JP3513207B2 - 電解イオン水生成装置 - Google Patents
電解イオン水生成装置Info
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- JP3513207B2 JP3513207B2 JP05082794A JP5082794A JP3513207B2 JP 3513207 B2 JP3513207 B2 JP 3513207B2 JP 05082794 A JP05082794 A JP 05082794A JP 5082794 A JP5082794 A JP 5082794A JP 3513207 B2 JP3513207 B2 JP 3513207B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原水を電解槽にて電気
分解して酸性イオン水とアルカリ性イオン水を生成する
電解イオン水生成装置に関する。
分解して酸性イオン水とアルカリ性イオン水を生成する
電解イオン水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解イオン水生成装置の一つとして、供
給される原水を電解槽にてアルカリ性イオン水と酸性イ
オン水に電気分解して各導管を通してそれぞれ送出する
ようにしたものが、例えば特公平2−7715号公報に
示されている。この公報の電解イオン水生成装置におい
ては、電解槽に原水を供給する給水管に給水圧で駆動さ
れるダイアフラムとこのダイアフラムの動きに連動する
スイッチを設けて、電解槽への給水の有無が検出できる
ようになっている。
給される原水を電解槽にてアルカリ性イオン水と酸性イ
オン水に電気分解して各導管を通してそれぞれ送出する
ようにしたものが、例えば特公平2−7715号公報に
示されている。この公報の電解イオン水生成装置におい
ては、電解槽に原水を供給する給水管に給水圧で駆動さ
れるダイアフラムとこのダイアフラムの動きに連動する
スイッチを設けて、電解槽への給水の有無が検出できる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電解イオン水生成装置
の電解槽にて生成されるアルカリ性イオン水には、カル
シウム、シリカ等のイオンが多く含まれていて、これが
注出導管の内壁に付着堆積してアルカリ性イオン水の注
出導管を塞ぐ場合がある。この場合、電解槽に供給され
る被処理水の殆どが酸性イオン水側の注出導管に流れて
電解槽にて正常な電解が行われなくなる。然るに、上記
の特許公報に示されたダイアフラムとスイッチからなる
水流検出手段によっては電解槽内にて被処理水が正常に
電解されているか否かを検出することはできない。
の電解槽にて生成されるアルカリ性イオン水には、カル
シウム、シリカ等のイオンが多く含まれていて、これが
注出導管の内壁に付着堆積してアルカリ性イオン水の注
出導管を塞ぐ場合がある。この場合、電解槽に供給され
る被処理水の殆どが酸性イオン水側の注出導管に流れて
電解槽にて正常な電解が行われなくなる。然るに、上記
の特許公報に示されたダイアフラムとスイッチからなる
水流検出手段によっては電解槽内にて被処理水が正常に
電解されているか否かを検出することはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題に
対処しようとするもので、その目的は、電解槽から各注
出導管を通してアルカリ性イオン水と酸性イオン水が導
出されていることを的確に確認できる電解イオン水生成
装置を提供することにある。この目的を達成するため、
本発明は、供給される原水を電解槽にてアルカリ性イオ
ン水と酸性イオン水に電気分解して各注出導管を通して
導出するようにした電解イオン水生成装置において、前
記両注出導管の少なくともアルカリ性イオン水を導出す
る注出導管の端部を上方に向けて開口させ、同注出導管
の上端開口部から溢れ出る水流を検出する水流検出手段
を設けて、前記電解槽内に配設した一対の電極に直流電
圧が印加された後に設定時間が経過しても前記水流検出
手段が作動しないときには同電極への電圧印加を停止す
る手段を備えた制御装置を設けたことを特徴とする電解
イオン水生成装置を提供するものである。本発明による
電解イオン水生成装置は、その実施あたって、前記水流
検出手段として、前記注出導管の上端開口部から溢れ出
るアルカリ性イオン水の水面上に浮かぶフロートを上下
動可能に支持する支持体に設けたフロートスイッチを採
用することが望ましい。
対処しようとするもので、その目的は、電解槽から各注
出導管を通してアルカリ性イオン水と酸性イオン水が導
出されていることを的確に確認できる電解イオン水生成
装置を提供することにある。この目的を達成するため、
本発明は、供給される原水を電解槽にてアルカリ性イオ
ン水と酸性イオン水に電気分解して各注出導管を通して
導出するようにした電解イオン水生成装置において、前
記両注出導管の少なくともアルカリ性イオン水を導出す
る注出導管の端部を上方に向けて開口させ、同注出導管
の上端開口部から溢れ出る水流を検出する水流検出手段
を設けて、前記電解槽内に配設した一対の電極に直流電
圧が印加された後に設定時間が経過しても前記水流検出
手段が作動しないときには同電極への電圧印加を停止す
る手段を備えた制御装置を設けたことを特徴とする電解
イオン水生成装置を提供するものである。本発明による
電解イオン水生成装置は、その実施あたって、前記水流
検出手段として、前記注出導管の上端開口部から溢れ出
るアルカリ性イオン水の水面上に浮かぶフロートを上下
動可能に支持する支持体に設けたフロートスイッチを採
用することが望ましい。
【0005】
【発明の作用効果】上記のように構成した本発明による
電解イオン水生成装置においては、電解槽にて生成され
たアルカリ性イオン水と酸性イオン水が各注出導管を通
して導出され、両注出導管の少なくともアルカリ性イオ
ン水を導く注出導管にて上記の水流検出手段によりアル
カリ性イオン水の水流を検出することができる。ところ
で、アルカリ性イオン水を導く導管は、アルカリ性イオ
ン水に多く含まれているカルシウム、シリカ等のイオン
が内壁に付着堆積して塞がれやすいものであり、かかる
導管をアルカリ性イオン水が流れているということは、
他方の導管を酸性イオン水が流れていると予測できるも
のであり、アルカリ性イオン水を導く導管にのみ水流検
