JP2001155602A - 車両用電気機械式衝撃検出装置 - Google Patents
車両用電気機械式衝撃検出装置Info
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Abstract
けることで、乗員保護装置の多段制御対応、不規則衝突
での乗員保護装置の作動遅れを改善するような衝撃検出
を可能とする車両用電気機械式衝撃検出装置を提供す
る。 【解決手段】 主ロータ50が可動接点85による付勢
力に抗して所定量回動すると、第1衝撃レベルを検出す
べく可動接点85と固定接点82とが閉じる。主ロータ
50が捻りコイルばね70の付勢力に抗してさらに回動
するにつれて第2及び第3の衝撃レベルを順次検出すべ
く残りの二組の可動接点と固定接点とが順次閉じる。
Description
装置やシートベルトプリテンショナ等の乗員保護システ
ムに採用するに適した加速度検出装置や衝突検出装置等
の電気機械式衝撃検出装置に関するものである。
採用される電気機械式衝撃検出装置としては、特開平9
−306311号公報に示すような衝突検出装置があ
る。この衝突検出装置においては、ロータがその回動軸
から偏心して位置するウェイトを備えている。そして、
ロータがウェイトの偏心重量に応じて所定量回動したと
き、この回動により車両の衝突を検出するようになって
いる。このことは、当該衝撃検出装置の衝突検出レベル
は、ロータの所定量回動時に対応しており、単一レベル
であることを意味する。
レベルの検出信号を出力する電気機械式衝撃検出装置を
用いる場合、エアバッグ装置の多段制御を行おうとする
と、不規則衝突の展開速度があがってしまい、必要な制
御ができないという問題がある。
い場合でも、車両によっては、不規則衝突で衝突検出が
遅れ、必要時間以内にエアバッグを展開できないという
問題がある。
処すべく、車両に対する検出すべき衝撃レベルを複数設
けることで、乗員保護装置の多段制御対応、不規則衝突
での乗員保護装置の作動遅れを改善するような衝撃検出
を可能とする車両用電気機械式衝撃検出装置を提供する
ことを目的とする。
車両用電気機械式衝撃検出装置は、車両に生ずる衝撃に
応じ付勢手段(70、85、86、155乃至157、
160乃至162、225乃至227、230乃至23
2、370、380、450、460)の付勢に抗して変
位する変位体(50、60、140、210、350、44
0)と、衝撃の少なくとも第1及び第2の各衝撃レベル
に対応する変位体の変位量にて順次閉成する各スイッチ
(82乃至84、85、86、152乃至154、155
乃至157、222乃至224、225乃至227、23
1、232、392乃至394、395乃至397、47
2、473、474、475)とを備えて、これら各スイ
ッチの各閉成でもって少なくとも第1及び第2の各衝撃
レベルを検出する。
衝撃レベルに対応する変位体の変位量にて順次閉成する
各スイッチをもつことで、少なくとも第1及び第2の各
衝撃レベルを検出して出力できる。従って、エアバッグ
装置等の乗員保護装置の多段制御に関しては、当該多段
制御が、例えば、エアバッグ装置の多段制御である場
合、例えば、OFF、Lo展開、Hi展開の3段階であ
るとすると、従来技術である単一の衝撃レベルの検出で
は、OFF、ONの切り分けしかないため、3段階の切
り分けは不可能であるが、本発明では、少なくとも2つ
の検出すべき衝撃レベルを有すれば、1つ目をOFFと
Lo展開、2つめをLo展開とHi展開の切り分けに使
用することで対応可能となる。
善に関しては、図37にて示すエアバッグON要件衝
突、エアバッグOFF要件衝突を切り分けようとした場
合、従来技術の単一の衝撃レベルでは、ON要件の応答
遅れが発生するが、本発明では、少なくとも2つの検出
すべき衝撃レベルを有し、その制御として、例えば、1
つ目の衝撃レベルと2つ目の衝撃レベルの作動時間差を
用い、その時間差が所定時間以内ならON、所定時間を
超えるとOFFと切り分ければ、応答遅れなくエアバッ
グを展開することが可能となる。さらに、所定時間を2
つ以上設けることにより、例えば、OFF/Lo/H
i、OFF/Lo/Mid/Hiのように、衝撃をより
細かく識別することが可能となる。手段2 また、請求項2に記載の発明に係る車両用電気機械式衝
撃検出装置は、車両の適所に回動中心にて回動可能に支
持されて回動中心から偏心する重量中心を有し車両に生
ずる衝撃に応じ付勢手段(70、85、86、155乃
至157、160乃至162、225乃至227、230
乃至232、370、380)の付勢に抗して回動中心
を基準に回動する回動体(50、60、140、210、3
50)と、 衝撃の少なくとも第1及び第2の各衝撃レベルに対応す
る回動体の回動量にて順次閉成する各スイッチ(82乃
至84、85、86、152乃至154、155乃至15
7、222乃至224、225乃至227、231、23
2、392乃至394、395乃至397)とを備え
て、 これら各スイッチの各閉成でもって少なくとも第1及び
第2の各衝撃レベルを検出する。
衝撃レベルに対応する回動体の回動量にて順次閉成する
各スイッチをもつことで、少なくとも第1及び第2の各
衝撃レベルを検出して出力できるので、手段1と同様の
効果が実現可能である。手段3 また、請求項3に記載の発明に係る車両用電気機械式衝
撃検出装置は、車両の適所に軸方向に変位可能に支持さ
れて車両に生ずる衝撃に応じ付勢手段(450、46
0)の付勢に抗して前記軸方向に変位する変位体(44
0)と、衝撃の少なくとも第1及び第2の各衝撃レベル
