JP2593605B2 - 電気分解整水器 - Google Patents

電気分解整水器

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JP2593605B2
JP2593605B2 JP2409792A JP2409792A JP2593605B2 JP 2593605 B2 JP2593605 B2 JP 2593605B2 JP 2409792 A JP2409792 A JP 2409792A JP 2409792 A JP2409792 A JP 2409792A JP 2593605 B2 JP2593605 B2 JP 2593605B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解槽内の電極を洗浄
可能な電気分解整水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水等を電気分解してアルカリ
水と酸性水とを生成分離できるように構成したイオン整
水器等が使用されている。
【0003】これは、水道水等を活性炭等により一旦浄
水した後に電解槽に送水して、該電解槽中で陰極電極と
陽極電極とに間に介設した隔膜により、両電極間に印加
された電圧によって水道水等を電気分解した時、アルカ
リ水と酸性水に分離生成するように構成しており、生成
されたアルカリ水、酸性水はそれぞれアルカリ水導出流
路と酸性水導出流路とを通して外部に導出され、それぞ
れの用途に応じて使用できるようにしたものである。
【0004】ところが、電気分解によって生じた原水中
の不純物は、経時的に、両電極にスケールとして付着
し、電解性能を漸次低下することになる。そこで、近
年、実公昭63-10872号公報に記載されているように、両
電極に印加する直流電源の極性を逆転することにより、
各電極に付着した不純物を水中に溶出して両電極を洗浄
し、かかる不純物を含有した不純物含有水を、不純物含
有水排出流路を通して外部に排出するようにしたものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した電
気分解整水器では、通常の電解作業中に、電解洗浄スイ
ッチが作動した場合、両電極に逆電圧が印加され、両電
極の洗浄が行われることになる。
【0006】しかし、その後、わずかな時間経過後に蛇
口が閉になった場合、両電極への逆電圧印加も停止し、
電極洗浄は中断されることになる。しかるに、再度蛇口
を開けた場合、順電圧が両電極に印加されるので、アル
カリ水は流出するが、電極洗浄は行われないので、再
度、電解洗浄スイッチを作動した場合に限り、両電極に
逆電圧が印加され、両電極の洗浄が行われることにな
る。
【0007】しかし、かかる操作は煩雑であり、また、
使用者に再度洗浄動作を促すものではないので、使用者
は電極洗浄スイッチの再操作することなく電気分解整水
器を使用し、その結果、洗浄が不十分で、アルカリ化が
十分に行われていないアルカリ水しか得られず、しかも
電極への悪影響が多かった。
【0008】本発明は、上記した課題を解決することが
でき、さらに、電極洗浄を終了した後、通水を再開した
場合に、いきなり洗浄排水が導出されることがなく、使
用者の安全を図ることができる電気分解整水器を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気分解槽中
に配設した陰電極と陽電極とに順電圧を印加して電解水
を導出可能とした電解手段を具備する電気分解整水器に
おいて、水道水供給部からの通水状態を検出する圧力検
出手段と、前記電極に逆電圧を印加する電極洗浄手段
と、電極洗浄の実行を要求する要電極洗浄表示部と、電
極洗浄実行中に、前記圧力検出手段により通水停止と再
度の通水開始を検出すると、再度の通水時に無電解水を
導出すべく、前記両電極に順・逆いずれの電圧も印加不
可とし、かつ、前記要電極洗浄表示部を作動させる制御
手段とを備えることを特徴とする電気分解整水器電極に
係るものである。
【0010】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して、本発
明を、具体的に説明する。
【0011】図1は本発明に係る電気分解整水器A及び
それに接続された複数の流路からなる整水システムBを
