JP2593240Y2 - 水処理装置連結式切換栓 - Google Patents

水処理装置連結式切換栓

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JP2593240Y2
JP2593240Y2 JP1992062547U JP6254792U JP2593240Y2 JP 2593240 Y2 JP2593240 Y2 JP 2593240Y2 JP 1992062547 U JP1992062547 U JP 1992062547U JP 6254792 U JP6254792 U JP 6254792U JP 2593240 Y2 JP2593240 Y2 JP 2593240Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水処理装置を効果的に
用いることのできる水処理装置連結式切換栓に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭やオフィス等においては、様
々な水処理装置が普及しており、例えば、水道水などの
原水を活性炭、中空糸膜等で濾過することにより浄化し
て、飲料水等に利用する浄水器がある。
【0003】そして、上記したような浄水器を原水供給
部と接続するための手段としては、水栓の蛇口に直接取
付けたり、水栓の上流側、または下流側に別個の流路切
換装置を設けて、同流路切換装置と浄水器とを往路・復
路用のホース等で接続したりしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、いずれの場合
も、セットされる浄水器に、蛇口先端から浄水を出すの
か、原水を出すのかを切り換える切換手段を設けるもの
であり、既設の水栓の開閉操作と上記切換手段の切換操
作を連携させて止水、原水、浄水の切り換えを行うもの
であり煩雑であった。
【0005】また、設備工事等をすることで、流し台全
体のシステムとして浄水機能付の水栓とし、単一の切換
レバーで止水、原水、浄水等の切換が行えるものも提案
されているが、既存の流し台からリフォームする場合は
流し台の一部に穴を開設する等の手間を要し、簡単に取
付けることはできなかった。
【0006】また、この場合、定期的に交換される浄水
カートリッジは別として、浄水器と切換栓は一組の装置
であり、切換栓を単独で使用したり、浄水器の代わりに
他の水処理装置、例えば、イオン整水器等を付設するこ
と等を考えておらず、高価な切換栓でありながら、汎用
性に乏しいものであった。
【0007】しかも、上記した装置では、浄水器と切換
栓の接続口は外部から見えない流し台の内部にあるの
で、接続口の不良等で水漏れが生じると、床等を水浸し
にしてしまうということもある。
【0008】本考案は、上記した課題を解決することが
できる水処理装置連結式切換栓を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、シンクの上方
に位置し、操作レバー、操作レバーにより操作される切
換弁、給湯配管と連通する給湯流路、給水配管と連通す
る給水流路、吐出管に連通する吐出流路、水処理装置と
の接続口を有す往路と復路、を備え、切換弁が操作レバ
ーにより、給湯流路と給水流路の流路比を可変自在にし
て吐出流路に導くルートと、給水流路を上記往路から水
処理装置を経て上記復路に戻り吐出流路に導くルートに
切り換え自在とした切換栓において、水処理装置を上記
接続口を介して着脱自在に接続するとともに、該接続口
は水処理装置を外した状態時にシンク上方において露呈
していることを特徴とする水処理装置連結式切換栓を提
供せんとするものである。
【0010】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照しながら、
本考案に係る水処理装置連結式切換栓を具体的に説明す
る。
【0011】図1は本考案に係る水処理装置連結式切換
栓Aの平面図、図2は同正面図、図3は同断面側面図、
図4は同断面背面図、図5は同要部を示す断面側面図で
ある。本実施例においては、切換栓Aを台所のシンクの
上方の壁体Wに設けており、同切換栓Aに接続する水処
理装置としては浄水器Bを用いている。そして、浄水器
Bを切換栓Aの下方に配設している。
【0012】先ず、水処理装置連結式切換栓Aの構成に
ついて説明すると、図1及び図2に示すように、切換栓
Aは、略箱型の水処理装置接続ケースaと、同水処理装
