンルーフ1Bの場合、被い部材28
の後上部の係合部材31が係合ガイド32の上下面に当
接しかつ摺動することにより、被い部材28の上部はパ
ネル4に当接した状態となっている。デフレクタ12
は、パネル4が被い部材28の前後方向の中央よりも後
方側へ移動した状態から、バネ材38の付勢力で被い部
材28の上前部が伸張することにより上昇し、パネル4
が最後部まで移動したときに、開口部3から正常な高さ
まで突出する。
【0028】なお、この第2の実施の形態のサンルーフ
1Bは、被い部材28に上後部を上方へ付勢するバネ材
を設け、係合ガイド32に係合部材31に上側から当接
する面だけを設け、被い部材28の伸張をバネ材で行
い、収縮を係合ガイド32で制御するように変形するこ
ともできる。図10〜13に示す第3の実施の形態のサ
ンルーフ1Cにおいて、このサンルーフ1Cは第1の実
施の形態と被い機構9が異なっており、中途フレーム材
21の略上方にドリップレール(支持部材、水受け部
材)35を配置している。
【0029】被い機構9は左右側部の被い部材28だけ
でなく後部被い部材37を有し、この後部被い部材37
の下部がドリップレール35の前部に取付けられ、上部
がパネル4に近接配置され、中途部には換気口36が形
成されている。前記後部被い部材37は左右被い部材2
8と一体成形されており、1枚の上下方向葛折り部材を
平面視コ字状に折り曲げ、後部側に換気口36を開口し
て左右被い部材28に続く後部被い部材37を形成して
いる。この被い機構9は後部被い部材37を備えていて
も、前記第1、2の実施の形態と同様に、パネル4の前
後移動を許容し、パネル4を上昇位置に上昇させたとき
の車内の換気を確保し、その上で、固定ルーフ2からド
リップレール35に落ちる雨水が跳ね返って内開口10
側に浸入するのを、後部被い部材37で塞ぐことができ
るようになっている。
【0030】この後部被い部材37による雨水飛散防止
機能は、パネル4を上昇位置にしたときには固定ルーフ
2の上面よりも高くなり、従来のように、ドリップレー
ル35の前部にリップ形状の雨水飛散防止部材(スクリ
ーン)を設けている場合よりも機能が向上する。前記ド
リップレール35の左右両端は、パネル4がチルトアウ
タスライドタイプのときはガイドレール6に固定される
が、チルトインナスライドタイプのときはガイドレール
6に移動自在に支持し、スライダ7によって前後移動さ
せるように構成する。
【0031】なお、ドリップレール35は固定ルーフ2
の後部下面に固定されることもある。また、固定ルーフ
2、フレーム22又はサンシェード11の帆布23の巻
き取りを案内する保護部材等に支持部材(ブラケット)
を設け、その支持部材をパネル4の後縁下方に略対応さ
せて配置し、後部被い部材37の下部を取付けてもよ
く、その場合でも、後部被い部材37の中途部をドリッ
プレール35又は開口部3の後縁に近接しておくことに
より、固定ルーフ2の後部側からの雨水の浸入を防止で
き、また、左右被い部材28の強度を向上することがで
きる。
【0032】図14に示す第4の実施の形態のサンルー
フ1Dにおいて、このサンルーフ1Dは従来技術のデフ
レクタ12に被い部材28を設けたものである。デフレ
クタ12は、デフレクタ本体12aの左右両端から長い
支持部材12bが後方に突出されており、この支持部材
12bの後端がガイドレール6に固定のブラケット52
に軸53を介して横軸回り揺動自在に支持され、バネ材
38で上方向に付勢されている。前記支持部材12bと
フレーム22(前フレーム材20)との間に被い部材2
8が設けられ、この被い部材28の上部は支持部材12
bに取付けるか又は支持部材12bにバネ材38で当接
されている。
【0033】前記支持部材12bは上面がパネル4の前
下面に設けた押さえ部材54と当接可能になっており、
図14の実線位置からパネル4を前方向移動すると、押
さえ部材54が支持部材12bに当接してバネ材38に
抗して押し下げ、デフレクタ12を2点鎖線位置まで下
降する。逆に、パネル4を全閉位置(又は上昇位置)か
ら後方移動させると、支持部材12b及び被い部材28
の上部が共に上昇し、デフレクタ12は作用位置に突出
し、前拡大扇形に伸張した被い部材28はデフレクタ本
体12aの左右側部から巻き込んでくる風を侵入規制
し、固定ルーフ2とフレーム22の間の間隙からバネ材
38やフレーム22取付け部分等が見えるのを目隠しす
る。
【0034】前記サンルーフ1Dは、被い部材28が伸
縮自在であるので、上下方向広い幅で被い作用をさせる
ことができ、収縮して小さく折り畳むことができ、支持
部材12bの上下幅を小さくでき、パネル4が上昇せず
に下降してから後方移動するタイプのサンルーフにも適
用できる。なお、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、種々変形することができる。例えば、前
記第1〜3の実施の形態の各部の組み合わせを変更した
り、パネル4と被い部材28との当接面は摺接面となる
ので、摩擦抵抗を減少させるためのテフロン板等を設け
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、デフレク
タ12を開口部3から上昇突出させると、被い部材28
が上下に伸張して、デフレクタ12の左右側方から開口
部3側への風巻き込みを防止することができ、デフレク
タ支持部の目隠しをすることができ、デフレクタ12の
左右を支持する部材の上下方向の幅を狭くかつコンパク
トに形成できる。また、パネル4を尻上がり傾斜状に上
昇させると、被い部材28で内開口10とパネル4との
