JP3985122B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリッジに搭載されて往復移動するインクジェット式記録ヘッドを備えたプリンタに係り、特にキャリッジのホームポジションにおける記録ヘッドのペーパーギャップ(PG)切替、インク吸引およびクリーニングの駆動系を簡素化したプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット式プリンタでは、記録書込み処理を終えたキャリッジをホームポジションへ移動させ、記録ヘッドをキャッピングした状態でロックし、また必要に応じて記録ヘッドのインク吸引やクリーニングなどの保守が行われている。インク吸引動作は、キャップの内部をポンプにより負圧にして記録ヘッドのノズル内のインクを吸引し、目詰まりや乾燥などを防止している。このインク吸引動作は、通常、記録ヘッドの高さを最下位に切替えてから行われる。保守後に、使用する記録用紙の厚さに応じた最適なPGに設定される。
【0003】
記録ヘッドのノズル面にインクが付着していると、キャリッジの移送時に落下したり、記録用紙が記録ヘッドに触れた際に汚す原因になる。記録ヘッドをクリーニングする1つの方式としては、必要に応じてキャリッジがホームポジションから主走査方向に移送するときクリーニングブレードを記録ヘッドの通過域に突出させ、記録ヘッドのノズル面に擦らせて付着したインクを払拭する技術が知られている。
インク吸引装置やクリーニング装置は、例えば、特開平10−202916号公報に提案されているように、単一のモータからなる駆動系により動作するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、大型のプリンタにおいては、PG切替装置が上記のモータとは別のモータ駆動系を備えた構成になっている。そのため、装置が大型化し、製造コストを高める要因になっていた。
本発明の目的は、単一の駆動手段によりPG切替、インク吸引およびクリーニングの各動作を行えるようにし、装置を簡素化したプリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為、第1の態様の発明は、キャリッジに搭載されたインクジェット式記録ヘッドの往復移動により記録用紙に記録書込みを行うプリンタにおいて、回転方向を正逆切換え可能な単一の駆動手段と、駆動手段の正転または逆転による二つの動力を伝達する遊星ギア機構と、記録ヘッドとプラテンとの間隔を該記録ヘッドの高さ位置で設定するペーパーギャップ切替手段と、記録ヘッドのノズル面を被覆するキャップを有するキャッピング手段と、ポンプを有し、ペーパーギャップ切替手段へ動力が供給されない駆動手段の回転のときポンプを駆動し、キャッピング手段のキャップ内を負圧にしてインクを吸引するインク吸引手段とを備え、キャリッジがホームポジションにあるとき、遊星ギア機構は、駆動手段の正転または逆転のいずれかの動力をペーパーギャップ切替手段へ伝達し、前記遊星ギア機構から動力が伝達される前記ペーパーギャップ切替手段側のギアは、前記キャリッジに設けられ、該キャリッジがホームポジションにあるとき、前記遊星ギア機構の遊星ギアは、前記ペーパーギャップ切替手段側の前記ギアに動力伝達する第一の位置、および前記ペーパーギャップ切替手段側の前記ギアから離間し前記インク吸引手段に動力を伝達する第二の位置へ周回移動するように設けられ、前記キャリッジがホームポジションへ移送されるとき、前記遊星ギアは前記第二の位置に位置し、前記キャリッジが、ホームポジションから前記遊星ギアがペーパーギャップ切替手段側の前記ギアと噛合わない位置まで移送された後、前記駆動手段が、前記遊星ギアを前記第二の位置へ周回移動させるように構成されていることを特徴とする。
第1の態様の発明によれば、駆動手段の一方向の回転動力が遊星ギア機構を介してペーパーギャップ切替手段へ伝達されるので、上記とは異なる他方向に回転させ前記動力の伝達を断っておくことによりキャリッジがホームポジションに移送されたときペーパーギャップ切替手段の伝達ギアに対し遊星ギア機構の遊星ギアが太陽ギアを中心にした周回移動により噛合うため衝撃が小さく、かつ円滑に行われるようになる。
【0006】