出手段を設けて実施しても、電解槽にて電解が正常に行
われているか否かを予測検出することができる。また、
両導管に水流検出手段をそれぞれ設けた場合には、電解
が正常に行われているか否かを確実に検出することがで
きることは勿論のこと、各導管の損傷(水漏れ等)を的
確に検出することもできる。
電解イオン水生成装置においては、電解槽にて生成され
たアルカリ性イオン水と酸性イオン水が各注出導管を通
して導出され、両注出導管の少なくともアルカリ性イオ
ン水を導く注出導管にて上記の水流検出手段によりアル
カリ性イオン水の水流を検出することができる。ところ
で、アルカリ性イオン水を導く導管は、アルカリ性イオ
ン水に多く含まれているカルシウム、シリカ等のイオン
が内壁に付着堆積して塞がれやすいものであり、かかる
導管をアルカリ性イオン水が流れているということは、
他方の導管を酸性イオン水が流れていると予測できるも
のであり、アルカリ性イオン水を導く導管にのみ水流検
出手段を設けて実施しても、電解槽にて電解が正常に行
われているか否かを予測検出することができる。また、
両導管に水流検出手段をそれぞれ設けた場合には、電解
が正常に行われているか否かを確実に検出することがで
きることは勿論のこと、各導管の損傷(水漏れ等)を的
確に検出することもできる。
【0006】また、注出導管の端部を上方に向けて空間
に開口させ、同注出導管の上端開口部から溢れ出る水流
を検出するようにした場合には、注出導管の端部を水流
検出容器として利用することができて、当該水流検出手
段をシンプルかつ安価に構成することができる。また、
上記の水流検出手段として、前記注出導管の上端開口部
から溢れ出るアルカリ性イオン水の水面上に浮かぶフロ
ートを上下動可能に支持する支持体に設けたフロートス
イッチを採用した場合には、イオン水と接触するのはフ
ロートであり、フロートを上下動可能に支持する支持体
にはイオン水が付着しないため、支持体へのイオン水の
付着によってフロートの上下動が阻害されることはな
く、フロートの上下動が長期間安定して得られる。
に開口させ、同注出導管の上端開口部から溢れ出る水流
を検出するようにした場合には、注出導管の端部を水流
検出容器として利用することができて、当該水流検出手
段をシンプルかつ安価に構成することができる。また、
上記の水流検出手段として、前記注出導管の上端開口部
から溢れ出るアルカリ性イオン水の水面上に浮かぶフロ
ートを上下動可能に支持する支持体に設けたフロートス
イッチを採用した場合には、イオン水と接触するのはフ
ロートであり、フロートを上下動可能に支持する支持体
にはイオン水が付着しないため、支持体へのイオン水の
付着によってフロートの上下動が阻害されることはな
く、フロートの上下動が長期間安定して得られる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による電解イオン水生成装置を
示していて、この電解イオン水生成装置は原水(水道
水)を所要量貯える貯水タンク10を備えている。貯水
タンク10は、制御装置100に接続された水位センサ
11(上限水位と下限水位を検出するもの)を内部に備
えていて、この水位センサ11からの信号により給水管
19に設けた電磁開閉弁V1が開閉されて貯水タンク1
0内の水位が所定の範囲に維持されるように構成されて
いる。また、貯水タンク10にはオーバーフローパイプ
12が設けられるとともに、電解槽30の両流入口31
a,31bに分岐して接続される接続管13が取付けら
れていて、接続管13には制御装置100によって作動
を制御される電動ポンプP1と手動で調整可能な流量調
整バルブV2,V3がそれぞれ介装されていて、略同量
の原水が接続管13を通して電解槽30の両流入口31
a,31bに供給されるように構成されている。また、
貯水タンク10には同タンク内の原水に混入している炭
酸(電解性能を阻害するもの)を除去するための循環撹
拌電動ポンプP2とパイプ14が取付けられるとともに
電動吸引ファン15が上蓋10a(気密的かつ脱着可能
に取付けられている)に取付けられていて、電動ポンプ
P2と電動吸引ファン15は所定の周期で同時に駆動さ
れるように構成されている。また、給水管19は浄水器
18を介して水道(図示省略)に接続されている。な
お、水道水に含まれる炭酸が少ない場合には、循環撹拌
電動ポンプP2とパイプ14と電動吸引ファン15を省
略して実施する。
説明する。図1は本発明による電解イオン水生成装置を
示していて、この電解イオン水生成装置は原水(水道
水)を所要量貯える貯水タンク10を備えている。貯水
タンク10は、制御装置100に接続された水位センサ
11(上限水位と下限水位を検出するもの)を内部に備
えていて、この水位センサ11からの信号により給水管
19に設けた電磁開閉弁V1が開閉されて貯水タンク1
0内の水位が所定の範囲に維持されるように構成されて
いる。また、貯水タンク10にはオーバーフローパイプ
12が設けられるとともに、電解槽30の両流入口31
a,31bに分岐して接続される接続管13が取付けら
れていて、接続管13には制御装置100によって作動
を制御される電動ポンプP1と手動で調整可能な流量調
整バルブV2,V3がそれぞれ介装されていて、略同量
の原水が接続管13を通して電解槽30の両流入口31
a,31bに供給されるように構成されている。また、
貯水タンク10には同タンク内の原水に混入している炭
酸(電解性能を阻害するもの)を除去するための循環撹
拌電動ポンプP2とパイプ14が取付けられるとともに
電動吸引ファン15が上蓋10a(気密的かつ脱着可能
に取付けられている)に取付けられていて、電動ポンプ
P2と電動吸引ファン15は所定の周期で同時に駆動さ
れるように構成されている。また、給水管19は浄水器
18を介して水道(図示省略)に接続されている。な
お、水道水に含まれる炭酸が少ない場合には、循環撹拌
電動ポンプP2とパイプ14と電動吸引ファン15を省
略して実施する。
【0008】電解槽30は、一対の流入口31a,31
bと一対の流出口31c,31dを有する槽本体31
と、この槽本体31内に対向配設した一対の電極32,
33と、これら両電極32,33間に配設されて各電極
32,33を収容する各電極室34,35を形成する隔
膜36によって構成されていて、各電極32,33とし
てはチタン基材の表面に白金メッキ或いは白金イリジウ
