JP2001159818A - 感光性ポリイミド前駆体組成物 - Google Patents
感光性ポリイミド前駆体組成物Info
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- JP2001159818A JP2001159818A JP34300099A JP34300099A JP2001159818A JP 2001159818 A JP2001159818 A JP 2001159818A JP 34300099 A JP34300099 A JP 34300099A JP 34300099 A JP34300099 A JP 34300099A JP 2001159818 A JP2001159818 A JP 2001159818A
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- polyimide precursor
- mol
- photosensitive polyimide
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- precursor composition
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】一括露光方式でプリントギャップをつけて露光
した際にも高解像性を有し、高感度で、短時間現像可能
な感光性ポリイミド前駆体組成物を得ることができる。 【解決手段】(a)一般式(1)で表される構造単位を
有し、かつ数平均分子量が10000〜100000で
あるポリマーと、(b)一般式(1)で表されるポリマ
ーの構造単位に対し100〜200mol%の、一般式
(2)で表される不飽和二重結合及びアミノ基を含む化
合物と、(c)ポリマーに対し1〜15重量%のN−ア
リールグリシン化合物とを含むことを特徴とする感光性
ポリイミド前駆体組成物。 【化1】 (R1は少なくとも2個以上の炭素原子を有する3価ま
たは4価の有機基、R2は少なくとも2個以上の炭素原
子を有する2価の有機基、R3は水素、アルカリ金属イ
オン、アンモニウムイオン、または、炭素数1〜30の
有機基より選ばれた少なくとも1種の構造を表す。mは
10000〜100000を示す。nは1または2を示
す。) 【化2】 (R4、R5、R6は、水素または炭素数1〜10のアル
キル基を示す。pは2または3を示す。)
した際にも高解像性を有し、高感度で、短時間現像可能
な感光性ポリイミド前駆体組成物を得ることができる。 【解決手段】(a)一般式(1)で表される構造単位を
有し、かつ数平均分子量が10000〜100000で
あるポリマーと、(b)一般式(1)で表されるポリマ
ーの構造単位に対し100〜200mol%の、一般式
(2)で表される不飽和二重結合及びアミノ基を含む化
合物と、(c)ポリマーに対し1〜15重量%のN−ア
リールグリシン化合物とを含むことを特徴とする感光性
ポリイミド前駆体組成物。 【化1】 (R1は少なくとも2個以上の炭素原子を有する3価ま
たは4価の有機基、R2は少なくとも2個以上の炭素原
子を有する2価の有機基、R3は水素、アルカリ金属イ
オン、アンモニウムイオン、または、炭素数1〜30の
有機基より選ばれた少なくとも1種の構造を表す。mは
10000〜100000を示す。nは1または2を示
す。) 【化2】 (R4、R5、R6は、水素または炭素数1〜10のアル
キル基を示す。pは2または3を示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性ポリイミド前
駆体組成物に関するものであり、さらに詳しくは、一括
露光方式でプリントギャップをつけて露光した際にも高
解像性を有し、高感度で短時間現像可能な感光性ポリイ
ミド前駆体組成物に関する。
駆体組成物に関するものであり、さらに詳しくは、一括
露光方式でプリントギャップをつけて露光した際にも高
解像性を有し、高感度で短時間現像可能な感光性ポリイ
ミド前駆体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリイミドはその優れた耐熱性、電気特
性、機械特性のため、半導体チップや配線の保護膜、多
層配線基板の層間絶縁膜などに広く実用化されている。
さらに感光性ポリイミドについては、それ自身がパター
ン加工性を有するため、非感光性ポリイミドをレジスト
等を用いてパターン加工する場合と比較して、プロセス
の簡略化が可能である。
性、機械特性のため、半導体チップや配線の保護膜、多
層配線基板の層間絶縁膜などに広く実用化されている。
さらに感光性ポリイミドについては、それ自身がパター
ン加工性を有するため、非感光性ポリイミドをレジスト
等を用いてパターン加工する場合と比較して、プロセス
の簡略化が可能である。
【0003】感光性ポリイミドを用いたプロセスでは、
スピン塗布などの公知の方法により基板上に感光性ポリ
イミド前駆体ワニスを塗布し、加熱処理によって膜を形
成し、フォトマスクを通して光を照射した後、適当な現
像液を用いて現像し、最後に熱処理することによりポリ
イミドパターンを形成することができる。これらのプロ
セスにおいて、従来の感光性ポリイミドでは以下に挙げ
るような問題点があった。
スピン塗布などの公知の方法により基板上に感光性ポリ
イミド前駆体ワニスを塗布し、加熱処理によって膜を形
成し、フォトマスクを通して光を照射した後、適当な現
像液を用いて現像し、最後に熱処理することによりポリ
イミドパターンを形成することができる。これらのプロ
セスにおいて、従来の感光性ポリイミドでは以下に挙げ
るような問題点があった。
【0004】一つは微細パターン形成能である。感光性
ポリイミド前駆体に光を照射する方法には一般的に2つ
の方式があり、1つはフォトマスクを通した光を基板全
面に一括照射する一括露光方式であり、もう一つはフォ
トマスクを通した光を基板上に縮小投影し、基板を移動
させながら逐次照射していく逐次露光方式である。一括
露光方式においては、フォトマスクの汚染を防ぐため
に、通常はフォトマスクと感光性樹脂膜とを接触させず
に両者の間に数μm〜数十μmの間隔(プリントギャッ
プ)をあける。ところがプリントギャップをあけて露光
した場合には、フォトマスクを通った光が回折を起こし
て、本来未露光部である部分にもわずかに光が照射さ
れ、ネガ型の感光性樹脂の場合では未露光部でも硬化反
応が進行し、微細パターンを得にくくなる。近年、半導
体素子の製造プロセスにおいては、従来のフォトレジス
トの代わりに感光性ポリイミドをマスクとして下地無機
膜をエッチングするプロセスが用いられている。このプ
ロセスでは線幅約10μm以下のパターンを形成する必
要があるが、しかしながら従来の感光性ポリイミドでは
一括全面露光方式の露光機を用い、さらにプリントギャ
ップをつけて露光した場合に、上記の理由から線幅約1
0μm以下の微小パターンを形成するのは困難であっ
た。
ポリイミド前駆体に光を照射する方法には一般的に2つ
の方式があり、1つはフォトマスクを通した光を基板全
面に一括照射する一括露光方式であり、もう一つはフォ
トマスクを通した光を基板上に縮小投影し、基板を移動
させながら逐次照射していく逐次露光方式である。一括
露光方式においては、フォトマスクの汚染を防ぐため
に、通常はフォトマスクと感光性樹脂膜とを接触させず
に両者の間に数μm〜数十μmの間隔(プリントギャッ
プ)をあける。ところがプリントギャップをあけて露光
した場合には、フォトマスクを通った光が回折を起こし
て、本来未露光部である部分にもわずかに光が照射さ
れ、ネガ型の感光性樹脂の場合では未露光部でも硬化反
応が進行し、微細パターンを得にくくなる。近年、半導
体素子の製造プロセスにおいては、従来のフォトレジス
トの代わりに感光性ポリイミドをマスクとして下地無機
膜をエッチングするプロセスが用いられている。このプ
ロセスでは線幅約10μm以下のパターンを形成する必
要があるが、しかしながら従来の感光性ポリイミドでは
一括全面露光方式の露光機を用い、さらにプリントギャ
ップをつけて露光した場合に、上記の理由から線幅約1
0μm以下の微小パターンを形成するのは困難であっ
た。
【0005】もう一つは現像速度である。ネガ型の感光
性ポリイミドを現像すると、非露光部が現像液に溶解し
て露光部のパターンが形成される。この際、従来の感光
性ポリイミドにおいては非露光部の現像液に対する溶解
速度が遅く、結果として現像時間が長くなる問題があっ
た。現像時間を短縮することは工程の生産効率の向上に
つながる。
性ポリイミドを現像すると、非露光部が現像液に溶解し
て露光部のパターンが形成される。この際、従来の感光
性ポリイミドにおいては非露光部の現像液に対する溶解
速度が遅く、結果として現像時間が長くなる問題があっ
た。現像時間を短縮することは工程の生産効率の向上に
つながる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点に鑑みてなされたものである。すなわち本発明の目的
は、高解像性を有し、高感度で短時間現像可能な感光性
ポリイミド前駆体組成物を提供することにある。
点に鑑みてなされたものである。すなわち本発明の目的
は、高解像性を有し、高感度で短時間現像可能な感光性
