JP2009279563A - 電解生成水用の注出弁装置 - Google Patents

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康治 畑田
Masahiro Fujita
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Abstract

【課題】有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と注出管路間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して注出管路に注出する電解生成水用の注出弁装置を、簡単な構成で提供する。
【解決手段】注出弁装置100は、各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路114,115と、各導入通路に連通するとともに注出管路に接続され導入された電解生成水を注出管路に注出する注出通路153と、各導入通路と注出通路間に介在し所定量回転動作し各導入通路と注出通路の連通を選択的に切替える弁体130を備え、弁体の非動作時には、各導入通路と注出通路の連通を遮断するように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、電解生成水用の注出弁装置に関する。
有隔膜電解式の電解水生成装置の電解運転では、有隔膜電解槽を構成する陽極側電解室にて電解生成酸性水が生成されるとともに、陰極側電解室にて電解生成アルカリ性水が生成される。生成された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、各注出弁を通して各注出管路に注出され、または、一旦専用の各貯溜タンクに収容された後、各注出弁を通して各注出管路に注出される。
しかして、当該電解水生成装置の電解運転にて生成される電解生成アルカリ性水は、カルシウム成分を含有していることが多く、カルシウム成分は大気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムを生成する。生成された炭酸カルシウムは電解生成アルカリ性水が流通する部位にスケールとして漸次付着することから、有隔膜電解槽の各電解室の極性を定期的に正負反転して、陽極側電解室を陰極側電解室に変更するとともに、陰極側電解室を陽極側電解室に変更して、電解生成アルカリ性水が流通する部位を電解生成酸性水が流通する部位に変更し、当該部位に付着するスケールを洗浄除去するとともに、当該部位でのその後のスケールの発生を防止する手段が採られる。この場合、各電解室から電解生成水を導出する管路には、各電解室の極性の反転に応じて流路を切替える流路切替弁を介在させて、各電解生成水がそれぞれ専用の導出管路に導出されるように配慮している。(特許文献1,2を参照)。
図1には、特許文献2に開示されている電解水生成装置と同一形式の電解水生成装置の典型的な例を模式的に示している。当該電解生成水装置は、有隔膜電解槽10、一対の専用の貯溜タンク20a,20b、被電解水の供給管路30a、各電解生成水専用の導出管路30b,30cを備えていて、各貯溜タンク20a,20bは専用の導出管路の途中に配設されている。当該電解水生成装置においては、被電解水として食塩の希薄水溶液を採用しているもので、供給管路30aの給水管路部31の下流側に濃塩水を供給する供給管路部32が接続されている。
被電解水を調製する原水は、給水源から減圧弁33a、軟水器33b、フィルタ33c、減圧弁33dおよびウォータバルブ33eを通して流入し、この間、濃塩水は濃塩水タンク34aから塩水供給ポンプ34bを通して、給水管路部31のウォータバルブ33eより下流側に供給される。濃塩水の供給量は、塩水供給ポンプ34bの作用によって設定された供給流量に制御されていて、給水管路部31の下流側の管路部内では設定された流量の原水と均一に混合して、設定された所定濃度の希薄食塩水が調製される。調製された希薄食塩水は被電解水として、各流量センサ35a,35bを経て有隔膜電解槽10の各電解室に供給される。
有隔膜電解槽10はそれ自体公知のもので、隔膜にて区画された一対の電解室11,12を備えている。各電解室11,12の上流側には、給水管路30aを構成する給水管路部31の各分岐管路部が接続されている。また、各電解室11,12の下流側には、導出管路30b,30cの上流側の導出管路部を構成する第1管路部36a1,36b1が接続されている。また、上流側の導出管路部を構成する第1管路部36a1,36b1と、第2管路部36a2,36b2間には、流路切替弁37が介装されている。第2管路部36a2,36b2は、専用の貯溜タンク20a,20bにそれぞれ接続されている。各貯溜タンク20a,20bには、導出管路30b,30cの下流側の導出管路部37a,37bが接続されていて、各導出管路部37a,37bの先端部と各注出管路38a,38b間には、各注出弁39a,39bからなる注出弁装置39が介装されている。
当該電解水生成装置の電解運転では、各電解室11,12に配設してある各電極に設定された一定の電圧を印加することにより、設定された電解条件の下で有隔膜電解が行われる。例えば、電解室11が陽極側電解室で電解室12が陰極側電解室である場合には、電解室11で生成された電解生成酸性水は第1管路部36a1および第2管路部36a2を通して専用の貯溜タンク20aに導出されて貯溜タンク20aに貯溜される。また、電解室12で生成された電解生成アルカリ性水は第1管路部36b1および第2管路部36b2を通して専用の貯溜タンク20bに導出されて、貯溜タンク20bに貯溜される。貯溜タンク20a,20bに一旦貯溜された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、注出弁39a,39bをそれぞれ開放することにより、下流側の導出管路部37a,37bおよび注出弁39a,39bを通して、各注出管路38a,38bに注出される。
当該電解水生成装置の電解運転において、各電解室11,12の各電極の極性を反転させて、電解室11を陰極側電解室に変更させるとともに、電解室12を陽極側電解室に変更させると、各電極の極性の反転に応じて流路切替弁37が切替動作して、第1管路部36a1を第2管路部36b2に接続するとともに、第1管路部36b1を第2管路部36a2に接続する。この結果、電解室11で生成される電解生成アルカリ性水は、第1管路部36a1および第2管路部36b2を通して専用の貯溜タンク20bに導出されて貯溜タンク20bに貯溜される。また、電解室12で生成された電解生成酸性水は、第1管路部36b1および第2管路部36a2を通して専用の貯溜タンク20aに導出されて貯溜タンク20aに貯溜される。
特開2004−033850号公報 特開2005−024767号公報
このように、当該電解水生成装置においては、各電解生成水を専用の導出管路30b,30cの第2管路部36a2,36b2に導出させるためには流路切替弁37が不可欠であり、また、各電解生成水を注出するためには、専用の各注出弁39a.39bが不可欠である。従来の電解水生成装置で使用されている最新の注出弁装置においては、各注出弁39a,39bを開閉動作させる手段として電動モータを採用しているため、各注出弁39a,39bを一体にしてなる注出弁装置39は大型となり、また、電解生成アルカリ性水の専用の抽出管路部37bおよび注出弁39bにはスケールが付着することになる。
従って、本発明の目的は、当該電解水生成装置において、流路切替弁37と同様に機能を有して流路切替弁の使用を省略することができる注出弁装置を提供することにあり、さらには、従来の注出弁装置39より小型で廉価な注出弁装置をも提供することにある。
本発明は、電解生成水用の注出弁装置に関する。本発明が適用対象とする第1の注出弁装置は、有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記注出管路に注出する形式の電解生成水用の注出弁装置である。
しかして、本発明に係る第1の注出弁装置は、前記各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路と、前記各導入通路に連通するとともに前記注出管路に接続され導入された電解生成水を前記注出管路に注出する注出通路と、前記各導入通路と前記注出通路間に介在し所定量回転動作して前記各導入通路と前記注出通路の連通を選択的に切替える弁体を備え、前記弁体の非動作時には、前記各導入通路と前記注出通路の連通を遮断していることを特徴とする。
本発明に係る第1の注出弁装置においては、前記各導入通路と前記弁体間に介在する導入側弁部と、前記弁体と前記注出通路間に介在する注出側弁部を備える構成とし、前記導入側弁部には、前記各導入通路に常時対向する一対の導入孔を形成し、前記弁体には、同弁体の一方向および他方向への所定量の回転動作により前記導入側弁部の各導入孔に選択的に対向する連通孔を形成し、前記注出側弁部には、前記注出通路および前記弁体の連通孔に常時対向する円弧状で所定長さの注出孔を形成して、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出する構成とすることができる。
また、本発明に係る第1の注出弁装置においては、前記各導入通路と前記弁体間に介在する導入側弁部と、前記弁体と前記注出通路間に介在する注出側弁部を備える構成とし、前記導入側弁部には、前記各導入通路に常時対向する一対の導入孔を形成し、前記弁体には、周方向に所定間隔を保持する円弧状で所定長さを有する一対の連通孔であって、同弁体の一方向および他方向の所定量の回転動作により前記導入側弁部の各導入孔に選択的に対向するとともに、各連通孔のいずれかの連通孔はさらなる所定量の回転動作により前記導入側弁部の両導入孔に同時に対向する一対の連通孔を形成し、前記注出側弁部には、前記注出通路および前記各導入通路に常時対向する円弧状で所定長さの注出孔を形成して、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出し、前記弁体のさらなる所定量の回転動作時には電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水とが混合された電解生成水を前記注出管路に注出する構成とすることができる。
また、本発明に係る第1の注出弁装置においては、前記弁体に形成する一方の連通孔を、周方向に所定長さ延びる円弧状の第1の連通孔部と、前記第1の連通孔部の一端からさらに周方向に所定長さ延びる円弧状で同第1の連通孔部より幅狭の第2の連通孔部とを有する構成とし、かつ、前記弁体に形成されている他方の連通孔を、周方向に所定長さ延びる円弧状の第1連通孔部と、前記第1連通孔部の一端から前記一方の連通孔の第2の連通孔部に向かってさらに周方向に所定長さ延びる円弧状で同第1連通孔部より幅狭の第2連通孔部とを有する構成として、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の一方向へのさらなる回転動作時には電解生成酸性水に少量の電解生成アルカリ性水が混合した弱酸性の電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向へのさらなる回転動作時には電解生成アルカリ性水に少量の電解生成酸性水が混合した弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の一方向または他方向へのさらなる回転動作時には電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水が同量混合した略中性の電解生成水を前記注出管路に注出する構成とすることができる。
一方、本発明が適用対象とする第2の注出弁装置は、有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と一対の注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記各注出管路に注出する形式の電解生成水用の注出弁装置である。
