JP2012061468A - 電解水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる種類の電解生成水が選択的に注出される注出管路に注出ノズル装置を備える電解水生成装置において、注出ノズル装置の注出ノズルから吐出する電解生成水の種類を視認により確認するようにする。
【解決手段】注出ノズル装置300に発光色の異なる複数の発光素子LEDを内蔵し、発光素子LEDは、選択的に注出される電解生成水の種類に応じて異なる色に発光して、注出ノズルまたは注出ノズルから吐出する電解生成水を視認可能に照明するとにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電解水生成装置に関する。
電解水生成装置の一形式として、有隔膜電解槽にて生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する2本の導出管路と、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水を選択的に注出する1本の注出管路と、各導出管路と注出管路のと間に介在し切替動作により各導出管路を注出管路に選択的に接続する切替手段と、注出管路の先端に接続された水栓金具を備え、切替手段の切替動作により、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水を注出管路に選択的に注出して水栓金具を通して吐出する形式の電解水生成装置がある(特許文献1)。
当該特許文献1にて提案されている電解水生成装置は、洗面化粧台に装備されているもので、電解分解装置(有隔膜電解槽)にて生成された各電解生成水(酸性イオン水およびアルカリイオン水)のそれぞれを収容する酸性イオン水用タンクおよびアルカリイオン水用タンク、各イオン水用タンクに接続された各導出管路と、水栓金具に接続した注出管路と、導出管路と注出管路との間に介在し各導出管路を注出管路に選択的に接続する電磁弁を備える構成のものである。
当該電解水生成装置の水栓金具には、アルカリイオン水用の操作スイッチと酸性イオン水用の操作スイッチが設けられていて、所望のスイッチを操作することにより、水栓金具から、所望するアルカリイオン水または酸性イオン水が選択的に吐出するようになっている。当該電解水生成装置、または、当該電解水生成装置を装備する洗面化粧台には、当該化粧台の使用者が、水栓金具から吐出している電解生成水がアルカリイオン水か酸性イオン水かを、使い勝手のうえから、視認により確認することができるようにすることが望まれる。
一方、当該電解水生成装置とは形式を若干異にする電解水生成装置には、使用者が所望の電解生成水(イオン水:アルカリ強、アルカリ中、アルカリ弱、酸性)を選択した場合に、選択した電解生成水の種類を、操作パネルの液晶パネルに表示するように構成した電解水生成装置(イオン水生成器)が提案されている(特許文献2を参照)。
当該特許文献2にて提案されているイオン生成器においては、注出ノズル(注出管路)、排出ノズル(排出管路)、浄水注出管路、注出ノズルに排出ノズルおよび浄水注出管路を選択的に接続する三方弁を備え、三方弁の切替動作により、注出ノズルから各種のイオン水(アルカリ強、アルカリ中、アルカリ弱、酸性)が注出されるようになっている。所望の種類の電解生成水の選択は、操作パネルに設けたスイッチの各操作部によって行われ、選択した操作部の操作に応じて、操作部に対応する数のLEDが液晶パネルの背部にて点灯するように構成されている。
実開平4−14195号公報 特開2002−66559号公報
ところで、特許文献2にて提案されているイオン水生成器においては、選択した種類のイオン水を表示する手段は、液晶パネルの背部に設けた多数のLEDであって、使用者の選択したイオン水の種類に応じて、設定された数のLEDが点灯するようになっている。例えば、使用者が(アルカリ強)のイオン水を選択した場合には、レベル表示部には9個のレベルが表示され、(アルカリ中)のイオン水を選択した場合には、レベル表示部には6個のレベルが表示され、(アルカリ弱)のイオン水を選択した場合には、レベル表示部には4個のレベルが表示される。
従って、当該イオン水生成器によれば、現在吐出しているイオン水が如何なる種類のイオン水であるのか知りたい場合には、操作パネルに設けた表示パネルのレベル表示部のレベル表示を確認して、レベル表示をイオン水の種類に対比して確認することになり、このような イオン水の種類の確認は、イオン水の使用者にとっては極めて面倒である。
本発明の目的は、本願発明が適用対象とする電解水生成装置において、電解生成水の採取者や使用者等が現に吐出している電解生成水が、選択した所望の種類の電解生成水であることを、吐出する電解生成水および/または注出ノズル部を視認することによって、容易に確認することができるようにすることにある。
本発明は、電解水生成装置に関する。本発明が適用対象とする第1の電解水生成装置は、有隔膜電解槽にて生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する2本の導出管路と、前記電解生成酸性水および前記電解生成アルカリ性水を選択的に注出する1本の注出管路と、前記各導出管路と前記注出管路との間に介在し切替動作により前記各導出管路を前記注出管路に選択的に接続する注出弁装置と、前記注出管路の先端部に接続された注出ノズル装置を備え、前記注出弁装置の切替動作により、前記電解生成酸性水および前記電解生成アルカリ性水を前記注出管路に選択的に注出して前記注出ノズル装置を構成する注出ノズルを通して吐出する形式の電解水生成装置である。
また、本発明が適用対象とする第2の電解水生成装置は、有隔膜電解槽にて生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する2本の導出管路と、前記電解生成酸性水、前記電解生成アルカリ性水およびこれら両電解生成水の混合した電解生成水を選択的に注出する1本の注出管路と、前記各導出管路と前記注出管路との間に介在し切替動作により前記各導出管路を前記注出管路に選択的にまたは同時に接続する注出弁装置と、前記注出管路の先端部に接続された注出ノズル装置を備え、前記注出弁装置の切替動作により、前記電解生成酸性水、前記電解生成アルカリ性水およびこれら両電解生成水の混合した電解生成水を選択的に前記注出管路に注出して、前記注出ノズル装置を構成する注出ノズルを通して吐出する形式の電解水生成装置である。
