JP3421127B2 - 電解イオン水生成装置 - Google Patents

電解イオン水生成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水または食塩水等の原
水を電気分解して酸性イオン水とアルカリ性イオン水を
生成する電解イオン水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置においては、両電極に印加
される直流電圧の正逆を切り換えないで正電状態にて長
時間使用していると、マイナス側電極の表面にカルシウ
ム,ナトリウム等が層状に付着して通電率を低下させ、
所望の電解イオン水が得られなくなる。かかる問題は、
例えば実公平2−7675号公報に示されているよう
に、電解槽への給水停止と同時に両電極に印加される直
流電圧の正逆を切り換えて逆電状態とし、電解槽の残水
が排出されるまで逆電洗浄する(上記した付着物を電極
から剥離させる)ことにより解消することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報の電解イオン水生成装置においては、電解槽への給水
停止から電解槽の残水が排出されるまでの時間に逆電洗
浄が行われるものであり、残水の排水に伴って電極が順
次露呈するため、逆電洗浄を十分に行うことができな
い。また、逆電洗浄の初期においては正電圧から負電圧
に切り換えられた電極にこれを収容する電極室に残存し
ている水素イオンが吸着されて、同電極にて水素脆性反
応が生じ同電極が損傷を受けることがある。本発明は、
上記した問題に対処すべくなされたものであり、その目
的は電極での水素脆性反応を抑制しつつ逆電洗浄を十分
に行い得る電解イオン水生成装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該電解イオン水生成装置
を、水または食塩水等の原水を貯溜する貯水タンクと、
第1及び第2の電極を内部に対向配設するとともにこれ
ら両電極間に隔膜を配設して各電極を収容する第1及び
第2の電極室を形成しこれら両電極室に原水が流入・流
出するようにした電解槽と、前記貯水タンクの原水を接
続管を通して前記電解槽の両電極室に圧送する電動ポン
プと、前記貯水タンクの水面より上方に立ち上がる立上
部と大気に連通可能な開口を有して前記第1の電極室に
接続され同電極室にて生成された電解イオン水を排出す
る第1排出管と、前記貯水タンクの水面より上方に立ち
上がる立上部と大気に連通可能な開口を有して前記第2
の電極室に接続され同電極室にて生成された電解イオン
水を排出する第2排出管と、電源回路から前記両電極に
印加される直流電圧の正逆を切り換える電極切換手段
と、前記電動ポンプ及び前記電極切換手段の作動並びに
前記電源回路から前記両電極に印加される直流電圧を制
御して、生成運転時に前記直流電圧を所定値に維持し前
記電動ポンプを駆動状態に維持し前記電極切換手段を正
電状態に維持するとともに、運転停止時に停止信号によ
って前記直流電圧をゼロまたは微小値にしかつ前記電動
ポンプを設定時間継続駆動させたのち停止させ、その後
に前記電極切換手段を逆電状態に切り換えまた前記直流
電圧を所定値にして設定時間維持する作動制御手段を備
える構成とした。この場合において、前記接続管とし
て、前記貯水タンクに接続される基部が1本で前記各電
極室に接続される先端部が2本に分岐された接続管を採
用し、この接続管の基部に前記電動ポンプを介装するの
が望ましい。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による電解イオン水生成装
置においては、生成運転時、作動制御手段によって電源
回路から電解槽の両電極に印加される直流電圧が所定値
に維持され、電動ポンプが駆動状態に維持され、電極切
換手段が正電状態に維持されるため、貯水タンク内の原
水が接続管を通して電解槽の両電極室に供給されるとと
もに、電解槽の両電極には電源回路からの直流電圧が正
電状態にて印加される。このため、電動ポンプによって
貯水タンクから電解槽の両電極室に供給された原水は電