ポリイミド前駆体組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(a)一般式(1)で表される構造単位を有し、かつ数
平均分子量が10000〜100000であるポリマー
と、(b)一般式(1)で表されるポリマーの構造単位
に対し100〜200mol%の、一般式(2)で表さ
れる不飽和二重結合及びアミノ基を含む化合物と、
(c)ポリマーに対し1〜15重量%のN−アリールグ
リシン化合物とを含むことを特徴とする感光性ポリイミ
ド前駆体組成物である。
(a)一般式(1)で表される構造単位を有し、かつ数
平均分子量が10000〜100000であるポリマー
と、(b)一般式(1)で表されるポリマーの構造単位
に対し100〜200mol%の、一般式(2)で表さ
れる不飽和二重結合及びアミノ基を含む化合物と、
(c)ポリマーに対し1〜15重量%のN−アリールグ
リシン化合物とを含むことを特徴とする感光性ポリイミ
ド前駆体組成物である。
【0008】
【化4】
【0009】(R1は少なくとも2個以上の炭素原子を
有する3価または4価の有機基、R2は少なくとも2個
以上の炭素原子を有する2価の有機基、R3は水素、ア
ルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、または、炭素
数1〜30の有機基より選ばれた少なくとも1種の構造
を表す。mは10000〜100000を示す。nは1
または2を示す。)
有する3価または4価の有機基、R2は少なくとも2個
以上の炭素原子を有する2価の有機基、R3は水素、ア
ルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、または、炭素
数1〜30の有機基より選ばれた少なくとも1種の構造
を表す。mは10000〜100000を示す。nは1
または2を示す。)
【0010】
【化5】
【0011】(R4、R5、R6は、水素または炭素数1
〜10のアルキル基を示す。pは2または3を示す。)
〜10のアルキル基を示す。pは2または3を示す。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における感光性ポリイミド
前駆体組成物とは、組成物中に光架橋性基を含ませたネ
ガ型感光性組成物である。その手法としては、主成分で
あるポリイミド前駆体構造中に光架橋性基を共有結合で
導入する方法、ポリイミド前駆体に光架橋性基を持つ化
合物を添加する方法などがある。
前駆体組成物とは、組成物中に光架橋性基を含ませたネ
ガ型感光性組成物である。その手法としては、主成分で
あるポリイミド前駆体構造中に光架橋性基を共有結合で
導入する方法、ポリイミド前駆体に光架橋性基を持つ化
合物を添加する方法などがある。
【0013】ポリイミド前駆体は一般式(1)で表され
る構造単位を有し、加熱あるいは適当な触媒によりイミ
ド環や、その他環状構造を有するポリマー(以後、「ポ
リイミド系ポリマー」と呼ぶ)となり得るものをあげる
ことができる。
る構造単位を有し、加熱あるいは適当な触媒によりイミ
ド環や、その他環状構造を有するポリマー(以後、「ポ
リイミド系ポリマー」と呼ぶ)となり得るものをあげる
ことができる。
【0014】上記一般式(1)中、R1は少なくとも2
個以上の炭素原子を有する4価の有機基であり、ポリイ
ミド系ポリマーの耐熱性から、芳香族環または芳香族複
素環を含有し、かつ炭素数6〜30の3価または4価の
基が好ましい。R1の好ましい具体的な例としては、
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、
3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボ
ン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルヘキサフルオロ
プロパンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジ
フェニルスルホンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、
ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボ
ン酸などの残基が挙げられるが、これらに限定されな
い。ポリイミド系ポリマーの耐熱性の点から、特に好ま
しい具体例としては、3,3’,4,4’−ビフェニル
テトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルエ
ーテルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェ
ニルヘキサフルオロプロパンテトラカルボン酸、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸、ピロメリット酸、などの残基が挙げられる。
個以上の炭素原子を有する4価の有機基であり、ポリイ
ミド系ポリマーの耐熱性から、芳香族環または芳香族複
素環を含有し、かつ炭素数6〜30の3価または4価の
基が好ましい。R1の好ましい具体的な例としては、
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、
3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボ
ン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルヘキサフルオロ
プロパンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジ
フェニルスルホンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、
ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボ
ン酸などの残基が挙げられるが、これらに限定されな
い。ポリイミド系ポリマーの耐熱性の点から、特に好ま
しい具体例としては、3,3’,4,4’−ビフェニル
テトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルエ
ーテルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェ
ニルヘキサフルオロプロパンテトラカルボン酸、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸、ピロメリット酸、などの残基が挙げられる。
【0015】本発明におけるポリイミド前駆体は、R1
が2種以上から構成される共重合体であることが好まし
く、粘度安定性、およびパターン解像性向上のために、
R1の1〜45モル%が一般式(2)で示される3,
3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸
残基であることが好ましい。この範囲内にあれば、粘度
安定性、パターン解像性の双方において更なる性能の向
上が認められる。この範囲を越えてしまうと、パターン
解像性の低下を招く。より好ましい範囲としては10〜
40モル%、さらに好ましくは20〜40モル%であ
る。
が2種以上から構成される共重合体であることが好まし
く、粘度安定性、およびパターン解像性向上のために、
R1の1〜45モル%が一般式(2)で示される3,
3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸
残基であることが好ましい。この範囲内にあれば、粘度
安定性、パターン解像性の双方において更なる性能の向
上が認められる。この範囲を越えてしまうと、パターン
解像性の低下を招く。より好ましい範囲としては10〜
40モル%、さらに好ましくは20〜40モル%であ
る。
【0016】さらにR1の10〜60モル%が3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメ
リット酸残基から選ばれる少なくとも1種の有機基であ
ることが好ましい。上記有機基が共重合されることによ
り、現像後の膜厚保持率が上昇する。
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメ
リット酸残基から選ばれる少なくとも1種の有機基であ
ることが好ましい。上記有機基が共重合されることによ
り、現像後の膜厚保持率が上昇する。
【0017】上記一般式(1)中、R2は少なくとも2
個以上の炭素原子を有する2価の有機基である。ポリイ
ミド系ポリマーの耐熱性の点から、R2は芳香族環また
は芳香族複素環を含有し、かつ炭素数6〜30の2価の
基が好ましい。R2の好ましい具体的な例としては、パ
ラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、メチ
ルパラフェニレンジアミン、メチルメタフェニレンジア
ミン、ジメチルパラフェニレンジアミン、ジメチルメタ
フェニレンジアミン、トリメチルパラフェニレンジアミ
ン、トリメチルメタフェニレンジアミン、テトラメチル
パラフェニレンジアミン、テトラメチルメタフェニレン
ジアミン、トリフルオロメチルパラフェニレンジアミ
