JP3087655B2 - イオン水生成装置 - Google Patents
イオン水生成装置Info
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- JP3087655B2 JP3087655B2 JP08193069A JP19306996A JP3087655B2 JP 3087655 B2 JP3087655 B2 JP 3087655B2 JP 08193069 A JP08193069 A JP 08193069A JP 19306996 A JP19306996 A JP 19306996A JP 3087655 B2 JP3087655 B2 JP 3087655B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を浄水槽および
電解槽を通過させることによりイオン水を生成するイオ
ン水生成装置に関する。
電解槽を通過させることによりイオン水を生成するイオ
ン水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のイオン水生成装置とし
て、不純物を吸着または濾過することにより水を浄化す
る浄化部材を有する浄水槽と、水を電気分解することに
よりアルカリイオン水および酸性イオン水を生成する電
解槽と、水源からの水を、上記電解槽および浄水槽を通
過する第1の経路、または、上記電解槽および浄水槽を
共に通過しない第2の経路に、選択的に流通させる第1
の弁体と、上記電解槽にて生成されたアルカリイオン水
または酸性イオン水のいずれか一方を上記第1の経路外
に排出する排出口と、該排出口を開閉する第2の弁体
と、を備えたものが考えられている。この種のイオン水
生成装置では、上記各弁体を切り換えることにより、次
のように原水、浄水、イオン水の3種類の水を得ること
ができる。
て、不純物を吸着または濾過することにより水を浄化す
る浄化部材を有する浄水槽と、水を電気分解することに
よりアルカリイオン水および酸性イオン水を生成する電
解槽と、水源からの水を、上記電解槽および浄水槽を通
過する第1の経路、または、上記電解槽および浄水槽を
共に通過しない第2の経路に、選択的に流通させる第1
の弁体と、上記電解槽にて生成されたアルカリイオン水
または酸性イオン水のいずれか一方を上記第1の経路外
に排出する排出口と、該排出口を開閉する第2の弁体
と、を備えたものが考えられている。この種のイオン水
生成装置では、上記各弁体を切り換えることにより、次
のように原水、浄水、イオン水の3種類の水を得ること
ができる。
【0003】先ず、第1の弁体を第2の経路側に切り換
えると、第2の経路を経て、水源からの水(原水)が放
出される。また、第1の弁体を第1の経路側に切り換え
ると共に、第2の弁体を排出口を開く側に切り換え、電
解槽に通電すると、次のようにイオン水が得られる。す
なわち、原水は浄水槽を通過することにより不純物を吸
着または濾過され、電解槽を通過することにより電気分
解される。そして、一方のイオン水(例えば酸性イオン
水)が排出口を経て第1の経路外に排出されるので、他
方のイオン水(例えばアルカリイオン水)のみが第1の
経路を経て放出される。
えると、第2の経路を経て、水源からの水(原水)が放
出される。また、第1の弁体を第1の経路側に切り換え
ると共に、第2の弁体を排出口を開く側に切り換え、電
解槽に通電すると、次のようにイオン水が得られる。す
なわち、原水は浄水槽を通過することにより不純物を吸
着または濾過され、電解槽を通過することにより電気分
解される。そして、一方のイオン水(例えば酸性イオン
水)が排出口を経て第1の経路外に排出されるので、他
方のイオン水(例えばアルカリイオン水)のみが第1の
経路を経て放出される。
【0004】更に、第1の弁体を第1の経路側に切り換
えると共に、第2の弁体を排出口を閉じる側に切り換
え、電解槽への通電を停止すると、次のように浄水が得
られる。すなわち、原水は浄水槽を通過することにより
不純物を吸着または濾過されて浄水となるが、電解槽に
おける電気分解はなされない。また、排出口が閉じてい
るので、上記浄水の全てが上記第1の経路を経て放出さ
れる。なお、上記動作は電解槽が浄水槽の上流にあって
もほぼ同様である。
えると共に、第2の弁体を排出口を閉じる側に切り換
え、電解槽への通電を停止すると、次のように浄水が得
られる。すなわち、原水は浄水槽を通過することにより
不純物を吸着または濾過されて浄水となるが、電解槽に
おける電気分解はなされない。また、排出口が閉じてい
るので、上記浄水の全てが上記第1の経路を経て放出さ
れる。なお、上記動作は電解槽が浄水槽の上流にあって
もほぼ同様である。
【0005】原水を得る状態から浄化されたイオン水を
得る状態にする場合、第1の弁体を第1の経路側に切り
換えてから、第2の弁体を排出口が開く側に切り換え
て、更に、電解槽に水が流入した時にのみ通電する必要
があった。従来のイオン水生成装置では、第2の弁体に
は電磁弁が使用され自動的に排出口が開くように構成さ
れているか、または、第2の弁体自体が省略されてい
た。通常、アルカリ水と排出口から排出される酸性水と
の水量の比は3:1程度である。
得る状態にする場合、第1の弁体を第1の経路側に切り
換えてから、第2の弁体を排出口が開く側に切り換え
て、更に、電解槽に水が流入した時にのみ通電する必要
があった。従来のイオン水生成装置では、第2の弁体に
は電磁弁が使用され自動的に排出口が開くように構成さ
れているか、または、第2の弁体自体が省略されてい
た。通常、アルカリ水と排出口から排出される酸性水と
の水量の比は3:1程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排出口
に使用される電磁弁はアルカリ水の1/3の水量に抗し
て排出口を開閉する必要があり、形状、重量ともに大き
く、更に多くの消費電力を必要とした。また、第2の弁
体自体が省略されている構成では、排出口から浄水時及
びイオン水時に関わらず、原水の1/4の水が排水され
水が浪費されるという問題点があった。
に使用される電磁弁はアルカリ水の1/3の水量に抗し
て排出口を開閉する必要があり、形状、重量ともに大き
く、更に多くの消費電力を必要とした。また、第2の弁
体自体が省略されている構成では、排出口から浄水時及
びイオン水時に関わらず、原水の1/4の水が排水され
水が浪費されるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、原水、浄水、イオン水
の内、所望の水を確実に放出させることのできる軽量な
イオン水生成装置を提供する。
の内、所望の水を確実に放出させることのできる軽量な
イオン水生成装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた本発明の請求項1記載のイオン水生成装置は、
図1に示すように、不純物を吸着または濾過することに
より水を浄化する浄化部材を有する浄水槽と、水を電気
分解することによりアルカリイオン水および酸性イオン
水を生成する電解槽と、水源からの水を、電解槽および
浄水槽を通過する第1の経路、または、電解槽および浄
水槽を共に通過しない第2の経路に、選択的に流通させ
る第1の弁体と、電解槽にて生成されたアルカリイオン
水または酸性イオン水のいずれか一方を上記第1の経路
外に排出する排出口と、該排出口を開閉する第2の弁体
と、操作状態に応じて第1の弁体による経路の選択状態
を切り換える第1の操作部材と、電解槽に通電するか、
または、電解槽への通電を停止するかを設定するための
通電設定部材と、通電設定部材に接触し、電解槽に通電
するか、または、上記電解槽への通電を停止するかを切
り換える第1の切換部材と、操作状態に応じて第1の切
換部材の少なくとも一部を移動させ、通電設定部材を通
電状態にすると共に第2の弁体を開き、または、通電設
定部材を通電停止状態にすると共に第2の弁体を閉じる
第2の操作部材と、電解槽で電解される水の水圧によっ
て移動或いは変形し、通電設定部材を通電状態かまたは
通電停止状態に第1の切換部材を介して切り換える第2
の切換部材とを備えている。
なされた本発明の請求項1記載のイオン水生成装置は、
図1に示すように、不純物を吸着または濾過することに
より水を浄化する浄化部材を有する浄水槽と、水を電気
分解することによりアルカリイオン水および酸性イオン
水を生成する電解槽と、水源からの水を、電解槽および
浄水槽を通過する第1の経路、または、電解槽および浄
水槽を共に通過しない第2の経路に、選択的に流通させ
る第1の弁体と、電解槽にて生成されたアルカリイオン
水または酸性イオン水のいずれか一方を上記第1の経路
外に排出する排出口と、該排出口を開閉する第2の弁体