しかして、これらの第1および第2の電解水生成装置が装備する注出ノズル装置は、発光色の異なる複数の発光素子を内蔵し、前記各発光素子は選択的に注出される電解生成水の種類に応じて異なる色に発光して、前記注出ノズル部または前記注出ノズルから吐出する電解生成水を視認可能に照明することを特徴とするものである(請求項1,2に係る発明)。
当該電解水生成装置においては、前記注出ノズル装置を、円筒状のノズル部の長手方向の中間部に外向きフランジ状の棚部を有し前記ノズル部の上端部にて前記注出管路の先端部に接続される透明樹脂からなるノズル本体と、前記ノズル本体を所定間隔を保持して外嵌する不透明樹脂からなる円筒状のアウタパイプと、前記ノズル本体のノズル部の下端部に取付けられた状態で前記アウタパネルの下端開口部に嵌着されている透明樹脂からなる円盤状の散水スペーサを備えた構成とし、前記各発光素子を、前記ノズル本体の棚部上に前記ノズル部の外周を取巻く状態に配置して支持する構成とすることができる(請求項3に係る発明)。
また、当該注出ノズル装置においては、注出ノズル装置を構成する前記散水スペーサをレンズ状に形成して、前記発光素子にて発光する光を、前記ノズル本体のノズル部から吐出する電解生成水の中央部に収束すべく機能するように構成することができる(請求項4に係る発明)。
本発明に係るこれらの第1および第2の電解水生成装置においては、電解生成水の採取者(使用者を含む)が、操作パネルに設けてある選択スイッチを操作して採取すべき電解生成水の種類を選択した場合には、制御装置は出力される選択信号(指示信号)に基づいて、注出弁装置を構成する弁部を切替動作して、選択された所望の電解生成水を注出管路に注出し、注出された電解生成水を注出ノズル装置を構成する注出ノズルを通して吐出させる。
電解生成水の採取者は、例えば電解生成酸性水を選択した場合には、制御装置は注出弁装置を切替動作して電解生成酸性水の導出管路を注出管路に接続し、注出管路を通して、電解生成酸性水を注出ノズル装置の注出ノズルから吐出させる。また、電解生成水の採取者が例えば電解生成アルカリ性水を選択した場合には、制御装置は注出弁装置を切替動作して電解生成アルカリ性水の導出管路を注出管路に接続し、注出管路を通して、電解生成アルカリ性水を注出ノズル装置の注出ノズルから吐出させる。
また、電解生成水の採取者は、第2の電解水生成装置において、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の混合した電解生成水(弱酸性、略中性、弱アルカリ性)を選択して注出ノズルから吐出させる場合、注出ノズル装置が内蔵する各発光素子は、選択された混合された電解生成水に対応する色として予め設定されている色を発光して、注出ノズルおよび/または吐出する電解生成酸性水を照射する。
従って、当該注出ノズル装置を装備する本発明に係るこれらの電解水生成装置によれば、電解生成水の採取者は、選択した所望の電解生成水を採取する状態において、注出ノズル部や吐出している電解生成水を視認すれば、所望の種類の電解生成水が吐出していることを容易に確認することができる。電解生成水の採取する際の、注出ノズル部や吐出している電解生成水の視認は、採取する状態で自然になされることであり、決して見落とすことのない視認である。
しかして、当該注出ノズル装置を請求項3にて規定する構成を採れば、各発光素子は注出ノズルや吐出している電解生成水を効率よく照明して、視認性を向上させることができるとともに、当該注出ノズル装置の散水スペーサを請求項4に規定する形状とすれば、当該散水スペーサのレンズ機能によって、発光素子にて発光する光を、ノズル本体のノズル部から吐出する電解生成水の中央部に収束させることができて、視認性を一層向上させることができる。
本発明が適用対象とする電解水生成装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る電解水生成装置が装備する注出ノズル装置の縦断側面図である。 本発明に係る電解水生成装置が装備する注出弁装置を構成する弁本体の縦断側面図である。 当該注出弁装置の弁本体を構成する構成部材を示す背面図である。 当該注出弁装置の注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。 当該注出ノズル装置を構成する各構成部材の縦断側面図および平面図である。 当該注出ノズル装置を構成する各LEDの配置状態を示す平面図である。 当該注出ノズル装置を構成する散水スペーサの変形例の2つの例を示す縦断面図である。 当該注出弁装置の変形例の注出弁装置の弁本体を構成する構成部材を示す背面図である。 変形例の注出弁装置の注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。
本発明は電解水生成装置に関する。本発明に係る第1の電解水生成装置は、有隔膜電解槽にて生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する2本の導出管路と、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水を選択的に注出する1本の注出管路と、各導出管路と注出管路との間に介在し切替動作により各導出管路を注出管路に選択的に接続する注出弁装置と、注出管路の先端部に接続された注出ノズル装置を備え、前記注出弁装置の切替動作により、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水を注出管路に選択的に注出して、注出ノズル装置を構成する注出ノズルを通して吐出させるものである。
図1には、本発明が適用対象とする第1の電解水生成装置の一例を示し、図2には、当該電解水生成装置を構成する注出管路の先端部に本発明で規定する注出ノズル装置を接続した一実施形態を示している。