ン、トリフルオロメチルメタフェニレンジアミン、ビス
(トリフルオロ)メチルパラフェニレンジアミン、ビス
(トリフルオロ)メチルメタフェニレンジアミン、メト
キシパラフェニレンジアミン、メトキシメタフェニレン
ジアミン、トリフルオロメトキシパラフェニレンジアミ
ン、トリフルオロメトキシメタフェニレンジアミン、フ
ルオロパラフェニレンジアミン、フルオロメタフェニレ
ンジアミン、クロロパラフェニレンジアミン、クロロメ
タフェニレンジアミン、ブロモパラフェニレンジアミ
ン、ブロモメタフェニレンジアミン、カルボキシパラフ
ェニレンジアミン、カルボキシメタフェニレンジアミ
ン、メトキシカルボニルパラフェニレンジアミン、メト
キシカルボニルメタフェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ビス(アミノメチルフェニル)メタン、
ビス(アミノトリフルオロメチルフェニル)メタン、ビ
ス(アミノエチルフェニル)メタン、ビス(アミノクロ
ロフェニル)メタン、ビス(アミノジメチルフェニル)
メタン、ビス(アミノジエチルフェニル)メタン、ジア
ミノジフェニルプロパン、ビス(アミノメチルフェニ
ル)プロパン、ビス(アミノトリフルオロメチルフェニ
ル)プロパン、ビス(アミノエチルフェニル)プロパ
ン、ビス(アミノクロロフェニル)プロパン、ビス(ア
ミノジメチルフェニル)プロパン、ビス(アミノジエチ
ルフェニル)プロパン、ジアミノジフェニルヘキサフル
オロプロパン、ビス(アミノメチルフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、ビス(アミノトリフルオロメチルフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノエチルフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノクロロ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノジメ
チルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノ
ジエチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ジアミノ
ジフェニルスルホン、ビス(アミノメチルフェニル)ス
ルホン、ビス(アミノエチルフェニル)スルホン、ビス
(アミノトリフルオロメチルフェニル)スルホン、ビス
(アミノジメチルフェニル)スルホン、ビス(アミノジ
エチルフェニル)スルホン、ジアミノジフェニルエーテ
ル、ビス(アミノメチルフェニル)エーテル、ビス(ア
ミノトリフルオロメチルフェニル)エーテル、ビス(ア
ミノエチルフェニル)エーテル、ビス(アミノジメチル
フェニル)エーテル、ビス(アミノジエチルフェニル)
エーテル、ジメチルベンジジン、ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジジン、ジクロロベンジジン、ビス(アミノ
フェノキシ)ベンゼン、ビス(アミノフェノキシフェニ
ル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル)ヘキ
サフルオロプロパン、ビス(アミノフェノキシフェニ
ル)エーテル、ビス(アミノフェノキシフェニル)メタ
ン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホン、3,
5−ジアミノ安息香酸メタクロイルエチルエステル、
3,5−ジアミノ安息香酸アクロイルエチルエステル、
2,4−ジアミノ安息香酸メタクロイルエチルエステ
ル、2,4−ジアミノ安息香酸アクロイルエチルエステ
ルなどの残基及びその水添化合物の残基などが挙げられ
るが、これらに限定されない。
個以上の炭素原子を有する2価の有機基である。ポリイ
ミド系ポリマーの耐熱性の点から、R2は芳香族環また
は芳香族複素環を含有し、かつ炭素数6〜30の2価の
基が好ましい。R2の好ましい具体的な例としては、パ
ラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、メチ
ルパラフェニレンジアミン、メチルメタフェニレンジア
ミン、ジメチルパラフェニレンジアミン、ジメチルメタ
フェニレンジアミン、トリメチルパラフェニレンジアミ
ン、トリメチルメタフェニレンジアミン、テトラメチル
パラフェニレンジアミン、テトラメチルメタフェニレン
ジアミン、トリフルオロメチルパラフェニレンジアミ
ン、トリフルオロメチルメタフェニレンジアミン、ビス
(トリフルオロ)メチルパラフェニレンジアミン、ビス
(トリフルオロ)メチルメタフェニレンジアミン、メト
キシパラフェニレンジアミン、メトキシメタフェニレン
ジアミン、トリフルオロメトキシパラフェニレンジアミ
ン、トリフルオロメトキシメタフェニレンジアミン、フ
ルオロパラフェニレンジアミン、フルオロメタフェニレ
ンジアミン、クロロパラフェニレンジアミン、クロロメ
タフェニレンジアミン、ブロモパラフェニレンジアミ
ン、ブロモメタフェニレンジアミン、カルボキシパラフ
ェニレンジアミン、カルボキシメタフェニレンジアミ
ン、メトキシカルボニルパラフェニレンジアミン、メト
キシカルボニルメタフェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ビス(アミノメチルフェニル)メタン、
ビス(アミノトリフルオロメチルフェニル)メタン、ビ
ス(アミノエチルフェニル)メタン、ビス(アミノクロ
ロフェニル)メタン、ビス(アミノジメチルフェニル)
メタン、ビス(アミノジエチルフェニル)メタン、ジア
ミノジフェニルプロパン、ビス(アミノメチルフェニ
ル)プロパン、ビス(アミノトリフルオロメチルフェニ
ル)プロパン、ビス(アミノエチルフェニル)プロパ
ン、ビス(アミノクロロフェニル)プロパン、ビス(ア
ミノジメチルフェニル)プロパン、ビス(アミノジエチ
ルフェニル)プロパン、ジアミノジフェニルヘキサフル
オロプロパン、ビス(アミノメチルフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、ビス(アミノトリフルオロメチルフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノエチルフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノクロロ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノジメ
チルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(アミノ
ジエチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ジアミノ
ジフェニルスルホン、ビス(アミノメチルフェニル)ス
ルホン、ビス(アミノエチルフェニル)スルホン、ビス
(アミノトリフルオロメチルフェニル)スルホン、ビス
(アミノジメチルフェニル)スルホン、ビス(アミノジ
エチルフェニル)スルホン、ジアミノジフェニルエーテ
ル、ビス(アミノメチルフェニル)エーテル、ビス(ア
ミノトリフルオロメチルフェニル)エーテル、ビス(ア
ミノエチルフェニル)エーテル、ビス(アミノジメチル
フェニル)エーテル、ビス(アミノジエチルフェニル)
エーテル、ジメチルベンジジン、ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジジン、ジクロロベンジジン、ビス(アミノ
フェノキシ)ベンゼン、ビス(アミノフェノキシフェニ
ル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル)ヘキ
サフルオロプロパン、ビス(アミノフェノキシフェニ
ル)エーテル、ビス(アミノフェノキシフェニル)メタ
ン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホン、3,
5−ジアミノ安息香酸メタクロイルエチルエステル、
3,5−ジアミノ安息香酸アクロイルエチルエステル、
2,4−ジアミノ安息香酸メタクロイルエチルエステ
ル、2,4−ジアミノ安息香酸アクロイルエチルエステ
ルなどの残基及びその水添化合物の残基などが挙げられ
るが、これらに限定されない。
【0018】本発明におけるポリイミド前駆体は、R2
がこれらのうち1種から構成されていても良いし、2種
以上から構成される共重合体であっても構わない。
がこれらのうち1種から構成されていても良いし、2種
以上から構成される共重合体であっても構わない。
【0019】さらに、ポリイミド系ポリマーの接着性を
向上させるため、耐熱性を低下させない範囲でR2とし
て、シロキサン結合を有する脂肪族性の基を共重合する
ことも可能である。好ましい具体例としては、ビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンなどが挙
げられるが、これに限定されない。
向上させるため、耐熱性を低下させない範囲でR2とし
て、シロキサン結合を有する脂肪族性の基を共重合する
ことも可能である。好ましい具体例としては、ビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンなどが挙