しかして、本発明に係る第2の注出弁装置は、前記各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路と、前記各導入通路に連通するとともに前記各注出管路に接続され導入された各電解生成水を前記各注出管路にそれぞれ注出する注出通路と、前記各導入通路と前記各注出通路間に介在し所定量回転動作して前記各導入通路と前記各注出通路の連通を選択的に切替える弁体を備え、前記弁体の非動作時には、前記各導入通路と前記各注出通路の連通を遮断していることを特徴とするものである。
本発明に係る第2の注出弁装置においては、前記各導入通路と前記弁体間に介在する導入側弁部と、前記弁体と前記各注出通路間に介在する注出側弁部を備える構成とし、前記導入側弁部には、前記各導入管路に常時対向する一対の導入孔を形成し、前記注出側弁部には、前記注出通路に常時対向する一対の注出孔を形成し、前記弁体には、周方向に所定間隔を保持する円弧状で所定長さを有する一対の連通孔であって、同弁体の一方向および他方向の所定量の回転動作により前記導入側弁部の各導入孔と前記注出側弁部の各注出孔に選択的に対向する一対の連通孔を形成して、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向および他方向への所定量の回転動作時には各導入通路と各注出通路の連通を選択的に切替動作して、選定された各電解生成水を各注出管路に注出する構成とすることができる。
また、本発明に係る第2の注出弁装置においては、前記各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路と、前記各導入通路に連通するとともに前記各注出管路に接続され導入された各電解生成水を前記各注出管路にそれぞれ注出する注出通路と、前記各導入通路と前記各注出通路間に介在し所定量回転動作して前記各導入通路と前記各注出通路の部分的な連通を選択的に行う弁体を備える構成とし、前記弁体の非動作時には、前記各導入通路と前記各注出通路を連通して各電解生成水を専用の各注出管路に注出し、前記弁体の一方向および他方向への所定量の回転動作時には同一特性の電解生成水と特性の異なる電解生成水が異なる混合比で互いに混合した電解生成水とを各専用の注出管路に注出する構成とすることができる。
また、本発明に係る第2の注出弁装置においては、前記各導入通路と前記各注出通路が連通する部位に弁体を備える構成とし、前記弁体には中心部を通って前記各導入通路と前記各注出通路が連通する部位に直線状に臨んで開口する連通孔を形成して、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水を専用の注出通路を通して専用の注出管路に注出し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には一方の導入通路を他方の注出通路に連通して電解生成アルカリ性水に電解生成酸性水の一部が混合した弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水を他方の注出通路を通して専用の注出管路に注出するとともに、電解生成酸性水を一方の注出通路を通して専用の注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には他方の導入通路を一方の注出通路に連通して電解生成酸性水に電解生成アルカリ性水の一部が混合した弱酸性の電解生成酸性水を一方の注出通路を通して専用の注出管路に注出するとともに、電解生成アルカリ性水を他方の注出通路を通して専用の注出管路に注出する構成とすることができる。
なお、本発明に係る第1の注出弁装置においては、前記注出管路の先端に接続される注出ノズルに発光色の異なる複数の発光素子を内蔵して、注出される電解生成水の特性に応じて異なる色に発光する構成とすることができる。また、本発明に係る第2の注出弁装置においては、前記各注出通路に接続される各注出管の先端に接続される各注出ノズルに発光色の異なる発光素子をそれぞれ内蔵して、注出される電解生成水の特性に応じて異なる色に発光させる構成とすることができる。これらの場合には、電解生成水の非注出時には発光素子の発光を停止し、特性の安定な電解生成水が注出している状態では発光素子を発光させ、特性が安定していない電解生成水が注出している状態では発光素子の発光を点滅させるように制御することができる。
本発明に係る第1の注出弁装置は、弁体を非動作位置から一方向または他方向へ回転動作させることにより、設定された特性の電解生成水を選択的に注出することができる。このため、第1の注出弁装置は、弁本体の構成が簡単で、弁体を回転動作させる駆動手段(電動モータ)が1つでよく、2台の弁装置を一体にして使用している従来の注出弁装置に比較して大幅に小型化することができ、これに合わせて、弁体の駆動を制御する制御装置も簡単化することができ、また、注出弁装置を廉価に提供することができる利点もある。
また、本発明に係る第1の注出弁装置を採用する場合、各種タイプの注出弁装置を選択して使用すれば、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水のみならず、弱酸性の電解生成酸性水、弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水、略中性の電解生成水(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)等、特性の異なる多くの種類の電解生成水を注出することができる。また、これらの注出弁装置を使用することにより、有隔膜電解式の電解水生成装置にとって不可欠とされている、有隔膜電解槽の下流側の流出管路に配設される流路切替弁の使用を省略することもできる。
また、本発明に係る第2の注出弁装置は、第1の注出弁装置と同様、従来の注出弁装置に比較して大幅に小型化することができ、これに合わせて、弁体の駆動を制御する制御装置も簡単化することができ、また、注出弁装置を廉価に提供することができる。
また、本発明に係る第2の注出弁装置は、上記した流路切替弁の機能と注出機能を合わせ持っている。このため、第2の注出弁装置を使用すれば、当該流路切替弁の使用を省略することができる。また、本発明に係る第2の注出弁装置を採用する場合、各種タイプの注出弁装置を選択して使用すれば、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水のみならず、弱酸性の電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水、弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水および電解生成酸性水等をも注出することができる。
なお、本発明に係る第1、第2の注出弁装置において、注出管路の先端部に発光素子を内蔵する注出ノズルを接続した注出弁装置を使用すれば、注出管路に選択的に注出される電解生成水の特性を容易に視認することができて、使い勝手が極めてよいという利点がある。
本発明は、電解生成水用の注出弁装置に関する。本発明に係る第1の注出弁装置は、有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記注出管路に注出する形式の電解生成水用の注出弁装置である。また、本発明に係る第2の注出弁装置は、有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と一対の注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記各注出管路に注出する形式の電解生成水用の注出弁装置である。
本発明に係る第1の注出弁装置と第2の注出弁装置の構成上の基本的な相違点は、第1の注出弁装置にあっては注出通路が1つであるのに対して、第2の注出弁装置にあっては注出通路が2つである点にあり、他の構成上の特徴は類似する構成である。本発明に係る第1の注出弁装置は、例えば、図2に示す電解水生成装置の注出弁装置として採用され、本発明に係る第2の注出弁装置は、例えば、図11に示す電解水生成装置の注出弁装置として採用される。
本発明に係る第1の注出弁装置である第1注出弁装置100は、図3に示すように、2導入通路−1注出通路方式のもので、図2に示す電解水生成装置の導出管路30b,30cを構成する下流側管路部36c,36dと注出管路30d間に介在して、各導入通路が各下流側管路部36c,36dの下流側端部に接続され、かつ、注出通路が注出管路30dの上流側端部に接続されている。
図2に示す電解水生成装置は、図1に示す従来の電解水生成装置に比較して、流路切替弁37を備えていない点、各貯溜タンク20a,20bが専用の貯溜タンクでない点、および、注出弁装置39に替えて本発明に係る第1の注出弁装置である第1注出弁装置100が採用されている点においては相違するが、これらの点を除けば類似する構成のものである。従って、当該電解水生成槽には、従来の電解水生成装置(図1参照)で使用している符号を援用することによって、その詳細な説明を省略し、当該電解水生成装置の電解運転、および、電解生成水の選択的な注出について主として説明する。
当該電解水生成装置は、希薄食塩水を被電解水とするもので、当該電解水生成装置の電解運転では、各電解室11,12に配設してある各電極に設定された一定の電圧を印加することにより、設定された電解条件の下で有隔膜電解が行われる。例えば、電解室11が陽極側電解室で電解室12が陰極側電解室である場合には、電解室11で生成された電解生成酸性水は導出管路30bの上流側管路部36aを通して貯溜タンク20aに導出されて貯溜タンク20aに貯溜される。また、電解室12で生成された電解生成アルカリ性水は導出管路30cの上流側管路部36bを通して貯溜タンク20bに導出されて、貯溜タンク20bに貯溜される。貯溜タンク20a,20bに一旦貯溜された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、第1注出弁装置100を開放操作することにより注出管路30dに選択的に注出される。
当該電解水生成装置の電解運転において、各電解室11,12の各電極の極性を定期的に反転させて、電解室11を陰極側電解室に変更させるとともに、電解室12を陽極側電解室に変更させる。この結果、電解室11では電解生成アルカリ性水が生成され、生成された電解生成アルカリ性水は上流側流出管路36aを通って貯溜タンク20aに貯溜されるとともに、電解室12では電解生成酸性水が生成され、生成された電解生成酸性水は上流側流出管路36bを通って貯溜タンク20bに貯溜される。
この場合、貯溜タンク20aにおいては、切替弁21を切替えて、内部に残留する電解生成酸性水を完全に排出し、その後、電解生成アルカリ性水を貯溜するようにする。また、貯溜タンク20bにおいては、切替弁22を切替えて、内部に残留する電解生成アルカリ性水を完全に排出し、その後、電解生成酸性水を貯溜するようにする。
しかして、第1注出弁装置100は、図3および図4に示すように、弁本体100a、および、弁本体100aを構成する弁体を回転駆動させる駆動機構100bにて構成されている。弁本体100aは、導入側ケース110,導入側弁部120、弁体130、注出側弁部140、および、注出側ケース150を備えている。
導入側ケース110は、軸方向に延びて開口する円筒状の本体111と、本体111の奥壁部の中心部から一方に延びる円筒状の突起部112および他方に延びる段付き状の突起部113を備えるとともに、本体111の奥壁部の下方部には、同下方部を貫通して一方へ並列して延びる左右一対の導入通路114,115を備えている。導入側弁部120は、円板状のシール部材からなるもので、中心部には、導入側ケース110の 段付き状の突起部113に対向する角状の嵌合孔121と、導入側ケース110の各導入通路114,115に対向する一対の円形状の導入孔122,123を備えている。