に対応する変位体の軸方向変位量にて順次閉成する各ス
イッチ(472、473、474、475)とを備えて、
これら各スイッチの各閉成でもって少なくとも第1及び
第2の各衝撃レベルを検出する。
衝撃レベルに対応する変位体の軸方向変位量にて順次閉
成する各スイッチをもつことで、少なくとも第1及び第
2の各衝撃レベルを検出して出力できるので、手段1と
同様の効果が実現可能である。手段4 また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の
車両用電気機械式衝撃検出装置において、付勢手段は、
回動体を初期回動位置に向け付勢する第1ばね(85、
161、231、370)と、回動体が第1ばねの付勢
に抗して所定回動した後に当該回動体をその回動に抗し
て同時に或いは順次付勢する少なくとも一つ以上の第2
ばね(70、86、155乃至157、162、225乃
至227、232、380)とを備えることを特徴とす
る。
有し、そのばねのうち少なくとも一つである第1ばねは、
回動体の初期付勢用として用い、残りのばねである第2
ばねを、回動体が所定量回動してから付勢力が当該回動
体に付勢力が加わるように使用する。従って、回動体に
かかる付勢力を1個のばねで発揮するよりも、ばねの応
力限界を超えない範囲で回動体に大きな付勢力をかける
ことができるとともに、回動体の回動量により回動体に
かかる付勢力のきめ細かな制御が可能となる。手段5 また、請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載の
車両用電気機械式衝撃検出装置において、付勢手段は、
変位体を初期軸方向変位位置に向け付勢する第1ばね
(450)と、変位体が第1ばねの付勢に抗して軸方向
へ所定変位した後に当該変位体をその変位に抗して同時
に或いは順次付勢する少なくとも一つ以上の第2ばね
(460)とを備えることを特徴とする。これによって
も、請求項4に記載の発明と同様の作用効果を達成でき
る。手段6 また、請求項6に記載の発明によれば、請求項2又は4に
記載の車両用電気機械式衝撃検出装置において、回動体
に回動中心と同軸的に設けられて衝撃に伴い回動体と一
体的に回動するカム(52乃至55、142乃至14
4、212乃至214)を備えて、各スイッチが、固定
接点(82乃至84、152乃至154、222乃至2
24)と、カムの回動に応じてそのカム面との接触によ
り押されて湾曲し固定接点に接触して閉成する板ばね状
可動接点(85、86、155乃至157、225乃至2
27)とを備えており、可動接点がカム面のうちスイッ
チの閉成後カムの回動に伴い接触するカム面部分は、可
動接点の湾曲量を増大させないような形状となっている
ことを特徴とする。
ッチの閉成後カムの回動に伴い接触するカム面部分は、
可動接点の湾曲量を増大させないような形状となってい
ることで、回動体にかかる付勢力全体、即ち、第1ばねに
よる付勢力と板ばね状可動接点による付勢力のうち板ば
ね状可動接点による付勢力の割合が小さくなる。このた
め、衝撃検出装置の作動ばらつきを低減しつつ請求項2
又は4に記載の発明の作用効果を達成できる。手段7 また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の
車両用電気機械式衝撃検出装置において、第1及び第2
のばねうち少なくとも一方は、板ばね状可動接点と兼用
されていることを特徴とする。
ストダウンを実現できる。手段8 また、請求項8に記載の発明によれば、請求項6に記載の
車両用電気機械式衝撃検出装置において、付勢手段は、
各基部からカムに向けて延出するとともにカムにより押
される方向に沿いならんで位置する各付勢板ばね(23
0乃至232)であって、当該各付勢板ばねの基部の間
隔は零となっていることを特徴とする。
触点の移動をなくすことができ、その結果、付勢板ばね間
の発生摩擦力がなくなり、衝撃検出装置の作動ばらつき
を低減できる。手段9 また、請求項9に記載の発明によれば、請求項4に記載の
車両用電気機械式衝撃検出装置において、回動体の回動
中心と同軸的に位置する補助ロータ(60)を備えてお
り、第2ばねは複数であって、これら第2ばねの一つは
回動体の回動中心と同軸的に位置する捻りコイルばねで
あって、この捻りコイルばねは、その一端にて静止部材
に固定され、その他端にて補助ロータの一部に固定され
て、当該補助ロータを介し回動体をその回動に抗して付
勢することを特徴とする。
勢力がかかったとき、捻りコイルばねの他端が捻れて衝
撃検出装置の作動ばらつきが大きくなることを防ぐ。手段10 また、請求項10に記載の発明によれば、請求項2又は4
に記載の車両用電気機械式衝撃検出装置において、回動
体に回動中心と同軸的に設けられて衝撃に伴い回動体と
一体的に回動するカム(53乃至55、142乃至14
4、212乃至214)を備えて、各スイッチが、固定
接点(83、84、152乃至154、222乃至22
4)と、カムの回動に応じてそのカム面との接触により
押されて湾曲し固定接点に接触して閉成する板ばね状可
動接点(86、155乃至157、225乃至227)と
を備えており、各スイッチにおいてその固定接点と可動
接点との間の接触に要する間隔は同一であり、カム面の
うち各板ばね状可動接点と接触する各カム面部分は、カ
ムの回動方向に沿いずれて位置するように形成されてい
ることを特徴とする。
ングやばね応力限界を超えることによる破損をなくすこ
とができる。仮に、検出すべき衝撃レベルを可変とする
方法として、上述した各カム面部分のカムの回動方向に
沿うずれなしで接点間隔を可変とする方法をとると、衝
