JP3426323B2 - 電解イオン水生成装置 - Google Patents

電解イオン水生成装置

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JP3426323B2 JP01743294A JP1743294A JP3426323B2 JP 3426323 B2 JP3426323 B2 JP 3426323B2 JP 01743294 A JP01743294 A JP 01743294A JP 1743294 A JP1743294 A JP 1743294A JP 3426323 B2 JP3426323 B2 JP 3426323B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水または食塩水等の原
水を電気分解して酸性イオン水とアルカリ性イオン水を
生成する電解イオン水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、例えば特公平2−77
15号公報に示されていて、両電極に印加される直流電
圧の正逆を切り換えないで正電状態にて長時間使用して
いると、マイナス側電極の表面にカルシウム,ナトリウ
ム等が層状に付着して通電率を低下させ、所望の電解イ
オン水が得られない。かかる問題は、両電極に印加され
る直流電圧の正逆を切り換えて逆電状態とし、上記した
付着物を電極から剥離させること(すなわち、逆電洗浄
すること)により解消することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した電
解イオン水生成装置においては、逆電洗浄時に表示手段
や警報手段を作動させて使用者に所望のイオン水とは逆
性のイオン水が生成されていることを報知するようにし
てある。しかし、知手段が正常であっても幼児など不
慣れな者は逆性のイオン水を誤って使用するおそれがあ
り、知手段であるランプやブザーが故障した場合には
性のイオン水にも拘らず、所望のイオン水と思って使
用してしまうおそれがある。本発明は、上記問題に対
しようとするもので、その目的は逆電洗浄時に生成さ
れる電解イオン水が使用され得ない電解イオン水生成装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水又は食塩水等の原水を貯溜する貯水タ
ンクと、隔膜を介して形成した一対の電極室内に互いに
対向して設けた一対の電極を備えて、その底部内面が前
記貯水タンク内にて所定水位に貯えられた原水の水面と
同レベル又は上方に位置し、前記電極室の下部から流入
した原水の電解処理により生成された電解イオン水が同
電極室の上部から流出するように配置した電解槽と、前
記貯水タンクの原水を前記電解槽の両電極室に供給する
電動ポンプと、電源回路から前記両電極に印加される直
流電圧の正逆を切り換える電極切換手段を備えた電解イ
オン水生成装置において、前記各電極室の上部にその下
端部をそれぞれ接続して立ち上げられ前記貯水タンクに
貯溜される原水の水面より上方にてその上端開口を大気
に解放した一対の排出管と、前記電動ポンプを駆動状態
に維持して前記電解槽の両電極室にて電解イオン水を生
成するとき前記電極切換手段を制御して前記電極に印加
される直流電圧を正電状態に維持し、前記電動ポンプの
停止によって前記両排出管内に残留した電解イオン水が
前記両電極室を通して前記貯水タンク内に逆流するとき
前記電極切換手段を制御して前記電極に印加される直流
電圧を逆電状態に切り換える制御手段とを設けたことを
特徴とする電解イオン水生成装置を提供するものであ
る。本発明の実施あたっては、前記電解槽の上方に一対
のイオン水貯溜タンクを配置して、これらのイオン水貯
溜タンク内に前記排出管をそれぞれ延出して、各イオン
水貯溜タンク内に所要量の電解イオン水が貯えられるよ
うに同排出管の各上端開口を大気に解放してもよく、或
いは前記排出管の中間部に電解イオン水を貯えるイオン
水貯溜タンクをそれぞれ形成してもよい。この場合、
記電解槽にて生成される酸性イオン水のPH3〜6で
あるのが望ましい。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による電解イオン水生成装
置においては、電動ポンプを駆動状態に維持して電解槽
の両電極室にて電解イオン水を生成するとき電極切換手
段を制御して電極に印加される直流電圧を正電状態に維
持するようにしてある。このため、電動ポンプによって
貯水タンクから電解槽の両電極室に供給された原水は電
解槽内で電気分解されて、プラス側電極の電極室にては
水素イオンが増加した酸性イオン水が生成され、またマ
イナス側電極の電極室にては水酸イオンが増加したアル
カリ性イオン水が生成され、各電解イオン水が各排出管
を通して所望の箇所に導出される
【0006】ところで、前記電動ポンプの停止によって