置接続ケースaの上面に連設し、操作レバー11と吐出管
12を具備した栓本体10とから構成しており、同栓本体10
は、筒状ケースcによりカバーされている。
【0013】そして、水処理装置接続ケースaの後面a1
に原水供給部を構成し、壁体Wから突設する給湯配管2
2、給水配管23を連結している。
【0014】栓本体10は、上方に操作レバー11を、下方
には吐出管12を回動自在に連結しており、吐出管12の先
端には吐出口13を開口している。
【0015】また、図3及び図4に示すように、操作レ
バー11を後述する切換弁9に連設すると共に、水平、上
下方向へ回動自在に構成しており、かかる操作レバー11
を操作することによって切換弁9を作動させれば、流量
の調節、止水の他に、浄水使用や冷水から温水までの原
水使用の各使用形態(モード)を任意に操作することが
できる。
【0016】即ち、図3及び図4に示すように、切換栓
A内には、上記吐出管12の先端に開口した吐出口13に連
通する吐出流路14の他、給湯配管22と連通する給湯流路
22aや給水配管23と連通する給水流路23a 、浄水器Bに
送水する浄水往路24a 、浄水器Bからの浄化水を吐出流
路14に導く浄水複路24b をその両端部に形成する浄水流
路24等の複数の流路を形成している。
【0017】そして、図7及び図8に示すように、切換
弁9は栓本体10内に固定状態で配設した第一弁体9aと、
操作レバー11に連結して、水平、上下方向に回動する第
二弁体9bとを有しており、第一弁体9aには、給湯流路22
a と連通する温水流入孔16、給水流路23a と連通する冷
水流入孔17、浄水器Bに送水する浄水往路24a に連通す
る浄水用孔18の他、吐出流路14に連通する吐出孔19を形
成しており、また、第二弁体9bには流入案内孔20と流出
案内孔21とを形成している。
【0018】上記第一弁体9aの吐出孔19と他の各孔16,1
7,18との連通の対応を、操作レバー11の水平方向、上下
方向への回転動作で第二弁体9bの作動位置を切換えるこ
とにより、冷水、温水、あるいは冷水と温水とを混合し
た任意の温度の温冷混合水、さらには、浄水器Bを介し
ての浄水を取り出したりすることができる。
【0019】本実施例では、操作レバー11の上下位置に
より吐水量の調節ができ、レバー11を上方位置にすれば
止水状態となり、下方位置では出水状態となる。また、
水平方向での切換位置により、冷水、温冷混合水、温
水、浄水の各モードの切換が可能となっている。
【0020】このように、本切換栓Aは、操作レバー11
単独の操作で全ての操作が行える構成となっている。
【0021】上記のように構成した切換栓Aにおいて、
同切換栓Aの栓本体10の下部に、本考案の要旨となる接
続口2,3 からなる水処理装置接続金具1を栓本体10から
露出状態に形成している。
【0022】本実施例では、同水処理装置接続金具1
は、図5に示すように、水処理装置接続ケースa内に設
けており、しかも、同水処理装置接続金具1を、その先
端を下方に向けて設けている。
【0023】ここで、浄水器Bを接続する水処理装置接
続金具1について説明すると、水処理装置接続金具1
は、図3及び図4に示すように、往路用接続口2と、復
路用接続口3とから構成し、しかも、各接続口2,3 を栓
本体10から外部に露出状態に形成して、浄水器Bの接続
を容易に行えるように構成している。
【0024】また、浄水器Bを離脱した状態では、接続
口2,3 は下方に向けて配設しているので、誤って浄水側
にレバーを切換えても、同接続口2,3 からの水は下方に
落ち、シンクで受けることができるので、使用者が濡れ
ず、しかも、台所の床等を水浸しにすることもない。
【0025】また、各接続口2,3 を盲蓋等、例えば、図
5及び図6に示すように、水処理装置接続ケースaの内
部空間に嵌合し、かつ、各接続口2,3 を閉塞する閉塞栓
26a,26b を具備する閉塞用アタッチメント26で閉塞すれ
ば、浄水器B等の水処理装置を取付けなくても、本切換
栓Aは湯水混合水栓として使用できる。
【0026】また、本実施例のような浄水器B等以外の
何らかの水処理装置を付加する場合にも、かかる接続金
具1を利用すればよく、その場合には、本実施例の如く
コンパクトにすっきりと取付けることができる。
【0027】次に、浄水器Bについて簡単に説明する
と、浄水器Bは、図3及び図4に示すように、接続口2,
3 に接続する接続筒bと、同接続筒bに連設する浄水部
