JP3443352B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP3443352B2
JP3443352B2 JP5147899A JP5147899A JP3443352B2 JP 3443352 B2 JP3443352 B2 JP 3443352B2 JP 5147899 A JP5147899 A JP 5147899A JP 5147899 A JP5147899 A JP 5147899A JP 3443352 B2 JP3443352 B2 JP 3443352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧状態にて送水
される水道水等の処理水を電気分解して電解水(アルカ
リ性水と酸性水)を生成する電解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来 特開平7−251177号公報及
び特開平9−192666号公報においては、電解水の
注出管に設けた水栓を開くことにより、電解槽にて電解
水が生成されるとともに、開いた水栓から生成された電
解水を注出することが可能な先止め式の電解水生成装置
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した形式の電解水
生成装置においては、水栓に至る水路系に常時所定の水
圧(水栓が閉じられている状態では大きな水圧)が作用
しており、管路接続部や電解槽等からの漏水のおそれ
や、冬期凍結による水路系の破裂等の漏水のおそれがあ
って、万一漏水した場合には、早急に漏水を知ることが
必要である。
【0004】本発明は、上記問題に対処するため、隔
膜にて区画した一対の電極室にそれぞれ電極を設けた
水式の電解槽と、加圧状態で送水する水道管等の送水管
に接続されて前記電解槽の各電極室に処理水をそれぞれ
供給する一対の供給管と、前記電解槽の各電極室にて生
成された電解水をそれぞれ導出する一対の導出管と、使
用者によって操作される水栓をその各先端部に設けた一
対の注出管と、これら各注出管と前記各導出管の接続部
に設けた流路切換弁とを備えた電解水生成装置におい
て、前記流路切換弁と前記各水栓間に位置する前記各注
出管にそれぞれ分岐接続した一対の排水管と、これら各
排水管にそれぞれ介装した一対の排水弁と、前記各供給
管にそれぞれ設けられて管内の流水を検出する一対の流
量センサと、前記電極への通電制御、前記排水弁の開閉
制御及び前記流路切換弁の切換制御をオン状態にて制御
動作状態としオフ状態にて非制御動作状態とする電解生
成スイッチと、この電解生成スイッチがオフ状態のとき
前記各流水センサの検出信号に基づいて流水の有無を
判定する判定手段と、この判定手段によって流水有りと
判定されたとき漏水を報知する報知手段を備えた電解水
生成装置(請求項1に係る発明)を提供するものであ
【0005】また、本発明は、隔膜にて区画した一対の
電極室にそれぞれ電極を設けた流水式の電解槽と、加圧
状態で送水する水道管等の送水管に接続されて前記電解
槽の各電極室に処理水をそれぞれ供給する一対の供給管
と、前記電解槽の各電極室にて生成された電解水をそれ
ぞれ導出する一対の導出管と、使用者によって操作され
水栓をその各先端部に設けた一対の注出管と、これら
各注出管と前記各導出管の接続部に設けた流路切換弁
を備えた先止め式の電解水生成装置において、前記流路
切換弁と前記各水栓間に位置する前記各注出管にそれぞ
れ分岐接続した一対の排水管と、これら各排水管にそれ
ぞれ介装した一対の排水弁と、前記各供給管にそれぞれ
設けられて管内の流水を検出する一対の流量センサと、
これら各流水センサの検出信号に基づいて前記電極への
通電制御、前記排水弁の開閉制御及び前記流路切換弁の
切換制御を行う電解水生成制御手段と、前記各流水セン
サの検出信号に基づいて流水の有無を判定する判定手段
と、この判定手段によって流水有りと判定されたとき流
水有りを報知する報知手段を備えた電解水生成装置(請
求項2に係る発明)を提供するものである
【0006】この場合において、前記流水センサが所定
時間流水を検出しないときに前記両電極への通電を行っ
て電解生成するとともに前記排水弁を開いて設定時間強
制排水する強制排水制御手段と、前記強制排水手段によ
る強制排水中は前記報知手段による報知を禁止する報知
禁止手段を設けることが望ましい(請求項3に係る発
明)。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明(請求項1に係る発明)に
よる電解水生成装置においては、各流水センサの検出信
号に基づいて電解生成制御手段が電極への通電制御、排
水弁の開閉制御及び流路切換弁の切換制御を行うとき
(電解生成制御手段の制御動作時)には、各水栓を開く
ことにより送水管から各供給管を通して電解槽の各電極
室に供給される処理水が電気分解されて各電極室にてア
ルカリ性水と酸性水が生成され、このアルカリ性水と酸
性水が各導出管と流路切換弁を通して各注出管に流れ、
開いた水栓を通してアルカリ性水と酸性水を取水するこ
とができる。
【0008】また、本発明(請求項1に係る発明)によ
る電解水生成装置においては、電解生成制御手段の非制
御動作時において、送水管から各水栓に至る水路系にて
漏水が生じると、各流水センサの検出信号に基づいて判
定手段が流水有りと判定し、また報知手段が漏水を報知
するため、報知手段による漏水報知によって使用者は水
路系の漏水を知って、水路系の漏水に対して的確に対処
することができる。
【0009】また、本発明(請求項1に係る発明)で
