JP2003251348A - イオン水生成装置及びその逆電洗浄方法 - Google Patents

イオン水生成装置及びその逆電洗浄方法

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JP2003251348A
JP2003251348A JP2002051459A JP2002051459A JP2003251348A JP 2003251348 A JP2003251348 A JP 2003251348A JP 2002051459 A JP2002051459 A JP 2002051459A JP 2002051459 A JP2002051459 A JP 2002051459A JP 2003251348 A JP2003251348 A JP 2003251348A
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JP
Japan
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water
electrolytic cell
drainage
electrode
reverse
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JP2002051459A
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English (en)
Inventor
Eiji Komiya
英二 小宮
Teruhisa Tsuruki
照久 鶴来
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Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を低減することができるイオン水生成
装置及びその逆電洗浄方法を提供する。 【解決手段】電解槽12の2つの流出口P1,P2をそ
れぞれ当該電解槽12の最上部に設け、両流出口P1,
P2にはそれぞれ排水管路24及び取水管路25を接続
した。排水管路24上には排水電磁弁26を設けた。こ
のため、一方の流出口を電解槽12の側壁及び底壁又は
電解槽12の下方に設けた場合と異なり、逆電洗浄時、
取水管路25から電解槽12内の滞留水が流出すること
はない。また、逆電洗浄時には前記排水電磁弁26が閉
弁されることにより、電解槽12内の滞留水が排水管路
24を介して流出することはない。従って、取水管路2
5上には電磁弁を設ける必要がなく、両管路24,25
上にそれぞれ電磁弁を設ける場合と比べて、部品点数を
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解槽に供給した
水を電気分解して酸性水とアルカリイオン水とを製造す
るイオン水生成装置及びその逆電洗浄方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のイオン水生成装置としては、例
えば特許第2944297号公報に示される構成のもの
が知られている。このイオン水生成装置は、電極の逆電
洗浄時において、電解槽への給水を停止すると共に水抜
き管路に設けたバルブ手段を機械的又は電気的に制御す
ることにより、水抜き管路からの滞留水の排水を停止さ
せる。そして、電解槽に十分な水を滞留させた状態(ほ
ぼ満水状態)で電極への印加電圧の極性を反転して逆電
洗浄を行う。このため、電解槽の滞留水を排水しながら
逆電洗浄を行う場合と異なり、電解槽内の全体に逆電洗
浄効果が作用する。従って、電極の全体に付着したカル
シウム等の付着物が満遍なく除去される。
【0003】しかしながら、前記イオン水生成装置にお
いては、次のような問題があった。即ち、電解槽の2つ
の流出口はそれぞれ電解槽の両側壁に形成されており、
両流出口に対して取水管路及び排水管路がそれぞれ接続
されていた。そして、逆電洗浄中、前記取水管路及び排
水管路はそれぞれ閉塞されないので、電解槽内の滞留水
の飛沫が両管路に流れ込むおそれがあった。このため、
電解槽内の滞留水の水位が下がり、この水が抜けた部分
の逆電洗浄は不能となる。従って、電解槽全体の逆電洗
浄ができない場合があった。
【0004】この問題を解決するために、例えば特開2
001−205268号公報に示す構成のものが従来よ
り提案されている。即ち、図5に示すように、イオン水
生成装置51において、電解槽52の下部には給水管路
53が接続されており、同給水管路53には電解槽52
への通水及び止水を検出するスイッチ手段54が設けら
れている。スイッチ手段54は、給水管路53上の元締
バルブ(図示略)が開弁されて電解槽52への給水が開
始されると給水圧によってオンし、当該元締バルブが閉
弁されて給水が停止されるとオフする。
【0005】前記スイッチ手段54のオフ動作に応じて
取水管路55及び排水管路56上にそれぞれ設けられた
バルブ57,58が閉弁され、これにより電解槽52内
が密閉構造となる。給水管路53の途中には滞留水を排
出するための水抜き管路59の一端が接続されており、
同水抜き管路59上には感圧弁60が設けられている。
【0006】逆電洗浄時、電解槽52内は密閉構造とさ
れるため前記両管路55,56を逆流する空気の流通が