また、図3〜図5には、当該電解水生成装置が装備する注出弁装置を示し、図6には、当該注出ノズル装置の構成部材を示している。本発明に係る電解水生成装置の一実施形態は、図1に示す電解水生成装置に、図6に示す注出ノズル装置を図2に示すように接続して構成されている。
本発明の一実施形態に係る当該電解水生成装置は、図1に示すように、有隔膜電解槽10、一対の専用の貯溜タンク20a,20b、被電解水の供給管路30a、各電解生成水の導出管路30b,30cを備えていて、各貯溜タンク20a,20bは導出管路の途中に配設されている。当該電解水生成装置においては、被電解水として食塩の希薄水溶液を採用しているもので、供給管路30aの給水管路部31の下流側に濃塩水を供給する供給管路部32が接続されている。
被電解水を調製する原水は、給水源から減圧弁33a、軟水器33b、フィルタ33c、減圧弁33dおよびウォータバルブ33eを通して流入し、この間、濃塩水は濃塩水タンク34aから塩水供給ポンプ34bを通して、給水管路部31のウォータバルブ33eより下流側に供給される。濃塩水の供給量は、塩水供給ポンプ34bの作用によって設定された供給流量に制御されていて、給水管路部31の下流側の管路部内では設定された流量の原水と均一に混合して、設定された所定濃度の希薄食塩水が調製される。調製された希薄食塩水は被電解水として、各流量センサ35a,35bを経て有隔膜電解槽10の各電解室に供給される。
有隔膜電解槽10はそれ自体公知のもので、隔膜にて区画された一対の電解室11,12を備えている。各電解室11,12の上流側には、給水管路30aを構成する給水管路部31の各分岐管路部が接続されている。また、各電解室11,12の下流側には、導出管路30b,30cを構成する上流側の導出管路部36a,36bが接続されている。各導出管路36a,36bは、各貯溜タンク20a,20bに接続されており、各貯溜タンク20a,20bには、導出管路30b,30cを構成する下流側の導出管路部36c,36dが接続されている。注出弁装置100は、2本の導出管路部36c,36dと1本の注出管路30dとの間に介在している。
かかる構成の当該電解水生成装置は、希薄食塩水を被電解水とするもので、当該電解水生成装置の電解運転では、各電解室11,12に配設してある各電極に設定された一定の電圧を印加することにより、設定された電解条件の下で有隔膜電解が行われる。例えば、電解室11が陽極側電解室で電解室12が陰極側電解室である場合には、電解室11で生成された電解生成酸性水は、導出管路30bの上流側管路部36aを通して貯溜タンク20aに導出されて貯溜タンク20aに貯溜される。また、電解室12で生成された電解生成アルカリ性水は、導出管路30cの上流側管路部36bを通して貯溜タンク20bに導出されて、貯溜タンク20bに貯溜される。貯溜タンク20a,20bに一旦貯溜された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、第1注出弁装置100を開放操作することにより注出管路30dに選択的に注出される。
当該電解水生成装置の電解運転において、各電解室11,12の各電極の極性を定期的に反転させて、電解室11を陰極側電解室に変更させるとともに、電解室12を陽極側電解室に変更させる。この結果、電解室11では電解生成アルカリ性水が生成され、生成された電解生成アルカリ性水は上流側流出管路36aを通って貯溜タンク20aに貯溜されるとともに、電解室12では電解生成酸性水が生成され、生成された電解生成酸性水は上流側流出管路36bを通って貯溜タンク20bに貯溜される。
この場合、貯溜タンク20aにおいては、切替弁21を切替えて、内部に残留する電解生成酸性水を完全に排出し、その後、電解生成アルカリ性水を貯溜するようにする。また、貯溜タンク20bにおいては、切替弁22を切替えて、内部に残留する電解生成アルカリ性水を完全に排出し、その後、電解生成酸性水を貯溜するようにする。これにより、貯溜タンク20aは電解生成アルカリ性水専用の貯溜タンクに変更され、また、貯溜タンク20bは電解生成酸性水専用の貯溜タンクに変更されることになる。
しかして、注出弁装置100は、図3および図4に示すように、弁本体100a、および、弁本体100aを構成する弁体を回転駆動させる駆動機構100bにて構成されている。弁本体100aは、導入側ケース110,導入側弁部120、弁体130、注出側弁部140、および、注出側ケース150を備えている。
導入側ケース110は、軸方向に延びて開口する円筒状の本体111と、本体111の奥壁部の中心部から一方に延びる円筒状の突起部112および他方に延びる段付き状の突起部113を備えるとともに、本体111の奥壁部の下方部には、同下方部を貫通して一方へ並列して延びる左右一対の導入通路114,115を備えている。導入側弁部120は、円板状のシール部材からなるもので、中心部には、導入側ケース110の 段付き状の突起部113に対向する角状の嵌合孔121と、導入側ケース110の各導入通路114,115に対向する一対の円形状の導入孔122,123を備えている。
弁体130は、円形状の弁体部131と、弁体部131の中心部ら他方へ延びる段付き状の支持軸132を備えるとともに、弁体部131の中心部には、導入側ケース110の 段付き状の突起部113に対向する角状の嵌合孔133と、導入側弁部120の各導入孔122,123に選択的に対向可能な円形状の連通孔134を備えている。注出側弁部140は、円板状のシール部材からなるもので、中心部には弁体130の支持軸132に対向する角状の貫通孔141と、導入側弁部120の各導入孔122,123、および、弁体130の連通孔134に常時対向する円弧状の注出孔142を備えている。
注出側ケース150は、軸方向に延びて開口する円筒状の本体151と、本体151の奥壁部の中央部を他方向に延びて両方向に開口する支持筒152と、本体151の奥壁部の底部に開口するとともに下方に延びて開口する注出通路153を備えている。
