JP2001171094A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2001171094A JP35860799A JP35860799A JP2001171094A JP 2001171094 A JP2001171094 A JP 2001171094A JP 35860799 A JP35860799 A JP 35860799A JP 35860799 A JP35860799 A JP 35860799A JP 2001171094 A JP2001171094 A JP 2001171094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の駆動手段によりPG切替、インク吸引
およびクリーニングの各動作を行えるようにし、装置を
簡素化すること。 【解決手段】 単一のモータ90のピニオンギア91を
介して遊星ギア機構92およびブレード出入れ機構82
に動力が伝達される。ブレード出入れ機構はピニオンギ
ア91に噛合する伝達ギア82Aを介して動力が伝達さ
れる。遊星ギア機構は太陽ギアを中心に周回する遊星ギ
アが配置されている。遊星ギアは太陽ギアの回転方向に
よりPG伝達ギア61またはポンプ伝達ギア72に噛合
い、必要な変速比の回転で動力が伝達される。PG切
替、インク吸引動作は遊星ギア機構による動力の切替を
行い、またクリーニング動作はPG切替時のモータの回
転がPG切替伝達ギアへ伝達されない位置へキャリッジ
30を移動させた後、前記モータの回転により実施す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジに搭載
されて往復移動するインクジェット式記録ヘッドを備え
たプリンタに係り、特にキャリッジのホームポジション
における記録ヘッドのペーパーギャップ(PG)切替、
インク吸引およびクリーニングの駆動系を簡素化したプ
リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット式プリンタでは、
記録書込み処理を終えたキャリッジをホームポジション
へ移動させ、記録ヘッドをキャッピングした状態でロッ
クし、また必要に応じて記録ヘッドのインク吸引やクリ
ーニングなどの保守が行われている。インク吸引動作
は、キャップの内部をポンプにより負圧にして記録ヘッ
ドのノズル内のインクを吸引し、目詰まりや乾燥などを
防止している。このインク吸引動作は、通常、記録ヘッ
ドの高さを最下位に切替えてから行われる。保守後に、
使用する記録用紙の厚さに応じた最適なPGに設定され
る。
【0003】記録ヘッドのノズル面にインクが付着して
いると、キャリッジの移送時に落下したり、記録用紙が
記録ヘッドに触れた際に汚す原因になる。記録ヘッドを
クリーニングする1つの方式としては、必要に応じてキ
ャリッジがホームポジションから主走査方向に移送する
ときクリーニングブレードを記録ヘッドの通過域に突出
させ、記録ヘッドのノズル面に擦らせて付着したインク
を払拭する技術が知られている。インク吸引装置やクリ
ーニング装置は、例えば、特開平10−202916号
公報に提案されているように、単一のモータからなる駆
動系により動作するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型のプリン
タにおいては、PG切替装置が上記のモータとは別のモ
ータ駆動系を備えた構成になっている。そのため、装置
が大型化し、製造コストを高める要因になっていた。本
発明の目的は、単一の駆動手段によりPG切替、インク
吸引およびクリーニングの各動作を行えるようにし、装
置を簡素化したプリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、請求項1の発明は、キャリッジに搭載されたインク
ジェット式記録ヘッドの往復移動により連続紙に記録書
込みを行うプリンタにおいて、回転方向を正逆切換え可
能な単一の駆動手段と、駆動手段の正転または逆転によ
る二つの動力を伝達する遊星ギア機構と、記録ヘッドと
プラテンとの間隔を該記録ヘッドの高さ位置で設定する
ペーパーギャップ切替手段と、記録ヘッドのノズル面を
被覆するキャップを有するキャッピング手段と、ポンプ
を有し、ペーパーギャップ切替手段へ動力が供給されな
い駆動手段の回転のときポンプを駆動し、キャッピング
手段のキャップ内を負圧にしてインクを吸引するインク
吸引手段とを備え、キャリッジがホームポジションにあ