第2の態様の発明は、第1の態様の発明において、インク吸引手段の動力は、駆動手段がペーパーギャップ切替手段へ動力を伝達する回転方向とは異なる方向に回転したとき、遊星ギア機構を介して伝達されることを特徴とする。
第2の態様の発明によれば、駆動手段からペーパーギャップ切替手段とインク吸引手段へ供給される動力の切替機構を遊星ギア機構で構成することで、部品が少なくなり、かつモータの正逆転によって確実に動力の伝達の切替えが行われる。
【0007】
第3の態様の発明は、第1または第2の態様の発明において、記録ヘッドのノズル面を払拭するクリーニング手段を有し、ペーパーギャップ切替手段と駆動手段との間に動力の伝達が行われない位置にキャリッジを移動させ、この状態で遊星ギア機構を介してペーパーギャップ切替手段へ動力を伝達する駆動手段の回転方向と同じ方向の回転によってクリーニング手段を動作させることを特徴とする。
第3の態様の発明によれば、PG切替、インク吸引およびクリーニングの各動作を行うための動力を単一の駆動手段から供給されるので、駆動系の構成が簡素化され、装置の小型化が図れると共に、各動作は駆動手段とキャリッジ駆動系の制御をソフトによって実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例は、A1判またはB1判程度の用紙幅の記録用紙まで記録を行うことができる大型のプリンタに適用したものである。図1は本発明に係るプリンタにおけるプリンタ本体の前蓋を開いた状態を示す斜視図である。
【0009】
プリンタ1は、給紙部2、記録部3および排紙部4からなっている。給紙部2は、プリンタ1の後方上部に突き出るように設けられており、その内部にはロール状の記録用紙がセットされ、この記録用紙を覆うように紙カバー20が開閉可能に取り付けられている。記録用紙として単票紙を使用する場合には、紙カバー20を閉めて連続紙と略同じ用紙搬送路にセットする。
【0010】
記録部3は、記録ヘッド31および用紙切断用のカッタ−91を搭載したキャリッジ30、記録用紙を副走査方向に搬送する紙送りローラ、記録ヘッド31へのインク供給装置、用紙搬送路に明けられた吸引口から空気を吸い込み、記録用紙を吸引し浮き上がりを防止する紙吸引装置、記録を実行する為の制御装置等を備え、キャリッジ30、フラットケーブル34、インクチューブ35、用紙搬送路等を覆うよう上蓋36と前蓋37が設けられている。前蓋37は、用紙搬送面側に位置する下部が回動可能に支持されている。
【0011】
キャリッジ30は、図2に示すプリンタ本体のサイドフレーム38に両端が支持されたレール6にコロを介して吊り下げられ、かつキャリッジベルト7が連結されている。キャリッジ駆動装置(図示を省略)によってキャリッジベルト7が作動すると、キャリッジ30はキャリッジベルト7の動きに連行され、レール6に案内されて往復移動する。記録ヘッド31には、制御部から記録信号を送るためのフラットケーブル34とインクを供給する複数のインクチューブ35が接続されている。
【0012】
キャリッジ30のホームポジションは、ケーシング10内に設けられており、記録ヘッド31のインク吸引装置、クリーニング装置、キャリッジロック装置、駆動装置などが装備されている。ケーシング10には、記録書込み処理を実行するときの各種の設定を行うための操作パネル8が設けられている。
【0013】
記録部3の前側には、インク供給装置を構成するカートリッジホルダ5が備えられ、このカートリッジホルダ5のホルダ本体50に6色分(イエロー、ライトマゼンタ、ライトシアン、マゼンタ、シアン、黒)のインクカートリッジが横並びかつプリンタ1の前面側から抜き差し可能に納められている。ホルダ本体50には、挿し込まれたインクカートリッジを覆うホルダカバー51が開閉可能に設けられている。各色のインクは、インクチューブ35を通して記録ヘッド31に供給され、記録用紙への記録に使われる。
【0014】
本実施例のプリンタ1における記録動作は、給紙部2から給送された記録用紙を紙送りローラにて間欠的にプラテンへ送り、記録ヘッド31の往復移動により記録し、その記録用紙が排紙部4の排紙ローラによりプリンタ1の前方斜め下方に向けて搬送される。記録終了後にキャリッジ30を走行させ、カッター91により記録用紙を切断し、排紙受け装置(図示を省略)に排紙される。