当該注出弁装置100においては、注出側弁部140が注出側ケース150の本体151の内部に嵌合されて奥壁部の当接して収容され、弁体130がその支持軸132を注出側弁部140の貫通孔141、および、注出側ケース150の支持筒152を液密的に貫通させて本体151内に嵌合されて収容され、導入側弁部120が本体151の内部に嵌合されて弁体130の弁体部131に当接して収容され、導入側ケース110が本体151内に液密的に嵌合されてその突起部113を導入側弁部120の嵌合孔121、および、弁体130の支持孔132に嵌合されて収容されている。この状態で、導入側ケース110の突起部112に押圧プレート101を外嵌するとともに、コイル状の圧縮スプリング102を外嵌し、蓋体103を導入側ケース110の各導入通路114,115に外嵌した状態で取付けられている。
駆動機構100bは、当該弁本体100aに搭載されている。駆動機構100bは、ギヤモータ160、ギヤ列170、および、フォトセンサー180を備えていて、ギヤモータ160は、注出弁装置100の図示しないハウジング内に取付けられている。ギヤ列170を構成する小径の入力ギヤ171は、ギアモータ160の出力軸161上に一体回転可能に取付けられていて、弁体130の支持軸132上に一体回転可能に取付けられている大径の出力ギヤ172と噛合している。フォトセンサー180は、センサー本体181とセンサー用スリット板182からなり、センサ本体181は図示しないハウジング内に取付けらており、また、スリット板182は弁体130の支持軸132上にスペーサ104を介して一体回転可能に取付けられている。センサー本体181は、スリット板182の外周縁部に所定間隔を保持した状態で遊嵌している。
駆動機構100bを構成するギヤモータ160は、図示しない制御装置によってその駆動を制御されるもので、制御装置は、ギヤモータ160が設定された回転量に達したことをフォトセンサー180が検知すると、ギヤモータ160の駆動を停止する。当該制御装置は、駆動信号が入力されるとギヤモータ160を駆動する。ギヤモータ160が駆動すると、ギヤモータ160の駆動力はギヤ列170の入力ギヤ171から出力ギヤ172に伝達されて、弁本体100aを構成する弁体130を回転する。なお、当該制御装置の機能の詳細については後述する。
かかる構成の注出弁装置100は、図1に示すように、各導出管路30b、30cの下流側管路部36c,36dと注出管路30d間に配設され、導入側ケース110の各導入通路114,115を各下流側管路部36c,36dに接続するとともに、注出側ケース150の注出通路153を注出管路30dに接続して使用される。当該注出弁装置100は、当該電解水生成装置が搭載する制御装置によって、その作動を制御される。当該制御装置は、電解生成水を注出すべき指令信号に基づいて、駆動機構100bを構成するギヤモータ160を駆動して、弁本体100aを構成する弁体130を回転駆動する。この場合、制御装置はフォトセンサー180と協働して、弁体130を、選択された電解生成水の種類の応じて一方または他方へ所定量回転する制御を行う。
当該注出弁装置100は、非動作時には電解生成水の注出を停止していて、電解生成水の注出時には、選択された種類の電解生成水を注出通路153に注出する。換言すれば、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は選択的に、注出通路153を通して注出管路30dに注出される。このため、当該電解水生成装置には、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水を選択して注出するための、両者用の各注出スイッチがそれぞれ配設されている。
当該電解水生成装置においては、消費者が電解生成水を採取したい場合には、上記した両スイッチのうちの所望する注出用のスイッチを選択して入れる。これにより、制御装置は、送水ポンプ23,24のいずれかを駆動させるとともに、弁体130をいずれかの方向へ所定量回転させる。注出弁装置100は、消費者が選択した種類の電解生成水を注出管路30dに注出する。図5には、弁体130の非動作時および動作時における導入側弁部120と注出側弁部140との位置関係を示している。
なお、図5では、導入側弁部120の各導入孔122,123、弁体130の連通孔134、および、注出側弁部140の注出孔142の対向関係を明確に示すために、弁体130の連通孔134を実線で示し、注出側弁部140の注出孔142を1点鎖線で示し、導入側弁部120の各導入孔122,123を2点鎖線で表示している。
当該電解水生成装置においては、有隔膜電解槽の電解室11を陽極側とし電解室12を陰極側とする電解を終了して、貯溜タンク20a内には電解生成酸性水が満タンの状態にあり、貯溜タンク20b内には電解生成アルカリ性水が満タンの状態にあって、注出弁装置100は非作動の状態にあるとする。
この場合、当該注出弁装置100の弁本体100aを構成する弁体130は非動作の状態にあって、図5(a)に示すように中立位置を保持している。弁体130が中立位置を保持している状態では、弁体130の連通孔134は導入側弁部120の各導入孔122,123のいずれにも対向しておらず、各導入孔122,123のいずれもが注出側弁部140の注出孔142とは連通していない。このため、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断された状態にある。
消費者は、電解生成酸性水を採取すべく、電解生成酸性水用の注出スイッチを選択してこれを押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23を駆動するとともに、弁本体100aの弁体130を図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転駆動させる。この結果、図5(b)に示すように、弁体130の連通孔134は、導入側弁部120の一方の導入孔122に対向して、導入孔122を弁体130の連通孔134を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20aから導出管路30bの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110の導入通路114に導入された電解生成酸性水は、注出側弁部140の注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
