JP2003136059A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP2003136059A
JP2003136059A JP2001375970A JP2001375970A JP2003136059A JP 2003136059 A JP2003136059 A JP 2003136059A JP 2001375970 A JP2001375970 A JP 2001375970A JP 2001375970 A JP2001375970 A JP 2001375970A JP 2003136059 A JP2003136059 A JP 2003136059A
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electrolysis
water
electrolyzed water
cleaning
electrolyzed
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JP2001375970A
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Yasuo Hara
安夫 原
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電解運転停止時、電解水生成装置のアルカリ水
専用の抽出管内での菌類の繁殖を防止する。 【解決手段】電解運転停止前の電圧印加状態で、かつ、
流路切替弁50を切替えた状態で電解して、生成される
電解生成酸性水を切替えられた状態の流路切替弁50を
通してアルカリ水専用の抽出管41に供給して、抽出管
42内を電解生成酸性水で洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解水生成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電解水生成装置の一形式として、特開平
11−253943号公報にて提案されているように、
隔膜により区画された一対の電解室を有する電解槽と、
同電解槽の各電解室に接続されてこれら各電解室に被電
解水をそれぞれ供給する一対の供給管と、前記電解槽の
各電解室に接続されてこれら各電解室にて生成される電
解生成水をそれぞれ抽出する一対の抽出管と、これら両
抽出管と前記両電解室の導出口間に介在して両電解室と
両抽出管の連結状態を切替える流路切替弁と、同流路切
替弁を前記各電解室の電極に対する印加電圧の極性の切
替動作に連動して切替動作させる切替動作手段を備える
形式の電解水生成装置がある。
【0003】当該形式の電解水生成装置は、電解運転時
に、被電解水が含有するカルシウム等の無機物質がアル
カリ性側の電解室や、電解室内の隔膜、電極等に付着し
て電解効率を低下することがないように配慮されている
もので、当該形式の電解水生成装置においては、所定時
間の経過毎に、各電解室に配置されている電極に対する
印加電圧の極性を切替えて印加電圧を反転させることに
より、各電解室をアリカリ側と酸性側に交互に変更し
て、各電解室や各電極等に対する付着物の堆積を極力抑
えて、電解効率の低下を防止するようにしている。
【0004】当該形式の電解水生成装置においては、当
然のことながら、各電解室で生成される電解生成アリカ
リ水と電解生成酸性水を、予め設定されたそれぞれの専
用の抽出管から抽出しなければならないことから、流路
切替弁を、電極に対する印加電圧の極性の切替えに連動
して切替動作させて、切替えられたアルカリ水の生成側
電解室をアルカリ水専用の抽出管に連通させ、かつ、切
替えられた酸性水の生成側電解室を酸性水専用の抽出管
に連通させる手段が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、当該形式
の電解水生成装置においては、電解生成アルカリ水およ
び電解生成酸性水がそれぞれ専用の抽出管から抽出され
るように設定されていることから、酸性水専用の抽出管
内は電解運転時には、殺菌作用を有する電解生成酸性水
にて常に洗浄された状態にあるとともに、殺菌作用を有
する電解生成酸性水が残留する。これに対して、アルカ
リ水専用の抽出管内は、電解運転時には、殺菌作用を有
する電解生成酸性水にて洗浄されることがない状態にあ
る。
【0006】これらの各抽出管には、電解運転停止時に
は、大気に浮遊している菌類が各開口端から侵入するお
それがあるが、酸性水専用の抽出管内に菌類が侵入した
場合には、殺菌作用を有する電解生成酸性水で洗浄され
た状態にある酸性水専用の抽出管内では、菌類が繁殖す
ることはない。しかしながら、アルカリ水専用の抽出管
内に菌類が侵入した場合には、殺菌作用を有する電解生
成酸性水で洗浄されてはいない状態にあるアルカリ水専
用の抽出管内では、菌類が繁殖して水垢を発生させるお
それがある。このため、当該形式の電解水生成装置にお
いては、電解運転停止時における、アルカリ水専用の抽
出管での菌類の繁殖防止対策が要請される。菌類の繁殖
防止対策として現在提案されている対策には、大別して
3つの繁殖防止対策がある。
【0007】繁殖防止手段の第1の手段は、銀成分を添
加した洗浄水を、電解槽を経由してアルカリ水専用の抽
出管に供給して、銀イオンの殺菌作用を利用して洗浄す
ることにより、アルカリ水専用の抽出管内での菌類の繁
殖を防止しようとする手段である。当該繁殖防止手段に
おいては、殺菌効果を得るためには、洗浄に40分〜5
0分という長時間を要するものである。
【0008】繁殖防止手段の第2の手段は、有機物質や
汚濁物質を除去処理する浄水器を迂回させた塩素を含有
する一般水を洗浄水として使用するもので、当該洗浄水
を電解槽を経由して、または、電解槽を経由することな
く電解槽の下流側に供給して、一般水が含有する塩素の
殺菌作用を利用して洗浄することにより、アルカリ水専
用の抽出管内での菌類の繁殖を防止しようとする手段で
ある。当該繁殖防止手段においては、電解運転時には、
浄水器で除去されるべき汚染物質が電解槽またはその下
流側管路に流入することになる。このため前者の手段に
あっては、流入する汚染物質が電解室や、電解室内の隔
膜、電極等に付着して電解効率を低下させ、また、前者
および後者の両手段では、汚染物質が抽出管の管路の内
壁に付着して堆積し、流路面積を低下させるとともに、
菌類が繁殖する環境を形成して繁殖防止とは逆効果とな
る。
【0009】繁殖防止手段の第3の手段は、各電解室の
電極に対する印加電圧を電解運転時とは反転させて運転
(洗浄運転)して、生成される電解生成酸性水を洗浄水
として利用してアルカリ水専用の抽出管内を洗浄するも
のである。この手段は、菌類の繁殖防止という面からす
れば有効な手段である。しかしながら、当該洗浄運転を
頻繁に行うと、印加電圧の反転の頻度が多くなって、電
極の損傷を促進させるという問題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、当該形成の電解
水生成装置において、上記した菌類の繁殖防止手段の各
問題に対処することにあり、これらの問題を解消し得る