【0015】
次に、PG切替装置、インク吸引装置およびクリーニング装置について説明する。図2はキャリッジのホームポジションの構成を示す正面図、図3はPG切替装置、インク吸引装置およびクリーニング装置のブロック図、図4はPG切替時およびインク吸引時の遊星ギア機構のギア展開図、図5はクリーニング時の遊星ギア機構のギア展開図である。
【0016】
キャリッジ30は、ホームポジションへ移送されると、先ずホームポジションセンサ39に検出される。キャリッジ30側の被ロック部材11は、ロック方向に付勢されたロック部材12に当接し、ロック部材12の傾斜面を利用して下方に押し下げる。ロック部材12は、サイドフレーム38に回動可能に取り付けられている。更に、被ロック部材11がロック部材12を乗り越えると、ロック部材12の元位置への復帰によってキャリッジ30の主走査方向の移動が拘止され、待機位置に保持される。
ホームポジションからキャリッジ30が移送されるときは、キッカー13が下降しロック部材12を下方に押し下げ、被ロック部材11の通過を許可する。
【0017】
キャッピングユニット14は、キャップ15を記録ヘッド31側に平行移動させ、記録ヘッド30の封止位置と記録ヘッド30から離間した待機位置にするリンク機構、そのリンク機構を作動させるアーム、キャップ15を常時待機位置にするようリンク機構を付勢するスプリングを備えている。ホームポジションに移送されたキャリッジがキャッピングユニット14のアームに当接し、押すことによりリンク機構が作動してキャップ15を待機位置から持上げ記録ヘッド31を封止する。一方、キャリッジ30がホームポジションを離れるとスプリングの作用によりキャップ15が記録ヘッド31から離れ、待機位置に戻る。
キャリッジ30がホームポジションに在るとき、キャッピングユニット14が動作してキャップ15にて記録ヘッド31を封止し、ポンプ16を駆動してキャップ15内を負圧にして記録ヘッド31のノズル内のインクを吸引する。このインク吸引動作は、後述の遊星ギア機構によりPG切替伝達ギア61に伝達される動力によりPG切替機構60を動作させて記録ヘッド31を最下位、つまりキャッピングユニット14のキャップ15に近い位置へ高さを切替えた後に行われる。
【0018】
PG切替は、キャリッジ30がホームポジションに在るときPG切替伝達ギア61に設けられたフラグ62aをPG切替伝達ギア61の回転状態で光学式の原点センサ62により検知し、この信号に基づいてPG切替の原点を検出した後、この原点を基準として記録ヘッド31が最下位となるステップ数でモータ90を回転させる。ここで、キャッピングユニット14、キャップ15は、本発明を構成するキャッピング手段である。PG切替機構60、PG切替伝達ギア61、原点センサ62は、本発明を構成するPG切替手段である。
【0019】
記録ヘッド31は、プラテンに対向する方向に移動可能に支持されており、この方向の高さを数段階に切替えて設定される。高さ位置の切替は、各高さに対応したステップ数でモータ90を回転させる。
インク吸引装置70は、ポンプ71とキャップ15とをチューブ72により接続されており、キャップ15で記録ヘッド30のノズル面を封止した状態でモータ90の動力を遊星ギア機構92、ポンプ伝達ギア72、ポンプ駆動ギア73に伝え、ポンプ71を駆動し、ノズル内のインクを吸引することで目詰まり等を防止する。ここで、ポンプ71、ポンプ伝達ギア72およびポンプ駆動ギア73は、本発明を構成するインク吸引手段である。
【0020】
クリーニング装置80は、クリーニングブレード81を記録ヘッド31の通過域に出入れするブレード出入れ機構82からなっている。キャリッジ30が主走査方向に移送されるときクリーニングブレード81が記録ヘッド31の通過域に突出し、そのノズル面を擦ってインク汚れを払拭する。ここで、クリーニングブレード81、ブレード出入れ機構82、ブレード出入れ伝達ギア82Aは、本発明を構成するクリーニング手段である。
【0021】