ムを焼成してなるものが採用され、また左方の電極室3
4には流入口31aと流出口31cが連通し、右方の電
極室35には流入口31bと流出口31dが連通してい
る。また、各流出口31c,31dには同一径の各導出
管37,38が接続されていて、各導出管37,38は
上端にて上方に配設した各貯溜タンク40,50の底壁
にそれぞれ接続されている。なお、各導出管37,38
は図1では長さが異なるが、実際には略同じ長さに設定
されている。
bと一対の流出口31c,31dを有する槽本体31
と、この槽本体31内に対向配設した一対の電極32,
33と、これら両電極32,33間に配設されて各電極
32,33を収容する各電極室34,35を形成する隔
膜36によって構成されていて、各電極32,33とし
てはチタン基材の表面に白金メッキ或いは白金イリジウ
ムを焼成してなるものが採用され、また左方の電極室3
4には流入口31aと流出口31cが連通し、右方の電
極室35には流入口31bと流出口31dが連通してい
る。また、各流出口31c,31dには同一径の各導出
管37,38が接続されていて、各導出管37,38は
上端にて上方に配設した各貯溜タンク40,50の底壁
にそれぞれ接続されている。なお、各導出管37,38
は図1では長さが異なるが、実際には略同じ長さに設定
されている。
【0009】各電極32,33は電極切換器110を介
して電源回路120に接続されている。電極切換器11
0は、制御装置100からの信号に応じて両電極32,
33に印加される直流電圧の正逆を切り換えるものであ
り、図1の仮想線で示した状態にて制御装置100から
正電信号を受けたとき実線の状態に切り替わって電源回
路120のマイナス電極を電極32に接続するとともに
プラス電極を電極33に接続し、また図1の実線で示し
た状態にて制御装置100から逆電信号を受けたときに
仮想線の状態に切り替わって電源回路120のマイナス
電極を電極33に接続するとともにプラス電極を電極3
2に接続するようになっている。電源回路120は交流
電圧を所定値の直流電圧に変換するものであり、制御装
置100からOFF信号を受けたときにはマイナス電極
とプラス電極間の直流電圧がゼロとなるように、また制
御装置100からON信号を受けたときにはマイナス電
極とプラス電極間に所定値の直流電圧が印加されるよう
になっている。
して電源回路120に接続されている。電極切換器11
0は、制御装置100からの信号に応じて両電極32,
33に印加される直流電圧の正逆を切り換えるものであ
り、図1の仮想線で示した状態にて制御装置100から
正電信号を受けたとき実線の状態に切り替わって電源回
路120のマイナス電極を電極32に接続するとともに
プラス電極を電極33に接続し、また図1の実線で示し
た状態にて制御装置100から逆電信号を受けたときに
仮想線の状態に切り替わって電源回路120のマイナス
電極を電極33に接続するとともにプラス電極を電極3
2に接続するようになっている。電源回路120は交流
電圧を所定値の直流電圧に変換するものであり、制御装
置100からOFF信号を受けたときにはマイナス電極
とプラス電極間の直流電圧がゼロとなるように、また制
御装置100からON信号を受けたときにはマイナス電
極とプラス電極間に所定値の直流電圧が印加されるよう
になっている。
【0010】左方の貯溜タンク40は、アルカリ性イオ
ン水を所要量貯える小容量タンクであり、水位センサ4
1(上限水位と下限水位を検出するもの)とオーバーフ
ローパイプ42(図示省略の排水路に接続されている)
が設けられるとともに手動で開閉可能な排水弁43とオ
ーバーフローパイプ42に接続された排水管44が設け
られている。また、貯溜タンク40には、導出管37よ
り通路径が大径で上端部を貯溜タンク40内の水面下か
ら上部空間R1に向けて突出させてなる大径導管45が
導出管37の上端開口に対応して配設されて導出管37
の上端に連通接続されるとともに、大径導管45の上端
開口に対応してフロートスイッチ46が配設されてい
る。また、貯溜タンク40の底壁には連通管47の一端
が接続されていて、この連通管47は本体90の外側に
取付けた手動で開閉可能な止水弁48と連通管49を通
して補助タンク60に接続されている。
ン水を所要量貯える小容量タンクであり、水位センサ4
1(上限水位と下限水位を検出するもの)とオーバーフ
ローパイプ42(図示省略の排水路に接続されている)
が設けられるとともに手動で開閉可能な排水弁43とオ
ーバーフローパイプ42に接続された排水管44が設け
られている。また、貯溜タンク40には、導出管37よ
り通路径が大径で上端部を貯溜タンク40内の水面下か
ら上部空間R1に向けて突出させてなる大径導管45が
導出管37の上端開口に対応して配設されて導出管37
の上端に連通接続されるとともに、大径導管45の上端
開口に対応してフロートスイッチ46が配設されてい
る。また、貯溜タンク40の底壁には連通管47の一端
が接続されていて、この連通管47は本体90の外側に
取付けた手動で開閉可能な止水弁48と連通管49を通
して補助タンク60に接続されている。
【0011】一方、右方の貯溜タンク50は、酸性イオ
ン水を所要量貯える小容量タンクであり、水位センサ5
1(上限水位と下限水位を検出するもの)とオーバーフ
ローパイプ52(図示省略の排水路に接続されている)
が設けられるとともに手動で開閉可能な排水弁53とオ
ーバーフローパイプ52に接続された排水管54が設け
られている。また、貯溜タンク50には、導出管38よ
り通路径が大径で上端部を貯溜タンク50内の水面下か
ら上部空間R2に向けて突出させてなる大径導管55
(大径導管45と同一径)が導出管38の上端開口に対
応して配設されて導出管38の上端に連通接続されると
ともに、大径導管55の上端開口に対応してフロートス
イッチ56が配設されている。また、貯溜タンク50の
底壁には連通管57の一端が接続されていて、この連通
管57は本体90の外側に取付けた手動で開閉可能な止
水弁58と連通管59を通して補助タンク70に接続さ
れている。
ン水を所要量貯える小容量タンクであり、水位センサ5
1(上限水位と下限水位を検出するもの)とオーバーフ
ローパイプ52(図示省略の排水路に接続されている)
が設けられるとともに手動で開閉可能な排水弁53とオ
ーバーフローパイプ52に接続された排水管54が設け
