JP2001170635A - 水改質装置 - Google Patents

水改質装置

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JP2001170635A
JP2001170635A JP36226399A JP36226399A JP2001170635A JP 2001170635 A JP2001170635 A JP 2001170635A JP 36226399 A JP36226399 A JP 36226399A JP 36226399 A JP36226399 A JP 36226399A JP 2001170635 A JP2001170635 A JP 2001170635A
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肇 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有隔膜方式の水改質装置において、生成水の
誤使用を防止するとともに、低濃度から高濃度まで所望
の改質水の取水を可能とする。 【解決手段】 イオン交換膜21によって分離された陽
極槽22と陰極槽23に各々陽極24と陰極25を有す
る電解槽20と、陽極槽22と陰極槽23の出口に各々
接続された第1、第2の流路切換手段30、31の第1
出口32、33の下流側に設けられた混合手段34と、
第2出口35、36の下流側に設けられた排出口37
と、改質水吐出口38と、電解質供給手段39を有し、
各別の流路切換弁の切り換え制御により所望濃度の酸性
水、アルカリ水、中性電解水が用途に応じて任意に取水
でき、また利用者の所望する水は改質水吐出口のみから
取水されることとなり、改質水の誤使用が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気分解(以下電
解とする)により用途に応じて酸性水、アルカリ水、中
性電解水など多種、多用途の改質水が供給可能な水改質
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水を電気分解することにより複数の改質
水を生成する装置としては陽極と陰極間にイオン交換膜
を設けて酸性水とアルカリ水を生成する有隔膜方式の整
水器として一般に知られているが、電解によりアルカリ
水を生成する際に同時に生成される陽極側の水は酸性水
としての殺菌性を有するが、強力な殺菌力を有するもの
ではない。
【0003】そこで、図5に示すように有隔膜方式の水
改質装置を改良しアルカリ水と酸性水に加えて殺菌力の
強い次亜塩素酸水を生成可能な装置が提案されている
(例えば特開平10−263542号公報)。
【0004】同図において1は有隔膜方式の電解槽であ
り、陰極2と陽極3間に設けた隔膜4によって陰極室5
と陽極室6が形成されている。この電解槽1の給水側に
は給水管7を接続するとともに電解槽1の排水側に、陰
極室5に連通するアルカリ水排水管8と陽極室6に連通
する酸性水排水管9が接続され、連続式電解水生成装置
が構成されている。10は給水管7に設けられた浄水器
である。
【0005】アルカリ水排水管8と酸性水排水管9は、
キッチン台11上に取り付けられたカラン12内の一対
の排水管路13a、13bに各々接続され、先端の排水
口14a、14bに連通するようになっている。
【0006】また、15は給水管7の水に塩化ナトリウ
ム(NaCl)などの塩化物塩と塩酸(HCl)を添加
する薬液添加装置であり、薬液タンク16から薬液供給
管17を介して給水管7に接続している。18は電動の
開閉弁である。
【0007】また、アルカリ水排水管8から分岐した混
合管路19が酸性水排水管9に接続されており、分岐部
には電動の流路切換弁20が設けられている。21はカ
ラン12に設けられた操作スイッチである。
【0008】以上の構成において、薬液添加装置15の
開閉弁18を閉成し、流路切換弁20を排水口14a側
に開いた状態で通水電解すると、電解槽1内でアルカリ
水と酸性水が生成され、アルカリ水はアルカリ水排水管
路8を通って排水口14aから取水され、酸性水は酸性
水排水管9を通って排水口14bから取水される。
【0009】一方、薬液添加装置15の開閉弁18を開
成し、流路切換弁20を酸性水排水管9側に流通する状
態で通水電解すると、電解槽1内にNaClとHCl添
加され、陰極室5から排出された電解水は陽極室6から
排出される水と合流して全量が次亜塩素酸水を多く含む
殺菌水となって酸性水排水管9を通って排水口14bか
ら取出される。このようにして、アルカリ水と酸性水お
よび次亜塩素酸殺菌水を選択的に生成することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の有隔膜
方式の水改質装置では、電解槽に水を通水しながら連続
的に電気分解することでアルカリイオン水と酸性水が取
水できるとともに、被電解水に塩化ナトリウムと塩酸を
添加して電解した陰極側と陽極側の生成水を混合するこ
とで強い殺菌力を有する次亜塩素酸をも取水できるが、
図5の構成ではアルカリ水を取水したい時に生成される
酸性水が同時に排出口14bからシンク内に排出される
こととなり、利用者が飲用としては好ましくない酸性水
を誤飲する危険性があり、また逆にアストリンゼント効
果を有する弱酸性水を取水したい場合に人体表皮に好ま
しくないアルカリ水で洗顔する危険性もある。このこと
は特に幼児および高齢者に懸念される。なお、アルカリ
水取水時に酸性水側経路に弁を設けて閉弁することで酸