妨げられる。また、前記感圧弁60は電解槽52内の滞
留水の圧力により閉弁する。このため、電解槽52内の
滞留水は水抜き管路59から排出されることなく同電解
槽52内に留まる。逆電解時間が過ぎて、両バルブ5
7,58がそれぞれ開弁されると、感圧弁60が開弁
し、電解槽52の滞留水が水抜き管路59を介して排出
される。
【0007】逆電洗浄時、前記両管路55,56はそれ
ぞれバルブ57,58により遮断されることにより、滞
留水の飛沫が両管路55,56内へ流入することが防止
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
イオン水生成装置においては、次のような問題があっ
た。即ち、逆電洗浄時において、電解槽52を密閉構造
にすると共に同電解槽52からの飛沫の流出を防止する
ために、両管路55,56上にはそれぞれバルブ57,
58が設けられていた。このため、部品点数が増大する
という問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、部品点数を低減するこ
とができるイオン水生成装置及びその逆電洗浄方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電解槽に供給された水を電気分解して酸性水とアル
カリイオン水とを製造するイオン水生成装置であって、
電解槽への給水を停止した後、電解槽に水を滞留させた
状態で電極への印加電圧の極性を反転して逆電洗浄を行
うようにしたイオン水生成装置において、前記電解槽の
2つの流出口のうち少なくとも一方を同電解槽の最上部
に設け、当該一方の流出口には取水管路を、また他方の
流出口には排水管路をそれぞれ接続し、当該排水管路上
には排水電磁弁を設けたことをその要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のイオン水生成装置において、前記電解槽の最上部は、
水系の最上部であることをその要旨とする。請求項3に
記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のイオン水
生成装置において、前記電解槽には給水管路が接続され
ており、同給水管路の途中と前記排水管路における排水
電磁弁よりも上流側との間には水抜き管路を接続し、同
水抜き管路上には給水時の水圧により同水抜き管路を閉
じると共に止水時の水圧に抗して水抜き管路を開く給水
弁を設けたことをその要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のうちいずれか一項に記載のイオン水生成装置にお
いて、前記取水管路の基端部側には、所定長さの起立部
を電解槽の上方へ延出するように形成したことをその要
旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、電解槽に供給さ
れた水を電気分解して酸性水とアルカリイオン水とを製
造するイオン水生成装置であって、電解槽への給水を停
止した後、電解槽に水を滞留させた状態で電極への印加
電圧の極性を反転して逆電洗浄を行うようにしたイオン
水生成装置において、前記電解槽の側壁における電極よ
りも上部位置には当該電解槽の2つの流出口をそれぞれ
設け、逆電洗浄時には、電解槽内の滞留水の排出を開始
し、電解槽内の水位が前記両流出口以下となるまでに要
する所定の遅延時間経過後に、前記滞留水の排出を停止
させるようにしたことをその要旨とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のイオン水生成装置において、前記電解槽内の滞留水の
排出を停止してから所定の給水余裕時間経過後に、再び
電解槽内の滞留水の排水を所定の再排出時間だけ行うよ
うにしたことをその要旨とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、給水管路を介し
て電解槽に供給した水を電気分解して酸性水とアルカリ
イオン水とを製造し、一方のイオン水を電解槽から取水
管路を介して取水すると共に他方のイオン水を電解槽か
ら排水管路を介して排出し、電解槽への給水を停止した
後、電解槽に水を滞留させた状態で電極の印加電圧の極
性を反転して逆電洗浄を行い、この逆電洗浄排水を前記
給水管路の途中に接続された水抜き管路を介して排出す
るようにしたイオン水生成装置の逆電洗浄方法におい
て、前記取水管路と電解槽との接続を滞留水の飛沫流出
防止構造とし、逆電洗浄時には、前記排水管路を遮断す
ることにより電解槽に水を滞留させるようにしたことを
その要旨とする。
【0016】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
電解槽に供給された水が電気分解されることによって酸
性水とアルカリイオン水とが製造される。電解槽への給
水が停止された後、電解槽に水を滞留させた状態で電極
への印加電圧の極性が反転されて逆電洗浄が行われる。
電解槽の最上部に設けられた一方の流出口に取水管路が
接続されることにより、逆電洗浄時、当該取水管路内に
電解槽内の滞留水が流入することはない。また、逆電洗
浄時、他方の流出口に接続された排水管路上の排水電磁
弁が閉弁されることにより、当該排水管路内に電解槽内
の滞留水が流入することもない。このため、両管路上そ
れぞれに電磁弁を設ける必要はなく、排水管路上にのみ