両排出管内に残留した電解イオン水が両電極室を通して
貯水タンク内に逆流するとき電極切換手段の制御下にて
電極に印加される直流電圧が逆電状態に切り換わる。こ
のため、各排出管内に残留する電解イオン水の貯水タン
クへの逆流時に逆電洗浄が行われ、逆電洗浄時に生成さ
れる電解水は貯水タンクにて中和され使用に供されるこ
とはない。したがって、逆電洗浄時の表示手段や警報手
段が不要であり、コスト低減を図ることができるととも
に、表示手段や警報手段の故障に関する問題も全く生じ
ない。また、電解槽の底部内面が貯水タンクに貯えられ
る原水の水面と同レベルまたは上方に位置するように配
設したことにより、電解イオン水の逆流の終了時に電解
槽内から同電解イオン水を完全に排出することができ
て、仮に逆電洗浄終了後に電解槽の両電極が逆電状態に
て印加されていても、電流は流れず止水状態での通電に
よる電解槽の過熱は発生しない。
【0007】また、本発明の実施にあたって、電解槽の
上方に一対のイオン水貯溜タンクを配置して、これらの
イオン水貯溜タンク内に前記排出管をそれぞれ延出し
て、各イオン水貯溜タンク内に所要量の電解イオン水が
貯えられるように同排出管の各上端開口を大気に解放し
た場合には、上記した運転停止時において得られる逆流
水を各イオン水貯溜タンクからも得ることができ、各排
出管が短い場合でも充分な逆流水を確保することができ
る。また各排出管の途中に電解イオン水を貯溜するイオ
ン水貯溜タンク部をそれぞれ形成した場合にも、充分
逆流水を確保することができる。また、電解槽にて生成
される酸性イオン水のPHが3〜6であるように設定し
た場合には、電極の水素脆性を効果的に抑制することが
できることを実験によって確認してある。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の各実施例を図面を参照して
説明する。図1は本発明による電解イオン水生成装置の
第1実施例を示していて、この電解イオン水生成装置は
原水(水道水)を所要量貯える貯水タンク10を備えて
いる。貯水タンク10は、制御装置100に接続した
位センサ11(上限水位と下限水位を検出するもの)を
内部に備えていて、この水位センサ11からの信号によ
り給水管19に設けた電磁開閉弁V1が開閉されて貯水
タンク10内の水位が所定の範囲に維持されるように構
成されている。また、貯水タンク10にはオーバーフロ
ーパイプ12けるとともに、電解槽30の両流入口
31a,31bに分岐して接続した接続管13が取付け
られていて、接続管13には制御装置100によって作
動を制御される電動ポンプP1と手動で調整可能な流量
調整バルブV2,V3それぞれ介装して、略同量の原
水が接続管13を通して電解槽30の両流入口31a,
31bに供給されるようにしてある。なお、給水管19
は浄水器18を介して水道(図示省略)に接続されてい
る。
【0009】電解槽30は、一対の流入口31a,31
bと一対の流出口31c,31dを有する樹脂製の槽本
体31と、この槽本体31内に対向配設した一対の電極
32,33と、これら両電極32,33間に配設した隔
膜36により各電極32,33を収容する一対の電極室
34,35を形成して構成されていて、各電極32,3
3としてはチタン基材の表面に白金メッキ或いは白金イ
リジウムを焼成したものを採用し、また左方の電極室3
4には流入口31aと流出口31cが連通し、右方の電
極室35には流入口31bと流出口31dが連通してい
る。流出口31c,31dには各排出管37,38が
接続されていて、各排出管37,38は上方に配設した
各貯溜タンク40,50の底壁を貫通して上方に立ち上
がり、上端開口が各貯溜タンク40,50の貯溜可能部
位にて液面上の大気に連通するように配置されている。
ところで、本実施例においては、電解槽30の底部が貯
水タンク10に設けたオーバーフローパイプ12の上端
より所定量L1上方に位置するように配置されていて、
図示のような当該装置の停止時には各排出管37,38
および電解槽30内に水が溜まらないようになってい
る。
【0010】各電極32,33は電極切換器110を介
して電源回路120に接続されている。電極切換器11
0は、制御装置100からの信号に応じて両電極32,
33に印加される直流電圧の正逆を切り換えるものであ
り、図1の仮想線で示した状態にて制御装置100から
正電信号を受けたとき実線の状態に切り替わって電源回
路120のマイナス電極を電極32に接続するとともに
プラス電極を電極33に接続し、また図1の実線で示し
た状態にて制御装置100から逆電信号を受けたときに
仮想線の状態に切り替わって電源回路120のマイナス
電極を電極33に接続するとともにプラス電極を電極3
2に接続するようになっている。電源回路120は交流
電圧を所定値の直流電圧(当該装置によって生成される
酸性イオン水のPHが3〜6となるように設定されてい