dとから構成している。
【0028】接続筒bは、往接続筒b1と復接続筒b2とか
らなり、同往接続筒b1と復接続筒b2内に、原水流入路31
と浄水流出路32とをそれぞれ形成している。そして、原
水流入路31は切換栓Aの往路用接続口2に、浄水流出路
32は復路用接続口3にそれぞれ接続しており、また、往
路用接続口2は浄水往路24a と、復路用接続口3は浄水
復路24b と接続している。
【0029】また、浄水部dは、図3及び図4に示すよ
うに、第1浄水部33と第2浄水部34とからなり、第1浄
水部33は、活性炭35を収納し、また、第2浄水部34は、
カートリッジ37の内部に中空糸膜36を収納している。
【0030】そして、かかる第1浄水部33及び第2浄水
部34を浄水部ケース38に収納し、同浄水部ケース38を接
続筒bに連設している。
【0031】また、浄水部ケース38の給水配管側には、
蓋体38a を取付けており、同蓋体38a を取り外すことに
より、ケース38中の浄水部dを着脱可能とし、浄水器B
のメンテナンスを容易に行えるようにしている。
【0032】ところで、図4に示す25は、浄水流出路32
内で、同浄水流出路32と往路接続口3との連通部近傍に
設けた逆止弁であり、同逆止弁25により、水は吐出流路
14から浄水器B側へは流れないようにしている。
【0033】また、27は形状記憶合金からなる安全弁で
あり、同安全弁27は一定の温度になると、浄水部ケース
38の下面に設けた熱水排水孔28側へ開状態となるよう
に、また、一定の圧力によりカートリッジ37側へ開状態
となるように構成している。
【0034】例えば、冷水が流れてくると、第1浄水部
33へ流れるが、浄水器Bの寿命等により圧力が増大した
り、切換栓A内の残り熱水等が、万が一高温のまま浄水
部dへ流れ込もうとすると、同安全弁27が作動し、熱水
を熱水排水孔28より排出するものである。
【0035】なお、29は逆止弁であり、一端を弁体側に
連結したスプリング29a により、弁体側に付勢されてい
る。
【0036】ここで、図3、図4、図9〜図11を参照
しながら、切換栓Aの水の流れについて、浄水器Bを水
処理装置接続金具1の各接続口2,3 に接続した状態で説
明する。
【0037】操作レバー11を操作して、図1に示す浄水
モードの位置とした場合、給湯配管22及び給水配管23か
ら栓本体10の給湯流路22a 及び給水流路23a に流入した
原水としての温水及び冷水は、同流路22a,23a から切換
弁9内に至る。
【0038】すると、図9に示すように、同切換弁9の
第二弁体9bにより、第一弁体9aの温水流入孔16及び吐出
孔19が閉塞されているので、第二弁体9bの流入案内孔20
と流出案内孔21が、第一弁体9aの冷水流入孔17と浄水用
孔18とにそれぞれ連通することになり、冷水のみが浄水
用孔18を通って浄水往路24a へと流入する。
【0039】冷水はさらに、図4に示すように、浄水往
路24a から往路用接続口2を通って浄水器Bの往接続筒
b1の原水流入路31に流入する。
【0040】その後、冷水は浄水部dの第1浄水部33に
流入し、第1浄水部33を通過して一次浄水が行われて一
次浄化水となり、同一次浄化水は、第2浄水部34のカー
トリッジ37内に流入して中空糸膜36により二次浄化され
る。
【0041】そして、かかる二次浄化水は復接続筒b2の
浄水流出路32を通り、栓本体10の復路用接続口3から逆
止弁25を介して吐出管12の吐出流路14に流れ込み、図4
に示すように、吐出口13より吐水される。
【0042】図10は操作レバー11を上方位置に操作し
て止水した場合であり、閉弁状態を示している。この場
合、第二弁体9bの流入案内孔20が冷水流入孔17との連通
を遮断されており、従って、切換弁9内には給水されな
いので、止水状態となるものである。
【0043】一方、操作レバー11を操作して、原水使用
とした場合については、例えば、温水モードとした場
合、原水供給部をなす給湯配管22及び給水配管23から、
栓本体10の給湯流路22a 及び給水流路23a に流入した原
水としての温水及び冷水は、同流路22a,23a から切換弁
9内に至る。
【0044】すると、図11に示すように、同切換弁9
の第二弁体9bにより、第一弁体9aの冷水流入孔17及び浄
水用孔18が閉塞されているので、第二弁体9bの流入案内
孔20と流出案内孔21が、第一弁体9aの温水流入孔16と吐
出孔19とにそれぞれ連通することになり、温水のみが吐