られている。また、貯溜タンク50には、導出管38よ
り通路径が大径で上端部を貯溜タンク50内の水面下か
ら上部空間R2に向けて突出させてなる大径導管55
(大径導管45と同一径)が導出管38の上端開口に対
応して配設されて導出管38の上端に連通接続されると
ともに、大径導管55の上端開口に対応してフロートス
イッチ56が配設されている。また、貯溜タンク50の
底壁には連通管57の一端が接続されていて、この連通
管57は本体90の外側に取付けた手動で開閉可能な止
水弁58と連通管59を通して補助タンク70に接続さ
れている。
【0012】各貯溜タンク40,50に設けた各水位セ
ンサ41,51と各フロートスイッチ46,56は、各
タンク40,50の上蓋40a,50a(脱着可能で図
示省略の通気孔を有する)に取付けられていて、本体9
0の脱着可能な上蓋90aを外しかつ各タンク40,5
0の上蓋40a,50aを外すことにより、容易に保守
点検できるように構成されている。また、各水位センサ
41,51と各フロートスイッチ46,56は制御装置
100にそれぞれ接続されていて、各水位センサ41,
51と各フロートスイッチ46,56からの信号に基づ
いて電動ポンプP1、電極切換器110、電源回路12
0等の作動が制御されるように構成されている。
ンサ41,51と各フロートスイッチ46,56は、各
タンク40,50の上蓋40a,50a(脱着可能で図
示省略の通気孔を有する)に取付けられていて、本体9
0の脱着可能な上蓋90aを外しかつ各タンク40,5
0の上蓋40a,50aを外すことにより、容易に保守
点検できるように構成されている。また、各水位センサ
41,51と各フロートスイッチ46,56は制御装置
100にそれぞれ接続されていて、各水位センサ41,
51と各フロートスイッチ46,56からの信号に基づ
いて電動ポンプP1、電極切換器110、電源回路12
0等の作動が制御されるように構成されている。
【0013】各フロートスイッチ46,56は、水流検
出センサとして使用されていて、図2にて示したよう
に、各タンク40,50の上蓋40a,50aにナット
Aを用いて固着されて各大径導管45,55より上方に
配置されるステム(支持体)Bと、このステムBに上下
方向へ摺動可能に組付けられてストッパCにより抜け止
めされたホルダDと、このホルダDの下端に固着されて
各イオン水生成時に各大径導管45,55の開口部に形
成される水面上に浮かぶフロートEと、ホルダDの上方
筒部の内周に固着されたマグネット(図示省略)と、ス
テムB内に組付けられてマグネットにより動作されるリ
ードスイッチ(図示省略)と、このリードスイッチに予
め接続されてステムBの外に延び出すリード線Fによっ
て構成されていて、各大径導管45,55の上端部を水
位検出容器として利用しシンプルかつ安価に構成される
とともに、ホルダDとステムBの摺動部には各イオン水
が付着しない構成となっている。また各フロートスイッ
チ46,56においては、各大径導管45,55の上端
にまで各イオン水が上昇してフロートEが浮力と各イオ
ン水の上方への流動力によって図2の位置まで上動した
ときホルダDに固着したマグネットによりリードスイッ
チはONされ、また各イオン水の上昇停止あるいは下動
によってホルダDがストッパCに当たる位置までフロー
トE及びホルダDが下動したときリードスイッチはOF
Fされるようになっている。
出センサとして使用されていて、図2にて示したよう
に、各タンク40,50の上蓋40a,50aにナット
Aを用いて固着されて各大径導管45,55より上方に
配置されるステム(支持体)Bと、このステムBに上下
方向へ摺動可能に組付けられてストッパCにより抜け止
めされたホルダDと、このホルダDの下端に固着されて
各イオン水生成時に各大径導管45,55の開口部に形
成される水面上に浮かぶフロートEと、ホルダDの上方
筒部の内周に固着されたマグネット(図示省略)と、ス
テムB内に組付けられてマグネットにより動作されるリ
ードスイッチ(図示省略)と、このリードスイッチに予
め接続されてステムBの外に延び出すリード線Fによっ
て構成されていて、各大径導管45,55の上端部を水
位検出容器として利用しシンプルかつ安価に構成される
とともに、ホルダDとステムBの摺動部には各イオン水
が付着しない構成となっている。また各フロートスイッ
チ46,56においては、各大径導管45,55の上端
にまで各イオン水が上昇してフロートEが浮力と各イオ
ン水の上方への流動力によって図2の位置まで上動した
ときホルダDに固着したマグネットによりリードスイッ
チはONされ、また各イオン水の上昇停止あるいは下動
によってホルダDがストッパCに当たる位置までフロー
トE及びホルダDが下動したときリードスイッチはOF
Fされるようになっている。
【0014】左方の補助タンク60は、左方の貯溜タン
ク40と同様にアルカリ性イオン水を貯えるものであ
り、上蓋60aに通気孔(図示省略)を有していて、左
方の貯溜タンク40の許容上限水位、すなわちオーバー
フローパイプ42の上端より所要量上方まで貯溜可能と
なるように配置されており、底壁には電動ポンプP3を
介装した供給管61と手動で開閉可能な排水弁62を介
装した排水管63が取付けられている。一方、右方の補
助タンク70は、右方の貯溜タンク50と同様に酸性イ
オン水を貯えるものであり、上蓋70aに通気孔(図示
省略)を有していて、左方の貯溜タンク50の許容上限
水位、すなわちオーバーフローパイプ52の上端より所
要量上方まで貯溜可能となるように配置されており、底
壁には電動ポンプP4を介装した供給管71と手動で開
閉可能な排水弁72を介装した排水管73が取付けられ
ている。各電動ポンプP3,P4は、各供給管61,7
1の供給側端部に設けた各スイッチ(図示省略)に連動
して作動するように構成されている。なお、各電動ポン
プP3,P4と各供給管61,71と各排水弁62,7
2と各排水管63,73は仮想線にて示したように各連
通管49,59に接続することも可能であり、かかる場
合には各補助タンク60,70に設けるポートを単一と
してシンプルな構成とすることができる。
ク40と同様にアルカリ性イオン水を貯えるものであ
り、上蓋60aに通気孔(図示省略)を有していて、左
方の貯溜タンク40の許容上限水位、すなわちオーバー
フローパイプ42の上端より所要量上方まで貯溜可能と