また、消費者は、電解生成酸性水を所望量採取した場合には、例えば、注出スイッチを再度押動操作してこれを開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23の駆動を停止するとともに、弁体130を図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130の連通孔134を、導入側弁部120の各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出を遮断状態となる。
一方、消費者は、電解生成アルカリ性水を採取すべく、電解生成アルカリ水用の注出スイッチを選択して押動操作してこれを閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24を駆動するとともに、弁本体100aの弁体130を中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転駆動させる。
この結果、図5(c)に示すように、弁体130の連通孔134は、導入側弁部120の他方の導入孔123に対向して、導入孔123を弁体130の連通孔134を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20bから導出管路30cの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110の導入通路114に導入された電解生成酸性水は、注出側弁部140の注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
また、消費者は、電解生成アルカリ性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作してこれを開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24の駆動を停止するとともに、弁体130を図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130の連通孔134を、導入側弁部120の各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
なお、当該電解水生成装置の電解運転において、各電解室11,12の各電極の極性を定期的に反転させて、電解室11を陰極側電解室に変更させるとともに、電解室12を陽極側電解室に変更させる電解運転を採っている。このため、各電解室11,12の各電極の極性を反転させた電解運転では、電解室11では電解生成アルカリ性水が生成され、生成された電解生成アルカリ性水は上流側流出管路36aを通って貯溜タンク20aに貯溜されるとともに、電解室12では電解生成酸性水が生成され、生成された電解生成酸性水は上流側流出管路36bを通って貯溜タンク20bに貯溜される。
この場合、貯溜タンク20aにおいては、切替弁21を切替えて、内部に残留する電解生成酸性水を完全に排出し、その後、電解生成アルカリ性水を貯溜するようにする。また、貯溜タンク20bにおいては、切替弁22を切替えて、内部に残留する電解生成アルカリ性水を完全に排出し、その後、電解生成酸性水を貯溜するようにしている。
当該電解運転では、制御装置は電極を反転させた電解運転の開始を記憶し、各電解生成水の注出時には、当該記憶に基づいて、送水ポンプ23,24の駆動を制御し、かつ、注出弁装置100の弁本体100aを構成する弁体130の回転駆動を、上記した回転駆動とは正逆反対に制御して、各貯溜タンク20a,20bに収容されている電解生成水の種類の変更に対処する。
当該電解水生成装置においては、図2に示すように、注出弁装置100に接続している注出管路30dの先端部に、注出ノズル装置300を構成する注出ノズルが接続されている。図2には、注出ノズル装置300を示し、図6には、当該注出ノズル装置300を構成する各構成部材を示している。当該注出弁装置100の注出通路に接続されている注出管路30dの先端部には台座30eが形成されている。台座30eは、注出弁装置100とマイコンCを一体に収容するハウジングHの底部に取付けられていて、当該台座30eに注出ノズル装置300が組付けられている。
注出ノズル装置300は、透明樹脂からなるノズル本体310と、不透明樹脂からなるアウタパイプ320と、透明樹脂からなる散水スペーサ330と、複数の発光素子である青色LED341および赤色LED342により構成されている。
ノズル本体310は、注出ノズルとして機能するノズル部311と、ノズル部311と一体に形成されて各LED341,342を受承する支持部312とからなり、支持部312は筒状を呈していて、その上下の中間部に棚部313を備えている。棚部313は、ノズル部311と支持部312の筒部とで、LEDを受承する収容部を形成している。
ノズル本体310は、アウタパイプ320内に挿入された状態で、ノズル部311の下端部に散水スペース330が嵌着されている。散水スペーサ330は円盤状を呈するもので、円盤状のスペーサ本体331の中央部には取付穴332を有していて、取付穴332を中心に、その周囲に同心状に多数の散水孔333が形成されている。散水スペーサ330は、アウタパイプ320の下端部に嵌合した状態で、スペーサ本体331の取付穴332に挿通したネジ334を介して、ノズル部311の下端部に取付けられている。
このように組立てられたノズル組立体には、支持部312の棚部313に複数のLED341,342を収容して受承し、この状態で、ノズル部311の上端部を台座30e内の注出管路30dの接続部位に嵌着し、かつ、アウタパイプ320の上端部を台座30eの取付部位に嵌着することによって、注出管路30dの先端に取付けられている。この場合、各LED341,342は、棚部313の各角形状の凹部に嵌合して回り止めされた状態で、そのリード線を台座30eの開口部を通してマイコンCに接続されていている。マイコンCは、各LED341,342の発光の点灯および消灯を制御する制御手段である。