と、操作状態に応じて第1の弁体による経路の選択状態
を切り換える第1の操作部材と、電解槽に通電するか、
または、電解槽への通電を停止するかを設定するための
通電設定部材と、通電設定部材に接触し、電解槽に通電
するか、または、上記電解槽への通電を停止するかを切
り換える第1の切換部材と、操作状態に応じて第1の切
換部材の少なくとも一部を移動させ、通電設定部材を通
電状態にすると共に第2の弁体を開き、または、通電設
定部材を通電停止状態にすると共に第2の弁体を閉じる
第2の操作部材と、電解槽で電解される水の水圧によっ
て移動或いは変形し、通電設定部材を通電状態かまたは
通電停止状態に第1の切換部材を介して切り換える第2
の切換部材とを備えている。
【0009】このように構成された本発明の請求項1記
載のイオン水生成装置では、第1の操作部材により第1
の弁体を第2の経路側に切り換えると、第2の経路を経
て原水が放出される。第1の操作部材により第1の弁体
を第1の経路側に切り換え、第2の操作部材により電解
槽に通電すると共に第2の弁体を開くと、原水は浄水槽
を通過すると共に電解槽で電気分解され、第1の経路を
経てイオン水が放出される。更に、第1の操作部材によ
り第1の弁体を第1の経路側に切り換え、第2の操作部
材により電解槽への通電を停止すると共に第2の弁体を
閉じると、原水は浄水槽を通過するものの電解槽におけ
る電気分解はなされず、全ての浄水が第1の経路を経て
放出される。
載のイオン水生成装置では、第1の操作部材により第1
の弁体を第2の経路側に切り換えると、第2の経路を経
て原水が放出される。第1の操作部材により第1の弁体
を第1の経路側に切り換え、第2の操作部材により電解
槽に通電すると共に第2の弁体を開くと、原水は浄水槽
を通過すると共に電解槽で電気分解され、第1の経路を
経てイオン水が放出される。更に、第1の操作部材によ
り第1の弁体を第1の経路側に切り換え、第2の操作部
材により電解槽への通電を停止すると共に第2の弁体を
閉じると、原水は浄水槽を通過するものの電解槽におけ
る電気分解はなされず、全ての浄水が第1の経路を経て
放出される。
【0010】そして、第2の切換部材は第1の切換部材
を介して通電設定部材を切り換えるので、第1の切換部
材は第2の切換部材の動作或いは、第2の操作部材の操
作に伴い電解設定部材を切り換える。更に、第2の切換
部材は第1の切換部材の動作を伴って通電設定部材を切
り換える。そして、上記二つの操作部材が、各々二つの
状態の一方を選択するように構成されており、その選択
の組み合せにより、原水、浄水、またはイオン水が放出
される。
を介して通電設定部材を切り換えるので、第1の切換部
材は第2の切換部材の動作或いは、第2の操作部材の操
作に伴い電解設定部材を切り換える。更に、第2の切換
部材は第1の切換部材の動作を伴って通電設定部材を切
り換える。そして、上記二つの操作部材が、各々二つの
状態の一方を選択するように構成されており、その選択
の組み合せにより、原水、浄水、またはイオン水が放出
される。
【0011】請求項2記載のイオン水生成装置は、第2
の切換部材を通電設定部材に接近させる力を付勢する弾
性部材と、弾性部材による力に抗して水圧によって第2
の切換部材を移動する移動部材とを備え、通電設定部材
に対して第2の切換部材によって接近或いは離間するよ
うに配置された第1の切換部材と、第1の切換部材との
離間に基づき電解槽の通電を設定する通電設定部材とを
備えている。従って、弾性部材は、第2の切換部材を通
電設定部材に接近させる力を付勢する。移動部材は、弾
性部材による力に抗して水圧によって第2の切換部材を
移動する。第1の切換部材は、通電設定部材に対して第
2の切換部材によって接近或いは離間するように配置さ
れている。通電設定部材は、第1の切換部材との離間に
基づき電解槽の通電を設定する。
の切換部材を通電設定部材に接近させる力を付勢する弾
性部材と、弾性部材による力に抗して水圧によって第2
の切換部材を移動する移動部材とを備え、通電設定部材
に対して第2の切換部材によって接近或いは離間するよ
うに配置された第1の切換部材と、第1の切換部材との
離間に基づき電解槽の通電を設定する通電設定部材とを
備えている。従って、弾性部材は、第2の切換部材を通
電設定部材に接近させる力を付勢する。移動部材は、弾
性部材による力に抗して水圧によって第2の切換部材を
移動する。第1の切換部材は、通電設定部材に対して第
2の切換部材によって接近或いは離間するように配置さ
れている。通電設定部材は、第1の切換部材との離間に
基づき電解槽の通電を設定する。
【0012】請求項3記載のイオン水生成装置は、通電
設定部材と第1の切換部材との接触によって閉じられる
定常状態では開な接点を有し、その接点が開状態である
場合、電解槽への通電を停止する通電設定部材を備えて
いる。従って、通電設定部材と第1の切換部材とが第2
の操作部材によって接触している場合は、電解槽への通
電の停止が決定される。更に、通電設定部材と第1の切
換部材とが第2の操作部材に対して離間している場合は
第1の切換部材を介した第2の切換部材によって電解槽
への通電および停止が決定される。
設定部材と第1の切換部材との接触によって閉じられる
定常状態では開な接点を有し、その接点が開状態である
場合、電解槽への通電を停止する通電設定部材を備えて
いる。従って、通電設定部材と第1の切換部材とが第2
の操作部材によって接触している場合は、電解槽への通
電の停止が決定される。更に、通電設定部材と第1の切
換部材とが第2の操作部材に対して離間している場合は
第1の切換部材を介した第2の切換部材によって電解槽
への通電および停止が決定される。
【0013】このことは、電解槽に通電するための条件
としては、次の2つの条件が必要となる。第1の条件と
しては、通電設定部材と第1の切換部材とが第2の操作
部材に対して離間していることで、第2の条件として
は、通電設定部材と第1の切換部材を介した第2の切換
部材が離間することである。上記2つの条件はAND条
件の関係となる。そして、通電設定部材と第1の切換部
材との接触によって閉じられる定常状態では開な接点を
有し、その接点が開状態である場合、電解槽への通電を
停止する条件は前記AND条件の否定で有るためNAN
D条件になる。論理式におけるNAND条件はNOR条
件と等価である。従って、通電設定部材に対して否定の
OR条件で電解槽への通電を設定できることになる。
としては、次の2つの条件が必要となる。第1の条件と
しては、通電設定部材と第1の切換部材とが第2の操作
部材に対して離間していることで、第2の条件として
は、通電設定部材と第1の切換部材を介した第2の切換
部材が離間することである。上記2つの条件はAND条
件の関係となる。そして、通電設定部材と第1の切換部
材との接触によって閉じられる定常状態では開な接点を
有し、その接点が開状態である場合、電解槽への通電を
停止する条件は前記AND条件の否定で有るためNAN
D条件になる。論理式におけるNAND条件はNOR条
件と等価である。従って、通電設定部材に対して否定の
OR条件で電解槽への通電を設定できることになる。
【0014】請求項4記載のイオン水生成装置は、蛇口
に取り付けられる部分に、浄水槽、電解槽、第1の弁
体、排出口、第2の弁体、第1の操作部材、第2の操作
部材、第1の切換部材、および第2の切換部材が備えら
れている。その蛇口の放水パイプや、イオン水生成装置
のその放水パイプへの取付部に、上記構成による負荷や
回転モーメントが加わっている。
に取り付けられる部分に、浄水槽、電解槽、第1の弁
体、排出口、第2の弁体、第1の操作部材、第2の操作
部材、第1の切換部材、および第2の切換部材が備えら
れている。その蛇口の放水パイプや、イオン水生成装置
のその放水パイプへの取付部に、上記構成による負荷や
回転モーメントが加わっている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図6は、本発明が適用されたイオン水
生成装置11の使用状態を例示する説明図である。その
図6に例示するように、イオン水生成装置11は、装置
本体12と、装置本体へ電力(直流電圧)をケーブル1
3を介して供給する電源装置部14とから構成されてい
る。この電源装置部14は、例えば、台所の流し台16
上に載置される。電源装置部14から導出された電源線
17の先端のプラグ17aは、電源コンセント18に差
込み接続されている。また、装置本体12は、水源であ
る例えば水道の先端部に設けられた水道栓(いわゆる蛇
口)の放水パイプ19の先端に取り付けられている。即
ち、装置本体12はいわゆる蛇口直結タイプとして構成
されている。
と共に説明する。図6は、本発明が適用されたイオン水
生成装置11の使用状態を例示する説明図である。その
