JP2007038063A - 電解水供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、装置に関する情報以外に、画像を表示することができる表示手段を有する電解水供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、原水を電解することによって酸性又はアルカリ性の電解水を供給することができ、酸性の電解水によって細菌等の殺菌消毒や、たんぱく質等による汚れの洗浄等を行うことができる。また、水素イオン濃度によっては飲料水を提供することもできる。さらには、表示手段によって、所定の情報又は画像を表示することで、装置に関する情報以外の情報や画像を提供することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像を見ることができるとともに、原水を電解することで生成した酸性又はアルカリ性の電解水を出水する電解水供給装置に関するものである。
水を電解することによって酸性又はアルカリ性の電解水を出水する装置が種々開発されている。この酸性の電解水は、細菌等の消毒や殺菌に利用される。そして、このアルカリ性の電解水は、汚れの主成分であるたんぱく質を除去することが容易で、水素イオン濃度によっては、飲料水として提供されている。そのような電解水供給装置の中で、電解水の水素イオン濃度を測定するためのpHセンサを備えた装置であって、そのpHセンサの劣化を表示する表示手段を備えた装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−222980号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置は、pHセンサの劣化や出水する電解水の状態等の装置に関する情報を使用者に提供するもので、表示手段はこれらの情報を表示するに過ぎない。すなわち、これら、装置に関する情報以外に、画像を表示することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、装置に関する情報以外に、画像を表示することができる表示手段を有する電解水供給装置を提供することを目的とする。
本発明の電解水供給装置は、原水を電解することで生成した酸性又はアルカリ性の電解水を出水させる電解水供給装置であって、前記原水から電解によって酸性又はアルカリ性の電解水を生成する電解槽と、前記電解槽に前記原水を供給する供給手段と、前記電解槽で生成した前記電解水を出水する出水手段と、画像を表示する表示手段と、表示部に表示された前記画像に対応する音声を出力する音声出力手段と、前記表示手段を制御し、前記出水手段から出水される前記電解水の状態を前記表示手段に表示させる制御部とを有することを特徴とする。
本発明の電解水供給装置によれば、原水を電解することによって酸性又はアルカリ性の電解水を供給することができ、酸性の電解水によって細菌等の殺菌消毒や、たんぱく質等による汚れの洗浄等を行うことができる。また、水素イオン濃度によっては飲料水を提供することもできる。さらには、表示手段によって、画像を表示することで、装置に関する情報以外の情報や画像を提供することができる。
本発明の電解水供給装置において、テレビ放送信号を受信する受信手段を備え、前記表示手段は、前記受信手段で受信した前記テレビ放送信号に基づいた画像を表示し、前記音声出力手段は、前記受信手段で受信した前記テレビ放送信号、及び、前記表示手段で表示する前記映像に対応する音声を出力することを特徴とする。これにより、表示手段に、テレビ放送を表示するとことができる。したがって、テレビ放送を通じて、装置に関する情報以外の情報や画像を提供することができる。
本発明の電解水供給装置において、前記制御部は、前記出水手段から出水する前記電解水の水素イオン濃度を前記電解水の状態として前記表示部に表示させることを特徴とする。これにより、使用する電解水の状態を情報として得ることができ、消毒や洗浄に適した電解水であるか否かを確認することができる。
また、本発明の電解水供給装置において、前記出水手段は、前記電解水を噴霧するように出水することを特徴とする。これにより、広範囲に電解水を出水することができるため、効率的に消毒や洗浄が行える。
さらに、本発明の電解水供給装置において、前記電解槽で生成された酸性の前記電解水を貯蔵する酸性電解水貯蔵部と、前記電解槽で生成されたアルカリ性の前記電解水を貯蔵するアルカリ性電解水貯蔵部とを備えることを特徴とする。これにより、生成した酸性又はアルカリ性の電解水を貯めておくことができる。そのため、消毒及び洗浄を必要とする際に原水の電解を待つことなく酸性又はアルカリ性の電解水を使用することができる。