は、電解生成制御手段が電極への通電制御、排水弁の開
閉制御及び流路切換弁の切換制御を行うために設けた各
流水センサを漏水検出のセンサとしても利用するもので
あるため、水路系の漏水を検出して報知する装置をコン
パクトかつ安価に構成することができる。
【0010】本発明(請求項2に係る発明)による電解
水生成装置においては、各流水センサの検出信号に基づ
いて電解生成制御手段が電極への通電制御、排水弁の開
閉制御及び流路切換弁の切換制御を行うものであるた
め、各水栓を開くことにより送水管から各供給管を通し
て電解槽の各電極室に供給される処理水が電気分解され
て各電極室にてアルカリ性水と酸性水が生成され、この
アルカリ性水と酸性水が各導出管と流路切換弁を通して
各注出管に流れ、開いた水栓を通してアルカリ性水と酸
性水を取水することができる。
【0011】また、本発明(請求項2に係る発明)によ
る電解水生成装置においては、各供給管内に流水がある
ことを各流水センサが検出すると、各流水センサの検出
信号に基づいて判定手段が流水有りと判定して報知手段
がこれを報知する。ところで、当該電解水生成装置の未
使用時には、使用者が未使用であることを認識している
ため、報知手段による報知によって水路系の漏水を知る
ことができ、水路系の漏水に対して的確に対処すること
ができる。
【0012】また、本発明(請求項2に係る発明)で
は、電解生成制御手段が電極への通電制御、排水弁の開
閉制御及び流路切換弁の切換制御を行うために設けた各
流水センサを漏水検出のセンサとしても利用するもので
あるため、水路系の漏水を検出して報知する装置をコン
パクトかつ安価に構成することができる。
【0013】また、本発明(請求項2に係る発明)の実
施に際して、流水センサが所定時間流水を検出しないと
きに両電極への通電を行って電解生成するとともに排水
弁を開いて設定時間強制排水する強制排水制御手段と、
強制排水手段による強制排水中は報知手段による報知を
禁止する報知禁止手段を設けた場合には、強制排水制御
手段による作動によって、電解槽にて生成されて電解
槽、導出管、流路切換弁、注出管から排水管に至る水路
中に所定時間貯溜した酸性水及びアルカリ性水(効能が
低下したもの)を所定時間ごとに排水することができ
て、常に所期の酸性水及びアルカリ性水を使用できるこ
とは勿論のこと、この強制排水中には流水センサが流水
を検出するものの、報知禁止手段によって報知手段によ
る報知が禁止されるため、使用者は水路系の漏水を誤認
することはなく、使い勝手の良い電解水生成装置を提供
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明による電解水生成
装置の第1実施形態を示していて、この電解水生成装置
Aは、電解槽10と、一対の供給管21,22と、一対
の導出管31,32と、一対の注出管41,42と、流
路切換弁50と、一対の排水管61,62と、一対の排
水弁71,72と、一対の流水センサ81,82と、制
御装置100を備えている。
【0015】電解槽10は、隔膜11にて区画される一
対の電極室12,13にそれぞれ電極14,15を備え
たそれ自体周知の流水式電解槽であり、電解水生成装置
Aの本体90内に収容されていて、両電極14,15間
への正電圧印加または逆電圧印加及び各印加状態での直
流電源(図示省略)からの通電を制御装置100によっ
て制御されるようになっている。また電解槽10は、隔
膜11を挟んで対向配置した導入口16,17及び導出
口18,19を有しており、各導入口16,17には各
供給管21,22が接続され、また各導出口18,19
には各導出管31,32が接続されている。
【0016】各供給管21,22は、本体90内にて減
圧弁23を介装した給水管24に接続されていて、給水
管24を通して供給される処理水(水道水)が略同量に
分配されて電解槽10の各電極室12,13にそれぞれ
供給されるようになっている。給水管24は、本体90
外に配設した浄水器25と元栓26を介して水道管27
に接続されるとともに、本体90内に配設した安全弁
(設定圧以上で開くリリーフ弁)28を介して排水管6
3に接続されている。
【0017】各導出管31,32は、電解槽10の各電
極室12,13にて生成されるアルカリ性水と酸性水を
それぞれ流路切換弁50に導出するものであり、本体9
0内にて電解槽10と流路切換弁50間に配設されてい
る。各注出管41,42は、アルカリ性水と酸性水を流
路切換弁50から本体90外の使用箇所にそれぞれ導く
ものであり、本体90外に延出配置されていて、先端部
には各水栓43・44,45・46が設けられている。
【0018】流路切換弁50は、電気モータ(図示省
略)によって駆動されて第1位置(図1の実線にて示し
た状態)または第2位置(図1の仮想線にて示した状
態)に切換えられて各注出管41,42と各導出管3
1,32の連通接続を切り換える4ポート2位置切換弁
であり、電気モータによる切換作動は制御装置100に
よって制御されるようになっている。なお、流路切換弁
50の切換位置は位置検出センサ(図示省略)によって
検出されるようになっていて、その検出信号は制御装置
100に入力されるようになっている。
【0019】各排水管61,62は、本体90内にて流
路切換弁50と各水栓43・44,45・46間の各注
出管41,42にそれぞれ分岐接続されていて、メイン
の排水管63に接続されている。各排水弁71,72
は、各排水管61,62にそれぞれ介装された常閉形の
電磁開閉弁であり、その開閉作動は制御装置100によ
って制御されるようになっている。