なるように配置されており、底壁には電動ポンプP3を
介装した供給管61と手動で開閉可能な排水弁62を介
装した排水管63が取付けられている。一方、右方の補
助タンク70は、右方の貯溜タンク50と同様に酸性イ
オン水を貯えるものであり、上蓋70aに通気孔(図示
省略)を有していて、左方の貯溜タンク50の許容上限
水位、すなわちオーバーフローパイプ52の上端より所
要量上方まで貯溜可能となるように配置されており、底
壁には電動ポンプP4を介装した供給管71と手動で開
閉可能な排水弁72を介装した排水管73が取付けられ
ている。各電動ポンプP3,P4は、各供給管61,7
1の供給側端部に設けた各スイッチ(図示省略)に連動
して作動するように構成されている。なお、各電動ポン
プP3,P4と各供給管61,71と各排水弁62,7
2と各排水管63,73は仮想線にて示したように各連
通管49,59に接続することも可能であり、かかる場
合には各補助タンク60,70に設けるポートを単一と
してシンプルな構成とすることができる。
【0015】上記のように構成した本実施例において
は、補助タンク60内のアルカリ性イオン水または補助
タンク70内の酸性イオン水が使用により減少して各補
助タンク60,70内の水位が低下すると、各貯溜タン
ク40,50内の水位も同様に低下し、その水位が下限
水位に至ると各水位センサ41,51からの信号に基づ
いて制御装置100が電動ポンプP1と電極切換器11
0と電源回路120を制御し、電動ポンプP1が駆動さ
れるとともに、電極切換器110が実線状態に維持され
電源回路120がON信号を受けてマイナス電極とプラ
ス電極間に所定値の直流電圧が印加されて電解槽30の
両電極32,33に正電圧印加される。
は、補助タンク60内のアルカリ性イオン水または補助
タンク70内の酸性イオン水が使用により減少して各補
助タンク60,70内の水位が低下すると、各貯溜タン
ク40,50内の水位も同様に低下し、その水位が下限
水位に至ると各水位センサ41,51からの信号に基づ
いて制御装置100が電動ポンプP1と電極切換器11
0と電源回路120を制御し、電動ポンプP1が駆動さ
れるとともに、電極切換器110が実線状態に維持され
電源回路120がON信号を受けてマイナス電極とプラ
ス電極間に所定値の直流電圧が印加されて電解槽30の
両電極32,33に正電圧印加される。
【0016】このため、貯水タンク10内の原水が電動
ポンプP1と接続管13と各流量調整バルブV2,V3
を通して電解槽30の各電解室34,35に供給される
とともに、原水が電解槽30内で電気分解されて、マイ
ナス側電極32の電極室34からは水酸イオンが増加し
たアルカリ性イオン水が導出管37と大径導管45を通
して貯溜タンク40内に貯えられ、またプラス側電極3
3の電極室35からは水素イオンが増加した酸性イオン
水が導出管38と大径導管55を通して貯溜タンク50
内に貯えられる。
ポンプP1と接続管13と各流量調整バルブV2,V3
を通して電解槽30の各電解室34,35に供給される
とともに、原水が電解槽30内で電気分解されて、マイ
ナス側電極32の電極室34からは水酸イオンが増加し
たアルカリ性イオン水が導出管37と大径導管45を通
して貯溜タンク40内に貯えられ、またプラス側電極3
3の電極室35からは水素イオンが増加した酸性イオン
水が導出管38と大径導管55を通して貯溜タンク50
内に貯えられる。
【0017】ところで、各大径導管45,55では、各
イオン水の流速が遅くされてゆっくりと上昇し、アルカ
リ性イオン水に含まれる水素ガスと酸性イオン水に含ま
れる酸素ガスが各イオン水から分離されて各大径導管4
5,55の上端から各貯溜タンク40,50の上部空間
R1,R2に放出され、また各イオン水は各大径導管4
5,55の上端開口から溢れて管の周囲を水幕状に流下
し波立ちのない静かな状態で各貯溜タンク40,50内
の各イオン水中に流れ込む。したがって、各貯溜タンク
40,50内の各イオン水の撹拌による劣化が抑制され
る。
イオン水の流速が遅くされてゆっくりと上昇し、アルカ
リ性イオン水に含まれる水素ガスと酸性イオン水に含ま
れる酸素ガスが各イオン水から分離されて各大径導管4
5,55の上端から各貯溜タンク40,50の上部空間
R1,R2に放出され、また各イオン水は各大径導管4
5,55の上端開口から溢れて管の周囲を水幕状に流下
し波立ちのない静かな状態で各貯溜タンク40,50内
の各イオン水中に流れ込む。したがって、各貯溜タンク
40,50内の各イオン水の撹拌による劣化が抑制され
る。
【0018】また、各大径導管45,55の上端開口か
ら各貯溜タンク40,50内に流れる水流は各フロート
スイッチ46,56により検出され、電動ポンプP1が
駆動を開始されかつ両電極32,33への正電圧印加が
開始された後、設定時間経過しても両フロートスイッチ
46,56が作動しない場合には、両イオン水が正常に
流れていないと判断して制御装置100が電動ポンプP
1の駆動を停止させるとともに両電極32,33への正
電圧印加を停止させるようになっている。なお、両イオ
ン水が正常に流れていない原因としては、例えば導管3
7,45の内壁にカルシウム、シリカ等のイオンが付着
堆積して管路を狭くしたこと、或いは各導管37,45
または38,55で損傷(水漏れ等)が生じたこと等が
挙げられる。
ら各貯溜タンク40,50内に流れる水流は各フロート
スイッチ46,56により検出され、電動ポンプP1が
駆動を開始されかつ両電極32,33への正電圧印加が
開始された後、設定時間経過しても両フロートスイッチ
46,56が作動しない場合には、両イオン水が正常に
流れていないと判断して制御装置100が電動ポンプP
1の駆動を停止させるとともに両電極32,33への正
電圧印加を停止させるようになっている。なお、両イオ
ン水が正常に流れていない原因としては、例えば導管3
7,45の内壁にカルシウム、シリカ等のイオンが付着
堆積して管路を狭くしたこと、或いは各導管37,45
または38,55で損傷(水漏れ等)が生じたこと等が
挙げられる。
【0019】上記した正電圧印加によるイオン水生成作
動により貯水タンク10内の水位が設定範囲の下限に達
すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制御装
置100から電磁開閉弁V1に開弁信号が出力され、電
磁開閉弁V1が開かれて水道水が浄水器18と給水管1
