JP2001178193A - ステッピングモータ制御装置とそれを用いたレンズ装置 - Google Patents

ステッピングモータ制御装置とそれを用いたレンズ装置

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JP2001178193A
JP2001178193A JP35125299A JP35125299A JP2001178193A JP 2001178193 A JP2001178193 A JP 2001178193A JP 35125299 A JP35125299 A JP 35125299A JP 35125299 A JP35125299 A JP 35125299A JP 2001178193 A JP2001178193 A JP 2001178193A
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stepping motor
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Yosuke Yamane
洋介 山根
Koichi Toyomura
浩一 豊村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータの動作を高速化し、精度
の高い位置決めをすると共に、振動・騒音や消費電力を
小さくすること。 【解決手段】 ステッピングモータ101にセンサ10
2を取り付け、常時ステッピングモータ101の現在位
置を検出する。位置指令発生回路105から閉ループで
のモータの位置指令信号を発生させる。この信号との誤
差Eが零となるようにフィードバック制御することによ
り、ステッピングモータの位置を制御する。こうすれば
脱調の心配もなくステッピングモータの性能を最大限引
き出すことができ、高速、高信頼性のステッピングモー
タ制御装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカメ
ラ用のレンズ鏡筒のズームレンズやフォーカスレンズの
駆動源として使用されるステッピングモータの制御装置
に関し、特に高速、高精度で、滑らかで静かな駆動を実
現すると共に、大幅な低電力化を達成するステッピング
モータ制御装置、及びそれを用いたレンズ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラのレンズ駆動や、デ
ィスク装置やプリンタなどの駆動源として、より高速で
且つ低電力で高精度の位置制御装置が要求されている。
従来、上述したこれらの機器の駆動源としてステッピン
グモータが広く使用されており、これを開ループで使用
することが一般的であった。ステッピングモータは、自
身に位置決め能力を持ったモータで、必要回転角度分の
パルスをモータに供給すればその角度分だけ回転し、位
置管理も供給パルスをカウントするだけの簡単な制御回
路で実現できるモータであることがその理由である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
ピングモータを開ループで駆動する場合には、高速で回
転させたり急な負荷が加わるような場合には位置管理が
できなくなる脱調という現象が発生するため、高速化に
は限界があった。又ステッピングモータ固有の負荷トル
クであるディテントトルク等のモータに加わる負荷トル
クの影響をうけやすいため、停止精度に限界があった。
更には同様の負荷トルクの影響や共振の影響で発生する
振動・騒音の問題に加え、消費電力に関しても課題を残
すなど、高速・高精度で且つ静かな位置制御装置を実現
する上で数々の困難な問題があるのは周知のとおりであ
る。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、ステッピング
モータにセンサを取り付けた簡単且つ小型の構成によ
り、高速、高精度で且つ静かで滑らかにステッピングモ
ータの位置制御が行なわれるようにした、ステッピング
モータ制御装置及びそれを用いたレンズ装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転
角度を検出する回転角度検出回路と、ステッピングモー
タを位置制御するための位置指令を発生する位置指令発
生回路と、前記位置指令発生回路の出力信号と前記回転
角度検出回路の出力信号とを比較し、偏差信号を出力す
る比較回路と、前記比較回路の出力偏差信号が零となる
ようにステッピングモータを駆動制御する補償制御回路
と、ステッピングモータの負荷トルクのうち回転角度に
同期した負荷トルクを記憶し、補正する負荷トルク補正
回路と、前記回転角度検出回路の出力する回転角度検出
信号からステッピングモータの発生するトルク量が常時
最大となるような電気位相角度のアドレス情報を算出す
るアドレス生成回路と、前記アドレス生成回路の出力信
号に応じて、一定の関数に従い、ステッピングモータの
駆動電流の信号を出力するアドレス関数変換回路と、前
記補償制御回路の出力と前記アドレス関数変換回路の出
力を乗算する乗算回路と、前記乗算回路の出力に応じて
ステッピングモータを駆動する駆動回路と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0006】上記構成により、ステッピングモータの回
転角度を検出する回転角度検出回路がステッピングモー
タの回転角度データ及びモータに供給する電流の位相に
相当する電気位相角度データを検出する。そしてその電
気位相角度データを基にステッピングモータの発生トル
クが最大となる電気位相角度に相当する電流波形パター
ンを生成し、その電流波形パターンと、回転角度検出回
路の出力データよりステッピングモータを木目細かに位
置制御するための各種補償制御を施した結果を組み合わ
せ、ステッピングモータを駆動する。更に、ステッピン
グモータ特有の回転角度に同期した負荷トルクをあらか
じめ構成したテーブルから制御時に読み込み補正を行
う。
【0007】これにより、ステッピングモータはエンコ
ーダの分解能に相当する角度で木目細かな高精度の位置
決め制御が可能になる。又ステッピングモータの発生ト
ルクが常時最大となる電気位相角度の電流波形パターン
を選択し、必要に応じて電流波形の大きさを抑制するこ
とで、高速応答及び低電力駆動をも可能にする。又トル
ク変動の影響もキャンセルできるため、静かで振動の少
ない滑らかな制御をも可能にする。
【0008】従って本発明は、高速且つ高精度に位置決
めができ、且つ低電力、低騒音の駆動制御が可能なステ
ッピングモータ制御装置を提供できるものである。
【0009】請求項第2記載の発明は、請求項1記載の
ステッピングモータ制御装置の構成に加えて、前記回転
角度検出回路の出力を微分処理し、回転速度を算出する
速度検出回路と、前記速度検出回路の出力より、前記ア
ドレス生成回路へアドレスデータの補正量を出力するア
ドレスデータ補正回路と、前記乗算回路の出力のうちあ
る一定の周波数以上の領域成分を遮断するLPF回路と
を設けたものである。
【0010】上記構成により、ステッピングモータの回
転角度を検出する回転角度検出回路がステッピングモー
タの回転角度データ及びモータに供給する電流の位相に
相当する電気位相角度データを検出する。そしてその電
気位相角度データを基にステッピングモータの発生トル
クが最大となる電気位相角度に相当する電流波形パター
ンを生成し、その電流波形パターンと、回転角度検出回
路の出力データよりステッピングモータを木目細かに位
置制御するための各種補償制御を施した結果とを組み合
わせ、ステッピングモータの発生トルクの低下を引き起
こさず駆動電流の不要な高域成分の除去を行ってからス
テッピングモータを駆動する。更に、ステッピングモー
タ特有の回転角度に同期した負荷トルクをあらかじめ構
成したテーブルから制御時に読み込み補正を行う。
【0011】これにより、ステッピングモータは回転角
度検出回路の分解能に相当する角度で木目細かな高精度
の位置決め制御が可能になる。又ステッピングモータの
最大トルクを常時発生する電気位相角度のデータを用
い、必要に応じてデータの大きさを制御することで、高
速応答及び低電力駆動をも可能にする。又負荷外乱の影
響も抑制できると共に、駆動電流の高域成分を除去する
LPFの効果により、騒音、振動の影響を、LPFによ
り遅れた電気位相角度を精度よく検出し、補正すること
でトルク劣化を引き起こすことなしに、効果的に抑制で
きる。
【0012】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
のステッピングモータ制御装置において、前記回転角度
検出回路は、前記ステッピングモータの回転運動に応じ
て互いに位相の異なる複数相の信号を出力するセンサ
と、前記複数相の信号を内挿して前記ステッピングモー