示す。
【0012】(電気分解整水器A) まず、電気分解整水器Aの構成について説明すると、電
気分解整水器Aは、大きくは電気分解槽10と同電気分解
槽10に接続された後述するスイッチや操作パネルOP等
からなり、電気分解槽10は、その中央に隔壁11を設ける
とともに、同隔壁11によりアルカリ水槽12及び酸性水槽
13とを区画形成し、各水槽12,13 に電極8,9 を配設して
構成している。
【0013】また、アルカリ水槽12の上部にはアルカリ
水流出口14を、下部には浄水流入口15をそれぞれ形成
し、また、酸性水槽13の上部には酸性水流出口16を、下
部にはカルシウム水流入口17をそれぞれ形成している。
【0014】そして、アルカリ水流出口14と酸性水流出
口16には、後述するアルカリ水導出流路Eと酸性水流出
流路Hとが接続されている。
【0015】ところで、アルカリ水槽12側に設けられた
電極8は、通常の整水動作時には、ステンレス鋼やカー
ボン等からなる陰極として機能し、酸性水槽側の電極9
は、ステンレス,白金,酸化チタンなどからなる陽極と
して機能するように構成されている。
【0016】そして、各電極8,9 には、制御装置Rから
の制御信号に基づいて電源40から両電極8,9 に所望の順
電圧を印加するように構成されている。
【0017】かかる順電圧印加によって、水道水等は電
気分解されて、通常動作時には、アルカリ水槽12内の水
のpH値は高くなり、同水槽12内にアルカリ水が生成され
る。
【0018】一方、酸性水槽13のpH値は低くなり、同水
槽13内には酸性水が生成されることになる。
【0019】また、逆電圧を各電極8,9 に印加すると、
各電極8,9 に付着した付着物を溶解して各電極8,9 から
除去することができる。
【0020】(電気分解整水器A周りの流路) まず、電気分解槽10の流入側は、水道蛇口等の水道水供
給部1に、原水供給流路Cを介して連通されており、原
水としての水道水の供給がなされるように構成されてい
る。
【0021】即ち、蛇口等の水道水供給部1からの原水
供給流路Cは、中途に設けた分岐部Sで二又に分岐し
て、一方の分岐流路24はアルカリ水槽の浄水進入口15に
浄水器2を介して連通されており、他方の分岐流路28は
酸性槽13のカルシウム水流入口17に連通されている。ま
た、分岐流路28の中途には、カルシウムタンク3aとカル
シウム送給ポンプ3bとからなるカルシウム供給装置3が
接続されている。
【0022】分岐流路24に取付けた浄水器2は、内部に
多数の微細なセラミックボールを充填し、濾過機能を有
しており、必要に応じて内部にヒーター(図示せず)等
を設けて加温あるいは加熱殺菌等ができるように構成さ
れている。他の実施例としては、活性炭を充填しても良
く、ヒーターを付けた場合、再生機能を果たす。
【0023】また、カルシウム供給装置3は、水路の中
途にカルシウム剤を収納したケースを介設することによ
り、水の供給中途において、カルシウムを水中に溶解さ
せ、供給水にカルシウムを溶解させて行くように構成し
ている。
【0024】また、水道水供給部1からの原水供給流路
Cの分岐部Sの上手側には後述する流路切換装置41を配
設しており、同流路切換装置41の流路切換動作によっ
て、水道水供給部1からの水を、電気分解整水器Aに連
通する原水供給流路Cと、原水直接取出流路Dに選択的
に供給することができる。
【0025】さらに、流路切換装置41内には、後述する
ように、アルカリ水導出流路Eをアルカリ水取出流路F
に連通接続することができる第4連絡通路63が設けられ
ている。
【0026】なお、このアルカリ水導出流路E及びアル
カリ水取出流路Fは、後述するように、電極洗浄中は、
それぞれ、電極洗浄水導出流路及び電極洗浄水取出流路
として用いられることになる。
【0027】(流路切換装置41の構成) 流路切換装置41は、本実施例では、図1に示すように、
ブロック状の弁本体50の上面に、一定間隔を開けて原水
流入口51とアルカリ水流入口52を設けるとともに、その
下面に、原水直接取出口53及び電極洗浄水排出口54を設
けるとともに、その一側側面にアルカリ水取出口 (電極
洗浄水排出口としても機能する) を設けている。
【0028】そして、弁本体50内には、原水流入口51に
接続した第1連絡通路58と、原水取出口55に接続した第