出孔19を通って吐出流路14へ流れ込み、吐出口13より吐
水される。
【0045】また、止水する場合は、浄水モードと同様
に、操作レバー11を上方へ位置させればよい。
【0046】なお、温冷混合水モードの場合、操作レバ
ー11を水平方向へ操作して切換弁9の第二弁体9bを作動
させれば、第一弁体9aの浄水用孔18を閉塞して、温水流
入孔16と冷水流入孔17とは同時に第二弁体9bの流入案内
孔20と連通し、操作レバー11により温水流入孔16と冷水
流入孔17との連通状態を調節すれば、温水と冷水の混合
を任意に調整でき、好みの水温を得ることができる。
【0047】このように、切換栓Aに水処理装置を着脱
自在に接続できるように、切換栓A側の水処理装置接続
金具1の接続口2,3 を、同切換栓Aの栓本体10から露出
状態に形成したことにより、浄水器B等の水処理装置の
外機能品への交換時にも容易に接続可能となり、また、
接続口2,3 を栓本体10から下方に向けて設けたので、か
かる浄水器B等の水処理装置を離脱した状態でコックを
水処理装置側に切り換えた場合でも、出水した水はシン
クで受けることになり、水が使用者にかかったり、台所
の床等が水浸しになることがない。
【0048】なお、水処理装置接続金具1は、上記して
きた2つの接続口2,3 の他に、さらに接続口を増やすこ
ともでき、増設した接続口を用いることにより、複数の
水処理装置を併用することも可能である。
【0049】このように、接続口2,3 が切換栓Aに着脱
自在可能に露出状態に形成されているので、水処理装置
と連携して使用される切換栓Aでありながら、切換栓A
を交換することなく多種多様の水処理装置を簡単な作業
で適用でき、また、水処理装置を一時的、永続的に使用
しなくても、閉塞用アタッチメント26等を用いることで
切換栓Aとしての機能は満足しながら使用し続けること
ができる。
【0050】また、変容例として、図12に示すよう
に、往、復接続筒b1,b2 の下部に、形状記憶合金からな
る流路切換弁Vを配設し、浄水器Bの逆洗を可能にした
ものがある。
【0051】これは、図1に示す逆洗モードに操作レバ
ー11をセットすれば、図13に示すように、第一弁体9a
の温水流入孔16と浄水用孔18とを、第二弁体9bの流入案
内孔20により連通すると、温水は往接続筒b1の原水流入
路31へ流れ、流路切換弁Vに至る。すると、温水の温度
により形状記憶合金からなる流路切換弁Vが作動し、温
水は図12の矢印gのごとく、第二浄水部34へと流れる
ようになる。そして、浄水部dの洗浄作用を行った後、
逆止弁29へと向かう。
【0052】この場合において、逆止弁29のスプリング
29a も、温水が流入すると縮むように設定した形状記憶
合金により形成しておけば、洗浄を終えた温水は同逆止
弁29を通って安全弁27に至り、同安全弁27は、先の実施
例で説明したように、温水により温水排水孔28方向へ開
状態となるので、洗浄後の温水は同温水排水孔28から排
出されることになる。
【0053】従って、使用者が誤って洗浄後の温水を使
ったりする心配がない。
【0054】この実施例では、温水を検出して流路切換
弁Vを作動させて流路を切り換えているが、操作レバー
11の切換えに連動する機械的な流路切換部を別途設ける
ことも考えられる。
【0055】次に、他の実施例として、図14〜図16
に示すものがある。これは、浄水器Bを水処理装置の背
部に配設しており、本実施例では、給湯配管22及び給水
配管23の間に水処理装置接続金具1を設けている。
【0056】ここで、浄水器Bの構成について簡単に説
明すると、浄水器Bは基体部eと、同基体部eに嵌着す
る浄水部dとから構成している。
【0057】基体部eは、図14に示すように、前方後
円形状の収納ケースe1からなり、同ケースe1内に、原水
流入路31と浄水流出路32とを収納して構成している。そ
して、図14に示すように、原水流入路31は切換栓Aの
往路用接続口2に、浄水流出路32は復路用接続口3にそ
れそれ接続しており、また、往路用接続口2は浄水往路
24a と、復路用接続口3は浄水復路24b とそれぞれ接続
している。
【0058】また、浄水器Bを接続しない場合は、図1
6に示すように、各接続口2,3 に盲蓋fを装着すればよ
い。
【0059】このように、浄水器Bを切換栓Aの背部に
取付けたことにより、見た目にすっきりと、コンパクト
となり、しかも、接続口2,3 を切換栓Aの背部に設けた
ので、同接続口2,3 は使用者とは反対側に向いており、