タの現在角度を算出するエンコーダ回路と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項4の発明は、請求項3のステ
ッピングモータ制御装置において、前記センサは、磁気
抵抗素子と、前記ステッピングモータのスクリュー軸中
心線上に配設された円筒形状の磁気ドラムとを含んで構
成され、前記磁気ドラムは円周外面に多極着磁され、前
記磁気抵抗素子は前記磁気ドラムの外周面に正対して配
設されることを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項5の発明は、請求項3のステ
ッピングモータ制御装置において、前記センサは、磁気
抵抗素子と、前記ステッピングモータのスクリュー軸中
心線上に配設された円筒形状の磁気ドラムとを含んで構
成され、前記磁気ドラムは円筒形状の外周面近くの平面
部に前記ステッピングモータのスクリュー軸を中心とし
て放射線状に多層着磁され、前記磁気抵抗素子は磁気ド
ラムの着磁された平面部に正対して配設されることを特
徴とするものである。
【0015】本願の請求項6の発明は、請求項3のステ
ッピングモータ制御装置において、前記センサは、磁気
抵抗素子と、前記磁気検出抵抗素子に正対して配設され
た円筒形状で円周方向に多極着磁された磁気ドラムとを
含んで構成され、前記磁気ドラムの中心は前記ステッピ
ングモータのスクリュー軸中心線上に配設されることを
特徴とするものである。
【0016】本願の請求項7の発明は、請求項6又は7
のステッピングモータ制御装置において、前記磁気抵抗
素子は、前記磁気ドラムの外周上に着磁されたS極、N
極のマグネットの幅に相当する間隔で1波長に相当する
正弦波、余弦波を出力するものであり、前記エンコーダ
回路は、前記正弦波、余弦波を1回以上の加減算処理で
作成された(4×N)相の各信号のピーク電圧とボトム
電圧の中間電圧と各信号をコンパレートするコンパレー
タ回路と、該コンパレータの立ち上がり、立ち下がりの
変化点において他相のコンパレート結果に元づきアップ
ダウンカウントすることでステッピングモータの回転角
度を算出するアップダウンカウンタと、を有することを
特徴とするものである。
【0017】本願の請求項8の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項のステッピングモータ制御装置において、
前記補償制御回路は、前記位置指令発生回路の出力と、
前記エンコーダ回路の出力に対し定常的な偏差を発生し
ないように積分系の補償フィルタを構成していることを
特徴とするものである。
【0018】本願の請求項9の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項のステッピングモータ制御装置において、
前記アドレス関数変換回路は、一定の関数に従ったデー
タをテーブル化したメモリ回路を含んで構成され、前記
メモリ回路は前記アドレス生成回路の出力に応じて前記
メモリ回路から前記一定の関数に従ったデータを読み出
し互いに位相の異なる複数相の信号を生成することを特
徴とするものである。
【0019】本願の請求項10の発明は、請求項9のス
テッピングモータ制御装置において、前記アドレス関数
変換回路は、複数相の略正弦波関数を出力するものであ
り、前記メモリ回路は、前記正弦波の1/4周期分のデ
ータが格納されていることを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項11の発明は、請求項1のス
テッピングモータ制御装置において、前記負荷トルク補
正回路は、あらかじめ補正データをテーブル化したメモ
リ回路を含めて構成され、補正時に前記メモリ回路のテ
ーブルデータを読み込んで補正を行うことを特徴とする
ものである。
【0021】本願の請求項12の発明は、請求項11の
ステッピングモータ制御装置において、前記負荷トルク
補正回路は、前記メモリ回路のテーブルデータを読み込
んだ補正データの周期、位相、大きさを可変可能な回路
構成になっていることを特徴とするものである。
【0022】本願の請求項13の発明は、請求項2のス
テッピングモータ駆動装置において、前記アドレス補正
回路は、あらかじめ回転速度に応じた位相の補正量をテ
ーブル化したメモリ回路を含んで構成され、補正時に前
記メモリ回路のテーブルより補正データを読み込み補正
を行うことを特徴とするものである。
【0023】本願の請求項14の発明は、請求項1〜1
3のいずれか1項記載のステッピングモータ制御装置を
ズームレンズの駆動源として用いることを特徴とするも
のでる。
【0024】これにより、ズーミングの際のズームレン
ズの移動に対して高速、高精度な位置決めを可能にする
と共に低電力で、且つ静かな移動をも可能にするためズ
ーミング性能を大幅に改善できる。
【0025】本願の請求項15の発明は、請求項1〜1
3のいずれか1項記載のステッピングモータ制御装置を
フォーカスレンズの駆動源として用いることを特徴とす
るものである。
【0026】これにより、オートフォーカス制御の際の
フォーカスレンズの移動に対して高速、高精度な位置決
めを可能にすると共に低電力で、且つ静かな移動をも可
能にするためオートフォーカス制御性能が大幅に改善で
きる。
【0027】本願の請求項16の発明は、請求項1〜1
3のいずれか1項記載のステッピングモータ制御装置を
絞りの駆動源として用いることを特徴とするものであ
る。
【0028】これにより、絞り開閉の制御を行う際の絞
り羽の移動に対して高速、高精度な位置決めを可能にす
ると共に低電力で、且つ静かな移動をも可能にするため
絞り開閉の制御性能が大幅に改善できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)第1図は本発明の実施の形態1に係る
ステッピングモータ制御装置の全体構成を示すブロック
図である。第1図において、ステッピングモータ101
は、本実施の形態では2相のロータリー式のPM型ステ
ッピングモータを用いている。センサ102は磁気抵抗
素子(MR)102aと、磁気ドラム102bで構成さ
れている。磁気ドラム102bはステッピングモータ1
01の回転中心軸に取り付けられ、磁気抵抗素子102
aは、磁気ドラム102bの外周上に配設されている。
センサ102はステッピングモータ101が回転軸を中
心とした回転に応じて互いに90°位相の異なる2相の
正弦波状の信号MRa、MRbを出力する。エンコーダ
回路103はセンサ102の2相の出力信号を受けてそ
れらを波形成形、内挿処理などの信号処理を施し、ステ
ッピングモータ101の回転角度に比例したエンコーダ
データを生成する。エンコーダ補正回路104はステッ
ピングモータ101が基準位置にある場合に、例えば、
ステッピングモータ101の2相のコイルにある固定の
決まった電流を付加した場合に、エンコーダ回路103
の生成データが零となるような補正データZ0を演算
し、エンコーダ回路103に供給する。エンコーダ回路
103はエンコーダ補正回路104のデータを元に、エ
ンコーダ回路103の出力データX0を補正し、現在位
置データXを出力する。
【0030】又位置指令発生回路105は閉ループ位置
指令回路105aと開ループ位置指令回路105bから
成り立っている。閉ループ位置指令回路105aは位置
指令データR1を発生することによってステッピングモ
ータ101の位置、即ちステッピングモータ101によ
って駆動される負荷(即ち対象物)に対する位置の指令
を与える。比較回路106は閉ループ位置指令発生回路
105aの位置指令データR1とエンコーダ回路103
の出力値である現在位置データXとを比較することによ
って、位置指令データR1に対する現在位置データXの
偏差に応じた偏差データEを出力する。107は補償制
御回路で、偏差データEから、偏差データEを零にする
ようにステッピングモータ101が発生すべきトルク量
を演算する。開ループ位置指令回路105bはエンコー
ダ補正回路104の補正データが確定する以前の初期状
態において、ステッピングモータ101を駆動して対象
物である負荷を基準位置まで開ループ制御で移動させる
ための位置指令データR2を算出するものである。アド
レス生成回路108は、エンコーダ回路103からの現
在位置データXと開ループ位置位置指令発生回路105
bからの位置指令データR2の一方を選択し、いずれか
の選択されたデータを対応付けされたアドレスに割り付
ける。アドレス関数変換回路109はアドレス生成回路
108で割り当てられたアドレスに応じて、正弦波、余
弦波の関数式で変換し、開ループで駆動する場合にはス
テッピングモータ101の2相のコイルに供給する電流
指令に相当するデータSa,Sbを出力する。負荷トル
ク補正回路110はディテントトルクなど、ステッピン
グモータ101の回転角度位置に同期した周期性のある
