JP3572662B2 - 電解水生成器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は水道水等の原水を電気分解し、飲用・医療用として利用するアルカリ水及び化粧水、殺菌洗浄水として利用する酸性(強酸性)水を製造する電解水生成器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、連続電解方式の電解水生成器が普及しつつある。この電解水生成器は、電解槽内で水道水等を電気分解し陽極に酸性(強酸性)水を生成し、陰極側にアルカリ水を生成するものである。以下に従来の連続電解方式の電解水生成器について説明する。
【0003】
図5は従来の電解水生成器の概略構造図である。1は水道水等の原水管、2は電解水生成器内に通水開始・停止を行うモーター弁、3は内部に原水中の残留塩素を吸着する活性炭及び一般細菌や不純物を取り除く中空糸膜等を備えた浄水器、4は通水を確認し後述のコントローラに制御指示する流量センサ、5は浄水器3の下流側に設けられて流量センサ4から送られてきた水を電気分解する電解槽、6は電解槽5を2分し電極室を形成する隔膜、7,8は各電極室に配設された電極板、9は電極板7,8の極性切り替えに応じて後述のアルカリ水、酸性(強酸性)水の吐出口へ各々通水経路を切り替える第1の3方向弁、10は同第2の3方向弁、11は電解水生成器の動作をコントロールするコントローラ、12は電解槽5の滞留水を排水するための電磁弁、13はアルカリ水吐出口、14は酸性(強酸性)水吐出口、15は電解槽5の滞留水の排水吐出口である。
【0004】
以上のように構成された従来の電解水生成器について、以下にその動作を説明する。原水管1から通水された原水は、浄水器3で原水中の残留塩素のにおいや一般細菌等の不純物が取り除かれ、流量センサ4を経て電解槽5に通水される。一方コントローラ11は、流量センサ4の信号を読み取り、一定レベルを越えると通水中と判断して、電解槽5の電極板7,8間に電圧を印加して電解を行う。コントローラ11が電圧を印加すると、陽極室には酸性(強酸性)水が、陰極室にはアルカリ水が生成される。今、通水しながら電極板7がマイナス電圧になるように極性を切り替えて電圧を印加すると、アルカリ水吐出口13よりアルカリ水が連続的に得られる。
【0005】
アルカリ水生成時には陰極室に原水のミネラル分が析出し電極面に付着物を生成し電解効率を低下させる。そこで、電極板7,8の再生及び電極寿命の延長のための極性切り替えは、一定時間使用後電圧極性を逆にして電解によって付着した電極表面のスケールを電解水中に溶出させて除去している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、極性切り替え直後の電解槽内の水はそのままアルカリ水吐出口13および酸性水吐出口14から吐出される。そのため溶出されたスケールを含む電解水がそのままアルカリ水吐出口13および酸性水吐出口14より吐出されてしまうという問題点を有していた。更にこのときの酸性(強酸性)水吐出口14の水のpHは不安定になるという問題点もあった。
【0007】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、極性切り替え直後のある特徴時間について電解水の吐水を行わずに全ての水を排水することにより、安定したpHの電解水を吐水口から排出することができる電解水生成器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の電解水生成器は、電解槽で生成されたアルカリ水を吐出するアルカリ水吐出口と、この電解槽で生成された酸性水を吐出する酸性水吐出口と、この電解槽内の滞留水を吐出する排水吐出口とを備え、極性切り替え前に通水すすぎを行い、切り替え直後のpHの不安定なスケールを含む電解液を必要最小限の時間に排水吐出口から排水した後に極性切り替え後の電解水を吐出する電解水生成器において、コントローラに排水時間決定手段を設けるとともに、電解槽の下流には方向切り替え弁を設け、該排水時間決定手段が、電極の極性切り替えからの積算電流量と電解槽内の水の導電率を使ってアルカリイオン濃度を推定して、pHを不安定にさせるスケール量を推定し、該スケール量から必要最小限の排水時間を決定し、コントローラがこの方向切り替え弁を制