浄水器B等を離脱したままで、誤って浄水器B側に流路
を切り換えても使用者にかかることがない。
【0060】さらに、盲蓋fを接続口2,3 に装着した際
に、使用者の反対側に位置するので、美観を損なうこと
もない。
【0061】なお、浄水器Bに代えて、他の水処理装
置、例えば、イオン整水器等に簡単に付け替えることも
できる。これは、浄水器Bを離脱すれば、接続口2,3 が
切換栓Aから露出状態に露呈するからであって、切換栓
Aにイオン整水器の入水口と出水口とを接続すれば、単
一の切換レバー11のみで止水、原水、イオン水の切換え
を行える。
【0062】なお、接続口2,3 は上述した実施例におい
てはそれぞれの接続口を突設させているが、図17に示
すように、単なる孔であってもよい。
【0063】この場合、水処理装置側が突設して形成さ
れる。なお、上述したいずれの実施例の場合も、図17
に示すナットn のような螺合手段を設けると直付けが容
易で、特に、イオン整水器のような重量のある水処理装
置を付設する際は好適である。勿論、切換栓Aの接続口
2,3 と水処理装置の接続は直付けに限定されない。
【0064】また、他の実施例として、図18に示すも
のがある。
【0065】これは、切換栓Aに水処理装置として電気
分解整水器Dを配設しており、しかも、同電気分解整水
器Dの操作、及び作動状態の表示が切換栓Aで行えるよ
うに構成している。
【0066】即ち、図に示すように、切換栓Aの栓本体
10の表面に同起動スイッチ40と作動状態表示部42を予め
設けている。
【0067】そして、栓本体10内部に制御部Gを設け、
同制御部Gに状態表示部42、電気分解整水器D、さら
に、水温センサ61等を接続している。
【0068】かかる状態表示部42には液晶パネル42a を
設け、同パネル42a に本実施例ではpH表示、水温表示、
使用形態(モード)表示、故障・異常箇所表示、取扱い
説明表示等ができるように構成している。なお、小型ス
ピーカーを配設して、例えば、上記のモード表示、故障
・異常箇所表示、取扱い説明等は、合成音声による音声
表示も可能である。
【0069】かかる状態表示部42によって、使用者は、
現在の使用状態や電極洗浄時期等、様々な必要な情報を
得ることができる。
【0070】また、本実施例では、切換栓Aの栓本体10
下部に別途酸性水吐水口43を設けると共に、栓本体10の
内部には同吐水口43と連通する酸性水流路44を設け、さ
らに、同流路44に連通する補助接続口45を、接続口2,3
の近傍に設けている。この補助接続口45には、酸性水導
出流路46を接続している。
【0071】さらに、復路用接続口3が栓本体10内で連
通している浄水流路24の中途に、制御部Gを介して電気
的に開閉する流路切換弁Qを設け、例えば、後述するよ
うに、電気分解整水器Dの電極54,55 を逆電圧印加によ
り洗浄する際に、復路用接続口3に戻ってくる洗浄後水
が、吐出口13へ流れないように、酸性水流路44へ合流さ
せ、酸性水吐水口43から排水できるようにしている。
【0072】ここで、図18を参照しながら電気分解整
水器Dの構成及び水の流れについて説明する。
【0073】電気分解整水器Dは、電気分解槽50と、そ
の中央に設けた隔壁51と、同隔壁51によって区画形成さ
れたアルカリ性水槽52及び酸性水槽53と、各水槽52,53
に配設された電極54,55 とより構成している。
【0074】また、アルカリ性水槽52の上部にはアルカ
リ性水流出口56を、下部には原水流入口57をそれぞれ形
成し、また、酸性水槽53の上部には酸性水流出口58を、
下部にはカルシウム水流入口59をそれぞれ形成すると共
に、同カルシウム水流入口59に、別途配設したカルシウ
ムタンク63からのカルシウムを溶出させるようにしてい
る。62は、カルシウムを送るための送給ポンプである。
【0075】そして、アルカリ性水流出口56と酸性水流
出口58には、アルカリ性水導出流路60と酸性水導出流路
46とがそれぞれ接続しており、アルカリ性水導出流路60
は切換洗Aの栓本体10に設けた復路用接続口3に連通
し、酸性水導出流路46は補助接続口45に連通している。
【0076】また、原水流入口57と、カルシウム水流入
口59は、それぞれ、原水供給流路64に連通しており、同
原水供給流路64は往路用接続口2に連通している。
【0077】また、アルカリ性水槽52側に設けた電極54
は、通常の整水動作時には陰極として機能し、酸性水槽