2連絡通路59と、電極洗浄水第3連絡通路60を設けてお
り、第1連絡通路58は、流路切換装置軸61の回動動作に
よって、第2連絡通路59又は第3連絡通路60に選択的に
連通連結されることになる。
【0029】なお、図1において、62は流路切換装置軸
61を回転するための回転ハンドルである。
【0030】また、前記したように、流路切換装置41の
弁本体50内には第4連絡通路63が設けられており、同連
絡通路63を通して、アルカリ水導出流路Eをアルカリ水
取出流路Fに連通接続することができる。
【0031】かかる構成において、通常使用時 (整水
時) には、回転ハンドル62の操作によって、流路切換装
置軸61は図1に示す状態にあり、水道水供給部1に接続
した原水供給流路Cの上流側は、第1連絡通路58及び第
2連絡通路59を介して原水供給流路Cの下流側と連通し
ており、一方、アルカリ水導出流路Eは第4連絡通路63
を介してアルカリ水取出流路Fと連通している。
【0032】同様に、電極洗浄時も、通常使用時と同様
に、流路切換装置軸61は図1に示す状態にあり、水道水
供給部1に接続した原水供給流路Cの上流側は、第1連
絡通路58及び第2連絡通路59を介して原水供給流路Cの
下流側と連通しており、一方、アルカリ水導出流路Eは
第4連絡通路63を介してアルカリ水取出流路Fと連通し
ている。
【0033】ただし、電解洗浄時には、前記アルカリ水
導出流路Eとアルカリ水取出流路Fとは、それぞれ、電
極洗浄水導出流路及び電極洗浄水取出流路として作用す
ることになる。
【0034】一方、回転ハンドル62の操作によって、流
路切換装置軸61を、図1において時計方向に90°回転す
ると、水道水供給部1に接続した原水供給流路Cの上流
側と、原水供給流路Cの下流側との連通は遮断される
が、同上流側は、第3連絡通路60を介して原水直接取出
流路Dに連通連結されることになる。
【0035】(スイッチと表示ランプ) 図1に示すように、原水供給流路Cの分岐流路24の下流
側とアルカリ水導出流路Eとには圧力スイッチS1が取付
けられている。
【0036】この圧力スイッチS1は、原水供給流路Cか
ら電気分解槽10に浄水器2を通して原水を供給する際の
供給水圧によって作動し、制御装置Rを介して電源40よ
り所定電圧を電極8,9 に印加させ、アルカリ水水槽12内
にアルカリ水を生成することができるとともに、酸性水
水槽13内に酸性水を生成することができる。
【0037】このように、本実施例では、電気分解整水
器Aを作動させるためのスイッチを別個独立して設ける
必要がなく、制御が簡単になる。
【0038】また、制御装置Rには操作パネルOPが接
続されており、同操作パネルOPには、電源スイッチS2
及び電極洗浄スイッチS3が取付けられている。
【0039】ここに、電源スイッチS2は、これを操作し
て電気分解整水器Aや各種スイッチ群への電力供給のた
めに用いるものである。
【0040】一方、電極洗浄スイッチS3は、これを操作
して制御装置Rを介して電源40より所定電圧を電極8,9
に印加させ、両電極8,9 の付着物を除去する電極洗浄を
行うためのものである。
【0041】また、図1に示すように、制御装置Rの表
示部には、電源40が投入されている状態を示す電源表示
ランプL1と、電極8,9 に付着物が堆積し、洗浄が必要で
ある旨を使用者等に注意する要電極洗浄表示部としての
要電極洗浄表示ランプL2と、電極洗浄作業中であること
を示す電極洗浄中表示ランプL3とが取付けられている。
【0042】(制御装置Rの構成) 図2に上記した電気分解整水器Aを具備する整水システ
ムBの整水作業のための制御装置Rを概念的に示す。
【0043】図示するように、制御装置Rは入力インタ
ーフェースaと、マイクロプロセシングユニットbと、
出力インターフェースcと、メモリdと、タイマーeと
を具備する。
【0044】そして、入力インターフェースaには、電
源スイッチS2と、圧力スイッチS1と、電極洗浄スイッチ
S3とが接続されており、出力インターフェースcには、
電源40と、カルシウム供給ポンプ3bと、電源表示ランプ
L1と、要電極洗浄表示ランプL2と、電極洗浄中表示ラン
プL3とが接続されている。
【0045】また、本発明では、制御装置Rはタイマー
eを具備しており、同タイマーeによって、制御装置R