間からの風の巻き込みを防止することができ、駆動機構
8等を被い隠すことができ、パネル4を後方移動させる
と、同じ被い部材28で内開口10とデフレクタ12と
の間の風の巻き込み防止等をすることができ、被い部材
28でデフレクタ12の支持を兼ねさせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略断面側面図で
ある。
【図2】同パネルと被い機構の動作を示す説明図であ
る。
【図3】同パネルが上昇位置にある全体斜視図である。
【図4】同パネルが全開位置にある全体斜視図である。
【図5】被い機構及びデフレクタを示す分解斜視図であ
る。
【図6】要部の断面正面図である。
【図7】第2の実施の形態の概略断面側面図である。
【図8】同パネルと被い機構の動作を示す説明図であ
る。
【図9】被い機構及び伸縮手段の斜視図である。
【図10】第3の実施の形態の概略断面側面図である。
【図11】同後部断面図である。
【図12】同パネルが上昇位置にある全体斜視図であ
る。
【図13】被い機構の斜視図である。
【図14】第4の実施の形態の概略断面側面図である。
【符号の説明】
1 サンルーフ 2 固定ルーフ 3 開口部 4 パネル 5 リフタ 6 ガイドレール 7 スライダ 8 駆動機構 9 被い機構 10 内開口 11 サンシェード 12 デフレクタ 12a デフレクタ本体 12b 支持部材 28 被い部材 29 伸縮手段 30 バネ材 31 係合部材 32 係合ガイド 35 ドリップレール 37 後部被い部材 38 バネ部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフに形成した開口部を開閉する
    パネルを左右一対のガイドレールで支持し、このパネル
    を昇降及び前後移動させる駆動機構を設け、前記パネル
    の上昇状態で開口部前部から上方に突出するデフレクタ
    を設け、このデフレクタの左右を支持する部材の下方に
    上下伸縮自在な被い部材を設けていることを特徴とする
    デフレクタ付きサンルーフ。
  2. 【請求項2】 固定ルーフに形成した開口部を開閉する
    パネルを左右一対のガイドレールで支持し、このパネル
    を昇降及び前後移動させる駆動機構を設け、前記パネル
    の上昇状態で駆動機構を内側から被う上下伸張可能な被
    い部材を設け、この被い部材をガイドレールに対して前
    後不動に設け、前記パネルを被い部材に対して前後移動
    自在とし、被い部材の前上部に前後中央位置よりも後方
    へのパネルの移動で開口部前部から上方に突出するデフ
    レクタを設けていることを特徴とするデフレクタ付きサ
    ンルーフ。
  3. 【請求項3】 固定ルーフに開口部を形成し、この開口
    部を開閉するパネルに左右一対のリフタを固定し、この
    リフタの前部を前後移動自在に支持する左右ガイドレー
    ルを固定ルーフ側に固定し、前記ガイドレールに対して
    リフタを昇降及び前後移動させる駆動機構を設け、前記
    パネルとガイドレールとの間にリフタを内側から被う被
    い機構を設けており、前記被い機構はガイドレールに上
    下方向葛折り状の被い部材の下部を前後不動に設け、こ
    の被い部材の上部をパネル側に相対前後移動自在に当接
    し、パネルの上昇状態で被い部材の上部をパネル側に当
    接させる伸縮手段を有し、前記被い部材の前上部にパネ
    ルの被い部材後半への後方移動で開口部前部から上方に
    突出するデフレクタを設けていることを特徴とするデフ
    レクタ付きサンルーフ。
  4. 【請求項4】 前記被い機構は、被い部材の上部の前後
    部をパネル側に付勢するバネ材を有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のデフレクタ付きサン
    ルーフ。
  5. 【請求項5】 前記被い機構は、被い部材の上前部をパ
    ネル側に付勢するバネ材を有し、被い部材の上後部に係
    合部材を有し、パネル側に前記係合部材と係合してパネ
    ルの後方移動時に係合部材を押し下げる係合ガイドを設
    けていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のデフレクタ付きサンルーフ。
  6. 【請求項6】 前記左右被い部材と一体的に後部被い部
    材を設け、この後部被い部材の下部をパネルの後縁下方
    に配置した支持部材で支持し、後部被い部材の上部をパ
    ネルに近接して相対移動自在としたことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載のデフレクタ付きサンルー
    フ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6779837B1 (en) * 2003-10-03 2004-08-24 Arvinmeritor Technology, Llc Mesh side shield for vehicle sunroof
WO2007110022A1 (de) * 2006-03-29 2007-10-04 Webasto Ag Blendenvorrichtung für eine schiebedachanordnung eines fahrzeugs

Cited By (3)

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