【0020】各流水センサ81,82は、各供給管2
1,22にそれぞれ設けられて管内の流水を検出するも
の(設定流量で作動するON・OFFスイッチであって
も、流量を検出する流量センサであってもよい)であ
り、その検出信号は制御装置100に入力されるように
なっている。
【0021】制御装置100は、メインスイッチ10
1、切換手動スイッチ102、切換時期表示ランプ(ブ
ザーでも実施可能)103、警報ブザー(警告ランプで
も実施可能)104及び電解生成スイッチ(ONにて電
解生成を可能としOFFにて電解生成を不能とするスイ
ッチ)105等を備えるとともに、メインスイッチ10
1のONによって図2のステップ201にて実行を開始
し、メインスイッチ101及び電解生成スイッチ105
がONの状態(電解生成制御の制御動作状態)にて図2
のステップ202,203,204を実行し、メインス
イッチ101がONで電解生成スイッチ105がOFF
の状態(電解生成制御の非制御動作状態)にて図2のス
テップ202,205,206,207を実行する制御
プログラムを有するマイクロコンピュータ(図示省略)
を備えている。
【0022】図2に示したステップ204は電解生成制
御ルーチンであり、この電解生成制御ルーチンでは、水
栓43・44または45・46の開動作による流水セン
サ81または82の検出信号に基づいて電極14,15
への通電を開始するとともに止水側注出管に分岐接続さ
れた排水管61または62の排水弁71または72を間
欠的に開動作(図4に示した閉弁待機時間TA(例えば
10秒程度に設定されている)、開弁維持時間TB(例
えば20秒程度に設定されている)での間欠的な開作
動)させる制御プログラム、電解生成時間が設定時間T
1(設定時間積算タイマ(図示省略)によって積算計時
されるものであって任意に設定可能であり、例えば10
分程度に設定されている)となる毎に電極14,15へ
の極性切換(電極14,15に印加される+−の反転)
と流路切換弁50の切換(図1の実線状態から仮想線状
態への切換、またはその逆の切換)を共に実行させる制
御プログラム、特定条件すなわち使用者による切換手動
スイッチ102の手動操作にて流路切換弁50の切換を
単独にて実行させる制御プログラムが実行される。
【0023】上記した使用者による切換手動スイッチ1
02の手動操作は、通常、切換時期表示ランプ103の
点灯に基づいて行われるようになっており、切換時期表
示ランプ103は、電解生成時間が特定時間T2(特定
時間積算タイマ(図示省略)によって積算計時されるも
のであって任意に設定可能であり、例えば200時間程
度に設定されている)となった時点で点灯し、切換手動
スイッチ102の手動操作によって消灯し、その後の電
解生成時間が特定時間T2となった時点で再び点灯する
ようになっている。
【0024】警報ブザー104は、切換手動スイッチ1
02が手動操作された時点で作動を開始し、また切換手
動スイッチ102の手動操作によって流路切換弁50の
切換が単独にて実行されて完了し、その後に両流水セン
サ81,82が流水を検出した時点からの電解生成時間
が所定時間T3(流路切換弁50を通過したアルカリ性
水及び酸性水が各水栓43・44,45・46から注出
されるまでの実測時間を考慮して設定されていて、例え
ば1分程度に設定されている)となった時点で作動を停
止するようになっている。また、警報ブザー104は、
図2のステップ206の実行によって作動を開始し、図
2のステップ203または207の実行によって作動を
停止するようになっていて、このときの作動音(漏水報
知音)は切換手動スイッチ102の手動操作によって作
動するときの作動音(誤使用報知音)とは異なってお
り、これらを使用者が識別できるようになっている。
【0025】上記のように構成した電解水生成装置にお
いては、各水栓43・44,45・46を閉じた状態に
て元栓26を開けかつ制御装置100のメインスイッチ
101をONとすれば、図2のステップ201,202
が実行され、このとき電解生成スイッチ105がONと
されておれば、ステップ202にて「NO」と判定され
て、ステップ203,204が実行され、また電解生成
スイッチ105がOFFとされておれば、ステップ20
2にて「YES」と判定されてステップ205,20
6,207が実行される。
【0026】ステップ203の実行は警報ブザー104
が漏水報知音を発して作動している場合に有効であり、
このステップ203の実行によって警報ブザー104の
漏水報知音を発する作動が停止する。また、ステップ2
04の実行では、各水栓43・44,45・46を適宜
に開くことにより、以下に図3〜図7を参照して説明す
る各作動(アルカリ性水と酸性水が共に連続的に使用さ
れる場合の作動、アルカリ性水または酸性水が単独で連
続的に使用される場合の作動、アルカリ性水と酸性水が
適宜に使用される場合の作動)が得られて、処理水(水
道水)の電解によって生成されるアルカリ性水及び/ま
たは酸性水が適宜に取水できて使用できる。
【0027】図3及び図4はアルカリ性水と酸性水が共
に連続的に使用される場合の作動を示していて、この作
動は一方の注出管41に設けた水栓43,44の少なく
とも一方が開かれると同時に他方の注出管42に設けた
水栓45,46の少なくとも一方が開かれることにより
得られる。このときには、水道管27から給水管24に
加圧状態で送水される処理水が両供給管21,22から
両電極室12,13に流れて両流水センサ81,82が
共に流水を検出するため、この検出信号に基づいて電極
14,15への通電が開始されるとともに両排水弁7
1,72が閉じた状態に維持され、電解槽10での電解