性水の流出を停止することが考えられるが、電解時に陽
極側では有害な塩素ガス(Cl2↑)や酸素(O2↑)が
発生するため、経路を閉塞するとこれらのガスが電解槽
内に蓄積されて電極が気層にさらされることとなり、電
極寿命が短縮されることとなる。
【0011】また、キッチンではふきんなどの漂白や排
水口のぬめりの防止など高濃度の殺菌水や洗浄のための
強アルカリ水が必要であるが、従来例では連続式電解水
生成装置であり、流水しながら電解動作を行うため、電
解する際の単位水量当たりの電解エネルギーが少なくな
るので、強アルカリ、強酸性水および高濃度の次亜塩素
酸が生成できない。これを実現するためには電極面積を
大きく取る必要があるとともに電解に要する電気量も増
大し、電解装置の大型化、高価格化およびランニングコ
ストの増加につながる。
【0012】さらに、アルカリ水では飲用、調理用の弱
アルカリから洗浄用の強アルカリまで、また酸性水はア
ストリンゼント効果が得られる弱酸性から殺菌作用のあ
る強酸性水まで、さらに次亜塩素酸水では食材や手の殺
菌消毒(例えば50ppm以下)から前記ふきん、調理器
の漂白や排水口のぬめり防止(例えば1000ppm以
下)まで様々な水素イオン濃度および次亜塩素酸濃度に
対するニーズがあるが、従来例では前記したように高濃
度処理水の生成に限界が有るばかりでなく、用途に応じ
た水素イオン濃度(pH)や次亜塩素酸濃度の濃度制御が
難しい。すなわち図5の従来例での濃度制御は通電量、
電解時間および添加薬液濃度の調整によって行われる
が、給水圧が変動すると水の流量が変わるため、これら
の条件は変動することとなり、上流側に定流量弁などが
必要となり、装置の複雑化や大型化につながる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、給水手段と、イオン交
換膜によって分離された陽極槽と陰極槽に各々陽極と陰
極を有し、前記給水手段からの水を電気分解して酸性水
とアルカリ水を生成する電解槽と、前記陽極槽と陰極槽
の出口に各々接続された第1、第2の流路切換手段と、
前記第1、第2の流路切換手段における第1出口の下流
側に設けられ、酸性水とアルカリ水を混合可能な混合手
段と、改質水吐出口と、前記第1、第2の流路切換手段
における第2出口の下流側に設けられた排出口と、制御
手段から構成したものである。
【0014】本発明の要点は、陰極槽と陰極槽にそれぞ
れ対応して第1、第2の流路切換手段を設けた点にあ
り、アルカリ水を取水する際は陰極槽と改質水吐出口が
連通するように第1の流路切換手段を制御するとともに
第2の流路切換手段は陽極槽と排出口が連通するように
制御し、また酸性水の取水に際しては逆に陽極槽と改質
吐出口を連通させるとともに陰極槽と排出口を連通させ
るように第1、第2の流路切換弁を制御する。さらに、
次亜塩素酸水の取水に際しては陰極槽、陽極槽ともに改
質水吐出口側に連通させ、混合手段で混合することで殺
菌効果の高い中性電解水を生成し、改質水吐出口から取
水するものである。
【0015】これにより、酸性水、アルカリ水、中性電
解が用途に応じて取水できる。また酸性水とアルカリ水
を混合して次亜塩素酸および次亜塩素イオンを含む中性
電解殺菌水を生成するため、次亜塩素酸ソーダなどの薬
剤希釈液に比較して低濃度、短時間で殺菌効果が得られ
るとともに食材の殺菌洗浄に際しては褐変やタンパク変
性を起こさず、さらに中性洗剤との併用が可能である。
また利用者の所望する水は改質水吐出口のみから取水さ
れることとなり、利用者の誤った改質水の利用が防止で
きる。
【0016】また本発明の水改質装置は、給水手段に給
水弁を設けて電解槽内に水を充填した後に給水を停止
し、電解質供給手段によって過飽和食塩水を電解槽内に
供給して水と混合し、これを被電解水として、滞留電解
するものである。
【0017】そして、過飽和食塩水(約26%)を希釈
して被電解水とすることにより塩素イオンが充分に補給
され、また滞留電解により電解する際の単位水量当たり
の電解エネルギーを大きくできるので強酸性水、強アル
カリ水および高濃度の次亜塩素酸水が生成できる。
【0018】これにより、ふきんなどの漂白や排水口の
ぬめりの防止などの高濃度での強力殺菌洗浄が可能とな
る。
【0019】また本発明の水改質装置は、電解槽の上流
側に分流弁を設けるとともに混合手段下流側に分岐路を
設け、前記分流弁と分岐路を連通するバイパス路を設け
て前記電解槽側とバイパス路側を通過する水の分流比を
調整する構成としたものである。
【0020】そして、高濃度の電解水を生成した後に分
流弁により電解槽側とバイパス路側の分流比を調整する
ことにより所望の水素イオン濃度もしくは次亜塩素酸濃
度の改質水が取水できる。
【0021】これにより、低濃度から高濃度の広範囲の
水素イオン濃度もしくは次亜塩素酸濃度の改質水が得ら
れる。また分流比を制御して濃度制御を行うので給水圧
が変動しても分流比は変化することがなく、所望濃度の
改質水が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る水改質装
置は、給水手段と、イオン交換膜によって分離された陽
極槽と陰極槽に各々陽極と陰極を有し、前記給水手段か
らの水を電気分解して酸性水とアルカリ水を生成する電
解槽と、前記陽極槽と陰極槽の出口に各々接続された第
1、第2の流路切換手段と、前記第1、第2の流路切換
手段における第1出口の下流側に設けられた酸性水とア
ルカリ水の混合手段と、改質水吐出口と、前記第1、第
2の流路切換手段における第2出口の下流側に設けられ
