JP2001164705A - 平板瓦 - Google Patents

平板瓦

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JP2001164705A
JP2001164705A JP35095399A JP35095399A JP2001164705A JP 2001164705 A JP2001164705 A JP 2001164705A JP 35095399 A JP35095399 A JP 35095399A JP 35095399 A JP35095399 A JP 35095399A JP 2001164705 A JP2001164705 A JP 2001164705A
Authority
JP
Japan
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tile
ridge
flat roof
flat
drainage
Prior art date
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Pending
Application number
JP35095399A
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English (en)
Inventor
Asayuki Kamiya
淺之 神谷
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YAMAHEI KK
Original Assignee
YAMAHEI KK
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Publication date
Application filed by YAMAHEI KK filed Critical YAMAHEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下方の平板瓦の水切り突条と上方の平板瓦の
下面との間に隙間から内方へ雨水が吹き込んでしまう。 【解決手段】 瓦本体の裏面における頭側にして、葺設
状態における下方の平板瓦の水切り突条6の尻側に位置
させる様に水返し突条19を形成して、下方の平板瓦の水
切り突条6と上方の平板瓦の下面との間の隙間を水返し
突条19で閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水の侵入を可能
な限り抑止する様にした筋葺き用の平板瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、葺設状態における上方の平板瓦の
垂れの下端面と、下方の平板瓦の上面との間の隙間から
吹き込んだ雨水は、下方の平板瓦における上方の平板瓦
との重合部位に形成された水切り突条によりそれ以上内
方への雨水の吹込みを抑止する様に成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水切り突条と
上方の平板瓦の下面との間に隙間があるため、強風雨時
に水切り突条より内方へ雨水が吹き込んでしまう等解決
せねばならない課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、強風雨時に雨水が吹き込んでしまう課題に鑑
み、瓦本体の裏面における頭側にして、葺設状態におけ
る下方の平板瓦の水切り突条の尻側に位置させる様に水
返し突条を形成したことによって、下方の平板瓦の水切
り突条と上方の平板瓦の下面との間の隙間を水返し突条
で閉鎖する様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、本発明に係る平板瓦の平面図
であり、図2は、図1の底面図であり、図3は、葺設状
態における平板瓦の下方重合部上の雨水の排水経路を示
す拡大図であり、図4は、葺設状態における平板瓦の要
部拡大断面図であり、図5は、2枚の平板瓦の重合状態
を示す断面図である。図1、2に示す様に、屋根下地A
上に筋葺きする平板瓦1、1a…にあっては、一側方に上
方重合部3が形成された略矩形状の瓦本体2の他側方に
下方重合部4を突設して形成されている。
【0006】平板瓦1、1a…の尻側の外縁部に沿って水
返し5が形成され、又瓦本体2の尻側の重合部位の中間
部に、瓦本体2の幅方向全体にわたる水切り突条6が形
成され、該水切り突条6を少なくとも水返し5と同じ高
さとしている。瓦本体2の略中央に谷部7を形成して、
その両側に山部8、8aを形成し、一方の山部8の幅に対
し、他方の山部8aの幅が狭く設定されている。又、他方
の山部8aは、頭側より水切り突条6までの間に形成され
ている。又、山部8、8aにおける尻側の重合部位の部分
を低くすると共に、山部8、8aにおける高位部9、9aの
低位部10、10a との境界部に形成された段差部11、11a
が若干高くなる様に、高位部9、9aにおける尻側の上面
が傾斜面を介して若干高くしている。又、瓦本体2の頭
側に形成された垂れ12の下端面12a を、重合部位におけ
る水切り突条6より頭側部分の上面に合致する様に形成
されている。又、瓦本体2における上方重合部3の尻側
に、葺設状態で隣接する平板瓦1、1a…の水返し5に対
応する切欠13が形成されている。又、下方重合部4の外
側部に沿って水返し14が形成され、該水返し14の中央部
頭側寄りに排水切込15が形成され、又下方重合部4の頭
側に、外側且つ頭側へ傾斜させた誘水突条16を形成し、
該誘水突条16の下端を排水切込15を形成する水返し14の
頭側部分の上端側に連設させ、誘水突条16で誘導された
雨水を排水切込15から排出可能にしている。又、一方の
低位部10の上面に、誘水突条16と同方向に形成された誘
水溝17が刻設されている。又、平板瓦1の裏面における
水切り突条6との対応部分に逃がし溝18が形成されてい
る。又、平板瓦1の裏面における頭側にして、葺設状態