解槽内で電気分解されて、プラス側電極の電極室からは
水素イオンが増加した所定PHの酸性イオン水が生成排
出され、またマイナス側電極の電極室からは水酸イオン
が増加した所定PHのアルカリ性イオン水が生成排出さ
れ、各イオン水が各排出管を通して所望の箇所に導かれ
る。
【0006】また、運転停止時には、停止信号により作
動制御手段によって直流電圧がゼロまたは微小値にさ
れ、かつ電動ポンプが設定時間継続駆動させたのち停止
され、その後に電極切換手段が逆電状態に切り換えられ
るとともに直流電圧が所定値とされて設定時間維持され
る。このため、電動ポンプが停止されるときには、電解
槽の両電極室は勿論のこと両排出管の立上部にまで未電
解または僅かに電解された原水が圧送される。また、電
動ポンプが停止された後には、各排出管内に残留する残
留水が貯水タンクに向けて逆流する作用と、作動制御手
段によって電極切換手段が逆電状態に切り換えられると
ともに直流電圧が所定値とされる作用によって、各排出
管内に残留する残留水の貯水タンクへの逆流時に逆電洗
浄が行われる。
【0007】ところで、上記した逆電洗浄は各排出管内
に残留する残留水の貯水タンクへの逆流時に行われるも
のであり、両電極全体が水没した状態で行われるため、
また両排出管の立上部を大きくして両排出管内に残留す
る残留水を多くすることにより逆電洗浄時間を長くする
ことができるため、逆電洗浄を十分に行うことができ
る。また、上記した逆電洗浄は未電解または僅かに電解
された原水内での電解反応によって行われるものである
ため、水素イオンが電極に吸着されて生じる水素脆性反
応が抑制され、同電極の損傷が抑制される。
【0008】また、接続管として、貯水タンクに接続さ
れる基部が1本で各電極室に接続される先端部が2本に
分岐された接続管を採用し、この接続管の基部に電動ポ
ンプを介装する構成を採用した場合には、上記した逆電
洗浄によって生成される酸性イオン水とアルカリ性イオ
ン水が接続管の基部にて合流混合して中性化され、これ
が電動ポンプを介して貯水タンクに戻る。したがって、
電動ポンプに耐触性は要求されず、安価な一般的な電動
ポンプを使用することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による電解イオン水生成装置を
示していて、この電解イオン水生成装置は原水(水道
水)を所要量貯える貯水タンク10を備えている。貯水
タンク10は、制御装置100に接続された水位センサ
11(上限水位と下限水位を検出するもの)を内部に備
えていて、この水位センサ11からの信号により給水管
19(水道に接続されている)に設けた電磁開閉弁V1
が開閉されて貯水タンク10内の水位が所定の範囲に維
持されるように構成されている。また、貯水タンク10
にはオーバーフローパイプ12が設けられるとともに、
電解槽30の両流入口31a,31bに分岐して接続さ
れる接続管13が取付けられており、接続管13には制
御装置100によって作動を制御される電動ポンプP1
と手動で調整可能な流量調整バルブV2,V3がそれぞ
れ介装されていて、略同量の原水が接続管13を通して
電解槽30の両流入口31a,31bに供給されるよう
に構成されている。
【0010】電解槽30は、一対の流入口31a,31
bを下部に有しかつ一対の流出口31c,31dを上部
に有する樹脂製(過熱によって変形する)の槽本体31
と、この槽本体31内に対向配設した一対の電極32,
33と、これら両電極32,33間に配設されて各電極
32,33を収容する各電極室34,35を形成する隔
膜36によって構成されていて、各電極32,33とし
てはチタン基材の表面に白金メッキ或いは白金イリジウ
ムを焼成してなるものが採用され、また左方の電極室3
4には流入口31aと流出口31cが連通し、右方の電
極室35には流入口31bと流出口31dが連通してい
る。
【0011】また、各流出口31c,31dには各排出
管37,38が接続されていて、各排出管37,38は
上方に立ち上がる立上部37a,38aを有して図2に
て示したように各イオン水の使用場所であるシンクTの
配設位置まで延出配管されており、各排出管37,38