た排出口と、制御手段から構成したものである。
【0023】そして、アルカリ水を取水する際は陰極槽
と改質水吐出口が連通するように第1の流路切換手段を
制御するとともに第2の流路切換手段は陽極槽と排出口
が連通するように制御し、また酸性水の取水に際しては
逆に陽極槽と改質吐出口を連通させるとともに陰極槽と
排出口を連通させるように第1、第2の流路切換弁を制
御する。さらに、次亜塩素酸水の取水に際しては陰極
槽、陽極槽ともに改質水吐出口側に連通させ、混合手段
で混合することで殺菌効果の高い中性電解水を生成し、
改質水吐出口から取水するものである。
【0024】これにより、酸性水、アルカリ水、中性電
解水が用途に応じて取水できる。また酸性水とアルカリ
水を混合して次亜塩素酸および次亜塩素イオンを含む中
性電解殺菌水を生成するため、次亜塩素酸ソーダなどの
薬剤希釈液に比較して低濃度、短時間で殺菌効果が得ら
れるとともに野菜、果物、肉類など食材の殺菌洗浄に際
しては褐変やタンパク変性を起こさず、さらに中性洗剤
との併用が可能であるとともに薬剤希釈液に比較して塩
素の残留が少なく、水道水の感覚で利用できる。また利
用者の所望する水は改質水吐出口のみから取水されるこ
ととなり、従来例のように利用者の誤った改質水の利用
が防止できる。
【0025】本発明の請求項2に係る水改質装置は、電
解槽の上流側もしくは下流側の少なくとも一方に水浄化
手段を設けたものである。
【0026】そして、水浄化手段を設けることで有害な
無機物、赤錆、微生物、臭気などが浄化され、飲用もし
くは調理用さらに食材、食器洗浄に好適な水質の改質水
が得られる。
【0027】本発明の請求項3に係る水改質装置は、水
浄化手段として活性炭フイルター、膜フィルター、中空
糸膜、逆浸透膜、トルマリンなどの鉱物濾材、セラミッ
ク濾材の少なくとも一種から構成したものである。
【0028】そして、これらを単独もしくは重層するこ
とでより高度な改質水が生成されるとともに、水改質装
置の用途が拡大される。すなわち膜フィルターを1次フ
ィルターとして比較的大きな粒子径の懸濁物質を除去
し、2次フィルターとして中空糸膜フィルターを設けて
微細粒子を除去し、さらに3次フィルターとして活性炭
を重層するなどのカスケード構造を採用することで、例
えば緊急時の風呂水、雨水、湖沼水の飲用化もしくは殺
菌水化などが可能となる。またトルマリンなどの鉱物で
構成すればクラスターの低減、酸化還元電位の低減など
の作用が得られ、さらに高度な処理水が実現できる。
【0029】本発明の請求項4に係る水改質装置は、陽
極と陰極の極性を所定の時期に切換可能としたものであ
る。
【0030】そして、水道水や井戸水には炭酸カルシウ
ムCa(HCO3)などのプラスイオンが含有されてお
り、これが電気分解されると、炭酸カルシウムCaCO
3などのスケール成分となって陰極表面に付着、堆積
し、電解時の電気抵抗が増加して電解電流が流れなくな
る。
【0031】そこで、累積電解時間、極間の電気抵抗な
どを検知して所定の時期に逆電解が行われ、陰極は陽極
側となって電解される。この結果、元の陰極に付着した
スケール成分は陽極反応である水素還元作用によって溶
液中に溶解し、スケール付着が防止されることとなり、
電極寿命が大幅に伸長する。
【0032】本発明の請求項5に係る水改質装置は、電
解槽の陽極槽と陰極槽に塩基性電解質溶液を供給する電
解質供給手段を設け、この電解質希釈水を電気分解する
構成としたものである。
【0033】そして、水道水や井戸水には塩素イオンが
含まれているが微量であり、電解によって高濃度の次亜
塩素酸や強酸性水を生成する場合に長い電解時間が必要
となる。
【0034】そこで、塩基性の電解質溶液を供給して所
定濃度に希釈し、これを被電解水として電解することに
より塩素イオンが多く含まれるので短時間で高濃度の改
質水が生成できる。
【0035】また、電解時の電解電圧は被電解水の導電
率に依存し、この導電率は地域によって大幅に変化する
ため、例えば1(A)の低電流電解を行うに際して低導
電率地域では直流100(V)に近い高電圧が必要とな
り、逆に高導電率地域では1(V)以下の低電圧となる
ので制御回路に格別の対策が必要となるが、電解質溶液
を希釈することで被電解水の導電率が大幅に増加すると
ともに地域差による導電率の差を吸収してほぼ一定の導
電率となり、低電圧でしかも簡易な制御回路で電解が可
能となる。
【0036】本発明の請求項6に係る水改質装置は、電
解質供給手段として食塩タンクと、前記食塩タンクに給
水する給水ポンプと、前記食塩タンクからの過飽和食塩
水を電解槽に供給する給塩路から構成したものである。
【0037】そして、電解質を一般家庭で常用される食
塩とすることで補給に際しての手間がかからない。また
電解質供給手段を構成する上で粒状の食塩を貯留し、電
解時に粒状食塩と水を混合して供給するものでは、食塩
タンクは小型化できるものの定量送出手段や混合手段が
必要となるとともに粒状食塩の目詰まりが発生しやす
く、供給手段の複雑、高コスト化につながる。一方、低
濃度食塩水タンクとするものでは上記不具合は回避でき
るものの、食塩水消費量が多く、頻繁に補給、交換する
必要が生じる。食塩タンクに過飽和食塩水(約26%)
の状態で貯留することで食塩タンクの小型化が図れると
ともに食塩補給頻度が低減でき、また目詰まりの発生し
ない信頼性の高い電解質供給装置を実現できる。さらに
過飽和食塩水とすることで−20℃においても食塩水は
凍結することがなく、寒冷地での使用に際しても凍結防
止対策が不要となる。
【0038】本発明の請求項7に係る水改質装置は、給