によって生成されたアルカリ性水及び酸性水が各導出管
31,32と図1の実線状態にある流路切換弁50と各
注出管41,42と開状態の各水栓43・44,45・
46を通して注出される。
【0028】かくして、設定時間積算タイマ(図示省
略)によって積算された電解生成時間が設定時間T1に
達すると、電極14,15への極性切換と流路切換弁5
0の切換が共に実行され、この切換実行中は両排水弁7
1,72が開かれて開状態に維持される。ところで、電
極14,15への極性切換(瞬時に行われる正電圧印加
と逆電圧印加の反転)は、極性切換装置(図示省略)に
より流路切換弁50の切換作動と同時に行われ、流路切
換弁50の切換作動開始時に電極14,15への通電が
遮断され、また流路切換弁50の切換作動終了時に電極
14,15への通電が再開される。また、流路切換弁5
0の切換作動は、電気モータ(図示省略)により設定時
間T1の経過時に開始されて所要時間(5秒程度)後に
終了し、この終了時点は流路切換弁50の切換位置を検
出する位置検出センサ(図示省略)によって検出され、
この検出信号に基づいて電極14,15への通電が再開
されるとともに両排水弁71,72が閉じられて閉状態
に維持され、また設定時間T1を積算計時する設定時間
積算タイマ(図示省略)がゼロにリセットされて積算計
時を開始する。なお、かかる作動は設定時間積算タイマ
(図示省略)によって積算される電解生成時間が設定時
間T1に達する毎に繰り返され、アルカリ性水及び酸性
水が各注出管41,42と開状態の各水栓43・44,
45・46を通して連続的に注出される。
【0029】また、特定時間積算タイマ(図示省略)に
よって積算された電解生成時間が特定時間T2に達する
と、図4にて示したように、切換時期表示ランプ103
が点灯し、使用者による切換手動スイッチ102の手動
操作を促す。したがって、切換時期表示ランプ103の
点灯に基づいて使用者が切換手動スイッチ102を手動
操作すると、切換時期表示ランプ103が消灯するとと
もに警報ブザー104が誤使用報知音を発する作動を開
始し、また流路切換弁50の切換が単独にて実行され、
その切換実行中は両排水弁71,72が開かれて開状態
に維持されるとともに電極14,15への通電が中断さ
れる。
【0030】ところで、流路切換弁50の切換作動は、
電気モータ(図示省略)により切換手動スイッチ102
の手動操作時に開始されて所要時間後に終了し、この終
了時点は流路切換弁50の切換位置を検出する位置検出
センサ(図示省略)によって検出され、この検出信号に
基づいて、電極14,15への通電が再開されるととも
に、両排水弁71,72が閉じられて閉状態に維持さ
れ、また特定時間T2を積算計時する特定時間積算タイ
マ(図示省略)がゼロにリセットされて積算計時を開始
する。これによって、その後はアルカリ性水及び酸性水
の取水箇所が反転した状態で各注出管41,42と開状
態の各水栓43・44,45・46を通してアルカリ性
水及び酸性水が連続的に注出される。また、切換手動ス
イッチ102の手動操作によって流路切換弁50の切換
が単独にて実行されて完了し、その後に両流水センサ8
1,82が流水を検出した時点からの電解生成時間が所
定時間T3となった時点で警報ブザー104が誤使用報
知音を発する作動を終了する。
【0031】図5及び図6はアルカリ性水または酸性水
が単独で連続的に使用される場合の作動を示していて、
この作動は例えば流路切換弁50が図1の実線に示した
状態にあり注出管42に設けた両水栓45,46が閉じ
られた状態で注出管41に設けた水栓43,44の少な
くとも一方が開かれることにより得られる。このときに
は、供給管21から電極室12に処理水が流れて流水セ
ンサ81が流水を検出するため、この検出信号に基づい
て電極14,15への通電が開始されるとともに止水側
注出管42に分岐接続された排水管62の排水弁72が
間欠的に開作動(閉弁待機時間TA、開弁維持時間TB
の間欠的な開作動)され、電解槽10での電解によって
生成されたアルカリ性水及び酸性水が各導出管31,3
2と図1の実線状態にある流路切換弁50を通して各注
出管41,42にそれぞれ注出されるとともに、注出管
41から開状態の水栓43または44を通して注出さ
れ、また注出管42と排水管62と排水弁72を通して
排水管63に排出される。
【0032】かくして、設定時間積算タイマ(図示省
略)によって積算された電解生成時間が設定時間T1に
達すると、電極14,15への極性切換と流路切換弁5
0の切換が共に実行され、この切換実行中は両排水弁7
1,72が開かれて開状態に維持される。ところで、電
極14,15への極性切換(瞬時に行われる正電圧印加
と逆電圧印加の反転)は、極性切換装置(図示省略)に
より流路切換弁50の切換作動と同時に行われ、流路切
換弁50の切換作動開始時に電極14,15への通電が
遮断され、また流路切換弁50の切換作動終了時に電極
14,15への通電が再開される。また、流路切換弁5
0の切換作動は、電気モータ(図示省略)により設定時
間T1の経過時に開始されて所要時間後に終了し、この
終了時点は流路切換弁50の切換位置を検出する位置検
出センサ(図示省略)によって検出され、この検出信号
に基づいて電極14,15への通電が再開されるととも
に両排水弁71,72が閉じられて閉状態とされ、また
設定時間T1を積算計時する設定時間積算タイマ(図示
省略)がゼロにリセットされて積算計時を開始する。な
お、かかる作動は設定時間積算タイマ(図示省略)によ
って積算される電解生成時間が設定時間T1に達する毎
に繰り返され、アルカリ性水または酸性水が注出管41