上記のキャッピングユニット14、PG切替機構60、ブレード出し入れ機構82およびポンプ71の駆動系を図3〜図5に基づいて説明する。駆動系は、単一のモータ、例えばステッピングモータ90によって構成され、モータ90のピニオンギア91を介して遊星ギア機構92およびブレード出入れ機構82に動力が伝達される。ブレード出入れ機構82は、ピニオンギア91に噛合するブレード出入れ伝達ギア82Aを介して動力の伝達が行われる。遊星ギア機構92は、太陽ギア93を中心に周回する遊星ギア94が配置されている。遊星ギア94は、太陽ギア93の軸に揺動可能に支持された遊星アーム95に回転可能に支持されている。
【0022】
太陽ギア93の回転方向により遊星ギア94は、PG伝達ギア61に噛合い(第一の位置)、またはポンプ伝達ギア72に噛合い(第二の位置)、必要な変速比の回転で動力を伝達する。ポンプ伝達ギア72は、ポンプ駆動ギア73に動力を伝達し、ポンプ71を駆動する。
【0023】
遊星ギア機構92の作用をPG切替、インク吸引およびクリーニングの各動作に合わせて説明する。ここでは、モータ90の正転のときPG切替とクリーニングを行い、モータ90の逆転のときインク吸引を行うものとする。
キャリッジ30がホームポジションから移送されると、クリーニングブレード81が引っ込められる。この動作はモータ90の逆転によって行われる。即ち、モータ90の逆転により遊星ギア94は、第一の位置から第二の位置へ移動し、次にキャリッジ30がホームポジションに戻るまでこの状態が維持される。
【0024】
キャリッジ30がホームポジションへ移送され、ロックされると、図4に示すようにキャリッジ30のPG切替ギア61が遊星ギア94と噛合い可能な位置になる。PG切替動作▲1▼がスタートするとモータ90が正転し、太陽ギア93の回転により遊星ギア94が第二の位置から第一の位置へ回転しながら周回移動してPG切替伝達ギア61に噛合う。PG切替伝達ギア61の回転によりPG切替機構60が動作し、先ず記録ヘッド31の高さ位置の原点を検出する。この原点が検出されると、切替える高さに相当するステップ数だけステッピングモータ90を駆動する。続いて行われるインク吸引動作▲2▼の為、上記のPG切替では最下位の高さ、つまりキャップ15に最も近づいた高さに切替えられる。
【0025】
このようにPG切替動作▲1▼では、PG切替伝達ギア61と遊星ギア94の噛合いが遊星ギア94の周回移動によって行われるので、噛合い時の衝撃が小さく、音の発生を抑えかつ円滑な動力の伝達が行われる。
【0026】
インク吸引動作▲2▼がスタートするとモータ90が逆転し、太陽ギア93の回転により遊星ギア94が第一の位置から第二の位置へ回転しながら周回移動してポンプ伝達ギア72に噛合う。ポンプ伝達ギア72の回転によりポンプ駆動ギア73を介してポンプ71が駆動し、キャップ15内を負圧にしてインクを吸引する。
【0027】
クリーニング動作▲3▼は、キャリッジ30が主走査方向に移送するときに行われる。先ずキャリッジ30をホームポジションからPG切替ギア61と遊星ギア94とが噛合わない位置へ移動させる。この移動によりキャップ15は、自動的に記録ヘッド31から離れる。キャップの前記移動は、ホームポジションセンサ39の検出信号に基づいてキャリッジ駆動装置のモータ(図示を省略)を制御する。同時に、図5に示すようにモータ90を正転させ、ブレード出入れ伝達ギア82Aの回転によりブレード出入れ機構82を動作させ、クリーニングブレード81を記録ヘッド31の通過域に突出させる。キャリッジ30が主走査方向に移送を開始すると、記録ヘッド31のノズル面がクリーニングブレード81に擦れて払拭される。キャリッジ30がクリーニングブレード81を通過すると、モータ90は逆転され、クリーニングブレード81を待機位置に引っ込めると同時に、遊星ギア94を第二の位置に周回移動させる。
【0028】
本実施例のプリンタには、記録書込み後の記録用紙を切断するための切断装置90がキャリッジ30に搭載されている。切断装置90は、キャリッジ本体のサイドプレート30aに固定された電磁プランジャによりカッター91を用紙搬送路側に突出させ、キャリッジ30の走行により記録用紙を切断する。
【0029】