またさらに、本発明の電解水供給装置において、前記電解槽で生成される酸性の前記電解水とアルカリ性の前記電解水とを混合する混合部を有し、前記混合部は、前記出水手段で出水する前記電解水の水素イオン濃度を調節することを特徴とする。これにより、消毒や洗浄に適した酸性電解水及びアルカリ性電解水を出水することができる。
本発明の電解水供給装置は、原水を電解することによって酸性又はアルカリ性の電解水を供給することができ、酸性の電解水によって細菌等の殺菌消毒や、たんぱく質等による汚れの洗浄等を行うことができる。また、水素イオン濃度によっては飲料水を提供することもできる。さらには、表示手段によって、所定の情報又は画像を表示することで、装置に関する情報以外の情報や画像を提供することができる。
以下、本発明の電解水供給装置について図面を用いて説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の電解水供給装置の外観の一例を示す図である。図2は、本発明の電解水供給装置の内部構造の一例を示すブロック図である。本発明の電解水供給装置は、図1のように、装置本体101に、電解水を出水する出水手段である出水口19を備えるカバー体103と、出水口19から出水された電解水を受け取る受皿体102と、表示手段である表示部30と、音声出力手段である音声出力部35とを備えている。また、装置を制御するスイッチ群104を有している。
また、装置本体101内部には、図2のように、供給手段として供給部10、電解質添加部11、切替部12、出水口19と、電解槽20と、制御部39と、記憶部37と、受信部38とを備えている。
この装置本体101は、略直方体の一部を切り取ったような断面をコの字状の外観形状を有している。また、この装置本体101には、装置を駆動させるための通電コードが形成され、この通電コードを介して電源と電気的に接続させることで、電解槽20での電解反応、装置内のポンプやバルブ等の動作、表示部30及び音声出力部35の動作を可能とする。
受皿体102は、中心に穴を有し、縁から穴に向かって傾斜するように形成された皿状の部材で、装置本体101の下部に備えられている。この受皿体102は、カバー体103内の出水口19から出水した電解水を受け取り、中心の穴から配管等を通じて装置本体101内の図示されない排水タンクに集められる。この排水タンクは、着脱自在に装置本体101内部に装着されており、集められた電解水を適宜捨てることができる。
カバー体103は、内部に装置下方に向かって電解水を出水する出水口19を有し、この出水口19の周囲を囲うような形状である。このカバー体103は、受皿体102の上方に離間するように容器本体101に備えられている。この出水口19は、容器本体101の内部の図示されない下記で説明する電解槽20と接続されている。この出水口19は、複数の穴があけられ、電解水を噴霧するように形成されていてもよく、スプレーノズル等が備え付けられていてもよい。これにより、広範囲に電解水を出水することができるため、効率的に消毒や洗浄が行える。また、このカバー体103は、この出水口19を囲うように形成され、出水口19から出水される電解水の出水範囲を限定することができる。
このカバー体103には、離間して配されている受皿体102との間に、消毒洗浄するものを挿入した際に、それを感知するセンサを備えていてもよい。このセンサが消毒や浄するものがカバー体103の下方に挿入されたことを感知して、所定量の電解水を出水させることもできる。これにより、装置に触れずして消毒洗浄を行うことができる。
また、出水口19から出水したことを感知して、消毒洗浄を行うもの付着した電解水を乾燥させる温風噴出部や、紫外線によって殺菌を行う紫外線照射部等を備え付けていてもよい。このように、電解水の出水後に自動的に温風や紫外線照射を行うことで、装置に触れずして消毒や洗浄を行うことができる。
供給部10は、酸性とアルカリ性の電解水の生成に必要な原水を電解槽20に供給する。この供給部10は、ポンプやバルブ等で構成され、電解槽20に配管等で接続されることで原水の流路が形成されている。したがって、スイッチ群104を介した操作に応じてポンプやバルブを制御し、電解槽20に供給する原水の量を調整することができる。供給部10で電解槽20に供給する原水は、タンク等の容器に貯蔵されて装置内に搭載されていても、例えば水道の蛇口のように装置外の原水を装置内に直接導入させていてもよい。