げられるが、これに限定されない。
【0020】本発明において、上記一般式(1)におけ
るmは数平均分子量を表し、その好ましい範囲は100
00〜100000である。この範囲よりも小さいと現
像後の膜厚保持率が低下し、逆にこの範囲よりも大きい
と、現像速度や解像度の低下、粘度安定性の悪化を招
く。より好ましい範囲は10000〜60000であ
り、さらに好ましくは10000〜40000である。
この範囲内にあれば、粘度安定性、パターン解像性にお
いて更なる性能の向上が認められ、また現像速度を向上
させることができる。また測定方法は、GPC(ゲル・
パーミエーション・クロマトグラフィ)でポリスチレン
換算によるものである。
るmは数平均分子量を表し、その好ましい範囲は100
00〜100000である。この範囲よりも小さいと現
像後の膜厚保持率が低下し、逆にこの範囲よりも大きい
と、現像速度や解像度の低下、粘度安定性の悪化を招
く。より好ましい範囲は10000〜60000であ
り、さらに好ましくは10000〜40000である。
この範囲内にあれば、粘度安定性、パターン解像性にお
いて更なる性能の向上が認められ、また現像速度を向上
させることができる。また測定方法は、GPC(ゲル・
パーミエーション・クロマトグラフィ)でポリスチレン
換算によるものである。
【0021】上記一般式(1)中、R3は水素、アルカ
リ金属イオン、アンモニウムイオン、または、炭素数1
〜30の有機基より選ばれた少なくとも1種の構造を表
す。炭素数1〜30の有機基としては脂肪族有機基が好
ましく、含有される有機基としては、炭化水素基、水酸
基、カルボニル基、カルボキシル基、ウレタン基、ウレ
ア基、アミド基などが挙げられるがこれらに限定されな
い。好ましい具体例としては、メチル基、エチル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基、メタクリル酸
エチル基、アクリル酸エチル基、メタクリル酸プロピル
基、アクリル酸プロピル基、エチルメタクリルアミド
基、プロピルメタクリルアミド基、エチルアクリルアミ
ド基、プロピルアクリルアミド基などが挙げられるがこ
れらに限定されない。R3の50〜100モル%が水素
であることが好ましく、80〜100モル%であること
がさらに好ましい。水素の割合が増えるほど硬化膜中に
おける脱離基の残存が少なく、ポリイミドへの転化も速
やかに行われる利点がある。また上記R3はそれぞれ単
独種であってもよいし、2種以上の混合であってもよ
い。
リ金属イオン、アンモニウムイオン、または、炭素数1
〜30の有機基より選ばれた少なくとも1種の構造を表
す。炭素数1〜30の有機基としては脂肪族有機基が好
ましく、含有される有機基としては、炭化水素基、水酸
基、カルボニル基、カルボキシル基、ウレタン基、ウレ
ア基、アミド基などが挙げられるがこれらに限定されな
い。好ましい具体例としては、メチル基、エチル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基、メタクリル酸
エチル基、アクリル酸エチル基、メタクリル酸プロピル
基、アクリル酸プロピル基、エチルメタクリルアミド
基、プロピルメタクリルアミド基、エチルアクリルアミ
ド基、プロピルアクリルアミド基などが挙げられるがこ
れらに限定されない。R3の50〜100モル%が水素
であることが好ましく、80〜100モル%であること
がさらに好ましい。水素の割合が増えるほど硬化膜中に
おける脱離基の残存が少なく、ポリイミドへの転化も速
やかに行われる利点がある。また上記R3はそれぞれ単
独種であってもよいし、2種以上の混合であってもよ
い。
【0022】本発明におけるポリイミド前駆体は、一般
式(1)で表される構造単位のみから成るものであって
も良いし、他の構造単位との共重合体あるいはブレンド
体であっても良い。その際、一般式(1)で表される構
造単位を80%以上含有していることが好ましい。共重
合またはブレンドに用いられる構造単位の種類、量は最
終加熱処理によって得られるポリイミド系ポリマーの耐
熱性を著しく損なわない範囲で選択するのが好ましい。
式(1)で表される構造単位のみから成るものであって
も良いし、他の構造単位との共重合体あるいはブレンド
体であっても良い。その際、一般式(1)で表される構
造単位を80%以上含有していることが好ましい。共重
合またはブレンドに用いられる構造単位の種類、量は最
終加熱処理によって得られるポリイミド系ポリマーの耐
熱性を著しく損なわない範囲で選択するのが好ましい。
【0023】これらのポリイミド前駆体は公知の方法に
よって合成される。すなわちR3が水素である場合はテ
トラカルボン酸二無水物とジアミンとを選択的に組み合
わせ、これらをN−メチル−2−ピロリドン、N,N−
ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドなどを主成分とする極性溶媒や、γ−ブチロラク
トンを主成分とする溶媒中で反応させるなど、公知の方
法によって合成される。
よって合成される。すなわちR3が水素である場合はテ
トラカルボン酸二無水物とジアミンとを選択的に組み合
わせ、これらをN−メチル−2−ピロリドン、N,N−
ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドなどを主成分とする極性溶媒や、γ−ブチロラク
トンを主成分とする溶媒中で反応させるなど、公知の方
法によって合成される。
【0024】R3がアルキル基である場合はテトラカル
ボン酸二無水物とアルコール化合物と反応させた後、塩
化チオニル等を用いて酸塩化物を合成した後に適当なジ
アミンとを選択的に組み合わせるか、ジシクロヘキシル
カルボジイミド等の適当な脱水剤を用いてジアミンとを
選択的に組み合わせ、これらをN−メチル−2−ピロリ
ドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホロトリアミドなどを主成分とする極性溶媒や、γ
−ブチロラクトンを主成分とする溶媒中で反応させるな
ど、公知の方法によって合成される。
ボン酸二無水物とアルコール化合物と反応させた後、塩
化チオニル等を用いて酸塩化物を合成した後に適当なジ
アミンとを選択的に組み合わせるか、ジシクロヘキシル
カルボジイミド等の適当な脱水剤を用いてジアミンとを
選択的に組み合わせ、これらをN−メチル−2−ピロリ
ドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホロトリアミドなどを主成分とする極性溶媒や、γ
−ブチロラクトンを主成分とする溶媒中で反応させるな
ど、公知の方法によって合成される。
【0025】本発明において、一般式(2)で表される
不飽和二重結合及びアミノ基を含む化合物は、R4、
R5、R6が水素、または炭素数1〜10のアルキル基を
示している。なかでも水素、メチル基、エチル基が好ま
しい。またpは2または3を示している。一般式(2)
で表される化合物の含有量は一般式(1)の構造単位に
対して100〜200モル%である。この範囲より小さ
いと現像後の膜厚保持率の低下、現像速度の低下および
解像度の低下を招き、この範囲を越えると解像度の低
下、加熱硬化後のポリイミド膜の伸度低下を招くので注
意を要する。好ましくは130〜180モル%の範囲に
あることである。また、一般式(2)で表される不飽和
二重結合及びアミノ基を含む化合物は、不飽和二重結合
に隣接してアミド結合を有していることが必要である。
このことにより高解像度化及び現像時間の短縮を達成す
ることができる。
不飽和二重結合及びアミノ基を含む化合物は、R4、
R5、R6が水素、または炭素数1〜10のアルキル基を
示している。なかでも水素、メチル基、エチル基が好ま
しい。またpは2または3を示している。一般式(2)
で表される化合物の含有量は一般式(1)の構造単位に
対して100〜200モル%である。この範囲より小さ
いと現像後の膜厚保持率の低下、現像速度の低下および
解像度の低下を招き、この範囲を越えると解像度の低
下、加熱硬化後のポリイミド膜の伸度低下を招くので注
意を要する。好ましくは130〜180モル%の範囲に
あることである。また、一般式(2)で表される不飽和
二重結合及びアミノ基を含む化合物は、不飽和二重結合
に隣接してアミド結合を有していることが必要である。
このことにより高解像度化及び現像時間の短縮を達成す
ることができる。
【0026】上記一般式(2)の好ましい具体的な例と
しては、N−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリル
アミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリ
ルアミド、N−(2−ジエチルアミノエチル)メタクリ
ルアミド、N−(3−ジエチルアミノプロピル)メタク
リルアミド、N−(2−ジメチルアミノエチル)アクリ
ルアミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)アクリ
ルアミド、N−(2−ジエチルアミノエチル)アクリル
アミド、N−(3−ジエチルアミノプロピル)アクリル
アミドなどが挙げられるが、これらに限定されない。上
記化合物は単独種であっても良いし、2種以上の混合で