図6に例示するように、イオン水生成装置11は、装置
本体12と、装置本体へ電力(直流電圧)をケーブル1
3を介して供給する電源装置部14とから構成されてい
る。この電源装置部14は、例えば、台所の流し台16
上に載置される。電源装置部14から導出された電源線
17の先端のプラグ17aは、電源コンセント18に差
込み接続されている。また、装置本体12は、水源であ
る例えば水道の先端部に設けられた水道栓(いわゆる蛇
口)の放水パイプ19の先端に取り付けられている。即
ち、装置本体12はいわゆる蛇口直結タイプとして構成
されている。
【0016】この装置本体12の構成について、図2〜
図5を用いて説明する。なお、図2は、装置本体12の
構成を一部破断して表す上面図、図3はその構成を一部
破断して表す正面図、図4はその構成を一部破断して表
す側面図、図5はその構成を後述の電解スイッチ81の
中心を通る断面で切断して表す縦断面図である。
図5を用いて説明する。なお、図2は、装置本体12の
構成を一部破断して表す上面図、図3はその構成を一部
破断して表す正面図、図4はその構成を一部破断して表
す側面図、図5はその構成を後述の電解スイッチ81の
中心を通る断面で切断して表す縦断面図である。
【0017】先ず、図2〜4に示すように、装置本体1
2のケース20は、放水パイプ19(図6参照)の先端
に固定されるケース取付部21と、このケース取付部2
1の背後に一体に形成されたケース本体部22とから構
成されている。ケース本体部22は右端(図2,図3の
上側)が開口した中空円筒状に構成され、その開口部は
蓋部材23により閉塞される。ケース取付部21は、切
換レバー25に連動する分岐栓24を備え、分岐栓24
上方で締付けリング26を介して放水パイプ19に固定
される。分岐栓24は、放水パイプ19から水道水(原
水)が流入する水流入路24aと、その水道水を手前方
向へ向けて流す水流出路24b(図2参照)と、その水
道水を下方へ向けて放出する水放出路24c(図3参
照)とを備えており、切換レバー25の位置に応じて水
流入路24aから流入した水を水流出路24bまたは水
放出路24cへ流す。なお、以下の説明では、前者の場
合の切換レバー25の位置を浄水位置、後者の場合の位
置を原水位置という。
2のケース20は、放水パイプ19(図6参照)の先端
に固定されるケース取付部21と、このケース取付部2
1の背後に一体に形成されたケース本体部22とから構
成されている。ケース本体部22は右端(図2,図3の
上側)が開口した中空円筒状に構成され、その開口部は
蓋部材23により閉塞される。ケース取付部21は、切
換レバー25に連動する分岐栓24を備え、分岐栓24
上方で締付けリング26を介して放水パイプ19に固定
される。分岐栓24は、放水パイプ19から水道水(原
水)が流入する水流入路24aと、その水道水を手前方
向へ向けて流す水流出路24b(図2参照)と、その水
道水を下方へ向けて放出する水放出路24c(図3参
照)とを備えており、切換レバー25の位置に応じて水
流入路24aから流入した水を水流出路24bまたは水
放出路24cへ流す。なお、以下の説明では、前者の場
合の切換レバー25の位置を浄水位置、後者の場合の位
置を原水位置という。
【0018】ケース取付部21には、更に、図示しない
粒状の電解促進剤(例えばグリセロリン酸カルシウム)
を収容した電解促進剤添加筒31を収容する添加筒収容
部33が設けられ、水流出路24bは全体としてコの字
型に屈曲した一連の管35を介して添加筒収容部33に
連通している。電解促進剤添加筒31には水を通す穴が
形成され、管35を介して流入した水に電解促進剤が添
加される。
粒状の電解促進剤(例えばグリセロリン酸カルシウム)
を収容した電解促進剤添加筒31を収容する添加筒収容
部33が設けられ、水流出路24bは全体としてコの字
型に屈曲した一連の管35を介して添加筒収容部33に
連通している。電解促進剤添加筒31には水を通す穴が
形成され、管35を介して流入した水に電解促進剤が添
加される。
【0019】また、管35内にはバネ37によって上流
方向に付勢された弁39が水密に摺動自在に設けられて
いる。この弁39にはオリフィス39aが設けられ、管
35内の水の流量に応じて弁39は下流側へ移動する。
この弁39の動きは、ケース取付部21の上面に形成し
た窓21a(図6参照)を介して見ることができ、これ
によって水の流量が判る。
方向に付勢された弁39が水密に摺動自在に設けられて
いる。この弁39にはオリフィス39aが設けられ、管
35内の水の流量に応じて弁39は下流側へ移動する。
この弁39の動きは、ケース取付部21の上面に形成し
た窓21a(図6参照)を介して見ることができ、これ
によって水の流量が判る。
【0020】更に、添加筒収容部33の底面には小径穴
33aが設けられ、この小径穴33aを介して定圧弁4
1(図3参照)が設けられている。この定圧弁41は、
小径穴33aより大径の円柱穴41aに球状の弁体41
bを水密に摺動自在に挿入し、バネ41cによって弁体
41bを小径穴33a方向に付勢してなる周知のもので
ある。添加筒収容部33は管43(図4参照)を介して
ケース本体部22内に連通している。続いて、ケース本
体部22内部の構成を説明する。
33aが設けられ、この小径穴33aを介して定圧弁4
1(図3参照)が設けられている。この定圧弁41は、
小径穴33aより大径の円柱穴41aに球状の弁体41
bを水密に摺動自在に挿入し、バネ41cによって弁体
41bを小径穴33a方向に付勢してなる周知のもので
ある。添加筒収容部33は管43(図4参照)を介して
ケース本体部22内に連通している。続いて、ケース本
体部22内部の構成を説明する。
【0021】図2に示すように、ケース本体部22の内
部には、中空円筒状の電解槽47が設けられている。こ
の電解槽47は、ケース本体部22の内壁面22aと、
この内壁面22aの内側に所定間隔を開けて配設された
内側筒状壁部49と、内壁面22aに沿って配設された
筒状電極50と、内側筒状壁部49の外壁面に沿って配
設された筒状電極51とから構成されている。この一対
の筒状電極50,51の間には、例えばポリエステル製
の不織布からなる隔膜52が配設されており、この隔膜
52により電解槽47の内部が二つの部屋に、具体的に
は外側のアルカリイオン室53と内側の酸性イオン室5
4とに仕切られている。また、内側筒状壁部49は蓋部
材23側で内壁面22aと接合されており、その先端に
蓋部材23と螺合するネジ山49aが形成されている。
部には、中空円筒状の電解槽47が設けられている。こ
の電解槽47は、ケース本体部22の内壁面22aと、
この内壁面22aの内側に所定間隔を開けて配設された
内側筒状壁部49と、内壁面22aに沿って配設された
筒状電極50と、内側筒状壁部49の外壁面に沿って配
設された筒状電極51とから構成されている。この一対
の筒状電極50,51の間には、例えばポリエステル製
の不織布からなる隔膜52が配設されており、この隔膜
52により電解槽47の内部が二つの部屋に、具体的に
は外側のアルカリイオン室53と内側の酸性イオン室5
4とに仕切られている。また、内側筒状壁部49は蓋部
材23側で内壁面22aと接合されており、その先端に
蓋部材23と螺合するネジ山49aが形成されている。
【0022】内側筒状壁部49の内側にはカートリッジ
室55が形成されており、このカートリッジ室55内に
浄水カートリッジ56が収容される。すなわち、内側筒
状壁部49の左端は、中央に向かって突出して、管43
と連通する給水口61を周囲から囲む壁部63を形成
し、蓋部材23の内側には、浄水カートリッジ56の吐
出口56aの外周と水密に嵌合する取水口67を有する
と共に内側筒状壁部49内壁に水密に接合される内蓋6
9が一体に固定されている。このため、蓋部材23をケ
ース本体部22に装着することによって、内蓋69,内
側筒状壁部49,および壁部63が、給水口61および
取水口67以外で水密に密閉されたカートリッジ室55
を形成する。そして、このカートリッジ室55に、活性
炭フィルタ56bおよび中空糸膜フィルタ56cを有す
る浄水カートリッジ56が収容されるのである。
室55が形成されており、このカートリッジ室55内に
浄水カートリッジ56が収容される。すなわち、内側筒
状壁部49の左端は、中央に向かって突出して、管43
と連通する給水口61を周囲から囲む壁部63を形成
し、蓋部材23の内側には、浄水カートリッジ56の吐
出口56aの外周と水密に嵌合する取水口67を有する
と共に内側筒状壁部49内壁に水密に接合される内蓋6
9が一体に固定されている。このため、蓋部材23をケ
ース本体部22に装着することによって、内蓋69,内
側筒状壁部49,および壁部63が、給水口61および