また、供給部10と電解槽20とを接続する配管の途中で電解質が添加されるように電解質添加部11が備えられている。この電解質添加部11によって電解質が原水に添加される。原水に電解質が添加されることで、電解槽20における原水の電解が効率的に行われる。この添加される電解質としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなどの塩等が挙げられる。この電解質の添加方法としては、特に限定するものではないが、原水の一部を電解質が備えられた電解質添加部11に通過させたり、電解質をそのまま又は溶液として原水に加えたりして、電解質を原水に添加してもよい。
また、この原水は、原水中の不純物を取り除くために、供給部10にフィルタや活性炭等を備えていてもよい。これにより、原水内の不純物が減少し、効率的に電解を行うことができる。また、この原水を使用して電解槽20で生成した酸性やアルカリ性の電解水の水素イオン濃度を調節する際にこれら電解水への不純物の影響を少なくすることができる。さらに、水素イオン濃度が調製されたアルカリ性電解水を飲料水とする場合であっても、不純物による味や匂い等への影響を少なくすることができる。
電解槽20は、隔膜21を挟んで、陽極22と、陰極23とが対向するように配置されている。この陽極22と陰極23は、図示されていない電源装置に接続されている。この電解槽20に供給部10から電解質が添加された原水が供給されることで、原水の電解が起こり、陽極22側に酸性の電解水、陰極23側にアルカリ性の電解水が生成する。この隔膜21は、例えば、電解槽20内で発生するイオンを透過させるイオン交換膜を利用することができる。また、陽極22及び陰極23は、例えば、白金やチタン等の金属により形成され、白金チタンコーティングされた電極も使用することができる。
電解槽20の陽極22側には、発生した酸性の電解水の流れる流路が例えば配管等により形成されている。この流路は、切替部12に酸性の電解水を供給するように形成されていればどのような態様であってもよい。
電解槽20の陰極23側も同様に、発生したアルカリ性の電解水の流れる流路が配管等により形成されている。この流路は、切替部12にアルカリ性の電解水を供給するように形成されていればどのような態様であってもよい。これにより、電解槽20で発生した酸性とアルカリ性の電解水は、混ざらずに切換部12に供給される。
切替部12は、電解槽20と出水口19との間に設けられ、供給された酸性の電解水とアルカリ性の電解水のうち、いずれか一方を出水口19に供給するように切り替えることができる。例えば、図3のように、陽極22側からの流路と陰極23側からの流路が合流し、出水口19に供給されるような流路が形成されている。そして、その合流点の上流側の陽極22側からの流路及び陰極23側からの流路それぞれにバルブ1、バルブ2が設けられている。このバルブ1及びバルブ2をスイッチ群104の操作を介して開け閉めすることで出水口19に供給させる電解水を切り替えることができる。また、水素イオン濃度を調節したい場合、このバルブ1及びバルブ2を制御することで、酸性とアルカリ性の電解水のそれぞれの流量を調節し、所要の水素イオン濃度とすることも可能である。
そして、切換部12から出水口19に供給される電解水は、水素イオン濃度を測定する測定手段として、pHセンサ14を備えていてもよい。このpHセンサ14は、測定した結果を表示部30に表示するために、制御部39に送信することができる。
出水口19は、酸性又はアルカリ性の電解水を出水し、カバー体103内に備えられている。したがって、この出水口19は、供給される酸性又はアルカリ性電解水に例えばポンプなどでの圧力を加え、酸性又はアルカリ性の電解水を出水する。
この出水口19は、供給された酸性又はアルカリ性の電解水を噴霧できるような形状となっていてもよい。例えば、出水口19に小さい穴が複数設けられ、この穴に向かって各電解水を圧送させることで、電解水を噴霧することができる。また、スプレーノズルを設けてもよい。この場合、生成した電解水を噴霧することで、広範囲に電解水を出水することができ、消毒や洗浄において効率的である。
装置本体101に備えられているスイッチ群104は、供給部10、切換部12に、操作の内容に応じた信号を送信し、装置全体を制御する。このスイッチ群104に応じて装置内部のポンプの稼動やバルブの開け閉め等を制御し、出水口19を有するカバー体103から酸性又はアルカリ性の電解水を出水する。また、制御部39を制御し、画像を表示部30に表示させ、その表示された画像に対応する音声を音声出力部35から出力させるように制御部39に信号を送信する。