負荷トルクの大きさ、波長、位相等のデータを記憶した
テーブルを含んで構成され、開ループ、閉ループの夫々
の制御方法に応じた負荷トルク補正データD1、D2を
出力する。加減算回路111は閉ループ位置制御の場合
に負荷トルク補正データD2を加減算して負荷トルクを
抑制する補正を行う。乗算回路112はアドレス関数変
換回路109で変換された2相のデータSa,Sbに加
減算回路111の出力、即ち負荷トルク補正データD2
で補正されたステッピングモータ101の必要なトルク
量を乗算し、ステッピングモータ101の2相のコイル
に供給する電流指令に相当するデータVa1,Vb1を
出力する。113は駆動回路で、開ループで制御する場
合の入力信号(Sa,Sb)と、閉ループで制御する場
合の入力信号(Va1,Vb1)を選択し、駆動電流i
a,ibをステッピングモータ101に供給する。
【0031】次に、図1を構成する個々の要素を詳細に
説明する。図2は公知である2相PM型ステッピングモ
ータの構造を示す展開図である。図2において、ステッ
ピングモータ101は、ロータ201とその外側に固定
された2つのステータ202,203に大別される。ロ
ータ201はステッピングモータの回転中心を通る回転
シャフト201aと一体化されたマグネット201bで
構成され、マグネット201bは回転角度で1/2・Δ
θP [deg]毎にS極、N極が交互に着磁された合計
2n極の永久磁石で構成されている。2相のステータ2
02、203はロータ201の外周を2相のポール20
2a,203aと呼ばれる歯形の板金が夫々2相のコイ
ル202b,203bを包み込むように構成される。ポ
ールの歯形は回転角度でΔθP [deg]毎に同一形状
が繰り返し形成される。又2相のステータ202,20
3は、夫々ポールの歯の同一形状を1周期とした場合に
90°ほど、回転角度で1/4・ΔθP [deg]ほど
位相をずらして構成される。
【0032】2相のコイル202b,コイル203bに
電流を供給すると、2相のポール202a,202b夫
々の部分に磁極が発生し、ロータ201と2相夫々のス
テータ202、203の磁極が引き合い、2相のコイル
夫々の回転方向の磁気力がつり合う角度でステッピング
モータ101は停止する。図3はステッピングモータ1
01の1つの相のコイルに一様の電流を付加したとき
に、発生トルクと回転角度との関係を示すスティフネス
特性を示す図である。図3において、ステッピングモー
タ101はある決まった角度で回転方向のトルクが0に
なる安定点301と呼ばれる位置で停止し、この位置か
らロータ201を無理矢理回転させると、ロータ201
は元の位置に戻ろうとするトルクが発生する。更に回転
させると、第3図の回転角度で±1/2ΔθP [de
g]ほど回転させた位置で安定点の方向に対し、ステッ
ピングモータ101はホールディングトルク(TH)と
呼ばれる正負の最大トルクを発生する。この角度から更
にロータを回転させるとステッピングモータ101の発
生するトルクは減少し、±ΔθP の回転位置で0にな
る。この回転角度の近傍は、回転方向に対して同方向の
トルクが発生するトルク特性を持ち、位置決めに対し不
安定であることからこの位置は不安定点302と呼ばれ
ている。
【0033】トルク特性はローターの永久磁石の作る磁
束の変化を正弦波と仮定すると、磁束の変化に比例して
正弦波特性を示すため、ステッピングモータ101の2
相のコイル202b,203bに一定電流Iを供給した
とき、各コイル202b,203bに発生するトルクT
a ,Tb は、Kをモータのトルク定数、θ[deg]を
回転角度とすれば、式(1),式(2)のように、si
n,cosの一次関数で表される。尚、理想的にはトル
ク特性は正弦波特性を示すが、実際はステッピングモー
タ101に加わる様々な負荷要因のために、擬似正弦波
状のトルク特性となる。 Ta =−K・I・sin[2π・θ/ΔθP ]・・・(1) Tb =−K・I・sin[2π・(θ−1/4 ΔθP )/ΔθP )] =K・I・cos[2π・θ/ΔθP ] ・・・(2) ここで、コイル202b,203bに流す電流Iを夫々 Ia =I0 ・cos(θe ) ・・・(3) Ib =I0 ・sin(θe ) ・・・(4) とする。ここで、θe は電気位相角度(rad)を表
す。このときステッピングモータ101のトルクTa+b
は、トルクTa ,Tb を合成することで得られ、 Ta+b =−K・I0 ・sin[2π(θ/ΔθP −θe /2π)] ・・・(5) で表される。
【0034】式(5)から、両相コイル202b,20
3bに発生するトルクの合成トルクも、θが回転角度θ
e ・ΔθP /2πの位置(θe が固定であるとしたと
き)を安定点として、正弦波状のトルク特性を示すこと
がわかる。又、式(5)において実際は、供給する電流
の電気位相角度θe の変化に伴い、トルクが発生し、式
(5)のトルクTa+b が0 になるまで、ステッピングモ
ータ101は回転し、回転角度θが変化する。このよう
に一般的な開ループ制御は供給する電流の電気位相角度
θe をステッピングモータ101の回転方向に対応する
ように推移させ、回転角度θとの関係を示す式(5)に
おける発生トルクに応じて位置決め制御が行われる。
【0035】次に、式(5)において、供給する電流の
電気位相角度θe を、 θe =(θ/ΔθP +1/4)×2π ・・・(6) に選択すれば、式(5)のステッピングモータ101の
発生トルクTa+b は、 Ta+b =K・I0 ・・・(7) となる。又、同様に式(6)の符号を反転させた電気位
相角度θe を選択すると、式(5)のステッピングモー
タ101の発生トルクTa+b は Ta+b =−K・I0 ・・・(8) となり、ステッピングモータ101の発生トルクTa+b
は供給電流I0 の1次関数で表わすことができ、ステッ
ピングモータ101を直流モータとして使用することが
できるようになる。このことは、即ち第3図のスティフ
ネス特性において、ステッピングモータ101の発生ト
ルクが最大となるトルク(ホールディングトルク)を常
時確保できることに他ならない。
【0036】図4(a)は、本実施の形態のセンサ10
2の構成の一例を示し、図4(b)はセンサ102の出
力を示すものである。図4において、センサ102は、
磁気抵抗素子401と磁気ドラム402で構成され、磁
気ドラム402の外周上にはλmg(mm)の間隔毎にS
極、N極のマグネットが着磁配置されており、磁気抵抗
素子401は着磁された磁気ドラムの外周面に対向する
ように固定配置されている。磁気抵抗素子401は磁界
を加えるとその抵抗値が変化する特性を位置検出に応用
したセンサであり、一般的に使用されている2つの磁気
抵抗素子の抵抗体で構成される磁気抵抗素子の場合、抵
抗体を直列に接続し、両端に電圧を印加し、抵抗体の変
化を2個の抵抗体の中点電位変化を検出して、この出力
信号を用いて位置検出を行っている。磁気抵抗素子40
1は2つの抵抗体401a,401bを、磁気ドラムの
着磁ピッチλmgに対して、1/2λmgほど間隔をおいて
平行に配置して結線し、又互いに1/4λmgだけ位相を
ずらした同一抵抗パターンとしている。夫々の抵抗パタ
ーンに電圧Vccを印加し、且つ磁気ドラムが外周面上を
λmgほどの距離に相当する角度だけ回転すれば、図4
(b)に示すように1/2πほど位相のずれた擬似正弦
波が、1/2Vccの電位を中心にして1波長分ほど出
力される。即ち、磁気ドラムがλmg分に相当する距離ほ
ど回転した場合に、2つの抵抗体は擬似正弦波状の強度
の磁界を受け、その結果抵抗体も同様に擬似正弦波状に
抵抗値が変化するため、結果的に出力電圧も擬似正弦波
状になる。着磁された磁気ドラム402の外周は曲面で
あり、且つ磁気抵抗素子401と磁気ドラム402には
接触を回避するために少なからずギャップが必要とな
る。従って磁気抵抗素子401における2つの抵抗体4
01a,401bの配置間隔を磁気ドラム402の着磁
間距離λmgより多少広めに配置する必要がある。逆に言
えば、磁気ドラム402のマグネット間隔を磁気抵抗素
子の抵抗体間の距離に合せて小さくしてもよい。又、磁
気ドラム402の外周のマグネット間隔が一定である場
合、磁気ドラム402の外径の大きさにより、磁気ドラ
ム402の単位回転角度あたりの磁気抵抗素子401の
出力信号である擬似正弦波の波数が変化する。従って単
位回転角度あたりの必要な波数は、即ちセンサとして必
要な分解能に応じて、磁気ドラム径の大きさ、マグネッ
ト間隔、磁気抵抗素子401の2つの抵抗体の間隔を設
定する。
【0037】図5は、磁気抵抗素子501と磁気ドラム
502の別の配置構成として、磁気抵抗素子501が磁
気ドラム502の外周面に隣接した側面部に配設された
場合の構成図を示す。第5図の磁気抵抗素子の構成にお
いても、第4図の構成と同様に磁気ドラムの外周面に隣
接した側面に着磁されたS極、N極のマグネットの間隔
