JPH072277Y2 - リッド開閉装置 - Google Patents

リッド開閉装置

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JPH072277Y2
JPH072277Y2 JP1988140620U JP14062088U JPH072277Y2 JP H072277 Y2 JPH072277 Y2 JP H072277Y2 JP 1988140620 U JP1988140620 U JP 1988140620U JP 14062088 U JP14062088 U JP 14062088U JP H072277 Y2 JPH072277 Y2 JP H072277Y2
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光雄 鎌田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、住宅等の構造物の屋根に設けられたサンルー
フやトップライトにおけるリッドの開閉制御を行う装置
に関する。
(従来の技術) 従来のリッド開閉装置として、例えば、実開昭63-11798
1号公報に記載されているものが知られている。
この装置は、開口部に対してリッドがスライド可能に設
けられ、また、降雨時には、リッドが自動的に閉じると
共に、このときにリッドと開口部間に物が挟まった場合
には、リッドが閉じるのを禁止するようにしたものであ
った。
この装置によれば、リッドがスライドするためリッドが
単にチルトアップ・チルトダウンするものに比べ開口寸
法が広くとれ、大きな開放感が得られるものであった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来装置は、小雨程度の雨の時で
も、リッドを開けると雨が入るため、このような時に換
気すべく、リッドを開くことができないという問題点が
あった。
また、開口寸法を広くとるために、枠体いっぱいに開口
をとると、リッドのスライドをガイドするガイドレール
が外部に設定されることとなって、見栄えが悪く、しか
も、ガイドレールが雨に濡れる等して錆が生じ易く、ま
た、ガイドレールが汚れたり木の葉等のゴミ詰まりが生
じたりし易く、このような錆や汚れやゴミが作動不良の
原因となるという問題点もあった。尚、ガイドレールを
家屋内側に配置させた場合には、ガイドレールをスライ
ドする部材とリッドとを連結する部材が移動するための
スリットを屋根に設ける必要があり、この場合、屋根側
を加工する手間が増えるし、また、このスリット部分か
ら雨水が浸入するのを防止するための防水構造も追加す
る必要があり、コストアップを招いてしまう。
本考案は、上記従来の問題点に着目して成されたもの
で、降雨時でも換気が可能なように、リッドのチルトア
ップ・チルトダウンが可能であると共に、広い開口を得
るべくリッドのスライドが可能であり、かつ、リッド閉
時にガイドレール等のガイド手段が外部に露出すること
がなく、しかも、構造物側にスリットや防水構造を追加
する必要もないリッド開閉装置を提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案のリッド開閉装置
では、一対の縦枠及び横枠により四角枠形状に形成され
て構造物に形成された開口部に固定される本体枠が設け
られ、該本体枠には、前記開口部を開閉するリッドが設
けられ、該リッドと前記本体枠間には、リッドの一端側
を支点として他端を上昇・下降回動させるチルトアップ
手段が介在されると共に、前記リッドを本体枠に対して
全閉位置から全開位置までスライドさせるスライド手段
が介在され、該スライド手段は、前記本体枠に支持され
たスライドガイドと、該スライドガイドにスライド可能
に支持されたスライド部材とを備え、前記スライドガイ
ドは、前記本体枠で囲まれた側である本体枠内側に固定
されて前記スライド部材を縦枠内側に沿ってスライド可
能に支持しており、前記スライド部材は、前記横枠を越
えて本体枠外側に出入り可能に設けられているととも
に、該本体枠外側に突出された一端側に前記リッドの一
端側が回動可能に支持されている手段とした。
(作用) 本考案のリッド開閉装置では、換気等に際し開口部を開
く場合には、2通りの方法がある。1つは、リッドを、
チルトアップ手段により一端側を支点として他端側を上
昇回動させ、いわゆるチルトアップ状態とする方法であ