図7には、各LED341,342の配列状態の一例を示している。各LED341,342のうち、2個の赤色LED342は周方向に180度離間して配置されていて、これらの2個の赤色LED342の間に青色LED341が3個づつ配置されている。マイコンCは、注出管路30dから注出される電解生成水の種類に応じて、各LED341,342の点灯および消灯を制御する。
当該電解水生成装置においては、すでに詳述しているように、注出弁装置100の切替動作によって、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の2種類の電解生成水を選択的に注出することができる。この場合、消費者が電解生成酸性水の注出(採取)を選択したときには、マイコンCは、当該選択に応じて全ての青色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を青色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して吐出する電解生成酸性水を青色に照明する。また、消費者が電解生成アルカリ性水の注出(採取)を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて全ての赤色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を赤色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して吐出する電解生成アルカリ性水を赤色に照明する。なお、選択された種類の電解生成水の注出が停止されると、マイコンCは各LED342,342を消灯する。
このように、当該注出ノズル装置300を装備する本発明に係る電解水生成装置においては、電解生成水の採取者(使用者)が、操作パネルに設けてある選択スイッチを操作して電解生成水の種類を選択した場合には、マイコンCは出力される指示信号に基づいて、注出ノズル装置300の各LEDの点灯を制御して、選択した電解生成水の種類に応じた色に、注出ノズル装置300のアウタパイプ320、および、散水スペーサ330を通して吐出する電解生成酸性水を照明する。
従って、本発明に係る電解水生成装置によれば、電解生成水の採取者は、その採取時に、注出ノズル装置300や吐出している電解生成水を視認すれば、所望の種類の電解生成水が吐出していることを確認することができる。電解生成水の採取や使用の際の、注出ノズル装置300や吐出している電解生成水の視認は、採取者は自然の状態でなされることから、所望の電解生成水が吐出していることを容易かつ確実に確認することができる。
図8には、当該注出ノズル装置300を構成する散水スペーサの変形例を示している。図8に示す散水スペーサ330Aは、スペーサ本体331の上面を上側に膨出する凸形状に形成し、かつ、スペーサ本体331の下面を下側に膨出する凸形状に形成してレンズ状としてレンズ機能を付与したものである。また、散水スペーサ330Bは、スペーサ本体331の下面を上側に膨出する凹形状に形成してレンズ状としてレンズ機能を付与したものである。当該注出ノズル装置300にこれらの散水スペーサ330A,33OBを採用すれば、LEDから発光される光を、吐出する電解生成水の中央に収束させることができて、照明色の視認性を一層向上させることができる。
また、散水スペーサ330の散水穴を333を、図6に示す散水スペーサ330のごとく、スペーサ本体331の中央部より外周付近に多く集めて、その間に空気層を設けるようにすれば、注出された電解生成水中に一旦照射された光を電解生成水内から漏れ難くして、照射光を吐出される電解生成水の中央内部に保持することができて、照明色による視認性にさらに向上させることができる。
本発明に係る第2の電解水生成装置は、第1の電解水生成装置が装備する注出弁装置100の弁本体を変形した注出弁装置100A(図9、図10を参照)を採用しているものである。当該電解水生成装置は、電解生成酸性水、電解生成アルカリ性水、および、これらの電解生成水の混合した電解生成水(例えば略中性の電解生成水)を選択的に注出することを意図している。以下、当該注出弁装置100Aの構成および作動について、図9および図10を参照して説明する。
当該注出弁装置100Aは、弁体を除き、基本的には、注出弁装置100と同一の構成部材にて構成されている。当該注出弁装置100Aを構成する弁本体は、図9に示すように、導入側ケース110A、導入側弁部120A、弁体130A、注出側弁部140A、および、注出側ケース150Aを備えている。導入側ケース110A、導入側弁部120A、注出側弁部140A、および、注出側ケース150Aは、注出弁装置100を構成する導入側ケース110、導入側弁部120、注出側弁部140、および、注出側ケース150と同一の部材である。
これに対して、弁体130Aは、一対の円弧状の連通孔135,136を有する点でのみ、弁体130とは異なる構成となっている。弁体130Aが有する連通孔135,136は、周方向に互いに所定量離間して形成されていて、導入側弁部120Aが有する一対の導入孔122,123の外側に位置していて、弁体130Aが回転駆動した場合には、弁体130とは導入側弁部の導入孔122,123と注出側弁部の注出孔142との連通関係を異にする。
当該注出弁装置100Aは、電解生成酸性水、電解生成アルカリ性水、および、略中性の電解生成水(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)の3種類の電解生成水を選択的に注出する機能を有するもので、当該注出弁装置100Aが非作動の状態にある場合には、弁体130Aも非動作の状態にあって、図10(a)に示すように中立位置を保持している。弁体130Aが中立位置を保持している状態では、弁体130Aの各連通孔135、136は導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しておらず、各導入孔122,123のいずれもが注出側弁部140Aの注出孔142とは連通していない。このため、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態にある。