は以下の動作制御を行うことができる。
【0046】まず、制御装置Rからの制御信号に基づい
て、電源40から順電圧が電極8,9 に印加されて電気分解
整水を行うが、タイマーeにより印加時間を計測し、電
気分解整水の累積時間が設定時間 (例えば、40分) を越
えると要電極洗浄表示ランプL2を点灯し、電極8,9 の洗
浄が必要な旨を使用者に伝える。
【0047】要電極洗浄表示ランプL2の点灯に気付い
て、使用者が電極洗浄スイッチS3を押すと、制御装置R
からの制御信号に基づいて、電源40から逆電圧が電極8,
9 に印加され、予め設定された設定電極洗浄時間 (例え
ば、2分) が経過した後は、再度、電源40から順電圧が
電極8,9 に印加され、通常動作である電気分解整水が再
開される。
【0048】通常動作再開直後は、洗浄排水と電気分解
整水とが混合することになるので、混合水の誤飲を防止
するために、再開直後は、例えば、10秒間、電極洗浄中
表示ランプL3を表示しつづける等の工夫をすることが望
ましい(図3(g) 参照)。
【0049】また、設定した電極洗浄時間に満たない状
態で、蛇口等の水道水供給部1が閉動作された後、水道
水供給部1を再度開にしたとき、両電極8,9 へ順・逆い
ずれの電圧も印加せず、浄水器2を通過した無電解水の
みを出水し、要電極洗浄表示のみを行い、要電極洗浄中
に電極洗浄スイッチS3を作動した場合、残存電極洗浄時
間だけ、両電極8,9 に逆電圧を印加して電極洗浄を行
い、残存電極洗浄時間の経過後は、電気分解整水が再開
される。
【0050】なお、電極洗浄時間経過後は直ちに電気分
解整水を行わず、図4に示すように、電極洗浄中表示ラ
ンプL3が表示中の間は一旦無電解水にして、その後、電
気分解整水が再開しアルカリ水を出水するようにした
り、あるいは、図5に示すように、上記無電解水の出水
を圧力スイッチS1がオフになるまで継続させることもで
きる。
【0051】(その他の構成) 図1におけるその他の構成について説明すると、42は原
水供給流路Cの中途に設けた安全弁であり、例えば、形
状記憶合金使用の切換弁からなり、水道水供給部1から
の水が給湯機等からの熱水である場合に、一定以上の温
度の熱水が供給されると形状記憶合金の機能により、電
気分解槽10方向には流れないように、図示しない熱湯排
出流路を通して外部へ放出することができるようにして
いる。
【0052】( 電気分解整水器Aの作用) ついで、上記構成を有する電気分解整水器Aの使用方法
について、図1及び図3に示すタイミングチャートを参
照して説明する。
【0053】まず、通常使用時には、整水システムBは
図1に示す状態であり、原水供給流路Cの上流側は、流
路切換装置41内の第1連絡通路58及び第2連絡通路59を
通して原水供給流路Cの下流側と連通し、一方、アルカ
リ水導出流路Eは流路切換装置41内の第4連絡通路63を
通してアルカリ水取出流路Fと連通する。
【0054】図3(a) に示すように、電源スイッチS2
投入した後、蛇口等の水道水供給部1を開くと、水道水
供給部1から原水供給流路Cを通して原水が電気分解整
水器Aの流入側に供給されることになる。
【0055】図3(b) に示すように、この供給水圧によ
って圧力スイッチS1が作動し、図3(c) に示すように、
制御装置Rを介して電源40より所定の順電圧を電極8,9
に印加させるとともに、送給ポンプ3bを作動して、カル
シウムを酸性水水槽13に供給し、電気分解によって、ア
ルカリ水水槽12内にアルカリ水を生成する一方、酸性水
水槽13内に酸性水を生成する。
【0056】そして、生成されたアルカリ水は、アルカ
リ水導出流路E→流路切換装置41内の第3連絡流路60→
アルカリ水取出流路Fを通して外部に流出でき、飲料水
として用いることができる (図3(h))。
【0057】一方、電気分解整水器A内で生成された酸
性水は、酸性水導出流路Hを通して外部に流出すること
ができ、そのアストリンゼン効果に着目して洗浄水とし
て手等の洗浄水として用いることができる。
【0058】次に、図3(d) に示すように、制御装置R
中のタイマーeによって計時された累積電解整水時間が
設定時間 (例えば、40分) を越えると、要電極洗浄表示
ランプL2が点灯し、電極8,9 の洗浄が必要な旨を使用者
に伝える。
【0059】この要電極洗浄表示ランプL2の点灯に気付