御することによって、切り替え直後のスケールを含む電解液をこの方向切り替え弁を通して排水するようにしたものである。
【0011】
また排水時間決定手段が、電極の極性切り替えからの積算電流量と電解槽内の水の導電率を使って推定したアルカリイオン濃度から、溶出する酸性水のpHを不安定にさせるスケール量を推定し、推定されたスケール量から必要最小限の排水時間を決定するようにしたものである。
【0012】
【作用】
上記構成によれば、電極の極性直後の不安定なpHのスケールを含む電解水を不要水として排水吐出口から排水でき、通常の運転時には安定したpHのアルカリ水や酸性水をアルカリ水吐出口や酸性水吐出口から吐出させることができる。そして、積算電流量と推定したアルカリイオン濃度を使ってスケール量を推定でき、アルカリ水や酸性水の無駄な排水をなくし、必要最小限の排水を行える。
【0014】
【実施例】
次に、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例の電解水生成器の概略構造図、図2は同電解水生成器に備えられたコントローラのブロック図、図3は同電解水生成器の制御シーケンス図、図4は同電解水生成器の実験結果図である。
【0015】
図1において、符号1〜15を付した部品は、図5に示す従来例と同一であり、その説明は省略する。この電解水生成器は、第1の3方向弁9と第2の3方向弁10の間に第3の3方向弁16を設けている。この第3の3方向弁16は酸性水吐出口14に直接接続され、またパイプ17により第1の3方向弁9と第2の3方向弁10に接続され、またパイプ18により排水吐出口15に接続されている。コントローラ20は流量センサー4の信号を読み取り、またモーター弁2、電極板7,8、第1の3方向弁9、第2の3方向弁10、第3の3方向弁16などをコントロールする。図2において、コントローラ20は、電解槽5に給電した積算電流量を計測する積算電流量計測部21と、積算電流量を記憶する積算電流量記憶部22と、電解槽5内の導電率及びアルカリイオン濃度から電極板7,8の表面の付着物の量を推定する付着物量推定部23と、推定した付着物量と予めコントローラ20内に設定された極性切り替え直後の必要最小限の排水時間値から排水時間を決定する排水時間決定部24とを備えている。
【0016】
この電解水生成器は上記のように構成されており、次に図3の制御シーケンス図を参照して動作を説明する。モーター弁2が開閉することで、電解水生成器内に原水を通水する。電極板7,8の極性は、ある時間ごとに交互に替わる。また3つの3方向弁9,10,16により極性を切り替えても、常にアルカリ水吐出口13にアルカリ水、酸性(強酸性)水吐出口14に酸性(強酸性)水、更にすべての水を排水吐出口15へと通水経路を選択できるようになっている。
【0017】
まず時間T1の段階として電極板8を陽極にし、3つの3方向弁9,10,16を順にアルカリ水吐出口13、第3の3方向弁16、酸性(強酸性)水吐出口14へ開方向に動作させて、ある時間後、極性切替え前段処理の時間T2になる。この前段処理は次に極性を切り替えるために、各電極室内に溜まっていたアルカリ水、酸性(強酸性)水を取り除く通水すすぎを行う。このとき電極板7,8には電圧は印加されない。そして、第1の3方向弁9および第2の3方向弁10は第3の3方向弁16へ開方向とされ、第3の3方向弁16は排水吐出口15へ開方向とされる。
【0018】
次に電極板8は陰極にし、3つの3方向弁9,10,16は時間T2の段階のままで次の時間T3の段階に移る。この段階は、コントローラ20内の演算により時間が決定される。この段階はpHが一定しない水をすべて排水する。その後3つの3方向弁9,10,16は順に第3の3方向弁16、アルカリ水吐出口13、酸性(強酸性)水吐出口14へ開方向をもつ時間T4の段階に移る。この制御シーケンスが繰り返し行われる。またT3の時間を以下のように決定することで必要最小限の排水を行うことができる。
【0019】