消費者は、電解生成アルカリ水を採取すべく、電解生成アルカリ性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24を駆動するとともに、弁体130Aを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転駆動させる。
この結果、図10(b)に示すように、弁体130Aの他方の連通孔136は、導入側弁部120Aの他方の導入孔123に対向して、導入孔123を弁体130Aの連通孔136を通して、注出側弁部140Aの注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20bから導出管路30bの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110Aの導入通路115に導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Aの他方の導入孔123、弁体130Aの連通孔136、注出側弁部140Aの注出孔142、および、注出側ケース150Aの注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、電解生成アルカリ性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24の駆動を停止するとともに、弁体130Aを図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130Aの連通孔135,136を、導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
一方、消費者は、電解生成酸性水を採取すべく、電解生成酸性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23を駆動するとともに、弁体130Aを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転駆動させる。
この結果、図10(c)に示すように、弁体130Aの一方の連通孔135は、導入側弁部120Aの一方の導入孔122に対向して、導入孔122を弁体130Aの連通孔135を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20aから導出管路30cの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110Aの導入通路114に導入された電解生成酸性水は、導入側弁部120Aの他方の導入孔122、弁体130Aの連通孔135、注出側弁部140Aの注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、電解生成酸性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23の駆動を停止するとともに、弁体130Aを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130Aの連通孔135,136を、導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
また、消費者は、略中性の電解生成水を採取すべく、当該電解生成水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24を駆動するとともに、弁体130Aを中立位置から図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では102度)回転駆動させる。この結果、図10(d)に示すように、弁体130Aの他方の連通孔136は、導入側弁部120Aの各導入孔122,123に同時に対向して、導入孔122,123を弁体130Aの連通孔135を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。
この結果、貯溜タンク20a、20bから導出管路30b,30cの下流側導出管路部36c、36dを通って導入側ケース110の導入通路114,115に導入された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Aの各導入孔122,123を通って弁体130Aの連通孔135で合体し、略中性の電解生成水として、注出側弁部140Aの注出孔142、および、注出側ケース150Aの注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、略中性の電解生成水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24の駆動を停止するとともに、弁体130Aを図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では102度)回転して中立位置に復帰させて、弁体130Aの連通孔135,136を、導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
なお、略中性の電解生成水を採取する場合には、弁体130Aを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では102度)回転駆動させる制御を行っているが、この制御に替えて、弁体130Aを中立位置から図示時計回り方向へ所定量(102度)回転駆動させる制御を行うようにしてもよい。
このように、当該電解水生成装置においては、電解生成酸性水、電解生成アルカリ性水、略中性の電解生成水の3種類の電解生成水を選択的に注出可能に構成されているが、当該電解水生成装置が装備する注出ノズル装置300のマイコンCによって、吐出する電解生成水およびアウタパイプ320を、電解生成水の種類に応じた色で照明する。