菌類の繁殖防止機能を有する電解水生成装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は電解水生成装置
に関するもので、隔膜により区画された一対の電解室を
有する電解槽と、同電解槽の各電解室に接続されてこれ
ら各電解室に被電解水をそれぞれ供給する一対の供給管
と、前記電解槽の各電解室に接続されてこれら各電解室
にて生成される電解生成水をそれぞれ抽出する一対の抽
出管と、これら両抽出管と両電解室の導出口間に介在し
て両電解室と両抽出管の連結状態を切替動作する流路切
替弁と、同流路切替弁を前記各電解室の電極に対する印
加電圧の極性の切替動作に連動して切替動作させる切替
動作手段を備える形式の電解水生成装置を適用対象とす
るものである。
【0012】しかして、本発明に係る電解水生成装置
は、電解運転停止時に、前記両抽出管のうち電解生成ア
ルカリ水の抽出側の抽出管を電解生成酸性水で洗浄する
洗浄手段を備えた電解水生成装置であって、前記洗浄手
段は、洗浄運転開始時に前記切替動作手段の連動切替動
作を無効にして前記流路切替弁を非連動状態に変更する
連動変更手段と、前記電解槽で被電解水を電解して洗浄
水を生成する電解手段とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0013】本発明に係る電解水生成装置においては、
前記電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出側となる抽
出管に、開閉弁により開閉される第1の管路と、同第1
の管路を迂回する第2の管路を形成して、前記開閉弁
を、前記洗浄運転時に閉弁動作して前記第1の管路を閉
成させる構成とすることができる。
【0014】また、本発明に係る電解水生成装置におい
ては、前記電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出側と
なる抽出管と前記供給管路との間に、前記電解槽および
前記流路切替弁を迂回するバイパス管路を形成するとと
もに同管路に開閉弁を介装して、同開閉弁を、前記洗浄
運転時に開弁動作して前記バイパス管路を開成させる構
成とすることができる。
【0015】本発明に係るこれらの電解水生成装置にお
ける洗浄運転では、前記電解運転時の前記流路切替弁の
動作位置を逆位置に切替えて印加電圧を反転することな
く電解する運転を所定時間行うことを一工程とするもの
で、同工程を1回、または、所定時間経過後に繰り返し
行うようにすることができる。
【0016】また、本発明に係るこれらの電解水生成装
置における洗浄運転では、前記電解運転時の前記流路切
替弁の動作位置を逆位置に切替えて印加電圧を反転する
ことなく電解する第1の運転と、同第1の運転時の前記
流路切替弁の動作位置を逆位置に切替えて電解する第2
の運転を所定時間行うことを一工程とするもので、同工
程を1回、または、所定時間経過後に繰り返し行うよう
にすることができる。
【0017】
【発明の作用・効果】本発明に係る電解水生成装置にお
いては、洗浄手段が、流路切替弁の切替動作手段の連動
切替機能を無効にして流路切替弁を非連動状態に変更す
る連動変更手段を備えていて、当該連動変更手段の作動
により、流路切替弁を、電解運転時の各電解室の電極に
対する印加電圧の極性の切替動作(印加電圧の反転)に
連動させることなく切替動作させて、洗浄運転を行うも
のである。
【0018】これにより、電解運転時の各電解室の電極
に対する印加電圧の極性をそのまま保持した状態で、電
解生成酸性水を洗浄水としてアルカリ水専用の抽出管に
供給して、アルカリ水専用の抽出管内を洗浄することが
できるとともに、滞留水を電解生成酸性水に置換するこ
とができて、アルカリ水専用の抽出管内での菌類の繁殖
を防止することができる。
【0019】しかして、本発明に係る電解水生成装置が
備える細菌の繁殖防止手段(洗浄手段)では、従来の繁
殖防止手段の第1の手段ごとき、銀成分を含有する特別
の洗浄水を使用する必要がないとともに、銀成分に起因
する人体に及ぼす影響がなく、しかも、短時間に目的を
達成し得るという利点がある。
【0020】また、本発明に係る細菌の繁殖防止手段で
は、従来の繁殖防止手段の第2の手段ごとき、洗浄水が
含有する汚染物質による電解槽、槽内の電極や隔膜、管
路の内壁に対する汚染がなくて、汚染物質による汚染に
起因する電解効率の低下や、流路面積の低下がなく、か
つ、菌類が繁殖する環境を形成することがないという利
点がある。
【0021】さらにまた、本発明に係る細菌の繁殖防止
手段では、電解運転時の印加電圧を保持した状態、すな
わち、印加電圧を反転することなく洗浄運転を開始する
ものであるから、洗浄運転での印加電圧の反転の頻度を
皆無または少なくすることができて、洗浄運転に伴う電
極の損傷の促進を大きく抑制することができるという利
点がある。
【0022】本発明に係る電解水生成装置においては、
電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出側となる抽出管
に、開閉弁により開閉される第1の管路と、同第1の管
路を迂回する第2の管路を形成して、開閉弁を、洗浄運
転時に閉弁動作して第1の管路を閉成させる構成の形態
を採ることができる。また、本発明に係る電解水生成装
置においては、電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出
側となる抽出管と供給管路との間に、電解槽および流路
切替弁を迂回するバイパス管路を形成するとともに同管
路に開閉弁を介装して、開閉弁を、洗浄運転時に開弁動
作してバイパス管路を開成させる構成の形態を採ること
ができる。
【0023】これらの形態の電解水生成装置において
は、前者の形態の電解水生成装置にあっては、洗浄運転
時には開閉弁の閉弁動作により、陽極室となる電解室内
での被電解水の流速が大きく低下して被電解水の陽極反
応が増大し、電解室で生成される電解生成酸性水の濃度
を高める機能を有している。このため、当該電解水生成
装置によれば、洗浄運転時には、アルカリ水専用の抽出
管に対しては、電解運転時に生成される電解生成酸性水
より高濃度の電解生成酸性水を供給することができて、
アリカリ水専用の抽出管内を、菌類が繁殖し難い環境に
より効率的に保持し得る利点がある。
【0024】また、後者の形態の電解水生成装置にあっ
ては、洗浄運転時には開閉弁の開弁動作により、陽極室
となる電解室内での被電解水の流速が大きく低下して被
電解水の陽極反応が増大し、電解室で生成される電解生
成酸性水の濃度を高める機能を有している。このため、
当該電解水生成装置によれば、洗浄運転時には、アルカ
リ水専用の抽出管に対しては、電解運転時に生成される
電解生成酸性水より高濃度の電解生成酸性水を供給する
ことができて、アリカリ水専用の抽出管内を、菌類が繁
殖し難い環境により効率的に保持し得る利点がある。ま
た、アリカリ水専用の抽出管の開口端部側は、被電解水
である水道水等を洗浄水として洗浄することができ、ア
リカリ水専用の抽出管の開口端部を一層清浄化すること
ができる利点がある。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、細菌の繁殖防止機能を