の立上部37a,38aには貯溜タンク部37b,38
bが形成されている。また、各排出管37,38の中間
部位に設けた各立上部37a,38aは上端が各通気細
管37c,38cを通して大気に連通開口していて、各
排出管37,38の流出端部がシンクT内にて水没して
も、不具合(例えば、当該装置の停止時におけるサイフ
ォン現象の発生)が生じないように機能する。また、本
実施例においては、電解槽30の底部が貯水タンク10
に設けたオーバーフローパイプ12の上端より所定量L
1上方に位置するように配置されていて、図示のごとき
当該装置の停止時には各排出管37,38および電解槽
30内に水が溜まらない構成となっている。
【0012】各電極32,33は電極切換器110を介
して電源回路120に接続されている。電極切換器11
0は、制御装置100からの信号に応じて両電極32,
33に印加される直流電圧の正逆を切り換えるものであ
り、図1の仮想線で示した状態にて制御装置100から
正電信号を受けたとき実線の状態に切り替わって電源回
路120のマイナス電極を電極32に接続するとともに
プラス電極を電極33に接続し、また図1の実線で示し
た状態にて制御装置100から逆電信号を受けたときに
仮想線の状態に切り替わって電源回路120のマイナス
電極を電極33に接続するとともにプラス電極を電極3
2に接続するようになっている。電源回路120は交流
電圧を所定値の直流電圧に変換するものであり、制御装
置100からOFF信号を受けたときにはマイナス電極
とプラス電極間の直流電圧がゼロとなるように、また制
御装置100からON信号を受けたときにはマイナス電
極とプラス電極間に所定値の直流電圧が印加されるよう
になっている。
【0013】制御装置100は、図2に示したようにシ
ンクTに近接して配設した起動スイッチ101と停止ス
イッチ102の各操作と水位センサ11からの信号に基
づいて電磁開閉弁V1、電動ポンプP1、電極切換器1
10、電源回路120等の作動を制御するようになって
おり、各スイッチ101,102を操作することにより
以下に説明する作動が得られるようになっている。
【0014】上記のように構成した本実施例において
は、起動スイッチ101が操作されると、制御装置10
0が電動ポンプP1と電極切換器110と電源回路12
0を制御し、電動ポンプP1が駆動されるとともに、電
極切換器110が実線状態に維持され電源回路120が
ON信号を受けてマイナス電極とプラス電極間に所定値
Aの直流電圧が印加されて電解槽30の両電極32,3
3に正電状態にて直流電圧が印加される(図3のT1参
照)。
【0015】このため、貯水タンク10内の原水が電動
ポンプP1と接続管13と各流量調整バルブV2,V3
を通して電解槽30の各電極室34,35に供給される
とともに、原水が電解槽30内で電気分解されて、マイ
ナス側電極32の電極室34からは水酸イオンが増加し
た所定PHのアルカリ性イオン水が排出管37を通して
シンクTに導かれ、またプラス側電極33の電極室35
からは水素イオンが増加した所定PHの酸性イオン水が
排出管38を通してシンクTに導かれる。
【0016】上記した正電圧印加によるイオン水生成作
動により貯水タンク10内の水位が設定範囲の下限に達
すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制御装
置100から電磁開閉弁V1に開弁信号が出力され、電
磁開閉弁V1が開かれて水道水が給水管19を通して貯
水タンク10に補給される。かかる水道水の補給により
貯水タンク10内の水位が設定範囲の上限に達すると、
水位センサ11が作動しこれに基づいて制御装置100
から電磁開閉弁V1に閉弁信号が出力され、電磁開閉弁
V1が閉じられ水道水の補給が止まる。
【0017】また、停止スイッチ102が操作される
と、これに基づいて制御装置100が電動ポンプP1と
電極切換器110と電源回路120を制御し、電源回路
120が制御装置100からOFF信号を受けてマイナ
ス電極とプラス電極間の直流電圧をゼロとした状態で電
動ポンプP1の駆動が設定時間(図3のT2〜T3)維