いて、図3(e) に示すように、使用者が電極洗浄スイッ
チS3を押すと、制御装置Rからの制御信号に基づいて、
電源40から逆電圧が電極8,9 が印加され(図3(f))、
両電極8,9 に付着する付着物を溶解・除去することがで
きる。そして、溶解除去した付着物を含んだ洗浄後酸性
水は、アルカリ水導出流路E→流路切換装置41内の第4
連絡流路63→アルカリ水取出流路Fを通して外部に流出
できるとともに (図3(h)) 、酸性水導出流路Hを通し
て洗浄後アルカリ水を外部に流出することができる。
【0060】また、上記した電解洗浄動作が継続してい
る間は、その旨を使用者に知らせるために、電極洗浄中
表示ランプL3が点灯する (図3(g))。
【0061】なお、上記した要電極洗浄表示ランプL2
び電極洗浄中表示ランプL3は、表示手段の1例であり、
ランプ以外の表示手段ないし警告手段、例えば、ブザー
等も用いることができる。
【0062】ところで、設定洗浄時間中、通水が継続さ
れれば、再度、電源40から順電圧が電極8,9 に印加さ
れ、通常動作である電気分解整水が再開されることにな
るが、何らかの理由、例えば、電極洗浄中であることに
気付かないで、使用者が蛇口等の水道水供給部1を閉に
する場合がある。この場合、図3(b) に示すように、圧
力スイッチS1はオフになる。
【0063】その後、使用者が蛇口等の水道水供給部1
を再度開にすると、図3(b) に示すように、圧力スイッ
チS1はオンし、これに伴い、要電極洗浄表示ランプL2
オンする (図3(d))。
【0064】しかし、圧力スイッチS1はオンしても、両
電極8,9 へ正・逆いずれの電圧も印加せず、図3(f) に
示すように電極洗浄 (逆電解) は行われず、アルカリ水
取出流路Fからは、浄水器2によって浄化された無電解
水が流出することになる (図3(h))。従って、使用者が
誤って飲料水として飲んだ場合でも、使用者の安全を十
分に確保できる。
【0065】しかも、要電極洗浄表示ランプL2は表示し
ているので、図3(e) に示すように、使用者は、上記し
た安全出水中に電極洗浄スイッチS3を再度作動させるこ
とが容易で、この場合、残存電極洗浄時間だけ、両電極
8,9 に逆電圧が印加して電極洗浄を行い、電極8,9 を完
全に洗浄できる (図3(f))。
【0066】また、残存電極洗浄時間経過後は、例え
ば、図4(f) 及び図5(f) に示すように、再度、両電極
8,9 へ正・逆いずれの電圧も印加せず、浄水のみをアル
カリ水取出流路Fから流出する安全出水を行うようにす
ることもできる (図4(h) 、図5(h) ) 。
【0067】このようにしたのは、電極洗浄直後の水
は、洗浄排水とアルカリ水浄水の混合が考えられるの
で、アルカリ水の表示がなく、使用者は飲まないと考え
られるからである。
【0068】以上、本発明に係る電気分解整水器Aによ
る整水動作について説明してきたが、図3(c) に一点鎖
線で示すように、要電極洗浄表示ランプL2が点灯すると
同時に電極8,9 への電圧印加を停止し、無電解水を出水
し、電極8,9 の劣化の進行を防止することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、電気分解槽中に配設し
た陰電極と陽電極とに順電圧を印加して電解水を導出可
能とした電解手段を具備する電気分解整水器において、
水道水供給部からの通水状態を検出する圧力検出手段
と、前記電極に逆電圧を印加する電極洗浄手段と、電極
洗浄の実行を要求する要電極洗浄表示部と、電極洗浄実
行中に、前記圧力検出手段により通水停止と再度の通水
開始を検出すると、再度の通水時に無電解水を導出すべ
く、前記両電極に順・逆いずれの電圧も印加不可とし、
かつ、前記要電極洗浄表示部を作動させる制御手段とを
備える構成としており、また、前記制御手段は、電解整
水途中に前記電極洗浄手段が操作されると、前記両電極
へ逆電圧を印加して予め設定した電極洗浄時間だけ電極
洗浄可能とし、前記電極洗浄時間に満たない状態で水道
水供給部が閉動作され、その後、水道水供給部が再度開
動作された場合は、両電極への電圧の印加を停止して無
電解水を導出可能とし、さらに、無電解水導出中に電極
洗浄手段が作動されると、残存電極洗浄時間だけ、両電
極に逆電圧を印加するように制御するようにしている。