る)に変換するものであり、制御装置100からOFF
信号を受けたときにはマイナス電極とプラス電極間の直
流電圧がゼロとなるように、また制御装置100からO
N信号を受けたときにはマイナス電極とプラス電極間に
所定値の直流電圧が印加されるようになっている。
【0011】左方の貯溜タンク40は、アルカリ性イオ
ン水を所要量貯えるタンクであり、水位センサ41(上
限水位と下限水位を検出するもの)とオーバーフローパ
イプ42(図示省略の排水路に接続されている)を設け
とともに手動で開閉可能な排水弁43とオーバーフロ
ーパイプ42に接続した排水管44設けてある
タンク40には、排出管37の上端開口が配置されてい
て、その配設位置は水位センサ41によって検出される
上限水位より所定量L2下方とされている。また、貯溜
タンク40の底壁には供給管47の一端が接続されてい
て、この供給管47は本体90の外側にまで延びていて
手動で開閉可能な止水弁48が取付けられている。
【0012】一方、右方の貯溜タンク50は、酸性イオ
ン水を所要量貯えるタンクであり、水位センサ51(上
限水位と下限水位を検出するもの)とオーバーフローパ
イプ52(図示省略の排水路に接続されている)が設け
られるとともに手動で開閉可能な排水弁53とオーバー
フローパイプ52に接続された排水管54が設けられて
いる。また、貯溜タンク50には、排出管38の上端開
口が配置されていて、その配設位置は水位センサ51に
よって検出される上限水位より所定量L2下方とされて
いる。また、貯溜タンク50の底壁には供給管57の一
端が接続されていて、この供給管57は本体90の外側
にまで延びていて手動で開閉可能な止水弁58が取付け
られている。
【0013】各貯溜タンク40,50に設けた各水位セ
ンサ41,51は、各タンク40,50の上蓋40a,
50a(脱着可能で図示省略の通気孔を有する)に取付
けられていて、本体90の脱着可能な上蓋90aを外し
かつ各タンク40,50の上蓋40a,50aを外すこ
とにより、容易に保守点検できるように構成されてい
る。また、各水位センサ41,51は制御装置100に
それぞれ接続されていて、各水位センサ41,51から
の信号に基づいて電動ポンプP1、電極切換器110、
電源回路120等の作動が制御されるように構成されて
いる。
【0014】制御装置100は、連続運転スイッチ10
1と停止スイッチ102を備えていて、各スイッチ10
1,102の操作と各水位センサ11,41,51から
の信号に基づいて電磁開閉弁V1、電動ポンプP1、電
極切換器110、電源回路120等の作動を制御するよ
うになっており、各スイッチ101,102を操作する
ことにより以下に説明する作動が得られるようになって
いる。
【0015】図1は制御装置100の連続運転スイッチ
101が操作されている状態にて当該装置がその作動を
中断している状態を示していて、この状態にて貯溜タン
ク40内のアルカリ性イオン水または貯溜タンク50内
の酸性イオン水が使用により減少して各貯溜タンク4
0,50内の水位が低下し、その水位が下限水位に至る
と、各水位センサ41,51からの信号に基づいて制御
装置100が電動ポンプP1と電極切換器110と電源
回路120を制御し、電動ポンプP1が駆動されるとと
もに、電極切換器110が実線状態に維持され電源回路
120がON信号を受けてマイナス電極とプラス電極間
に所定値の直流電圧が印加されて電解槽30の両電極3
2,33に正電状態にて直流電圧が印加される。
【0016】このため、貯水タンク10内の原水が電動
ポンプP1と接続管13と各流量調整バルブV2,V3
を通して電解槽30の各電解室34,35に供給される
とともに、原水が電解槽30内で電気分解されて、マイ
ナス側電極32の電極室34からは水酸イオンが増加し
たアルカリ性イオン水が排出管37を通して貯溜タンク
40内に貯えられ、またプラス側電極33の電極室35
からは水素イオンが増加した酸性イオン水が排出管38
を通して貯溜タンク50内に貯えられる。
【0017】上記した正電圧印加によるイオン水生成作
動により貯水タンク10内の水位が設定範囲の下限に達
すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制御装
置100から電磁開閉弁V1に開弁信号が出力され、電
磁開閉弁V1が開かれて水道水が浄水器18と給水管1
9を通して貯水タンク10に補給される。かかる水道水
の補給により貯水タンク10内の水位が設定範囲の上限
に達すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制
御装置100から電磁開閉弁V1に閉弁信号が出力さ
れ、電磁開閉弁V1が閉じられ水道水の補給が止まる。
【0018】また、上記した正電圧印加によるイオン水
生成作動により両方の貯溜タンク40,50内の水位が