るとき、遊星ギア機構は、駆動手段の正転または逆転の
いずれかの動力をペーパーギャップ切替手段へ伝達する
ことを特徴とする。請求項1の発明によれば、駆動手段
の一方向の回転動力が遊星ギア機構を介してペーパーギ
ャップ切替手段へ伝達されるので、上記とは異なる他方
向に回転させ前記動力の伝達を断っておくことによりキ
ャリッジがホームポジションに移送されたときペーパー
ギャップ切替手段の伝達ギアに対し遊星ギア機構の遊星
ギアが太陽ギアを中心にした周回移動により噛合うため
衝撃が小さく、かつ円滑に行われるようになる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明によれ
ば、インク吸引手段の動力は、駆動手段がペーパーギャ
ップ切替手段へ動力を伝達する回転方向とは異なる方向
に回転したとき、遊星ギア機構を介して伝達されること
を特徴とする。請求項2の発明によれば、駆動手段から
ペーパーギャップ切替手段とインク吸引手段へ供給され
る動力の切替機構を遊星ギア機構で構成することで、部
品が少なくなり、かつモータの正逆転によって確実に動
力の伝達の切替えが行われる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、記録ヘッドのノズル面を払拭するクリーニ
ング手段を有し、ペーパーギャップ切替手段と駆動手段
との間に動力の伝達が行われない位置にキャリッジを移
動させ、この状態で遊星ギア機構を介してペーパーギャ
ップ切替手段へ動力を伝達する駆動手段の回転方向と同
じ方向の回転によってクリーニング手段を動作させるこ
とを特徴とする。請求項3の発明によれば、PG切替、
インク吸引およびクリーニングの各動作を行うための動
力を単一の駆動手段から供給されるので、駆動系の構成
が簡素化され、装置の小型化が図れると共に、各動作は
駆動手段とキャリッジ駆動系の制御をソフトによって実
現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照しながら説明する。本実施例は、A1判またはB1判
程度の用紙幅の記録用紙まで記録を行うことができる大
型のプリンタに適用したものである。図1は本発明に係
るプリンタにおけるプリンタ本体の前蓋を開いた状態を
示す斜視図である。
【0009】プリンタ1は、給紙部2、記録部3および
排紙部4からなっている。給紙部2は、プリンタ1の後
方上部に突き出るように設けられており、その内部には
ロール状の記録用紙がセットされ、この記録用紙を覆う
ように紙カバー20が開閉可能に取り付けられている。
記録用紙として単票紙を使用する場合には、紙カバー2
0を閉めて連続紙と略同じ用紙搬送路にセットする。
【0010】記録部3は、記録ヘッド31および用紙切
断用のカッタ−91を搭載したキャリッジ30、記録用
紙を副走査方向に搬送する紙送りローラ、記録ヘッド3
1へのインク供給装置、用紙搬送路に明けられた吸引口
から空気を吸い込み、記録用紙を吸引し浮き上がりを防
止する紙吸引装置、記録を実行する為の制御装置等を備
え、キャリッジ30、フラットケーブル34、インクチ
ューブ35、用紙搬送路等を覆うよう上蓋36と前蓋3
7が設けられている。前蓋37は、用紙搬送面側に位置
する下部が回動可能に支持されている。
【0011】キャリッジ30は、図2に示すプリンタ本
体のサイドフレーム38に両端が支持されたレール6に
コロを介して吊り下げられ、かつキャリッジベルト7が
連結されている。キャリッジ駆動装置(図示を省略)に
よってキャリッジベルト7が作動すると、キャリッジ3
0はキャリッジベルト7の動きに連行され、レール6に
案内されて往復移動する。記録ヘッド31には、制御部
から記録信号を送るためのフラットケーブル34とイン
クを供給する複数のインクチューブ35が接続されてい
る。
【0012】キャリッジ30のホームポジションは、ケ
ーシング10内に設けられており、記録ヘッド31のイ
ンク吸引装置、クリーニング装置、キャリッジロック装
置、駆動装置などが装備されている。ケーシング10に
は、記録書込み処理を実行するときの各種の設定を行う
ための操作パネル8が設けられている。
【0013】記録部3の前側には、インク供給装置を構
成するカートリッジホルダ5が備えられ、このカートリ
ッジホルダ5のホルダ本体50に6色分(イエロー、ラ
イトマゼンタ、ライトシアン、マゼンタ、シアン、黒)
のインクカートリッジが横並びかつプリンタ1の前面側
から抜き差し可能に納められている。ホルダ本体50に