弁体130は、円形状の弁体部131と、弁体部131の中心部ら他方へ延びる段付き状の支持軸132を備えるとともに、弁体部131の中心部には、導入側ケース110の 段付き状の突起部113に対向する角状の嵌合孔133と、導入側弁部120の各導入孔122,123に選択的に対向可能な円形状の連通孔134を備えている。注出側弁部140は、円板状のシール部材からなるもので、中心部には弁体130の支持軸132に対向する角状の貫通孔141と、導入側弁部120の各導入孔122,123、および、弁体130の連通孔134に常時対向する円弧状の注出孔142を備えている。
注出側ケース150は、軸方向に延びて開口する円筒状の本体151と、本体151の奥壁部の中央部を他方向に延びて両方向に開口する支持筒152と、本体151の奥壁部の底部に開口するとともに下方に延びて開口する注出通路153を備えている。
第1注出弁装置100においては、注出側弁部140が注出側ケース150の本体151の内部に嵌合されて奥壁部の当接して収容され、弁体130がその支持軸132を注出側弁部140の貫通孔141、および、注出側ケース150の支持筒152を液密的に貫通させて本体151内に嵌合されて収容され、導入側弁部120が本体151の内部に嵌合されて弁体130の弁体部131に当接して収容され、導入側ケース110が本体151内に液密的に嵌合されてその突起部113を導入側弁部120の嵌合孔121、および、弁体130の支持孔132に嵌合されて収容されている。この状態で、導入側ケース110の突起部112に押圧プレート101を外嵌するとともに、コイル状の圧縮スプリング102を外嵌し、蓋体103を導入側ケース110の各導入通路114,115に外嵌した状態で取付けられている。
駆動機構100bは、当該弁本体100aに搭載されている。駆動機構100bは、ギヤモータ160、ギヤ列170、および、フォトセンサー180を備えていて、ギヤモータ160は、注出弁装置100の図示しないハウジング内に取付けられている。ギヤ列170を構成する小径の入力ギヤ171は、ギアモータ160の出力軸161上に一体回転可能に取付けられていて、弁体130の支持軸132上に一体回転可能に取付けられている大径の出力ギヤ172と噛合している。フォトセンサー180は、センサー本体181とセンサー用スリット板182からなり、センサ本体181は図示しないハウジング内に取付けらており、また、スリット板182は弁体130の支持軸132上にスペーサ104を介して一体回転可能に取付けられている。センサー本体181は、スリット板182の外周縁部に所定間隔を保持した状態で遊嵌している。
駆動機構100bを構成するギヤモータ160は、図示しない制御装置によってその駆動を制御されるもので、制御装置は、ギヤモータ160が設定された回転量に達したことをフォトセンサー180が検知すると、ギヤモータ160の駆動を停止する。当該制御装置は、駆動信号が入力されるとギヤモータ160を駆動する。ギヤモータ160が駆動すると、ギヤモータ160の駆動力はギヤ列170の入力ギヤ171から出力ギヤ172に伝達されて、弁本体100aを構成する弁体130を回転する。なお、当該制御装置の機能の詳細については後述する。
かかる構成の第1注出弁装置100は、図2に示すように、各導出管路30b、30cの下流側管路部36c,36dと注出管路30d間に配設され、導入側ケース110の各導入通路114,115を各下流側管路部36c,36dに接続するとともに、注出側ケース150の注出通路153を注出管路30dに接続して使用される。第1注出弁装置100は、当該電解水生成装置が搭載する制御装置によって、その作動を制御される。当該制御装置は、電解生成水を注出すべき指令信号に基づいて、駆動機構100bを構成するギヤモータ160を駆動して、弁本体100aを構成する弁体130を回転駆動する。この場合、制御装置はフォトセンサー180と協働して、弁体130を、指定された電解生成水の種類の応じて一方または他方へ所定量回転する制御を行う。
第1注出弁装置100は、非動作時には電解生成水の注出を停止していて、電解生成水の注出時には、指定された特性の電解生成水を注出通路153に注出する。換言すれば、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水が選択的に、注出通路153を通して注出管路30dに注出される。このため、当該電解水生成装置には、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水を選択して注出するための、両者用の各注出スイッチがそれぞれ配設されている。
当該電解水生成装置においては、消費者が電解生成水を採取したい場合には、上記した両スイッチのうちの所望する注出用のスイッチを選択して入れる。これにより、制御装置は、送水ポンプ23,24のいずれかを駆動させるとともに、弁体130をいずれかの方向へ所定量回転させて、注出弁装置100は、消費者が選択した特性の電解生成水を注出管路30dに注出する。図5には、弁体130の非動作時および動作時における導入側弁部120と注出側弁部140との位置関係を示している。
なお、図5では、導入側弁部120の各導入孔122,123、弁体130の連通孔134、および、注出側弁部140の注出孔142の対向関係を明確に示すために、弁体130の連通孔134を実線で示し、注出側弁部140の注出孔142を1点鎖線で示し、導入側弁部120の各導入孔122,123を2点鎖線で表示している。
当該電解水生成装置においては、有隔膜電解槽の電解室11を陽極側とし電解室12を陰極側とする電解を終了して、貯溜タンク20a内には電解生成酸性水が満タンの状態にあり、貯溜タンク20b内には電解生成アルカリ性水が満タンの状態にあって、第1注出弁装置100は非作動の状態にあるとする。
この場合、第1注出弁装置100の弁本体100aを構成する弁体130は非動作の状態にあって、図5(a)に示すように中立位置を保持している。弁体130が中立位置を保持している状態では、弁体130の連通孔134は導入側弁部120の各導入孔122,123のいずれにも対向しておらず、各導入孔122,123のいずれもが注出側弁部140の注出孔142とは連通していない。このため、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断された状態にある。
消費者は、電解生成酸性水を採取すべく、電解生成酸性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23を駆動するとともに、弁本体100aの弁体130を図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転駆動させる。この結果、図5(b)に示すように、弁体130の連通孔134は、導入側弁部120の一方の導入孔122に対向して、導入孔122を弁体130の連通孔134を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20aから導出管路30bの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110の導入通路114に導入された電解生成酸性水は、注出側弁部140の注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
また、消費者は、電解生成酸性水を所望量採取した場合には、例えば、注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23の駆動を停止するとともに、弁体130を図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130の連通孔134を、導入側弁部120の各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出を遮断状態となる。
一方、消費者は、電解生成アルカリ性水を採取すべく、電解生成アルカリ水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24を駆動するとともに、弁本体100aの弁体130を中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転駆動させる。
この結果、図5(c)に示すように、弁体130の連通孔134は、導入側弁部120の他方の導入孔123に対向して、導入孔123を弁体130の連通孔134を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20bから導出管路30cの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110の導入通路114に導入された電解生成酸性水は、注出側弁部140の注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
また、消費者は、電解生成アルカリ性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24の駆動を停止するとともに、弁体130を図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130の連通孔134を、導入側弁部120の各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
なお、当該電解水生成装置の電解運転において、各電解室11,12の各電極の極性を定期的に反転させて、電解室11を陰極側電解室に変更させるとともに、電解室12を陽極側電解室に変更させる電解運転を採っている。このため、各電解室11,12の各電極の極性を反転させた電解運転では、電解室11では電解生成アルカリ性水が生成され、生成された電解生成アルカリ性水は上流側流出管路36aを通って貯溜タンク20aに貯溜されるとともに、電解室12では電解生成酸性水が生成され、生成された電解生成酸性水は上流側流出管路36bを通って貯溜タンク20bに貯溜される。
この場合、貯溜タンク20aにおいては、切替弁21を切替えて、内部に残留する電解生成酸性水を完全に排出し、その後、電解生成アルカリ性水を貯溜するようにする。また、貯溜タンク20bにおいては、切替弁22を切替えて、内部に残留する電解生成アルカリ性水を完全に排出し、その後、電解生成酸性水を貯溜するようにしている。
当該電解運転では、制御装置は電極を反転させた電解運転の開始を記憶し、各電解生成水の注出時には、当該記憶に基づいて、送水ポンプ23,24の駆動を制御し、かつ、注出弁装置100の弁本体100aを構成する弁体130の回転駆動を制御する。
このように、第1注出弁装置100においては、弁体130が中立位置(非動作位置)にある場合には各電解生成水の注出を遮断し、弁体130を中立位置から一方向または他方向へ所定量回転動作させることにより、設定された特性の電解生成水を選択的に注出することができる。
このため、第1注出弁装置100は、弁本体100a自体を簡単な構成とすることができる。また、弁体130を回転動作させる駆動機構100bは、1台のギヤモータ160、1系列のギヤ列170、1組のフォトセンサーでよく、駆動機構100b自体を簡単な構成とすることができる。この結果、簡単な構成の弁本体100aと簡単な構成の駆動機構100bとからなる第1注出弁装置100は、一対の注出弁および一対の駆動機構からなる従来の注出弁装置に比較して大幅に小型化することができるとともに、価格を大幅に低減することができる。
本発明に係る第1の注出弁装置である第2注出弁装置100Aは、弁体を除き、基本的には、第1注出弁装置100と同一の構成部材にて構成されている。第2注出弁装置100Aを構成する弁本体は、図6に示すように、導入側ケース110A、導入側弁部120A、弁体130A、注出側弁部140A、および、注出側ケース150Aを備えている。導入側ケース110A、導入側弁部120A、注出側弁部140A、および、注出側ケース150Aは、第1注出弁装置100を構成する導入側ケース110、導入側弁部120、注出側弁部140、および、注出側ケース150と同一の部材である。