設ければよい。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載のイオン水生成装置の作用に加えて、前記取水管
路は水系の最上部に設けられた前記一方の流出口に接続
される。このため、逆電洗浄時、前記取水管路内への滞
留水の流入は、より困難となる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載のイオン水生成装置の作用に加え
て、給水弁は給水時の水圧により水抜き管路を閉じる。
このため、給水時、給水管路を流れる水が水抜き管路を
介して排水管路へ流れ込むことはない。また、給水弁は
止水時の水圧に抗して水抜き管路を開く。このため、止
水時、電解槽内の滞留水は水抜き管路を介して排水管路
へ流れ込む。前記排水電磁弁は排水管路における水抜き
管路接続部位よりも下流側に設けられているので、逆電
洗浄時には、当該排水電磁弁を閉弁するだけで、電解槽
内には水が滞留する。即ち、給水弁が開弁状態であって
も、排水電磁弁が閉弁されているので、電解槽内の水が
水抜き管路及び排水管路を介して排出されることはな
い。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のうちいずれか一項に記載のイオン水生成装
置の作用に加えて、前記取水管路の基端部側には、所定
長さの起立部が電解槽の上方へ延出するように形成され
ているので、逆電洗浄時、前記取水管路内への滞留水の
流入は、いっそう困難になる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、電解槽に
供給された水が電気分解されることによって酸性水とア
ルカリイオン水とが製造される。電解槽への給水が停止
された後、電解槽に水を滞留させた状態で電極への印加
電圧の極性が反転されて逆電洗浄が行われる。この逆電
洗浄時には、電解槽内の滞留水の排出が開始される。そ
して、電解槽内の水位が両流出口以下となるまでに要す
る所定の遅延時間経過後に、前記滞留水の排出が停止さ
れる。即ち、両流出口は電解槽内の水位よりも上に位置
するので、両流出口に滞留水の飛沫の流れ込みが困難と
なる。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載のイオン水生成装置の作用に加えて、前記電解槽
内の滞留水の排出が停止されてから所定の給水余裕時間
経過後に、再び前記滞留水の排水が所定の再排出時間だ
け行われる。即ち、電解槽への給水が完全に停止してか
ら電解槽内の水位の調整が行われる。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、給水管路
を介して電解槽に供給した水が電気分解されることによ
り酸性水とアルカリイオン水とが製造される。一方のイ
オン水は電解槽から取水管路を介して取水される。他方
のイオン水は電解槽から排水管路を介して排出される。
電解槽への給水が停止された後、排水管路が遮断される
ことにより電解槽内には水が貯留する。この状態で電極
への印加電圧の極性が反転されて逆電洗浄が行われる。
逆電洗浄時、取水管路と電解槽との間の飛沫流出防止構
造により、当該取水管路内への滞留水の流入が防止され
る。また、前記排水管路が遮断されていることにより、
当該排水管路内への滞留水の流入が防止される。逆電洗
浄終了後、逆電洗浄排水は、前記給水管路の途中に接続
された水抜き管路を介して排出される。このため、取水
管路上に水漏れ防止用の電磁弁を設ける必要はない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を連続通水式電解イ
オン水生成装置に具体化した一実施形態を図1及び図2
に従って説明する。
【0024】図1に示すように、イオン水生成装置11
は電解槽12を備えている。電解槽12はイオン透過性
を有する2つの隔膜13によって第1電離室14、第2
電離室15及び第3電離室16の3つの室に区画されて
いる。各電離室14〜16内には、それぞれ第1電極1
4a、第2電極15a及び第3電極16aが端子(図示
略)を介して配設されている。第1電極14a及び第3
電極16aは一組とされている。第1及び第3電極14
a,16aと第2電極15aとは後述するレギュレータ
32によって一方が陽極で他方が陰極となるように直流
電圧を印加可能とされていると共に、それぞれの極性を
反転可能とされている。例えば、第1電極14a及び第
3電極16aが陽極で第2電極15aが陰極となるよう
に直流電圧が印加され、逆に、第1電極14a及び第3
電極16aが陰極で第2電極15aが陽極となるように
反転した直流電圧が印加される。
【0025】電解槽12の底部には2つの流入口が形成
されており、それぞれ第1電離室14及び第2電離室1
5に対応している。両流入口には二股状に分岐した給水
管路21が接続されており、同給水管路21上にはマニ
ホールド22及び流量センサ23が設けられている。電
解槽12の上壁において、第2電離室15及び第3電離
室16に対応する位置にはそれぞれ流出口P1,P2が
設けられている。この2つの流出口P1,P2にはそれ
ぞれ排水管路24及び取水管路25が接続されており、
排水管路24上には排水電磁弁26が設けられている。
【0026】排水管路24の基端部側には所定長さの起