水手段に給水弁を設け、この給水弁を開成して電解槽内
に水を充填した後に給水を停止し、電解質供給手段を所
定時間動作させた後に滞留電解を行う構成としたもので
ある。
【0039】そして、アルカリ水、酸性水、次亜塩素酸
水の水素イオン濃度および次亜塩素酸濃度は、単位水量
当たりの電解エネルギーに依存し、通水しながら電解す
る連続電解方式では極間を通過する時間だけしか電解さ
れないので単位水量当たりの電解エネルギーが低くな
り、高濃度の改質水が生成できない。これを解決するに
は電極面積を大きく取る必要があるとともに電解に要す
る電気量も増大し、電解装置の大型化、高価格化および
ランニングコストの増加につながる。
【0040】そこで、被電解水を滞留させた状態で電解
することで単位水量当たりの電解エネルギーを充分に取
れるので高濃度の改質水が生成できる。併せて、塩基性
の電解質を混入した被電解水を滞留電解するため、短時
間に高濃度の改質水が生成される。
【0041】これにより、ふきんなどの漂白や排水口の
ぬめりの防止などの高濃度での強力殺菌洗浄が可能とな
る。
【0042】本発明の請求項8に係る水改質装置は、電
解槽内での希釈後の被電解水の食塩濃度を0.4〜1%
とするものである。
【0043】そして、電解質である食塩の濃度すなわち
塩素イオン量は次亜塩素酸生成量と正比例関係にあるが
飽和域があり、実験によれば食塩濃度約0.4%濃度以
上から次亜塩素酸生成量が飽和傾向を示し、食塩量を増
加させても次亜塩素酸生成濃度はあまり増加しなかっ
た。また、1%から3%までは、食塩量は3倍供給して
いるにもかかわらず、次亜塩素酸生成濃度はわずか8%
しか増加しなかった。つまり、食塩濃度を0.4〜1%
の範囲とすることで次亜塩素酸生成に対する食塩の利用
効率を高められ、食塩タンクの小型化と食塩消費量の低
減を両立することができる。
【0044】本発明の請求項9に係る水改質装置は、所
定時間滞留電解した後に給水弁を再度開成し、電解改質
水を改質水吐出口側へ圧送し、所定時間後に前記給水弁
を閉成する構成としたものである。
【0045】そして、滞留電解することにより高濃度の
改質水を生成し、その後給水弁を開成することで水圧に
より電解槽内の改質水が改質水吐出口へ押し出されて取
水に供される。なお、所望量が吐出された場合はスイッ
チ操作により任意に取水を停止できる。
【0046】一方、電解槽内の改質水が全て吐出される
所定時間経過後に給水弁が閉成されて改質水のほぼ全量
が使用された後に自動的に吐出が停止される。
【0047】これにより、給水弁のみの制御により水圧
を利用して改質水吐出口からの取水と停止が選択できる
とともに、生成した改質水が有効に利用できる。また所
定時間改質水を吐出して電解槽内の改質水全量が使用さ
れ、次の新たな改質水の生成動作に移行するための検知
信号とすることも可能である。
【0048】本発明の請求項10に係る水改質装置は、
電解槽の上流側に分流弁を設けるとともに混合手段下流
側に分岐路を設け、前記分流弁と分岐路を連通するバイ
パス路を設け設けて前記電解槽側とバイパス路側を通過
する水の分流比を調整する構成としたものである。
【0049】そして、高濃度の電解水を生成した後に分
流弁により電解槽側とバイパス路側の分流比を調整する
ことにより所望の水素イオン濃度もしくは次亜塩素酸濃
度の改質水が任意に取水できる。
【0050】これにより、低濃度から高濃度の広範囲の
水素イオン濃度もしくは次亜塩素酸濃度の改質水が得ら
れる。また分流比を制御して濃度制御を行うので給水圧
が変動しても分流比は変化することがなく、所望濃度の
改質水が得られる。
【0051】本発明の請求項11に係る水改質装置は、
改質水吐出口にpHセンサおよび/もしくは次亜塩素酸セ
ンサを設け、前記pHセンサおよび/もしくは次亜塩素酸
センサの信号により前記分流弁による分流比を制御する
ものである。
【0052】そして、改質水吐出口側に設けられたセン
サにより水素イオン濃度、次亜塩素酸濃度が検出され、
その信号に応じて分流弁の分流比がフィードバック制御
されるので、所望濃度の改質水が精度良く取水できる。
【0053】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例を
示す模式図である。同図において20はイオン交換膜2
1を内設する電解槽であり、イオン交換膜21によって
分離される陽極層22と陰極槽23内にそれぞれ陽極2
4と陰極25を有している。26は給水手段であり、電
解槽20の上流側には活性炭フイルター、膜フィルタ
ー、中空糸膜、逆浸透膜、トルマリンなどの鉱物濾材お
よびセラミック濾材の少なくとも一種から構成される水
浄化手段27が設けられるとともに、電動式の給水弁2
8が設けられており、電解槽20内に給水供給可能に構
成されている。29は両電極24、25に電圧を印可し
て水を電解するための直流電源である。
【0054】30は陽極槽22の出口側に設けられた第
1の流路切換手段、また31は陰極槽23の出口側に設
けられた第2の流路切換手段であり、各々の第1出口3
2、33は混合手段34に接続され、第2出口35、3
6は排出口37に接続されている。38は混合手段34
の下流に設けられ、改質水を取水するための改質水吐出
口である。ここで排出口37は改質水の取水に際して利
用者が誤って取水できないように改質水吐出口38と区
別された構成としている(図示せず)。
【0055】39は電解槽20に食塩水を供給する電解
質供給手段であり、過飽和食塩水(約26%)の状態で
食塩を充填した食塩タンク40と電解槽20の上流から
分岐した給水管41を介して食塩水を供給する給水ポン