は、挿し込まれたインクカートリッジを覆うホルダカバ
ー51が開閉可能に設けられている。各色のインクは、
インクチューブ35を通して記録ヘッド31に供給さ
れ、記録用紙への記録に使われる。
【0014】本実施例のプリンタ1における記録動作
は、給紙部2から給送された記録用紙を紙送りローラに
て間欠的にプラテンへ送り、記録ヘッド31の往復移動
により記録し、その記録用紙が排紙部4の排紙ローラに
よりプリンタ1の前方斜め下方に向けて搬送される。記
録終了後にキャリッジ30を走行させ、カッター91に
より記録用紙を切断し、排紙受け装置(図示を省略)に
排紙される。
【0015】次に、PG切替装置、インク吸引装置およ
びクリーニング装置について説明する。図2はキャリッ
ジのホームポジションの構成を示す正面図、図3はPG
切替装置、インク吸引装置およびクリーニング装置のブ
ロック図、図4はPG切替時およびインク吸引時の遊星
ギア機構のギア展開図、図5はクリーニング時の遊星ギ
ア機構のギア展開図である。
【0016】キャリッジ30は、ホームポジションへ移
送されると、先ずホームポジションセンサ39に検出さ
れる。キャリッジ30側の被ロック部材11は、ロック
方向に付勢されたロック部材12に当接し、ロック部材
12の傾斜面を利用して下方に押し下げる。ロック部材
12は、サイドフレーム38に回動可能に取り付けられ
ている。更に、被ロック部材11がロック部材12を乗
り越えると、ロック部材12の元位置への復帰によって
キャリッジ30の主走査方向の移動が拘止され、待機位
置に保持される。ホームポジションからキャリッジ30
が移送されるときは、キッカー13が下降しロック部材
12を下方に押し下げ、被ロック部材11の通過を許可
する。
【0017】キャッピングユニット14は、キャップ1
5を記録ヘッド31側に平行移動させ、記録ヘッド30
の封止位置と記録ヘッド30から離間した待機位置にす
るリンク機構、そのリンク機構を作動させるアーム、キ
ャップ15を常時待機位置にするようリンク機構を付勢
するスプリングを備えている。ホームポジションに移送
されたキャリッジがキャッピングユニット14のアーム
に当接し、押すことによりリンク機構が作動してキャッ
プ15を待機位置から持上げ記録ヘッド31を封止す
る。一方、キャリッジ30がホームポジションを離れる
とスプリングの作用によりキャップ15が記録ヘッド引
から離れ、待機位置に戻る。キャリッジ30がホームポ
ジションに在るとき、キャッピングユニット14が動作
してキャップ15にて記録ヘッド31を封止し、ポンプ
16を駆動してキャップ15内を負圧にして記録ヘッド
31のノズル内のインクを吸引する。このインク吸引動
作は、後述の遊星ギア機構によりPG切替伝達ギア61
に伝達される動力によりPG切替機構60を動作させて
記録ヘッド31を最下位、つまりキャッピングユニット
14のキャップ15に近い位置へ高さを切替えた後に行
われる。
【0018】PG切替は、キャリッジ30がホームポジ
ションに在るときPG切替伝達ギア61に設けられたフ
ラグ62aをPG切替伝達ギア61の回転状態で光学式
の原点センサ62により検知し、この信号に基づいてP
G切替の原点を検出した後、この原点を基準として記録
ヘッド31が最下位となるステップ数でモータ90を回
転させる。ここで、キャッピングユニット14、キャッ
プ15は、本発明を構成するキャッピング手段である。
PG切替機構60、PG切替伝達ギア61、原点センサ
62は、本発明を構成するPG切替手段である。
【0019】記録ヘッド31は、プラテンに対向する方
向に移動可能に支持されており、この方向の高さを数段
階に切替えて設定される。高さ位置の切替は、各高さに
対応したステップ数でモータ90を回転させる。インク
吸引装置70は、ポンプ71とキャップ15とをチュー
ブ72により接続されており、キャップ15で記録ヘッ
ド30のノズル面を封止した状態でモータ90の動力を
遊星ギア機構92、ポンプ伝達ギア72、ポンプ駆動ギ
ア73に伝え、ポンプ71を駆動し、ノズル内のインク
を吸引することで目詰まり等を防止する。ここで、ポン
プ71、ポンプ伝達ギア72およびポンプ駆動ギア73
は、本発明を構成するインク吸引手段である。
【0020】クリーニング装置80は、クリーニングブ
レード81を記録ヘッド31の通過域に出入れするブレ
ード出入れ機構82からなっている。キャリッジ30が
主走査方向に移送されるときクリーニングブレード81
が記録ヘッド31の通過域に突出し、そのノズル面を擦