あっても良い。
しては、N−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリル
アミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリ
ルアミド、N−(2−ジエチルアミノエチル)メタクリ
ルアミド、N−(3−ジエチルアミノプロピル)メタク
リルアミド、N−(2−ジメチルアミノエチル)アクリ
ルアミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)アクリ
ルアミド、N−(2−ジエチルアミノエチル)アクリル
アミド、N−(3−ジエチルアミノプロピル)アクリル
アミドなどが挙げられるが、これらに限定されない。上
記化合物は単独種であっても良いし、2種以上の混合で
あっても良い。
【0027】本発明における感光性ポリイミド前駆体組
成物において、上記一般式(2)で表される化合物の他
に、光架橋性基を持つ化合物を添加してもよい。添加さ
れる化合物の好ましい具体的な例としては、アクリル酸
ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノプ
ロピル、メタクリル酸ジメチルアミノブチル、メタクリ
ル酸ジメチルアミノヘキシル、アクリロイルモルホリ
ン、メタクリロイルモルホリン、アクリロイルピペリジ
ン、メタクリロイルピペリジン、アリルアミン、ジアリ
ルアミン、トリアリルアミン、メタリルアミン、ビニル
ピリジン、メタクリル酸エチルトリメチルアンモニウム
塩、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウム塩、パラ(またはメタ)アジド安息香酸ジ
メチルアミノエチルエステル、パラ(またはメタ)アジ
ド安息香酸ジエチルアミノエチルエステル、パラ(また
はメタ)アジド安息香酸ジメチルアミノプロピルエステ
ル、パラ(またはメタ)アジド安息香酸ジエチルアミノ
プロピルエステル、パラ(またはメタ)アジドスルホニ
ル安息香酸ジメチルアミノエチルエステル、パラ(また
はメタ)アジドスルホニル安息香酸ジエチルアミノエチ
ルエステル、パラ(またはメタ)アジドスルホニル安息
香酸ジメチルアミノプロピルエステル、パラ(またはメ
タ)アジドスルホニル安息香酸ジエチルアミノプロピル
エステル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラ
エチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリ
コールジメタクリレート、メチレンビスメタクリルアミ
ド、メチレンビスアクリルアミドに示される化合物など
が挙げられるが、これらに限定されない。上記添加化合
物は単独種であっても良いし、2種以上の混合であって
も良い。
成物において、上記一般式(2)で表される化合物の他
に、光架橋性基を持つ化合物を添加してもよい。添加さ
れる化合物の好ましい具体的な例としては、アクリル酸
ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノプ
ロピル、メタクリル酸ジメチルアミノブチル、メタクリ
ル酸ジメチルアミノヘキシル、アクリロイルモルホリ
ン、メタクリロイルモルホリン、アクリロイルピペリジ
ン、メタクリロイルピペリジン、アリルアミン、ジアリ
ルアミン、トリアリルアミン、メタリルアミン、ビニル
ピリジン、メタクリル酸エチルトリメチルアンモニウム
塩、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウム塩、パラ(またはメタ)アジド安息香酸ジ
メチルアミノエチルエステル、パラ(またはメタ)アジ
ド安息香酸ジエチルアミノエチルエステル、パラ(また
はメタ)アジド安息香酸ジメチルアミノプロピルエステ
ル、パラ(またはメタ)アジド安息香酸ジエチルアミノ
プロピルエステル、パラ(またはメタ)アジドスルホニ
ル安息香酸ジメチルアミノエチルエステル、パラ(また
はメタ)アジドスルホニル安息香酸ジエチルアミノエチ
ルエステル、パラ(またはメタ)アジドスルホニル安息
香酸ジメチルアミノプロピルエステル、パラ(またはメ
タ)アジドスルホニル安息香酸ジエチルアミノプロピル
エステル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラ
エチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリ
コールジメタクリレート、メチレンビスメタクリルアミ
ド、メチレンビスアクリルアミドに示される化合物など
が挙げられるが、これらに限定されない。上記添加化合
物は単独種であっても良いし、2種以上の混合であって
も良い。
【0028】本発明における感光性ポリイミド前駆体組
成物において、良好な感光性能を得るために、組成物中
の全光架橋性基の含有量は一般式(1)の構造単位に対
して100〜300モル%であることが好ましい。この
範囲より小さいと現像後の膜厚保持率の低下を招き、こ
の範囲を越えると解像度の低下、加熱硬化後のポリイミ
ド膜の伸度低下を招くので注意を要する。
成物において、良好な感光性能を得るために、組成物中
の全光架橋性基の含有量は一般式(1)の構造単位に対
して100〜300モル%であることが好ましい。この
範囲より小さいと現像後の膜厚保持率の低下を招き、こ
の範囲を越えると解像度の低下、加熱硬化後のポリイミ
ド膜の伸度低下を招くので注意を要する。
【0029】本発明において、光開始剤であるN−アリ
ールグリシン化合物の含有量は一般式(1)のポリマー
に対して1〜15重量%が好ましい。この範囲より小さ
いと現像後の膜厚保持率の低下、現像速度の低下、およ
び解像度の低下を招き、この範囲を越えると解像度の低
下、パターン断面形状の不良、加熱硬化後のポリイミド
膜の伸度低下を招くので注意を要する。より好ましい範
囲は3〜10重量%である。N−アリールグリシン化合
物の好ましい具体的な例としては、N−フェニルグリシ
ンが上げられるが、これに限定されない。
ールグリシン化合物の含有量は一般式(1)のポリマー
に対して1〜15重量%が好ましい。この範囲より小さ
いと現像後の膜厚保持率の低下、現像速度の低下、およ
び解像度の低下を招き、この範囲を越えると解像度の低
下、パターン断面形状の不良、加熱硬化後のポリイミド
膜の伸度低下を招くので注意を要する。より好ましい範
囲は3〜10重量%である。N−アリールグリシン化合
物の好ましい具体的な例としては、N−フェニルグリシ
ンが上げられるが、これに限定されない。
【0030】本発明における感光性ポリイミド前駆体組
成物において、N−アリールグリシン化合物の他に、さ
らに光開始剤、光増感剤を添加してもよい。これら2つ
を各々用いる、あるいは2つのいずれも同時に用いるな
ど、用いる方法は限定されない。
成物において、N−アリールグリシン化合物の他に、さ
らに光開始剤、光増感剤を添加してもよい。これら2つ
を各々用いる、あるいは2つのいずれも同時に用いるな
ど、用いる方法は限定されない。
【0031】本発明に適した光開始剤としては、N−フ
ェニルジエタノールアミン、ミヒラーズケトンなどの芳
香族アミン、3−フェニル−5−イソオキサゾロンに代
表される環状オキシム化合物、1−フェニルプロパンジ
オン−2−(O−エトキシカルボニル)オキシムに代表
される鎖状オキシム化合物、ベンゾフェノン、o−ベン
ゾイル安息香酸メチル、ジベンジルケトン、フルオレノ
ンなどのベンゾフェノン誘導体、チオキサントン、2−
メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサント
ンなどのチオキサントン誘導体などが挙げられるがこれ
らに限定されない。
ェニルジエタノールアミン、ミヒラーズケトンなどの芳
香族アミン、3−フェニル−5−イソオキサゾロンに代
表される環状オキシム化合物、1−フェニルプロパンジ
オン−2−(O−エトキシカルボニル)オキシムに代表
される鎖状オキシム化合物、ベンゾフェノン、o−ベン
ゾイル安息香酸メチル、ジベンジルケトン、フルオレノ
ンなどのベンゾフェノン誘導体、チオキサントン、2−
メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサント
ンなどのチオキサントン誘導体などが挙げられるがこれ
らに限定されない。
【0032】本発明に適した増感剤としては、アジドア
ントラキノン、アジドベンザルアセトフェノンなどの芳
香族モノアジド、3,3’−カルボニルビス(ジエチル
アミノクマリン)などのクマリン化合物、ベンズアント
ロン、フェナントレンキノンなどの芳香族ケトンなど一
般に光硬化性樹脂に使用されるようなもの、その他電子
写真の電荷移動剤として使用されるものであれば好まし
く使用できることもある。
ントラキノン、アジドベンザルアセトフェノンなどの芳
香族モノアジド、3,3’−カルボニルビス(ジエチル
アミノクマリン)などのクマリン化合物、ベンズアント
ロン、フェナントレンキノンなどの芳香族ケトンなど一
般に光硬化性樹脂に使用されるようなもの、その他電子
写真の電荷移動剤として使用されるものであれば好まし
く使用できることもある。
【0033】光開始剤や増感剤はポリマーに対して0.
01〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜20重量
%添加するのが好ましい。この範囲を外れると感光性が
低下したり、ポリマーの機械特性が低下したりするので
注意を要する。これらの光開始剤や増感剤は、単独で、
あるいは2種以上混合して用いることができる。
01〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜20重量
%添加するのが好ましい。この範囲を外れると感光性が
低下したり、ポリマーの機械特性が低下したりするので
注意を要する。これらの光開始剤や増感剤は、単独で、
あるいは2種以上混合して用いることができる。
【0034】本発明の組成物の塗膜または加熱処理後の
ポリイミド被膜と支持体との接着性を向上させるために
適宜接着助剤を用いることもできる。
ポリイミド被膜と支持体との接着性を向上させるために
適宜接着助剤を用いることもできる。
【0035】接着助剤としては、オキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどの有
機珪素化合物、あるいはアルミニウムモノエチルアセト
アセテートジイソプロピレート、アルミニウムトリス
(アセチルアセトネート)などのアルミニウムキレート
化合物あるいはチタニウムビス(アセチルアセトネー
ト)などのチタニウムキレート化合物などが好ましく用
いられる。さらに、他の添加剤が基板との接着性、感
度、耐熱性が大幅に低下しない範囲で含んでいても良
い。
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどの有
機珪素化合物、あるいはアルミニウムモノエチルアセト
アセテートジイソプロピレート、アルミニウムトリス
(アセチルアセトネート)などのアルミニウムキレート
化合物あるいはチタニウムビス(アセチルアセトネー
ト)などのチタニウムキレート化合物などが好ましく用
いられる。さらに、他の添加剤が基板との接着性、感
度、耐熱性が大幅に低下しない範囲で含んでいても良
い。
【0036】次に本発明の組成物の使用方法について説
明をする。本発明の組成物は化学線を用いた周知の微細
加工技術でパターン加工が可能である。
明をする。本発明の組成物は化学線を用いた周知の微細
加工技術でパターン加工が可能である。
【0037】まず、本発明の組成物を適当な支持体の上
に塗布する。支持体の材質としては、例えば、金属、ガ
ラス、半導体、金属酸化絶縁膜、窒化ケイ素などが挙げ
られるが、これらに限定されない。
に塗布する。支持体の材質としては、例えば、金属、ガ
ラス、半導体、金属酸化絶縁膜、窒化ケイ素などが挙げ
られるが、これらに限定されない。
【0038】塗布方法としては、スピンナーを用いた回
転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印
刷、ロールコーティングなどの手段が可能である。塗布
膜厚は塗布手段、組成物の固形分濃度、粘度によって調
節することができるが、通常0.1〜150μmの範囲
になるように塗布される。
転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印
刷、ロールコーティングなどの手段が可能である。塗布
膜厚は塗布手段、組成物の固形分濃度、粘度によって調
節することができるが、通常0.1〜150μmの範囲
になるように塗布される。
【0039】次にポリイミド前駆体を塗布した基板を乾
燥して、ポリイミド前駆体組成物被膜を得る。乾燥は、
オーブン、ホットプレート、赤外線などを利用し、50
〜180℃の範囲で行うのが好ましく、60〜150℃
の範囲で行うのがより好ましい。乾燥時間は1分〜数時
間行うのが好ましい。
燥して、ポリイミド前駆体組成物被膜を得る。乾燥は、
オーブン、ホットプレート、赤外線などを利用し、50
〜180℃の範囲で行うのが好ましく、60〜150℃
の範囲で行うのがより好ましい。乾燥時間は1分〜数時
間行うのが好ましい。
【0040】次に、所望のパターンを有するマスクを用
い、露光を行う。露光量としては50〜1000mJ/
cm2の範囲が好ましい。適当な増感剤を用いることに
よって、i線ステッパー、g線ステッパー、マスクアラ
イナー、ミラープロジェクションなどの露光機を用いて
露光が可能である。
い、露光を行う。露光量としては50〜1000mJ/
cm2の範囲が好ましい。適当な増感剤を用いることに
よって、i線ステッパー、g線ステッパー、マスクアラ
イナー、ミラープロジェクションなどの露光機を用いて
露光が可能である。
【0041】現像時のパターンの解像度が向上したり、
現像条件の許容幅が増大する場合には、現像前にベーク
処理をする工程を取り入れても差し支えない。この温度
としては50〜180℃の範囲が好ましく、特に60〜
150℃の範囲がより好ましい。時間は10秒〜数時間
が好ましい。この範囲を外れると、反応が進行しなかっ
たり、全ての領域が溶解しなくなるなどの恐れがあるの
で注意を要する。
現像条件の許容幅が増大する場合には、現像前にベーク
処理をする工程を取り入れても差し支えない。この温度
としては50〜180℃の範囲が好ましく、特に60〜
150℃の範囲がより好ましい。時間は10秒〜数時間
が好ましい。この範囲を外れると、反応が進行しなかっ
たり、全ての領域が溶解しなくなるなどの恐れがあるの
で注意を要する。
【0042】ついで未露光部を現像液で溶解除去するこ
とによりレリーフパターンを得る。現像液はポリイミド
前駆体の構造に合わせて適当なものを選択することがで
きるが、アンモニア、テトラメチルアンモニウムハイド
ロオキサイド、ジエタノールアミンなどのアルカリ水溶
液などを好ましく使用することができる。また、本組成
物の溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン、N−アセ
チル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどを単独ある
いはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、水、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ト
ルエン、キシレン、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メ
チル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エト
キシプロピオネート、2−ヘプタノン、酢酸エチルな
ど、組成物の貧溶媒との混合液も好ましく使用すること
ができる。
とによりレリーフパターンを得る。現像液はポリイミド
前駆体の構造に合わせて適当なものを選択することがで
きるが、アンモニア、テトラメチルアンモニウムハイド
ロオキサイド、ジエタノールアミンなどのアルカリ水溶
液などを好ましく使用することができる。また、本組成
物の溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン、N−アセ
チル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどを単独ある
いはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、水、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ト
ルエン、キシレン、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メ
チル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エト
キシプロピオネート、2−ヘプタノン、酢酸エチルな
ど、組成物の貧溶媒との混合液も好ましく使用すること
ができる。
【0043】現像は上記の現像液を塗膜面にそのまま、
あるいは、霧状にして放射する、現像液中に浸漬する、
あるいは浸漬しながら超音波をかけるなどの方法によっ
て行うことができる。
あるいは、霧状にして放射する、現像液中に浸漬する、
あるいは浸漬しながら超音波をかけるなどの方法によっ
て行うことができる。
【0044】ついでリンス液により、現像によって形成
したレリーフパターンを洗浄することが好ましい。リン
ス液としては有機溶媒でリンスをする場合、現像液との
混和性の良いメタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、メチル−3