これに対して、弁体130Aは、一対の円弧状の連通孔135,136を有する点でのみ、弁体130とは異なる構成となっている。弁体130Aが有する連通孔135,136は、周方向に互いに所定量離間して形成されていて、導入側弁部120Aが有する一対の導入孔122,123の外側に位置していて、弁体130Aが回転駆動した場合には、弁体130とは導入側弁部の導入孔122,123と注出側弁部の注出孔142との連通関係を異にする。
第2注出弁装置100Aは、電解生成酸性水、電解生成アルカリ性水、および、略中性の電解生成水(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)の3種類の電解生成水を選択的に注出する機能を有するもので、第2注出弁装置100Aが非作動の状態にある場合には、弁体130Aも非動作の状態にあって、図7(a)に示すように中立位置を保持している。弁体130Aが中立位置を保持している状態では、弁体130Aの各連通孔135、136は導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しておらず、各導入孔122,123のいずれもが注出側弁部140Aの注出孔142とは連通していない。このため、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態にある。
消費者は、電解生成アルカリ水を採取すべく、電解生成アルカリ性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24を駆動するとともに、弁体130Aを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転駆動させる。
この結果、図7(b)に示すように、弁体130Aの他方の連通孔136は、導入側弁部120Aの他方の導入孔123に対向して、導入孔123を弁体130Aの連通孔136を通して、注出側弁部140Aの注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20bから導出管路30bの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110Aの導入通路115に導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Aの他方の導入孔123、弁体130Aの連通孔136、注出側弁部140Aの注出孔142、および、注出側ケース150Aの注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、電解生成アルカリ性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24の駆動を停止するとともに、弁体130Aを図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130Aの連通孔135,136を、導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
一方、消費者は、電解生成酸性水を採取すべく、電解生成酸性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23を駆動するとともに、弁体130Aを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転駆動させる。
この結果、図7(c)に示すように、弁体130Aの一方の連通孔135は、導入側弁部120Aの一方の導入孔122に対向して、導入孔122を弁体130Aの連通孔135を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20aから導出管路30cの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110Aの導入通路114に導入された電解生成酸性水は、導入側弁部120Aの他方の導入孔122、弁体130Aの連通孔135、注出側弁部140Aの注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、電解生成酸性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23の駆動を停止するとともに、弁体130Aを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では41度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130Aの連通孔135,136を、導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
また、消費者は、略中性の電解生成水を採取すべく、当該電解生成水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24を駆動するとともに、弁体130Aを中立位置から図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では102度)回転駆動させる。この結果、図7(d)に示すように、弁体130Aの他方の連通孔136は、導入側弁部120Aの各導入孔122,123に同時に対向して、導入孔122,123を弁体130Aの連通孔135を通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。
この結果、貯溜タンク20a、20bから導出管路30b,30cの下流側導出管路部36c、36dを通って導入側ケース110の導入通路114,115に導入された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Aの各導入孔122,123を通って弁体130Aの連通孔135で合体し、略中性の電解生成水として、注出側弁部140Aの注出孔142、および、注出側ケース150Aの注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、略中性の電解生成水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24の駆動を停止するとともに、弁体130Aを図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では102度)回転して中立位置に復帰させて、弁体130Aの連通孔135,136を、導入側弁部120Aの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
なお、略中性の電解生成水を採取する場合には、弁体130Aを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では102度)回転駆動させる制御を行っているが、この制御に替えて、弁体130Aを中立位置から図示時計回り方向へ所定量(102度)回転駆動させる制御を行うようにしてもよい。
本発明に係る第1の注出弁装置である第3注出弁装置100Bは、第2注出弁装置100Aと同様、弁体を除き、基本的には、第1注出弁装置100と同一の構成部材にて構成されている。第3注出弁装置100Bを構成する弁本体は、図8に示すように、導入側ケース110B、導入側弁部120B、弁体130B、注出側弁部140B、および、注出側ケース150Bを備えている。導入側ケース110B、導入側弁部120B、注出側弁部140B、および、注出側ケース150Bは、第1注出弁装置100を構成する導入側ケース110、導入側弁部120、注出側弁部140、および、注出側ケース150と同一の部材である。これに対して、弁体130Bは、一対の円弧状の連通孔137,138を有する点でのみ弁体130とは異にし、かつ、弁体130Aとは類似している。
弁体130Bが有する連通孔137,138は、周方向に互いに所定量離間して形成されているもので、円弧状に所定長さ延びる第1連通孔部137a、138aと、さらに円弧状に延びる第1連通孔部137a、138aより幅狭の第2連通孔部137b,138bからなる構成のものである。当該弁体130Bは、第2注出弁装置100Aを構成する弁体130Aとは類似する構成のもので、連通孔137,138の形状が連通孔135,136の形状とは、第2連通孔部137b,138bを有する点でのみ相違する。
第2注出弁装置100Bは、電解生成酸性水、弱酸性の電解生成酸性水、略中性の電解生成水、電解生成アルカリ性水、および、弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水の5種類の電解生成水を選択的に注出する機能を有するもので、第3注出弁装置100Bが非作動の状態にある場合には、弁体130Bも非動作の状態にあって、図9(a)に示すように、弁体130Bを中立位置を保持している。弁体130Bが中立位置にある状態では、弁体130Bの各連通孔137、138は導入側弁部120Bの各導入孔122,123のいずれにも対向しておらず、各導入孔122,123のいずれもが注出側弁部140Bの注出孔142とは連通していない。このため、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態にある。
消費者は、電解生成アルカリ水を採取すべく、電解生成アルカリ性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24を駆動するとともに、弁体130Bを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では63度)回転駆動させる。この結果、図9(b)に示すように、弁体130Bの他方の連通孔138の第1連通孔部138aは、導入側弁部120Bの他方の導入孔123に対向して、導入孔123を弁体130Bの連通孔138の第1連通孔部138aを通して、注出側弁部140Bの注出孔142に連通させる。
この結果、貯溜タンク20bから導出管路30cの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110の導入通路115に導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Bの他方の導入孔123、弁体130Bの連通孔138における第1連通孔部138a、注出側弁部140Bの注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、電解生成アルカリ性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20b側の送水ポンプ24の駆動を停止するとともに、弁体130Bを図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では63度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130Bの連通孔137,138を、導入側弁部120Bの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
また、消費者は、弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水を採取すべく、弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24を駆動するとともに、弁体130Bを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では95度)回転駆動させる。この結果、図9(c)に示すように、弁体130Bの他方の連通孔138の第1連通孔部138aは導入側弁部120Bの他方の導入孔123に対向するとともに、第2連通孔部138bは導入側弁部120Bの一方の導入孔122に対向する。