立部24aが電解槽12の上面に対して直角をなすよう
に且つ電解槽12の上方へ延出するように形成されてい
る。取水管路25の基端部側には所定長さの起立部25
aが電解槽12の上面に対して直角をなすように且つ電
解槽12の上方へ延出するように形成されている。
【0027】前記給水管路21において、マニホールド
22と流量センサ23との間には水抜き管路27の一端
が接続されており、同じく他端はマニホールド22を貫
通して前記排水管路24における排水電磁弁26の上流
側に接続されている。
【0028】マニホールド22内において、水抜き管路
27の途中には前記給水管路21が交差して連通するよ
うに接続されている。また、マニホールド22内におい
て、水抜き管路27上には一対のマニホールド弁28,
28が給水管路21を間に挟むようにして設けられてい
る。マニホールド弁28は水流押さえ玉及び弁座を備え
ており、給水管路21を介してマニホールド22内に供
給された水の圧力により水流押さえ玉が弁座に対して押
し付けられ、水抜き管路27を閉鎖する。給水が停止さ
れると、水流押さえ玉が弁座から離間し、水抜き管路2
7が連通する。
【0029】(電気的構成)次に、イオン水生成装置1
1の電気的構成を説明する。図2に示すように、イオン
水生成装置11はCPU(中央演算処理装置)等からな
る制御装置31を備えている。制御装置31には、レギ
ュレータ32、流量センサ23及び排水電磁弁26がそ
れぞれ入出力インターフェイス(図示略)を介して接続
されている。
【0030】レギュレータ32は交流電圧(100V)
を直流電圧に変換し、制御装置31及び排水電磁弁26
等のイオン水生成装置11の各部にそれぞれ直流動作電
源を供給する。また、レギュレータ32は制御装置31
から出力される各種の電流制御信号に基づいて、各電流
制御信号に応じた値の電流が第1〜第3電極14a〜1
6aに流れるように、電解槽12の各端子間に所定の直
流電圧を印加する。
【0031】レギュレータ32は切換リレー33を備え
ている。この切換リレー33は制御装置31から出力さ
れるリレー切換信号に基づいて第1〜第3電極14a〜
16aにそれぞれ印加する直流電圧の極性(正負)を反
転させる。
【0032】制御装置31は、ROM(Read On
ly Memory)、RAM(Random acc
ess Memory)及びタイマ34を備えている。
ROMには、イオン水生成装置11の全体を統括的に制
御するための各種の制御プログラムが格納されている。
RAMは前記ROMの制御プログラムを展開して制御装
置31が各種処理を実行するためのデータ記憶領域、即
ち作業領域である。
【0033】タイマ34は各電極14a,15a,16
aへの通電時間及び後述する逆電処理時間をそれぞれ計
測する。制御装置31は、流量センサ23により検出さ
れた電解槽12への給水流量が予め設定された所定値に
達し、これが予め設定された所定時間だけ継続したと
き、通水状態と判断する(通水検知)。また、流量セン
サ23により検出された流量が予め設定された所定値を
下回り、これが予め設定された所定時間継続したとき、
止水状態と判断する(止水検知)。
【0034】尚、起立部25aは、逆電洗浄時において
電解槽12内の滞留水が取水管路25内へ流入すること
を防止する飛沫流出防止構造を構成する。両マニホール
ド弁28,28は、給水時の水圧により水抜き管路27
を閉じると共に止水時の水圧に抗して水抜き管路27を
開く給水弁を構成する。
【0035】(実施形態の作用)次に、前述のように構
成したイオン水生成装置の作用を説明する。本実施形態
では、図示しない選択スイッチによりアルカリモードと
酸性モードとが選択可能とされている。アルカリモード
を選択すると取水管路25を介してアルカリイオン水が
取り出し可能となる。酸性モードを選択すると、取水管
路25を介して酸性水が取り出し可能となる。また、ア
ルカリモード及び酸性モードでの使用後において、予め
設定された所定条件を満たしている場合には、逆電洗浄
が自動的に行われる。
【0036】(アルカリモード)まず、アルカリモード
について説明する。アルカリモードにおいて、制御装置
31は排水電磁弁26を開弁状態に保持する。また、制
御装置31は、第2電極15aに正電圧が印加され、第
1電極14a及び第3電極16aにそれぞれ負電圧(接
地電圧)が印加されるように切換リレー33を制御す
る。この状態で使用者により例えば蛇口(図示略)が開
かれると、給水管路21及びマニホールド22を介して
電解槽12内へ水が供給される。このとき、給水管路2
1を流れる水の圧力によりマニホールド弁28が動作し
て水抜き管路27を閉鎖するので、同給水管路21内の
水が水抜き管路27へ流れ込むことはない。
【0037】流量センサ23により検出された電解槽1
2への給水量が予め設定された所定値(例えば0.5L
/min)に達し、これが予め設定された所定時間(例
えば10秒)だけ継続したとき、制御装置31は通水状
態であると判断し、アルカリモード用の電流制御信号を
レギュレータ32へ出力する。この電流制御信号に応じ
た電解電流が第1〜第3電極14a〜16a間に流れる
ように、レギュレータ32は第1電極14a及び第3電
極16aにそれぞれ負電圧(接地電圧)を印加し、第2
電極15aに正電圧を印加する。
【0038】電解槽12内において、水中のマグネシウ
ムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na+)、カ
リウムイオン(K+)及びカルシウムイオン(Ca2+
等は陰極である第1電極14a及び第3電極16aにそ
れぞれ引き寄せられる。同じく、水酸イオン(O
-)、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(N
3 2-)及び塩素イオン(Cl-)等はプラス極である第
2電極15aに引き寄せられる。これにより、第1電離
室14及び第3電離室16内にはそれぞれアルカリイオ
ン水が生成され、第2電離室15内には酸性水が生成さ
れる。
【0039】電解槽12内への給水に伴って、第2電離
室15内の酸性水は排水管路24を介して外部に排出さ
れる。第1電離室14及び第3電離室16内のアルカリ
イオン水は取水管路25を介して外部に取り出される。
【0040】使用者により蛇口が閉じられ、流量センサ
23により検出された電解槽12への給水量が予め設定
された所定値(例えば0.5L/min)を下回り、こ
れが予め設定された所定時間(例えば10秒)だけ継続
したとき、制御装置31は止水状態であると判断する。
そして、制御装置31はレギュレータ32へ電流停止信
号を出力し、第1〜第3電極14a〜16aへの電圧印
加をそれぞれ停止させる。
【0041】止水状態においては、給水管路21を流れ
る水の圧力が低下することによりマニホールド弁28が
開弁し、水抜き管路27が連通する。このため、電解槽
12内の残水は水抜き管路27を介して排水管路24へ
合流し、外部に排出される。
【0042】(酸性モード)次に、酸性モードについて
説明する。酸性モードにおいて、制御装置31は排水電
磁弁26を開弁状態に保持する。また、制御装置31
は、切換リレー33にリレー切換信号を出力して、第2
電極15aに負電圧が印加され、第1電極14a及び第
3電極16aにそれぞれ正電圧が印加されるように同切
換リレー33を制御する。即ち、第1電極14a、第2
電極15a及び第3電極16aの極性がそれぞれ前記ア
ルカリモード時と反対になる。
【0043】この状態において、使用者により蛇口が開
かれて原水の供給が開始され、流量センサ23により検
出された電解槽12への給水量が予め設定された所定値
(例えば0.5L/min)に達し、これが予め設定さ
れた所定時間(例えば10秒)だけ継続したとき、制御
装置31は通水中であると判断する。そして、同制御装
置31は、酸性モード用の電流制御信号をレギュレータ
32へ出力する。この電流制御信号に応じた電解電流が
第1〜第3電極14a〜16a間に流れるように、レギ
ュレータ32は第1電極14a及び第3電極16aにそ
れぞれ正電圧を印加し、第2電極15aに負電圧を印加
する。
【0044】電解槽12において、原水中の水酸イオン
(OH-)、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(NO
3 2-)及び塩素イオン(Cl-)等は第1電極14a及び
第3電極16aにそれぞれ引き寄せられる。同じくマグ
ネシウムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(N
+)、カリウムイオン(K+)及びカルシウムイオン
(Ca2+)等は第2電極15aに引き寄せられる。これ
により、第1電離室14及び第3電離室16内には酸性
水が生成され、第2電離室15内にはアルカリイオン水
が生成される。
【0045】電解槽12内への給水に伴って、第1電離
室14及び第3電離室16内の酸性水は、取水管路25
を介して外部に取り出される。第2電離室15内のアル
カリイオン水は排水管路24を介して外部に排出され
る。
【0046】使用者により蛇口が閉じられたときの作用
は、前述したアルカリモードの場合と同様である。 (逆電洗浄)次に、逆電洗浄について説明する。アルカ
リモード又は酸性モードでの使用後、前記タイマ34に
より計測された各電極14a,15a,16aへの通電
時間が予め設定された所定時間(本実施形態では5秒)
以上であれば逆電洗浄を行い、前記所定時間未満であれ
ば逆電洗浄を行わない。この所定時間未満の場合として
は、例えば間違えて通水してすぐに止水したような場合
を想定している。
【0047】逆電洗浄処理の開始時、即ち止水検知直後
(例えば止水検知してから1秒未満後)、制御装置31
は排水電磁弁26を閉弁する。これにより電解槽12内
の滞留水が水抜き管路27及び排水管路24を介して全
て排水されることはなく、同電解槽12内に留まる。こ
のとき、電解槽12内は満水とはならず、当該電解槽1
2内の上部に若干の空間が形成される程度に貯留されて
いる。そして、第1電極14a、第2電極15a及び第
3電極16aはそれぞれ電解槽12内の滞留水に浸漬さ
れている。換言すれば、電解槽12内には逆電洗浄処理
に十分な水が滞留され、当該電解槽12内において滞留
水の水面は第1電極14a、第2電極15a及び第3電
極16aよりも上に位置している。
【0048】(アルカリモード使用後)アルカリモード
での使用後、前記タイマ34により計測された通電時間
が5秒以上の場合、制御装置31は、第1電極14a、
第2電極15a及び第3電極16aへの印加電圧の極性
をそれぞれ反転させ、逆電洗浄を開始する。即ち、第1