と開状態の水栓43または44を通して単独で連続的に
注出される。
【0033】また、特定時間積算タイマ(図示省略)に
よって積算された電解生成時間が特定時間T2に達する
と、図6にて示したように、切換時期表示ランプ103
が点灯し、使用者による切換手動スイッチ102の手動
操作を促す。したがって、切換時期表示ランプ103の
点灯に基づいて使用者が切換手動スイッチ102を手動
操作すると、切換時期表示ランプ103が消灯するとと
もに警報ブザー104が誤使用報知音を発する作動を開
始し、また流路切換弁50の切換が単独にて実行され、
その切換実行中は両排水弁71,72が開かれて開状態
に維持されるとともに電極14,15への通電が中断さ
れる。
【0034】ところで、流路切換弁50の切換作動は、
電気モータ(図示省略)により切換手動スイッチ102
の手動操作時に開始されて所要時間後に終了し、この終
了時点は流路切換弁50の切換位置を検出する位置検出
センサ(図示省略)によって検出され、この検出信号に
基づいて、電極14,15への通電が再開されるととも
に、両排水弁71,72が閉じられ、また特定時間T2
を積算計時する特定時間積算タイマ(図示省略)がゼロ
にリセットされて積算計時を開始する。これによって、
その後はアルカリ性水または酸性水の取水箇所が反転し
た状態で注出管41と開状態の水栓43または44を通
してアルカリ性水または酸性水が連続的に注出される。
また、切換手動スイッチ102の手動操作によって流路
切換弁50の切換が単独にて実行されて完了し、その後
の電解生成時間が所定時間T3となった時点で警報ブザ
ー104が誤使用報知音を発する作動を終了する。
【0035】図7はアルカリ性水と酸性水が適宜に使用
される場合の作動を示していて、この場合の作動は図3
及び図5を参照した各作動説明から容易に理解されると
思われるため、説明は省略する。また、この場合におい
て、切換手動スイッチ102が操作されるときの作動は
上記した図4及び図6を参照した各作動説明から容易に
理解されると思われるため、説明は省略する。
【0036】以上要するに、上記実施形態においては、
電極14,15への極性切換と流路切換弁50の切換が
制御装置100により設定時間T1毎に共に実行され、
また特定時間T2後における切換手動スイッチ102の
手動操作にて流路切換弁50の切換が制御装置100に
より単独にて実行されるため、電極14,15への極性
切換と流路切換弁50の切換が共に実行され続ける間で
は一方の注出管41に例えばアルカリ性水が流れ他方の
注出管42に酸性水が流れる状態が維持されて、アルカ
リ性水が流れる注出管41にスケールが付着堆積するも
のの、流路切換弁50の切換が単独にて実行された後で
は実行前にアルカリ性水が流れていた一方の注出管41
に酸性水が流れるとともに実行前に酸性水が流れていた
他方の注出管42にアルカリ性水が流れるようになり、
実行前にアルカリ性水が流れていた一方の注出管41に
付着堆積したスケールが実行後に流れる酸性水により溶
解洗浄されて取り除かれ所期の通路が確保される。した
がって、切換手動スイッチ102の手動操作にて流路切
換弁50の切換が制御装置100により単独にて実行さ
れる度に、一方または他方の注出管41または42から
他方または一方の注出管42または41に取水箇所を変
えて取水すれば、アルカリ性水及び酸性水を長時間良好
に取水することができる。
【0037】また、上記実施形態においては、切換手動
スイッチ102の手動操作にて流路切換弁50の切換が
制御装置100により単独にて実行されるようにしたた
め、使用者の手動操作前にアルカリ性水が注出される例
えば注出管41へのスケールの付着堆積量を流路切換弁
50の切換が単独にて実行された後の電解生成時間から
予測して、最適なタイミングにて切換手動スイッチ10
2を手動操作して手動操作前にアルカリ性水が流れる注
出管41に酸性水を流して同注出管41に付着堆積した
スケールを溶解洗浄・除去することができ、最適な使用
状態にて長期間使用することができる。
【0038】また、上記実施形態においては、一対の排
水弁71,72を開状態に維持して流路切換弁50の切
換を実行させるようにしたため、電解槽10内の隔膜1
1に過度の水圧が作用するのを防止できて、隔膜11の
損傷を防止することができる。また、この場合におい
て、一対の流水センサ81,82の検出信号に基づいて
流路切換弁50の切換を実行させるようにしたため、排
水弁71,72の開作動不良時に流路切換弁50の切換
が実行されることを防止できて、排水弁71,72の作
動異常時に的確に対処することができる。
【0039】また、上記実施形態においては、使用者に
よる切換手動スイッチ102の手動操作に際して、その
後の電解生成時間が所定時間T3となるまで警報ブザー
104が誤使用報知音を発して作動するように設定した
ため、警報ブザー104の作動により単独の切換後に各
注出管41,42から注出される不的確な電解水(所期
のアルカリ性水及び酸性水となっていない電解水)の誤
使用を防ぐことができる。
【0040】また、上記のように構成した電解水生成装
置においては、図2のステップ205にて両流水センサ
81,82の検出信号に基づいて判定がなされ、水道管
27から各水栓43・44,45・46に至る水路系に
て漏水が生じている場合には「YES」と判定されてス
テップ206が実行され、また水路系に漏水が生じてい
ない場合には「NO」と判定されてステップ207が実
行される。
【0041】図2のステップ206では、警報ブザー1
04に漏水報知作動信号が出力されて、警報ブザー10