9を通して貯水タンク10に補給される。かかる水道水
の補給により貯水タンク10内の水位が設定範囲の上限
に達すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制
御装置100から電磁開閉弁V1に閉弁信号が出力さ
れ、電磁開閉弁V1が閉じられ水道水の補給が止まる。
動により貯水タンク10内の水位が設定範囲の下限に達
すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制御装
置100から電磁開閉弁V1に開弁信号が出力され、電
磁開閉弁V1が開かれて水道水が浄水器18と給水管1
9を通して貯水タンク10に補給される。かかる水道水
の補給により貯水タンク10内の水位が設定範囲の上限
に達すると、水位センサ11が作動しこれに基づいて制
御装置100から電磁開閉弁V1に閉弁信号が出力さ
れ、電磁開閉弁V1が閉じられ水道水の補給が止まる。
【0020】また、上記した正電圧印加によるイオン水
生成作動により両方の貯溜タンク40,50内の水位が
設定範囲の上限に達して両水位センサ41,51が作動
すると、これに基づいて制御装置100が両電極32,
33への正電圧印加を停止させるものの、電動ポンプP
1の駆動を所定時間維持した後に停止させる。このた
め、電動ポンプP1が停止するときには各大径導管4
5,55の上端部位にまで電気分解されていない原水が
供給されることとなる。ところで、電動ポンプP1の停
止後には、制御装置100により電極切換器110にて
電極の接続が実線状態から仮想線状態に切り換えられて
電解槽30の電極32が電源回路60のプラス電極に接
続されるとともに電極33がマイナス電極に接続され、
また電源回路120が制御装置100からON信号を受
けてマイナス電極とプラス電極間に所定値の直流電圧が
所定時間印加されて、電解槽30の両電極32,33に
逆電圧印加され、各大径導管45,55と各導出管3
7,38から各電極室34,35に落差により原水が自
動的に供給される状態にて、いわゆる逆電洗浄がなされ
電極32からカルシウム,ナトリウム等付着物が剥離さ
れて原水とともに貯水タンク10に向けて電解槽30外
に排出される。なお、上記した電動ポンプP1の停止後
所定時間経過したときには、制御装置100により電源
回路120のマイナス電極とプラス電極間の直流電圧が
ゼロとされるとともに電極切換器110にて電極の接続
が仮想線状態から実線状態に切り換えられて電解槽30
の電極32が電源回路60のプラス電極に接続されると
ともに電極33がマイナス電極に接続され、再作動に備
える。
生成作動により両方の貯溜タンク40,50内の水位が
設定範囲の上限に達して両水位センサ41,51が作動
すると、これに基づいて制御装置100が両電極32,
33への正電圧印加を停止させるものの、電動ポンプP
1の駆動を所定時間維持した後に停止させる。このた
め、電動ポンプP1が停止するときには各大径導管4
5,55の上端部位にまで電気分解されていない原水が
供給されることとなる。ところで、電動ポンプP1の停
止後には、制御装置100により電極切換器110にて
電極の接続が実線状態から仮想線状態に切り換えられて
電解槽30の電極32が電源回路60のプラス電極に接
続されるとともに電極33がマイナス電極に接続され、
また電源回路120が制御装置100からON信号を受
けてマイナス電極とプラス電極間に所定値の直流電圧が
所定時間印加されて、電解槽30の両電極32,33に
逆電圧印加され、各大径導管45,55と各導出管3
7,38から各電極室34,35に落差により原水が自
動的に供給される状態にて、いわゆる逆電洗浄がなされ
電極32からカルシウム,ナトリウム等付着物が剥離さ
れて原水とともに貯水タンク10に向けて電解槽30外
に排出される。なお、上記した電動ポンプP1の停止後
所定時間経過したときには、制御装置100により電源
回路120のマイナス電極とプラス電極間の直流電圧が
ゼロとされるとともに電極切換器110にて電極の接続
が仮想線状態から実線状態に切り換えられて電解槽30
の電極32が電源回路60のプラス電極に接続されると
ともに電極33がマイナス電極に接続され、再作動に備
える。
【0021】ところで、本実施例においては、水位セン
サ41,51を内部に設けた各貯溜タンク40,50を
小容量タンクとし、貯溜タンク40,50の許容上限水
位より上方まで貯溜可能な補助タンク60,70を貯溜
タンク40,50に連通管47、49,57、59を通
して連通させたため、本体90内に貯溜タンク40,5
0をコンパクトに収納することができるとともに、貯溜
タンク40,50に設けた水位センサ41,51によっ
て補助タンク60,70の水位も同時に検出できる。し
たがって、本体90の外に配設される補助タンク60,
70に水位検出手段を設ける必要がなく、補助タンク6
0,70は何の制約もなく用途に応じて任意の容量に設
定でき、必要に応じて追加の補助タンクを容易に増設す
ることができて、製作性が極めて良い。
サ41,51を内部に設けた各貯溜タンク40,50を
小容量タンクとし、貯溜タンク40,50の許容上限水
位より上方まで貯溜可能な補助タンク60,70を貯溜
タンク40,50に連通管47、49,57、59を通
して連通させたため、本体90内に貯溜タンク40,5
0をコンパクトに収納することができるとともに、貯溜
タンク40,50に設けた水位センサ41,51によっ
て補助タンク60,70の水位も同時に検出できる。し
たがって、本体90の外に配設される補助タンク60,
70に水位検出手段を設ける必要がなく、補助タンク6
0,70は何の制約もなく用途に応じて任意の容量に設
定でき、必要に応じて追加の補助タンクを容易に増設す
ることができて、製作性が極めて良い。
【0022】また、本実施例においては、貯溜タンク4
0,50に排水弁43,53と排水管44,54を設け
て貯溜水を全排水可能とし、補助タンク60,70と貯
溜タンク40,50との連通管47、49,57、59
に止水弁48,58を介装し、止水弁48,58より補
助タンク側に供給管61,71を設けたため、止水弁4
8,58を止めることにより補助タンク60,70内の
貯溜水を使用しながら、排水弁43,53を開いて貯溜
タンク40,50内の貯溜水を全排水させて水位センサ
41,51とフロートスイッチ46,56の保守点検お