プ42および給塩路43を有しており、過飽和食塩水が
電解槽20内で所定の食塩濃度(0.4〜1%)となる
ように濃度制御される。
【0056】44は上記の構成要素を制御する制御手段
であり、所定の時期に直流電源29を制御して陽極24
と陰極25の極性を切換えるように制御する(図示せ
ず)。
【0057】上記構成において次に本実施例の作用、動
作について説明する。図1において改質水吐出口38の
取水要求信号(図示せず)を受けて給水弁28が開成
し、給水手段26から給水された水は水浄化手段27を
通過して浄化される。ここで水浄化手段27として活性
炭フイルター、膜フィルター、中空糸膜、逆浸透膜、ト
ルマリンなどの鉱物濾材、セラミック濾材の少なくとも
一種から構成したので、これらを単独もしくは重層する
ことでより高度な改質水が生成されるとともに、水改質
装置の用途が拡大される。すなわち膜フィルターを1次
フィルターとして比較的大きな粒子径の懸濁物質を除去
し、2次フィルターとして中空糸膜フィルターを設けて
微細粒子を除去し、さらに3次フィルターとして活性炭
を重層するなどのカスケード構造を採用することで、例
えば緊急時の風呂水、雨水、湖沼水の飲用化もしくは殺
菌水化などが可能となる。またトルマリンなどの鉱物で
構成すればクラスターの低減、酸化還元電位の低減など
の作用が得られ、さらに高度な処理水が実現できる。
【0058】浄化された水は電解槽20内に流入すると
ともに、一方で給水ポンプ42が動作して給水管41を
経て食塩タンク40内に水が供給され、内部の過飽和食
塩水が電解槽20内に供給されて水と混合希釈され、食
塩濃度が後述するように0.4〜1%の範囲に制御され
る。この状態で直流電源29が動作し、陽極24および
陰極25に電圧が印可され、食塩水の希釈液が電気分解
される。この時、イオン交換膜21を介して陽極22側
には酸性水が生成され、陰極23側にはアルカリ水が生
成される。そして、改質水として次亜塩素酸水を必要と
する際は、第1および第2の流路切換弁が図1に示した
ように混合手段34側に開通し、電解によって生成され
た酸性水とアルカリ水は混合手段34で効果的に混合さ
れ、中性の次亜塩素酸水が改質水吐出口38から取水さ
れる。なお、この中性次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ソー
ダなどの薬剤希釈液に比較して低濃度、短時間で殺菌効
果が得られるとともに野菜、果物、肉類など食材の殺菌
洗浄に際しては褐変やタンパク変性を起こさず、さらに
中性洗剤との併用が可能であるとともに薬剤希釈液に比
較して塩素の残留が少なく、水道水の感覚で利用できる
効果がある。
【0059】図2に電解槽20内の食塩濃度と電解槽2
0内に生成される次亜塩素酸濃度の関係を示す。なお電
解条件は、電極対向面積47.5cm2、極間距離2mm、
電解槽容積200mlにて1(A)で40分間の滞留電解
を実施した。図2より食塩濃度が約0.4%濃度以上か
ら次亜塩素酸生成量が飽和傾向を示し、食塩量を増加さ
せても次亜塩素酸生成濃度はあまり増加しなかった。ま
た、1%から3%までは、食塩量は3倍供給しているに
もかかわらず、次亜塩素酸生成濃度はわずか8%しか増
加しなかった。つまり、食塩濃度を0.4〜1%の範囲
とすることで次亜塩素酸生成に対する食塩の利用効率を
高められ、食塩タンク40の小型化と食塩消費量の低減
を両立することができる。
【0060】また、酸性水の取水が必要とされる際は第
1、第2の流路切換弁30、31が図3(a)に示すよ
うに切り換えられる。つまり、酸性水が生成される陽極
槽22が混合手段34側に連通する一方、第2の流路切
換弁31は排出口37側に連通し、アルカリ水は廃棄さ
れる。なお、この際のアルカリ水は別途貯水し、他の用
途に利用するようにしても良い。よって改質水吐出口3
8からは酸性水が取水されることとなる。
【0061】さらに、アルカリ水の取水が必要とされる
際は第1、第2の流路切換弁30、31が図3(b)に
示すように切り換えられて改質水吐出口38からアルカ
リ水が取水される。
【0062】なお、取水される改質水の水素イオン濃度
および次亜塩素酸水濃度は電解電流、電解水の流量など
を制御することにより調整可能である。
【0063】これにより、酸性水、アルカリ水、中性次
亜塩素酸水の3種類の改質水について用途に応じた水素
イオン濃度および次亜塩素酸濃度の改質水が取水でき
る。また利用者の所望する水は改質水吐出口のみから取
水されることとなり、また利用者の所望する水は改質水
吐出口のみから取水されることとなり、従来例のように
利用者の誤った改質水の利用が防止できる。
【0064】また、水道水や井戸水には炭酸カルシウム
Ca(HCO3)などのプラスイオンが含有されてお
り、これが電気分解されると、炭酸カルシウムCaCO
3などのスケール成分となって陰極25の表面に付着、
堆積し、電解時の電気抵抗が増加して電解電流が流れな
くなるが、本実施例では、累積電解時間、極間の電気抵
抗などを検知して所定の時期に逆電解が行われ、陰極2
5は陽極24側となって電解される。この結果、元の陰
極25に付着したスケール成分は陽極反応である水素還
元作用によって溶液中に溶解し、スケール付着が防止さ
れることとなり、電極寿命が大幅に伸長する。
【0065】また、水道水や井戸水には塩素イオンが含
まれているが微量であり、電解によって高濃度の次亜塩
素酸や強酸性水を生成する場合には、大電流・長時間の
電解が必要となるが、本実施例では食塩水を供給して所
定濃度に希釈し、これを被電解水として電解することに
より塩素イオンが多く含まれるので短時間で高濃度の改
質水が生成できる。また、電解時の電解電圧は被電解水
の導電率に依存し、この導電率は地域によって大幅に変
化するため、例えば1(A)の低電流電解を行うに際し
て低導電率地域では直流100(V)に近い高電圧が必
要となり、逆に高導電率地域では1(V)以下の低電圧
となるので制御回路に格別の対策が必要となるが、食塩
水を希釈することで被電解水の導電率が大幅に増加する
とともに地域差による導電率の差を吸収してほぼ一定の
導電率となり、低電圧でしかも簡易な制御回路で電解が
可能となる。
【0066】さらに、電解質として一般家庭で常用され
る食塩とすることで補給に際しての手間がかからない。
また電解質供給手段39を構成する上で粒状の食塩を貯
留し、電解時に粒状食塩と水を混合して供給するもので
は、食塩タンク40は小型化できるものの定量送出手段
や混合手段(図示せず)が必要となるとともに粒状食塩
の目詰まりが発生しやすく、供給手段の複雑、高コスト
化につながる。一方、低濃度食塩水タンクとするもので
は上記不具合は回避できるものの、食塩水消費量が多
く、頻繁に補給、交換する必要が生じる。食塩タンクに
過飽和食塩水(約26%)の状態で貯留することで食塩
タンク40の小型化が図れるとともに食塩補給頻度が低
減でき、また目詰まりの発生しない信頼性の高い電解質
供給手段39を実現できる。さらに過飽和食塩水とする
ことで−20℃においても食塩水は凍結することがな
く、寒冷地での使用に際しても凍結防止対策が不要とな
る。
【0067】(実施例2)図4に本発明の第2実施例の
模式図を示す。同図において26は給水手段であり、電
解槽20の下方より電解槽20内に水を給水可能に構成
されている。43は電解質供給手段39に設けられた食
塩タンク40内の過飽和食塩水を電解槽20の上方に供
給する給塩路である。
【0068】給水路26の給水弁28下流には分流弁4
5を設けるとともに混合手段34の下流側には分岐路4
6を設け、分流弁45と分岐路46はバイパス路47に
よって連通可能に構成されており、分流弁45の開度制
御によって電解槽20側とバイパス路47側を通過する
水の分流比を調整する構成となっている。また、改質水
吐出口38の上流にはpHセンサ48と次亜塩素酸センサ
49が設けられており、pHセンサ48と次亜塩素酸セン
サ49の信号により分流弁45の分流比がフィードバッ
ク制御可能に構成されている。
【0069】44はこれらの要素を制御する制御手段で
あり、滞留電解制御手段50と分流弁45を制御する分
流比制御手段51を有している。滞留電解制御手段50
は、電解時に給水弁28を開成して電解槽20内に水を
充填した後に給水を停止し、電解質供給手段39の給水
ポンプ42を所定時間動作させて電解槽20の食塩濃度
を0.4〜1%とした後に滞留状態で電解を行うように
制御する。また分流比制御手段51は、改質水吐出口3
8の取水要求が生じた際に、電解槽20を通過する水量
とバイパス路47を通過する水量の比を制御することで
電解槽20内に生成された高濃度の電解水を希釈して所
定の水素イオンおよび次亜塩素酸濃度に調整する。なお
改質水吐出口38に設けられたpHセンサ48と次亜塩素
酸センサ49の出力信号は分流比制御手段51に入力さ
れ、所望の濃度となるように分流弁45が制御される。
【0070】その他の構成は図1の実施例と同様であ
り、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0071】上記構成において、次に本実施例の作用、
動作について説明する。改質水の要求信号がない状態に
おいて、給水弁28が開成し、電解槽20内に水が充填
され、その後給水弁28が閉成される。次に給水ポンプ
42が所定時間動作し、電解槽20内の水と混合して食
塩濃度が0.4〜1%となるように食塩タンク40内の
過飽和食塩水を電解槽20内に供給する。この後陽極2
4と陰極25間に電圧を印可することで食塩水が滞留電
解され、陽極槽22には酸性水が、また陰極槽23には
アルカリ水が分別生成されて所定時間電解することで高
濃度滞留電解水が電解槽20内に生成貯留される。
【0072】この状態で改質水吐出口38の取水要求が
あると、必要とされる酸性水、アルカリ水および次亜塩
素酸水に応じて第1、第2の流路切換弁30、31が図
1の実施例と同様に切り換えられて改質水吐出口38側
へ流出する。一方、改質水吐出口38で選択された水素
イオンおよび次亜塩素酸濃度は、pHセンサ48と次亜塩
素酸センサ49によって検出され、その出力信号は分流
比制御手段51にフィードバックされて分流弁45の分
流比、つまり電解槽20側とバイパス路47側を通過す
る流量の比を要求される濃度となるように制御する。例
えば次亜塩素酸水10ppmの取水要求が有る場合、電解
槽20内で1000ppmの次亜塩素酸濃度となるように
滞留電解したとするとバイパス路47を通過する流量に
対して、電解槽20を通過する流量は1/100となる
ように分流比が制御される。
【0073】所望の種類および濃度の改質水は任意に取
水できるが、電解槽20内の高濃度生成水がすべて消費
されると所望濃度の取水ができなくなる。このことはpH
センサ48と次亜塩素酸センサ49によって検出され、
給水弁が閉成されて取水が自動停止され、新たな滞留電
解動作に移行する。なお、この点については、取水され
る電解水の種類と時間を計時するとともに演算すること
で消費を検知するようにしてもよい。
【0074】アルカリ水、酸性水、次亜塩素酸水の水素
イオン濃度および次亜塩素酸濃度は、単位水量当たりの