有する電解水生成装置であって、図1および図2には、
本発明が適用対象とする電解水生成装置の2つの例を示
している。図1に示す第1の電解水生成装置Aは先止め
式の電解水生成装置であり、図2に示す第2の電解水生
成装置Bは元止め式の電解水生成装置であって、これら
の両電解水生成装置は、被電解水を供給する形式および
電解生成水を抽出する形式を異にする点以外は、同一の
構成を有するものである。
【0026】図1に示す第1の電解水生成装置Aは、電
解槽10、各供給管21,22、各導出管31,32、
各注出管41,42、各水栓43〜46、流路切替弁5
0、各排水管61,62、各排水弁71,72、各流水
センサ81,82、本体ケース90、および制御装置1
00を備えている。
【0027】電解槽10は本体ケース90内に収容され
ているもので、隔膜11にて区画される一対の電解室1
2,13にそれぞれ電極14,15を配設してなる公知
の電解槽である。両電極14,15は、制御装置100
に接続されていて、制御装置100により、直流電圧の
印加、停止、および、印加電圧の極性の反転を制御され
る。また、電解槽10は、隔膜11を挟んで対向する位
置に、導入口16,17および導出口18,19を備え
ていて、各導入口16,17には各供給管21,22が
接続されており、各導出口18,19には各導出管3
1,32が接続されている。
【0028】各供給管21,22は上流側において集合
し、本体ケース90内にて減圧弁23を介装した給水管
24に接続されている。給水管24は、本体ケース90
の外に配設した浄水器25と元栓26を介して外部の給
水源である水道管27に接続されるとともに、本体ケー
ス90内に配設した安全弁(設定圧以上で開くリリーフ
弁)24bを介して主排水管63に接続されている。各
供給管21,22は、給水管24を通して供給される被
電解水(水道水)が各電解室12,13に略同量供給さ
れるようになっている。各流水センサ81,82は、こ
れらの各供給管21,22に介装されている。
【0029】各導出管31,32は、電解槽10の各電
解室12,13にて生成されるアルカリ水と酸性水等の
電解生成水をそれぞれ流路切替弁50に導出するもので
あり、本体ケース90内にて各電解室12,13の導出
口18,19と流路切替弁50の第1,第2流入ポート
51a,51bにそれぞれ接続されている。各注出管4
1,42は、アルカリ水(電解生成アルカリ水)と酸性
水(電解生成酸性水)を、流路切替弁50を通して本体
ケース90外の使用場所にそれぞれ導くものであり、流
路切替弁50の第1,第2流出ポート52a,52bに
それぞれ接続されている。各注出管41,42における
本体ケース90外に延出された部位の先端部には、手動
にて流路を開閉する各水栓43,44、45,46が配
設されている。
【0030】流路切替弁50は、制御装置100に接続
されて切替制御されるもので、第1位置(図1の実線で
示す状態)および第2位置(図1の2点鎖線で示す状
態)に選択的に切替えられて、各注出管41,42と各
導出管31,32の接続状態を切替えるべく機能する。
流路切替弁50の切替状態である第1位置、第2位置
は、位置検出センサ(図示省略)によって検出され、制
御装置100により認識される。
【0031】各排水管61,62は、本体ケース90内
にて各注出管41,42の途中に接続されていて、流路
切替弁50と各水栓43,44、45,46との間に位
置し、各先端にて主排水管63に接続されている。各排
水管61,62の先端部には、排水弁71,72がそれ
ぞれ配設されている。各排水弁71,72は常閉型の電
磁開閉弁であって、制御装置100によってそれらの開
閉を制御され、各排水管61,62の管路を開閉する。
【0032】各流水センサ81,82は、各供給管2
1,22にそれぞれ配設されていて管内の水流を検出す
るもので、流水検出手段として機能する。各流水センサ
81,82は、各供給管21,22内の被電解水の流量
が設定流量以上では「オン」動作し、設定流量以下では
「オフ」動作するスイッチであって、この「オン」、
「オフ」信号は検出信号として制御装置100に入力さ
れる。
【0033】制御装置100は、メインスイッチ10
1、切替手動スイッチ102、ランプ103、ブザー1
04等を備えるとともに、内部に、マイクロコンピュー
タと、開閉信号出力手段、強制排水手段、および、強制
排水終了手段を含む制御回路を備えていて、予めマイク
ロコンピュータに読み込まれている電解運転プログラム
に従って作動して、当該電解生成装置Aの電解運転を制
御する。
【0034】当該電解水生成装置Aにおいては、基本的
には、被電解水が含有するカルシウム等の無機物質がア
ルカリ性側の電解室や、電解室内の隔膜、電極等に付着
して電解効率を低下することがないように電解運転がな
されるものである。すなわち、当該電解水生成装置Aに
おいては、所定時間の経過(例えば10分)毎に、各電
解室12,13に配置されている電極14,15に対す
る印加電圧の極性を切替えて反転させることにより各電
解室12,13をアリカリ側と酸性側に交互に切替え
て、各電解室12,13、各電極14,15や隔膜11
等に対する付着物の堆積を極力抑えて、電解効率の低下
を防止するようにしている。
【0035】この電解運転では、各電解室12,13で
生成される電解生成アリカリ水と電解生成酸性水を、予
め設定されたそれぞれの専用の抽出管から抽出すべく、
各電極14,15に対する印加電圧の極性を切替えに連
動して流路切替弁50を切替動作させて、切替えられた
アルカリ水の生成側電解室をアルカリ水専用の抽出管に
連通させ、かつ、切替えられた酸性水の生成側電解室を
酸性水専用の抽出管に連通させる手段が採られる。
【0036】当該電解水生成装置Aにおいては、両抽出
管41,42にうち、第1抽出管41がアルカリ水の専
用抽出管に設定され、かつ、第2抽出管42が酸性水の
専用抽出管に設定されている。流路切替弁50は、制御
装置100により、第1位置(図1の実線で示す状態)
および第2位置(図1の2点鎖線で示す状態)に選択的
に切替えられて、各注出管41,42と各導出管31,
32の接続状態を切替えるべく機能する。これにより、
各電極の極性が反転して各電解室12,13がアルカリ
水生成側と酸性水生成側とに選択的に切替えられても、
第1抽出管41からは常に電解生成アルカリ水が抽出さ
れ、かつ、第2抽出管42からは常に電解生成酸性水が
抽出されるようになっている。
【0037】制御装置100は、このような基本的な電
解運転において、第1、第2抽出管41,42における
水栓(43,44)、(45,46)を開いた態様の制
御、第1、第2抽出管41,42の一方の水栓(43,
44)または(45,46)を開いた態様の制御、管路
詰まりや排水弁71,72の故障を検出する態様の制御
等を、冒頭に示す本出願人の出願に係る特開平11−2
53943号公報に開示している公知のプログラムに従
って制御する。
【0038】図2に示す第2の電解水生成装置Bは、元
止め式の電解水生成装置であって、当該電解水生成装置
Bは、被電解水の供給の形式および電解生成水の抽出形
式を異にする点を除いては、第1の電解水生成装置Aと