電極14a及び第3電極16aにはそれぞれ正電圧が印
加され、第2電極15aには負電圧が印加されるよう
に、制御装置31はレギュレータ32を制御する。
【0049】すると、アルカリモード時における陰極側
の電極、即ち第1電極14a及び第3電極16aの表面
にそれぞれ析出したカルシウム等の析出物が電解され
る。また、アルカリモード時において第1電離室14及
び第3電離室16内に析出したカルシウム等の析出物が
第1電離室14及び第3電離室16内で生成された酸性
水により溶かされる。このとき、電解槽12内の滞留
水、即ち逆電洗浄排水が排水管路24及び取水管路25
内へ流入することはない。
【0050】予め設定された逆電処理時間が経過する
と、制御装置31は第1〜第3電極14a〜16aへの
電圧印加をそれぞれ停止させる。この逆電処理時間の採
り得る範囲は10〜60秒、望ましい範囲は20〜50
秒、最適な範囲は30〜40秒とされており、本実施形
態では30秒とされている。この範囲を越えると、逆電
処理時において陰極となる電極(この場合、第2電極1
5a)の表面にカルシウム等が析出する。この範囲を下
回ると、アルカリモード時において陰極となる電極(こ
の場合、第1電極14a及び第3電極16a)の表面に
付着したカルシウム等の析出物が十分に除去されない。
【0051】また、前記逆電処理時間が経過すると、制
御装置31は、各電極14a,15a,16aへの電圧
印加を停止させると共に排水電磁弁26を開弁させる。
すると、電解槽12内の滞留水は水抜き管路27を介し
て排水管路24へ合流し、外部に排出される。以上で、
アルカリモードでの使用後における逆電洗浄が完了とな
る。
【0052】(酸性モード使用後)酸性モードでの使用
後、前記タイマ34により計測された通電時間が5秒以
上の場合、制御装置31は、第1電極14a、第2電極
15a及び第3電極16aへの印加電圧の極性をそれぞ
れ反転させ、逆電洗浄を開始する。即ち、第2電極15
aには正電圧が印加され、第1電極14a及び第3電極
16aにはそれぞれ負電圧が印加されるように、制御装
置31はレギュレータ32を制御する。
【0053】すると、酸性モード時における陰極側の電
極、即ち第2電極15aの表面にそれぞれ析出したカル
シウム等の析出物が電解される。また、酸性モード時に
おいて第2電離室15内に析出したカルシウム等の析出
物が当該第2電離室15内に生成された酸性水により溶
かされる。前記逆電処理時間経過後、第1〜第3電極1
4a〜16aへの電圧印加がそれぞれ停止され、排水電
磁弁26の開弁により電解槽12内の滞留水が排出され
れば、酸性モードでの使用後における逆電洗浄が完了と
なる。
【0054】このように、電解槽12が使用される毎
に、即ち、各電極14a,15a,16aが前記所定時
間(5秒)以上通電される毎に逆電洗浄を行うことによ
り、各電極14a,15a,16aの表面は、カルシウ
ム等の付着がほぼ皆無の状態に常に保持される。これに
より、長期にわたって安定したpH(水素イオン濃度)
のイオン水が得られる。
【0055】また、電解槽12が使用されていない場
合、即ち、各電極14a,15a,16aが前記所定時
間(5秒)以上通電されていない場合には、逆電洗浄は
行われない。これは、電解槽12が使用されていない場
合には、各電極14a,15a,16aの表面等にカル
シウム等が析出することがなく、汚れていないからであ
る。このため、無駄な逆電洗浄が行われることはない。
【0056】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)電解槽12の2つの流出口P1,P2をそれぞれ
当該電解槽12の最上部に設け、両流出口P1,P2に
はそれぞれ排水管路24及び取水管路25を接続し、当
該排水管路24上には排水電磁弁26を設けるようにし
た。このため、一方の流出口を電解槽12の側壁及び底
壁又は電解槽12の下方に設けた場合と異なり、逆電洗
浄時、取水管路25から電解槽12内の滞留水が流出す
ることはない。また、逆電洗浄時には前記排水電磁弁2
6が閉弁されることにより、電解槽12内の滞留水が排
水管路24を介して流出することはない。従って、取水
管路25上には電磁弁を設ける必要がなく、両管路2
4,25上にそれぞれ電磁弁を設ける場合と比べて、部
品点数を低減することができる。
【0057】(2)イオン水生成装置11における水系
の最上部に設けられた前記一方の流出口P2に対して取
水管路25を接続するようにした。このため、逆電洗浄
時、取水管路25内へ滞留水の流入をいっそう防止する
ことができる。
【0058】(3)電解槽12に接続された給水管路2
1の途中と排水管路24における排水電磁弁26よりも
上流側との間には水抜き管路27を接続し、同水抜き管
路27上には給水時の水圧により同水抜き管路27を閉
じると共に止水時の水圧に抗して水抜き管路27を開く
一対のマニホールド弁28を設けた。このため、給水
時、給水管路21を流れる水が水抜き管路27を介して
排水管路24へ流れ込むことはない。また、止水時、電
解槽12内の滞留水は水抜き管路27を介して排水管路
24へ流れ込む。さらに、排水電磁弁26は排水管路2
4における水抜き管路27接続部位よりも下流側に設け
られているので、逆電洗浄時には、当該排水電磁弁26
を閉弁するだけで、電解槽12内に水を滞留させること