持され、設定時間後に電動ポンプP1が停止されるとと
もに、電極切換器110にて電極の接続が実線状態から
仮想線状態に切り換えられて電解槽30の電極32が電
源回路120のプラス電極に接続されるとともに電極3
3がマイナス電極に接続され、また電源回路120が制
御装置100からON信号を受けてマイナス電極とプラ
ス電極間に所定値の直流電圧が印加されて、電解槽30
の両電極32,33に逆電状態にて直流電圧が印加され
る(図3のT3参照)。この状態は制御装置100によ
り電動ポンプP1の停止後設定時間(図3のT3〜T
4)維持され、その設定時間の経過時には電源回路12
0が制御装置100からOFF信号を受けてマイナス電
極とプラス電極間の直流電圧をゼロとした後、制御装置
100により電極切換器110にて電極の接続が仮想線
状態から実線状態に切り換えられて電解槽30の電極3
2が電源回路120のマイナス電極に接続されるととも
に電極33がプラス電極に接続される。
【0018】このため、停止スイッチ102が操作され
た時点(図3のT2)から電動ポンプP1が停止される
時点(図3のT3)までに電解槽30と各排出管37,
38内には未電解の原水が圧送され、その後に各排出管
37,38に残留する残留水が各電極室34,35に落
差により自動的に供給される逆流状態にて、いわゆる逆
電洗浄がなされ電極32からカルシウム,ナトリウム等
付着物が剥離されて逆流水とともに接続管13と電動ポ
ンプP1を通して貯水タンク10に向けて電解槽30外
に排出される。
【0019】ところで、上記した逆電洗浄は各排出管3
7,38内に残留する残留水の貯水タンク10に向かう
逆流時に行われるものであり、電極32,33全体が水
没した状態で行われるため、また各排出管37,38の
立上部37a,38aに形成した各貯溜タンク部37
b,38bに残留する残留水を利用するものであるため
逆電洗浄時間を長くすることができ、電極室34内の電
極32の逆電洗浄を十分に行うことができる。また、上
記した逆電洗浄は未電解の原水内での電解反応によって
行われるものであるため、水素イオンが電極33に吸着
されて生じる水素脆性反応が抑制され、同電極33の損
傷が抑制される。また、本実施例においては、上記した
逆電洗浄によって生成される酸性イオン水とアルカリ性
イオン水が接続管13の基部にて合流混合して中性化さ
れ、これが電動ポンプP1を介して貯水タンク10に戻
る。したがって、電動ポンプP1に耐触性は要求され
ず、安価な一般的な電動ポンプを使用することができ
る。
【0020】なお、上記した設定時間(逆電洗浄時間)
は、上記した逆流水の発生する時間(図3のT3〜T
5)を基にして設定されていて、本実施例においては逆
流水を生じさせる水面が各貯溜タンク部37b,38b
の下端に下降した時点で逆電洗浄が終了するように設定
されている。このため、本実施例においては、逆流終了
時に接続管13の両分岐部には未電解の水が溜まること
となり、次回の生成運転開始時に電極32が水素イオン
と反応することがない。また、本実施例においては、電
解槽30の底部が貯水タンク10に設けたオーバーフロ
ーパイプ12の上端より所定量L1上方に位置するよう
に配置されているため、逆流の終了時に電解槽30内か
ら水を完全に排出することができて、仮に逆電洗浄終了
後に電解槽30の両電極が逆電状態にて印加されること
があっても、両電極32,33間を電流は流れず止水状
態での通電による電解槽30の過熱は発生しない。
【0021】上記実施例においては、生成運転の停止時
(図3のT2)から逆電洗浄の開始時(図3のT3)ま
での間に電極32,33への印加電圧をゼロとしたが、
図3の仮想線にて示したように、生成運転の停止時から
逆電洗浄の開始時までの間に電極32,33に微小電圧
を印加して本発明を実施することも可能である。また、
上記実施例においては、各排出管37,38の立上部3
7a,38aに貯溜タンク部37b,38bを形成し
て、上下方向の寸法を小さくしながら十分な逆流水を確
保するようにしたが、立上部37a,38aにて十分な
逆流水を確保することができる場合には貯溜タンク部3
7b,38bを無くして実施することも可能である。ま