同一の構成を有するものである。
【0039】すなわち、当該電解水生成装置Bにおいて
は、第1の電解水生成装置Aにおける各抽出管41,4
2に配設されている各水栓43〜46が省略されてお
り、これに替わる手段として、給水管24の途中に電磁
開閉弁24aが介装されている。電磁開閉弁24aは、
制御装置100によって開閉制御されるもので、基本的
には、電解運転の開始時に開成され、かつ、電解運転終
了時に閉成される。
【0040】なお、当該電解水生成装置Bにおけるその
他の構成、および作動については、第1の電解水生成装
置Aと実質的に同一であることから、第1の電解水生成
装置Aと同一の構成部材および同一の構成部には同装置
Aと同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0041】ところで、これらの電解水生成装置A,B
においては、電解生成アルカリ水および電解生成酸性水
がそれぞれ専用の抽出管41,42から抽出されるよう
に設定されていることから、酸性水専用の抽出管である
第2抽出管42内は電解運転時には、殺菌作用を有する
電解生成酸性水にて常に洗浄された状態にあるととも
に、殺菌作用を有する電解生成酸性水が残留する。これ
に対して、アルカリ水専用の抽出管である第1抽出管4
1内は、電解運転時には、殺菌作用を有する電解生成酸
性水にて洗浄されることがない状態にある。
【0042】これらの各抽出管41,42には、電解運
転停止時には、大気に浮遊している菌類が各開口端から
侵入するおそれがあるが、たとえ酸性水専用の抽出管で
ある第2抽出管42内に菌類が侵入した場合でも、殺菌
作用を有する電解生成酸性水で洗浄された状態にある酸
性水専用の抽出管内では、菌類が繁殖することはない。
しかしながら、アルカリ水専用の抽出管である第1抽出
管41内に菌類が侵入した場合には、殺菌作用を有する
電解生成酸性水で洗浄されてはいない状態にあるアルカ
リ水専用の抽出管内では、菌類が繁殖して水垢を発生さ
せるおそれがある。このため、これらの各電解水生成装
置A,Bにおいては、電解運転停止時における、アルカ
リ水専用の抽出管である第1抽出管41の菌類の繁殖防
止対策が要請される。
【0043】本発明に係る電解水生成装置は、各電解水
生成装置A,Bに、アルカリ水専用の抽出管である第1
抽出管41に対する菌類の繁殖防止対策を施しているこ
とを要旨とするもので、菌類の繁殖防止対策として、電
解運転停止時に第1抽出管41を電解生成酸性水で洗浄
することができる洗浄手段を採用している。
【0044】当該洗浄手段は、洗浄運転開始時に切替動
作手段の連動切替動作を無効にして流路切替弁50を非
連動状態に変更する連動変更手段と、電解槽10で被電
解水を電解して洗浄水を生成する電解手段とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0045】本発明に係る電解水生成装置において、制
御装置100は時間を24時間計測するタイマーを備え
るとともに洗浄開始スイッチ105を備え、かつ、電解
手段、および、流路切替弁50の連動切替機能を非連動
切替機能に変更する連動変更手段を含む制御回路を備え
ている。また、洗浄手段を自動的に動作させるために、
電解水生成装置Aの各水栓43〜46として電磁開閉弁
を採用している。
【0046】本発明を電解水生成装置Aに適用してなる
電解水生成装置においては、第1の洗浄運転プログラム
を備えていて、制御装置100は、洗浄運転プログラム
を、図3に示すフローチャートに基づいて実行して、当
該電解生成装置の洗浄運転を制御する。なお、以下で
は、アルカリ水専用の抽出管41側の水栓43,44を
第1電磁開閉弁V1とし、かつ、酸性水専用の抽出管4
2側の水栓45,46を第2電磁開閉弁V2として説明
する。
【0047】当該電解水生成装置においては、電解運転
が終了する直前には、流路切替弁50の切替状態は例え
ば第1位置にあり、かつ、電極14,15の電圧印加状
態は、電極14が負極側で電極15が正極側にあって、
電解室12側が陰極室に構成され、かつ、電解室13側
が陽極室に構成されている。この状態では、電解室12
では電解生成アルカリ水が生成され、電解室13では電
解生成酸性水が生成される。電解室12で生成されてい
る電解生成アルカリ水は、流路切替弁50を介して第1
抽出管41に流入して開成している第1電磁開閉弁V1
を通して外部に抽出され、また、電解室13で生成され
ている電解生成酸性水は、流路切替弁50を介して第2
抽出管42に流入して、開成している第2電磁開閉弁V
2を通して外部に抽出される。
【0048】当該電解水生成装置の電解運転の停止に当
たっては、両電極14,15に対する印加電圧状態を保
持したまま両電極14,15への電圧の印加を停止し、
かつ、第1電磁開閉弁V1および第2電磁開閉弁V2を共
に閉成する。当該電解水生成装置においては、例えばこ
のような電解運転停止状態にある間に、洗浄運転が開始
される。なお、電解運転停止時には、両排水弁71,7
2は共に閉成されているものとする。
【0049】当該電解水生成装置では、制御装置100
に組込まれているタイマーの作動によって電解運転が停
止して所定時間経過後に自動的に、または、運転作業者
が洗浄開始スイッチ105を投入することによって、制
御装置100が作動して洗浄運転を開始する。制御装置
100は、搭載されているマイクロコンピュータを作動
して、第1の洗浄運転プログラムを図3に示すフローチ
ャートに基づいて実行する。
【0050】マイクロコンピュータは、第1の洗浄運転
プログラムをステップ200から実行を開始し、先ずス
テップ201にて流路切替弁50の切替動作と両電極1
4,15の印加電圧の反転動作との連動を非連動状態と
し、ステップ202にて流路切替弁50を第1位置(図
示実線の状態)から第2位置(図示2点鎖線の状態)に
切替え、ステップ203にて第1電磁開閉弁V1および
第2排水弁を開成する。次いで、マイクロコンピュータ
は、ステップ204にて両電極14,15に対して電圧
を印加するとともに洗浄時間の計測を開始して、洗浄運
転を開始する。
【0051】この状態の洗浄運転では、各電解室12,
13は電解運転停止直前と同じ状態にあって、電解室1
2にて電解生成アルカリ水が生成され、かつ、電解室1
3にて電解生成酸性水が生成される。電解室12にて生
成される電解生成アルカリ水は、第2位置に切替えられ
ている流路切替弁50を介して、第2抽出管42から第
2排水管62に流入して、第2排水管62に残留してい
る電解生成酸性水を押出して第2排出弁72を通して外
部へ排出する。一方、電解室13にて生成されている電
解生成酸性水は、第2位置に切替えられている流路切替
弁50を介して、アルカリ水専用の抽出管である第1抽
出管41に流入して、第1抽出管41に残留している電
解生成アルカリ水を、開成している第1電磁開閉弁V1
を通して外部に抽出して第1抽出管41内を洗浄すると
ともに、第1抽出管41に残留している電解生成アルカ
リ水と置換する。
【0052】当該洗浄運転プログラムにおいて、マイク
ロコンピュータは、ステップ205にて洗浄時間を判定
し、洗浄時間が1回の洗浄時間T(例えば1分間)とし