53側の電極55は陽極として機能するように構成してい
る。
【0078】各電極54,55 には、制御部Gからの制御信
号に基づいて同電気分解整水器D用の電源Sから所望の
順電圧を印加するようにしており、かかる順電圧印加に
より、原水は電気分解されて、アルカリ性水槽52にはア
ルカリ性水が、酸性水槽53には酸性水が生成されること
になる。
【0079】生成されたアルカリ性水は、アルカリ性水
流出口56からアルカリ性水導出流路60を通り、切換栓A
の栓本体10に設けた復路用接続口3に至り、そして、浄
水流路24を通って逆止弁25を介して吐出流路14に流れ込
み、吐出口13から取り出すことができる。
【0080】また、酸性水は、酸性水流出口58から酸性
水導出流路46を通り、切換栓Aの栓本体10に設けた補助
接続口45に至り、そして、同接続口45に連通する酸性水
流路44を通って酸性水吐水口43から排出される。
【0081】かかる酸性水は、そのアストリンゼン効果
に着目して、手等の洗浄水として使用することができ
る。
【0082】また、上記酸性水吐水口43は、吐出管12に
設けた吐出口13とは離れた位置にあるので、使用者がア
ルカリ性水と間違うことがない。
【0083】ところで、各電極54,55 には、制御部Gか
らの制御信号に基づいて、電源Sから所望の逆電圧を印
加できるように構成しており、かかる逆電圧により、原
水は電気分解され、今度は、アルカリ性水槽52には酸性
水が、酸性水槽53にはアルカリ性水が生成され、これに
よって、各電極54,55 の付着物が溶解・除去される。
【0084】このときの洗浄後水は、酸性水流出口58か
らの水は酸性水導出流路46を通り、補助接続口45から酸
性水流路44を通って酸性水吐水口43から排出される。
【0085】一方、アルカリ性水流出口56からの洗浄後
水は、アルカリ性水導出流路60を通って復路用接続口3
に流入する。
【0086】このとき、同復路用接続口3に連通する浄
水流路24の中途に配設した流路切換弁Qには、制御部G
からの制御信号により、浄水流路24を遮断すると共に、
酸性水流路44側へ連通することになり、復路用接続口3
から流入した洗浄後水は、酸性水流路44へと流れ、上記
の酸性水流出口58からの洗浄後水と合流して酸性水吐水
口43から排出される。
【0087】このとき、状態表示部42では、液晶パネル
42a に逆洗中の表示があり、また、合成音声で警告する
こともできるので、かかる洗浄後水を誤って飲用したり
することがない。なお、本実施例では、酸性水も切換洗
A側から吐水させ、手洗い用等に使用できるようにして
いるが、電気分解整水器Dの酸性水流出口58に酸性水排
水パイプを接続して、電気分解整水器D側から直接排水
することもできる。
【0088】この場合は、栓本体10に補助接続口45、酸
性水吐水口43を設ける必要がなく、また、流路切換弁Q
も必要がないのでコスト的にも廉価な切換栓Aとするこ
とができる。
【0089】また、この場合、酸性水流出口58からの洗
浄後水は直接排出され、アルカリ性流出口56からの洗浄
後水は吐出管12の吐出口13から排出されることになるの
で、使用者が使用できる水と間違えることのないよう
に、状態表示部42では、合成音声による警告の方が望ま
しい。
【0090】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案では、
シンクの上方に位置し、操作レバー、操作レバーにより
操作される切換弁、給湯配管と連通する給湯流路、給水
配管と連通する給水流路、吐出管に連通する吐出流路、
水処理装置との接続口を有す往路と復路、を備え、切換
弁が操作レバーにより、給湯流路と給水流路の流路比を
可変自在にして吐出流路に導くルートと、給水流路を上
記往路から水処理装置を経て上記復路に戻り吐出流路に
導くルートに切り換え自在とした切換栓において、水処
理装置を上記接続口を介して着脱自在に接続するととも
に、該接続口は水処理装置を外した状態時にシンク上方
において露呈状態に形成したことにより、 a.温水が利用出来る切換栓でありながら、確実に熱水
の水処理装置側への流入を防止出来る。という作用効果
に加え、 b.シンク上方で接続口が露呈しているので、簡単に水
処理装置の取り付けや交換が行える。 c.切換弁の操作で水処理装置側への流出を停止出来る
ので、水処理装置の離脱時に開放された接続口から水が
不当に流出することがない。 d.水処理装置側への流出を停止した状態で温水や通常