4が漏水報知音を発する作動を開始する。またステップ
207では、警報ブザー104に漏水報知停止信号が出
力されて、警報ブザー104が漏水報知音を発する作動
を停止する。このため、警報ブザー104が発する漏水
報知音によって使用者は水路系の漏水を知って、水路系
の漏水に対して的確に対処することができる。
【0042】また、本実施形態においては、電極14,
15への通電制御、排水弁71,72の開閉制御及び流
路切換弁50の切換制御を行うために設けた各流水セン
サ81,82を漏水検出のセンサとしても利用し、また
電解水の誤使用防止のために設けた警報ブザー104を
漏水の報知手段としても利用するようにしたため、水路
系の漏水を検出して報知する装置をコンパクトかつ安価
に構成することができる。
【0043】上記実施形態においては、電解水の誤使用
防止のために設けた警報ブザー104を漏水の報知手段
としても利用するようにしたが、電解水の誤使用防止の
ために設けた警報ブザー104とは別に漏水報知ブザー
を設けて実施すること、或いは漏水報知ブザーに代えて
漏水報知ランプ等の他の報知手段を採用して実施するこ
とも可能である。
【0044】また、上記実施形態においては、切換時期
表示ランプ103を設けて切換手動スイッチ102の最
適な手動操作タイミングを表示させるようにしたが、切
換時期表示ランプ103を設けないで、使用者の手動操
作前にアルカリ性水が流れる注出管の流水量を目視にて
確認して同注出管へのスケールの付着堆積量を予測し、
この予測に基づいて最適なタイミングにて切換手動スイ
ッチ102を手動操作させるようにして実施することも
可能である。
【0045】また、上記実施形態においては、切換手動
スイッチ102の手動操作に基づいて流路切換弁50の
切換が単独にて実行されるようにしたが、設定時間T1
より長い特定時間T2毎に流路切換弁50の切換が単独
にて実行されるようにして実施することも可能である。
この場合には、特定時間T2毎にアルカリ性水が流れる
注出管を交互に変えることができて、各注出管に付着堆
積するスケールを的確かつ自動的に除去することがで
き、保守管理を容易に行うことができる。なお、この場
合には各注出管に設けた水栓(上記実施形態の水栓4
3,44,45,46)に近接して取水される水の種別
を表示する表示手段(例えば、アルカリ性水を取水可能
な水栓には青ランプを点灯させ、また酸性水を取水可能
な水栓には赤ランプを点灯させる手段)を設けて実施す
るのが望ましい。
【0046】また、上記実施形態においては、切換手動
スイッチ102の手動操作に基づいて流路切換弁50の
切換が単独にて実行されるようにしたが、切換手動スイ
ッチ102の手動操作に基づいて電極14,15への極
性切換が単独にて実行されるようにして実施することも
可能である。また、上記実施形態においては、図4及び
図6に示したように、例えば注出管42に設けた両水栓
45,46が閉じられた状態で注出管41に設けた水栓
43,44の少なくとも一方が開かれることにより、止
水側注出管42に分岐接続された排水管62の排水弁7
2が間欠的に開作動されるようにして節水効果が得られ
るようにしたが、止水側注出管42に分岐接続された排
水管62の排水弁72が連続的に開作動されるようにし
て実施することも可能である。
【0047】図8は本発明による電解水生成装置の第2
実施形態を示していて、この電解水生成装置Bは、制御
装置100Aの構成を除いて上記第1実施形態の電解水
生成装置Aの構成と実質的に同一であるため、同一の構
成部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
制御装置100Aは、メインスイッチ101、切換手動
スイッチ102、切換時期表示ランプ103、報知ブザ
ー104及び表示器106等を備えるとともにタイマ
(図示省略)を備え、また、図9に示したフローチャー
トに示したプログラムを実行するマイクロコンピュータ
(図示省略)を備えている。
【0048】上記のように構成した第2実施形態の電解
水生成装置Bにおいては、各水栓43・44,45・4
6を閉じた状態にて元栓26を開け、かつ制御装置10
0Aのメインスイッチ101をON操作すれば、マイク
ロコンピュータが図9のステップ401にてプログラム
の実行を開始し、そのイニシャライズにより初期状態
(両電極14,15への通電が停止され、流路切換弁5
0が図8に実線で示した位置とされ、両排水弁71,7
2が閉弁状態とされ、また、切換時期表示ランプ103
が消灯状態とされ、表示器106が無表示状態とされ、
報知ブザー104が作動していない状態)とするととも
にタイマをリセット・スタートした後に、ステップ40
2を実行する。
【0049】ステップ402では、両流水センサ81,
82が流水を検出しているか否かが判定され、「NO」
と判定されるとステップ403が実行され、「YES」
と判定されるとステップ404が実行される。ステップ
403では、両流水センサ81,82が流水を検出して
いない状態が所定時間(タイマによって計時されるもの
であり、本実施形態においては90分間と設定されてい
る)継続しているか否かが判定され、「YES」と判定
されるとステップ405,406,407が実行され、
「NO」と判定されるとステップ407が実行される。
ステップ405では、両電極14,15への通電を開始
する通電開始信号が出力されるとともに両排水弁71,
72に開弁信号が出力されて電解生成状態での強制排水
が開始され、ステップ406では、表示器106にdr
文字を表示させる文字表示信号が出力されるとともにタ
イマがリセット・スタートされる。