撃レベルを小さくしたいときには接点間隔を小さくする
ことになるが、車両の走行時に発生する微振動で板ばね
状可動接点が振動しチャタリングが生ずるおそれがあ
る。逆に衝撃レベルを大きくしたいときは接点間隔を大
きくすることになるが、カムが板ばね状可動接点を変位
させる過程で可動接点がばね応力限界を超え破損するお
それがある。これに対し、請求項10に記載の発明によ
れば、接点間隔を、チャタリングの発生を伴うことなく、
ばね応力限界を超えない所定間隔に設定でき、衝撃レベ
ルもカムが可動接点を変位させるタイミングをずらすこ
とで可変とし得る。手段11 また、請求項11に記載の発明によれば、請求項1乃至1
0のいずれか一つに記載の車両用電気機械式衝撃検出装
置において、各スイッチの閉成に基づき少なくとも第1
及び第2の衝撃レベルにあわせて階段状に変化する値に
てそれぞれ検出信号を発生する検出信号発生手段を備え
ることを特徴とする。
撃レベルを各スイッチの閉成順に検出することで、請求
項1乃至10のいずれか一つに記載の発明の作用効果を
達成しつつ、正確な衝撃レベルの検出が可能となる。手段12 また、請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記
載の車両用電気機械式衝撃検出装置においては、第2衝
撃レベルが第1衝撃レベルよりも大きく設定されてお
り、検出信号発生手段は、互いに直列接続した第1及び
第2の電気的負荷素子(110乃至130、190a乃
至190c、398a乃至398c)を備えて、各スイ
ッチのうち第1衝撃レベルに基づき閉成するスイッチと
第1電気的負荷素子とにより閉回路を形成し、各スイッ
チのうち第2衝撃レベルに基づき閉成するスイッチと第
1及び第2の電気的負荷素子とにより閉回路を形成よう
に電気回路を構成してなることを特徴とする。
用効果を精度よく達成できる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
て図面により説明する。
係る電気機械式衝撃検出装置の第1実施形態を示してい
る。この衝撃検出装置は、本第1実施形態では、自動車
用エアバッグ装置に採用される。当該衝撃検出装置は、
外側ハウジング10及び内側ハウジング20を備えてお
り、ハウジング10は、その低壁に設けたブラケット1
1により、当該自動車の車体の適所に装着されている。
示すごとく、外側ハウジング10内に組み付けられてい
る。このハウジング20は、図2にて示すごとく、ハウ
ジング部20aからコネクタ20bを一体に延出して構
成されており、ハウジング部20aは、ハウジング10
の底部側に位置し、コネクタ20bは、ハウジング10
の開口側に位置している。コネクタ20bは、その接続
部21にて、ハウジング10の開口部12を介し外部に
対向している。なお、図2にて符号22はコネクタ20
bの各ターミナルを示す。また、図1及び図2にて符号
10aは、機密性充填材を示す。
えており、この装置本体Aは、図1乃至図3にて示すご
とく、両ハウジング10、20内に組み付けられてい
る。装置本体Aは、機械的応動部Aaと、電気的回路部
Abとにより構成されている。機械的応動部Aaは、内
側ハウジング20のハウジング部20a内に組み付けら
れ、電気的回路部Abは、ハウジング部20aの低壁側
にてハウジング10内に組み付けられている。
回動軸40と、主ロータ50と、補助ロータ60と、捻
りコイルばね70と、接点機構80とを備えている。ケ
ーシング30はハウジング部20a内に組み付けられて
いる。このケーシング30は、図4乃至図9にて示すよ
うな形状を有するように電気絶縁性合成樹脂材料により
形成されており、このケーシング30は、その四角環状
基部31(図5乃至図9参照)にて、接点機構80のベ
ース81(後述する)に図1乃至図3にて図示上方から
嵌装されて着座している。
両端部にて、ケーシング30の両支柱部32の各先端凹
部32a(図5乃至図7参照)内に回動可能に嵌装支持
されている。主ロータ50は、図1にて示すごとく、補
助ロータ60及び捻りコイルばね70と共に回動軸40
に同軸的に嵌装されている。
状の両カム52、53とを備えている。ウエイト51
は、図1及び図10乃至図12にて示すように、その回
動中心から重量中心を偏心させるような板形状にて形成
されている。即ち、ウエイト51は、その回動中心に位
置する段付き筒状ボス51aと、このボス51aから重
量中心を偏心させるウエイト部51bとにより構成され
ている。ここで、ウエイト51は、ボス51aにて、回
動軸40のうち図1にて図示左側部に同軸的に嵌装され
て、ウエイト部51bを回動軸40の下方に位置させて
いる。
と重量中心との偏心のもと、ウエイト部51bの肩部5
1cにて、ケーシング30の上端係止部33(図2及び
図5参照)に下方から初期的に係止する。なお、上端係
止部33はウエイト51に対する初期ストッパとしての
役割を果たす。
左側小径部からウエイト部51bの左側面に沿い延出す
るように、ウエイト部51bと一体に形成されており、
このカム52は、図10及び図11にて示すような平板
形状に形成されている。当該カム52は、両カム面52
a、52bを備えており、カム面52bは、ボス51
a、即ち回動軸40の回動中心を中心とする円弧面とな
っている。また、カム面52aはカム面52bの図11
にて図示右端から当該カム面52bに対し平面状に右側
上方に向け交差するように形成されている。
て図示右側大径部からウエイト部51bの右側面に沿い
延出するように、ウエイト部51bと一体に形成されて