λmgに対して、2つの抵抗体501a,501bの間隔
が1/2λmg離れた磁気抵抗素子を用い、同様に互いに
1/4λmgだけ位相をずらした同一抵抗パターンを構成
する。こうすれば各磁気抵抗素子より1/2πほど位相
のずれた2相の擬似正弦波が得られる。尚、図4では同
一抵抗パターンを隣り合う配置としているが、図5では
同一抵抗パターンを交差させる配置で、1/4λmgの位
相差を確保している。
【0038】尚、図5において磁気ドラム502の側面
に着磁する場合は、磁気ドラム502の中心軸に対し放
射線上に伸びる角度で着磁されるため、磁気ドラム50
2の径が十分大きければ問題ないが、径が小さい場合に
は磁界の向きと磁気抵抗素子の向きに傾きが生じ、結果
出力信号の振幅が小さくなったり、出力波形も歪むなど
の影響がでる場合がある。従って2つの抵抗体501
a,501bに多少の角度をつけて構成し、出力精度を
確保するようにしても良い。
【0039】次に、センサ102の出力信号に基づき、
位置検出データに変換するエンコーダ回路103につい
て図6,図7を用いて説明する。図6において、センサ
102の出力信号である擬似正弦波出力信号MRa、余
弦波出力信号MRbの2相の信号を夫々、第1の加算回
路601、減算回路602にて加算、減算処理を行う。
こうして夫々MRa,MRbの信号から1/8波長だけ
位相の異なるMRc、MRdを生成し、図7に示すよう
に夫々1/8波長の位相差のある4相の擬似正弦波MR
a〜MRdを確保する。必要に応じてMRa、MRb、
MRc、MRdの4相波形から8相波形へと波形整形を
繰り返し、各波形間の位相差をより少なくした(4×
N)相の擬似正弦波形を生成してもよい。
【0040】次いでコンパレータ回路603にて、磁気
抵抗素子の2相の出力信号、及び波形生成された2相の
信号をコンパレートして図7に示すような4ビットのデ
ジタルデータ(CMPa,CMPc,CMPb,CMP
d)を生成する。擬似正弦波形1周期あたり、コンパレ
ート回路603の4ビットのデジタルデータ(CMP
a,CMPc,CMPb,CMPd)は8通りのパター
ンとなるために、内挿データ変換回路604にて、正弦
波の位相の方向、即ちステッピングモータ101の回転
方向に合せて位置データが増減をするよう3ビットのデ
ジタルデータに変換する。例えば、4ビット出力データ
(CMPa,CMPc,CMPb,CMPd)が(1,
0,0,0)の場合に、3ビットの変換データを(0,
0,0)とし、4ビット出力データ(CMPa,CMP
c,CMPb,CMPd)が(1,1,0,0)、
(1,1,1,0)と推移していく場合に、3ビットの
変換データを(0,0,1)、(0,1,0)、(0,
1,1)と推移させていくように変換すればよい。又、
複数の擬似正弦波の領域の位置検出を行うために、UP
/DOWNカウンタ605を用いる。UP/DOWMカ
ウンタ605は、内挿データ変換回路604の3ビット
出力信号が、オーバーフロー、アンダーフローする場合
に、変換前の4ビットのデジタルデータの変化を見てカ
ウンタの操作を行う。即ち先ほどの例で考えると、4ビ
ット出力データ(CMPa,CMPc,CMPb,CM
Pd)が(0,0,0,0)から(1,0,0,0)と
変化した場合に、UP/DOWNカウンタ605をイン
クリメントさせて、同様に4ビット出力データ(CMP
a,CMPc,CMPb,CMPd)が(1,0,0,
0)から(0,0,0,0)に変化した場合に、デクリ
メントさせる。又、擬似正弦波形の信号状態如何では
(例えば信号にノイズが混入した場合)、位相差の少な
い波形同士(例えばMRa相と、MRc相)では、コン
パレート結果の変化が逆転する場合が想定され、このよ
うな場合には位置の誤検出を引き起こす。従って、UP
/DOWMカウンタ105の動作においては、図7にお
けるCMPbがLレベルである場合にCMPaの変化点
で判断するように、位相差のある波形のコンパレート信
号をUP/DOWNカウンタの変化の判断条件に使用す
れば、誤動作は大幅に軽減される。以上のような構成で
エンコーダ回路103は動作するが、エンコーダの分解
能を上げる場合には、波形精度が確保できる限り前述し
た加算、減算処理を施し、擬似正弦波の相数を増やせば
よい。
【0041】図8は、エンコーダ補正回路104の構成
を示すブロック図である。エンコーダ補正回路104は
エンコーダデータメモリ回路701と補正量演算回路7
02により構成される。エンコーダデータメモリ回路7
01は、開ループ位置指令回路105bの出力Zの信号
のラッチタイミングで、エンコーダ回路103のUP/
DOWNカウンタ605の出力信号X0を記憶する。こ
のラッチ信号Zは、1回以上出力され、その都度エンコ
ーダデータメモリ回路701は出力信号X0を記憶す
る。但し、記憶されたデータは、上書きされることな
く、過去の記憶データは保持される。補正量演算回路7
02は、エンコーダデータメモリ回路701で記憶され
た1以上のデータを元にオフセットデータZ0を算出す
る。このデータZ0は、エンコーダ回路103の出力信
号Xがステッピングモータ101が基準位置にある場合
に零になるよう補正するオフセットデータであり、エン
コーダ回路103へ出力する。エンコーダ回路103で
は、補正量演算回路702の出力Z0をUP/DOWN
カウンタ605の出力信号X1に加算して、エンコーダ
データXを生成する。
【0042】図9は、本実施の形態の比較回路106と
補償制御回路107の構成を示すブロック図である。比
較回路106は減算器であり、閉ループ位置指令発生回
路105aの出力する位置指令データR1からエンコー
ダ回路103の出力する位置データXを減算し、偏差デ
ータEを得る。補償制御回路107は偏差データEに比
例した制御量を演算する比例要素演算回路801と、偏
差データの微分値に比例した制御量を演算する微分要素
演算回路802と、偏差データEの積分値に比例した制
御量を演算する積分要素演算回路803と、これらの出
力を加算する加算器804から構成される。この図9に
示された構成は古典制御理論におけるPID制御回路と
同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0043】図10は、本実施の形態のアドレス生成回
路108、及びアドレス関数変換回路109の構成を示
すブロック図である。アドレス生成回路108におい
て、位置指令データアドレス生成回路901は、開ルー
プ位置指令発生回路105bの出力信号R2を元にアド
レスAD1を生成する。エンコーダデータアドレス生成
回路902も同様に、エンコーダ回路103の出力信号
Xを元にアドレスAD2を生成する。
【0044】スイッチ903はアドレス関数変換回路1
09への入力を切り替える。エンコーダ補正回路104
における補正データZ0が確定するまでの初期状態に於
いて、ステッピングモータ101を基準位置まで回転移
動させるときには、スイッチ903は、位置指令データ
アドレス生成回路901の出力信号AD1を選択し、ア
ドレス関数変換回路109へ入力する。エンコーダ補正
回路104における補正データZ0が確定した場合に
は、エンコーダデータアドレス生成回路902の出力を
アドレス関数変換回路109へ入力する。しかし、引き
続き開ループでステッピングモータ101を駆動する場
合には、初期動作と同様に位置指令データアドレス生成
回路901の出力信号AD1を選択する。
【0045】アドレス関数変換回路109において、負
荷トルク補正回路110の出力信号D1をもとに、アド
レス生成回路108の出力するアドレスデータADのア
ドレスをアドレスデータ補正回路904により補正す
る。アドレスデータ補正回路904によるアドレスの補
正は、アドレスデータADにアドレス値の補正量である
負荷トルク補正回路110の出力信号D1を加算するこ
とで行われる。補正正弦波値をテーブル化したROMで
ある正弦波余弦波テーブル906では、入力されたアド
レスデータADによって指示された関数データを出力す
る。アドレスデータと関数データの関係は正弦波関数に
なっている。正弦波関数は周期関数であり、1周期を超
えるデータをテーブル化する必要はない。あるビット数
で表現できるアドレスデータの範囲をちょうどこれらの
関数の1周期に一致させ、それ以上のビットを切り捨て
れば、正弦波余弦波テーブル903へのアドレスデータ
はこの範囲に収まり1周期分のテーブルで良い。更に
は、正弦波データと同様に余弦波データを読み込む場合
には定まったビット長のアドレスデータの上位2ビット
を1/4周期分ほどシフトすれば余弦波データを読み込
むためのアドレスデータを算出でき、これを時分割で処
理できれば正弦波テーブルで余弦波のデータを読み込む
ことができる。又、更には、正弦波は周期性を持つと共
に対象性を持つ関数である。従って、前出のテーブルを
読み込むための定まったビット長のアドレスデータの上