ができる。即ち、止水されて両マニホールド弁28,2
8が開弁状態であっても、排水電磁弁26が閉弁される
ことにより、電解槽12内の滞留水が水抜き管路27及
び排水管路24を介して排出されることはない。
【0059】(4)取水管路25の基端部側には、所定
長さの起立部25aを電解槽12の上方へ延出するよう
に形成した。このため、逆電洗浄時、電解槽12内の滞
留水の取水管路25からの流出をいっそう困難にするこ
とができる。
【0060】(第2実施形態)次に、本実施形態の第2
実施形態を説明する。図3に示すように、電解槽12の
側壁において、電解槽12内において各電極14a,1
5a,16aがそれぞれ浸漬され得る最低水位よりも上
部位置には2つの流出口P1,P2がそれぞれ設けられ
ている。そして、流量センサ23の止水検知後、電解槽
12内の滞留水が水抜き管路27を介して排出され、同
電解槽12内の水位が前記両流出口P1,P2以下とな
るまでに要する所定の遅延時間(例えば1秒)だけ経過
してから排水電磁弁26が閉弁され、この後、逆電洗浄
が行われる。
【0061】本実施形態によれば、逆電洗浄時、両流出
口P1,P2は電解槽12内の水位よりも上に位置する
ので、両流出口P1,P2に電解槽12内の滞留水が流
れ込むことが困難となる。従って、取水管路25を電解
槽12の側壁に設けた流出口P2に接続するにもかかわ
らず、当該取水管路25上に飛沫流出防止用の電磁弁を
設ける必要はない。
【0062】(第3実施形態)次に、本実施形態の第3
実施形態を説明する。図4に示すように、前記遅延時間
経過後(即ち、流量センサ23の止水検知と同時に)に
排水電磁弁26が閉弁された後、電解槽12への給水が
完全に停止する所定の給水余裕時間(例えば3秒)だけ
経過してから、再度排水電磁弁26を所定の再排出時間
(例えば1秒)だけ開弁される。即ち、給水管路21か
らの給水が完全に停止してから電解槽12内の水を前記
所定水位となるように排出する。
【0063】従って、本実施形態によれば、電解槽12
への給水が完全に停止してから当該電解槽12内の水位
の調整が行われるので、電解槽12内の水位を前記水位
(両流出口P1,P2が電解槽12内の水面よりも上に
位置する水位)まで、より確実に下げることができる。
一般に、流量センサ23は完全な流量0を検知すること
が困難であるので、予め設定された下限流量を検知する
ことで止水判断を行うことが多い。このため、止水検知
後も所定の給水余裕時間(例えば3秒)は給水管路21
から給水が継続される。
【0064】(別例)尚、前記実施形態は以下のように
変更して実施してもよい。 ・第1〜第3実施形態では、水抜き管路27を排水管路
24の途中に接続するようにしたが、図4に示すよう
に、当該水抜き管路27を排水管路24に接続すること
なく別経路としてもよい。この場合、水抜き管路27上
に排水電磁弁26を設ける。逆電洗浄時には排水電磁弁
26を閉弁させることにより電解槽12内に水を滞留さ
せる。このとき、電解槽12内は満水とはならず、当該
電解槽12内の水面と電解槽12の内頂面との間には若
干の空間が形成されている。また、排水管路24の基端
部側には起立部24aが電解槽12の上面に対して直交
するように形成されているので、逆電洗浄時、電解槽1
2内の滞留水の排水管路24からの流出が困難である。
このため、当該排水管路24上に電磁弁を設ける必要は
ない。尚、起立部24aは、逆電洗浄時において電解槽
12内の滞留水が排水管路24内へ流入することを防止
する飛沫流出防止構造を構成する。
【0065】・第1〜第3実施形態では、取水管路25
の起立部25aを電解槽12の上面に対して直交するよ
うに形成したが、直交させなくてもよい。 ・第1〜第3実施形態では、電解槽12を2隔膜3槽型
としたが、1隔膜2槽型としてもよい。
【0066】(付記)次に前記実施形態及び別例から把
握できる技術的思想を以下に追記する。 (イ)給水管路を介して電解槽に供給された水を電気分
解して酸性水とアルカリイオン水とを製造するイオン水
生成装置であって、電解槽への給水を停止した後、電解
槽に水を滞留させた状態で電極への印加電圧の極性を反
転して逆電洗浄を行うようにしたイオン水生成装置にお
いて、前記電解槽における電極が浸漬され得る最低水位
よりも上部位置に当該電解槽の2つの流出口をそれぞれ
設け、両流出口にはそれぞれ取水管路及び排水管路を接
続し、前記給水管路上の流量センサにより検出された電
解槽への給水量に基づいて通水及び止水を検知する判断
手段を備え、前記判断手段による止水検知後、電解槽内
の滞留水の排出を開始して、当該電解槽内の水位が前記
両流出口よりも低い位置まで下降したとき、前記滞留水
の排出を停止し、この状態で逆電洗浄を行うようにした
イオン水生成装置。
【0067】(ロ)前記判断手段による止水検知と同時
に電解槽内の滞留水の排出を停止し、給水管路からの電
解槽への給水が完全に停止してから、再度電解槽内の滞
留水の排出を開始し、電解槽内の水位を前記所定水位と
するようにした前記(イ)項に記載のイオン水生成装
置。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも取水管路上
には電磁弁を設ける必要がないので、取水管路及び排水
管路それぞれに電磁弁を設ける場合に比べて、部品点数