おり、このカム53は、図10及び図12にて示すよう
なL字板形状に形成されている。カム53は、両カム部
54、55を一体に備えており、カム部54は、カム部
55の図12にて図示右側に位置している。
とくウエイト部51bの右側面からカム部55よりも長
く右方へ延出しており、カム部54は、ウエイト51の
回動軸を中心とする円弧状カム面54aを備えていると
ともに、カム部55はウエイト51の回動軸を中心とす
る円弧状カム面55aを備えている。
主ロータ50と捻りコイルばね70との間にて回動軸4
0に同軸的に嵌装されている。この補助ロータ60は、
図13乃至図15にて示すごとく、板状ロータ部61
と、筒状ボス部62と、腕部63と、台形状係合部64
とを一体に備えている。
直交して形成されており、このボス部62は回動軸40
に同軸的に嵌装されている。腕部63は、ロータ部61
の図13にて図示左側面からボス部62の軸に平行にこ
のボス部62とは逆方向へ突出形成されている。また、
台形状係合部64は、ボス部62と同一側にてこのボス
部62に対し図13乃至図15にて示す位置にてロータ
部61に形成されている。
く、補助ロータ60とケーシング30の一側支柱部32
との間にて回動軸40に同軸的に嵌装されている。この
捻りコイルばね70は、その一端部71にて、補助ロー
タ60の腕部63の係止穴部63a内に挿入されて係止
しており、当該捻りコイルばね70の他端部72は、ケ
ーシング30の壁部34に形成した係止穴部34a内に
挿入されて係止している(図1、図13、図4、図7参
照)。これにより、捻りコイルばね70は、係止穴部3
4aを基準に、補助ロータ60を図1にて紙面の裏側方
向への回動方向(図2にて主ロータ50の時計方向への
回動方向)に付勢するように、捻れ力を付与されてい
る。
く、ベース81を備えており、このベース81は、上述
のごとく、ケーシング30の基部31内に嵌着されてい
る。また、接点機構80は、図1、図2、図16乃至図
19にて示すごとく、長手板状の各固定接点82、8
3、84と、長手板状の各可動接点85、86とを備え
ている。
ロータ50の図1にて図示左側にてベース81にその板
厚方向に挿通されて固定されている。また、固定接点8
3、84は、可動接点86と共に、主ロータ50の図1
にて図示右側にてベース81にその板厚方向に挿通され
て固定されている。なお、各固定接点82、83、84
は剛性の高い導電金属材料により形成されており、各可
動接点85、86は、導電性ばね材料により形成されて
いる。
置しこの固定接点82と共に常開型スイッチ(以下、第
1スイッチという)を構成している。また、可動接点8
6は二股状の両可動接点部86a、86bを有してお
り、これら各可動接点部86a、86bは、それぞれ、
各固定接点83、84に対向して位置しこれら各固定接
点83、84と共に各常開型スイッチ(以下、第2及び
第3のスイッチという)を構成する。
上端部82a、83a、84aは、主ロータ50の図2
にて反時計方向への回動方向に屈曲している。また、図
17にて示すごとく、可動接点85の先端部85aは固
定接点82の先端部82aに向けL字状に屈曲し、可動
接点86の各可動接点部86a、86bの先端部は、共
にくの字状に屈曲している。
a、84aはほぼL字状に屈曲しているのに対し、固定
接点82の上端部82aの屈曲度合いは上端部83a、
84aよりも小さい。なお、各固定接点82、83、8
4及び各可動接点85、86の板厚方向は、主ロータ5
0の図2にて反時計方向への回動方向に向いている。ま
た、可動接点86は、チャタリング防止のため、その可動
接点部86a、86bにてその弾力に抗してケーシング
30の係止部35に図3にて図示下方から係止してい
る。
0を備えており、このリッド90内には、プリント基板
100が支持されている。このプリント基板100に
は、接点機構80の各固定接点82、83、84及び各
可動接点85、86が、その下端部にて挿入されて、プ
リント基板100の配線部に電気的に接続されている。
及び図20にて示すごとく、各抵抗R1乃至R3を備え
ており、これら各抵抗R1乃至R3は直列接続されてい
る。また、抵抗R1は、固定接点82及び可動接点85
の各下端部間にプリント基板100を介し配線接続され
ている。
動接点86の下端部及びプリント基板100を介し可動
接点86の可動接点部86aに配線接続されており、こ
の抵抗R2の他端は固定接点83の下端部にプリント基
板100を介し配線接続されている。また、抵抗R3
は、その一端にて、両抵抗R2、R1、可動接点86の
下端部及びプリント基板100を介し可動接点86の可
動接点部86bに配線接続されており、この抵抗R3の
他端は固定接点84の下端部にプリント基板100を介
し配線接続されている。
抵抗値をr1、r2及びr3とすると、可動接点85及
び固定接点82からなる第1スイッチ、可動接点86の
可動接点部86a及び固定接点83からなる第2スイッ
チ、及び可動接点部86b及び固定接点84からなる第
3スイッチが共に開状態にあるとき、電気的回路部Ab
における合成抵抗値Rは、r1、r2及びr3の和とな
る(図21参照)。また、上記第1スイッチのみが閉状
態にあるとき合成抵抗値Rは、r2及びr3の和となる
(図21参照)。また、上記第2スイッチが上記第1ス
イッチの閉状態か否かにかかわらず閉状態にあるとき合
成抵抗値Rはr3となる(図21参照)。また、上記第
3スイッチが閉状態にあるとき上記合成抵抗値は零とな
る(図21参照)。
いて、主ロータ50が、図2、図22及び図23にて示
す位置(初期位置)にあるとき、ウエイト51は、その