における下方の平板瓦1の水切り突条6の尻側に位置す
る様に水返し突条19が形成されている。
【0007】次に本発明に係る平板瓦の作用について説
明する。図4に示す様に、葺設状態の平板瓦1、1a…に
おける流れ方向に隣接する上方の平板瓦1、1a…におけ
る水返し突条19と下方の平板瓦1、1a…における水切り
突条6により、上方の平板瓦1、1a…における垂れ12
と、下方の平板瓦1、1a…の上面との間の隙間から吹き
込んでくる雨水が遮断されて、それ以上内方へ侵入しな
い。又、図5に示す様に、梱包時に複数枚(図面上2
枚)の平板瓦1、1a…を重ねると、下方の平板瓦1、1a
…における水切り突条6の上部が、上方の平板瓦1a、1b
…における逃がし溝18に収容されて、平板瓦1、1a…が
安定状態で重ねられる。
【0008】又、図3に示す様に、平板瓦1、1a…を筋
葺きすると、桁行方向に隣接する平板瓦1、1a…の隙間
から侵入した雨水は、下方重合部4上を流下し、誘水突
条16により外側方へ誘導されて、排水切込15より斜め下
方の平板瓦1、1a…における低位部10上に落下し、低位
部10の上面及び誘水溝17内を通って谷部7側へ誘導し
て、上方の平板瓦1、1a…における垂れ12と下方の平板
瓦1、1a…における上面間の隙間から外部へ排出され
る。
【0009】又、平板瓦1、1a…には歪みがあって、平
板瓦1、1a…の上面と垂れ12の間に隙間が発生してしま
うが、山部8、8aにおける尻側の重合部位である低位部
10、10a と高位部9、9a間の段差部11、11a でその隙間
の殆どが隠れてしまうことから、見栄えが良い瓦屋根が
構築可能になる。加えて、平板瓦1、1a…の垂れ12が、
下方の平板瓦1、1a…における段差部11、11a で引っ掛
かって、下方の平板瓦1、1a…に対し上方の平板瓦1、
1a…が位置決め固定されることから、屋根下地A側に桟
木を設けなくても、平板瓦1、1a…を屋根下地A上に葺
設可能になる。
【0010】
【発明の効果】要するに本発明は、一側方に上方重合部
3を形成した矩形状の瓦本体2の他側方に下方重合部4
を突設すると共に、尻側に水返し5を、頭側に垂れ12
を、下方重合部4の外側に水返し14を設け、瓦本体2の
尻側の重合部位の中間部に、瓦本体2の幅方向全体にわ
たる水切り突条6を形成した平板瓦1、1a…において、
平板瓦1の裏面における頭側にして、葺設状態における
下方の平板瓦1の水切り突条6の尻側に位置させる様に
水返し突条19を形成したので、かかる平板瓦1を葺設す
ると、上方の平板瓦1、1a…における水返し突条19によ
り、下方の平板瓦1、1a…における水切り突条6と、上
方の平板瓦1、1a…の下面との間の隙間を閉鎖出来るた
め、上方の平板瓦1、1a…における垂れ12と、下方の平
板瓦1、1a…の上面との間の隙間からの雨水の侵入を完
全に防止することが出来る。又、水切り突条6を少なく
とも水返し5と同じ高さとしたので、雨水の遮蔽効果を
向上させることが出来る。又、例えば平板瓦1、1a…の
水切り突条6が水返し5より高い場合、かかる平板瓦
1、1a…を梱包時に重ねると、下方の平板瓦1、1a…の
水切り突条6の上部が上方の平板瓦1a、1b…の下面に当
たってしまって、重合状態が不安定になることから、梱
包前工程の積重作業時又は運搬時に荷崩れの危険性があ
るが、瓦本体2の裏面における水切り突条6との対応部
分に逃がし溝18を形成したので、水切り突条6の上部は
逃がし溝18に収容されてしまうため、平板瓦1、1a…を
安定状態で重ねることが出来る等その実用的効果甚だ大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平板瓦の平面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】葺設状態における平板瓦の下方重合部上の雨水
の排水経路を示す拡大図である。
【図4】葺設状態における平板瓦の要部拡大断面図であ
る。
【図5】2枚の平板瓦の重合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1a… 平板瓦 2 瓦本体 3 上方重合部 4 下方重合部 5 水返し 6 水切り突条 12 垂れ 18 逃がし溝 19 水返し突条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側方に上方重合部を形成した矩形状の
    瓦本体の他側方に下方重合部を突設すると共に、尻側に
    水返しを、頭側に垂れを、下方重合部の外側に水返しを
    設け、瓦本体の尻側の重合部位の中間部に、瓦本体の幅
    方向全体にわたる水切り突条を形成した平板瓦におい
    て、 瓦本体の裏面における頭側にして、葺設状態における下
    方の平板瓦の水切り突条の尻側に位置させる様に水返し
    突条を形成したことを特徴とする平板瓦。
  2. 【請求項2】 水切り突条を少なくとも水返しと同じ高
    さとし、瓦本体の裏面における水切り突条との対応部分
    に逃がし溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    平板瓦。
JP35095399A 1999-12-10 1999-12-10 平板瓦 Pending JP2001164705A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016056770A1 (ko) * 2014-10-07 2016-04-14 주식회사 대동요업 역류 방지가 가능한 기와

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016056770A1 (ko) * 2014-10-07 2016-04-14 주식회사 대동요업 역류 방지가 가능한 기와

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