取水口67以外で水密に密閉されたカートリッジ室55
を形成する。そして、このカートリッジ室55に、活性
炭フィルタ56bおよび中空糸膜フィルタ56cを有す
る浄水カートリッジ56が収容されるのである。
【0023】なお、浄水カートリッジ56では、壁部6
3と対向配置される側に不織布フィルタ56dが、続い
て前述の活性炭フィルタ56b,中空糸膜フィルタ56
cが順次配設されており、各フィルタ56b〜56d
は、各フィルタ56b〜56dを外周から包囲して吐出
口56aに連接する樹脂製の筐体56eに収められてい
る。また、内蓋69と蓋部材23との間の空間70は、
内側筒状壁部49に周方向に所定間隔で形成された穴4
9bを介してアルカリイオン室53および酸性イオン室
54と連通している。このため、浄水カートリッジ56
を通過した水は、空間70および穴49bを介して電解
槽47内へ流入する。
3と対向配置される側に不織布フィルタ56dが、続い
て前述の活性炭フィルタ56b,中空糸膜フィルタ56
cが順次配設されており、各フィルタ56b〜56d
は、各フィルタ56b〜56dを外周から包囲して吐出
口56aに連接する樹脂製の筐体56eに収められてい
る。また、内蓋69と蓋部材23との間の空間70は、
内側筒状壁部49に周方向に所定間隔で形成された穴4
9bを介してアルカリイオン室53および酸性イオン室
54と連通している。このため、浄水カートリッジ56
を通過した水は、空間70および穴49bを介して電解
槽47内へ流入する。
【0024】更に、内側筒状壁部49と内蓋69との接
合部には、パッキン71が配設され、その接合部から水
が漏れるのを防止している。すなわち、パッキン71
は、上記接合部に沿って内側筒状壁部49表面および内
蓋69表面にそれぞれ連続的に当接可能な略円筒状で薄
肉のゴムによって構成され、カートリッジ室55内から
加わる水圧により、内側筒状壁部49および内蓋69に
圧接される。このため、上記接合部からの水漏れが防止
される。また、カートリッジ室55の内壁と浄水カート
リッジ56の外壁との間には間隙73が形成され、その
間隙73は、吐出口56aと取水口67との接合部まで
延在している。給水口61から流入した水の一部は、こ
の間隙73内に流入する。パッキン71は、この水の水
圧によって内側筒状壁部49および内蓋69に圧接され
るのである。
合部には、パッキン71が配設され、その接合部から水
が漏れるのを防止している。すなわち、パッキン71
は、上記接合部に沿って内側筒状壁部49表面および内
蓋69表面にそれぞれ連続的に当接可能な略円筒状で薄
肉のゴムによって構成され、カートリッジ室55内から
加わる水圧により、内側筒状壁部49および内蓋69に
圧接される。このため、上記接合部からの水漏れが防止
される。また、カートリッジ室55の内壁と浄水カート
リッジ56の外壁との間には間隙73が形成され、その
間隙73は、吐出口56aと取水口67との接合部まで
延在している。給水口61から流入した水の一部は、こ
の間隙73内に流入する。パッキン71は、この水の水
圧によって内側筒状壁部49および内蓋69に圧接され
るのである。
【0025】一方、給水口61のカートリッジ室55と
は反対側には、その給水口61内の水圧に応じて変形す
るダイヤフラム74と、そのダイヤフラム74の変形に
応じて変位し、揺動する第2の移動部材75とが配設さ
れている。この第2の切換部材75は、図7に示すよう
に、平坦な板によって構成され支持部材75aによって
揺動可能に支持されている。また、第2の切換部材75
は、弾性体(圧縮ばね)75bによって水圧のかからな
い状態に安定し、水圧はこの弾性力に抗して第2の切換
部材75を傾斜させる。そして、第2の切換部材75
は、給水口61内の水圧が所定圧(0.5kgW/cm
2 )に達しないときに、後述のリミットスイッチ87の
接点を開することによって、筒状電極50,51への通
電がなされるのを防止して、電気分解が正常に行われな
いことを防ぐものである。
は反対側には、その給水口61内の水圧に応じて変形す
るダイヤフラム74と、そのダイヤフラム74の変形に
応じて変位し、揺動する第2の移動部材75とが配設さ
れている。この第2の切換部材75は、図7に示すよう
に、平坦な板によって構成され支持部材75aによって
揺動可能に支持されている。また、第2の切換部材75
は、弾性体(圧縮ばね)75bによって水圧のかからな
い状態に安定し、水圧はこの弾性力に抗して第2の切換
部材75を傾斜させる。そして、第2の切換部材75
は、給水口61内の水圧が所定圧(0.5kgW/cm
2 )に達しないときに、後述のリミットスイッチ87の
接点を開することによって、筒状電極50,51への通
電がなされるのを防止して、電気分解が正常に行われな
いことを防ぐものである。
【0026】上述した構成により、この第2の切換部材
75は上下方向に伸張する平坦部75cでダイヤグラム
74の先端部からの水圧を受け、係合った係合点75を
中心に揺動するように形成されている。そして、第2の
切換部材75の下端は屈折して上方に再び伸張し、その
下端の屈折先端75fが第1の切換部材76の左端を介
してリミットスイッチ87の突起部87aを押圧可能に
位置し、リミットスイッチ87を接点を開閉するように
構成されている。この第1の切換部材76の右端は軸支
され揺動可能であり、図示しないバネ(弾性体)により
常には反時計回り方向に揺動するようにされている。即
ち、カム体85のカム面及び屈折先端75fに接近する
ように図示しないバネによって付勢されている。尚、上
述した屈折先端75は、円弧状を成しており第1の切換
部材76と滑らかに接触するように構成されている。ま
た、この突起部87aは、第2の切換部材75の中央よ
り左側(揺動中心から遠い側)形成され、接点の開閉が
確実に行われるように構成されている。
75は上下方向に伸張する平坦部75cでダイヤグラム
74の先端部からの水圧を受け、係合った係合点75を
中心に揺動するように形成されている。そして、第2の
切換部材75の下端は屈折して上方に再び伸張し、その
下端の屈折先端75fが第1の切換部材76の左端を介
してリミットスイッチ87の突起部87aを押圧可能に
位置し、リミットスイッチ87を接点を開閉するように
構成されている。この第1の切換部材76の右端は軸支
され揺動可能であり、図示しないバネ(弾性体)により
常には反時計回り方向に揺動するようにされている。即
ち、カム体85のカム面及び屈折先端75fに接近する
ように図示しないバネによって付勢されている。尚、上
述した屈折先端75は、円弧状を成しており第1の切換
部材76と滑らかに接触するように構成されている。ま
た、この突起部87aは、第2の切換部材75の中央よ
り左側(揺動中心から遠い側)形成され、接点の開閉が
確実に行われるように構成されている。
【0027】また、前述のアルカリイオン室53は、添
加筒収容部33の下部近傍に配設されたアルカリイオン
水通路78と連通し、酸性イオン室54はケース本体部
22の下面に設けた酸性イオン水通路79(図3参照)
に連通している。なお、酸性イオン水通路79と酸性イ
オン室54との間には、図5に示すように、次に述べる
電解スイッチ81と一体に回転して両者の連通/遮断を
切り換える弁体83が配設されている。
加筒収容部33の下部近傍に配設されたアルカリイオン
水通路78と連通し、酸性イオン室54はケース本体部
22の下面に設けた酸性イオン水通路79(図3参照)
に連通している。なお、酸性イオン水通路79と酸性イ
オン室54との間には、図5に示すように、次に述べる
電解スイッチ81と一体に回転して両者の連通/遮断を
切り換える弁体83が配設されている。
【0028】電解スイッチ81は、ケース本体部22の
左側面に配設された回転式のスイッチで、その回転軸8
1aには、図4に示すようなカム85が一体に形成され
ている。カム85には、筒状電極50,51への通電経
路を断続するためのリミットスイッチ87が対向配置さ
れている。また、前述の弁体83は、電解スイッチ81
の回転軸81aと一体に形成されている。そして、電解
スイッチ81を所定位置(以下、イオン水位置という)
まで回転させて上記通電経路を閉じたときは弁体83が
酸性イオン水通路79を酸性イオン室54と連通し、電
解スイッチ81を他の所定位置(以下、浄水位置とい
う)まで回転させて上記通電経路を開いたときは弁体8
3が酸性イオン水通路79を酸性イオン室54と遮断す
るように構成されている。
左側面に配設された回転式のスイッチで、その回転軸8
1aには、図4に示すようなカム85が一体に形成され
ている。カム85には、筒状電極50,51への通電経
路を断続するためのリミットスイッチ87が対向配置さ
れている。また、前述の弁体83は、電解スイッチ81
の回転軸81aと一体に形成されている。そして、電解