肩部51cにて、ケーシング30の上端係止部33に下
方から係止している(図2及び図22参照)。このと
き、上記第1乃至第3の各スイッチは共に開状態にあ
り、可動接点85の先端部85aは、その基部にて、主
ロータ50のカム52のカム面52aにその右側から左
方へ向け当接している。
行状態から衝突時のように急激に停止に至る場合には、
当該自動車に減速度が生ずる。この減速度に起因する衝
撃が主ロータ50に図2にて図示右方へ向け作用する
と、ウエイト51の重量重心がウエイト51の回動中心
である回動軸40の軸心から偏心しているため、ウエイ
ト51は、慣性の法則により重量重心にモーメントを生
じ、主ロータ50が回動軸40を中心として図24にて
図示反時計方向に回動し始める。
先端部85aは、その基部にて、主ロータ50のカム5
2のカム面52aにその右側から左方へ向け当接してい
るため、可動接点85の先端部85aは、主ロータ50
の上記反時計方向への回動に伴い、カム面52aにより
右方へ押されて弾性変形して変位する。これに伴い、可
動接点85はその先端部85aにて固定接点82の先端
部82aに接触する(図24参照)。
ると、カム52がそのカム面52aにより可動接点85
の先端部85aと固定接点82の先端部82aとの接触
荷重を増大させる。この接触荷重の増大に伴う可動接点
85の所定変位後、主ロータ50は、そのウエイト51
にて、補助ロータ60の腕63に当接する(図25参
照)。
ると、主ロータ50は、その逆回動方向に向けて捻りコ
イルばね70の捻り力を受けることになる。ついで、主
ロータ50が捻りコイルばね70の捻り力に抗してさら
に同一方向に回動すると、カム面52aと接触していた
可動接点85の先端部85aが、カム面52aから外れ
てカム52のカム面52bに接触し始める(図26参
照)。ここで、カム52のカム面52bは主ロータ50
の回動中心を中心とする円弧面であるため、可動接点8
5はカム面52bによって湾曲量が増大しないことにな
る。従って、可動接点85が主ロータ50に与える力の
うち、付勢力は零となり、可動接点85とカム52のカ
ム面52bとの間の摩擦力のみとなる。
触以後も上述とは異なり主ロータ50の回動に伴い変位
していくとすると、主ロータ50の受ける力は、捻りコ
イルばね70の捻り力に加え、可動接点85の付勢力及
び当該可動接点85のカム面52bとの摩擦力が加わる
ことになる。ここで、衝撃検出装置で検出すべき第2及
び第3の衝撃レベル(図33参照)のばらつきを考慮す
ると、主ロータ50に加わる力の数はできる限り少ない
方が有利である。そこで、本実施形態では、主ロータ5
0に加わる力の数を少なくするために、可動接点85が
接触するカム面52bの形状を上述のごとく主ロータ5
0の回動中心を中心とする円弧面形状とした。
ると、カム部55が可動接点86の可動接点部86aに
当たりこの可動接点部86aを変位させる。さらに、主
ロータ50が同一方向に回動すると、可動接点86がそ
の可動接点部86aにて固定接点83の先端部83aに
接触する(図27参照)。
ると、可動接点部86aの固定接点83の先端部83a
に対する接触荷重が増大する。そして、主ロータ50が
さらに所定量回動すると、可動接点86の可動接点部8
6aはカム部55のカム面55aに接触する(図28参
照)。これは、可動接点85がカム面52aとの接触か
らカム面52bとの接触に移行する場合と同様の作用効
果を確保するためである。
ると、カム部54が可動接点86の可動接点部86bに
当たりこの可動接点部86bを変位させる。さらに、主
ロー他50が同一方向に回動すると、可動接点86がそ
の可動接点部86bにて固定接点84の先端部84aに
接触する(図29参照)。
ると、可動接点部86bの固定接点84の先端部84a
に対する接圧荷重が増大する。そして、主ロータ50が
さらに所定量回動すると、可動接点86の可動接点部8
6bはカム部54のカム面54aに接触する(図30乃
至図32参照)。これは、可動接点85がカム面52a
との接触からカム面52bとの接触に移行する場合と同
様の作用効果を確保するためである。
勢力と当該主ロータ50の回動量との間の関係Aは図3
3にて示すようになる。ここで、(y1/x1)は、可
動接点85のばね定数を表し、(y2/x2)は、捻り
コイルばね70のばね定数を表し、(y1/x1)より
も大きい。また、符号aは、上記第1スイッチの閉成
(可動接点85の固定接点82との接触)位置を示し、
符号bは、上記第2スイッチの閉成(可動接点部86a
の固定接点83との接触)位置を示し、符号cは、上記
第3スイッチの閉成(可動接点部86bの固定接点84
との接触)位置を示す。
のうち可動接点85が主ロータ50に付勢力を与える範
囲では、主ロータ50が可動接点85により受ける付勢
力は、ばね定数(y1/x1)でもって直線A1に沿っ
て主ロータ50の回動量に伴い増大する。そして、捻り
コイルばね70が主ロータ50に付勢力を与え始める直
前の位置aにて、上記第1スイッチが閉成する。この閉
成の位置が衝撃検出装置により検出すべき第1衝撃レベ
ルに相当する。
りコイルばね70の初期付勢力まで直線A2に沿い急激
に増大した後、ばね定数(y2/x2)でもって直線A
3に沿い、主ロータ50の回動に伴い増大する。この直
線A3に沿う増大過程中の回動位置b及びcにおいて上
記第2及び第3のスイッチが順次閉成する。これら両閉
成位置のうち上記第2スイッチの閉成の位置bが衝撃検
出装置により検出すべき第2衝撃レベルに相当し、ま
た、上記第3スイッチの閉成の位置bが衝撃検出装置に
より検出すべき第3衝撃レベルに相当する。