位2ビットを更に切り捨て、アドレスデータの補数演算
と読み込んだ正弦波データの符号変換の2つの演算を施
すことによりテーブルは正弦波の1/4波長のみのテー
ブルで実現できる。関数テーブル読み込みアドレスデー
タ発生回路905では、アドレスデータADの値より、
1/4波長のみの正弦波値をテーブル化した正弦波余弦
波テーブル906の値を変換するための正弦波データの
アドレスADa、及び余弦波データのアドレスADbを
生成し、時分割で正弦波余弦波テーブル906から読み
込んだ正弦波データRTa 、余弦波データRT b を必要
に応じて符号変換する。更には必要に応じてアドレスデ
ータの補数演算して、正弦波余弦波テーブル906より
データを読む処理で、全位相を表現した正弦波信号S
a、余弦波信号Sbを出力する。尚、アドレス生成回路
108の位置指令データアドレス生成回路901及びエ
ンコーダデータアドレス生成回路902におけるアドレ
スAD1、及びAD2は、1/4波長分のテーブルデー
タを用いて、補数演算、符号変換の施して1周期分の正
弦波、余弦波を生成するのに必要なビット長のアドレス
を示している。
【0046】図11は、本実施の形態の負荷トルク補正
回路110の構成を示すブロック図である。負荷トルク
補正回路110の動作を説明する前に、本実施の形態の
負荷トルク補正回路110の対象となる、ステッピング
モータ101に加わる負荷について説明する。ステッピ
ングモータ101に加わる負荷トルクには、ステッピン
グモータ101を構成する要素であるローター201、
ステーター202,203間に発生する磁気飽和などの
磁気的要因や加工、組立て精度の機械的要因等によりデ
ィテント力、軸ロスなど様々な負荷が発生する。こらら
の負荷の中で、ディテントトルクと呼ばれる磁気的要因
の負荷トルクは、回転角度に依存した周期性を持つ負荷
トルクで擬似正弦波形状の特性を示す。このディテント
トルクはステッピングモータが回転している状態では振
動や騒音などの問題を引き起こす可能性の高い負荷トル
クである。図12に本実施の形態に使用している2相タ
イプPM型のステッピングモータ101におけるディテ
ントトルクの特性と、ステッピングモータ101の理想
的なスティフネス特性1102と、ディテントトルク特
性1101を加味した場合のスティフネス特性1103
を示す。2相タイプのディテントトルク特性は一般的に
第4高調波の特性を示す。
【0047】図11において、開ループ補正データテー
ブル1005は開ループ位置指令発生回路105bの出
力信号R2を元に負荷トルクを補正するためのあらかじ
めROM化されている補正テーブルである。開ループ負
荷補正データテーブル1006はアドレス生成回路10
8の出力信号AD1を元に負荷トルクを補正するための
あらかじめROM化されている補正テーブルである。開
ループ負荷補正アドレス生成回路1001は、エンコー
ダ補正回路104の補正データが確定する以前の初期状
態や、開ループでステッピングモータ101を駆動する
場合において、関数データを指示するアドレスADoを
発生する。閉ループ負荷補正アドレス生成回路1002
は、閉ループ制御を行う場合に関数データを指示するア
ドレスADcを発生する。開ループ負荷補正データテー
ブル1005、閉ループ負荷補正データテーブル100
6は、夫々入力されたアドレスデータADo,ADcに
よって指示された関数データを出力する。アドレスデー
タと関数データの関係は正弦波関数になっているので、
アドレス関数変換回路109の構成と同様に、開ループ
負荷補正データテーブル1005、閉ループ負荷補正デ
ータテーブル1006は1/4波長の正弦波テーブルの
みROM化してもよい。この場合には開ループ負荷補正
データ制御回路1003、閉ループ負荷補正データ制御
回路1004においても、アドレスデータの上位2ビッ
トを1/4周期分シフトして時分割でテーブル値を読み
込む処理、必要に応じて指示するアドレスデータの補数
演算処理、読み込んだ正弦波データの符号変換処理の3
つの処理を施すことにより、夫々開ループ位置指令デー
タR2、エンコーダデータXに対応した負荷補正データ
D1,D2を出力する。
【0048】閉ループ制御の場合の負荷トルクの補正と
開ループ制御の場合の負荷トルクの補正は補正経路が異
なり、閉ループ制御の場合は、補償制御回路107の出
力との加減算処理で補正するため、開ループ負荷補正デ
ータテーブル1005のデータは補正するトルクそのも
ののデータが格納される。開ループ制御を行う場合は、
アドレス関数変換回路のアドレスそのものを制御して補
正するため、開ループ負荷補正データテーブル1005
のデータは正規のアドレスからのシフト量を格納してい
る。
【0049】又、負荷トルクの位相や大きさは、ステッ
ピングモータの素性の違い等で変化する場合があるた
め、負荷トルク補正回路110において開ループ負荷補
正アドレス補正回路1007、閉ループ負荷補正アドレ
ス補正回路1008、開ループ負荷補正データゲイン補
正回路1009、閉ループ負荷補正データゲイン補正回
路1010を構成し、補正するデータの位相補正、ゲイ
ン補正を必要に応じて行う。又、テーブル化するデータ
や、位相、ゲインの調整はあらかじめ、事前にその大き
さ等を測定したデータを使用するか、回転動作応じて発
生する振動・騒音の変化、改善度合いから最適値を追込
む等の方法で設定する。
【0050】以上のように構成された本実施の形態のス
テッピングモータ制御装置の動作を説明する。本実施の
形態のステッピングモータ制御装置では、エンコーダか
らの情報に基づきステッピングモータが最大トルクを発
生するための電流位相角度のアドレスを算出するための
初期化動作(制御は開ループ)と、閉ループ位置指令発
生回路105aで発せられる位置指令に基づきステッピ
ングモータを回転制御する定常動作(制御は閉ループ)
を基本としている。しかしながら定常動作において、初
期化動作後引き続き開ループし制御を行っても構わな
い。初期化動作は、電源投入時や、何らかの障害でエン
コーダの回転角度情報が変化した場合に行われる。そこ
で、初期化動作から、最終的な位置決め制御に至るまで
の過程を順を追って説明する。
【0051】電源投入時には、ステッピングモータの回
転角度が不定であると考えられるので、エンコーダの出
力は意味を持たない。このため、電源投入時は、開ルー
プ制御により、ステッピングモータを駆動し、基準位置
に負荷を駆動させる。基準位置においてエンコーダ出力
を記憶し、その後は、エンコーダの出力値と、基準位置
におけるデータとを比較することで、ステッピングモー
タ即ち負荷の位置を検出するようにする。
【0052】これを行うために、図10に示すアドレス
生成回路108のスイッチ903によって開ループ位置
指令発生回路105bからの入力信号から作成されたア
ドレス(AD1)をアドレス関数変換回路109に入力
する。アドレス関数変換回路109はアドレスデータに
基づいて、正弦波余弦波テーブル906から生成される
式(9), 式(10)に示す電流指令データを出力す
る。 Sa=cosθe ・・・(9) Sb=sinθe ・・・(10) ここで、θe は電気位相角度で、式(3)、式(4)で
示す記号と同義である。
【0053】基準位置をθe が零の時に静止する位置と
し、開ループ位置指令発生回路105bが基準位置に対
応するデータを出力すれば、ステッピングモータ101
はその基準位置付近に停止する。このときに、ステッピ
ングモータ101が基準位置に停止しているときのエン
コーダの値X1を零から差引いたデータをエンコーダ補
正回路104の補正出力値Z0とすれば, エンコーダ回
路103の出力Xには基準位置において零となるエンコ
ーダデータXが得られる。
【0054】しかしながら摩擦負荷、前出のディテント
トルク、軸偏心などによる軸負荷などの負荷トルクがあ
れば、意図する基準位置にステッピングモータは停止し
ない。そこで摩擦などの方向性を持つ負荷に対して、そ
の影響をキャンセルさせる動作について説明する。まず
電気位相角度θe を零の状態でエンコーダ値を読み込
み、ステッピングモータが停止状態にあることを確認し
た状態でステッピングモータが応答する大きさ、例え
ば、電気位相角度θe を1/4πほど負の方向にシフト
し、ステッピングモータが動き出したことエンコーダの
値の変化から確認した後に、θe を零に設定する。ステ
ッピングモータが停止した事を確認した後、その時のエ
ンコーダ値を記憶する。同様に正の方向に1/4πほど
正の方向にシフトし、再度θe を零に設定し、ステッピ
ングモータが停止した事を確認してエンコーダ値を記憶
する。以上、2通りの動作後の記憶されたエンコーダ値
を加算平均すれば、方向による負荷による停止位置のず
れによるエンコーダ値のずれが抑制され、より精度の高
い基準位置とエンコーダ値との絶対位置合わせが可能に
なる。この振動動作を繰り返せば、より精度の高い位置