設定範囲の上限に達して両水位センサ41,51が作動
すると、これに基づいて制御装置100が電動ポンプP
1と電極切換器110と電源回路120を制御し、電動
ポンプP1が停止されるとともに、電極切換器110に
て電極の接続が実線状態から仮想線状態に切り換えられ
て電解槽30の電極32が電源回路60のプラス電極に
接続されるとともに電極33がマイナス電極に接続され
て、電解槽30の両電極32,33に逆電状態にて直流
電圧が印加される。この状態は制御装置100により電
動ポンプP1の停止後所定時間維持され、その所定時間
の経過時には電源回路120が制御装置100からOF
F信号を受けてマイナス電極とプラス電極間の直流電圧
をゼロとした後、制御装置100により電極切換器11
0にて電極の接続が仮想線状態から実線状態に切り換え
られて電解槽30の電極32が電源回路60のマイナス
電極に接続されるとともに電極33がプラス電極に接続
される。
【0019】このため、各排出管37,38内および各
貯溜タンク40,50内の各イオン水が各排出管37,
38を通して各電極室34,35に落差により自動的に
供給される逆流状態にて、いわゆる逆電洗浄がなされ電
極32からカルシウム,ナトリウム等付着物が剥離され
て逆流水とともに貯水タンク10に向けて電解槽30外
に排出される。上記した逆流水は、貯水タンク10にて
中和されてオーバーフローパイプ12を通して外部に排
出されるため、使用に供されることはない。また、上記
した所定時間(逆電洗浄時間)は、上記した逆流水の発
生する時間を基にして設定されていて、逆流水を生じさ
せる水面が電解槽30の上端に下降した時点で逆電洗浄
が終了するように設定されている。また、本実施例にお
いては、電解槽30の底部内面が貯水タンク10に設け
たオーバーフローパイプ12の上端より所定量L1上方
に位置するように配置されているため、逆流の終了時に
電解槽30内から水を完全に排出することができて、仮
に逆電洗浄終了後に電解槽30の両電極が逆電状態にて
印加されることがあっても、両電極32,33間を電流
は流れず止水状態での通電による電解槽30の過熱は発
生しない。また、本実施例においては、電解槽30にて
生成される酸性イオン水のPHが3〜6であるように設
定してあるため、逆電洗浄に際して電極33の水素脆性
を効果的に抑制することができる。
【0020】また、上記した逆電洗浄が終了して図1の
状態にてその作動を中断している当該装置において、貯
溜タンク40内のアルカリ性イオン水または貯溜タンク
50内の酸性イオン水が使用により減少して各貯溜タン
ク40,50内の水位が低下し、その水位が下限水位に
至ると、上述したように各水位センサ41,51からの
信号に基づいて制御装置100が電動ポンプP1と電極
切換器110と電源回路120を制御するため、上記し
電解イオン水の生成運転が再開されて各電解イオン水
が生成される。なお、図1の状態にてその作動を中断し
ている当該装置において停止スイッチ102が操作され
ると、当該装置はそのままの状態で停止され、また当該
装置の生成運転中に停止スイッチ102が操作される
と、当該装置が中断する場合と同様の作動(各イオン水
の逆流のもとでの逆電洗浄)が得られた後に当該装置が
停止するように構成されている。また、当該装置の停止
状態にて連続運転スイッチ101が操作されると、各タ
ンク10,40,50内の水位に応じて上記した各作動
が得られる。
【0021】図2及び図3は本発明による電解イオン水
生成装置の第2実施例を示していて、この電解イオン水
生成装置においては、各排出管37,38が各電解イオ
ン水の使用場所であるシンクTの配設位置まで延出配管
されており、また各排出管37,38の途中に各イオン
水貯溜タンク部37a,38aが一体的に形成されてい
る。また、本実施例においては、各貯溜タンク40,5
0が設けられておらず、また上記第1実施例の連続運転
スイッチ101と停止スイッチ102と同等の機能を有
する起動スイッチ101と停止スイッチ102がシンク
Tに近接して配設されている。その他の構成は上記第1
実施例と実質的に同じであるため、同一符号を付してそ
の説明は省略する。なお、各排出管37,38の中間部
位に設けた各直立管部37b,38bは上端が大気に開
放されたものであり、各排出管37,38の流出端部が
シンクT内にて水没しても、不具合(例えば、当該装置
の停止時におけるサイフォン現象の発生)が生じないよ
うに機能する。
【0022】この第2実施例においては、各貯溜タンク
40,50が設けられていないため、起動スイッチ10
1が操作されている状態では当該装置が生成運転を中断
することはなく上記した第1実施例の生成運転と実質的
に同じ作動が得られて各イオン水が連続的に生成され
る。また、当該装置の生成運転中に停止スイッチ102
が操作されると、上記した第1実施例において当該装置
が中断する場合と同様の作動(各イオン水の逆流のもと