0は、その一端71にて、補助ロータ60の腕部63の
係止穴部63aに挿入され、その他端72にて、ケーシ
ング30の係止穴部34aに挿入されているから、主ロ
ータ50の回動時の捻りコイルばね70の腕71の捻れ
がなくなるため本衝撃検出装置の作動ばらつきを低減で
きる。
スイッチが図20にて示すごとく各抵抗R1乃至R3と
接続されているから、上記第1乃至第3の衝撃レベルへ
の移行により、図21にて示すごとく、合成抵抗値Rが
階段状に減少していく。従って、この合成抵抗値Rの変
化を利用すれば、当該自動車の衝突による衝撃検出が3
段階(オフを含めると4段階)にてなされ得る。
抗R1乃至R3との接続を図34のようにすると、例え
ば、衝撃検出装置の上記第2衝撃レベルでの作動中に、
上記第1スイッチが何らかの原因により開成するとき、
図35にて符号Pにより示すごとく、上記第1衝撃レベ
ルの抵抗値で出力している状態となり、誤検出の原因と
なる。
れば、例えば、衝撃検出装置の上記第2衝撃レベルでの
作動中に、上記第1スイッチが何らかの原因により開成
しても、上記第2衝撃レベルの抵抗値で出力するため、
誤検出にはならない(図36にて符号Q参照)。 (第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図38
乃至図40に基づき説明する。この第2実施形態では、
上記第1実施形態にて述べた補助ロータ60を廃止し、
捻りコイルばね70の材質変更及び線径増大変更を行
い、捻りコイルばね70自体の剛性により、主ロータ5
0の回動時に捻りコイルばね70の端部の捻れによる衝
撃検出装置の作動ばらつきを低減するようにしてある。
部71にて、上記第1実施形態にて述べた補助ロータ6
0に代えて、主ロータ50のウエイト51に円弧方向に
長孔状に形成した長孔部51b内に挿入されており、こ
の捻りコイルばね70の一端部71は、その基部にて、
ケーシング30の係止部34bに図40にて図示左方か
ら係止している。
伴い捻りコイルばね70の一端部71は、長孔部51b
の内面の一回動方向端に当接する。なお、捻りコイルば
ね70の他端部72は、上記第1実施形態と同様に、ケ
ーシング30の係止穴部34a内に挿入係止されてい
る。また、捻りコイルばね70は、所定捻り角による付
勢力を付与されて、上述のように係止されている。その
他の構成は上記第1実施形態と実質的に同様である。
て、当該自動車に減速度が生ずると、上記第1実施形態
と同様に、主ロータ50が回動し、可動接点85が固定
接点82に接触するに至り固定接点82との接圧荷重を
増大させる。さらに、主ロータ50が同一方向に所定回
動量だけ回動すると、ウエイト51の長孔部51bが、
その内面の一部にて、捻りコイルばね70の一端部71
に当接する。
ると、主ロータ50は、捻りコイルばね70により付勢
力を受けることとなる。このとき、捻りコイルばね70
は上述のごとく線径の増大等の理由によりそれ自体の剛
性が大きいため、主ロータ50により押されて弾性変形
していく過程において捻りコイルばね70の一端部71
が捻れることがない。従って、その後の衝撃検出装置の
作動ばらつきを小さく抑制できる。その他の作動及び作
用効果は上記第1実施形態と同様である。 (第3実施形態)次に、本発明に係る電気機械式衝撃検
出装置の第3実施形態につき図41乃至図44を参照し
て説明する。
上記第1実施形態と同様に、自動車用エアバッグ装置に
採用される。当該衝撃検出装置は、図41乃至図44に
て示すごとく、外側ハウジング100及び内側ハウジン
グ110を備えており、ハウジング100は、その低壁
に装着したブラケット101により、当該自動車の車体
の適所に装着されている。
3にて示すごとく、外側ハウジング100内に組み付け
られている。このハウジング110は、ハウジング部1
10aからコネクタ110bを一体に延出して構成され
ており、ハウジング部110aは、ハウジング100の
底部側に位置し、コネクタ110bは、ハウジング10
0の開口側に位置している。コネクタ110bは、その
接続部111にて、ハウジング100の開口部102を
介し外部に対向している。なお、図42にて符号112
はコネクタ110bのターミナルを示す。
えており、この装置本体Bは、図41乃至図43にて示
すごとく、両ハウジング100、110内に組み付けら
れている。装置本体Bは、機械的応動部Baと、電気的
回路部Bbとにより構成されている。機械的応動部Ba
は、内側ハウジング110のハウジング部110a内に
組み付けられ、電気的回路部Bbは、ハウジング部11
0aの低壁側にてハウジング100内に組み付けられて
いる。
と、回動軸130と、ロータ140と、接点機構150
と、板ばね機構160を備えている。ケーシング120
はハウジング部110a内に組み付けられている。この
ケーシング120は、図41乃至図44にて示すような
形状を有するように電気絶縁性合成樹脂材料により形成
されており、このケーシング120は、その四角環状基
部121にて、接点機構150のベース151(後述す
る)に図41、図42にて図示上方から嵌装されて着座
している。
ング120の両支柱部122、123の各先端部間に回
動可能に支持されている。ロータ140は、回動軸13
0に同軸的に嵌装されており、このロータ140は、板
状ウエイト141と、各接点カム142乃至144と、
各付勢カム145、146とを一体的に備えている。
すように、その回動中心(回動軸130の軸心)から重
量中心を偏心させるような板形状にて形成されている。
即ち、ウエイト141は、その回動中心に位置する筒状