電解エネルギーに依存し、通水しながら電解する連続電
解方式では極間を通過する時間だけしか電解されないの
で単位水量当たりの電解エネルギーが低くなり、高濃度
の改質水が生成できない。これを解決するには電極面積
を大きく取る必要があるとともに電解に要する電気量も
増大し、電解装置の大型化、高価格化およびランニング
コストの増加につながる。
【0075】本実施例では、希釈食塩水を滞留させた状
態で電解することで単位水量当たりの電解エネルギーを
充分に取れるので高濃度の改質水が生成できる。併せ
て、塩基性の電解質を混入した被電解水を滞留電解する
ため、短時間に高濃度の改質水が生成される。
【0076】これにより、ふきんなどの漂白や排水口の
ぬめりの防止などの高濃度での強力殺菌洗浄が可能とな
る。
【0077】また、電解槽の上流側に分流弁45を設け
て電解槽20側とバイパス路47側を通過する水の分流
比を調整する構成としたので低濃度から高濃度の広範囲
の水素イオン濃度もしくは次亜塩素酸濃度の改質水が得
られる。また分流比を制御して濃度制御を行うので給水
圧が変動しても分流比は変化することがなく、所望濃度
の改質水が得られる。
【0078】さらに、改質水吐出口38側にpHセンサ4
8と次亜塩素酸センサ49を設けて所望の濃度となるよ
うに分流弁45の分流比がフィードバック制御されるの
で、所望濃度の改質水が精度良く取水できる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に係る水改質装置によれば、アルカリ水が生
成される陰極槽と酸性水が生成される陽極槽にそれぞれ
対応して第1、第2の流路切換手段を設け、所望改質水
の種類に応じて切り換え制御するので酸性水、アルカリ
水、中性電解水が用途に応じて任意に取水できる。また
酸性水とアルカリ水を混合して次亜塩素酸および次亜塩
素イオンを含む中性電解殺菌水を生成するため、次亜塩
素酸ソーダなどの薬剤希釈液に比較して低濃度、短時間
で殺菌効果が得られるとともに野菜、果物、肉類など食
材の殺菌洗浄に際しては褐変やタンパク変性を起こさ
ず、さらに中性洗剤との併用が可能であるとともに薬剤
希釈液に比較して塩素の残留が少なく、水道水の感覚で
利用できる。また利用者の所望する水は改質水吐出口の
みから取水されることとなり、従来例のように利用者の
誤った改質水の利用が防止できる。
【0080】本発明の請求項2に係る水改質装置によれ
ば、電解槽の上流側もしくは下流側の少なくとも一方に
水浄化手段を設けることで有害な無機物、赤錆、微生
物、臭気などが浄化され、飲用もしくは調理用さらに食
材、食器洗浄に好適な水質の改質水が得られる。
【0081】本発明の請求項3に係る水改質装置によれ
ば、水浄化手段として活性炭フイルター、膜フィルタ
ー、中空糸膜、逆浸透膜、トルマリンなどの鉱物濾材、
セラミック濾材の少なくとも一種から構成するので、こ
れらを単独もしくは重層することでより高度な改質水が
生成されるとともに、カスケード構造とすることで、緊
急時の風呂水、雨水、湖沼水の飲用化もしくは殺菌水化
など水改質装置の用途が拡大される。
【0082】本発明の請求項4に係る水改質装置によれ
ば、陽極と陰極の極性を所定の時期に切換可能としたの
で、水道水や井戸水に含まれる炭酸カルシウムCa(H
CO 3)などのプラスイオンを電解することによる陰極
表面へのスケール付着が水素還元作用によって溶液中に
溶解するのでスケール付着が防止され、電極寿命が大幅
に伸長する。
【0083】本発明の請求項5に係る水改質装置によれ
ば、電解質供給手段を設けて電解質希釈水を電解する構
成としたので、短時間で高濃度の改質水が生成できる。
また、電解質を混合することで被電解水の導電率が大幅
に増加するとともに地域差による導電率の差を吸収して
ほぼ一定の導電率となり、低電圧でしかも簡易な制御回
路で電解が可能となる。
【0084】本発明の請求項6に係る水改質装置によれ
ば、電解質供給手段として過飽和食塩水を電解槽に供給
する構成としたので、貯留のための食塩タンクの小型化
が図れるとともに食塩補給頻度が低減でき、また目詰ま
りの発生しない信頼性の高い電解質供給手段が実現でき
る。また、−20℃においても凍結することがなく、寒
冷地での使用に際しても凍結防止対策が不要となる。
【0085】本発明の請求項7に係る水改質装置によれ
ば、電解槽内に電解質希釈液を充填した後に滞留電解を
行うので、単位水量当たりの電解エネルギーを充分に確
保でき、高濃度の改質水が生成できる。併せて、塩基性
の電解質希釈液を滞留電解するため、短時間に高濃度の
改質水が生成される。この結果、ふきんなどの漂白や排
水口のぬめりの防止などの高濃度での強力殺菌洗浄が可
能となる。
【0086】本発明の請求項8に係る水改質装置によれ
ば、希釈後の被電解水の食塩濃度を0.4〜1%とした
ので、次亜塩素酸生成に対する食塩の利用効率を高めら
れ、食塩タンクの小型化と食塩消費量の低減を両立する
ことができる。
【0087】本発明の請求項9に係る水改質装置によれ
ば、滞留電解した後に給水弁を再開成し、電解改質水を
改質水吐出口側へ圧送するとともに、所定時間経過後に
給水弁を閉成する構成としたので、給水弁のみの制御に
より水圧を利用して改質水吐出口からの取水と停止が選
択できるとともに、生成した改質水が有効に利用でき
る。また、給水弁の閉成信号を次の新たな改質水の生成
動作に移行するための検知信号とすることも可能とな
る。
【0088】本発明の請求項10に係る水改質装置によ
れば、電解槽の上流側に分流弁を設けて電解槽側とバイ
パス路側を通過する水の分流比を調整する構成としたの
