JP3835633B2 - 住宅の屋根構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、屋根構造に関し、特に外壁に囲まれた陸屋根の上に、勾配屋根を設けてなる住宅の屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の住宅の屋根構造としては、建物の上部に形成した陸屋根と、前記陸屋根の周囲に立設された外壁と、前記陸屋根の上に設けられた勾配屋根とを備えたものが知られていた。そして、この種の住宅の屋根構造では、勾配屋根の軒先は、外壁よりも外側に張り出したものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の住宅の屋根構造では、建物内の空間スペースをできるだけ広くしたいがために、隣接地との境界ぎりぎりに建物を建てることから、外壁から外側に張り出した軒先から、勾配屋根に降った雨水が隣接地に落ちてしまい迷惑をかけるといった問題点があった。
【0004】
そこで、請求項1記載の住宅の屋根構造は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、隣接地に雨水の流れ込むことによる迷惑をかけることのない住宅の屋根構造を提供しようとするものである。
また、この請求項1記載の住宅の屋根構造は、陸屋根の上の平面部分を有効に利用することができる住宅の屋根構造を提供しようとするものである。
【0005】
さらに、この請求項1記載の住宅の屋根構造は、勾配屋根からの雨水を効率的に外部に排出することができる住宅の屋根構造を提供しようとするものである。
これに加え、請求項2記載の住宅の屋根構造は、大量の雨水が降った場合にでも、効率的に雨水を外部に排出することができる住宅の屋根構造を提供しようとするものである。
【0006】
さらに、請求項3および請求項4記載の住宅の屋根構造は、人の活動可能なバルコニーが水浸しになることを防止する住宅の屋根構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
本発明は、上記した目的を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に示した発明の実施の形態の一例を用いて説明する。なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示したものであって、本発明の技術的範囲を限定するためのものではない。
【0008】
また、引用した図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示したものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の住宅の屋根構造は、建物 (10) の上部に形成した陸屋根 (12) と、前記陸屋根 (12) の周囲に立設された外壁 (13) と、前記陸屋根 (12) の上に設けられた勾配屋根 (15) とを備えた住宅の屋根構造であって、勾配屋根(15)は、図1、図2に示すように、前記陸屋根 (12) の平面上であってこの陸屋根 (12) と前記外壁 (13) の内側との間にバルコニー (16) が設けられるように、少なくとも前記外壁 (13) の隣り合う二辺と近接するように配置され、その軒先が前記外壁(13)の内側に納められるとともに、前記軒先が前記外壁(13)の高さよりも低い位置になるように形成されており、前記外壁 (13) と近接する前記勾配屋根 (15) と前記外壁 (13) の内側との間には、前記勾配屋根 (15) からの雨水を集めて建物 (10) の外部に排出する雨水樋 (30) が各々設けられていることを特徴とする。
【0009】
したがって、請求項1記載の住宅の屋根構造によれば、勾配屋根(15)に降った雨水は、軒先から外壁(13)の内側に流れ落ちることになり、勾配屋根(15)からの雨水を隣接地に流すことがなくなる。ここで、「勾配屋根(15)」とは、少なくとも一つの傾斜面(21,22)を有する屋根を意味し、例えば片流れ屋根、切り妻屋根、寄せ棟屋根などがある。
【0010】
また、この請求項1記載の住宅の屋根構造によれば、勾配屋根(15)が近接していない外壁 (13) と勾配屋根 (15) との間の陸屋根 (12) の上にまとまった範囲の平面をバルコニー (16) として形成することができる。
ここで、「少なくとも前記外壁の隣り合う二辺と近接するように」とは、勾配屋根 (15) が、外壁 (13) のうちの少なくとも隣り合う二辺の外壁 (13) に狭い間隔で近接するように配置されている状態を意味し、外壁(13)の内周と接しているか、あるいは勾配屋根(15)の軒先と外壁(13)の内周との間に、雨水樋(30)を設置することができる程度の間隔が形成されていることが望ましい。
【0011】