【0050】ステップ407では、ステップ406での
タイマのリセット・スタート後の経過時間が設定時間
(本実施形態においては5分間と設定されている)経過
したか否かが判定され、「YES」と判定されるとステ
ップ408,409,410が実行された後にステップ
402が実行され、「NO」と判定されるとステップ4
10が実行された後にステップ402が実行される。ス
テップ408では、両電極14,15への通電を停止す
る通電停止信号が出力されるとともに両排水弁71,7
2に閉弁信号が出力されて電解生成状態での強制排水が
終了し、ステップ409では、表示器106にdr文字
の表示を停止させる停止信号が出力されるとともにタイ
マがリセット・スタートされ、ステップ410では、報
知ブザー104及び表示器106に流水停止信号が出力
される。
【0051】一方、ステップ404では、電解生成状態
での強制排水中か否か(両電極14,15への通電が行
われているとともに両排水弁71,72が開弁状態にあ
るか否か)が判定され、「YES」と判定されるとステ
ップ407が実行され、「NO」と判定されるとステッ
プ411,412が実行された後にステップ402が実
行される。ステップ411は電解生成制御ルーチンであ
り、上記した第1実施形態のステップ204と同様の処
理がなされ、ステップ412では、報知ブザー104及
び表示器106に流水作動信号が出力されるとともにタ
イマがリセット・スタートされる。なお、ステップ41
2の実行によって作動する報知ブザー104の作動音
(間欠音)は、切換手動スイッチ102の手動操作によ
って作動するときの作動音(誤使用報知音であり連続
音)とは異なっており、これらを使用者が識別できるよ
うになっている。
【0052】このため、メインスイッチ101をON操
作した際に、各水栓43・44,45,46が閉じてい
て漏水が無い場合には、各流水センサ81,82は流水
を検出しないため、流水無しの状態が90分間継続しな
ければ、ステップ402,403,407,410が繰
り返し実行されて報知ブザー104が停止状態に保持さ
れるとともに表示器106が無表示状態に保持される。
また、流水無しの状態が90分間継続すると、ステップ
405,406が実行されて両電極14,15間への電
圧印加が開始するとともに両排水弁71,72が開弁し
て電解生成状態での強制排水が開始し、表示器106に
dr文字が表示される。この場合には、各流水センサ8
1,82が流水を検出するものの、強制排水中はステッ
プ402,404,407,410が繰り返し実行され
て、電解生成制御ルーチンが実行されることはない。か
くして、強制排水が5分間継続すると、ステップ40
8,409が実行されて両電極14,15間への電圧印
加が停止するとともに両排水弁71,72が閉弁して電
解生成状態での強制排水が終了し、表示器106のdr
文字表示が停止する。また、このときにも、ステップ4
10の実行によって報知ブザー104は停止状態(無音
状態)に維持される。
【0053】ところで、メインスイッチ101のON操
作後に、電解生成状態での強制排水中でないときに、各
水栓43・44,45,46を開くと、各流水センサ8
1,82が流水を検出するため、このときにはステップ
402,404,411,412が実行されて、電解生
成が行われ、報知ブザー104が作動する(間欠音を発
する)とともに表示器106に流水をイメージする動的
表示がなされる。
【0054】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、ステップ411の実行によって上記第1
実施形態と同様に電解生成が行われ、開いた水栓を通し
てアルカリ性水と酸性水を取水することができることは
勿論のこと、電解生成状態での強制排水中でない場合に
は、ステップ402及び412の実行によって、各供給
管21,22内に流水があることを各流水センサ81,
82が検出すると、各流水センサ81,82の検出信号
に基づいて流水有りと判定されて報知ブザー104が作
動するとともに表示器106に流水をイメージする動的
表示がなされる。ところで、当該電解水生成装置Bの未
使用時(各水栓43・44,45,46が閉じていると
き)に漏水があった場合には、使用者が未使用であるこ
とを認識しているため、報知ブザー104の作動(間欠
音)と表示器106の流水表示によって水路系の漏水を
知ることができ、水路系の漏水に対して的確に対処する
ことができる。
【0055】また、本実施形態では、制御装置100A
が両電極14,15への通電制御、各排水弁71,72
の開閉制御及び流路切換弁50の切換制御を行うために
設けた各流水センサ81,82を漏水検出のセンサとし
ても利用するものであるため、水路系の漏水を検出して
報知する装置をコンパクトかつ安価に構成することがで
きる。
【0056】また、本実施形態においては、各流水セン
サ81,82が所定時間流水を検出しないときに両電極
14,15への通電を行って電解生成するとともに排水
弁71,72を開いて設定時間(5分間)強制排水する
ため、電解槽10にて生成されて電解槽10、導出管3
1,32、流路切換弁50、注出管41,42から排水
管61,62に至る水路中に所定時間(90分間)貯溜
した酸性水及びアルカリ性水(効能が低下したもの)を
所定時間ごとに排水することができて、常に所期の酸性
水及びアルカリ性水を使用できることは勿論のこと、こ
の強制排水中には、ステップ402,404,407,
410が実行されてステップ402にて流水有りと判定
するものの、ステップ410にて報知ブザー104によ