−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロ
ピオネート、2−ヘプタノン、酢酸エチルなどが好まし
く用いられる。
したレリーフパターンを洗浄することが好ましい。リン
ス液としては有機溶媒でリンスをする場合、現像液との
混和性の良いメタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、メチル−3
−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロ
ピオネート、2−ヘプタノン、酢酸エチルなどが好まし
く用いられる。
【0045】上記の処理によって得られたレリーフパタ
ーンのポリマーは耐熱性を有するポリイミド系ポリマー
の前駆体であり、加熱処理によりイミド環やその他の環
状構造を有する耐熱性ポリマーとなる。熱処理温度とし
ては、135〜500℃で行うのが好ましく、300〜
450℃で行うのがより好ましい。熱処理は通常、段階
的にあるいは連続的に昇温しながら行われる。
ーンのポリマーは耐熱性を有するポリイミド系ポリマー
の前駆体であり、加熱処理によりイミド環やその他の環
状構造を有する耐熱性ポリマーとなる。熱処理温度とし
ては、135〜500℃で行うのが好ましく、300〜
450℃で行うのがより好ましい。熱処理は通常、段階
的にあるいは連続的に昇温しながら行われる。
【0046】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれら実施
例に限定されない。評価については、20μmのプリン
トギャップをつけてマスクアライナで露光をしたとき、
10μm以下の線幅のパターンをパターン形状に問題な
く形成できれば良好とした。以下の実施例においてポリ
イミド原料を下記の略号を用いる。なお、数平均分子量
の測定は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマト
グラフィ)でポリスチレン換算によるものである。
例に限定されない。評価については、20μmのプリン
トギャップをつけてマスクアライナで露光をしたとき、
10μm以下の線幅のパターンをパターン形状に問題な
く形成できれば良好とした。以下の実施例においてポリ
イミド原料を下記の略号を用いる。なお、数平均分子量
の測定は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマト
グラフィ)でポリスチレン換算によるものである。
【0047】DAE :4,4’−ジアミノジフェニル
エーテル 3,4’−DAE:3,4’−ジアミノジフェニルエー
テル PDA :パラフェニレンジアミン BAPS:ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]スルホン SiDA:ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサン PMDA:無水ピロメリット酸 BTDA:3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物 BPDA:3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物 ODPA:3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテ
トラカルボン酸二無水物 HEMA:メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル NPG :N−フェニルグリシン CmA :7−ジエチルアミノ−3−ベンゾイルクマリ
ン NNAP:1−ニトロソ−2−ナフトール DMAPMA:N−(3−ジメチルアミノプロピル)メ
タクリルアミド DAAA:ジアセトンアクリルアミド DEM :メタクリル酸ジエチルアミノエチル。
エーテル 3,4’−DAE:3,4’−ジアミノジフェニルエー
テル PDA :パラフェニレンジアミン BAPS:ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]スルホン SiDA:ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサン PMDA:無水ピロメリット酸 BTDA:3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物 BPDA:3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物 ODPA:3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテ
トラカルボン酸二無水物 HEMA:メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル NPG :N−フェニルグリシン CmA :7−ジエチルアミノ−3−ベンゾイルクマリ
ン NNAP:1−ニトロソ−2−ナフトール DMAPMA:N−(3−ジメチルアミノプロピル)メ
タクリルアミド DAAA:ジアセトンアクリルアミド DEM :メタクリル酸ジエチルアミノエチル。
【0048】合成例1 乾燥空気気流下、1リットルの4つ口フラスコ内でDA
E9.01g(0.045モル)、BAPS17.3g
(0.04モル)、SiDA1.24g(0.005モ
ル)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)192g
に20℃で溶解させた。その後、PMDA6.54g
(0.03モル)、BTDA9.67g(0.03モ
ル)、ODPA12.4g(0.04モル)を加え、5
5℃で2時間反応させた。2時間後にHEMA6.51
g(0.05モル)を添加し、更に55℃で2時間攪拌
後、DAE2.0g(0.01モル)を加えた。DAE
添加後55℃で2時間反応させ、ポリイミド前駆体組成
物をワニスAとした。このワニスの25℃での粘度は1
0000mPa・sであり、ポリスチレン換算での数平
均分子量は20000であった。
E9.01g(0.045モル)、BAPS17.3g
(0.04モル)、SiDA1.24g(0.005モ
ル)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)192g
に20℃で溶解させた。その後、PMDA6.54g
(0.03モル)、BTDA9.67g(0.03モ
ル)、ODPA12.4g(0.04モル)を加え、5
5℃で2時間反応させた。2時間後にHEMA6.51
g(0.05モル)を添加し、更に55℃で2時間攪拌
後、DAE2.0g(0.01モル)を加えた。DAE
添加後55℃で2時間反応させ、ポリイミド前駆体組成
物をワニスAとした。このワニスの25℃での粘度は1
0000mPa・sであり、ポリスチレン換算での数平
均分子量は20000であった。
【0049】合成例2 合成例1のDAE2.0g(0.01モル)を1.4g
(0.007モル)にした他は合成例1と同様に行っ
た。得られたポリイミド前駆体組成物をワニスBとし
た。このワニスの25℃での粘度は21000mPa・
sであり、ポリスチレン換算での数平均分子量は390
00であった。
(0.007モル)にした他は合成例1と同様に行っ
た。得られたポリイミド前駆体組成物をワニスBとし
た。このワニスの25℃での粘度は21000mPa・
sであり、ポリスチレン換算での数平均分子量は390
00であった。
【0050】合成例3 乾燥空気気流下、1リットルの4つ口フラスコ内でDA
E9.01g(0.045モル)、BAPS17.3g
(0.04モル)、SiDA1.24g(0.005モ
ル)をNMP195gに20℃で溶解させた。その後、
PMDA10.9g(0.05モル)、BTDA16.
1g(0.05モル)を加え、55℃で2時間反応させ
た。2時間後にHEMA6.51g(0.05モル)を
添加し、更に55℃で2時間攪拌後、DAE2.0g
(0.01モル)を加えた。DAE添加後55℃で2時
間反応させ、ポリイミド前駆体組成物をワニスCとし
た。このワニスの25℃での粘度は8000mPa・s
であり、ポリスチレン換算での数平均分子量は1800
0であった。
E9.01g(0.045モル)、BAPS17.3g
(0.04モル)、SiDA1.24g(0.005モ
ル)をNMP195gに20℃で溶解させた。その後、
PMDA10.9g(0.05モル)、BTDA16.