さらに、この請求項1記載の住宅の屋根構造によれば、勾配屋根(15)に降った雨水は、雨水樋(30)に集められて外部に排出される。このため、雨水樋(30)に降った雨水が陸屋根(12)の上のバルコニー (16) に流れ落ちることがない。
ここで、「前記勾配屋根(15)と前記外壁(13)の内側との間には、前記勾配屋根(15)からの雨水を集めて流す雨水樋(30)が各々設けられている」とは、勾配屋根(15)と外壁(13)の内側との間に、別個に雨水樋(30)を設置した場合のみならず、勾配屋根(15)の軒先と外壁(13)の内周とで雨水樋を構成したものであってもよい。
(請求項2)
請求項2記載の住宅の屋根構造は、上記した請求項1に記載した特徴点に加え、図3,4に示すように、雨水樋には、勾配屋根(15)の傾斜面(21,22)側に設けられた傾斜面側(21,22)の雨水樋(30)と勾配屋根(15)の非傾斜側に設けられた非傾斜面側の雨水樋(30)とを含み、傾斜面(21,22)側の雨水樋と非傾斜面側の雨水樋との間には、傾斜面側(21,22)の雨水樋(30)の雨水を非傾斜面側の雨水樋(30)に誘導する雨水誘導部(例えば仕切部34)が設けられていることを特徴とする。
【0012】
したがって、請求項2記載の住宅の屋根構造によれば、流れ落ちる雨水の量が多い傾斜面(21,22)側の雨水樋の雨水を、雨水誘導部(34)を介して、流れ落ちる雨水の量が比較的少ない非傾斜面側の雨水樋(30)に誘導することで、傾斜面側の雨水樋の廃水処理能力を超えても、非傾斜面側の雨水樋(30)でこれを補うことができ、傾斜面側の雨水樋(30)が大量の降雨によって溢れ出すことがない。
【0013】
ここで、「雨水誘導部(34)」とは、傾斜面(21,22)側の雨水樋(30)に貯まった雨水を、非傾斜面側の雨水樋(30)に流すことのできるものをいい、例えば傾斜面(21,22)側の雨水樋(30)の傾斜下端と非傾斜面側の雨水樋(30)とを直接接続する接続路や傾斜面側の雨水樋の雨水量が措定値を超えると、非傾斜面側の雨水樋にあふれ出すように、傾斜面側に設けられた一時止水堰のようなものであってもよい。
(請求項3)
請求項3記載の住宅の屋根構造は、上記した請求項1又は請求項2記載の特徴点に加え、図2,3,4に示すように、雨水樋 (30) は、反バルコニー(16)側に下り傾斜するように形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項3記載の住宅の屋根構造によれば、雨水樋 (30) は、反バルコニー (16) 側に下り傾斜しているから、勾配屋根 (15) からの雨水は、雨水樋 (30) を伝って反バルコニー (16) 方向へ流れ、バルコニー (16) が水浸しになることがない。
【0014】
(請求項4)
請求項4記載の住宅の屋根構造は、上記した請求項3記載の特徴点に加え、図2 , 3 , 4に示すように、雨水樋 (30) のバルコニー (16) 側の端部には、雨水樋 (30) からの雨水がバルコニー (16) に流れ落ちないように、雨水樋 (30) を塞ぐ止水堰 (33) が設けられていることを特徴とする。
このような請求項4記載の住宅の屋根構造によれば、勾配屋根(15)からの雨水が勢い余って、上述した雨水樋 (30) の下り傾斜を逆流することも考えられるが、バルコニー(16)側の端部には、止水堰(33)が設けられていることから、雨水樋(30)からの雨水がバルコニーに流れ落ちることがない。
【0015】
ここで、「バルコニー(16)」とは、外壁で囲まれた人の活動が可能な範囲をいい、例えばテラスやベランダなどもこれに含まれる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜5は、本発明の一実施の形態を示すものであり、図1は本願発明の屋根構造を備えた建物の概略全体斜視図、図2は図1に示す建物の平面図、図3は図1の建物の部分側面図、図4は図1の建物の部分背面図、図5は寄せ棟の屋根を用いた実施の形態を示した平面図、図6は片流の屋根を用いた実施の形態を示した平面図を各々示す。
【0017】
図1中、10は、建物を示すものであり、この建物は10は、土地に設置された1階部11と、この1階部11の上面を被い、ほぼ水平に形成された平面を有する陸屋根12と、1階部11の周囲から立設され、前記陸屋根12の四方を囲むように配置された外壁13と、前記外壁13に囲まれた陸屋根12の平面上に設けられた小屋裏部屋14と、この小屋裏部屋14の頂部を被う勾配屋根15とを備えている。
【0018】
また、陸屋根12には、小屋裏部屋14の手前側と、手前側の外壁13との間に、人などの活動が可能な平面を有するバルコニー16が設けられている。また、バルコニー16の手前側の左右の隅には、バルコニー16に降った雨水を外部に排出するための排出口17が設けられている前記外壁13は、陸屋根12の四方を囲むように、人の腰の高さを超える程度に、陸屋根12から立ち上がって設けられ、図には詳しく表さないが、バルコニー16に面する位置の外壁13には、その上部に手摺が設けられている。