【0070】したがって、電極を十分に洗浄することが
できるとともに、使用者が、電解洗浄中断後に再び水道
水供給部を開け、誤って、要電極洗浄表示ランプがオン
されているにもかかわらず、飲料水として飲んだ場合で
も、最初はアルカリ水取出流路等からは浄水しか流出し
ないようにしているので、使用者の安全を十分に確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気分解整水器を具備する整水シ
ステムの概念的全体構成図である。
【図2】制御回路のブロック図である。
【図3】整水システムのタイミングチャートである。
【図4】整水システムのタイミングチャートの変容例で
ある。
【図5】整水システムのタイミングチャートの変容例で
ある。
【符号の説明】
A 電気分解整水器 B 整水システム C 原水供給流路 D 原水直接排出流路 E アルカリ水導出流路 F アルカリ取出流路 H 酸性水導出流路 S3 電極洗浄スイッチ 8 陽極電極 9 陰極電極 12 アルカリ水槽 13 酸性水槽 40 電源 41 流路切換装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気分解槽(10)中に配設した陰電極(8) と
    陽電極(9) とに順電圧を印加して電解水を導出可能とし
    た電解手段を具備する電気分解整水器において、 水道水供給部(1) からの通水状態を検出する圧力検出手
    段と、 前記電極(8)(9)に逆電圧を印加する電極洗浄手段と、 電極洗浄の実行を要求する要電極洗浄表示部と、 電極洗浄実行中に、前記圧力検出手段により通水停止と
    再度の通水開始を検出すると、再度の通水時に無電解水
    を導出すべく、前記両電極(8)(9)に順・逆いずれの電圧
    も印加不可とし、かつ、前記要電極洗浄表示部を作動さ
    せる制御手段とを備える ことを特徴とする電気分解整水
    器。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、電解整水途中に前記電極
    洗浄手段が操作されると、前記両電極(8)(9)へ逆電圧を
    印加して予め設定した電極洗浄時間だけ電極洗浄可能と
    し、前記電極洗浄時間に満たない状態で水道水供給部
    (1) が閉動作され、その後、水道水供給部(1) が再度開
    動作された場合は、両電極(8)(9)への電圧の印加を停止
    して無電解水を導出可能とし、さらに、無電解水導出中
    に電極洗浄手段が作動されると、残存電極洗浄時間だ
    け、両電極(8)(9)に逆電圧を印加するように制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気分解整水器。
  3. 【請求項3】イ) 内部を隔壁(11)によってアルカリ水槽
    (12)と酸性水槽(13)とに区画するとともに、各槽(12)(1
    3)にそれぞれ設けた陰電極(8) 及び陽電極(9) への電圧
    印加によって水道水を電気分解する電気分解槽(10)と、 ロ) 蛇口等の水道水供給部(1) の開動作により電気分解
    槽(10)へ供給される水道水の水圧上昇を検出する圧力ス
    イッチ(S 1)と、 ハ) 両電極(8)(9)を洗浄すべく、電源(40)から両電極
    (8)(9)に逆電圧を印加するために操作可能とした電極洗
    浄スイッチ(S3)と、 ニ) 逆電圧印加の累積時間を計時するタイマー(e) を備
    、設定した電極洗浄時間経過後に、選択的に、両電極
    (8)(9)への順電圧印加を再開若しくは電圧印加停止を行
    い、かつ、電極洗浄時間に満たない状態で水道水供給部
    (1) が閉動作された後、水道水供給部(1) が再度開とな
    ったことを前記圧力スイッチ(S 1)が検出すると、両電極
    (8)(9)への電圧の印加を停止して無電解水を導出可能と
    し、さらに、無電解水導出中に電極洗浄スイッチ(S 3)が
    作動されると、残存電極洗浄時間だけ、両電極(8)(9)に
    逆電圧を印加するように制御する制御装置(R) と、 を具備することを特徴とする電気分解整水器。
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