よび貯溜タンク40,50内の掃除を行うことができ、
水及び電力の浪費を最小限に抑えながら水位センサ4
1,51とフロートスイッチ46,56の保守点検およ
び貯溜タンク40,50内の掃除を短時間に行うことが
できる。
0,50に排水弁43,53と排水管44,54を設け
て貯溜水を全排水可能とし、補助タンク60,70と貯
溜タンク40,50との連通管47、49,57、59
に止水弁48,58を介装し、止水弁48,58より補
助タンク側に供給管61,71を設けたため、止水弁4
8,58を止めることにより補助タンク60,70内の
貯溜水を使用しながら、排水弁43,53を開いて貯溜
タンク40,50内の貯溜水を全排水させて水位センサ
41,51とフロートスイッチ46,56の保守点検お
よび貯溜タンク40,50内の掃除を行うことができ、
水及び電力の浪費を最小限に抑えながら水位センサ4
1,51とフロートスイッチ46,56の保守点検およ
び貯溜タンク40,50内の掃除を短時間に行うことが
できる。
【0023】また、本実施例においては、各導管37,
45または38,55での各イオン水の流れを検出する
水流検出センサとして各フロートスイッチ46,56が
採用されており、各フロートスイッチ46,56は、図
2にて示した構成でホルダDとステムBの摺動部には各
イオン水が付着しない構成となっているため、ステムD
へのイオン水の付着によってフロートEの上下動が阻害
されることはなく、フロートEの上下動が長期間安定し
て得られる。
45または38,55での各イオン水の流れを検出する
水流検出センサとして各フロートスイッチ46,56が
採用されており、各フロートスイッチ46,56は、図
2にて示した構成でホルダDとステムBの摺動部には各
イオン水が付着しない構成となっているため、ステムD
へのイオン水の付着によってフロートEの上下動が阻害
されることはなく、フロートEの上下動が長期間安定し
て得られる。
【0024】上記実施例においては、両大径導管45,
55にフロートスイッチ46,56を設けて実施した
が、アルカリ性イオン水に多く含まれているカルシウ
ム、シリカ等のイオンが内壁に付着堆積して塞がれやす
い大径導管45にのみフロートスイッチ46を設けて実
施することも可能である。この場合には、大径導管45
をアルカリ性イオン水が流れているときには大径導管5
5を酸性イオン水が流れていると予測して、電解槽30
にて電解が正常に行われていると判断する。
55にフロートスイッチ46,56を設けて実施した
が、アルカリ性イオン水に多く含まれているカルシウ
ム、シリカ等のイオンが内壁に付着堆積して塞がれやす
い大径導管45にのみフロートスイッチ46を設けて実
施することも可能である。この場合には、大径導管45
をアルカリ性イオン水が流れているときには大径導管5
5を酸性イオン水が流れていると予測して、電解槽30
にて電解が正常に行われていると判断する。
【0025】また、上記実施例においては、水道水を原
水として本発明を実施したが、例えば特開平4−755
76号公報に示されている装置によって得られる食塩水
を原水として本発明を実施することも可能である。ま
た、単一の電動ポンプP1により電解槽10に原水がそ
れぞれ供給されるように構成して本発明を実施したが、
一対のの電動ポンプにより電解槽10に原水がそれぞれ
供給されるように構成して本発明を実施することも可能
である。また、上記実施例においては、両貯溜タンク4
0,50に対応して両補助タンク60,70を設けて本
発明を実施したが、何れか一方のタンク(必要としない
方)を省略して実施することも可能である。なお、上記
実施例の本体90に収納された構成、すなわち貯水タン
ク10,電動ポンプP1,電解槽30,電極切換器11
0及び電源回路120等からなり制御装置100によっ
て作動を制御される電解装置と、この電解装置から送出
されたアルカリ性イオン水と酸性イオン水をそれぞれ貯
溜する両貯溜タンク40,50を備えた電解イオン水生
成装置は補助タンク60,70を省略して使用すること
も可能であり、その場合には両止水弁48,58の配設
位置に両電動ポンプP3,P4と両供給管61,71を
配設して実施するのが望ましい。
水として本発明を実施したが、例えば特開平4−755
76号公報に示されている装置によって得られる食塩水
を原水として本発明を実施することも可能である。ま
た、単一の電動ポンプP1により電解槽10に原水がそ
れぞれ供給されるように構成して本発明を実施したが、
一対のの電動ポンプにより電解槽10に原水がそれぞれ
供給されるように構成して本発明を実施することも可能
である。また、上記実施例においては、両貯溜タンク4
0,50に対応して両補助タンク60,70を設けて本
発明を実施したが、何れか一方のタンク(必要としない
方)を省略して実施することも可能である。なお、上記
実施例の本体90に収納された構成、すなわち貯水タン
ク10,電動ポンプP1,電解槽30,電極切換器11
0及び電源回路120等からなり制御装置100によっ
て作動を制御される電解装置と、この電解装置から送出
されたアルカリ性イオン水と酸性イオン水をそれぞれ貯
溜する両貯溜タンク40,50を備えた電解イオン水生
成装置は補助タンク60,70を省略して使用すること
も可能であり、その場合には両止水弁48,58の配設
位置に両電動ポンプP3,P4と両供給管61,71を
配設して実施するのが望ましい。
【0026】また、上記実施例においては、各導出管3
7,38と各大径導管45,55を各貯溜タンク40,
50の底壁を介して連通接続したが、各貯溜タンク4
0,50の底壁より下方または上方にて各導出管37,
38と各大径導管45,55を直接に連通接続させて実
施することも可能である。また、上記実施例において
は、各貯溜タンク40,50の底壁を貫通するようにし
て、各導出管37,38と各大径導管45,55を設け
たが、各貯溜タンク40,50の周壁を貫通するように
して、各導出管37,38と各大径導管45,55を設
けて実施することも可能である。
7,38と各大径導管45,55を各貯溜タンク40,
50の底壁を介して連通接続したが、各貯溜タンク4
0,50の底壁より下方または上方にて各導出管37,
38と各大径導管45,55を直接に連通接続させて実
施することも可能である。また、上記実施例において
は、各貯溜タンク40,50の底壁を貫通するようにし