例えば、マイコンCは、消費者が電解生成酸性水の注出を選択した場合には、当該選択に応じて全ての青色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を青色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して吐出する電解生成酸性水を青色に照明する。
また、消費者が電解生成アルカリ性水の注出を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて全ての赤色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を赤色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して吐出する電解生成アルカリ性水を赤色に照明する。さらにまた、消費者が略中性の電解生成水の注出を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて1個の赤色LEDと3個の青色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を紫色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して吐出する略中性の電解生成水を紫色に照明する。
10…有隔膜電解槽、11,12…電解室、20a,20b…貯溜タンク、21,22…切替弁、23,24…送水ポンプ、30a…供給管路、30b,30c…導出管路、30d…注出管路、30e…台座、31…給水管路部、32…供給管路部、33a…減圧弁、33b…軟水器、33c…フィルタ、33d…減圧弁、33e…ウォータバルブ、34a…濃塩水タンク、34b…塩水供給ポンプ、35a,35b…流量センサ、36a,36b…上流側管路部、36c,36d…下流側管路部、100,100A…注出弁装置、100a…弁本体、100b…駆動機構、101…押圧プレート、102…圧縮スプリング、103…蓋体、110,110A…導入側ケース、111…本体、112,113…突起部、114,115…導入通路、120、120A…導入側弁部、121…嵌合孔、122,123…導入孔、130,130A…弁体、131…弁体部、132…支持軸、133…嵌合孔、134,135,136…連通孔、140,140A…注出側弁部、141…貫通孔、142…注出孔、150,150A…注出側ケース、151…本体、152…支持筒、153…注出通路、160…ギヤモータ、161…出力軸、170…ギヤ列、171…入力ギヤ、172…出力ギヤ、180…フォトセンサー、181…センサー本体、182…センサー用スリット板、H…ハウジング、300…注出ノズル装置、310…ノズル本体、311部…ノズル、312…支持部、313…棚部、320…アウタパイプ、330,330A,330B…散水スペーサ、331…スペーサ本体、332…取付穴、333…散水穴、334…ネジ、341…青色LED、342…赤色LED。

Claims (4)

  1. 有隔膜電解槽にて生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する2本の導出管路と、前記電解生成酸性水および前記電解生成アルカリ性水を選択的に注出する1本の注出管路と、前記各導出管路と前記注出管路との間に介在し切替動作により前記各導出管路を前記注出管路に選択的に接続する注出弁装置と、前記注出管路の先端部に接続された注出ノズル装置を備え、前記注出弁装置の切替動作により、前記電解生成酸性水および前記電解生成アルカリ性水を選択的に前記注出管路に注出して、前記注出ノズル装置を構成する注出ノズルを通して吐出する電解水生成装置であり、
    前記注出ノズル装置は発光色の異なる複数の発光素子を内蔵し、前記各発光素子は選択的に注出される電解生成水の種類に応じて異なる色に発光して、前記注出ノズルの部位または注出ノズルから吐出する電解生成水を視認可能に照明することを特徴とする電解水生成装置。
  2. 有隔膜電解槽にて生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する2本の導出管路と、前記電解生成酸性水、前記電解生成アルカリ性水およびこれら両電解生成水の混合した電解生成水を選択的に注出する1本の注出管路と、前記各導出管路と前記注出管路との間に介在し切替動作により前記各導出管路を前記注出管路に選択的または同時に接続する注出弁装置と、前記注出管路の先端部に接続された注出ノズル装置を備え、前記注出弁装置の切替動作により、前記電解生成酸性水、前記電解生成アルカリ性水およびこれら両電解生成水の混合した電解生成水を選択的に前記注出管路に注出して、前記注出ノズル装置を構成する注出ノズルを通して吐出する電解水生成装置であり、
    前記注出ノズル装置は発光色の異なる複数の発光素子を内蔵し、前記各発光素子は選択的に注出される電解生成水の種類に応じて異なる色に発光して、前記注出ノズルの部位または注出ノズルから吐出する電解生成水を視認可能に照明することを特徴とする電解水生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の電解水生成装置であり、
    前記注出ノズル装置は、円筒状のノズル部の長手方向の中間部に外向きフランジ状の棚部を有し前記ノズル部の上端部にて前記注出管路の先端部に接続される透明樹脂からなるノズル本体と、前記ノズル本体を所定間隔を保持して外嵌する不透明樹脂からなる円筒状のアウタパイプと、前記ノズル本体のノズル部の下端部に取付けられた状態で前記アウタパネルの下端開口部に嵌着されている透明樹脂からなる円盤状の散水スペーサを備え、前記各発光素子は、前記ノズル本体の棚部上に前記ノズル部の外周を取巻く状態に配置して支持されていることを特徴とする電解水生成装置。
  4. 請求項3に記載の電解水生成装置であり、
    前記注出ノズル装置を構成する前記散水スペーサはレンズ状を呈していて、前記発光素子にて発光する光を、前記ノズル本体のノズル部から吐出する電解生成水の中央部に収束すべく機能することを特徴とする電解水生成装置。
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