スイッチ81を所定位置(以下、イオン水位置という)
まで回転させて上記通電経路を閉じたときは弁体83が
酸性イオン水通路79を酸性イオン室54と連通し、電
解スイッチ81を他の所定位置(以下、浄水位置とい
う)まで回転させて上記通電経路を開いたときは弁体8
3が酸性イオン水通路79を酸性イオン室54と遮断す
るように構成されている。
【0029】このように構成されたイオン水生成装置1
1では、切換レバー25を浄水位置に揺動させると共に
電解スイッチ81をイオン水位置まで回転させた後、放
水パイプ19より水道水を供給すると、アルカリイオン
水通路78より次のようにアルカリイオン水が放出され
る。
1では、切換レバー25を浄水位置に揺動させると共に
電解スイッチ81をイオン水位置まで回転させた後、放
水パイプ19より水道水を供給すると、アルカリイオン
水通路78より次のようにアルカリイオン水が放出され
る。
【0030】切換レバー25が浄水位置に揺動している
ので、水流入路24aから流入した原水は水流出路24
bおよび管35を介して添加筒収容部33へ流入する。
ここで、原水は電解促進剤を添加され、管43、給水口
61を介してカートリッジ室55に流入する。カートリ
ッジ室55へ流入した原水の一部は間隙73を満たし、
残りは、浄水カートリッジ56を通過して空間70へ流
入する。このとき、原水は浄水カートリッジ56の活性
炭フィルタ56bおよび中空糸膜フィルタ56cにより
浄化される(以下、この浄化後の水を浄水という)。
ので、水流入路24aから流入した原水は水流出路24
bおよび管35を介して添加筒収容部33へ流入する。
ここで、原水は電解促進剤を添加され、管43、給水口
61を介してカートリッジ室55に流入する。カートリ
ッジ室55へ流入した原水の一部は間隙73を満たし、
残りは、浄水カートリッジ56を通過して空間70へ流
入する。このとき、原水は浄水カートリッジ56の活性
炭フィルタ56bおよび中空糸膜フィルタ56cにより
浄化される(以下、この浄化後の水を浄水という)。
【0031】浄水は穴49bを介して電解槽47へ流入
するが、電解スイッチ81がイオン水位置まで回転して
いるので、筒状電極50、51に通電がなされている。
このため、浄水はアルカリイオン水と酸性イオン水とに
分離され、アルカリイオン水はアルカリイオン水通路7
8より放出される。また、弁体83も開弁しているの
で、酸性イオン水は酸性イオン水通路79より排出され
る。
するが、電解スイッチ81がイオン水位置まで回転して
いるので、筒状電極50、51に通電がなされている。
このため、浄水はアルカリイオン水と酸性イオン水とに
分離され、アルカリイオン水はアルカリイオン水通路7
8より放出される。また、弁体83も開弁しているの
で、酸性イオン水は酸性イオン水通路79より排出され
る。
【0032】一方、切換レバー25を浄水位置に揺動さ
せたままで電解スイッチ81を浄水位置まで回転させる
と、アルカリイオン水通路78からは浄水が放出され
る。すなわち、電解スイッチ81が浄水位置まで回転す
ると、筒状電極50、51に通電がなされないので、電
解槽47へ流入した浄水は電気分解されない。また、こ
のとき弁体83が閉鎖されるので、電解槽47へ流入し
た浄水の全てがアルカリイオン水通路78から放出され
るのである。
せたままで電解スイッチ81を浄水位置まで回転させる
と、アルカリイオン水通路78からは浄水が放出され
る。すなわち、電解スイッチ81が浄水位置まで回転す
ると、筒状電極50、51に通電がなされないので、電
解槽47へ流入した浄水は電気分解されない。また、こ
のとき弁体83が閉鎖されるので、電解槽47へ流入し
た浄水の全てがアルカリイオン水通路78から放出され
るのである。
【0033】更に、切換レバー25を原水位置に揺動さ
せると、電解スイッチ81の回転位置に関わらず、水流
入路24aより流入した原水は水放出路24cよりその
まま放出される。なお、このとき電解スイッチ81がイ
オン水位置まで回転していたとしても、次のようにして
筒状電極50、51への通電は防止される。すなわち、
このとき、給水口61へ原水が供給されなくなるので、
給水口61内の水圧が低下する。このため、第2の切換
部材75が弾性体75bの弾性力によって図8に示す状
態に復帰して上記通電を防止するのである。
せると、電解スイッチ81の回転位置に関わらず、水流
入路24aより流入した原水は水放出路24cよりその
まま放出される。なお、このとき電解スイッチ81がイ
オン水位置まで回転していたとしても、次のようにして
筒状電極50、51への通電は防止される。すなわち、
このとき、給水口61へ原水が供給されなくなるので、
給水口61内の水圧が低下する。このため、第2の切換
部材75が弾性体75bの弾性力によって図8に示す状
態に復帰して上記通電を防止するのである。
【0034】このように、イオン水生成装置11では、
切換レバー25は原水位置または浄水位置に、電解スイ
ッチ81は浄水位置またはイオン水位置に、各々二つの
位置の内一方に配設可能に構成されており、その組み合
せにより、原水,浄水,またはイオン水が放出される。
このため、原水、浄水、イオン水の内、所望の水を確実
に放出させることができる。例えば、原水を使用した後
に浄水が必要となったとき、誤ってイオン水を放出させ
てしまうと、酸性イオン水として排出される水や筒状電
極50、51に通電される電力が無駄となるが、このよ
うな事態を良好に防止することができる。従って、水や
電力の浪費を防止することができる。
切換レバー25は原水位置または浄水位置に、電解スイ
ッチ81は浄水位置またはイオン水位置に、各々二つの
位置の内一方に配設可能に構成されており、その組み合
せにより、原水,浄水,またはイオン水が放出される。
このため、原水、浄水、イオン水の内、所望の水を確実
に放出させることができる。例えば、原水を使用した後
に浄水が必要となったとき、誤ってイオン水を放出させ
てしまうと、酸性イオン水として排出される水や筒状電
極50、51に通電される電力が無駄となるが、このよ
うな事態を良好に防止することができる。従って、水や
電力の浪費を防止することができる。
【0035】また、イオン水生成装置11では、水の流
通経路を選択するための構成として、切換レバー25ま
たは電解スイッチ81に機械的に連動して開閉する分岐
栓24および弁体83を採用している。このような構成
を採用した場合、電磁弁などを使用する場合に比べ、装
置の構成をきわめて簡略化すると共に軽量化することが
できる。更に、イオン水生成装置11では、原水をその
まま放出するか否かを選択する分岐栓24が、放水パイ
プ19から原水が供給される水流入路24aの近傍に設
けられているので、放水パイプ19から分岐栓24に至
る水の流通経路を短くすることができる。また、酸性イ
オン水を排出するための弁体83および酸性イオン水通
路79は電解槽47近傍に設けられているので、酸性イ
オン室54から弁体83および酸性イオン水通路79に
至る水の流通経路を短くすることができる。更に、切換
レバー25および電解スイッチ81が、それぞれ分岐栓
24および弁体83の近傍に配設されるので、両者の動
作を連動させる構成も簡略化される。
通経路を選択するための構成として、切換レバー25ま
たは電解スイッチ81に機械的に連動して開閉する分岐
栓24および弁体83を採用している。このような構成
を採用した場合、電磁弁などを使用する場合に比べ、装
置の構成をきわめて簡略化すると共に軽量化することが
できる。更に、イオン水生成装置11では、原水をその
まま放出するか否かを選択する分岐栓24が、放水パイ
プ19から原水が供給される水流入路24aの近傍に設
けられているので、放水パイプ19から分岐栓24に至
る水の流通経路を短くすることができる。また、酸性イ
オン水を排出するための弁体83および酸性イオン水通
路79は電解槽47近傍に設けられているので、酸性イ
オン室54から弁体83および酸性イオン水通路79に
至る水の流通経路を短くすることができる。更に、切換
レバー25および電解スイッチ81が、それぞれ分岐栓
24および弁体83の近傍に配設されるので、両者の動
作を連動させる構成も簡略化される。
【0036】このため、イオン水生成装置11では、装
置の構成をきわめて簡略化すると共にきわめて軽量化す
ることができるといった効果が生じる。特に、このよう
ないわゆる蛇口直結タイプのイオン水生成装置11で
は、蛇口の放水パイプ19や、装置本体12の締付けリ
ング26近傍に、負荷や回転モーメントが加わるのを防
止するため、一層の軽量化が望まれている。このため、
前述の軽量化による効果が一層顕著になる。
置の構成をきわめて簡略化すると共にきわめて軽量化す
ることができるといった効果が生じる。特に、このよう