て、各導出管37,38と各大径導管45,55を設け
たが、各貯溜タンク40,50の周壁を貫通するように
して、各導出管37,38と各大径導管45,55を設
けて実施することも可能である。
【0027】また、上記実施例においては、貯水タンク
10と電動ポンプP1を設けて原水が電解槽30に給水
されるように構成したが、接続管13を給水管19に直
接接続して実施することも可能である。この場合には、
電磁開閉弁V1を開き電解槽30に正電圧印加すること
によりイオン水生成作動が得られる。なお、この場合に
は、接続管13に排水管を分岐接続するとともにこれに
排水用電磁開閉弁(図示省略)を設けて、イオン水生成
作動を中断または停止させたときに排水用電磁開閉弁を
開くようにすれば、各導管37,45と38,55から
電解槽30に水を逆流させることができて、上記実施例
のように逆電洗浄を行うことができる。
10と電動ポンプP1を設けて原水が電解槽30に給水
されるように構成したが、接続管13を給水管19に直
接接続して実施することも可能である。この場合には、
電磁開閉弁V1を開き電解槽30に正電圧印加すること
によりイオン水生成作動が得られる。なお、この場合に
は、接続管13に排水管を分岐接続するとともにこれに
排水用電磁開閉弁(図示省略)を設けて、イオン水生成
作動を中断または停止させたときに排水用電磁開閉弁を
開くようにすれば、各導管37,45と38,55から
電解槽30に水を逆流させることができて、上記実施例
のように逆電洗浄を行うことができる。
【図1】 本発明による電解イオン水生成装置の一実施
例を示す図である。
例を示す図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
30…電解槽、37,38…導出管、40,50…貯溜
タンク、45,55…大径導管、46,56…フロート
スイッチ、B…ステム(支持体)、E…フロート、R
1,R2…上部空間、100…制御装置、110…電極
切換器、120…電源回路。
タンク、45,55…大径導管、46,56…フロート
スイッチ、B…ステム(支持体)、E…フロート、R
1,R2…上部空間、100…制御装置、110…電極
切換器、120…電源回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 供給される原水を電解槽にてアルカリ性
イオン水と酸性イオン水に電気分解して各注出導管を通
して導出するようにした電解イオン水生成装置におい
て、前記両注出導管の少なくともアルカリ性イオン水を
導出する注出導管の端部を上方に向けて開口させ、同注
出導管の上端開口部から溢れ出る水流を検出する水流検
出手段を設けて、前記電解槽内に配設した一対の電極に
直流電圧が印加された後に設定時間が経過しても前記水
流検出手段が作動しないときには同電極への電圧印加を
停止する手段を備えた制御装置を設けたことを特徴とす
る電解イオン水生成装置。 - 【請求項2】 前記水流検出手段として、前記注出導管
の上端開口部から溢れ出るアルカリ性イオン水の水面上
に浮かぶフロートを上下動可能に支持する支持体に設け
たフロートスイッチを採用したことを特徴とする請求項
1に記載の電解イオン水生成装置。 - 【請求項3】 前記電解槽内に配設した一対の電極に直
流電圧が印加された後に設定時間が経過しても前記水流
検出手段から検出信号が付与されないとき、前記電極へ
の給電を停止させる手段を備えた制御装置を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の電解イオン水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05082794A JP3513207B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 電解イオン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05082794A JP3513207B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 電解イオン水生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07256254A JPH07256254A (ja) | 1995-10-09 |
JP3513207B2 true JP3513207B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=12869608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05082794A Expired - Fee Related JP3513207B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 電解イオン水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3513207B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6315619B2 (ja) * | 2016-02-05 | 2018-04-25 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置 |
JP6232087B2 (ja) * | 2016-02-05 | 2017-11-15 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置及びそれを備えた電解水サーバー |
JP6554086B2 (ja) * | 2016-11-01 | 2019-07-31 | 株式会社日本トリム | 電解水サーバー |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP05082794A patent/JP3513207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07256254A (ja) | 1995-10-09 |
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