て設定されている時間に達したか否かを判定する。マイ
クロコンピュータは、洗浄時間が時間Tを経過したと判
定した場合には、プログラムをステップ206〜ステッ
プ209に進めて洗浄運転を終了させ、洗浄時間が時間
Tを経過していないものと判定した場合には洗浄運転を
継続して、洗浄時間が時間Tを経過した時点で、プログ
ラムをステップ206〜ステップ209に進めて洗浄運
転を終了させる。
【0053】当該洗浄運転は、以上のステップ200〜
209を一工程とするもので、洗浄運転で生成される電
解生成酸性水をアリカリ水専用の抽出管である第1抽出
管41に導入させて第1抽出管41内を洗浄するととも
に、第1抽出管41内に残留している電解生成アルカリ
水を電解生成酸性水に置換するものである。これによ
り、アリカリ水専用の抽出管である第1抽出管41内
は、菌類が繁殖し難い環境に保持される。
【0054】なお、当該洗浄運転は、この一工程の洗浄
工程を所定時間の間隔を保持して複数回繰り返し行うよ
うに洗浄プログラムを構成することができ、また、洗浄
運転終了時点においては、例えば、洗浄開始スイッチ1
05の操作により、流路切替弁50の切替動作と印加電
圧の反転動作を連動状態に復帰させるようにすることも
できる。
【0055】次に、本発明を電解水生成装置Bに適用し
てなる電解水生成装置における洗浄運転の制御について
説明する。当該電解水生成装置は、第2の洗浄運転プロ
グラムを備えていて、制御装置100は、洗浄運転のプ
ログラムを、図4に示すフローチャートに基づいて実行
して、当該電解生成装置の洗浄運転を制御する。
【0056】当該電解水生成装置においては、電解運転
が終了する直前には、流路切替弁50の切替状態は例え
ば第1位置にあり、かつ、電極14,15の電圧印加状
態は、電極14が負極側で電極15が正極側にあって、
電解室12側が陰極室に構成され、かつ、電解室13側
が陽極室に構成されている。この状態では、電解室12
では電解生成アルカリ水が生成され、電解室13では電
解生成酸性水が生成される。電解室12で生成されてい
る電解生成アルカリ水は、流路切替弁50を介して第1
抽出管41に流入してその開口端部から外部に抽出さ
れ、また、電解室13で生成されている電解生成酸性水
は、流路切替弁50を介して第2抽出管42に流入して
その開口端部から外部に抽出される。
【0057】当該電解水生成装置の電解運転の停止に当
たっては、両電極14,15に対する印加電圧状態を保
持したまま両電極14,15への電圧の印加を停止し、
かつ、電磁開閉弁24aを閉成する。当該電解水生成装
置においては、例えばこのような電解運転停止状態にあ
る間に、洗浄運転が開始される。
【0058】当該電解水生成装置では、制御装置100
に組込まれているタイマーの作動によって電解運転が停
止して所定時間経過後に自動的に、または、運転作業者
が洗浄開始スイッチ105を投入することによって、制
御装置100が作動する。制御装置100は、搭載され
ているマイクロコンピュータを動作して、第2の洗浄プ
ログラムを図4に示すフローチャートに基づいて実行す
る。
【0059】マイクロコンピュータは、第2の洗浄運転
プログラムをステップ210から実行を開始し、先ずス
テップ211にて流路切替弁50の切替動作と両電極1
4,15の印加電圧との連動を非連動状態とし、ステッ
プ212にて流路切替弁50を第1位置(図示実線の状
態)から第2位置(図示2点鎖線の状態)に切替え、次
いで、ステップ213にて電磁開閉弁24aを開成し、
さらに、ステップ214にて両電極14,15に対して
電圧を印加するとともに、洗浄時間の計測を開始する。
これにより、洗浄運転が開始される。
【0060】この状態の洗浄運転では、各電解室12,
13は電解運転停止直前と同じ状態にあって、電解室1
2にて電解生成アルカリ水が生成され、かつ、電解室1
3にて電解生成酸性水が生成される。電解室12にて生
成されている電解生成アルカリ水は、第2位置に切替え
られている流路切替弁50を介して第2抽出管42に流
入して第2抽出管42に残留している電解生成酸性水を
押出して排出する。一方、電解室13にて生成されてい
る電解生成酸性水は、第2位置に切替えられている流路
切替弁50を介して、アルカリ水専用の抽出管である第
1抽出管41に流入して、第1抽出管41に残留してい
る電解生成アルカリ水を押し出して外部に抽出して第1
抽出管41内を洗浄するとともに、第1抽出管41に残
留している電解生成アルカリ水と置換する。
【0061】当該洗浄運転プログラムにおいて、マイク
ロコンピュータは、ステップ215にて洗浄時間を判定
し、洗浄時間が1回の洗浄時間T(例えば1分間)とし
て設定されている時間に達したか否かを判定する。マイ
クロコンピュータは、洗浄時間が時間Tを経過したと判
定した場合には、プログラムをステップ216〜219
に進めて洗浄運転を終了させ、洗浄時間が時間Tを経過
していないものと判定した場合には洗浄運転を継続し
て、洗浄時間が時間Tを経過した時点で、プログラムを
ステップ216〜ステップ219に進めて洗浄運転を終
了させる。
【0062】当該洗浄運転は、以上のステップ210〜
219を一工程とするもので、洗浄運転で生成される電
解生成酸性水をアリカリ水専用の抽出管である第1抽出
管41に導入させて第1抽出管41内を洗浄するととも
に、第1抽出管41内に残留している電解生成アルカリ
水を電解生成酸性水に置換するものである。これによ
り、アリカリ水専用の抽出管である第1抽出管41内
は、菌類が繁殖し難い環境に保持される。なお、当該洗
浄運転では、酸性水専用の抽出管である第2抽出管42
に電解生成アルカリ水が導入されるが、第2抽出管42
は電解運転時に電解生成酸性水により洗浄されているこ
とから、洗浄運転でわずかな電解生成アリカリ水が供給
されても、菌類が繁殖し難い環境は破壊されることはな
い。
【0063】当該洗浄運転は、以上のステップ210〜
219を一工程とするもので、この一工程の洗浄工程を
所定時間を保持して複数回繰り返し行うように洗浄プロ
グラムを構成することができ、また、洗浄運転終了時点
においては、例えば、電解運転開始スイッチ106の操
作により、流路切替弁50の切替動作と印加電圧の反転
動作を連動状態に復帰させるようにすることもできる。
【0064】また、洗浄運転を所定時間の間隔を保持し
た状態で複数回繰り返し行う場合には、後の洗浄運転
を、印加電圧状態を前の洗浄運転とは反転させた状態で
行うように洗浄プログラムを構成するようにすることが
できる。これにより、前回に洗浄運転で、電解生成アル
カリ水を供給した側の抽出管側に電解生成酸性水を供給
して、抽出管内を電解生成酸性水に置換して、菌類が繁
殖し難い環境に保持することができる。すなわち、この
ような繰り返しの洗浄運転により、両抽出管内を所定時
間毎に交互に洗浄することができる。
【0065】本発明に係る電解水生成装置は、図1およ
び図2に示す適用対象とする電解水生成装置A,Bに、
電解生成酸性水の濃縮機構を設けて、電解運転時に生成
される電解生成酸性水より高濃度の電解生成酸性水で洗
浄する手段を採ることができる。図5には、両電解水生
成装置A,Bに共通して採用できる濃縮機構50aを示
している。