このため、導入側弁部120Bの各導入孔122,123は、弁体130Bの連通孔138の第2連通孔部138bおよび第1連通孔部138aを通して、注出側弁部140Bの注出孔142に連通させる。この結果、貯溜タンク20bから導出管路30cの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110の導入通路115に導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Bの他方の導入孔123、弁体130Bの連通孔138の第1連通孔部138aを通って注出側弁部140Bの注出孔142に導入されるとともに、貯溜タンク20aから導出管路30bの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110の導入通路114に導入された電解生成酸性性水は、導入側弁部120Bの一方の導入孔122、弁体130Bの連通孔138の第2連通孔部138bを通って注出側弁部140Bの注出孔142に導入される。
当該注出孔142では、大量の電解生成アルカリ性水に少量の電解生成酸性水が混合して弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水が調製され、生成された弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水は注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24の駆動を停止するとともに、弁体130Bを図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では95度)回転して中立位置に復帰させて、弁体130Bの連通孔137,138を、導入側弁部120Bの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
一方、消費者は、電解生成酸性水を採取すべく、電解生成酸性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23を駆動するとともに、弁体130Bを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では63度)回転駆動させる。この結果、図9(d)に示すように、弁体130Bの一方の連通孔137の第1連通孔部137aは、導入側弁部120Bの一方の導入孔122に対向して、導入孔122を弁体130Bの連通孔137の第1連通孔部137aを通して、注出側弁部140Bの注出孔142に連通させる。
この結果、貯溜タンク20aから導出管路30bの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110Bの導入通路114に導入された電解生成酸性水は、導入側弁部120Bの一方の導入孔122、弁体130Bの連通孔137における第1連通孔部137a、注出側弁部140Bの注出孔142、および、注出側ケース150Bの注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、電解生成酸性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a側の送水ポンプ23の駆動を停止するとともに、弁体130Bを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では63度)回転して中立位置に復帰させ、弁体130Bの連通孔137,138を、導入側弁部120Bの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
また、消費者は、弱酸性の電解生成酸性水を採取すべく、弱酸性の電解生成酸性水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24を駆動するとともに、弁体130Bを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では95度)回転駆動させる。この結果、図9(e)に示すように、弁体130Bの一方の連通孔137の第1連通孔部137aは導入側弁部120Bの一方の導入孔122に対向するとともに、第2連通孔部137bは導入側弁部120Bの他方の導入孔123に対向する。
このため、導入側弁部120Bの各導入孔122,123は、弁体130Bの連通孔137の第1連通孔部137aおよび第2連通孔部137bを通して、注出側弁部140Bの注出孔142に連通する。
この結果、貯溜タンク20aから導出管路30bの下流側導出管路部36cを通って導入側ケース110の導入通路114に導入された電解生成酸性水は、導入側弁部120Bの一方の導入孔122、弁体130Bの連通孔137の第1連通孔部137aを通って注出側弁部140Bの注出孔142に導入されるとともに、貯溜タンク20bから導出管路30cの下流側導出管路部36dを通って導入側ケース110の導入通路115に導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Bの他方の導入孔123、弁体130Bの連通孔137の第2連通孔部137bを通って注出側弁部140Bの注出孔142に導入される。
当該注出孔142では、大量の電解生成酸性水に少量の電解生成アルカリ性水が混合して弱酸性の電解生成アルカリ性水が調製され、調製された弱酸性の電解生成酸性水は注出側ケース150Bの注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、弱酸性の電解生成酸性水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24の駆動を停止するとともに、弁体130Bを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では95度)回転して中立位置に復帰させて、弁体130Bの連通孔137,138を、導入側弁部120Bの各導入孔122,123のいずれにも対向しない位置状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出は遮断状態となる。
また、消費者は、略中性の電解生成水を採取すべく、当該電解生成水用の注出スイッチを選択して押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24を駆動するとともに、弁体130Bを中立位置から図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では122度)回転駆動させる。この結果、図9(f)に示すように、弁体130Bの一方の連通孔137の第1連通孔部137aは、導入側弁部120Bの各導入孔122,123に同時に対向して、導入孔122,123を弁体130Bの連通孔部137aを通して、注出側弁部140の注出孔142に連通させる。
この結果、貯溜タンク20a、20bから導出管路30b,30cの下流側導出管路部36c、36dを通して導入側ケース110の導入通路114,115に導入された電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水は、導入側弁部120Bの各導入孔122,123を通って弁体130Bの連通孔137で混合して略中性の電解生成水を調製し、調製された略中性の電解生成水は、注出側弁部140Bの注出孔142、および、注出側ケース150の注出通路153を通って注出管路30dに注出される。
消費者は、略中性の電解生成水を所望量採取した場合には、例えば、当該スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、各貯溜タンク20a,20b側の送水ポンプ23,24の駆動を停止するとともに、弁体130Bを図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では122度)回転して中立位置に復帰させて、弁体130Bの連通孔137,138を、導入側弁部120Bの各導入孔122,123のいずれにも対向しない状態とする。この結果、各電解生成水の注出管路30dへの注出を停止状態とする。
図10(a),(b)には、当該弁体130Bが有する各連通孔137,138を変形した例を示している。図10(a)に示す各連通孔137,138は、その第2連通孔部137c,138cを長三角形状に形成した例であり、図10(b)に示す各連通孔137,138は、その第1連通孔部137d,138dを互いに一体に化した例である。
これらの各連通孔137,138は、弁体130Bの各連通孔137,138を構成する第2連通孔部137b,138bのスリット状の孔に替えて長三角形状としたことにより、弁体130Bの回転角度を調整することにより、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水との混合割合を任意に変化させることができる利点がある。
なお、図9および図10に示す弁体130Bにおいては、弁閉鎖時、各第2連通孔部にて流量が段階的または漸次減量されることから、ウォーターハンマーを低減することができる利点がある。
本発明に係る第2の注出弁装置は、有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と一対の注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記各注出管路に注出する形式の電解生成水用の注出弁装置である。本発明に係る第2の注出弁装置は、注出通路が2つある点で、本発明に係る第1の注出弁装置とは相違するが、その他の構成は類似するものである。本発明に係る第2の注出弁装置は、例えば、図11に示す電解水生成装置の注出弁装置として採用される。
本発明に係る第2の注出弁装置である第4注出弁装置200は、2導入通路−2注出通路方式のもので、図11に示す電解水生成装置の導出管路40a,40bを注出管路50a,50b間に介在して、各導入通路が各導出管路40a,40bにそれぞれ接続され、かつ、各注出通路が各注出管路50a,50bにそれぞれ接続される。
当該電解水生成装置は、第1の注出弁装置が使用される図2に示す電解水生成装置とは、各貯溜タンク20a,20bを備えていない点を除けば類似構成であり、かつ、電解運転については類似するものである。このため、当該電解水生成槽には、第1の電解水生成装置(図2参照)で使用している符号を援用することによって、その詳細な説明を省略する。
当該電解水生成装置においては、第4注出弁装置200は、電解槽10の各電解室11,12の下流側に接続されている導出管路40a,40bと注出管路50a,50b間に配置されて、各導入管路が各導出管路40a,40bにそれぞれ接続されている。また、各注出管路が各注出管路50a,50bにそれぞれ接続されている。但し、第4注出弁装置200は、各導出管路40a,40bと各注出管路50a,50bとの接続を切替える流路切替機能を有している。
当該電解水生成装置は、希薄食塩水を被電解水とするもので、当該電解水生成装置の電解運転では、各電解室11,12に配設してある各電極に設定された一定の電圧を印加することにより、設定された電解条件の下で有隔膜電解が行われる。例えば、電解室11が陽極側電解室で電解室12が陰極側電解室である場合には、電解室11では電解生成酸性水が生成され、電解室12では電解生成アルカリ性水が生成される。電解室11で生成された電解生成酸性水は、導出管路40aに導出され、導出管路40aが注出管路50aに接続されている場合には注出管路50aに注出される。また、電解室12で生成された電解生成アルカリ性水は、導出管路40bに導出され、導出管路40bが注出管路50bに接続されている場合には注出管路50bに注出される。