での逆電洗浄)が得られた後に当該装置が停止するよう
に構成されている。また、本実施例においては、各排出
管37,38の途中に形成した各イオン水貯溜タンク部
37a,38aに所定量の各イオン水を貯えることがで
きるため、各排出管37,38の電解槽30からの立ち
上がり部の長さを短くできて当該装置をコンパクトに構
成することができる。
【0023】上記各実施例においては、水道水を原水と
して本発明を実施したが、例えば特開平4−75576
号公報に示されている装置によって得られる食塩水を原
水として本発明を実施することも可能である。また、単
一の電動ポンプP1により電解槽10に原水がそれぞれ
供給されるように構成して本発明を実施したが、一対の
電動ポンプにより電解槽10に原水がそれぞれ供給され
るように構成して本発明を実施することも可能である。
【0024】また、上記各実施例においては、逆電洗浄
時にも電極32,33に所定値の電圧が付与されるよう
に構成したが、この逆電洗浄時の電圧を低く設定して実
施して、電極の水素脆性を更に効果的に抑制することも
可能である。また、電極切換器110を正逆の二位置切
換としたが、正逆と中間位置(電源回路120の各電極
と電解槽30の各電極32,33の接続を断つ位置)の
三位置切換として本発明を実施することも可能である。
この場合には、電源回路120の電圧を常時所定値とし
ておくことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解イオン水生成装置の第1実
施例を示す全体構成図である。
【図2】 本発明による電解イオン水生成装置の第2実
施例を示す全体構成図である。
【図3】 図2に示した電解イオン水生成装置の使用状
態を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10…貯水タンク、30…電解槽、32,33…電極、
34,35…電極室、36…隔膜、37,38…排出
管、37a,38a…イオン水貯溜タンク部、40,5
0…イオン水貯溜タンク、110…電極切換器、120
…電源回路、100…制御装置、P1…電動ポンプ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水又は食塩水等の原水を貯溜する貯水タ
    ンクと、隔膜を介して形成した一対の電極室内に互いに
    対向して設けた一対の電極を備えて、その底部内面が前
    記貯水タンク内にて所定水位に貯えられた原水の水面と
    同レベル又は上方に位置し、前記電極室の下部から流入
    した原水の電解処理により生成された電解イオン水が同
    電極室の上部から流出するように配置した電解槽と、前
    記貯水タンクの原水を前記電解槽の両電極室に供給する
    電動ポンプと、電源回路から前記両電極に印加される直
    流電圧の正逆を切り換える電極切換手段を備えた電解イ
    オン水生成装置において、 前記各電極室の上部にその下端部をそれぞれ接続して立
    ち上げられ前記貯水タンクに貯溜される原水の水面より
    上方にてその上端開口を大気に解放した一対の排出管
    と、 前記電動ポンプを駆動状態に維持して前記電解槽の両電
    極室にて電解イオン水を生成するとき前記電極切換手段
    を制御して前記電極に印加される直流電圧を正電状態に
    維持し、前記電動ポンプの停止によって前記両排出管内
    に残留した電解イオン水が前記両電極室を通して前記貯
    水タンク内に逆流するとき前記電極切換手段を制御して
    前記電極に印加される直流電圧を逆電状態に切り換える
    制御手段とを設けたことを特徴とする 電解イオン水生成
    装置。
  2. 【請求項2】前記電解槽の上方に一対のイオン水貯溜タ
    ンクを配置して、これらのイオン水貯溜タンク内に前記
    排出管をそれぞれ延出して、各イオン水貯溜タンク内に
    所要量の電解イオン水が貯えられるように同排出管の各
    上端開口を大気に解放したことを特徴とする請求項1に
    記載の電解イオン水生成装置。
  3. 【請求項3】 前記両排出管の中間部に電解イオン水を
    貯えるイオン水貯溜タンクをそれぞれ形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の電解イオン水生成装置。
  4. 【請求項4】 前記電解槽にて生成される酸性イオン水
    のPHが3〜6であることを請求項1に記載の電解イオ
    ン水生成装置。
JP01743294A 1994-02-14 1994-02-14 電解イオン水生成装置 Expired - Fee Related JP3426323B2 (ja)

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