本実施例のプリンタでは、インク吸引装置の動力が遊星ギア機構92を介して伝達される構成になっているが、他の形態としてはステッピングモータ90のピニオンギア91とポンプ伝達ギア72の間に一方向クラッチを配設し、逆転時のみ動力の伝達が行われるように構成することもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動手段の一方向の回転動力が遊星ギア機構を介してペーパーギャップ切替手段へ伝達されるので、異なる他方向に回転させ前記動力の伝達を断っておくことによりキャリッジがホームポジションに移送されたときペーパーギャップ切替手段の伝達ギアに対し遊星ギア機構の遊星ギアが太陽ギアを中心にした周回移動により噛合うため衝撃が小さく、かつ円滑に行われるようになる。
【0031】
また、PG切替、インク吸引およびクリーニングの各動作を行うための動力を単一の駆動手段から供給されるので、駆動系の構成が簡素化され、装置の小型化が図れると共に、各動作は駆動手段とキャリッジ駆動系の制御をソフトによって実現できるため、仕様変更等の対応が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタにおける装置本体の前蓋を開いた状態を示す斜視図である。
【図2】キャリッジのホームポジションの構成を示す正面図である。
【図3】ペーパーギャップ(PG)切替装置、インク吸引装置およびクリーニング装置のブロック図である。
【図4】ペーパーギャップ切替時およびインク吸引時の遊星ギア機構のギア展開図である。
【図5】クリーニング時の遊星ギア機構のギア展開図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 給紙部
3 記録部
4 排紙部
5 インクカットリッジホルダ
14 キャッピングユニット
30 キャリッジ
31 記録ヘッド
39 キャリッジのホームポジションセンサ
62 PG切替伝達ギアの原点センサ
70 インク吸引装置
71 ポンプ
80 クリーニング装置
90 切断装置
Claims (2)
- キャリッジに搭載されたインクジェット式記録ヘッドの往復移動により記録用紙に記録書込みを行うプリンタにおいて、
回転方向を正逆切換え可能な単一の駆動手段と、
前記駆動手段の正転または逆転による二つの動力を伝達する遊星ギア機構と、
前記記録ヘッドとプラテンとの間隔を該記録ヘッドの高さ位置で設定するペーパーギャップ切替手段と、
前記記録ヘッドのノズル面を被覆するキャップを有するキャッピングユニットと、
ポンプを有し、前記ペーパーギャップ切替手段へ動力が供給されない前記駆動手段の回転のとき前記ポンプを駆動し、前記キャッピングユニットのキャップ内を負圧にしてインクを吸引するインク吸引手段と、を備え、
前記キャリッジがホームポジションにあるとき、前記遊星ギア機構は、駆動手段の正転または逆転のいずれかの動力を前記ペーパーギャップ切替手段へ伝達し、
前記遊星ギア機構から動力が伝達される前記ペーパーギャップ切替手段側のギアは、前記キャリッジに設けられ、
該キャリッジがホームポジションにあるとき、
前記遊星ギア機構の遊星ギアは、前記ペーパーギャップ切替手段側の前記ギアに動力伝達する第一の位置、および前記ペーパーギャップ切替手段側の前記ギアから離間し前記インク吸引手段に動力を伝達する第二の位置へ周回移動するように設けられ、
前記キャリッジがホームポジションへ移送されるとき、
前記遊星ギアは前記第二の位置に位置し、
前記記録ヘッドのノズル面を払拭するクリーニング手段を有し、前記ペーパーギャップ切替手段と前記駆動手段との間に動力の伝達が行われない位置に前記キャリッジを移動させ、
この状態で前記遊星ギア機構を介してペーパーギャップ切替手段へ動力を伝達する前記駆動手段の回転方向と同じ方向の回転によって前記クリーニング手段を動作させ、
前記キャリッジが、ホームポジションから前記遊星ギアがペーパーギャップ切替手段側の前記ギアと噛合わない位置まで移送された後、
前記駆動手段が、前記遊星ギアを前記第二の位置へ周回移動させるように構成されていることを特徴とするプリンタ。 - 前記インク吸引手段の動力は、前記駆動手段がペーパーギャップ切替手段へ動力を伝達する回転方向とは異なる方向に回転したとき、前記遊星ギア機構を介して伝達されることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
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