当該電解水生成装置の電解運転において、各電解室11,12の各電極の極性を定期的に反転させて、電解室11を陰極側電解室に変更させるとともに、電解室12を陽極側電解室に変更させる。この場合、注出弁装置200は流路を切替動作して、導出管路40aを注出管路50bに、導出管路40bを注出管路50aに接続する。
この結果、電解室11では電解生成アルカリ性水が生成され、生成された電解生成アルカリ性水は導出管路40aに導出されて注出管路50bに注出され、また、電解室12では電解生成酸性水が生成され、生成された電解生成酸性水は導出管路40bに導出されて注出管路50aに注出される。従って、当該電解水生成装置においては、両注出管路50a,50bのうち、注出管路50aは電解生成酸性水の専用の注出管路となり、注出管路50bは、電解生成アルカリ性水の専用の注出管路となる。
しかして、第4注出弁装置200は、2つの注出通路を有する点を除けば、図3に示す注出弁装置とは類似する構成のものであって、弁本体と駆動機構により構成されている。図12には、当該弁本体を構成する各構成部材を示している。当該弁本体は、導入側ケース210,導入側弁部220、弁体230、注出側弁部240、および、注出側ケース250を備えている。
導入側ケース210は、周方向に180度離間した状態で上下に位置する一対の導入通路211,212を備え、導入側弁部220は、導入側ケース210の各導入通路に対向する導入孔221,222を備え、弁体230は、周方向に180度離間した状態で週方向に円弧状に延びる連通孔231,232を備えている。また、注出側弁部240は、周方向に周方向に180度離間した状態で左右に位置する一対の注出孔241,242を備え、注出側ケース250は、周方向に周方向に180度離間した状態で左右に位置する一対の注出通路251,252を備えている。
当該第4注出弁装置200は、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の2種類の電解生成水を、専用の注出管路50a,50bにそれぞれ同時に注出する機能を有するもので、当該電解水生成装置が非運転状態にある場合には、弁体230は、図13(a)に示すように中立状態にある。弁体200が中立状態にある場合には、弁体230の各連通孔231,232は、導入側弁部220の各導入孔221,222とは対向状態にあるが、注出側弁部240の注出孔241,242とは非対向の状態にあり、各電解生成水の注出は遮断状態にある。
消費者は、各電解生成水を採取すべく、電解生成水用の注出スイッチを押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、当該電解水生成装置の電解運転の開始と同時に注出弁装置200を作動して、例えば、弁体230を図示反時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転動作させる。これにより、図13(b)に示すように、弁体230の一方の連通孔231が注出弁側弁部240の一方の注出孔241に対向するとともに、弁体230の他方の連通孔232が注出側弁部240の他方の注出孔242に対向する。
これにより、電解槽10の電解室11(陽極側電解室)で生成される電解生成酸性水は、導出管路40aから導入側ケース210の一方の導入通路211に導入され、導入された電解生成酸性水は、導入側弁部220の一方の導入孔211、弁体230の一方の連通孔231、注出側弁部240の一方の注出孔241を通って、注出側ケース250の一方の注出流出通路251から一方の注出管路50aに注出される。また、電解槽10の電解室12(陰極側電解室)で生成される電解生成アルカリ性水は、導出管路40bから導入側ケース210の他方の導入通路212に導入され、導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部220の他方の導入孔212、弁体230の他方の連通孔232、注出側弁部240の他方の注出孔242を通って、注出側ケース250の他方の注出流出通路252から他方の注出管路50bに注出される。
消費者は、各電解生成水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、当該電解水生成装置の電解運転を停止するとともに、弁体230を図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転動作させて、弁体230を中立位置に回転復帰させる。この結果、各電解生成水の注出管路50a,50bへの注出は遮断状態となる。
一方、電解槽の各電解室11,12の極性が上記の電解運転と反転された状態の電解運転では、制御装置は、弁体230の上記した回転動作とは逆方向の回転動作をさせる制御を行う。消費者は、各電解生成水を採取すべく、電解生成水用の注出スイッチを押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、当該電解水生成装置の電解運転の開始と同時に注出弁装置200を作動して、例えば、中立位置の弁体230を、図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転動作させる。これにより、図13(c)に示すように、弁体230の一方の連通孔231が注出弁側弁部240の他方の注出孔242とも対向するとともに、弁体230の他方の連通孔232が注出側弁部240の一方の注出孔241ととも対向する。
これにより、電解槽10の電解室11(陰極側電解室)で生成される電解生成アルカリ性水は、導出管路40aから導入側ケース210の一方の導入通路211に導入され、導入された電解生成酸性水は、導入側弁部220の一方の導入孔211、弁体230の一方の連通孔231、注出側弁部240の他方の注出孔242を通って、注出側ケース250の他方の注出流出通路252から他方の注出管路50bに注出される。
また、電解槽10の電解室12(陽極側電解室)で生成される電解生成酸性水は、導出管路40bから導入側ケース210の他方の導入通路212に導入され、導入された電解生成アルカリ性水は、導入側弁部220の他方の導入孔212、弁体230の一方の連通孔231、注出側弁部240の一方の注出孔242を通って、注出側ケース250の一方の注出流出通路252から一方の注出管路50aに注出される。
消費者は、各電解生成水を所望量採取した場合には、例えば、当該注出スイッチを再度押動操作して開くと、制御装置は、当該指示信号に基づいて、当該電解水生成装置の電解運転を停止するとともに、弁体230を図示時計回り方向へ所定量(本実施形態では45度)回転動作させる。この結果、各電解生成水の注出管路50a,50bへの注出は遮断状態となる。
このように、第4注出弁装置200は、従来の流路切替弁の機能と、各電解生成水の注出遮断機能を合わせ持っている。このため、第4注出弁装置200を使用すれば、流路切替弁の使用を省略することができる。第4注出弁装置200の従来の流路切替弁とは相違する最大の特徴は、各電解生成水の注出を遮断する機能を有する点にある。
図14には、2導入通路−2注出通路方式である第2の注出弁装置の変形例(第5注出弁装置)を示している。第5注出弁装置200Aは、弁本体と駆動機構とからなる点では、その他の注出弁装置と同様であるが、第2の注出弁装置の範疇に属する第4注出弁装置200とは弁本体を全く異にするものである。弁本体は弁ハウジング210Aと弁体220Aを備えるもので、弁ハウジング210Aは、左右一対の導入通路211,212と、左右一対の注出通路221,222を備えている。各導入通路211,212と各注出通路213,214とは互いに対向していて、弁体220Aの収容室を介して、一方の導入通路211と一方の注出通路213とが互いに連通し、他方の導入通路212と他方の注出通路214とが互いに連通している。
弁体220Aは、その中心を通って直線状に延びる連通孔223を備えていて、収容室に回転可能に収容されていて、導入通路211および注出通路213と、導入通路212および注出通路214とを互いに区画している。弁体220Aの連通孔223は、各端部にて開口していて、弁体220Aが図14(a)に示す中立状態では、連通孔223は各導入通路211,212および注出通路213,214のいずれにも連通していない。
弁体220Aは、中立位置から時計方向回りに所定量(本実施形態では45度)回転動作すると、図14(b)に示すように、弁体220Aの連通孔223は、他方の導入通路212と一方の注出通路213とに連通することになる。また、弁体220Aは、中立位置から反時計方向回りに所定量(本実施形態では45度)回転動作すると、図14(c)に示すように、弁体220Aの連通孔223は、一方の導入通路211と他方の注出通路214とに連通することになる。
第5注出弁装置200Aは、電解水生成装置を構成する両導出管路40a,40bと両注出管路50a,50b間に配設されて、弁ハウジング210Aが有する一方の導入通路211に一方の導出管路40aを接続し、他方の導入管路212を他方の導出管路40bに接続し、また、弁ハウジング210Aが有する一方の注出通路213を一方の注出管路50aに接続し、他方の注出管路214を他方の導出管路50bに接続して使用されることになる。
当該電解水生成装置に配設した第5注出弁装置200Aにおいては、両方の注出管路50a,50bを通して電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水とがそれぞれ同時に注出されるが、この場合、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の組合わせ(第1組の各電解生成水)、弱酸性の電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の組合わせ(第2組の各電解生成水)、電解生成酸性水と弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水の組合わせ(第3組の電解生成水)が、注出管路50a,50bからそれぞれ注出される。
消費者は、例えば、第1組の各電解生成水用の注出スイッチを押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、弁体220Aを図14(a)に示す中立位置に位置させた状態で、当該電解水生成装置の電解運転の開始させる。これにより、一方の導入管路211に導入された電解生成酸性水は、一方の注出管路213から注出され、また、他方の導入管路212に導入された電解生成アルカリ性水は、他方の注出管路214から注出されることになる。
また、消費者は、例えば、第2組の各電解生成水用の注出スイッチを押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、弁体220Aを中立位置から図示時計方向へ所定量(本実施形態では45度)回転動作させて、図14(b)に示すように位置させる。この結果、弁体220Aはその連通孔223を通して、他方の導入通路212を一方の注出管路213に連通させて、他方の導入通路212に導入される電解生成アルカリ性水の一部を、一方の注出管路213を流れる電解生成酸性水に導入する。このため、一方の注出管路213からは、電解生成アルカリ性水が少量混合してなる弱酸性の電解生成酸性水が注出され、他方の注出管路214からは導入量より少量少ない電解生成アルカリ性水が注出されることになる。
また、消費者は、例えば、第3組の各電解生成水用の注出スイッチを押動操作して閉じると、制御装置は当該指示信号に基づいて、弁体210Aを中立位置から図示反時計方向へ所定量(本実施形態では45度)回転動作させて、図14(c)に示すように位置させる。この結果、弁体220Aはその連通孔223を通して、一方の導入通路211を他方の注出管路214に連通させて、一方の導入通路211に導入される電解生成酸性水の一部を、他方の注出管路214を流れる電解生成アルカリ性水に導入する。このため、他方の注出管路214からは、電解生成酸性水が少量混合してなる弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水が注出され、一方の注出管路213からは導入量より少量少ない電解生成酸性水が注出されることになる。