た、上記実施例においては、電解槽30の底部が貯水タ
ンク10に設けたオーバーフローパイプ12の上端より
所定量L1上方に位置するように配置したが、接続管1
3の基部がオーバーフローパイプ12の上端と略同位置
となるように配置した場合には、逆電洗浄によって生じ
た各イオン水が接続管13にて全て合流混合して中性化
されるため、逆流水を生じさせる水面が電解槽30の上
端に下降した時点で逆電洗浄が終了するように設定する
ことができ、逆流水を無駄なく利用することができる。
また、上記実施例においては、電動ポンプP1の停止と
略同時に逆電洗浄が開始されるようにしたが、電動ポン
プP1の停止から所定時間遅れて逆電洗浄が開始される
ようにして実施することも可能である。
【0022】また上記実施例においては、水道水を原水
として本発明を実施したが、例えば特開平4−7557
6号公報に示されている装置によって得られる食塩水を
原水として本発明を実施することも可能である。また、
上記実施例において分岐した接続管13と単一の電動ポ
ンプP1により電解槽30の各電極室34,35に原水
がそれぞれ供給されるように構成して本発明を実施した
が、一対の接続管とこれら各接続管にそれぞれ介装した
電動ポンプにより電解槽30の各電極室34,35に原
水がそれぞれ供給されるように構成して本発明を実施す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解イオン水生成装置の一実施
例を示す全体構成図である。
【図2】 図1に示した電解イオン水生成装置の使用状
態を概略的に示す図である。
【図3】 図1及び図2に示した電解イオン水生成装置
の作動説明図である。
【符号の説明】
10…貯水タンク、13…接続管、30…電解槽、3
2,33…電極、34,35…電極室、36…隔膜、3
7…第1排出管、38…第2排出管、37a,38a…
立上部、110…電極切換器、120…電源回路、10
0…制御装置、P1…電動ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水または食塩水等の原水を貯溜する貯水
    タンクと、第1及び第2の電極を内部に対向配設すると
    ともにこれら両電極間に隔膜を配設して各電極を収容す
    る第1及び第2の電極室を形成しこれら両電極室に原水
    が流入・流出するようにした電解槽と、前記貯水タンク
    の原水を接続管を通して前記電解槽の両電極室に圧送す
    る電動ポンプと、前記貯水タンクの水面より上方に立ち
    上がる立上部と大気に連通可能な開口を有して前記第1
    の電極室に接続され同電極室にて生成された電解イオン
    水を排出する第1排出管と、前記貯水タンクの水面より
    上方に立ち上がる立上部と大気に連通可能な開口を有し
    て前記第2の電極室に接続され同電極室にて生成された
    電解イオン水を排出する第2排出管と、電源回路から前
    記両電極に印加される直流電圧の正逆を切り換える電極
    切換手段と、前記電動ポンプ及び前記電極切換手段の作
    動並びに前記電源回路から前記両電極に印加される直流
    電圧を制御して、生成運転時に前記直流電圧を所定値に
    維持し前記電動ポンプを駆動状態に維持し前記電極切換
    手段を正電状態に維持するとともに、運転停止時に停止
    信号によって前記直流電圧をゼロまたは微小値にしかつ
    前記電動ポンプを設定時間継続駆動させたのち停止さ
    せ、その後に前記電極切換手段を逆電状態に切り換えま
    た前記直流電圧を所定値にして設定時間維持する作動制
    御手段を備えた電解イオン水生成装置。
  2. 【請求項2】 前記接続管として、前記貯水タンクに接
    続される基部が1本で前記各電極室に接続される先端部
    が2本に分岐された接続管を採用し、この接続管の基部
    に前記電動ポンプを介装したことを特徴とする請求項1
    に記載の電解イオン水生成装置。
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