表示部30は、装置本体101のカバー体103の上方に備えられている。そして、表示部30に表示される画像に対応する音声を出力する音声出力部35は、表示部30の近傍に備えられている。これら、表示部30及び音声出力部35は、制御部39に制御されている。表示部30で表示する画像及び音声出力部で出力する画像に対応する音声は、装置内101に備えられる受信部38又は記憶部37から制御部39を介して表示部30及び音声出力部35に提供される。また、表示部30に表示される画像が音声を出力しないものである場合、音声出力部35は、表示される画像に対応して音声を出力しないようにすることもできる。そして、表示部30は、制御部39を介して、水素イオン濃度を測定するpHセンサ14の値を受け取り表示することもできる。この画像とpHセンサ14の値は、同時に表示部30に表示されてもよいが、それぞれ単独で表示させることもできる。表示部30に表示さえる画像としては、特に限定されるものではなく、静止画、動画、文字、記号等、種々のものが挙げられる。例えば、料理のレシピ等が表示されてもよく、レシピと一緒にその料理の完成した写真を表示させてもよい。
受信部38は、装置本体101外部にあるテレビ放送信号を受信するアンテナやケーブルに接続されるコネクタで、装置本体101外部に臨むように形成されている。この受信部38にテレビ放送信号を受け取るアンテナやケーブルを接続することで、受信部38がテレビ放送信号を受け取ることができる。この受信部38は、スイッチ群38の操作に基づいて制御部39に制御される。受信部38で受信した信号が制御部39に送信され、その信号に基づいて表示部30に表示できるような画像と、その画像に対応する音声とを制御部39で生成する。そして、制御部39の制御により画像を表示部30で表示し、音声を音声出力部35から出力する。このように、テレビ放送信号を受信する受信部を備え、テレビ放送を表示部30に表示することで、装置に関する情報以外の情報や画像を提供することができる。
家庭内においても、病気等の原因となる細菌やカビ胞子等に注意し、消毒洗浄が念入りに行われている。特に、このような細菌やカビ胞子等の汚染物は、食事とともに体内に摂取されることが多く、料理を行うキッチン周辺は特に注意されている。そのため、消毒や洗浄に効果を発揮する電解水を供給する本発明の電解水供給装置のような装置は、キッチン周辺に置かれることが多い傾向にある。一方、食事に対して気を使う人々が増え、料理のレシピがテレビ放送等で公開されている。キッチンでは、料理のレシピを見ながら食事を作ることもある。テレビ放送で放映される料理のレシピは、キッチン周辺にテレビを置いていない限りテレビ放送を見ながら作ることができず、通常、そのレシピをメモ用紙等に記載して作ることが行われている。しかしながら、キッチン周辺は濡れていることが多く、メモ用紙等が水にぬれ、記載されているレシピが見られなくなってしまうこともあった。また、完成された料理を想像しながら作るため、必ずしもテレビ放送で放映された料理を再現することができないという難点もあった。
例えば、このような状況で、本発明の電解水供給装置は、水に濡れて見られなくなるメモ用紙を使用することがなく、レシピを確認することができる。また、キッチン周辺に置かれることで、テレビ放送を見ながら食事を作ることもできるため、放映される料理のレシピや完成した料理を見ながら食事が作れる。したがって、放映された料理をより忠実に再現することもできる。さらに、料理をしながら他の情報も得ることができ、好適である。
記憶部37は、表示部30に表示する画像と、その画像に対応して音声出力部35で出力する音声とを記憶している。この記憶部37スイッチ群104の操作に基づいて制御部39により制御される。制御部39は、記憶部37で記憶された画像と音声とを読み出し、画像を表示部30に表示させ、それに対応する音声を音声出力部35に出力させる。そして、この記憶部37は、スイッチ群104の操作に基づいた制御部39の制御により、受信部38で受信したテレビ放送信号を画像及びその画像に対応する音声として記憶することができる。これにより、いつでも所望の画像を見ることができ、複数回見ることも可能である。この記憶部37は、ハードディスク等のような記憶装置を装置内部に内蔵させるようなものであってもよいが、画像や音声が記憶された記録媒体等を装置内に適宜挿入するようなものであってもよい。