【0066】濃縮機構50aは、アルカリ水専用の抽出
管である第1抽出管41の上流側で、流路切替弁50の
流出ポート52aに近接して設けられているもので、流
出ポート52aに連通する第1管路53aおよび第2管
路53bと、第1管路53aに介装されている電磁開閉
弁54にて構成されている。第1管路53aは、第2管
路53bより流路断面積を大きく形成されていて、両管
路53a,53bの流路断面積の和は第1抽出管41の
流路断面積と略同一となっている。第1管路53aと第
2管路53bの流路断面積の比は、例えば3:1に設定
されている。電磁開閉弁54は、常開型の電磁開閉弁で
あって制御装置100に接続されている。電磁開閉弁5
4は、電解運転時には開成された状態にあって、濃縮機
構50aを非作動の状態に保持し、洗浄運転の開始時に
閉成されて、濃縮機構50aを作動状態とする。
【0067】濃縮機構50aが作動状態にある場合に
は、電磁開閉弁54が介装されている第1管路53aは
閉鎖されていて、第1抽出管41に対する流路は絞られ
た状態にある。このため、洗浄運転時においては、陽極
室となる電解室13内での被電解水の流速が大きく低下
して被電解水の陽極反応が増大し、電解室13で生成さ
れる電解生成酸性水の濃度を高める。この結果、アルカ
リ水専用の抽出管である第1抽出管41へは、電解運転
時に生成される電解生成酸性水より高濃度の電解生成酸
性水が第2管路53bを通して供給され、アリカリ水専
用の抽出管である第1抽出管41内を効率よく洗浄し
て、菌類が繁殖し難い環境に保持する。
【0068】本発明を電解水生成装置Aに適用してなる
濃縮機構50aを備えた電解水生成装置においては、第
3の洗浄運転プログラムを備えていて、制御装置100
は、洗浄運転のプログラムを、図6に示すフローチャー
トに基づいて実行して、当該電解生成装置の洗浄運転を
制御する。なお、以下では、アルカリ水専用の抽出管4
1側の水栓43,44を第1電磁開閉弁V1とし、か
つ、酸性水専用の抽出管42側の水栓45,46を第2
電磁開閉弁V2として説明する。
【0069】当該電解水生成装置においては、電解運転
が終了する直前には、流路切替弁50の切替状態は例え
ば第1位置(図示実線状態)にあり、かつ、電極14,
15の電圧印加状態は、電極14が負極側で電極15が
正極側にあって、電解室12側が陰極室に構成され、か
つ、電解室13側が陽極室に構成されている。また、濃
縮機構50aにおいては、電磁開閉弁54は開成されて
いて、その濃縮機能は無効にされている。
【0070】この状態では、電解室12では電解生成ア
ルカリ水が生成され、電解室13では電解生成酸性水が
生成される。電解室12で生成される電解生成アルカリ
水は、流路切替弁50を介して第1抽出管41に流入し
て開成している第1電磁開閉弁V1を通して外部に抽出
され、また、電解室13で生成される電解生成酸性水
は、流路切替弁50を介して第2抽出管42に流入し
て、開成している第2電磁開閉弁V2を通して外部に抽
出される。
【0071】当該電解水生成装置の電解運転の停止に当
たっては、両電極14,15に対する印加電圧状態を保
持したまま両電極14,15への電圧の印加を停止し、
かつ、第1電磁開閉弁V1および第2電磁開閉弁V2を共
に閉成する。当該電解水生成装置においては、例えばこ
のような電解運転停止状態にある間に、洗浄運転が開始
される。なお、電解運転停止時には、両排水弁71,7
2は共に閉成されているものとする。
【0072】当該電解水生成装置では、制御装置100
に組込まれているタイマーの作動によって電解運転が停
止して所定時間経過後に自動的に、または、運転作業者
が洗浄開始スイッチ105を投入することによって、制
御装置100が作動する。制御装置100は、搭載され
ているマイクロコンピュータを作動して、第3の洗浄プ
ログラムを図6に示すフローチャートに基づいて実行す
る。
【0073】マイクロコンピュータは、第3の洗浄運転
プログラムをステップ220から実行を開始し、先ずス
テップ221にて流路切替弁50の切替動作と両電極1
4,15の印加電圧との連動を非連動状態とし、ステッ
プ222にて流路切替弁50を第1位置(図示実線の状
態)から第2位置(図示2点鎖線の状態)に切替え、ス
テップ223にて電磁開閉弁54を閉成し、第1電磁開
閉弁V1および第2排水弁を開成する。マイクロコンピ
ュータは、次いで、ステップ224にて両電極14,1
5に対して電圧を印加するとともに、洗浄時間の計測を
開始する。これにより、洗浄運転が開始される。
【0074】この状態の洗浄運転では、各電解室12,
13は電解運転停止直前と同じ状態にあって、電解室1
2にて電解生成アルカリ水が生成され、かつ、電解室1
3にて電解生成酸性水が生成される。電解室12にて生
成される電解生成アルカリ水は、第2位置に切替えられ
ている流路切替弁50を介して、第2抽出管42から第
2排水管62に流入して、第2排水管62に残留してい
る電解生成酸性水を押出して第2排出弁72を通して排
出する。一方、電解室13にて生成される電解生成酸性
水は、第2位置に切替えられている流路切替弁50を介
して、濃縮機構50aの第2管路53bを通ってアルカ
リ水専用の抽出管である第1抽出管41に流入して、第
1抽出管41に残留している電解生成アルカリ水を開成
している第1電磁開閉弁V1を通して外部に抽出して、
第1抽出管41を洗浄するとともに、電解生成アルカリ
水と置換する。
【0075】当該洗浄運転プログラムにおいて、マイク
ロコンピュータは、ステップ225にて洗浄時間を判定
し、洗浄時間が1回の洗浄時間T(例えば1分間)とし
て設定されている時間に達したか否かを判定する。マイ
クロコンピュータは、洗浄時間が時間Tを経過したと判
定した場合には、プログラムをステップ226〜ステッ
プ229に進めて洗浄運転を終了させ、洗浄時間が時間
Tを経過していないものと判定した場合には洗浄運転を
継続して、洗浄時間が時間Tを経過した時点で、プログ
ラムをステップ226〜ステップ229に進めて洗浄運
転を終了させる。
【0076】当該洗浄運転は、以上のステップ220〜
229を一工程とするもので、洗浄運転で生成される電
解生成酸性水をアリカリ水専用の抽出管である第1抽出
管41に導入させて、第1抽出管41内に残留している
電解生成アルカリ水を排出して第1抽出管41内を洗浄
するとともに、電解生成酸性水に置換するものである。
これにより、アリカリ水専用の抽出管である第1抽出管
41内は、菌類が繁殖し難い環境に保持される。
【0077】この場合、濃縮機構50aにおいては、電
磁開閉弁54が閉成されて機能しており、陽極室となる
電解室13内での被電解水の流速が大きく低下して被電
解水の陽極反応が増大し、電解室13で生成される電解
生成酸性水の濃度を高める。この結果、アルカリ水専用
の抽出管である第1抽出管41へは、電解運転時に生成
される電解生成酸性水より高濃度の電解生成酸性水が供
給され、アリカリ水専用の抽出管である第1抽出管41
内を、菌類が繁殖し難い環境により効率的に保持する。
【0078】なお、当該洗浄運転では、洗浄プログラム
におけるステップ225において、所定時間T(例えば
10分)経過したものと判定した場合には、両電極1