合わせが期待できる。この振動動作による位置合わせ
は、方向性のある負荷の影響を抑制し、位置合わせ精度
を高めると共に、ステッピングモータの発生トルクが零
となる位置のうち不安定点で間違って停止してしまうこ
とを阻止し、安定点へ同期化させる効果もある。又、軸
負荷の影響等に対しては、基準位置がた又ま負荷トルク
の大きい位置である可能性もあるため、θe をステッピ
ングモータ1回転中の零でない他の複数の位相を基準と
して、同様の振動動作を行い、そのエンコーダ値を用い
ることでその影響が緩和され、精度の高い基準位置とエ
ンコーダ値との絶対位置合わせが可能になる。又、負荷
トルク補正回路110では、回転角度に応じた負荷トル
クを補正するため回転角度と負荷トルクの位置合わせも
必要になるが、基準となる電気位相角度θe が零となる
状態での負荷トルクとの位相関係はあらかじめ設定され
うるものであるため、上記の回転角度即ちエンコーダ値
の位置合わせが完了すればその値を元に補正トルクの位
相合わせを行えばよい。
【0055】基準位置とエンコーダ値の位置合わせが終
了すれば、閉ループでの制御が可能になるが、そのまま
開ループ位置指令発生回路105bの指令に基づき、開
ループで制御を行っても構わない。閉ループ位置指令発
生回路105aによる制御を行う場合は、制御モード指
令閉ループでの制御モードとするため、アドレス生成回
路108の入力をエンコーダ回路103の出力からの信
号経路に切り替え、駆動回路113も同様に閉ループ駆
動経路であるVa1,Vb1の入力を選択する。アドレ
ス生成回路108,アドレス関数変換回路109は、エ
ンコーダ回路103の出力値より、常時ステッピングモ
ータ101の発生トルクを最大となるトルク(ホールデ
ィングトルク)を常時確保するよう、電流位相角度θe
を式(6)に従って選択し、式(9)式(10)に相当
する電流データを出力する。又エンコーダ回路103の
出力と閉ループ位置指令発生回路105aの出力との偏
差を元に、この偏差が0になるよう補償制御回路107
にてPID制御を施し、モータ駆動に必要なトルクを演
算する。この補償制御回路107の出力に、負荷トルク
補正回路110で算出された回転角度に応じた補正トル
クを加減算し、負荷トルクの影響を取り除く。
【0056】初期動作に引き続き開ループ制御を行う場
合は、アドレス生成回路108の入力を開ループ位置指
令発生回路105bからの信号経路に切り替えると共
に、駆動回路113の入力もアドレス関数変換回路10
9からの信号Sa,Sbを選択する。尚、負荷トルク補
正回路110からの負荷トルクの補正方法であるが、開
ループ負荷補正データテーブル1005を読み込むアド
レス位置をシフトしてその影響を補正する。図13にそ
のイメージ図を示す。開ループ位置指令発生回路105
bがステッピングモータの回転が等速になるよう一様に
変化するデータを出力した場合、アドレス生成回路で生
成するアドレスも一様に推移し、その結果正弦波、余弦
波の電流をステッピングモータに供給するが、負荷トル
クの影響で、ステッピングモータの安定点は等速に推移
せず、その結果周期性を持つ振動的な速度変動が発生す
る。図13(c)は無負荷時の電流特性を示している。
そこで、開ループ位置指令発生回路が一様に変化する指
令データを出力する場合に、図13(b)に示すように
安定点が等速に推移するよう、指令に対応するアドレス
を補正する。結果的には図13(c)の点線で示すよう
な歪んだ電流波形としてステッピングモータに供給され
る。
【0057】(実施の形態2)図14は、本発明の実施
の形態2に係るステッピングモータ制御装置のブロック
図である。第1図に示した実施の形態1の構成と対応す
る部分には同一の符号を付す。この実施の形態2におい
て、第1図に示した実施の形態1の場合の構成と異なる
のは、負荷トルク補正回路110,加減算回路111を
除き、速度検出回路114と、LPF回路115,アド
レスデータ補正回路116,LPF回路116を設けた
ことである。その他の構成は実施の形態1の場合と同様
であるからここでは詳しい説明は省略する。
【0058】図14において、新たに加えた構成要素の
うち、速度検出回路114は、エンコーダ回路103の
出力信号を微分処理し、ステッピングモータ101の回
転速度を演算する。LPF回路116は乗算回路の出力
のうち一定周波数以上の成分を遮断するフィルタであっ
て、一次ないし2次以上のLPFで、カットオフ周波数
は、補償制御回路107の特性に影響しない程度に、且
つ不必要な駆動電流成分を遮断するためにできるだけ低
めに設定されている。
【0059】アドレス補正回路115は、LPF回路1
16により遅れる電気位相角度を補正する回路で、位相
遅れ量に相当するアドレスの補正量を出力するものであ
る。
【0060】図15に、LPF回路116によって遅れ
る位相量とステッピングモータ101の回転速度との関
係図を示し、動作原理を説明する。ステッピングモータ
101が閉ループにて制御される場合、アドレス関数変
換回路109より、エンコーダ回路103の出力信号に
応じて、ステッピングモータが常時最大のトルクを発生
する電気位相角度の正弦波、余弦波の信号を出力する。
そして、補償制御回路107の必要なトルク量を示す出
力値との乗算結果をステッピングモータ101へ供給
し、この駆動電流で回転させる。しかし正弦波、余弦波
の出力信号がリアルタイムに供給されて初めてステッピ
ングモータ101は最大トルクを発生する。従って、時
間的な遅れがあって所望の電流が供給されるまでにステ
ッピングモータ101が回転していれば、その位相のず
れ、即ちエンコーダ回路103の出力のずれに相当する
電気位相角度分ほどずれ、その結果ステッピングモータ
101の発生トルクの低下を招くことになる。時間遅れ
量が同じであれば当然回転速度が大きいほど、この影響
は大きくなる。アドレス関数変換回路109より正弦
波、余弦波を読み込み、ステッピングモータ101を駆
動するまでの信号系途中にLPF回路116を挿入する
ことは、読み込んだ正弦波、余弦波の夫々の信号の位相
遅れを発生させ結果的には上述した時間遅れのある場合
と等価となるため、ステッピングモータ101の発生ト
ルクの低下を引き起こす。ステッピングモータ101の
回転速度が大きければ、アドレス関数変換回路109よ
り読み出す正弦波、余弦波の周波数も大きくなるため影
響は大きくなる。
【0061】そこで、速度検出回路114で算出したス
テッピングモータ101の回転速度に比例関係にあるア
ドレス関数変換回路109より読み出す正弦波、余弦波
の周波数において、LPF回路116の位相遅れ量を算
出し、その位相遅れに相当する位相角度分だけ電気位相
角度を進める補正を行う。図15(a)〜(c)を参照
すれば、ステッピングモータ101の回転速度がV1
[pps]であった場合の読み出す正弦波、余弦波の周
波数f1[Hz]においてLPF回路115のLPFの
位相の遅れ量であるΔθ1[°]ほど電気位相角度を進
める。V1[pps]の速度より大きいV2[pps]
の速度の場合には、読み出す周波数f2[Hz]におけ
る位相遅れ量Δθ2[°]ほど電気位相角度を進める。
しかしながら、LPFの影響による位相の遅れ量を逐一
計算することは回路規模の増大を招くため、あらかじめ
LPFの特性を踏まえ、図15(d)に示すようにステ
ッピングモータ101の回転速度に対応する電気位相角
度の進み量をテーブル化しROMに貯えておく。そして
ステッピングモータの回転制御時にROMより読み出し
て補正を行う。
【0062】以上の構成により、LPF挿入により発生
するトルク減少の影響を抑制しながら効果的にステッピ
ングモータ駆動時の振動、騒音を押さえることが可能に
なる。
【0063】尚上述した各実施の形態では、回転角度検
出回路としてセンサ102及びエンコーダ回路103を
用いているが、ステッピングモータ101の軸に直接ア
ブソリュート型ロータリーエンコーダを接続してもよ
く、インクリメンタル型ロータリーエンコーダとカウン
タを組合せて構成してもよい。
【0064】(実施の形態3)図16は、本発明の実施
の形態3に係るレンズ装置の一例を示す構成図であり、
実施の形態1、又は実施の形態2によるステッピングモ
ータ制御装置をビデオカメラ用レンズ鏡筒のズームレン
ズ駆動のための駆動源として組み込んだレンズ装置を示
している。即ち図16において、1501は、ビデオカ
メラ用レンズ鏡筒であり、レンズ鏡筒1501は、光軸
方向に移動可能なズームレンズ群1502、フォーカス
レンズ群1503、第1の固定レンズ群1504、第2
の固定レンズ群1505の4つのレンズ群が構成され、
ズームレンズ群1503と、第2の固定レンズ群150
5との間に、絞り1506が配設されている。ズームレ
ンズ群1502には、図1に示されるステッピングモー
タ制御装置におけるセンサ102が取り付けられたステ