このように、第5注出弁装置200Aは、従来の流路切替弁の機能と、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の組合わせ(第1組の各電解生成水)、弱酸性の電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の組合わせ(第2組の各電解生成水)、電解生成酸性水と弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水組合わせ(第3組の電解生成水)の3組を、組合わせて注出する機能を有するものである。第5注出弁装置200Aの従来の流路切替弁とは相違する最大の特徴は、当該機能にある。
なお、上記した本発明の各実施形態に係る各注出弁装置においては、当該電解水生成装置が装備する制御装置によって弁体の作動を自動制御するように構成されているが、これに替えて、当該制御装置とは別の注出弁装置の専用の制御装置によって弁体の作動を自動制御するように構成することができるとともに、弁体の作動を手動で開始および停止することができるように構成することもできる。
本発明に係る注出弁装置を配設する電解水生成装置においては、実際には、注出弁装置の注出通路に接続した注出管路の先端に注出ノズルを取付けて使用される。第1の注出弁装置においては、注出通路が1本であることから、先端に注出ノズルを取付けた1本の注出管路が接続され、本発明に係る第2の注出弁装置においては、注出通路が2本であることから、先端に注出ノズルを取付けた2本の注出管路が接続されることになる。本発明では、注出管路の先端に取付けられる注出ノズル装置をも提供するものである。
図15には、本発明に係る第1の注出弁装置100の注出通路に接続された注出管路に取付けた注出ノズル装置300を示し、図16には、注出ノズル装置300を構成する各構成部材を示している。注出弁装置100の注出通路に接続されている注出管路30dの先端部には台座30eが形成されていて、台座30eは、注出弁装置100とマイコンCを一体に収容するハウジングHの底部に取付けられていて、当該台座30eに注出ノズル装置300が組付けられている。
注出ノズル装置300は、透明樹脂からなるノズル本体310と、不透明樹脂からなるアウタパイプ320と、透明樹脂からなる散水スペーサ330と、複数の発光素子である青色LED341および赤色LED342により構成されている。
ノズル本体310は、ノズル部311と、ノズル部311と一体に形成されて各LED341,342を受承する支持部312とからなり、支持部312は筒状を呈していて、その上下の中間部に棚313を備えている。棚313は、ノズル部311と支持部312の筒部とで、LEDを受承する収容部を形成している。ノズル本体310は、アウタパイプ320内に挿入された状態で、ノズル部311の下端部に散水スペース330が嵌着されている。散水スペーサ330は円盤状を呈するもので、円盤状の本体331の中央部には取付穴332を有していて、取付穴332を中心に、その周囲に同心状に多数の散水孔333が形成されている。散水スペーサ330は、アウタパイプ320の下端部に嵌合した状態で、本体331の取付穴332に挿通したネジ334を介して、ノズル部311の下端部に取付けられている。
このように組立てられたノズル組立体には、支持部312の棚部313に複数のLED341,342を収容して受承し、この状態で、ノズル部311の先端部を台座30e内の注出管路30dの接続部位に嵌着し、かつ、アウタパイプ320の上端部を台座30eの取付部位に嵌着することによって、注出管路30dの先端に取付けられている。この場合、各LED341,342は、棚部313の各角形状の凹部に嵌合して回り止めされた状態で、そのリード線を台座30eの開口部を通してマイコンCに接続されていている。マイコンCは、各LED341,342の発光の点滅を制御する制御手段である。
図17には、各LED341,342の配列状態の一例を示している。各LED341,342のうち、2個の赤色LED342は周方向に180度離間して配置されていて、これらの2個の赤色LED342の間に青色LED341が3個づつ配置されている。マイコンCは、注出管路30dから注出される電解生成水の特性に応じて、各LED341,342の発光の点滅を制御する。
注出弁装置100においては、電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水の2種類の電解生成水を選択的に注出することができるが、例えば、消費者が電解生成酸性水の注出を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて全ての青色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を青色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して注出される電解生成酸性水を青色に照明する。また、消費者が電解生成アルカリ性水の注出を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて全ての赤色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を赤色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して注出される電解生成アルカリ性水を赤色に照明する。
当該注出ノズル装置300を、例えば、第2注出弁装置100Aに使用する場合には、第2注出弁装置100Aは電解生成酸性水、電解生成アルカリ性水、略中性の電解生成水に3種類の電解生成水水を選択的に注出することから、マイコンCは、例えば消費者が電解生成酸性水の注出を選択した場合には、当該選択に応じて全ての青色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を青色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して注出される電解生成酸性水を青色に照明する。
また、消費者が電解生成アルカリ性水の注出を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて全ての赤色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を赤色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して注出される電解生成アルカリ性水を赤色に照明する。さらにまた、消費者が略中性の電解生成水の注出を選択した場合には、マイコンCは、当該選択に応じて1個の赤色LEDと3個の青色LEDを点灯して発光させて、アウタパイプ320を紫色に照明するとともに、散水スペーサ330を通して注出される略中性の電解生成水を紫色に照明する。
これらの場合、マイコンCは、電解生成水の非注出時には、LED341,342の発光を停止し、特性の安定な電解生成水が注出している状態では、LED341,342を発光させ、特性が安定していない電解生成水が注出している状態では、LED341,342の発光を点滅させるように制御することができる。
なお、当該注出ノズル装置300を第3注出弁装置100Bに使用する場合には、当該注出弁装置100Bは、5種類の特性を異にする電解生成水を注出することができることから、さらに発光色を異にするLEDを追加する等して、マイコンCの発光制御によって、注出される電解生成水をその特有の色で照射するようにする。また、本発明に係る第2の注出弁装置である第4注出弁装置200や第5注出弁装置200Aに使用する場合には、当該注出ノズル装置100を2本をそれぞれの注出管路に接続して使用することができるが、第4注出弁装置200は、各注出管路からは専用の電解生成水がそれぞれ注出することができることから、使用する各注出ノズル装置には互いに発光色を異にする1本のLEDをそれぞれ使用するようにすることができる。
このように、当該注出ノズル装置においては、アウタパイプ320および注出される電解生成水を、注出される特性の電解生成水に応じて異なる色に照明することができるため、実際に注出されている電解生成水の特性を照明色にて視認することができるとともに、散水スペーサ330の散水機能によって、注出される電解生成水の流れの流速を分散することができる。
なお、散水スペーサについては、図18に示す各散水スペーサ330A,330Bにごとく、光通過面に凹凸を設けることにより、LEDから発光される光を注出される電解生成水の中央に収束させ、視認性を一層向上させることができるとともに、散水スペーサ330の散水穴を本体331の中央部より外周付近に多く集めて、その中央部に空気層を設けることによって、注出された電解生成水中に一旦照射された光を電解生成水内から漏れ難くして、照射光を注出される電解生成水の中央内部に保持し、照射色による視認性にさらに向上させることができる。
異なる特性の電解生成水を注出するための注出弁装置を採用してなる従来の電解水生成装置を示す概略構成図である。 本発明に係る第1の注出弁装置を採用した電解水生成装置を示す概略構成図である。 本発明に係る第1の注出弁装置である第1注出弁装置を示す弁本体を縦断した側面図である。 第1注出弁装置の弁本体を構成する構成部材を示す背面図である。 注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。 本発明に係る第1の注出弁装置である第2注出弁装置の弁本体を構成する構成部材を示す背面図である。 注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。 本発明に係る第1に注出弁装置である第3注出弁装置の弁本体を構成する構成部材を示す背面図である。 注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。 弁体の変形例である注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。 本発明に係る第2の注出弁装置を採用した電解水生成装置を示す概略構成図である。 本発明に係る第2の注出弁装置である第4注出弁装置の弁本体を構成する構成部材を示す背面図である。 注出側ケースに嵌合した弁体の動作状態を示す正面図である。 本発明に係る第2の注出弁装置である第5注出弁装置の弁体の動作状態を示す弁本体の平面図である。 本発明に係る注出弁装置に採用する注出ノズル装置の縦断側面図である。 注出ノズル装置を構成する各構成部材の縦断側面図および平面図である。 各LEDの配置状態を示す平面図である。 散水スペーサの変形例の2例を示す縦断側面図である。
符号の説明