ここで電極板7,8の付着物量の推定手段として、電極板7,8に流れる電流と電極板7,8への印加電圧から電解槽5内の水の導電率を求め、この導電率から予め実験結果等により設定された導電率とアルカリイオン濃度の関係からアルカリイオン濃度を推定し、更に前回極性切り替えからの積算電流量及び推定したアルカリイオン濃度から付着物量を推定する。この付着物が極性切り替え直後から溶出し出すことからT3の時間が決定される。このように決定した排水時間をもつことで、安定したpHがアルカリ水吐出口13、酸性(強酸性)水吐出口14から得られる。更にこの排水時間を必要最小限にすることができる。
【0020】
以下に本発明が有意であることを証明するために、極性切り替え直後に排水時間を設けないときの実験例を、実験データを用いて説明する。
【0021】
まず実験の方法を以下に記す。
1.原水は水道水(21℃、pH=7.8)。
【0022】
2.総流量15リットル/min、アルカリ水11.5リットル/min、酸性水3.5リットル/min。
【0023】
3.電極板7,8へ40v印加。
4.極性切り替えのインターバルを10分間と一定にして、電極板8が陽極、電極板8が陰極と2通り行った。
【0024】
5.測定項目はアルカリ水吐出口13、酸性(強酸性)水吐出口14の水のpHを、極性切り替え前5分、切り替え後0〜5秒、5〜10秒、10〜15秒、25〜30秒(30〜35秒)、60〜65秒、5分後の時点で測定した。
【0025】
この結果を図4に表す。この実験の条件下では、安定したpHの電解水を得るには、排水時間として30秒は排水しなければいけないことになる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コントローラで電極の極性を切り替えながら、アルカリ水や酸性水を生成する電解水生成器において、電極の極性直後の不安定なpHのスケールを含む電解水を不要水として排水吐出口から排水でき、通常の運転時には安定したpHのアルカリ水や酸性水をアルカリ水吐出口や酸性水吐出口から吐出させることができる。またコントローラに排水時間決定手段を付与することにより、必要最小限の排水のみを行い、アルカリ水や酸性水の無駄な排水をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電解水生成器の概略構造図
【図2】本発明の一実施例の電解水生成器に備えられたコントローラのブロック図
【図3】本発明の一実施例の電解水生成器の制御シーケンス図
【図4】本発明の一実施例の電解水生成器の実験結果図
【図5】従来の電解水生成器の概略構造図
【符号の説明】
3 浄水器
5 電解層
7,8 電極板
9 第1の3方向弁
10 第2の3方向弁
13 アルカリ水吐出口
14 酸性(強酸性)水吐出口
15 排水吐出口
16 第3の3方向弁
20 コントローラ

Claims (1)

  1. 原水が送られる浄水器と、この浄水器の下流側に設けられて、この浄水器から送られてきた水を電気分解することによりアルカリ水と酸性水を生成する電解槽と、この電解槽に備えられた電極の極性を交互に切り替えるコントローラと、この電解槽で生成されたアルカリ水を吐出するアルカリ水吐出口と、この電解槽で生成された酸性水を吐出する酸性水吐出口と、この電解槽内の滞留水を吐出する排水吐出口とを備え、極性切り替え前に通水すすぎを行い、切り替え直後のpHの不安定なスケールを含む電解液を必要最小限の時間に前記排水吐出口から排水した後に該極性切り替え後の電解水を吐出する電解水生成器であって、前記コントローラに排水時間決定手段を設けるとともに、前記電解槽の下流には方向切り替え弁を設け、該排水時間決定手段が、前記電極の極性切り替えからの積算電流量と前記電解槽内の水の導電率を使ってアルカリイオン濃度を推定して、pHを不安定にさせるスケール量を推定し、該スケール量から必要最小限の排水時間を決定し、前記コントローラがこの方向切り替え弁を制御することによって、前記切り替え直後のスケールを含む電解液をこの方向切り替え弁を通して排水することを特徴とする電解水生成器。
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