JP2000027375A - 防水瓦 - Google Patents

防水瓦

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JP2000027375A
JP2000027375A JP10214874A JP21487498A JP2000027375A JP 2000027375 A JP2000027375 A JP 2000027375A JP 10214874 A JP10214874 A JP 10214874A JP 21487498 A JP21487498 A JP 21487498A JP 2000027375 A JP2000027375 A JP 2000027375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
ridge
section
tile body
water return
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Pending
Application number
JP10214874A
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English (en)
Inventor
Asayuki Kamiya
淺之 神谷
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YAMAHEI KK
Original Assignee
YAMAHEI KK
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Publication date
Application filed by YAMAHEI KK filed Critical YAMAHEI KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向又は横方向に隣接する瓦同士の隙間
から雨水が吹き込む。 【解決手段】 桟山部から下方湾曲する谷部を連続形成
し、且つ尻及び差込み部の側縁部に沿う様に水返しを形
成した瓦本体の上面の尻側寄りに、瓦本体の幅方向に長
い横突条11を形成すると共に、該横突条11と水返しにお
ける尻側部位との間の部分の上面を高く形成すること、
及び/又は瓦本体の差込み部側にして、瓦本体のきき幅
境界線の内側に、瓦本体の流れ方向に長い縦突条12を形
成して、侵入した雨水を強制排出したり、横方向に隣接
する瓦同士の隙間を閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、葺設状態での重合
部分からの雨水の侵入を防止する様にした防水瓦に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、日本で一般的に使用されるJ型桟
瓦(JIS規格での呼称)にあっては、尻側及び差込み
側に水返しが設けられ、更に上面の中間部にして尻側寄
りに、幅方向に長い突条を形成して、葺設状態での重合
部分からの雨水の侵入を防止する様にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるJ型桟
瓦にあっては上下方向又は横方向に隣接する瓦同士の隙
間から雨水が吹き込んでしまうなど、解決せねばならな
い課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、雨仕舞いが悪い課題に鑑み、桟山部から下方
湾曲する谷部を連続形成し、且つ尻及び差込み部の側縁
部に沿う様に水返しを形成した瓦本体の上面の尻側寄り
に、瓦本体の幅方向に長い横突条を形成すると共に、該
横突条と水返しにおける尻側部位との間の部分の上面を
高く形成すること、及び/又は瓦本体の差込み部側にし
て、瓦本体のきき幅境界線の内側に、瓦本体の流れ方向
に長い縦突条を形成することによって、葺設状態におい
て上下方向又は横方向に隣接する瓦同士の隙間からの雨
水の吹込みを防止する様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1、2に示す様に、本発明に係る
防水瓦1にあっては、陶磁器製にして一側方に上方湾曲
する桟山部2を形成すると共に、該桟山部2から他側方
に連続して桟山部2より曲率半径が大きい谷部3を下方
湾曲形成して瓦本体4とし、該瓦本体4の他側方側を差
込み部5としている。又、瓦本体4の上面にして、差込
み部5及び尻6の側縁部に沿う様に水返し7が、瓦本体
4の下面にして、桟山部2側の側縁部に沿う様に水切り
8が夫々形成され、又瓦本体4の頭9に水垂れ10が形成
されている。又、瓦本体4に頭側切欠15及び尻側切欠16
を形成している。
【0006】又、瓦本体4における上面の中間部にして
尻6側寄りに、瓦本体4の幅方向に長い横突条11を形成
し、図2に示す様に、瓦本体4の上面における横突条11
と水返し7における尻6側部位との間の部分を、横突条
11より頭9側の部分より高くしている。又、瓦本体4に
おける上面の中間部にして、瓦本体4のきき幅境界線L
の内側に、瓦本体4の流れ方向に長い縦突条12を形成し
て、該縦突条12の外側面に葺設状態で隣接する防水瓦1
の側端面に当接する様にしている。又、図1に示す様
に、頭9側の端部を内側に屈曲させるのが望ましい。
又、上記縦突条12の外側、即ち縦突条12と水返し7にお
ける差込み部5側部位との間に位置決め突条13を縦突条
12と平行に形成している。又、瓦本体4の上面にして、
差込み側の尻6角部近辺に、直角に屈曲された水返し14
を形成したり、或いは図4に示す様に、突条13の尻6側
端部を内側へ直角に水返し17を延設している。
【0007】次に本発明に係る防水瓦の作用について説
明する。葺設状態で上下方向に隣接する防水瓦1同士の
隙間から雨水が吹き込んでも、横突条11、最終的には水
返し7における尻6側部位で、屋根下地側への侵入を阻
止し、水返し7に当たった雨水は、瓦本体4の上面にお
ける横突条11と水返し7における尻6側部位との間の部
分に止まらず、横突条11の両端側より流下する。又、防
水瓦1を横方向に葺設する場合、図3に示す様に、葺設
された防水瓦1の縦突条12と位置決め突条13間に葺設す
る防水瓦1の水切り8を、葺設する防水瓦1の側端面を
縦突条12の側面に当接させる様にして嵌め込むことで、
防水瓦1を横方向に正確に配列可能にしている。そし
て、一方の防水瓦1の側端面が他方の防水瓦1の縦突条
12の側面に当接状態であることから、横方向に隣接する
防水瓦1同士の隙間を縦突条12で閉鎖している。
【0008】
【発明の効果】要するに本発明は、瓦本体4の上面にし
て尻6側寄りに形成した横突条11と水返し7における尻
6側部位との間の部分の上面を高くしたので、吹き込ん
だ雨水が横突条11の尻6側に溜まらず、外部排出させる
ことが出来る。又、瓦本体4の差込み部5側にして、瓦
本体4のきき幅境界線Lの内側に、瓦本体4の流れ方向
に長い縦突条12を形成したので、葺設状態における隣接
する防水瓦1の側端面が縦突条12に当接する、即ち形成
されるべき隙間が閉鎖されるため、かかる隙間からの雨
水の吹込みを防止出来る。又、上記した2パターンの構
成を兼備させれば、雨水の侵入口を同時に閉鎖可能なた
め、防水機能を完備した瓦屋根を構築することが出来
る。
【0009】又、瓦本体4に尻側切欠16が形成されてい
るも、縦突条12の頭9側の端部を内側に屈曲させたの
で、隣接する防水瓦1と縦突条12間の隙間から侵入した
雨水は、縦突条12に沿って谷部3側へ誘導されるため、
尻側切欠16側への流入を防止することが出来る。又、瓦
本体4の上面にして、縦突条12の外側に、該縦突条12と
平行な位置決め突条13を形成したので、葺設された防水
瓦1における縦突条12と位置決め突条13間に、葺設する
防水瓦1の水切り8を嵌め込むことで、防水瓦1を横方
向に正確に配列可能にし、且つ横方向に隣接する防水瓦
1の一体化を図ることが出来、耐風、耐震性の向上を図
ることが出来る。
【0010】又、瓦本体4の上面にして、差込み部5側
の尻6側の角部近辺に、直角に屈曲された水返し14を形
成したり、或いは突条13の尻6側より内側に直角に水返
し17を延設したので、勢力の大きい台風等の強い風雨時
における雨水の侵入を防止出来る等その実用的効果甚だ
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水瓦の斜視図である。
【図2】図1の中央縦断面の拡大端面図である。
【図3】防水瓦の横方向への葺設状態を示す横断面の要
部拡大端面図である。
【図4】防水瓦の他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
2 桟山部 3 谷部 4 瓦本体 5 差込み部 6 尻 7 水返し 8 水切り 9 頭 11 横突条 12 縦突条 13 位置決め突条 14 水返し 17 水返し L きき幅境界線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桟山部から下方湾曲する谷部を連続形成
    した瓦本体の尻及び差込み部の側縁部に沿う様に水返し
    を、桟山部側の側部下面に水切りを、瓦本体の上面の尻
    側寄りに、瓦本体の幅方向に長い横突条を夫々形成した
    桟瓦であって、上記横突条と水返しにおける尻側部位と
    の間の部分の上面を高く形成すること、及び/又は瓦本
    体の差込み部側にして、瓦本体のきき幅境界線の内側
    に、瓦本体の流れ方向に長い縦突条を形成したことを特
    徴とする防水瓦。
  2. 【請求項2】 縦突条の頭側の端部を内側に屈曲させた
    ことを特徴とする請求項1の防水瓦。
  3. 【請求項3】 瓦本体の上面にして、縦突条の外側に、
    該縦突条と平行な位置決め突条を形成したことを特徴と
    する請求項1又は2の防水瓦。
  4. 【請求項4】 瓦本体の上面にして、差込み部側の尻側
    の角部近辺に、直角に屈曲された水返しを形成したこと
    を特徴とする請求項1、2又は3の防水瓦。
  5. 【請求項5】 突条の尻側より内側に直角に水返しを延
    設したことを特徴とする請求項1、2又は3の防水瓦。
JP10214874A 1998-07-13 1998-07-13 防水瓦 Pending JP2000027375A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108708501A (zh) * 2018-05-25 2018-10-26 嘉泰屋面材料(肇庆)有限公司 一种传统仿古风格的一体式屋面瓦

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309