【0019】
前記小屋裏部屋14は、手前側に出入のための出入口が設けられ、この出入口を介して小屋裏部屋14からバルコニー16への出入りが可能となっている。また、小屋裏部屋14には、図には詳しく表さないが、1階部11と連通する階段が設けられている。前記勾配屋根15は、手前側から後方に延びた頂点である大棟20を有し、この大棟20の両側には、下り方向に傾斜する傾斜面21,22が設けられ、大棟20と直角した部分は、傾斜面21,22が設けられていない切妻形式をなしている。このため、勾配屋根15に降った雨水は、手前側からみて大棟20を境に左右の幅方向に流れ落ちる。
【0020】
また、勾配屋根15の両傾斜面21,22の軒先は、左右の外壁13の内側に納められ、両傾斜面21,22からの雨水が外壁13を超えて隣地に流れ落ちないようになっている。前記勾配屋根15の両傾斜面21,22側の軒先と外壁13との間には、傾斜面21,22側の雨水樋30が形成されている。
【0021】
なお、本実施の形態の一例では、傾斜面21,22 側の雨水樋 30は、勾配屋根15の奥行き方の両側に設けられているが、その構成は対称であることから重複記載をさけるため、ここでは便宜的に、手前側からみて左側に配置された、傾斜面21側の雨水樋30についてのみ説明する。
この傾斜面21側の雨水樋30は、図1〜図4に示すように、傾斜面21,22の軒先の奥行き全部と接する傾斜面21,22側の側面部と、勾配屋根15の傾斜面21,22と対向する外壁13の内周に接して配置された外壁13側の側面部と、両側面を繋ぐ底面部32とを備えている。そして、断面略コの字状をなし、開口部分を上方に向けて配置されることにより、傾斜面21,22からの雨水が受け止められるようになっている。
【0022】
また、この傾斜面21,22側の雨水樋30は、その底面部32がバルコニー16側が高く、反バルコニー16側が低くなって、反バルコニー16方向に下る傾斜するように配置され、傾斜面21,22側の雨水樋30に集められた雨水が反バルコニー16側に流れやすいようになっている。また、この傾斜面21,22側の雨水樋30の端部のうち、バルコニー16側の端部には、傾斜面21,22側に集められた雨水がバルコニー16にこぼれ落ちないように、雨水樋30の両側面部31及び底面部32を塞ぐ止水堰33が設けられている。
【0023】
また、この傾斜面21,22側の雨水樋30のうち、反バルコニー16側の端部には、雨水樋30の両側面部31及び底面部32を塞ぐ雨水誘導部としての仕切部34が設けられている。前記仕切部34の上端は、図3に示すように、前記止水堰33の上端よりも低く位置している。このため、傾斜面21,22側の雨水樋30は、反バルコニー16方向に下り傾斜して配置されているが、雨水の量が多く反バルコニー16側の仕切部34を超えて雨水が溢れてしまっても、バルコニー16側の止水堰33を超えて雨水が溢れることがない。
【0024】
なお、上記の実施の形態の一例では、雨水誘導部は、前記止水堰33よりも低い位置に配置された仕切部34であると説明したが、雨水誘導部はこれに限らず、例えば傾斜面21,22側の雨水樋30と、非傾斜面21,22側の雨水樋30とを接続させるようなものであってもよい。また、傾斜面21,22側の雨水樋30の底面部32には、反バルコニー16側の端部付近に、雨水樋30に集まった雨水を外部に排出するための排水口35が設けられ、この排水口35は、外壁13を貫通して建物10外部に達する排水管36と連通している。したがって、傾斜面21,22側の雨水樋30に集まった雨水は、排水口35から排水管36を介して建物10外部に排出される。
【0025】
前記勾配屋根15の非傾斜面21,22側、本実施の形態では、小屋裏部屋14の奥側と、この背面側に近接する外壁13との間には、非傾斜面21,22側の雨水樋30が設けられている。前記非傾斜面21,22側の雨水樋30は、前記傾斜面21,22側の雨水樋30と同様に、小屋裏部屋14に接する小屋裏部屋14側の側面部31と、外壁13の内側と接する外壁13側の側面部31と、両側面部31の下端を繋ぐ底面部32とを備えている。そして、断面略コの字状をなし、開口部分を上方に向けて配置されることにより、上方からの雨水が受け止められるようになっている。
【0026】
また、非傾斜面21,22側の雨水樋30は、その両端が、前記傾斜面21,22側の雨水樋30の反バルコニー16側の端部よりも低い位置に配置され、バルコニー16側からみて左側に下り傾斜している。また、前記非傾斜面21,22の雨水樋30の両端は、傾斜面21,22側の雨水樋30の反バルコニー16側の端部の位置よりも、非傾斜面21,22側の雨水樋30の小屋裏部屋14側の側面部31がバルコニー16側になるように配置されている。このため、傾斜面21,22側の雨水樋30に集められた雨水が前記傾斜面21,22側の雨水樋30の半バルコニー16側の端部に形成された仕切部34を超えて流れた場合に、その雨水を、非傾斜面21,22側の雨水樋30で受け止めることが可能となっている。
【0027】
また、非傾斜面21,22側の雨水樋30の底面部32には、向かって左側の端部に、前記傾斜面21,22側の雨水樋30と同様に、排水口35が設けられ、この排水口35は、外壁13を貫通して建物10外部に達する排水管36と連通している。したがって、傾斜面21,22側の雨水樋30に集まった雨水は、排水口35から排水管36を介して建物10外部に排出される。
【0028】
また、上記した実施の形態の一例では、勾配屋根15は、切妻形式であると説明した異なる実施の形態では、勾配屋根 15 は、図5に示すように、寄せ棟形式のものであってもよいし、図6に示すように、片流形式のものであってもよい。
なお、上記した実施の形態では、切妻形式の勾配屋根15の傾斜面21,22の軒先は、双方とも外壁13の内側に近接して配置されていると説明した。
【0029】
しかし、異なる実施の形態の一例では、図6に示すように、片流形式の勾配屋根15において、単一の傾斜面21,22の軒下が外壁13の内側に近接するように勾配屋根15を配置し、この軒先と外壁13の内側との間に、傾斜面21,22側の雨水樋30を設けてもよい。そして、外壁13と接していない側の勾配屋根15と外壁13との間に、バルコニー16を形成してもよい。
このように、勾配屋根15を配置することで、屋根のない空間を広くすることができ、開放的な空間を有効利用することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の住宅の屋根構造によれば、隣接地に雨水の流れ込むことによる迷惑をかけることのない住宅の屋根構造を提供することができる。
【0031】
これに加え、この請求項1記載の住宅の屋根構造によれば、陸屋根の上の平面部分をバルコニーとして有効に利用することのできる住宅の屋根構造を提供することができる。
さらに、この請求項1記載の住宅の屋根構造によれば、勾配屋根からの雨水を効率的に外部に排出することのできる住宅の屋根構造を提供することができる。
また、請求項2記載の住宅の屋根構造によれば、大量の雨水が降った場合にでも、効率的に雨水を外部に排出することのできる住宅の屋根構造を提供することができる。
【0032】
さらに、請求項3または請求項4記載の住宅の屋根構造によれば、人の活動可能なバルコニーが水浸しになることを防止する住宅の屋根構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の屋根構造を備えた建物の概略全体斜視図である。
【図2】 図1に示す建物の平面図である。
【図3】 図1の建物の部分側面図である。
【図4】 図1の建物の部分背面図である。
【図5】 寄せ棟の屋根を用いた実施の形態を示した平面図である。
【図6】 片流の屋根を用いた実施の形態を示した平面図である。
【符号の説明】
10…建物、11…1階部、12…陸屋根、13…外壁、14…小屋裏部屋、15…勾配屋根、16…バルコニー、17…排出口、18…出入口、20…大棟、21…傾斜面、22…傾斜面、30…雨水樋、31…側面部、32…底面部、33…止水堰、34…仕切部、35…排水口、36…排水管。
Claims (4)
- 建物の上部に形成した陸屋根と、前記陸屋根の周囲に立設された外壁と、前記陸屋根の上に設けられた勾配屋根とを備えた住宅の屋根構造において、
前記勾配屋根は、前記陸屋根の平面上であってこの陸屋根と前記外壁の内側との間にバルコニーが設けられるように、少なくとも前記外壁の隣り合う二辺と近接するように配置され、その軒先が前記外壁の内側に納められるとともに、前記軒先が前記外壁の高さよりも低い位置になるように形成されており、
前記外壁と近接する前記勾配屋根と前記外壁の内側との間には、前記勾配屋根からの雨水を集めて建物外部に排出する雨水樋が各々設けられていることを特徴とする住宅の屋根構造。 - 雨水樋には、勾配屋根の傾斜面側に設けられた傾斜面側の雨水樋と勾配屋根の非傾斜側に設けられた非傾斜側の雨水樋とを含み、
傾斜面側の雨水樋と非傾斜面側の雨水樋との間には、傾斜面側の雨水樋の雨水を非傾斜面側の雨水樋に誘導する雨水誘導部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の住宅の屋根構造。 - 雨水樋は、反バルコニー側に下り傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅の屋根構造。
- 雨水樋のバルコニー側の端部には、雨水樋からの雨水がバルコニーに流れ落ちないように、雨水樋を塞ぐ止水堰が設けられていることを特徴とする請求項3記載の住宅の屋根構造。
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