4,15の印加電圧の極性の反転と流路切替弁50の切
替えを優先させた後に、洗浄運転を継続するようにする
ことができる。
【0079】また、当該洗浄運転は、この一工程の洗浄
工程を所定時間の間隔を保持した状態で複数回繰り返し
行うように洗浄プログラムを構成することができ、ま
た、洗浄運転終了時点においては、例えば、電解開始ス
イッチ106の操作により、流路切替弁50の切替動作
と印加電圧の反転動作を連動状態に復帰させるようにす
ることもできる。
【0080】本発明に係る電解水生成装置においては、
洗浄水を濃縮する第2の濃縮機構を備える構成とするこ
とができる。図7には、当該濃縮機構を図1に示す電解
水生成装置Aに適用した例を示している。
【0081】濃縮機構20aは、給水管24における浄
水器25の上流側の部位と第1抽出管41の各先端管路
部43a,44aとに接続されたバイパス管路28と、
バイパス管路28に介装された減圧弁28aと、バイパ
ス管路28における減圧弁28aの下流側に介装された
電磁開閉弁28bとにより構成されている。バイパス管
路28は、電解槽10および流路切替弁50を迂回する
もので、電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出側とな
る第1抽出管41の各先端管路部43a,44aに接続
されている。バイパス管路28は給水管24と同等の流
路断面積を有し、減圧弁28aは給水管24に介装され
ている減圧弁23と同等の能力を有し、かつ、電磁開閉
弁28bは常閉型のものである。
【0082】当該濃縮機構20aは、電磁開閉弁28b
の閉成時には非作動状態にあって、水道管27からの水
道水の全てを、浄水器25および給水管24を通して電
解槽10に供給する。また、電磁開閉弁28bの開成時
には作動状態にあって、水道管27からの水道水の一部
を、バイパス管路28を通して第1抽出管41の各先端
管路部43a,44aに供給する。この場合、バイパス
管路28を通して第1抽出管41の各先端管路部43
a,44aに供給される水道水は、管路抵抗等の関係
で、浄水器25および給水管24を通して電解槽10に
供給される水道水に比較して所定量多くなる。
【0083】電磁開閉弁28bは制御装置100に接続
されていて、制御装置100の作動によりその開閉を制
御される。電磁開閉弁28bは、洗浄運転の開始時に開
成されて、濃縮機構20aを作動状態とする。このた
め、洗浄運転時においては、陽極室となる電解室13内
での被電解水の流速が大きく低下して被電解水の陽極反
応が増大し、電解室13で生成される電解生成酸性水の
濃度を高める。この結果、アルカリ水専用の抽出管であ
る第1抽出管41へは、電解運転時に生成される電解生
成酸性水より高濃度の電解生成酸性水が供給され、アリ
カリ水専用の抽出管である第1抽出管41内、および、
その各先端管路部43a,44aを効率よく洗浄して、
菌類が繁殖し難い環境に保持する。
【0084】また、濃縮機構20aは作動時には、水道
管27からの水道水の一部をバイパス管路28を通して
第1抽出管41の各先端管路部43a,44aに供給す
ることから、各先端管路部43a,44aは塩素を含有
する水道水によっても洗浄される利点がある。
【0085】本発明を電解水生成装置Aに適用してなる
濃縮機構20aを備えた電解水生成装置においては、第
4の洗浄運転プログラムを備えていて、制御装置100
は、洗浄運転のプログラムを、図8に示すフローチャー
トに基づいて実行して、当該電解生成装置の洗浄運転を
制御する。なお、以下では、アルカリ水専用の抽出管4
1側の水栓43,44を第1電磁開閉弁V1とし、か
つ、酸性水専用の抽出管42側の水栓45,46を第2
電磁開閉弁V2として説明する。
【0086】当該電解水生成装置においては、電解運転
が終了する直前には、流路切替弁50の切替状態は例え
ば第1位置(図示実線状態)にあり、かつ、電極14,
15の電圧印加状態は、電極14が負極側で電極15が
正極側にあって、電解室12側が陰極室に構成され、か
つ、電解室13側が陽極室に構成されている。また、濃
縮機構20aにおいては、電磁開閉弁28bは閉成され
ていて、その濃縮機能は無効にされている。
【0087】この状態では、電解室12では電解生成ア
ルカリ水が生成され、電解室13では電解生成酸性水が
生成される。電解室12で生成される電解生成アルカリ
水は、流路切替弁50を介して第1抽出管41に流入し
て開成している第1電磁開閉弁V1を通して外部に抽出
され、また、電解室13で生成される電解生成酸性水
は、流路切替弁50を介して第2抽出管42に流入し
て、開成している第2電磁開閉弁V2を通して外部に抽
出される。
【0088】当該電解水生成装置の電解運転の停止に当
たっては、両電極14,15に対する印加電圧状態を保
持したまま両電極14,15への電圧の印加を停止し、
かつ、第1電磁開閉弁V1および第2電磁開閉弁V2を共
に閉成する。当該電解水生成装置においては、例えばこ
のような電解運転停止状態にある間に、洗浄運転が開始
される。なお、電解運転停止時には、両排水弁71,7
2は共に閉成されているものとする。
【0089】当該電解水生成装置では、制御装置100
に組込まれているタイマーの作動によって電解運転が停
止して所定時間経過後に自動的に、または、運転作業者
が洗浄開始スイッチ105を投入することによって、制
御装置100が作動する。制御装置100は、搭載され
ているマイクロコンピュータを作動して、第3の洗浄プ
ログラムを図8に示すフローチャートに基づいて実行す
る。
【0090】マイクロコンピュータは、第4の洗浄運転
プログラムをステップ230から実行を開始し、先ずス
テップ231にて流路切替弁50の切替動作と両電極1
4,15の印加電圧との連動を非連動状態とし、ステッ
プ232にて流路切替弁50を第1位置(図示実線の状
態)から第2位置(図示2点鎖線の状態)に切替え、ス
テップ233にて電磁開閉弁28bを開成し、第1電磁
開閉弁V1および第2排水弁を開成する。マイクロコン
ピュータは、次いで、ステップ234にて両電極14,
15に対して電圧を印加するとともに、洗浄時間の計測
を開始する。これにより、洗浄運転が開始される。
【0091】この状態の洗浄運転では、各電解室12,
13は電解運転停止直前と同じ状態にあって、電解室1
2にて電解生成アルカリ水が生成され、かつ、電解室1
3にて電解生成酸性水が生成される。電解室12にて生
成される電解生成アルカリ水は、第2位置に切替えられ
ている流路切替弁50を介して、第2抽出管42から第
2排水管62に流入して、第2排水管62に残留してい
る電解生成酸性水を押出して第2排出弁72を通して排
出する。一方、電解室13にて生成される電解生成酸性
水は、第2位置に切替えられている流路切替弁50を介
してアルカリ水専用の抽出管である第1抽出管41に流
入して、第1抽出管41に残留している電解生成アルカ
リ水を開成している第1電磁開閉弁V1を通して外部に
抽出して、第1抽出管41を洗浄するとともに、電解生
成アルカリ水と置換する。
【0092】当該洗浄運転プログラムにおいて、マイク
ロコンピュータは、ステップ235にて洗浄時間を判定
し、洗浄時間が1回の洗浄時間T(例えば1分間)とし