上述のような構造を有する本発明の電解水供給装置は、図示されていない電源と電気的に接続し、スイッチ群104の操作によって作動させることができる。本発明の電解水供給装置から電解水を出水させる場合、スイッチ群104を操作することで、電解槽20に原水を供給し、酸性とアルカリ性の電解水を調製する。まず、水等の原水を供給部10の例えばポンプやバルブを作動させ、電解槽20に供給する。このとき、ポンプやバルブ等をスイッチ群104に基づいて制御部39で制御することによって流量等を調整することもできる。
そして、原水が供給部10から電解槽20に供給される際、電解質添加部15により電解質が原水に添加される。そして、電解質が添加された原水は、電解槽20に流入する。電解槽20は、電源と電気的に接続さており、隔膜21を介して陽極22側と陰極23側とで、供給された原水の電解反応を行うことができる。
例えば、水に塩化ナトリウムを添加すると、陽極22側では、水素イオン(H)が発生し、陰極23では、水酸化物イオン(OH)が発生する。したがって、陽極22側では、酸性の電解水となり、陰極23側では、アルカリ性の電解水となる。このように、電解槽20による電解によって酸性電解水とアルカリ性電解水とを生成することができる。このとき、陽極22側には、塩化ナトリウム由来の塩化物イオン(Cl)によって次亜塩素酸も生成する。この酸性電解水は殺菌性に優れ、アルカリ性電解水はたんぱく質をはじめとする有機物に対して高い洗浄効果を示す。
電解槽20の陽極22側で生成した酸性電解水は、陽極22側に形成された流路を通じて、切替部12に供給される。同様に、電解槽20の陰極23側で生成したアルカリ性電解水は、陰極23側に形成された流路を通じて、切替部12に供給される。そして、この切替部12を制御して出水口9から所要の電解水を出水することができる。この電解水を消毒や洗浄に用いることができる。
例えば、図3のように、切替部12の酸性とアルカリ性の電解水の合流点上流側のバルブ1及びバルブ2の開け閉めによって各電解水の出水を切り替えることができる。この場合、バルブ1のみを開けることで、酸性の電解水を出水することができる。また、バルブ2のみを開けることで、アルカリ性の電解水を出水することができる。
このとき、pHセンサ14出水される電解水の水素イオン濃度を測定する。その値を制御部39に送信し、制御部39の制御によって、表示部30に表示される。この値を表示することで、電解水の状態を確認することができ、この数値から消毒や洗浄に適した電解水であるか否かを確認することもできる。
この表示部30は、スイッチ群104の操作に基づいて画像を表示することができる。この画像は、受信部38で受信したテレビ放送信号に基づく画像又は記憶部37に記憶された画像である。この画像の選択は、表示部30を確認しながらスイッチ群104の操作によって適宜選択することもできる。このとき、音声出力部35は、表示部30に表示される画像に対応する音声を出力する。これにより、電解水に関する情報以外の画像を表示することができる。
したがって、本発明の電解水供給装置は、原水を電解することによって酸性又はアルカリ性の電解水を供給することができ、酸性の電解水によって細菌等の殺菌消毒や、たんぱく質等による汚れの洗浄等を行うことができる。また、水素イオン濃度によっては飲料水を提供することもできる。さらには、表示手段によって、画像を表示することで、装置に関する情報以外の情報や画像を提供することができる。
本発明の電解水供給装置は、電解槽20で生成された酸性の前記電解水を貯蔵する酸性電解水貯蔵部と、電解槽20で生成されたアルカリ性の前記電解水を貯蔵するアルカリ性電解水貯蔵部とを備えてもよい。この場合、酸性電解水貯蔵部は、電解水20の陽極22側に形成された流路の切換部12よりも上流側に備えられる。また、アルカリ性電解水貯蔵部は、電解水20の陰極23側に形成された流路の切換部12よりも上流側に備えられる。これら貯蔵部を備えることで、生成した酸性又はアルカリ性の電解水を貯めておくことができる。そのため、消毒及び洗浄を必要とする際に原水の電解を待つことなく酸性又はアルカリ性の電解水を使用することができる。
[実施の形態2]
本発明の電解水供給装置は、図4のように、実施の形態1で説明した電解水供給装置に酸性とアルカリ性の電解水を混合する混合部18を備えたものである。その他の部材については、実施の形態1と同様であるので、同一番号を付して説明を省略する。また、実施の形態2で示す電解水供給装置の外観形状も略同様であるため説明を省略する。
混合部18は、電解槽20の陽極22側及び陰極23側と配管等によってそれぞれ接続され、生成した酸性とアルカリ性の電解水が供給されるように流路が形成されている。この混合部18の酸性及びアルカリ性の電解水の流入口近傍には、図示されないバルブ等が備えられ、酸性やアルカリ性の電解水の流入量がスイッチ群104の操作に基づいて制御される。この酸性とアルカリ性の電解水の混合部18への流入量を制御することで、所定の水素イオン濃度を有する電解水を作り出すことができる。この流路は、図4のように、切換部12への流路の途中で分岐するように設けられていてもよいが、電解槽20の陽極22側及び陰極23側にそれぞれ直接接続されていてもよい。また、混合部18は、供給部10から必要な量の原水が供給されるように接続されている。
この混合部18は、電解槽20で生成した酸性とアルカリ性の電解水と混合して、水素イオン濃度を調節した電解水を生成することができる。混合部18で酸性とアルカリ性の電解水が混合することで生成した電解水は、出水口19に供給される。この出水口19から出水される。この出水される電解水の水素イオン濃度は、pHセンサ14によって測定され、その値は、出水する電解水の状態として、制御部39を介して表示部30に表示される。
これにより、消毒や洗浄を行うものの性質、殺菌する菌や洗浄する有機物の種類等によって、最適な水素イオン濃度を調節して消毒や洗浄を行うことができ、消毒や洗浄に適した電解水を供給することができる。また、水素イオン濃度(pH)が9〜10程度のアルカリ性電解水(いわゆるアルカリイオン水)は、飲料水として利用することができる。したがって、本発明の電解水供給装置は、飲料水も生成することができる。
上述のように、出水する電解水は、pHセンサ14によって水素イオン濃度が測定され、電解水の状態として制御部39を介して表示部30に表示される。このとき、電解水の温度や硬度も同様に、温度センサや硬度センサ等で測定し、その測定値を電解水の状態として制御部39を介して表示部30に表示させてもよい。
本発明の電解水供給装置の一例の外観を示す図である。 本発明の電解水供給装置の内部機構を示すブロック図である。 本発明の電解水供給装置の切替部の機構を示す図である。 本発明の電解水供給装置の内部機構を示すブロック図である。
符号の説明
10 供給部
15 電解質添加部
20 電解槽
21 隔膜
22 陽極
23 陰極
12 切換部
14 pHセンサ
19 出水口
30 表示部
35 音声出力部
37 記憶部
38 受信部
39 制御部
104 スイッチ群

Claims (6)

  1. 原水を電解することで生成した酸性又はアルカリ性の電解水を出水させる電解水供給装置であって、
    前記原水から電解によって酸性又はアルカリ性の電解水を生成する電解槽と、
    前記電解槽に前記原水を供給する供給手段と、
    前記電解槽で生成した前記電解水を出水する出水手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    表示部に表示される前記画像に対応する音声を出力する音声出力手段と、
    前記表示手段を制御し、前記出水手段から出水される前記電解水の状態を前記表示手段に表示させる制御部とを有することを特徴とする電解水供給装置。
  2. テレビ放送信号を受信する受信手段を備え、
    前記表示手段は、前記受信手段で受信した前記テレビ放送信号に基づいた画像を表示し、
    前記音声出力手段は、前記受信手段で受信した前記テレビ放送信号、及び、前記表示手段で表示する前記映像に対応する音声を出力することを特徴とする請求項1記載の電解水供給装置。
  3. 前記制御部は、前記出水手段から出水する前記電解水の水素イオン濃度を前記電解水の状態として前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の電解水供給装置。
  4. 前記出水手段は、前記電解水を噴霧するように出水することを特徴とする請求項1記載の電解水供給装置。
  5. 前記電解槽で生成された酸性の前記電解水を貯蔵する酸性電解水貯蔵部と、
    前記電解槽で生成されたアルカリ性の前記電解水を貯蔵するアルカリ性電解水貯蔵部とを備えることを特徴とする請求項1記載の電解水供給装置。
  6. 前記電解槽で生成される酸性の前記電解水とアルカリ性の前記電解水とを混合する混合部を有し、
    前記混合部は、前記出水手段で出水する前記電解水の水素イオン濃度を調節することを特徴とする請求項1記載の電解水供給装置。
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