ボス141aと、このボス141aから重量中心を偏心
させるウエイト部141bとにより構成されている。こ
こで、ウエイト141は、ボス141aにて、回動軸1
30に同軸的に嵌装されて、ウエイト部141bを回動
軸130の下方に位置させている。
心と重量中心との偏心のもと、ウエイト部141bの突
起部141cにて、ベース151の係止部151aの先
端傾斜面(図43参照)に斜め左側上方から初期的に係
止する。なお、係止部151aはウエイト141に対す
る初期ストッパとしての役割を果たす。
141のボス141aのうち図41にて図示左側部の外
周面に下方に向けウエイト141の左側面に沿い突出形
成されている(図42参照)。これら各接点カム142
乃至144は、接点カム142から接点カム144にか
けて、ウエイト141の図41にて図示左側面から順次
離れるように位置している。
a、142bを備え、接点カム143は両カム面143
a、143bを備え、接点カム144は両カム面144
a、144bを備えている。また、各カム面142a、
143a、144aは、順次図42にて図示左方へずれ
て位置しており、各カム面142b、143b、144
bは、回動軸130の軸心を中心とする同一円弧面とな
っている。
41のボス141aのうち図41にて図示右側部の外周
面に下方に向けウエイト141の右側面に沿い突出形成
されている(図43参照)。これら各付勢カム145、
146は、付勢カム145から付勢カム146にかけ
て、ウエイト141の図41にて図示右側面から順次離
れるように位置している。ここで、各付勢カム145、
146は、それぞれ、図43にて図示左方に臨むカム面
145a、146aを備えており、カム面145aはカ
ム面146aよりも左方へ位置ずれしている。
示すように、ベース151を備えており、このベース1
51は、上述のごとく、ケーシング120の四角環状基
部121内に嵌着されている。また、接点機構150
は、図41乃至図44にて示すように、長手板状の各固
定接点152、153、154と、長手板状の各可動接
点155、156、157とを備えている。
と共に上記第1スイッチを構成し、固定接点153は可
動接点156と共に上記第2スイッチを構成し、固定接
点154は可動接点157と共に上記第3スイッチを構
成する。このため、各固定接点152、153、154
は、並列状にならんでケーシング120の図42及び図
43にて図示右側壁124を通してベース151に挿通
固定されており、これら各固定接点152、153、1
54の接点部152a、153a、154aは、右側壁
124の上端から左方へL字状に延出している。一方、
各可動接点155、156、157は、並列状にならん
でベース151の図42にて図示左側壁125を通して
ベース151に挿通固定されており、これら各可動接点
155、156、157の接点部155a、156a、
157aは、各固定接点152、153、154に対向
するように、左側壁125の上端からL字状に延出して
いる。
の接点部155a、156a、157aは、各固定接点
152、153、154の接点部152a、153a、
154aの上面(図42参照)にそれぞれ沿い延出して
おり、各接点部155a、156a、157aは、その
先端部分にて、ベース151の右側壁124の直上に位
置するプレロード係止部124a内に下方への所定荷重
を予め付与されるように挿入係止されている。
の接点部155a、156a、157aは、それぞれ、
ロータ140の各接点カム142乃至144の直下に位
置しており、これら各接点部155a、156a、15
7aは、その逆V字状隆起部(図42参照)にて、それ
ぞれ、各接点カム142乃至144のカム面により押さ
れて、各固定接点152、153、154の接点部15
2a、153a、154aに接触するようになってい
る。
て示すごとく、両付勢板ばね161、162を備えてお
り、これら各付勢板ばね161、162は、図43にて
示すごとく、その基部にて、ベース151の図示右側部
に挿通固定されている。当該各付勢板ばね161、16
2は、ベース151の右側部からロータ140の各付勢
カム145、146の直下を通り右方へ斜め上方に向け
延出している。これにより、付勢板ばね161は付勢カ
ム145のカム面により図43にて図示左側斜め下方に
向け付勢され、また、付勢板ばね162は付勢カム14
6のカム面により図43にて図示左側斜め下方に向け付
勢されるようになっている。
43にて示すごとく、皿状リッド170を備えており、
このリッド170の直上には、プリント基板180が、
内側ハウジング110の下側開口部内に支持されてい
る。このプリント基板180には、接点機構150の各
固定接点152、153、154及び各可動接点15
5、156、157が、その下端部にて挿入されて、プ
リント基板180の配線部に電気的に接続されている。
a乃至190cを備えており、これら各抵抗190a乃
至190cは、プリント基板180の配線部に接続され
ている。ここで、抵抗190aは、固定接点152及び
可動接点155と対をなし、抵抗190bは、固定接点
153及び可動接点156と対をなし、抵抗190c
は、固定接点154及び可動接点157と対をなす。ま
た、各抵抗190a、190b、190cは、上記第1
実施形態にて述べた各抵抗R1、R2、R3にそれぞれ対
応している。また、各固定接点152、153、154
は、それぞれ、上記第1実施形態にて述べた各固定接点
82、83、84にそれぞれ対応しており、各可動接点
155、156、157は、それぞれ、可動接点85及
び可動接点86の接点部86a、86bに対応する。そ