て設定されている時間に達したか否かを判定する。マイ
クロコンピュータは、洗浄時間が時間Tを経過したと判
定した場合には、プログラムをステップ236〜ステッ
プ239に進めて洗浄運転を終了させ、洗浄時間が時間
Tを経過していないものと判定した場合には洗浄運転を
継続して、洗浄時間が時間Tを経過した時点で、プログ
ラムをステップ236〜ステップ239に進めて洗浄運
転を終了させる。
【0093】当該洗浄運転は、以上のステップ230〜
239を一工程とするもので、洗浄運転で生成される電
解生成酸性水をアリカリ水専用の抽出管である第1抽出
管41に導入させて、第1抽出管41内に残留している
電解生成アルカリ水を排出して第1抽出管41内を洗浄
するとともに、電解生成酸性水に置換するものである。
これにより、アリカリ水専用の抽出管である第1抽出管
41内は、菌類が繁殖し難い環境に保持される。
【0094】この場合、濃縮機構20aにおいては、電
磁開閉弁28bが開成されて機能しており、陽極室とな
る電解室13内での被電解水の流速が大きく低下して被
電解水の陽極反応が増大し、電解室13で生成される電
解生成酸性水の濃度を高める。この結果、アルカリ水専
用の抽出管である第1抽出管41へは、電解運転時に生
成される電解生成酸性水より高濃度の電解生成酸性水が
供給され、アリカリ水専用の抽出管である第1抽出管4
1内を、菌類が繁殖し難い環境により効率的に保持す
る。また、濃縮機構20aは作動時には、水道管27か
らの水道水の一部をバイパス管路28を通して第1抽出
管41の各先端管路部43a,44aに供給することか
ら、各先端管路部43a,44aは塩素を含有する水道
水によっても洗浄される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とする形式の第1の電解水生
成装置の概略構成図である。
【図2】本発明が適用対象とする形式の第2の電解水生
成装置の概略構成図である。
【図3】本発明を第1の電解水生成装置に適用してなる
電解水生成装置の制御装置が有する洗浄プログラムを実
行するフローチャートである。
【図4】本発明を第2の電解水生成装置に適用してなる
電解水生成装置の制御装置が有する洗浄プログラムを実
行するフローチャートである。
【図5】本発明に係る電解水生成装置における濃縮機構
を示す概略構成図である。
【図6】本発明を第1の電解水生成装置に適用してなる
同濃縮機構を備えた電解水生成装置の制御装置が有する
洗浄プログラムを実行するフローチャートである。
【図7】第2の濃縮機構を備えた第1の電解水生成装置
の概略構成図である。
【図8】本発明を第1の電解水生成装置に適用してなる
同濃縮機構を備えた電解水生成装置の制御装置が有する
洗浄プログラムを実行するフローチャートである。
【符号の説明】
10…電解槽、11…隔膜、12,13…電解室、1
4,15…電極、16,17…導入口、18,19…導
出口、21,22…供給管、23…減圧弁、24…給水
管、25…浄水器、26…元栓、27…水道管、20a
…濃縮機構、28…バイパス管路、28a…減圧弁、2
8b…電磁開閉弁、31,32…導出管、41,42…
注出管、43,44…水栓(第1電磁開閉弁)、45,
46…水栓(第2電磁開閉弁)、50…流路切替弁、5
1a,51b…流入ポート、52a,52b…流出ポー
ト、50a…濃縮機構、53a…第1流路、53b…第
2流路、54…電磁開閉弁、61,62,63…排水
管、70…リリーフ弁、71,72…排水弁、81,8
2…流水センサ、90…本体、100…制御装置、10
1…メインスイッチ、102…切替手動スイッチ、10
3…ランプ、104…ブザー、105…洗浄開始スイッ
チ、106…電解開始スイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隔膜により区画された一対の電解室を有す
    る電解槽と、同電解槽の各電解室に接続されてこれら各
    電解室に被電解水をそれぞれ供給する一対の供給管と、
    前記電解槽の各電解室に接続されてこれら各電解室にて
    生成される電解生成水をそれぞれ抽出する一対の抽出管
    と、これら両抽出管と両電解室の導出口間に介在して両
    電解室と両抽出管の連結状態を切替える流路切替弁と、
    同流路切替弁を前記各電解室の電極に対する印加電圧の
    極性の切替動作に連動して切替動作させる切替動作手段
    と、電解運転停止時に前記両抽出管のうち電解生成アル
    カリ水の抽出側の抽出管を洗浄する洗浄手段を備えた電
    解水生成装置であり、前記洗浄手段は、洗浄運転開始時
    に前記切替動作手段の連動切替動作を無効にして前記流
    路切替弁を非連動状態に変更する連動変更手段と、前記
    電解槽で被電解水を電解して洗浄水を生成する電解手段
    とを備えていることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電解水生成装置におい
    て、前記電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出側とな
    る抽出管には、開閉弁により開閉される第1の管路と、
    同第1の管路を迂回する第2の管路が形成されていて、
    前記開閉弁は、前記洗浄運転時には閉弁動作して前記第
    1の管路を閉成させることを特徴とする電解水生成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電解水生成装置におい
    て、前記電解運転時に電解生成アルカリ水の抽出側とな
    る抽出管と前記供給管路との間には、前記電解槽および
    前記流路切替弁を迂回するバイパス管路が形成され、か
    つ、同管路には開閉弁が介装されていて、同開閉弁は、
    前記洗浄運転時に開弁動作して前記バイパス管路を開成
    させることを特徴とする電解水生成装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の電解水生成
    装置において、前記洗浄運転は、前記電解運転時の前記
    流路切替弁の動作位置を逆位置に切替えて印加電圧を反
    転することなく電解する運転を所定時間行うことを一工
    程とするもので、同工程を1回、または、所定時間経過
    後に繰り返し行うものであることを特徴とする電解水生
    成装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3に記載の電解水生成
    装置において、前記洗浄運転は、前記電解運転時の前記
    流路切替弁の動作位置を逆位置に切替えて印加電圧を反
    転することなく電解する第1の運転と、同第1の運転時
    の前記流路切替弁の動作位置を逆位置に切替えて電解す
    る第2の運転を所定時間行うことを一工程とするもの
    で、同工程を1回、または、所定時間経過後に繰り返し
    行うものであることを特徴とする電解水生成装置。
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