ないわゆる蛇口直結タイプのイオン水生成装置11で
は、蛇口の放水パイプ19や、装置本体12の締付けリ
ング26近傍に、負荷や回転モーメントが加わるのを防
止するため、一層の軽量化が望まれている。このため、
前述の軽量化による効果が一層顕著になる。
【0037】更に、イオン水生成装置11では、浄水カ
ートリッジ56(水を流通させるとこの部分が最も重く
なる)が収容されるケース本体部22をケース取付部2
1背後に横長に配設し、浄水カートリッジ56収容時の
重心が締付けリング26近傍に配設されるようにしてい
る。このため、放水パイプ19等に回転モーメントを加
えることがほとんどなく、装置本体12をきわめて安定
して放水パイプ19に固定しておくことができる。
ートリッジ56(水を流通させるとこの部分が最も重く
なる)が収容されるケース本体部22をケース取付部2
1背後に横長に配設し、浄水カートリッジ56収容時の
重心が締付けリング26近傍に配設されるようにしてい
る。このため、放水パイプ19等に回転モーメントを加
えることがほとんどなく、装置本体12をきわめて安定
して放水パイプ19に固定しておくことができる。
【0038】また、イオン水生成装置11では、切換レ
バー25および電解スイッチ81がそれぞれの機能に対
応した位置に配設されるので、両者を間違えて操作して
しまうのを防止することができる。従って、原水、浄
水、イオン水の内、所望の水を一層確実に放出させるこ
とができ、延いては、水や電力の浪費を一層良好に防止
することができる。また、前述のように第2の切換部材
75の弾性力による復帰動作により、原水放出時に筒状
電極50、51への通電がなされるのを防止しているの
で、電力の浪費をきわめて良好に防止することができ
る。
バー25および電解スイッチ81がそれぞれの機能に対
応した位置に配設されるので、両者を間違えて操作して
しまうのを防止することができる。従って、原水、浄
水、イオン水の内、所望の水を一層確実に放出させるこ
とができ、延いては、水や電力の浪費を一層良好に防止
することができる。また、前述のように第2の切換部材
75の弾性力による復帰動作により、原水放出時に筒状
電極50、51への通電がなされるのを防止しているの
で、電力の浪費をきわめて良好に防止することができ
る。
【0039】なお、上記実施の形態において、活性炭フ
ィルタ56bおよび中空糸膜フィルタ56cが浄化部材
に、浄水カートリッジ56が浄水槽に、管35からカー
トリッジ室55,電解槽47を経てアルカリイオン水通
路78に至る経路が第1の経路に、水放出路24cが第
2の経路に、分岐栓24が第1の弁体に、酸性イオン水
通路79が排出口に、弁体83が第2の弁体に、切換レ
バー25が第1の操作部材に、電解スイッチ81が第2
の操作部材に、リミットスイッチ87が電解設定部材
に、第2の切換部材75及び支持部材75aが第2の切
換部材に、第1の切換部材76が第1の切換部材にそれ
ぞれ相当する。
ィルタ56bおよび中空糸膜フィルタ56cが浄化部材
に、浄水カートリッジ56が浄水槽に、管35からカー
トリッジ室55,電解槽47を経てアルカリイオン水通
路78に至る経路が第1の経路に、水放出路24cが第
2の経路に、分岐栓24が第1の弁体に、酸性イオン水
通路79が排出口に、弁体83が第2の弁体に、切換レ
バー25が第1の操作部材に、電解スイッチ81が第2
の操作部材に、リミットスイッチ87が電解設定部材
に、第2の切換部材75及び支持部材75aが第2の切
換部材に、第1の切換部材76が第1の切換部材にそれ
ぞれ相当する。
【0040】本発明の要旨とする第1の切換部材並びに
第2の切換部材によれば、第2の切換部材75は第1の
切換部材76を介してリミットスイッチ87を開閉する
(切り換える)ので、第1の切換部材75は第2の切換
部材76の動作(即ち水圧による動作)或いは、電解ス
イッチ81の操作に伴いリミットスイッチを切り換え
る。更に、第2の切換部材76は第1の切換部材75を
必ず押して接近し、離間する場合は必ずしも第1の切換
部材76と一体出来ではない。即ち、カム体85によっ
て第1の切換部材76がリミットスイッチ87に押圧さ
れていれば、第2の切換部材76は単独で離間する。従
って。電解スイッチ81の操作動作に機械的に連動して
第1の切換部材76をリミットスイッチ87に対して接
触状態を変更すると共に、弁体83によった酸性イオン
水通路79が開閉するので、従来のように電磁弁を用い
る必要が無く、重量や消費電力の低減が図られている。
弾性部材76aによる力に抗して水圧によって第2の切
換部材75を移動させる構成なので構成が簡単である。
第2の切換部材によれば、第2の切換部材75は第1の
切換部材76を介してリミットスイッチ87を開閉する
(切り換える)ので、第1の切換部材75は第2の切換
部材76の動作(即ち水圧による動作)或いは、電解ス
イッチ81の操作に伴いリミットスイッチを切り換え
る。更に、第2の切換部材76は第1の切換部材75を
必ず押して接近し、離間する場合は必ずしも第1の切換
部材76と一体出来ではない。即ち、カム体85によっ
て第1の切換部材76がリミットスイッチ87に押圧さ
れていれば、第2の切換部材76は単独で離間する。従
って。電解スイッチ81の操作動作に機械的に連動して
第1の切換部材76をリミットスイッチ87に対して接
触状態を変更すると共に、弁体83によった酸性イオン
水通路79が開閉するので、従来のように電磁弁を用い
る必要が無く、重量や消費電力の低減が図られている。
弾性部材76aによる力に抗して水圧によって第2の切
換部材75を移動させる構成なので構成が簡単である。
【0041】リミットスイッチ87は、第1の切換部材
76が所定の範囲より接触した場合に閉じられ、定常状
態では開な接点を有しており、その接点が開状態である
場合、電解槽47への通電を停止する。従って、リミッ
トスイッチ87と第1の切換部材76とがカム85によ
って接触している場合は、電解槽への通電の停止が決定
される。更に、リミットスイッチ87と第1の切換部材
76とがカム85に対して離間している場合は第1の切
換部材76を介した第2の切換部材75によって電解槽
47への通電および停止が決定される。
76が所定の範囲より接触した場合に閉じられ、定常状
態では開な接点を有しており、その接点が開状態である
場合、電解槽47への通電を停止する。従って、リミッ
トスイッチ87と第1の切換部材76とがカム85によ
って接触している場合は、電解槽への通電の停止が決定
される。更に、リミットスイッチ87と第1の切換部材
76とがカム85に対して離間している場合は第1の切
換部材76を介した第2の切換部材75によって電解槽
47への通電および停止が決定される。
【0042】このことは、電解槽47に通電するための
条件としては、次の2つの条件が必要となる。第1の条
件としては、リミットスイッチ87と第1の切換部材7
6とがカム85に対して離間することであり、第2の条
件としては、リミットスイッチ87と第1の切換部材7
6を介した第2の切換部材75が離間することである。
上記2の条件はAND条件の関係にある。
条件としては、次の2つの条件が必要となる。第1の条
件としては、リミットスイッチ87と第1の切換部材7
6とがカム85に対して離間することであり、第2の条
件としては、リミットスイッチ87と第1の切換部材7
6を介した第2の切換部材75が離間することである。
上記2の条件はAND条件の関係にある。
【0043】そして、リミットスイッチ87と第1の切
換部材76との接触によって閉じられる定常状態では開
な接点を有し、その接点が開状態である場合、電解槽4
7への通電を停止する条件は、前記AND条件の否定で
あるためNAND条件になる。論理式におけるNAND
条件は、NOR条件と等価である。従って、リミットス
イッチ87に対して否定のOR条件で電解槽47への通
電を設定できることになる。つまり、リミットスイッチ
87に対して、カム85による第1の切換部材76と第
1の切換部材76を介した第2の切換部材75とが各々
独立に接触および離間することにより電解槽47への通
電を決定できる。そのため、上述した構成によればリミ
ットスイッチ87に対して簡素化された構成を実現する
ことができる。
換部材76との接触によって閉じられる定常状態では開
な接点を有し、その接点が開状態である場合、電解槽4
7への通電を停止する条件は、前記AND条件の否定で
あるためNAND条件になる。論理式におけるNAND
条件は、NOR条件と等価である。従って、リミットス
イッチ87に対して否定のOR条件で電解槽47への通
電を設定できることになる。つまり、リミットスイッチ
87に対して、カム85による第1の切換部材76と第
1の切換部材76を介した第2の切換部材75とが各々
独立に接触および離間することにより電解槽47への通