1g(0.05モル)を加え、55℃で2時間反応させ
た。2時間後にHEMA6.51g(0.05モル)を
添加し、更に55℃で2時間攪拌後、DAE2.0g
(0.01モル)を加えた。DAE添加後55℃で2時
間反応させ、ポリイミド前駆体組成物をワニスCとし
た。このワニスの25℃での粘度は8000mPa・s
であり、ポリスチレン換算での数平均分子量は1800
0であった。
【0051】合成例4 用いた溶媒NMP195gを192gにし、BTDAを
BPDA14.7g(0.05モル)にした他は合成例
3と同様に行った。得られたポリイミド前駆体組成物を
ワニスDとした。このワニスの25℃での粘度は120
00mPa・sであり、ポリスチレン換算での数平均分
子量は19000であった。
BPDA14.7g(0.05モル)にした他は合成例
3と同様に行った。得られたポリイミド前駆体組成物を
ワニスDとした。このワニスの25℃での粘度は120
00mPa・sであり、ポリスチレン換算での数平均分
子量は19000であった。
【0052】実施例1 ワニスAに、ポリマー重量に対してNPG、CmA、N
NAP、DAAA、”プロノン”204(日本油脂製)
をそれぞれ6、0.5、0.05、2、0.8重量%添
加し、さらにDMAPMAをポリマーの構造単位に対し
て100モル%添加して感光化し、さらにワニス粘度が
3000mPa・s程度になるようNMPで希釈した。
このワニスを膜厚11μmになるように塗布乾燥したと
き、未露光部溶解時間は29秒であり、20μmのプリ
ントギャップをつけてマスクアライナで露光をしたと
き、最小10μm幅のパターンを解像することができ
た。
NAP、DAAA、”プロノン”204(日本油脂製)
をそれぞれ6、0.5、0.05、2、0.8重量%添
加し、さらにDMAPMAをポリマーの構造単位に対し
て100モル%添加して感光化し、さらにワニス粘度が
3000mPa・s程度になるようNMPで希釈した。
このワニスを膜厚11μmになるように塗布乾燥したと
き、未露光部溶解時間は29秒であり、20μmのプリ
ントギャップをつけてマスクアライナで露光をしたと
き、最小10μm幅のパターンを解像することができ
た。
【0053】実施例2〜14 各々の材料を表1の分量で行い、比較例1と同様に組成
物を作製し、露光、現像の評価を行った。その結果を表
1に示した。いずれの組成物も未露光部溶解時間、パタ
ーン解像度のいずれの結果も良好であった。
物を作製し、露光、現像の評価を行った。その結果を表
1に示した。いずれの組成物も未露光部溶解時間、パタ
ーン解像度のいずれの結果も良好であった。
【0054】比較例1 ワニスAに、ポリマー重量に対してNPG、CmA、N
NAP、DAAA、”プロノン”204(日本油脂製)
をそれぞれ6、0.5、0.05、2、0.8重量%添
加し、さらにDMAPMAをポリマーの構造単位に対し
て80モル%添加して感光化し、さらにワニス粘度が3
000mPa・s程度になるようNMPで希釈した。こ
のワニスを膜厚11μmになるように塗布乾燥したと
き、未露光部溶解時間は33秒であり、20μmのプリ
ントギャップをつけてマスクアライナで露光をしたと
き、13μm幅のパターンしか解像することができなか
った。
NAP、DAAA、”プロノン”204(日本油脂製)
をそれぞれ6、0.5、0.05、2、0.8重量%添
加し、さらにDMAPMAをポリマーの構造単位に対し
て80モル%添加して感光化し、さらにワニス粘度が3
000mPa・s程度になるようNMPで希釈した。こ
のワニスを膜厚11μmになるように塗布乾燥したと
き、未露光部溶解時間は33秒であり、20μmのプリ
ントギャップをつけてマスクアライナで露光をしたと
き、13μm幅のパターンしか解像することができなか
った。
【0055】比較例2〜5 各々の材料を表1の分量で行い、比較例1と同様に組成
物を作製し、露光、現像の評価を行った。未露光部溶解
時間、パターン解像度は表1に示したとおりであった。
特に比較例1では現像後の膜が白濁化しており、比較例
4はパターン断面のえぐれが発生していた。
物を作製し、露光、現像の評価を行った。未露光部溶解
時間、パターン解像度は表1に示したとおりであった。
特に比較例1では現像後の膜が白濁化しており、比較例
4はパターン断面のえぐれが発生していた。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、一括露光方式でプリン
トギャップをつけて露光した際にも高解像性を有し、高
感度で短時間現像可能な感光性ポリイミド前駆体組成物
を得ることができる。
トギャップをつけて露光した際にも高解像性を有し、高
感度で短時間現像可能な感光性ポリイミド前駆体組成物
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/004 501 G03F 7/004 501 7/027 503 7/027 503 7/031 7/031 7/038 504 7/038 504 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AA02 AA10 AB15 AB16 AC01 AD01 BC15 BC35 BC87 CA19 CA27 CB25 CB55 FA03 FA17 FA29 4J011 PA97 PB30 PC02 PC08 QA03 QA06 RA10 SA22 SA42 SA63 SA64 SA65 SA80 SA82 UA01 VA01 WA01 4J043 PA02 QB31 RA05 RA06 SA06 TA11 TA22 UA032 UA041 UA121 UA122 UA131 UA132 UB051 UB052 UB121 UB122 XA13 ZA46 ZB22 4J100 AL08Q AL09Q AL62Q AL63Q AL66Q AM21P AM24Q AN03Q AQ12Q BA02Q BA31P BA31Q BC65Q BC79Q CA01 CA04 CA23 JA37
Claims (3)
- 【請求項1】(a)一般式(1)で表される構造単位を
有し、かつ数平均分子量が10000〜100000で
あるポリマーと、(b)一般式(1)で表されるポリマ
ーの構造単位に対し100〜200mol%の、一般式
(2)で表される不飽和二重結合及びアミノ基を含む化
合物と、(c)ポリマーに対し1〜15重量%のN−ア
リールグリシン化合物とを含むことを特徴とする感光性
ポリイミド前駆体組成物。 【化1】 (R1は少なくとも2個以上の炭素原子を有する3価ま
たは4価の有機基、R2は少なくとも2個以上の炭素原
子を有する2価の有機基、R3は水素、アルカリ金属イ
オン、アンモニウムイオン、または、炭素数1〜30の
有機基より選ばれた少なくとも1種の構造を表す。mは
10000〜100000を示す。nは1または2を示
す。) 【化2】 (R4、R5、R6は、水素または炭素数1〜10のアル
キル基を示す。pは2または3を示す。) - 【請求項2】一般式(1)のR1が、一般式(3)で表
される構造を1〜45モル%含有することを特徴とする
請求項1記載の感光性ポリイミド前駆体組成物。 【化3】 - 【請求項3】一般式(1)においてR3の50〜100
モル%が水素からなることを特徴とする請求項2記載の
感光性ポリイミド前駆体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34300099A JP2001159818A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 感光性ポリイミド前駆体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34300099A JP2001159818A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 感光性ポリイミド前駆体組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001159818A true JP2001159818A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18358172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34300099A Pending JP2001159818A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 感光性ポリイミド前駆体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001159818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282880A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 感光性樹脂組成物及び物品 |
-
1999
- 1999-12-02 JP JP34300099A patent/JP2001159818A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282880A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 感光性樹脂組成物及び物品 |
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