10…有隔膜電解槽、11,12…電解室、20a,20b…貯溜タンク、21,22…切替弁、23,24…切替弁、30a…供給管路、30b,30c…導出管路、30d…注出管路、30e…台座、31…給水管路部、32…供給管路部、33a…減圧弁、33b…軟水器、33c…フィルタ、33d…減圧弁、33e…ウォータバルブ、34a…濃塩水タンク、34b…塩水供給ポンプ、35a,35b…流量センサ、36a,36b…上流側管路部、36c、36d…下流側管路部、36a1,36b1…第1管路部、36a2,36b2…第2管路部、36c,36d…導出管路部、37…流路切替弁、38,38a,38b…注出管路、39…注出弁装置、39a,39b…注出弁、40a,40b…導出管路、50a,50b…注出管路、100…第1注出弁装置、100a…弁本体、100b…駆動機構、101…押圧プレート、102…圧縮スプリング、103…蓋体、110導入側ケース、111…本体、112,113…突起部、114,115…導入通路、120,120A…導入側弁部、121…嵌合孔、122,123…導入孔、130,130A…弁体、131…弁体部、132…支持軸、133…嵌合孔、134…連通孔、140…注出側弁部、141…貫通孔、142…注出孔、150…注出側ケース、151…本体、152…支持筒、153…注出通路、160…ギヤモータ、161…出力軸、170…ギヤ列、171…入力ギヤ、172…出力ギヤ、180…フォトセンサー、181…センサー本体、182…センサー用スリット板、100A…第2注出弁装置、110A…導入側ケース、120A…導入側弁部、130A…弁体、135,136…連通孔、140A…注出側弁部、150A…注出側ケース、100B…第3注出弁装置、110B…導入側ケース、120B…導入側弁部、130B…弁体、137,138…連通孔、137a,138a…第1連通孔部、137b,138b…第2連通孔部、137c,138c…第2連通孔部、137d,138d…第1連通孔部、140B…注出側弁部、150B…注出側ケース、200…第4注出弁装置、210…導入側ケース、211,212…導入通路、220…導入側弁部、221,222…導入孔、230…弁体、231,232…連通孔、240…注出側弁部、241,242…注出孔、250…注出側ケース、251,252…注出通路、200A…第5注出弁装置、210A…弁ハウジング、211,212…導入通路、213,214…注出通路、220A…弁体、223…連通孔、H…ハウジング、300…注出ノズル装置、310…ノズル本体、311部…ノズル、312…支持部、313…棚部、320…アウタパイプ、330,330A,330B…散水スペーサ、331…円盤状の本体、332…取付穴、333…散水穴、334…ネジ、341…青色LED、342…赤色LED。

Claims (11)

  1. 有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記注出管路に注出する電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路と、前記各導入通路に連通するとともに前記注出管路に接続され導入された電解生成水を前記注出管路に注出する注出通路と、前記各導入通路と前記注出通路間に介在し所定量回転動作して前記各導入通路と前記注出通路の連通を選択的に切替える弁体を備え、前記弁体の非動作時には、前記各導入通路と前記注出通路の連通を遮断していることを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  2. 請求項1に記載の電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導入通路と前記弁体間に介在する導入側弁部と、前記弁体と前記注出通路間に介在する注出側弁部を備え、前記導入側弁部には、前記各導入通路に常時対向する一対の導入孔が形成され、前記弁体には、同弁体の一方向および他方向への所定量の回転動作により前記導入側弁部の各導入孔に選択的に対向する連通孔が形成され、前記注出側弁部には、前記注出通路および前記弁体の連通孔に常時対向する円弧状で所定長さの注出孔が形成されていて、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出することを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  3. 請求項1に記載の電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導入通路と前記弁体間に介在する導入側弁部と、前記弁体と前記注出通路間に介在する注出側弁部を備え、前記導入側弁部には、前記各導入通路に常時対向する一対の導入孔が形成され、前記弁体には、周方向に所定間隔を保持する円弧状で所定長さを有する一対の連通孔であって、同弁体の一方向および他方向の所定量の回転動作により前記導入側弁部の各導入孔に選択的に対向するとともに、各連通孔のいずれかの連通孔はさらなる所定量の回転動作により前記導入側弁部の両導入孔に同時に対向する一対の連通孔が形成され、前記注出側弁部には前記注出通路および前記各導入通路に常時対向する円弧状で所定長さの注出孔が形成されていて、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出し、前記弁体のさらなる所定量の回転動作時には電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水とが混合された電解生成水を前記注出管路に注出することを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  4. 請求項3に記載の電解生成水用の注出弁装置において、前記弁体に形成されている一方の連通孔は、周方向に所定長さ延びる円弧状の第1の連通孔部と、前記第1の連通孔部の一端からさらに周方向に所定長さ延びる円弧状で同第1の連通孔部より幅狭の第2の連通孔部とを有し、かつ、前記弁体に形成されている他方の連通孔は、周方向に所定長さ延びる円弧状の第1連通孔部と、前記第1連通孔部の一端から前記一方の連通孔の第2の連通孔部に向かってさらに周方向に所定長さ延びる円弧状で同第1連通孔部より幅狭の第2連通孔部とを有し、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の一方向へのさらなる回転動作時には電解生成酸性水に少量の電解生成アルカリ性水が混合した弱酸性の電解生成酸性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の他方向へのさらなる回転動作時には電解生成アルカリ性水に少量の電解生成酸性水が混合した弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水を前記注出管路に注出し、前記弁体の一方向または他方向へのさらなる回転動作時には電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水が同量混合した略中性の電解生成水を前記注出管路に注出することを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  5. 有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と一対の注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記各注出管路に注出する電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路と、前記各導入通路に連通するとともに前記各注出管路に接続され導入された各電解生成水を前記各注出管路にそれぞれ注出する注出通路と、前記各導入通路と前記各注出通路間に介在し所定量回転動作して前記各導入通路と前記各注出通路の連通を選択的に切替える弁体を備え、前記弁体の非動作時には、前記各導入通路と前記各注出通路の連通を遮断していることを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  6. 請求項5に記載の電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導入通路と前記弁体間に介在する導入側弁部と、前記弁体と前記各注出通路間に介在する注出側弁部を備え、前記導入側弁部には、前記各導入管路に常時対向する一対の導入孔が形成され、前記注出側弁部には、前記注出通路に常時対向する一対の注出孔が形成され、前記弁体には、周方向に所定間隔を保持する円弧状で所定長さを有する一対の連通孔であって、同弁体の一方向および他方向の所定量の回転動作により前記導入側弁部の各導入孔と前記注出側弁部の各注出孔に選択的に対向する一対の連通孔が形成されていて、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水の注出を停止し、前記弁体の一方向および他方向への所定量の回転動作時には各導入通路と各注出通路の連通を選択的に切替動作して、選定された各電解生成水を各注出管路に注出する電解生成水用の注出弁装置。
  7. 有隔膜電解槽の各電解室にて生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導出する一対の導出管路と一対の注出管路との間に介在し、設定された特性の電解生成水を選択して前記各注出管路に注出する電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導出管路に接続されて電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水をそれぞれ導入する一対の導入通路と、前記各導入通路に連通するとともに前記各注出管路に接続され導入された各電解生成水を前記各注出管路にそれぞれ注出する注出通路と、前記各導入通路と前記各注出通路間に介在し所定量回転動作して前記各導入通路と前記各注出通路の部分的な連通を選択的に行う弁体を備え、前記弁体の非動作時には、前記各導入通路と前記各注出通路を連通して各電解生成水を専用の各注出管路に注出し、前記弁体の一方向および他方向への所定量の回転動作時には同一特性の電解生成水と特性の異なる電解生成水が異なる混合比で互いに混合した電解生成水とを各専用の注出管路にそれぞれ注出することを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  8. 請求項7に記載の電解生成水用の注出弁装置であり、当該注出弁装置は、前記各導入通路と前記各注出通路が連通する部位に弁体を備え、前記弁体には中心部を通って前記各導入通路と前記各注出通路が連通する部位に直線状に臨んで開口する連通孔が形成されていて、前記弁体の非動作時には電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水を専用の注出通路を通して専用の注出管路に注出し、前記弁体の一方向への所定量の回転動作時には一方の導入通路を他方の注出通路に連通して電解生成アルカリ性水に電解生成酸性水の一部が混合した弱アルカリ性の電解生成アルカリ性水を他方の注出通路を通して専用の注出管路に注出するとともに、電解生成酸性水を一方の注出通路を通して専用の注出管路に注出し、前記弁体の他方向への所定量の回転動作時には他方の導入通路を一方の注出通路に連通して電解生成酸性水に電解生成アルカリ性水の一部が混合した弱酸性の電解生成酸性水を一方の注出通路を通して専用の注出管路に注出するとともに、電解生成アルカリ性水を他方の注出通路を通して専用の注出管路に注出することを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  9. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電解生成水用の注出弁装置において、前記注出管路の先端に接続される注出ノズルに発光色の異なる複数の発光素子を内蔵して、注出される電解生成水の特性に応じて異なる色に発光するように構成したことを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  10. 請求項5〜8のいずれか一項に記載の電解生成水用の注出弁装置において、前記各注出通路に接続される各注出管路の先端に接続される各注出ノズルに発光色の異なる発光素子をそれぞれ内蔵して、注出される電解生成水の特性に応じて異なる色に発光させるように構成したことを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
  11. 請求項9または10に記載の電解生成水用の注出弁装置において、電解生成水の非注出時には発光素子の発光を停止し、特性の安定な電解生成水が注出している状態では発光素子を発光させ、特性が安定していない電解生成水が注出している状態では発光素子の発光を点滅させるように制御することを特徴とする電解生成水用の注出弁装置。
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