ってインク汚れを払拭する。ここで、クリーニングブレ
ード81、ブレード出入れ機構82、ブレード出入れ伝
達ギア82Aは、本発明を構成するクリーニング手段で
ある。
【0021】上記のキャッピングユニット14、PG切
替機構60、ブレード出し入れ機構82およびポンプ7
1の駆動系を図3〜図5に基づいて説明する。駆動系
は、単一のモータ、例えばステッピングモータ90によ
って構成され、モータ90のピニオンギア91を介して
遊星ギア機構92およびブレード出入れ機構82に動力
が伝達される。ブレード出入れ機構82は、ピニオンギ
ア91に噛合するブレード出入れ伝達ギア82Aを介し
て動力の伝達が行われる。遊星ギア機構92は、太陽ギ
ア93を中心に周回する遊星ギア94が配置されてい
る。遊星ギア94は、太陽ギア93の軸に揺動可能に支
持された遊星アーム95に回転可能に支持されている。
【0022】太陽ギア93の回転方向により遊星ギア9
4は、PG伝達ギア61に噛合い(第一の位置)、また
はポンプ伝達ギア72に噛合い(第二の位置)、必要な
変速比の回転で動力を伝達する。ポンプ伝達ギア72
は、ポンプ駆動ギア73に動力を伝達し、ポンプ71を
駆動する。
【0023】遊星ギア機構92の作用をPG切替、イン
ク吸引およびクリーニングの各動作に合わせて説明す
る。ここでは、モータ90の正転のときPG切替とクリ
ーニングを行い、モータ90の逆転のときインク吸引を
行うものとする。キャリッジ30がホームポジションか
ら移送されると、クリーニングブレード81が引っ込め
られる。この動作はモータ90の逆転によって行われ
る。即ち、モータ90の逆転により遊星ギア94は、第
一の位置から第二の位置へ移動し、次にキャリッジ30
がホームポジションに戻るまでこの状態が維持される。
【0024】キャリッジ30がホームポジションへ移送
され、ロックされると、図4に示すようにキャリッジ3
0のPG切替ギア61が遊星ギア94と噛合い可能な位
置になる。PG切替動作がスタートするとモータ90
が正転し、太陽ギア93の回転により遊星ギア94が第
二の位置から第一の位置へ回転しながら周回移動してP
G切替伝達ギア61に噛合う。PG切替伝達ギア61の
回転によりPG切替機構60が動作し、先ず記録ヘッド
31の高さ位置の原点を検出する。この原点が検出され
ると、切替える高さに相当するステップ数だけステッピ
ングモータ90を駆動する。続いて行われるインク吸引
動作の為、上記のPG切替では最下位の高さ、つまり
キャップ15に最も近づいた高さに切替えられる。
【0025】このようにPG切替動作では、PG切替
伝達ギア61と遊星ギア94の噛合いが遊星ギア94の
周回移動によって行われるので、噛合い時の衝撃が小さ
く、音の発生を抑えかつ円滑な動力の伝達が行われる。
【0026】インク吸引動作がスタートするとモータ
90が逆転し、太陽ギア93の回転により遊星ギア94
が第一の位置から第二の位置へ回転しながら周回移動し
てポンプ伝達ギア72に噛合う。ポンプ伝達ギア72の
回転によりポンプ駆動ギア73を介してポンプ71が駆
動し、キャップ15内を負圧にしてインクを吸引する。
【0027】クリーニング動作は、キャリッジ30が
主走査方向に移送するときに行われる。先ずキャリッジ
30をホームポジションからPG切替ギア61と遊星ギ
ア94とが噛合わない位置へ移動させる。この移動によ
りキャップ15は、自動的に記録ヘッド31から離れ
る。キャップの前記移動は、ホームポジションセンサ3
9の検出信号に基づいてキャリッジ駆動装置のモータ
(図示を省略)を制御する。同時に、図5に示すように
モータ90を正転させ、ブレード出入れ伝達ギア82A
の回転によりブレード出入れ機構82を動作させ、クリ
ーニングブレード81を記録ヘッド31の通過域に突出
させる。キャリッジ30が主走査方向に移送を開始する
と、記録ヘッド31のノズル面がクリーニングブレード
81に擦れて払拭される。キャリッジ30がクリーニン
グブレード81を通過すると、モータ90は逆転され、
クリーニングブレード81を待機位置に引っ込めると同
時に、遊星ギア94を第二の位置に周回移動させる。
【0028】本実施例のプリンタには、記録書込み後の
記録用紙を切断するための切断装置90がキャリッジ3
0に搭載されている。切断装置90は、キャリッジ本体
のサイドプレート30aに固定された電磁プランジャに
よりカッター91を用紙搬送路側に突出させ、キャリッ
ジ30の走行により記録用紙を切断する。
【0029】本実施例のプリンタでは、インク吸引装置
の動力が遊星ギア機構92を介して伝達される構成にな
っているが、他の形態としてはステッピングモータ90
のピニオンギア91とポンプ伝達ギア72の間に一方向
クラッチを配設し、逆転時のみ動力の伝達が行われるよ
うに構成することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、駆動手段の一方向の回
転動力が遊星ギア機構を介してペーパーギャップ切替手
段へ伝達されるので、異なる他方向に回転させ前記動力
の伝達を断っておくことによりキャリッジがホームポジ
ションに移送されたときペーパーギャップ切替手段の伝
達ギアに対し遊星ギア機構の遊星ギアが太陽ギアを中心
にした周回移動により噛合うため衝撃が小さく、かつ円
滑に行われるようになる。
【0031】また、PG切替、インク吸引およびクリー
ニングの各動作を行うための動力を単一の駆動手段から
供給されるので、駆動系の構成が簡素化され、装置の小
型化が図れると共に、各動作は駆動手段とキャリッジ駆
動系の制御をソフトによって実現できるため、仕様変更
等の対応が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタにおける装置本体の前蓋
を開いた状態を示す斜視図である。
【図2】キャリッジのホームポジションの構成を示す正
面図である。
【図3】ペーパーギャップ(PG)切替装置、インク吸
引装置およびクリーニング装置のブロック図である。
【図4】ペーパーギャップ切替時およびインク吸引時の
遊星ギア機構のギア展開図である。
【図5】クリーニング時の遊星ギア機構のギア展開図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 給紙部 3 記録部 4 排紙部 5 インクカットリッジホルダ 14 キャッピングユニット 30 キャリッジ 31 記録ヘッド 39 キャリッジのホームポジションセンサ 62 PG切替伝達ギアの原点センサ 70 インク吸引装置 71 ポンプ 80 クリーニング装置 90 切断装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジに搭載されたインクジェット
    式記録ヘッドの往復移動により連続紙に記録書込みを行
    うプリンタにおいて、 回転方向を正逆切換え可能な単一の駆動手段と、 前記駆動手段の正転または逆転による二つの動力を伝達
    する遊星ギア機構と、 前記記録ヘッドとプラテンとの間隔を該記録ヘッドの高
    さ位置で設定するペーパーギャップ切替手段と、 前記記録ヘッドのノズル面を被覆するキャップを有する
    キャッピングユニットと、 ポンプを有し、前記ペーパーギャップ切替手段へ動力が
    供給されない前記駆動手段の回転のとき前記ポンプを駆
    動し、前記キャッピングユニットのキャップ内を負圧に
    してインクを吸引するインク吸引手段と、を備え、 前記キャリッジがホームポジションにあるとき、前記遊
    星ギア機構は、駆動手段の正転または逆転のいずれかの
    動力を前記ペーパーギャップ切替手段へ伝達することを
    特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インク吸引手段の動力は、前記駆動
    手段がペーパーギャップ切替手段へ動力を伝達する回転
    方向とは異なる方向に回転したとき、前記遊星ギア機構
    を介して伝達されることを特徴とする請求項1記載のプ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドのノズル面を払拭するク
    リーニング手段を有し、前記ペーパーギャップ切替手段
    と前記駆動手段との間に動力の伝達が行われない位置に
    前記キャリッジを移動させ、この状態で前記遊星ギア機
    構を介してペーパーギャップ切替手段へ動力を伝達する
    前記駆動手段の回転方向と同じ方向の回転によって前記
    クリーニング手段を動作させることを特徴とする請求項
    1または2に記載のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018008375A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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