電を決定できる。そのため、上述した構成によればリミ
ットスイッチ87に対して簡素化された構成を実現する
ことができる。
【0044】例えば、上述の実施形態のリミットスイッ
チ87の代わりに、接触によって開けられる定常状態で
は閉な接点を有し、その接点が閉状態である場合、電解
槽47への通電を停止するリミットスイッチを用いて、
上述の切換レバー25や電解スイッチ81の操作、並び
に、ダイヤグラム87の動作に対して同様に電解槽47
への電解を設定しようとすると、上述したように切換レ
バー25や電解スイッチ81の操作、並びに、ダイヤグ
ラム87の動作に基づく2つの部材を設け、更に、どち
らか一方の動作を選択的に強制停止させるストッパー機
構を別途設ける必要がある。しかし上述した実施の形態
においては、第1の切換部材76が第2の切換部材75
を移動させる、または、第2の切換部材75が第2の切
換部材76を移動させ、更に、常には開で接触によって
閉じる接点に作用し、上述したようなNOR条件をメカ
的構成で実現するので、そのようなストッパー機構を設
ける必要がない。
チ87の代わりに、接触によって開けられる定常状態で
は閉な接点を有し、その接点が閉状態である場合、電解
槽47への通電を停止するリミットスイッチを用いて、
上述の切換レバー25や電解スイッチ81の操作、並び
に、ダイヤグラム87の動作に対して同様に電解槽47
への電解を設定しようとすると、上述したように切換レ
バー25や電解スイッチ81の操作、並びに、ダイヤグ
ラム87の動作に基づく2つの部材を設け、更に、どち
らか一方の動作を選択的に強制停止させるストッパー機
構を別途設ける必要がある。しかし上述した実施の形態
においては、第1の切換部材76が第2の切換部材75
を移動させる、または、第2の切換部材75が第2の切
換部材76を移動させ、更に、常には開で接触によって
閉じる接点に作用し、上述したようなNOR条件をメカ
的構成で実現するので、そのようなストッパー機構を設
ける必要がない。
【0045】このイオン水生成装置では、図2に示す、
浄水カートリッジ56、電解槽47、などはじめとする
構成が蛇口の放水パイプに取り付けられので、その放水
パイプへの取付部に、上記構成による負荷や回転モーメ
ントが加わっている。そのため、従来のような電磁弁を
用いることなく所望の水を得ることできることは、この
タイプのイオン水生成装置を製造する際の障害となる重
量を少しでも軽くすることに極めて貢献する。
浄水カートリッジ56、電解槽47、などはじめとする
構成が蛇口の放水パイプに取り付けられので、その放水
パイプへの取付部に、上記構成による負荷や回転モーメ
ントが加わっている。そのため、従来のような電磁弁を
用いることなく所望の水を得ることできることは、この
タイプのイオン水生成装置を製造する際の障害となる重
量を少しでも軽くすることに極めて貢献する。
【0046】また、本発明は上記実施の形態になんら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、本発明
は、電解槽47への通電時に酸性イオン水を放出する装
置にも適用することができる。なお、このような装置
は、上記実施の形態において電源装置部14から供給さ
れる直流電流の極性を入れ替えるだけで容易に構成する
ことができる。また、本発明は、例えば特開平7−80
463号公報の図2に記載のように、浄水カートリッジ
を収容する部分を縦長に配設した装置にも適用すること
ができる。更に、本発明は、電解槽47の下流に浄水カ
ートリッジ56が配設されるイオン水生成装置にも適用
することができる。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、本発明
は、電解槽47への通電時に酸性イオン水を放出する装
置にも適用することができる。なお、このような装置
は、上記実施の形態において電源装置部14から供給さ
れる直流電流の極性を入れ替えるだけで容易に構成する
ことができる。また、本発明は、例えば特開平7−80
463号公報の図2に記載のように、浄水カートリッジ
を収容する部分を縦長に配設した装置にも適用すること
ができる。更に、本発明は、電解槽47の下流に浄水カ
ートリッジ56が配設されるイオン水生成装置にも適用
することができる。
【0047】上述した実施の形態によれば、電解スイッ
チ81に対して回転軸81aの先端が直接係合し一体的
に回転するように構成ており、電解スイッチ81の直径
を大きくすれば操作するときの力は少なくてすむ。ま
た、電解スイッチ81と回転軸81aとの間にギヤや連
棹などの電解スイッチ81の操作量を減速させる部材を
設け省力化を図っても良い。その場合、回転軸81aと
平行な回転軸線を偏心した位置に有する大型の操作部材
(例えば、蓋部材23を操作部材とする)を設け、連棹
の一端を回転軸81aの先端に半径方向に伸張するよう
に(カム体85に対向するように配置し)、連棹の他端
を大型の操作部材の回転軸線からできるだけ離れた位置
(例えば、蓋部材23円周端部)に揺動可能に取り付け
れば、回転軸81a及びカム体85を小さな力で回動す
ることができる。
チ81に対して回転軸81aの先端が直接係合し一体的
に回転するように構成ており、電解スイッチ81の直径
を大きくすれば操作するときの力は少なくてすむ。ま
た、電解スイッチ81と回転軸81aとの間にギヤや連
棹などの電解スイッチ81の操作量を減速させる部材を
設け省力化を図っても良い。その場合、回転軸81aと
平行な回転軸線を偏心した位置に有する大型の操作部材
(例えば、蓋部材23を操作部材とする)を設け、連棹
の一端を回転軸81aの先端に半径方向に伸張するよう
に(カム体85に対向するように配置し)、連棹の他端
を大型の操作部材の回転軸線からできるだけ離れた位置
(例えば、蓋部材23円周端部)に揺動可能に取り付け
れば、回転軸81a及びカム体85を小さな力で回動す
ることができる。
【0048】上述した実施の形態においては、第1の切
換部材及び第2の切換部材が多少の変形は伴うが基本的
には回動によって突起部87aを押圧するように構成さ
れているが、回動はわずかもしくは無く基本的に弾性変
形によって突起部87aを押圧するように構成しても良
い。
換部材及び第2の切換部材が多少の変形は伴うが基本的
には回動によって突起部87aを押圧するように構成さ
れているが、回動はわずかもしくは無く基本的に弾性変
形によって突起部87aを押圧するように構成しても良
い。
【0049】
【発明の効果】上述した本発明の請求項1記載のイオン
水生成装置によれば、二つの操作部材が、各々二つの状
態の一方を選択するように構成されており、その選択の
組み合せにより、原水、浄水、またはイオン水が放出さ
れる。このため、原水、浄水、イオン水の内、所望の水
を確実に放出させることができる。従って、水や電力の
浪費を防止することができる。更に、第2の操作部材の
操作動作に機械的に連動して第1の切換部材を通電設定
部材に対して接触させると共に、第2の弁体によって排
水口が開閉するので、従来のように電磁弁を用いる必要
が無く、重量や消費電力の低減が図られている。
水生成装置によれば、二つの操作部材が、各々二つの状
態の一方を選択するように構成されており、その選択の
組み合せにより、原水、浄水、またはイオン水が放出さ
れる。このため、原水、浄水、イオン水の内、所望の水
を確実に放出させることができる。従って、水や電力の
浪費を防止することができる。更に、第2の操作部材の
操作動作に機械的に連動して第1の切換部材を通電設定
部材に対して接触させると共に、第2の弁体によって排
水口が開閉するので、従来のように電磁弁を用いる必要
が無く、重量や消費電力の低減が図られている。
【0050】請求項2記載のイオン水生成装置によれ
ば、弾性部材によって第2の切換部材と通電設定部材と
を接近させ、水圧によって移動部材を弾性部材による力
に抗して移動するので、水圧を弾性力で受けているので
簡素化された構成を実現することができる。
ば、弾性部材によって第2の切換部材と通電設定部材と
を接近させ、水圧によって移動部材を弾性部材による力
に抗して移動するので、水圧を弾性力で受けているので
簡素化された構成を実現することができる。
【0051】請求項3記載のイオン水生成装置によれ
ば、通電設定部材に対して否定のOR条件で電解槽への
通電を設定でき、つまり、通電設定部材に対して、第2
の操作部材による第1の切換部材と第1の切換部材を介
した第2の切換部材とが各々独立に接触および離間する
ことにより電解槽への通電を決定できる。そのため、電
解槽に通電するための条件としては、上述した構成によ
れば通電設定部材に対して簡素化された構成を実現する
ことができる。
ば、通電設定部材に対して否定のOR条件で電解槽への