る報知及び表示器106による表示が禁止されるため、
使用者は水路系の漏水を誤認することはなく、使い勝手
の良い電解水生成装置を提供することができる。
【0057】上記第2実施形態においては、流水無しの
状態が所定時間(90分間)継続した場合には、電解生
成状態での強制排水を実行するように実施したが、電解
生成状態での強制排水を実行することなく、すなわちス
テップ403〜409を実行することなく実施すること
も可能である。
【0058】また、上記第2実施形態においては、ステ
ップ410,412にて報知ブザー104と表示器10
6の両方の作動を制御するようにしたが、いずれか一方
の作動を制御するようにして本発明を実施することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解水生成装置の第1実施形態
を概略的に示す全体構成図である。
【図2】 図1に示した制御装置にて実行される制御プ
ログラムのフローチャートである。
【図3】 図1に示した電解水生成装置にてアルカリ性
水と酸性水が共に連続的に使用される場合の作動説明図
である。
【図4】 図1に示した電解水生成装置にてアルカリ性
水と酸性水が共に連続的に使用される場合において特定
時間が経過し切換手動スイッチが操作されるときの作動
説明図である。
【図5】 図1に示した電解水生成装置にてアルカリ性
水または酸性水が単独で連続的に使用される場合の作動
説明図である。
【図6】 図1に示した電解水生成装置にてアルカリ性
水または酸性水が単独で連続的に使用される場合におい
て特定時間が経過し切換手動スイッチが操作されるとき
の作動説明図である。
【図7】 図1に示した電解水生成装置にてアルカリ性
水と酸性水が適宜に使用される場合の作動説明図であ
る。
【図8】 本発明による電解水生成装置の第2実施形態
を概略的に示す全体構成図である。
【図9】 図8に示した制御装置にて実行される制御プ
ログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
A…電解水生成装置、10…電解槽、11…隔膜、1
2,13…電極室、14,15…電極、21,22…供
給管、31,32…導出管、41,42…注出管、4
3,44,45,46…水栓、50…流路切換弁、6
1,62…排水管、71,72…排水弁、81,82…
流水センサ、T1…設定時間、T2…特定時間、T3…
所定時間、100…制御装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隔膜にて区画した一対の電極室にそれぞれ
    電極を設けた流水式の電解槽と、加圧状態で送水する水
    道管等の送水管に接続されて前記電解槽の各電極室に処
    理水をそれぞれ供給する一対の供給管と、前記電解槽の
    各電極室にて生成された電解水をそれぞれ導出する一対
    の導出管と、使用者によって操作される水栓をその各先
    端部に設けた一対の注出管と、これら各注出管と前記各
    導出管の接続部に設けた流路切換弁とを備えた電解水生
    成装置において、 前記 流路切換弁と前記各水栓間に位置する前記各注出管
    にそれぞれ分岐接続した一対の排水管と、 これら各排水管にそれぞれ介装した一対の排水弁と、 前記各供給管にそれぞれ設けられて管内の流水を検出す
    る一対の流量センサと、 記電極への通電制御、前記排水弁の開閉制御及び前記
    流路切換弁の切換制御をオン状態にて制御動作状態とし
    オフ状態にて非制御動作状態とする電解生成スイッチ
    と、 この電解生成スイッチがオフ状態のときに 前記各流水セ
    ンサの検出信号に基づいて流水の有無を判定する判定手
    段と、 この判定手段によって流水有りと判定されたとき漏水を
    報知する報知手段を備えた電解水生成装置。
  2. 【請求項2】隔膜にて区画した一対の電極室にそれぞれ
    電極を設けた流水式の電解槽と、加圧状態で送水する水
    道管等の送水管に接続されて前記電解槽の各電極室に処
    理水をそれぞれ供給する一対の供給管と、前記電解槽の
    各電極室にて生成された電解水をそれぞれ導出する一対
    の導出管と、使用者によって操作される水栓をその各先
    端部に設けた一対の注出管と、これら各注出管と前記各
    導出管の接続部に設けた流路切換弁とを備えた先止め式
    の電解水生成装置において、 前記 流路切換弁と前記各水栓間に位置する前記各注出管
    にそれぞれ分岐接続した一対の排水管と、 これら各排水管にそれぞれ介装した一対の排水弁と、 前記各供給管にそれぞれ設けられて管内の流水を検出す
    る一対の流量センサと、 これら各流水センサの検出信号に基づいて前記電極への
    通電制御、前記排水弁の開閉制御及び前記流路切換弁の
    切換制御を行う電解水生成制御手段と、 前記各流水センサの検出信号に基づいて流水の有無を判
    定する判定手段と、 この判定手段によって流水ありと判定されたとき流水あ
    りを報知する報知手段を備えた電解水生成装置。
  3. 【請求項3】前記流水センサが所定時間流水を検出しな
    いときに前記両電極への通電を行って電解生成するとと
    もに前記排水弁を開いて所定の設定時間強制排水する強
    制排水制御手段と、この強制排水制御手段による強制排
    水中は前記報知手段による報知を禁止する報知禁止手段
    を設けたことを特徴とする請求項2に記載の電解水生成
    装置。
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