ッピングモータ101が、直線送り支持機構1507を
介し、ズームレンズ群1502を光軸方向に移動可能に
支持されている。
【0065】このように構成されたレンズ装置を使用す
ることにより、ズーミングの際のズームレンズ群の移動
に対して高速、高精度な位置決めを可能にすると共に低
電力で、且つ静かな移動をも可能にするため、ズーミン
グ性能が大幅に改善される。
【0066】(実施の形態4)図17は、本発明の実施
の形態4に係るレンズ装置の一例を示す構成図であり、
実施の形態1、又は実施の形態2によるステッピングモ
ータ制御装置をビデオカメラ用レンズ鏡筒のフォーカス
レンズ駆動のための駆動源として組み込んだレンズ装置
を示している。即ち図17において、1601は、ビデ
オカメラ用レンズ鏡筒であり、レンズ鏡筒1601は、
光軸方向に移動可能なズームレンズ群1602、フォー
カスレンズ群1603、第1の固定レンズ群1604、
第2の固定レンズ群1605の4つのレンズ群が構成さ
れ、ズームレンズ群1603と、第2の固定レンズ群1
605との間に、絞り1606が配設されている。フォ
ーカスレンズ群1603には、図1に示されるステッピ
ングモータ制御装置におけるセンサ102が取り付けら
れたステッピングモータ101が、直線送り支持機構1
607を介し、フォーカスレンズ群1603を光軸方向
に移動可能に支持されている。
【0067】このように構成されたレンズ装置を使用す
ることにより、オートフォーカス制御の際のフォーカス
レンズ群の移動に対して高速、高精度な位置決めを可能
にすると共に低電力で、且つ静かな移動をも可能にする
ため、オートフォーカス制御性能が大幅に改善される。
【0068】(実施の形態5)図18は、本発明の実施
の形態5に係るレンズ装置の一実施例を示す構成図であ
り、実施の形態1、又は実施の形態2によるステッピン
グモータ制御装置をビデオカメラ用レンズ鏡筒の絞り駆
動のための駆動源として組み込んだレンズ装置を示して
いる。即ち図18において、1701は、ビデオカメラ
用レンズ鏡筒であり、レンズ鏡筒1701は、光軸方向
に移動可能なズームレンズ群1702、フォーカスレン
ズ群1703、第1の固定レンズ群1704、第2の固
定レンズ群1705の4つのレンズ群が構成され、ズー
ムレンズ群1702と、第2の固定レンズ群1705と
の間に、絞り1706が配設されている。絞り1706
には、図1に示されるステッピングモータ制御装置にお
けるセンサ102が取り付けられたステッピングモータ
101が、ステッピングモータ101の回転に伴い、絞
りを開閉するような変換支持機構1707を介して接続
されている。
【0069】このように構成されたレンズ装置を使用す
ることにより、絞り開閉の制御を行う際の絞り羽の移動
に対して高速、高精度な位置決めを可能にすると共に低
電力で、且つ静かな移動をも可能にするため絞り開閉の
制御性能が大幅に改善される。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように本発明のステッピング
モータ駆動装置は、ステッピングモータにセンサを取り
付け、常時ステッピングモータの現在位置を検出してお
り、その現在位置をフィードバックすることにより閉ル
ープ制御系を構成し、ステッピングモータの位置を制御
する。従って脱調の心配もなくステッピングモータの性
能を最大限引き出すことができ、高速、高信頼性のステ
ッピングモータ制御装置を実現できるものである。
【0071】又更には負荷トルク補正回路の構成により
ステッピングモータに加わる負荷トルクを効果的に抑制
し、振動、騒音の少ないステッピングモータ制御装置を
実現できる。
【0072】更に請求項8によるステッピングモータ制
御装置によれば、補償制御回路の有する積分補償の作用
によって指令位置と現在位置との間に発生する定常偏差
を零にすることができるために、位置決め精度の高いス
テッピングモータ制御装置を実現することができる。
【0073】従って本発明のステッピングモータ制御装
置をビデオカメラのズームレンズや、同じくフォーカス
レンズの駆動源として使用するならば、高速、高精度、
低電力で静かなレンズ駆動を容易に実現することができ
る。又、本発明のステッピングモータ制御装置をビデオ
カメラの絞り制御の駆動源として用いれば、高速、高精
度の絞り制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるステッピングモ
ータ制御装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1のステッピングモータ制
御装置におけるステッピングモータの構成を示す展開図
である。
【図3】一般的なステッピングモータのトルク特性図と
回転角度特性であるスティフネス特性図である。
【図4】本発明の実施の形態1の磁気抵抗素子センサと
マグネットの各磁極の位置関係と出力の関係を示す外略
図である。
【図5】本発明の実施の形態1の磁気抵抗素子センサと
マグネットの各磁極の位置関係を示す外略図である。
【図6】本発明の実施の形態1のエンコーダ回路のブロ
ック構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1のエンコーダ回路の動作
を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1のエンコーダ補正回路の
ブロック構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1の比較回路と補償制御回
路のブロック構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1のアドレス制御回路と
アドレス関数変換回路のブロック構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1の負荷トルク補正回路
のブロック構成を示す図である。
【図12】一般的なステッピングモータの負荷トルクの
一つであるディテントトルクとディテントトルクのある
場合のスティフネス特性を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態1の開ループ制御時の負
荷トルク補正の補正動作を示すイメージ図である。
【図14】本発明の実施の形態2におけるステッピング
モータ制御装置のブロック構成図である。
【図15】本発明の実施の形態2におけるアドレスデー
タ補正回路の特性図である。
【図16】本発明の実施の形態1もしくは実施の形態2
のステッピングモータ制御装置をビデオカメラ用レンズ
鏡筒のズームレンズ駆動源として用いたレンズ装置の構
成図である。
【図17】本発明の実施の形態1もしくは実施の形態2
のステッピングモータ制御装置をビデオカメラ用レンズ
鏡筒のフォーカスレンズ駆動源として用いたレンズ装置
の構成図である。
【図18】本発明の実施の形態1もしくは実施の形態2
のステッピングモータ制御装置をビデオカメラ用レンズ
鏡筒の絞り駆動源として用いたレンズ装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
101 ステッピングモータ 102 センサ 102a 磁気抵抗素子 102b 磁気ドラム 103 エンコーダ回路 104 エンコーダ補正回路 105 位置指令発生回路 105a 閉ループ位置指令発生回路 105b 開ループ位置指令発生回路 106 比較回路 107 補償制御回路 108 アドレス生成回路 109 アドレス関数変換回路 110 負荷トルク補正回路 111 加減算回路 112 乗算回路 113 駆動回路 114 速度検出回路 115 アドレス補正回路 116 LPF回路 201 ロータ 201a 回転シャフト 201b マグネット 202 ステータ 202a ポール 202b コイル 203 ステータ 203a ポール 203b コイル 401 磁気抵抗素子 401a 抵抗体 402 磁気ドラム 501 磁気抵抗素子 502 磁気ドラム 601 第1の加算回路 602 減算回路 603 コンパレート回路 604 内挿データ変換回路 605 UP/DOWNカウンタ 606 第2の加算回路 701 エンコーダデータメモリ回路 702 補正量演算回路 801 比例要素演算回路 802 微分要素演算回路 803 積分要素演算回路 804 加算器 901 位置指令データアドレス生成回路 902 エンコーダデータアドレス生成回路 903 スイッチ 904 アドレスデータ補正回路 905 関数テーブル読み込みアドレスデータ発生回路 906 正弦波余弦波テーブル 1001 開ループ負荷補正アドレス生成回路 1002 閉ループ須加補正アドレス生成回路 1003 開ループ負荷補正データ制御回路 1004 閉ループ負荷補正データ制御回路 1005 開ループ負荷補正データテーブル 1006 閉ループ負荷補正データテーブル 1007 開ループ負荷補正アドレス補正回路 1008 閉ループ負荷補正アドレス補正回路 1009 開ループ負荷補正データゲイン補正回路 1010 閉ループ負荷補正データゲイン補正回路 1501、1601、1701 レンズ鏡筒 1502、1602、1702 ズームレンズ群 1503、1603、1703 フォーカスレンズ群 1504、1604、1704 第1の固定レンズ群 1505、1605、1705 第2の固定レンズ群 1506、1606、1706 絞り 1507、1607 直線送り支持機構 1707 変換支持機構
フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 BE03 DA01 DB03 DC06 5H580 AA04 BB01 BB02 BB09 CA02 CA12 FA04 FA13 FB03 GG03 HH09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータと、 ステッピングモータの回転角度を検出する回転角度検出
    回路と、 ステッピングモータを位置制御するための位置指令を発
    生する位置指令発生回路と、 前記位置指令発生回路の出力信号と前記回転角度検出回
    路の出力信号とを比較し、偏差信号を出力する比較回路
    と、 前記比較回路の出力偏差信号が零となるようにステッピ
    ングモータを駆動制御する補償制御回路と、 ステッピングモータの負荷トルクのうち回転角度に同期
    した負荷トルクを記憶し、補正する負荷トルク補正回路
    と、 前記回転角度検出回路の出力する回転角度検出信号から
    ステッピングモータの発生するトルク量が常時最大とな
    るような電気位相角度のアドレス情報を算出するアドレ
    ス生成回路と、 前記アドレス生成回路の出力信号に応じて、一定の関数
    に従い、ステッピングモータの駆動電流の信号を出力す
    るアドレス関数変換回路と、 前記補償制御回路の出力と前記アドレス関数変換回路の
    出力を乗算する乗算回路と、 前記乗算回路の出力に応じてステッピングモータを駆動
    する駆動回路と、を具備することを特徴とするステッピ
    ングモータ制御装置。装置。
  2. 【請求項2】 前記回転角度検出回路の出力を微分処理
    し回転速度を算出する速度検出回路と、 前記速度検出回路の出力より、前記アドレス生成回路へ
    電気位相角度のアドレス情報の補正を行うアドレス補正
    回路と、 前記乗算回路の出力のうちある一定の周波数以上の領域
    成分を遮断するLPF回路とを更に具備し、 前記アドレス補正回路は、前記速度検出回路の速度情報
    と前記LPF回路の特性に応じた補正量を出力して、前
    記LPF回路の特性による位相の遅れを補正することを
    特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回転角度検出回路は、 前記ステッピングモータの回転運動に応じて互いに位相
    の異なる複数相の信号を出力するセンサと、 前記複数相の信号を内挿して前記ステッピングモータの
    現在角度を算出するエンコーダ回路と、を具備すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは、 磁気抵抗素子と、前記ステッピングモータのスクリュー
    軸中心線上に配設された円筒形状の磁気ドラムとを含ん
    で構成され、 前記磁気ドラムは円周外面に多極着磁され、前記磁気抵
    抗素子は前記磁気ドラムの外周面に正対して配設される
    ことを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記センサは、 磁気抵抗素子と、前記ステッピングモータのスクリュー
    軸中心線上に配設された円筒形状の磁気ドラムとを含ん
    で構成され、 前記磁気ドラムは円筒形状の外周面近くの平面部に前記
    ステッピングモータのスクリュー軸を中心として放射線
    状に多層着磁され、前記磁気抵抗素子は磁気ドラムの着
    磁された平面部に正対して配設されることを特徴とする
    請求項3記載のステッピングモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記センサは、 磁気抵抗素子と、前記磁気検出抵抗素子に正対して配設
    された円筒形状で円周方向に多極着磁された磁気ドラム
    とを含んで構成され、 前記磁気ドラムの中心は前記ステッピングモータのスク
    リュー軸中心線上に配設されることを特徴とする請求項
    3記載のステッピングモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気抵抗素子は、前記磁気ドラムの
    外周上に着磁されたS極、N極のマグネットの幅に相当
    する間隔で1波長に相当する正弦波、余弦波を出力する
    ものであり、 前記エンコーダ回路は、 前記正弦波、余弦波を1回以上の加減算処理で作成され
    た(4×N)相の各信号のピーク電圧とボトム電圧の中
    間電圧と各信号をコンパレートするコンパレータ回路
    と、 該コンパレータの立ち上がり、立ち下がりの変化点にお
    いて他相のコンパレート結果に元づきアップダウンカウ
    ントすることでステッピングモータの回転角度を算出す
    るアップダウンカウンタと、を有することを特徴とする
    請求項6又は7記載のステッピングモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記補償制御回路は、前記位置指令発生
    回路の出力と、前記エンコーダ回路の出力に対し定常的
    な偏差を発生しないように積分系の補償フィルタを構成
    していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    記載のステッピングモータ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記アドレス関数変換回路は、一定の関
    数に従ったデータをテーブル化したメモリ回路を含んで
    構成され、前記メモリ回路は前記アドレス生成回路の出
    力に応じて前記メモリ回路から前記一定の関数に従った
    データを読み出し互いに位相の異なる複数相の信号を生
    成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
    載のステッピングモータ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記アドレス関数変換回路は、複数相
    の略正弦波関数を出力するものであり、 前記メモリ回路は、前記正弦波の1/4周期分のデータ
    が格納されていることを特徴とする請求項9記載のステ
    ッピングモータ制御装置。
  11. 【請求項11】 前記負荷トルク補正回路は、あらかじ
    め補正データをテーブル化したメモリ回路を含めて構成
    され、補正時に前記メモリ回路のテーブルデータを読み
    込んで補正を行うことを特徴とする請求項1記載のステ
    ッピングモータ制御装置。
  12. 【請求項12】 前記負荷トルク補正回路は、前記メモ
    リ回路のテーブルデータを読み込んだ補正データの周
    期、位相、大きさを可変可能な回路構成になっているこ
    とを特徴とする請求項11記載のステッピングモータ制
    御装置。
  13. 【請求項13】 前記アドレス補正回路は、あらかじめ
    回転速度に応じた位相の補正量をテーブル化したメモリ
    回路を含んで構成され、補正時に前記メモリ回路のテー
    ブルより補正データを読み込み補正を行うことを特徴と
    する請求項2記載のステッピングモータ駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項記載の
    ステッピングモータ制御装置をズームレンズの駆動源と
    して用いることを特徴とするレンズ装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜13のいずれか1項記載の
    ステッピングモータ制御装置をフォーカスレンズの駆動
    源として用いることを特徴とするレンズ装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜13のいずれか1項記載の
    ステッピングモータ制御装置を絞りの駆動源として用い
    ることを特徴とするレンズ装置。
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