で、所望の水素イオン濃度もしくは次亜塩素酸濃度の改
質水が任意に取水できる。また分流比を制御して濃度制
御を行うので給水圧が変動しても分流比は変化すること
がなく、所望濃度の改質水が得られる。
【0089】本発明の請求項11に係る水改質装置によ
れば、改質水吐出口にpHセンサおよび/もしくは次亜塩
素酸センサを設け、この検知信号に基づいて分流弁の分
流比を制御するので、所望濃度の改質水が精度良く取水
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す水改質装置の模式図
【図2】同、食塩濃度と次亜塩素酸生成濃度の関係を示
す特性図
【図3】同、要部構成を示す模式図
【図4】本発明の第2実施例を示す水改質装置の模式図
【図5】従来例を示す水改質装置の模式図
【符号の説明】
20 電解槽 21 イオン交換膜 22 陽極槽 23 陰極槽 24 陽極 25 陰極 26 給水手段 27 水浄化手段 28 給水弁 30 第1の流路切換手段 31 第2の流路切換手段 32、33 第1出口 34 混合手段 35、36 第2出口 37 排出口 38 改質水吐出口 39 電解質供給手段 40 食塩タンク 42 給水ポンプ 43 給塩路 44 制御手段 45 分流弁 46 分岐路 47 バイパス路 48 pHセンサ 49 次亜塩素酸センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 520 C02F 1/68 520S 530 530B 540 540E (72)発明者 桶田 岳見 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮田 肇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA03 GA06 GA07 GA17 KB14 KB30 KD19 KD30 MA01 MA03 MA12 MB07 PB02 PC80 4D037 AA01 AB18 BA17 CA01 CA02 CA03 CA04 4D061 DA01 DB07 EA03 EA04 EA09 EB05 EB13 EB37 EB39 ED12 ED13 FA06 FA09 FA13 GA21 GA22 GC02 GC06 GC15 GC16 GC18 GC19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水手段と、イオン交換膜によって分離さ
    れた陽極槽と陰極槽に各々陽極と陰極を有し、前記給水
    手段からの水を電気分解して酸性水とアルカリ水を生成
    する電解槽と、前記陽極槽と陰極槽の出口に各々接続さ
    れた第1、第2の流路切換手段と、前記第1、第2の流
    路切換手段における第1出口の下流側に設けられ、酸性
    水とアルカリ水を混合可能な混合手段と、改質水吐出口
    と、前記第1、第2の流路切換手段における第2出口の
    下流側に設けられた排出口と、制御手段から構成され、
    前記第1、第2の流路切換手段の制御により多種の改質
    水を前記改質水吐出口から供給可能とした水改質装置。
  2. 【請求項2】電解槽の上流側もしくは下流側の少なくと
    も一方に水浄化手段を設けた請求項1記載の水改質装
    置。
  3. 【請求項3】水浄化手段は活性炭フイルター、膜フィル
    ター、中空糸膜、逆浸透膜、トルマリンなどの鉱物濾
    材、セラミック濾材の少なくとも一つから構成した請求
    項2記載の水改質装置。
  4. 【請求項4】陽極と陰極の極性を所定の時期に切換可能
    とした請求項1ないし3のいずれか1項記載の水改質装
    置。
  5. 【請求項5】電解槽の陽極槽と陰極槽に塩基性電解質溶
    液を供給する電解質供給手段を設け、電解質希釈水を電
    気分解する請求項1ないし4のいずれか1項記載の水改
    質装置。
  6. 【請求項6】電解質供給手段は食塩タンクと、前記食塩
    タンクに給水する給水ポンプと、前記食塩タンクからの
    過飽和食塩水を電解槽に供給する給塩路から構成した請
    求項5記載の水改質装置。
  7. 【請求項7】給水手段に給水弁を設け、この給水弁を開
    成して電解槽内に水を充填した後に給水を停止し、電解
    質供給手段を所定時間動作させた後に滞留電解を行う請
    求項5または6記載の水改質装置。
  8. 【請求項8】電解槽内での希釈後の被電解水の食塩濃度
    を0.4〜1%とした請求項5ないし7のいずれか1項
    記載の水改質装置。
  9. 【請求項9】所定時間滞留電解した後に給水弁を再度開
    成し、電解水を改質水吐出口側へ圧送し、所定時間後に
    前記給水弁を閉成する請求項7記載の水改質装置。
  10. 【請求項10】電解槽の上流側に分流弁を設けるととも
    に混合手段下流側に分岐路を設け、前記分流弁と分岐路
    を連通するバイパス路を設けて前記電解槽側とバイパス
    路側を通過する水の分流比を調整する構成とした請求項
    5ないし8のいずれか1項記載の水改質装置。
  11. 【請求項11】改質水吐出口にpHセンサおよび/もしく
    は次亜塩素酸センサを設け、前記pHセンサおよび/もし
    くは次亜塩素酸センサの信号により前記分流弁による分
    流比を制御する請求項10記載の水改質装置。
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