通電を設定でき、つまり、通電設定部材に対して、第2
の操作部材による第1の切換部材と第1の切換部材を介
した第2の切換部材とが各々独立に接触および離間する
ことにより電解槽への通電を決定できる。そのため、電
解槽に通電するための条件としては、上述した構成によ
れば通電設定部材に対して簡素化された構成を実現する
ことができる。
【0052】請求項4記載のイオン水生成装置によれ
ば、蛇口に取り付けられる部分に、浄水槽、電解槽、第
1の弁体、排出口、第2の弁体、第1の操作部材、第2
の操作部材、第1の切換部材、および第2の切換部材が
備えられているような蛇口取り付け型のイオン水生成装
置おいて、従来のような電磁弁を用いることなく所望の
水を得ることできるので、このタイプのイオン水生成装
置を製造する際の障害となる重量を少しでも軽くするこ
とができる。
ば、蛇口に取り付けられる部分に、浄水槽、電解槽、第
1の弁体、排出口、第2の弁体、第1の操作部材、第2
の操作部材、第1の切換部材、および第2の切換部材が
備えられているような蛇口取り付け型のイオン水生成装
置おいて、従来のような電磁弁を用いることなく所望の
水を得ることできるので、このタイプのイオン水生成装
置を製造する際の障害となる重量を少しでも軽くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のイオン水生成装置の構成構成を表す
図である。
図である。
【図2】 本発明が適用されたイオン水生成装置の装置
本体の構成を一部破断して表す上面図である。
本体の構成を一部破断して表す上面図である。
【図3】 その装置本体の構成を一部破断して表す正面
図である。
図である。
【図4】 その装置本体の構成を一部破断して表す側面
図である。
図である。
【図5】 その装置本体の構成を表す縦断面図である。
【図6】 上記イオン水生成装置の使用状態を例表する
説明図である。
説明図である。
【図7】 本発明の第2の切換部材に相当する部品を表
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】 水圧が無し、切換レバーが浄水で、電解スイ
ッチがOFFの状態の時のスイッチと、第1の切換部材
と、第2の切換部材とを表す図である。
ッチがOFFの状態の時のスイッチと、第1の切換部材
と、第2の切換部材とを表す図である。
【図9】 水圧が無し、切換レバーがイオン水で、電解
スイッチがOFFの状態の時のスイッチと、第1の切換
部材と、第2の切換部材とを表す図である。
スイッチがOFFの状態の時のスイッチと、第1の切換
部材と、第2の切換部材とを表す図である。
【図10】 水圧が有り、切換レバーが浄水で、電解ス
イッチがOFFの状態の時のスイッチと、第1の切換部
材と、第2の切換部材とを表す図である。
イッチがOFFの状態の時のスイッチと、第1の切換部
材と、第2の切換部材とを表す図である。
【図11】 水圧が有り、切換レバーがイオン水で、電
解スイッチがONの状態の時のスイッチと、第1の切換
部材と、第2の切換部材とを表す図である。
解スイッチがONの状態の時のスイッチと、第1の切換
部材と、第2の切換部材とを表す図である。
11…イオン水生成装置 12…装置本体 1
4…電源装置部 19…放水パイプ 24…分岐栓 2
4a…水流入路 24b…水流出路 24c…水放出路 25…切換
レバー 35,43…管 47…電解槽 50,51…筒状電極 55
…カートリッジ室 56…浄水カートリッジ 75…第1の切換部材
76…第2の切換部材 79…酸性イオン水通路 81…電解スイッチ
83…弁体
4…電源装置部 19…放水パイプ 24…分岐栓 2
4a…水流入路 24b…水流出路 24c…水放出路 25…切換
レバー 35,43…管 47…電解槽 50,51…筒状電極 55
…カートリッジ室 56…浄水カートリッジ 75…第1の切換部材
76…第2の切換部材 79…酸性イオン水通路 81…電解スイッチ
83…弁体
Claims (4)
- 【請求項1】 不純物を吸着または濾過することにより
水を浄化する浄化部材を有する浄水槽と、 水を電気分解することによりアルカリイオン水および酸
性イオン水を生成する電解槽と、 水源からの水を、上記電解槽および浄水槽を通過する第
1の経路、または、上記電解槽および浄水槽を共に通過
しない第2の経路に、選択的に流通させる第1の弁体
と、 上記電解槽にて生成されたアルカリイオン水または酸性
イオン水のいずれか一方を上記第1の経路外に排出する
排出口と、 該排出口を開閉する第2の弁体と、 操作状態に応じて上記第1の弁体による上記経路の選択
状態を切り換える第1の操作部材と、 上記電解槽に通電するか、または、上記電解槽への通電
を停止するかを設定するための通電設定部材と、 上記通電設定部材に接触し、上記電解槽に通電するか、
または、上記電解槽への通電を停止するかを切り換える
第1の切換部材と、 操作状態に応じて上記第1の切換部材の少なくとも一部
を移動させ、上記通電設定部材を通電状態にすると共に
上記第2の弁体を開き、または、上記通電設定部材を通
電停止状態にすると共に上記第2の弁体を閉じる第2の
操作部材と、 上記電解槽で電解される水の水圧によって移動或いは変
形し、上記通電設定部材を通電状態かまたは通電停止状
態に上記第1の切換部材を介して切り換える第2の切換
部材とを備えたことを特徴とするイオン水生成装置。 - 【請求項2】 上記第2の切換部材を上記通電設定部材
に接近させる力を付勢する弾性部材と、 上記弾性部材による力に抗して上記水圧によって上記第
2の切換部材を移動する移動部材とを備え、 上記第1の切換部材は上記通電設定部材に対して上記第
2の切換部材によって接近或いは離間するように配置さ
れ、上記通電設定部材と上記第1の切換部材との離間に
基づき上記電解槽が通電されることを特徴とする請求項
1記載のイオン水生成装置。 - 【請求項3】 上記通電設定部材は、上記第1の切換部
材との接触によって閉じられる定常状態では開な接点を
有し、その接点が開状態である場合、上記電解槽への通
電を停止することを特徴とする請求項2記載のイオン水
生成装置。 - 【請求項4】 上記浄水槽、上記電解槽、上記第1の弁
体、上記排出口、上記第2の弁体、上記第1の操作部
材、上記第2の操作部材、上記第1の切換部材、及び、
上記第2の切換部材が、水道の蛇口に一体に取り付けら
れることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
のイオン水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08193069A JP3087655B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | イオン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08193069A JP3087655B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | イオン水生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1034155A JPH1034155A (ja) | 1998-02-10 |
JP3087655B2 true JP3087655B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=16301695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08193069A Expired - Fee Related JP3087655B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | イオン水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3087655B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101233724B1 (ko) * | 2011-08-09 | 2013-02-18 | 주식회사 알카메디 | 이온수기의 스위치 제어장치 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP08193069A patent/JP3087655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1034155A (ja) | 1998-02-10 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |