JPH06294189A - 屋根の雨水排水構造 - Google Patents

屋根の雨水排水構造

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JPH06294189A
JPH06294189A JP15136393A JP15136393A JPH06294189A JP H06294189 A JPH06294189 A JP H06294189A JP 15136393 A JP15136393 A JP 15136393A JP 15136393 A JP15136393 A JP 15136393A JP H06294189 A JPH06294189 A JP H06294189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
tile
water collector
water
gutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP15136393A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takagi
博行 高木
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YOSHIEMON SANGYO KK
Original Assignee
YOSHIEMON SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根に梯子を掛けたり、積雪及び屋根の雪降
しの際、横樋を損傷する恐れがなく、且つ外観の体裁が
極めて良い屋根の雨水排水構造を提供する。 【構成】 屋根の軒先近傍の野地板1上に排水口3を具
備する皿状の集水器2を配設し、該集水器2の上面側に
排水孔6を多数穿設した瓦5を敷設し、野地板1の下面
側に横樋7を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瓦葺屋根の雨水排水構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根に降った雨水を排水する構造
は、軒先に断面半円弧状の横樋によるのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の雨
樋による排水構造は建築物の美観を損ね、屋根の修復、
雪降し或いは掃除を行う際に梯子を掛けると、梯子によ
って横樋が変形したり、損傷したりすることが多く、特
に北陸などの雪国では屋根に多量の雪が積り、雪降し時
は勿論のこと、自然に雪が軒先へ滑って横樋に多量の雪
が積もり、その重量によって横樋を損傷することが頻繁
に生じた。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、梯子や積雪によって損傷する恐れがなく、且つ屋
根の外観を体裁良くする屋根の雨水排水構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による上記課題の
解決手段は、軒先近傍の野地板上に排水口を具備する皿
状の集水器を配設し、該集水器の上面側に排水孔を多数
穿設した瓦を敷設し、野地板の下面側に横樋を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】また、瓦の表側には前記排水孔に連通する
誘水路を具備している屋根の雨水排水構造であっても良
い。
【0007】更に瓦の裏側には、瓦の裏面を伝う雨水を
断ち切るための突条を排水孔の下方位置に横方向に形成
してある屋根の雨水排水構造であれば、より優れてい
る。
【0008】
【作用】雨水は屋根を伝い、軒先に敷設した瓦の排水孔
を通って集水器に流れ込み、集水器の排水口から集水器
の下面側に配設した横樋に流出する。
【0009】また、瓦の表側に排水孔に連通する誘水路
を具備しているので屋根に降った雨水を、誘水路から広
く集めて排水孔に導くことができる。さらに瓦の裏面側
に突条を排水孔の下方位置に形成することによって、排
水孔を通って一部瓦の裏面を伝う雨水を断ち切ることが
できる。
【0010】
【実施例】本発明による屋根の雨水排水構造の実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1と図2に示すよう
に、軒先近傍の野地板1上に耐水性で皿状の集水器2を
配設し、この集水器2は上流側一面を開放し、下流側に
野地板1を貫通して屋根の裏側に突出する排水口3を設
け、上面に耐水性の瓦桟4を設けたもので、瓦桟4上に
上流側と同様に瓦5を敷設するが、集水器2上に敷設し
た瓦5には多数の排水孔6が穿設してある。集水器2の
下面側に前記各排水口3から流出する雨水を受ける横樋
7を設け、これに立樋を連結したものである。
【0011】横樋7はU字型の樋を使用した場合は、排
水口3から横樋に流出した雨水が飛びはねことを防止す
るために横樋7に樋カバー11を介在するものである
が、図5に示すように横樋7にパイプ10を使用すれ
ば、飛びはねの心配がなく都合が良い。
【0012】樋カバー11は、図6に示すようにU字型
の横樋7を上部から覆うカバー形状をなし、上面には集
水器2の下部に垂設した排水パイプ12が挿通する空孔
13が穿設されており、集水器2から勢い良く流れてく
る雨水が飛び跳ねることなく横樋7に受けるようになっ
ている。尚、樋カバー11は上記の目的を達成するもの
であれば。この形状に限定されないことはいうまでもな
い。
【0013】瓦桟4は集水器2上にスペーサー8を介し
て取り付けられており、雨水が排水口3に流れ易いよう
になっている。また、集水器2は寄棟,入もや等各種屋
根形状に応じて形成するもので、例えば寄棟の場合は図
3に示す如く軒先の両端に配設する各集水器2の片側を
斜めに形成する。更に集水器2は組み立ての便宜を考慮
し、その横幅を1〜2mのサイズに形成することが望ま
しく、この場合、集水器2を軒先に沿って間隔をおいて
列設し、各集水器2間に断面コ字状の隙間カバー9を配
設する。
【0014】排水孔6は瓦5の谷部に穿設してあること
が望ましく、雨水を排水し得る直径に形成してある。
尚、図4に示す如く排水孔6を形成してある部分を着脱
可能に形成したものであれば、集水器2内に入り込んだ
塵を掃除する際に、その部分を取り外すことができるの
で非常に便利である。
【0015】図7は排水孔の実施例を示すもので、多数
の排水孔6を瓦5の谷部及びその近傍に設けると共に隣
り合う各排水孔6を互いに誘水路14で連結し、屋根を
伝ってきた雨水を確実に排水孔6に導くようにしたもの
である。誘水路14の連通形状は枡目状に限らず、縦横
斜めあらゆる方向に形成してもよい。
【0016】図8に示すように瓦5の裏面には、排水孔
6から流下する雨水のうち瓦5の裏面を伝ってくる雨水
を断つために、排水孔6の下方位置に横方向に突条15
を形成してある。
【0017】尚、図9の(イ)(ロ)は排水孔6の他の
実施例を示すもので、排水孔6の夫々の上流側に、雨水
が流入しやすいように排水孔6に向かって徐々に傾斜を
もたせて切り欠いた誘水路14を形成しても良い。
【0018】本発明による屋根の雨水排水構造による瓦
5は日本瓦と称される焼成瓦に限定されるものではな
く、セメント瓦、スレート瓦等にも本構造を適用できる
ものである。また、瓦5は上下に2枚、左右に2枚或い
は上下左右に4枚を1組に一体成形し、軒先の瓦5に排
水孔6を穿設してあるものであっても良い。
【0019】尚、軒先近傍の野地板1に横方向に長い開
口部を設け、集水器2の横幅を垂木の間隔に形成し、且
つ集水器2の底部に前記開口部に嵌入可能な段部を形成
し、該段部が開口部に係止するように野地板1上に集水
器2を配設したものであってもよい。
【0020】以上の構造に構成されているので、雨水は
屋根を伝って軒先に敷設した瓦5の誘水路14より排水
孔6に流れ込み、集水器2で受けられ排水口3から、効
率良く横樋7に排水するものである。
【0021】
【発明の効果】本発明による屋根の雨水排水構造は従来
のように横樋が軒先に突出していないため、梯子を掛け
た際に梯子が不安定になることがないばかりか、梯子又
は屋根の雪によって横樋が変形したり損傷する心配もな
く、建築物の外観を向上することができるものである。
【0022】瓦の表側に各排水孔に連通する誘水路を形
成しておけば、屋根に降った雨水を誘水路によって広く
集めて各排水孔に確実に導くことができ、従って排水孔
の径を大きくすることなく集水能力が向上すると共に、
集水器内へのゴミの流入も極力防止できる。
【0023】さらに、瓦の裏面側の排水孔の下方位置に
突条を横方向に形成しておけば、排水孔から一部瓦の裏
面を伝う雨水を断ち切ることができるので、排水孔を通
って流入する雨水を集水器に確実に収容して都合よく排
水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による屋根の雨水排水構造を一部分解し
て示す斜視図である。
【図2】本発明による屋根の雨水排水構造の断面図であ
る。
【図3】寄棟の場合の集水器の配置を示す平面図であ
る。
【図4】排水孔の部分を嵌脱可能に形成した瓦を示す斜
視図である。
【図5】横樋にパイプを用いた本発明の実施例を示す断
面図である。
【図6】樋カバーの斜視図である。
【図7】の(イ)(ロ) 瓦の斜視図とそのA−A矢視断面図である。
【図8】瓦の裏面から見た斜視図である。
【図9】の(イ)(ロ) 瓦の他の実施例を示す斜視図とそのB−B矢視断面図で
ある。
【符号の説明】
1 野地板 2 集水器 3 排水口 5 瓦 6 排水孔 7 横樋 14 誘水路 15 突条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒先近傍の野地板(1)上に排水口
    (3)を具備する皿状の集水器(2)を配設し、該集水
    器(2)の上面側に排水孔(6)を多数穿設した瓦
    (5)を敷設し、野地板(1)の下面側に横樋(7)を
    設けたことを特徴とする屋根の雨水排水構造。
  2. 【請求項2】 瓦(5)の表側に、前記排水孔(6)に
    連通する誘水路(14)を具備していることを特徴とす
    る請求項1に記載の屋根の雨水排水構造。
  3. 【請求項3】 瓦(5)の裏側には、瓦(5)の裏面を
    伝う雨水を断ち切るための突条(15)を排水孔(6)
    の下方位置に横方向に形成してあることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の屋根の雨水排水構造。
JP15136393A 1993-02-10 1993-05-28 屋根の雨水排水構造 Pending JPH06294189A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15136393A JPH06294189A (ja) 1993-02-10 1993-05-28 屋根の雨水排水構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4596993 1993-02-10
JP5-45969 1993-02-10
JP15136393A JPH06294189A (ja) 1993-02-10 1993-05-28 屋根の雨水排水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06294189A true JPH06294189A (ja) 1994-10-21

Family

ID=26386068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15136393A Pending JPH06294189A (ja) 1993-02-10 1993-05-28 屋根の雨水排水構造

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JP (1) JPH06294189A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332706A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Ichiro Nakajima 換気瓦及び該換気瓦を用いた換気構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332706A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Ichiro Nakajima 換気瓦及び該換気瓦を用いた換気構造

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