る。また、もう1つは、リッドをスライド手段によりス
ライドさせて開く方法である。
従って、降雨時等には、チルトアップ状態として開口部
の上方を覆った状態で開口することができるし、晴天時
等には、スライドにより開口部を開いて、大きな開放感
を得ることができる。
また、リッドを全閉位置に配置させた時には、スライド
部材は本体枠内側(本体枠で囲まれた側)に設けられた
スライドガイドに支持させて縦枠に沿って配置されてお
り、外部に露出していないから雨に濡れ難くて錆が生じ
難いし、汚れやゴミが付着し難く、従って、このような
錆や汚れやゴミを原因とした作動不良が生じ難い。
そして、リッドを全閉位置から全開位置方向にスライド
させた時には、スライド部材が本体枠内側に固定された
スライドガイドに対してスライドして、横枠を越えて本
体枠の外側に突出していく。従って、構造物への取付時
には、スライド部材が構造物の表面側をスライドさせる
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
第1図は本考案一実施例のリッド開閉装置Aを示す斜視
図、第2図は実施例装置Aの主要部を示す斜視図であっ
て、図中10は本体枠を示している。この本体枠10は、図
のように縦枠11.12と横枠13.14により四角形に形成さ
れ、中央に枠開口部15が設けられている。そして、この
本体枠10は、屋根等の住宅構造物に形成された開口部
(図示省略)に取り付けられる。尚、この開口部は、本
実施例装置Aを取り付けることによって塞がれるため、
前記枠開口部15と同義とし、図示を省略する。また、本
実施例を説明する上で、方向を特定し易いように、矢印
F方向を前、R方向を後ろ、r方向を右、l方向を左と
する。
前記枠開口部15は、ルッド16により開閉可能となってい
る。このリッド16は、枠開口部15よりも少しだけ大きな
リッド枠161を有し、このリッド枠161には半透明のガラ
ス162が取り付けられている。
また、前記リッド16は、スライドロッド17,17を介して
本体枠10に対し前後方向にスライド可能に取り付けられ
ている。即ち、前記縦枠11,12の後端部の内側にスライ
ドガイド18,18が固定され、このスライドガイド18,18
に、それぞれスライドロッド17,17が縦枠11,12に沿って
スライド可能に支持されている。そして、前記横枠14の
左右両端部に開口された出入口141,141から、前記スラ
イドロッド17,17が突出され、この突出された端部に、
前記リッド16がヒンジ部163により回動可能に支持され
ている。
つまり、前記スライドガイド18,18及びスライドロッド1
7,17によって、前記リッド16を本体枠10に対してスライ
ドさせるスライド手段Sが構成されている。
尚、このスライドロッド17のリッド支持部分及び横枠14
の外側面は、リッド16の一端縁に取り付けられた断面略
L字形状のカバー164により覆われている。また、前記
スライドロッド17は、第3図に示すように、縦枠11(1
2)に形成された収納空間101内に設けられている。さら
に、この第3図において、102は、リッド16の内外をシ
ールするウエザストリップである。
前記リッド16の前側左右両端部と、本体枠10との間に
は、リッドをヒンジ部163を支点として上昇・下降回動
させるチルトアップ手段Tが介在されている。
このチルトアップ手段Tは、ガイドレール20とガイドリ
ンク部材21とスライドリンク部材22とチルトリンク23で
構成されている。尚、ガイドリンク部材21とスライドリ
ンク部材22とチルトリンク23の構成は、左右同様である
ので、一方のみを図示して他方の図示を省略する。
前記ガイドレール20は、両リンク部材21,22のスライド
をガイドすると共に、チルトアップ手段T及びリッド16
に対して駆動力を与える押し引き可能なワイヤ24のガイ
ドを行うもので、第2図に示すように、略コの字形状を
成し、前記本体枠10の内周面に沿って設けられている。
そして、このガイドレール20は、第3図(第7図III-II
I断面)に断面を示すように、中央にリンク部材ガイド
部201が形成されると共に、このリンク部材ガイド部201
の左右に、第1ワイヤガイド部202と第2ワイヤガイド
部203とが形成され、さらに第2ワイヤガイド部203の上
方には、ローラガイド部204が形成されている。
次に、第4,5図は、チルトアップ手段Tを示す説明図で
ある。
前記両リンク部材21,22は、前記リンク部材ガイド部201
にスライド可能に設けられている。
前記スライドリンク部材22は、リンク部材ガイド部201
内にスライド可能にベース部221が配設され、このベー
ス部221には、支持ブラケット部222が斜め方向に立設さ
れている。そして、この支持ブラケット部222の先端部
にはチルトリンク23がピン223により回動可能に取り付
けられている。
前記ガイドリンク部材21は、ベース部211が前記リンク
部材ガイド部201内にスライド可能に配設され、このベ
ース部211に立設されたブラケット部212に、前記チルト
リンク23の一端部が、ピン213により長穴231を介して回
動可能に連結されている。
そして、前記チルトリンク23は、前記リッド枠161に形
成された長穴165にピン232により回動可能に連結されて
いる。
また、前記ガイドリンク部材21は、左右の一方の部材
が、図外の第1ワイヤガイド部202に設けられたワイヤ2
4に連結され、他方の部材が第2ワイヤガイド部203に設
けられたワイヤ24に連結されている。そして、両ワイヤ
24は、第2図に示すように、ガイドレール20の中央部分
に設けられたモータ25により、2本同時に押したり引い
たりされ、これによって、リンク部材ガイド部201内を
前後にスライド可能となっている。
即ち、第4図に示すように、両リンク部材21,22が離間
した状態では、リッド16は全閉状態となっている。そし
て、この状態から第5図に示すように、ガイドリンク部
材21がワイヤ24に引っ張られてスライドリンク部材22に
近づくと、ピン223を中心にチルトリンク23が回動さ
れ、リッド16の前端部が持ち上げられてチルトアップが
成される。尚、第4,5図中26はストッパであり、リンク
部材ガイド部201内に配置され、ガイドリンク部材21の
前方へのスライドを規制する。
また、逆に、第5図のチルトアップ状態からガイドリン
ク部材21がワイヤにより前方に押されると、チルトリン
ク23が第4図に示すように倒れ、リッド16の前端部が下
降(チルトダウン)され、全閉状態となる。
ところで、このリッド16全閉位置では、スライドリンク
部材22は、ストッパローラ27によりスライドを規制され
た状態となっている。即ち、このストッパローラ27は、
前記スライドリンク部材22の側面に、ピン282で回動可
能に取り付けられたフック28の後端に回転可能に枢着さ
れていて、スライドリンク部材22がこの位置に配置され
ると、前記ガイドレール20のローラガイド部204に形成
されたストッパ凹部205に落ち込んだ状態となって、位
置規制されている。
このフック28は、フック28を示す平面図である第6図に
示すように、前端部には、長円形状のフック穴281が形
成され、かつ、ピン282よりも後側部位には、上面にス
プリング掛止溝283が形成されると共に、下側には、第
4図のように湾曲形状の回動ガイド部284が形成され、
また、この回動ガイド部284の後端位置に連続して鉤形
に掛止溝285が形成されている。
そして、このフック28は、前記スプリング掛止溝283に
掛止されたスプリング29によって、前端が上方に回動す
るよう(後端のストッパローラ27が下方に回動するよ
う)付勢されていると共に、前記ガイドリンク部材21の
後端上部に後方に延在して設けられたガイドロッド214
により回動される。
つまり、第5図に示すように、ガイドリンク部材21がス
ライドリンク部材22に対して近づいて、ガイドロッド21
4の先端がフック28の回動ガイド部284に当接しての回動
ガイド部284を押し上げ、これによってフック28が回動
され、フック28後端のストッパローラ27がストッパ凹部
205から出ると共に、フック28前端のフック穴281がガイ
ドリンク部材21の上面に突出形成された掛止突起215に
掛止される。そして、ガイドロッド214の先端がフック2
8の掛止溝285に掛止状態となる。これによって、ストッ
パローラ27の規制が解除されスライドリンク部材22がス
ライド可能な状態となると共に、ガイドリンク部材21と
スライドリンク部材22との相対スライドが規制される
(この状態を以後合体状態という)。
また、逆に言うと、上述のようなフック穴281と掛止突
起215との掛止、ガイドロッド214と掛止溝285との掛
止、ストッパローラ27のストッパ凹部205からの退出が
可能となるように、回動ガイド面284や掛止溝285の形状
が設定され、かつ、ガイドロッド214とフック28及び、
フック穴281と掛止突起215との相対位置が設定されてい
る。
また、加えて上述の両リンク部材21,22の合体状態にお
いて、掛止突起215は、第6図の実線で示すようにフッ
ク穴281の後端位置に配置され、フック穴281の前端とは
離間して配置されるよう設定されている。
尚、前記ストッパローラ27は、第5図に示すように、ガ
イドロッド214とフック28の掛止溝285とが掛止して、フ
ック28の回動が終了した状態で、ガイドレール20のロー
ラガイド部204の上面の高さに配置され、スライドリン
ク部材22のスライド時には、このローラガイド部204上
を移動する。
次に、本実施例装置の作動を、リッド16をチルトアップ
させて開口し、その後、さらにスライドにより全開と
し、次に、スライドによりチルトアップの状態まで戻
し、そこからチルトダウンさせるという順番で説明す
る。
(イ)リッド閉時 第7図は、実施例装置の作動を示す説明図であって、同
図(a)はリッド16を閉じた状態を示している。
この状態で枠開口部15は完全に塞がれ、採光のみのトッ
プライトとして使用される。
また、この閉状態では、スライドロッド17,17は本体枠1
0及びリッド16の内側に配置されていて、雨等がかから
ず錆が生じ難いし、汚れることもないし、摺動部分にゴ
ミ等が詰まることもない。
従って、これらを原因とする作動不良が生じ難い。
(ロ)チルトアップ時 上記リッド閉状態で、スライドリンク部材22は、第4図
に示すように、ストッパローラ27及びストッパ凹部205
によりスライドが規制される位置に配置されると共に、
ガイドリンク部材21は、それより前方にストッパ26に当
接して配置されている。
この状態からモータ25を駆動させると、ガイドリンク部
材21がワイヤ24に引っ張られ、後方にスライドし、それ
によって、チルトリンク23がピン223を中心に回動さ
れ、リッド16の前端部が上昇される。そして、第5図に
示すように、ガイドロッド214によるフック28の回動
で、フック穴281と掛止突起215とが掛止され、両リンク
部材21,22が合体状態となると、両者の相対回動が規制
され、チルトリンク23の回動が終了し、リッドは、第7
図(b)及び第5図に示す、チルトアップ状態となる。
この状態では、換気が可能となると共に、枠開口部15の
上方は、リッド16で覆われているので、小雨でも換気が
可能である。
(ハ)スライド開時 上記チルトアップ状態から、さらに広い開口を得たい場
合には、モータ25をさらに駆動させる。すると、両リン
ク部材21,22が合体状態となっているので、ワイヤ24か
らガイドリンク部材21に伝達される駆動力は、ガイドロ
ッド214の先端がフック28の掛止溝285を押すことにより
スライドリンク部材22にも伝達され、両者がスライドす
ると共に、両リンク部材21,22を介してリッド16にも駆
動力の伝達が成され、リッド16は、スライドガイド手段
Sのスライドガイドに基づき、後方にスライドする。
このリッド16の全開状態を示すのが、第7図(c)であ
って、枠開口部を広く開口して、広い開口面積を得て、
直接日光を室内に取り込んだり、開放感を得ることがで
きる。尚、リッド16の後方スライドは、前記ストッパ26
と同様にしてガイドレール20のリンク部材ガイド部201
の後端部に設けられている図外のストッパにより規制さ
れる。
(ニ)スライド閉時 リッド16を閉じる場合には、上記(ロ)(ハ)の場合と
逆方向の回転でモータ25を駆動させる。これにより、両
リンク部材21,22が合体状態で前方にスライドし、それ
と共に、リッド16も前方スライドして、第7図(b)の
チルトアップ状態に戻る。
尚、このモータ25の駆動初期にあっては、ガイドリンク
部材21は、スライドリンク部材22に対し、第6図に示す
フック穴281後端と掛止突起215の間の隙間t分だけ僅か
に前方スライドして掛止突起215がフック穴281前端を押
すことによって両者21,22が共に前方にスライドする。
ただし、このリッド16がスライドして開いた状態では、
ストッパローラ27がローラガイド部204に当接されてい
ることで、このフック28の回動は規制され両リンク部材
21,22は合体状態となっているのでスライド中はチルト
ダウンすることがない。
そして、この状態のまま、第7図(b)のチルトアップ
状態まで戻ると、第4図に示すように、フック28のスト
ッパローラ27は、ストッパ凹部205上に配置され、よっ
て、スプリング29の付勢力に基づきフック28が回動し
て、ストッパローラ27はストッパ凹部205に落ち込み両
リンク部材21,22は、合体状態でなくなる。
(ホ)チルトダウン時 上記(ニ)や(ロ)の状態から、さらにモータ25を逆方
向に回転駆動させると、両リンク部材21,22が離間さ
れ、これに基くチルトリンク23の回動でリッド16の前端
部は下降され、(イ)のリッド閉状態となる。
以上、図面により実施例を説明したが、本考案の具体的
な構成は前記した実施例に限られるものではなく、例え
ば、実施例ではモータによりチルトアップ・ダウンとス
ライドを行うようにしたが、モータ以外の油圧機器等に
より駆動させるようにしてもよいし。また、駆動手段を
設けず、手動により開閉するようにしてもよい。
また、1つの駆動手段によりチルトアップ・ダウンとス
ライドを行うようにしたが、別々に駆動手段を設けても
よい。
また、スライド部材としてスライドロッドを示したが、
レール状のものを用いてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のリッド開閉装置にあ
っては、開口部をスライドによってもチルトアップによ
っても開くことができるため、スライドによる開口によ
り広い開口面積及び大きな開放感を得ることと、チルト
アップにより降雨時においても換気を可能とすることの
両立を図ることができるという効果が得られる。
さらに、リッドをスライドさせるスライド手段を構成す
るスライドガイド及びスライド部材が、リッドを全閉位
置に配置させた時には、本体枠内側に配置されて外部に
露出しないため、錆の発生や、汚れゴミの付着を防止し
て、これら錆や汚れやゴミを原因とした作動不良が発生
するのを防止でき、加えて、見栄えも良いという効果が
得られる。しかも、リッドを全開方向にスライドさせる
際には、スライド部材が、横枠を越えて本体枠外側に突
出していくようにしたため、スライド部材が構造物の表
面側をスライドするようにでき、構造物側に、スライド
部材のスライドガイドを行う部材を配索させたり、スラ
イド部材とリッドとを連結する部材がスライドするため
のスリットやこのスリットの防水を行う防水構造が不要
で、装置の組付けを容易にすることができると共に、コ
ストアップを防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のリッド開閉装置を示す斜視
図、第2図は実施例装置の要部を示す斜視図、第3図は
実施例装置の要部を示す第7図III-III断面図、第4図
及び第5図は実施例装置のチルトアップ手段を説明する
説明図、第6図は実施例装置のフッックを示す平面図、
第7図(a)〜(c)は実施例装置の作動説明図であ
る。 A……リッド開閉装置 S……スライド手段 T……チルトアップ手段 10……本体枠 15……枠開口部(開口部) 16……リッド 17……スライドロッド(スライド部材) 18……スライドガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の縦枠及び横枠により四角枠形状に形
    成されて構造物に形成された開口部に固定される本体枠
    が設けられ、 該本体枠には、前記開口部を開閉するリッドが設けら
    れ、 該リッドと前記本体枠間には、リッドの一端側を支点と
    して他端を上昇・下降回動させるチルトアップ手段が介
    在されると共に、前記リッドを本体枠に対して全閉位置
    から全開位置までスライドさせるスライド手段が介在さ
    れ、 該スライド手段は、前記本体枠に支持されたスライドガ
    イドと、該スライドガイドにスライド可能に支持された
    スライド部材とを備え、 前記スライドガイドは、前記本体枠で囲まれた側である
    本体枠内側に固定されて前記スライド部材を縦枠内側に
    沿ってスライド可能に支持しており、 前記スライド部材は、前記横枠を越えて本体枠外側に出
    入り可能に設けられているとともに、該本体枠外側に突
    出された一端側に前記リッドの一端側が回動可能に支持
    されていることを特徴とするリッド開閉装置。
JP1988140620U 1988-10-28 1988-10-28 リッド開閉装置 Expired - Lifetime JPH072277Y2 (ja)

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