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるイオン水生成装置の概
略構成図。
【図2】 第1実施形態におけるイオン水生成装置の電
気的構成を示すブロック図。
【図3】 第2及び第3実施形態におけるイオン水生成
装置の概略構成図。
【図4】 別の実施形態におけるイオン水生成装置の概
略構成図。
【図5】 従来のイオン水生成装置の概略構成図。
【符号の説明】
11…イオン水生成装置、12…電解槽、14a…第1
電極、15a…第2電極、16a…第3電極、21…給
水管路、24…排水管路、25…取水管路、24a…飛
沫流出防止構造を構成する排水管路の起立部、25a…
飛沫流出防止構造を構成する取水管路の起立部、26…
排水電磁弁、27…水抜き管路、28…給水弁を構成す
るマニホールド弁、P1,P2…流出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D061 DA03 DB07 DB08 EA02 EB01 EB05 EB12 EB16 EB37 EB39 GA01 GA04 GC01 GC12 GC14 GC15 GC16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽に供給された水を電気分解して酸
    性水とアルカリイオン水とを製造するイオン水生成装置
    であって、電解槽への給水を停止した後、電解槽に水を
    滞留させた状態で電極への印加電圧の極性を反転して逆
    電洗浄を行うようにしたイオン水生成装置において、 前記電解槽の2つの流出口のうち少なくとも一方を同電
    解槽の最上部に設け、当該一方の流出口には取水管路
    を、また他方の流出口には排水管路をそれぞれ接続し、
    当該排水管路上には排水電磁弁を設けたイオン水生成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電解槽の最上部は、水系の最上部で
    ある請求項1に記載のイオン水生成装置。
  3. 【請求項3】 前記電解槽には給水管路が接続されてお
    り、同給水管路の途中と前記排水管路における排水電磁
    弁よりも上流側との間には水抜き管路を接続し、同水抜
    き管路上には給水時の水圧により同水抜き管路を閉じる
    と共に止水時の水圧に抗して水抜き管路を開く給水弁を
    設けた請求項1又は請求項2に記載のイオン水生成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記取水管路の基端部側には、所定長さ
    の起立部を電解槽の上方へ延出するように形成した請求
    項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のイオン水生
    成装置。
  5. 【請求項5】 電解槽に供給された水を電気分解して酸
    性水とアルカリイオン水とを製造するイオン水生成装置
    であって、電解槽への給水を停止した後、電解槽に水を
    滞留させた状態で電極への印加電圧の極性を反転して逆
    電洗浄を行うようにしたイオン水生成装置において、 前記電解槽の側壁における電極よりも上部位置には当該
    電解槽の2つの流出口をそれぞれ設け、逆電洗浄時に
    は、電解槽内の滞留水の排出を開始し、電解槽内の水位
    が前記両流出口以下となるまでに要する所定の遅延時間
    経過後に、前記滞留水の排出を停止させるようにしたイ
    オン水生成装置。
  6. 【請求項6】 前記電解槽内の滞留水の排出を停止して
    から所定の給水余裕時間経過後に、再び電解槽内の滞留
    水の排水を所定の再排出時間だけ行うようにした請求項
    5に記載のイオン水生成装置。
  7. 【請求項7】 給水管路を介して電解槽に供給した水を
    電気分解して酸性水とアルカリイオン水とを製造し、一
    方のイオン水を電解槽から取水管路を介して取水すると
    共に他方のイオン水を電解槽から排水管路を介して排出
    し、電解槽への給水を停止した後、電解槽に水を滞留さ
    せた状態で電極の印加電圧の極性を反転して逆電洗浄を
    行い、この逆電洗浄排水を前記給水管路の途中に接続さ
    れた水抜き管路を介して排出するようにしたイオン水生
    成装置の逆電洗浄方法において、 前記取水管路と電解槽との接続を滞留水の飛沫流出防止
    構造とし、逆電洗浄時には、前記排水管路を遮断するこ
    とにより電解槽に水を滞留させるようにしたイオン水生
    成装置の逆電洗浄方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088972A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Chugoku Electric Manufacture Co Ltd 水素含有電解水生成装置及び給湯設備
JP2011167671A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Hoshizaki Electric Co Ltd 有隔膜電解式電解水生成装置の電解運転方法

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