の冷水が切換自在に利用されるので、水処理装置を離脱
したままの状態でも通常の切換栓として利用可能とな
る。 e.万一の水濡れや操作ミスによる接続口からの水の流
出に対しても確実に視認出来、またこぼれた水はシンク
内もしくは周辺の水漏れに強い安全な場所へ流出され
る。 f.都合により水処理装置を使用しない場合は、シンク
上に露呈している接続口から丸ごと取り外し、接続口間
を連結するか塞ぐだけで通常の混合栓として利用可能で
あり、その場合は、水処理装置のない分全体形状がコン
パクトになり、全体デザインも機能に見合ったものとし
て使用者は視認出来る。さらには本件考案の場合は水処
理装置を他の大きさや機能の異なる機種に変更する場合
も、変更となる水処理装置をシンク上方に位置する接続
口に接続するだけで良く、切換栓を何ら変更することな
く切換栓の機能を利用可能で汎用性に優れるという作用
効果を奏します。
【0091】また、一つの吐出口から、止水、原水、水
処理装置からの処理水を取り出すことができ、使い勝手
がよく、見た目にも大変スマートである。
【0092】さらには、水処理装置を他の機能を有する
ものに交換したい場合(例えば浄水器からイオン整水器
へ)にも、水処理装置のみを簡単に交換することで切換
栓をそのまま利用できて無駄がない。
【0093】また、都合により水処理装置を付設しなく
なっても、盲蓋等を取付けるだけで切換栓としての機能
は阻害されず、非常に都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水処理装置連結式切換栓の平面図
である。
【図2】同切換栓の正面図である。
【図3】同切換栓の断面側面図である。
【図4】同切換栓の断面背面図である。
【図5】同切換栓の接続口を示すための断面側面図であ
る。
【図6】同切換栓の接続口を閉塞した場合の断面側面図
である。
【図7】第一弁体の説明図である。
【図8】第二弁体の説明図である。
【図9】浄水モードにおける切換弁の説明図である。
【図10】浄水モードにおける止水状態を示す切換弁の
説明図である。
【図11】原水モード(温水)における切換弁の説明図
である。
【図12】変容例における切換栓の断面背面図である。
【図13】同逆洗モードにおける切換弁の説明図であ
る。
【図14】他の実施例における切換栓の一部断面平面図
である。
【図15】同切換栓の断面側面図である。
【図16】同切換栓の接続口を閉塞した場合の断面側面
図である。
【図17】接続口の変容例を示す切換栓の説明図であ
る。
【図18】他の実施例における切換栓の模式的構成図で
ある。
【符号の説明】
A 切換栓 2 往路用接続口 3 復路用接続口 10 栓本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−204818(JP,A) 特開 昭62−247814(JP,A) 特開 平4−140579(JP,A) 特開 平4−210287(JP,A) 実開 平4−112951(JP,U) 実開 平5−28487(JP,U) 実開 昭49−11322(JP,U) 実開 昭61−187291(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/28 F16K 11/074

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンクの上方に位置し、 操作レバー、 操作レバーにより操作される切換弁、 給湯配管と連通する給湯流路、 給水配管と連通する給水流路、 吐出管に連通する吐出流路、 水処理装置との接続口を有す往路と復路、 を備え、 切換弁が操作レバーにより、給湯流路と給水流路の流路
    比を可変自在にして吐出流路に導くルートと、給水流路
    を上記往路から水処理装置を経て上記復路に戻り吐出流
    路に導くルートに切り換え自在とした切換栓において、 水処理装置を上記接続口を介して着脱自在に接続すると
    ともに、該接続口は水処理装置を外した状態時にシンク
    上方において露呈していることを特徴とする水処理装置
    連結式切換栓。
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JP5371622B2 (ja) * 2009-08-11 2013-12-18 ヤンマー株式会社 浄水器
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