して、本第3実施形態では、これら対応関係を満たすよ
うに、図20の接続回路構成が形成されている。なお、
図42にて符号100aは、機密性充填材を示す。
いて、上記第1実施形態と同様に当該自動車に減速度が
生ずると、ロータ140が回動軸130を中心に図43
にて図示時計方向に回動する。このとき、板ばね機構1
60の付勢板ばね161が、その先端部にて、ロータ1
40の付勢カム145のカム面145aに当接している
ため、この付勢板ばね161が、その先端部にて、図4
3にて図示左方へ変位する。
ると、接点カム142がそのカム面142aにて可動接
点155の隆起部に当たり当該可動接点155の接点部
155aを図42にて二点鎖線にて示すごとく下方へ湾
曲させる。これに伴い、可動接点155の接点部155
aが固定接点152の接点部152aに次第に接近して
ついには当該接点部152aとの接触に至る。
ると、可動接点155の接点部155aと固定接点15
2の接点部152aとの接触荷重が増大し、ロータ14
0の所定回動量の後、付勢カム146が、そのカム面に
て、付勢板ばね162の先端部に当たる。さらに、ロー
タ140が回動すると、ロータ140は、付勢板ばね1
62により付勢力を受けることになる。
回動すると、可動接点155の隆起部は接点カム142
のカム面142aからカム面142bとの接触に移行す
る。ここで、上述のごとく、カム面142bは、回動軸
130の軸を中心とする円弧面となっているため、上記
移行後の可動接点155の下方への湾曲変位が零とな
り、ある所定荷重でもって、可動接点155は固定接点
152と接触している状態となる。よって、ロータ14
0の回動に伴う可動接点155のロータ140に及ぼす
力としては、可動接点155と接点カム142のカム面
142bとの間の摩擦力のみとなる。
上述とは異なりロータ140の回動に伴い可動接点15
5の隆起部のカム面142bとの接触後も下方へ湾曲変
位を継続するとすれば、ロータ140が受ける力は、付
勢板ばね161が発生する付勢力及び付勢板ばね162
が発生する付勢力に加えて、可動接点155が発生する
付勢力と、この可動接点155と接点カム142との間
に発生する摩擦力が加わることになる。
装置で検出すべき第2、第3の衝撃レベルのばらつきを
考えると、ロータ140に加わる力の数はできる限り少
ない方が有利である。そこで、本第3実施形態では、ロ
ータ140に加わる力の数を少なくするために、可動接
点155が接触するカム面142bの面形状を上記円弧
面とした。
ると、接点カム143が可動接点156の隆起部に当た
り、接点部156aを下方へ湾曲変位させる。ついで、
ロータ140が所定量回動すると、ついには、可動接点
156が、その接点部156aにて固定接点153の接
点部153aに接触するに至る。
ると、可動接点156の接点部156aと固定接点15
3の接点部153aに対する接触荷重が増大する。その
後、ロータ140が同一方向に所定量回動したところ
で、可動接点156の隆起部は接点カム143のカム面
143aからカム面143bとの接触に移行する。ここ
で、上述のようにロータ140に加わる力の数を少なく
するために、可動接点155が接触するカム面142b
の面形状を上記円弧面としたと同様の理由により、可動
接点156が接触するカム面143bの面形状を円弧面
としている。
ると、接点カム144が可動接点157の隆起部に当た
り、接点部157aを下方へ湾曲変位させる。ついで、
ロータ140が所定量回動すると、ついには、可動接点
157が、その接点部157aにて固定接点154の接
点部154aに接触するに至る。
ると、可動接点157の接点部157aと固定接点15
4の接点部154aに対する接触荷重が増大する。その
後、ロータ140が同一方向に所定量回動したところ
で、可動接点157の隆起部は接点カム144のカム面
144aからカム面144bとの接触に移行する。ここ
で、上述のようにロータ140に加わる力の数を少なく
するために、可動接点157が接触するカム面144b
の面形状を上記円弧面としたと同様の理由により、可動
接点157が接触するカム面144bの面形状を円弧面
としている。
勢板ばね161による付勢力がロータ140に作用して
いる当該ロータ140の回動範囲において、上記第1実
施形態にて述べた第1衝撃レベルで作動し、付勢板ばね
162による付勢力がロータ140に作用している当該
ロータ140の回動範囲において、上記第1実施形態に
て述べた第2及び第3の各衝撃レベルで作動する。これ
により、上記第1実施形態と実質的に同様の作用効果を
達成できる。なお、ロータ140の回動範囲とこのロー
タ140が受ける付勢力との上記各可動接点及び固定接
点(各衝撃レベル)の閉点(上記第1乃至第3のスイッ
チの閉成位置)は、図33にて示す場合と同様である。
びばね定数に対し、付勢板ばね162による付勢力及び
ばね定数を大きくあげることで、第1乃至第3の衝撃レ
ベルを大きく変えることも可能となる。 (第4実施形態)図45乃至図48は本発明に係る衝撃
検出装置の第4実施形態を示している。この第4実施形
態では、上記第3実施形態にて述べた板ばね機構160
において、付勢板ばね162が、付勢板ばね161にそ
の図47にて図示左側面から対向するように、ベース1
51から延出している。但し、付勢板ばね162のベー
ス151からの延出位置と付勢板ばね162のベース1
51からの延出位置との間には図47にて示すごとく所
定間隔Lが付与されている。なお、付勢板ばね162の
中間部位には、付勢板ばね161の先端部に向けV字状
隆起部162aが形成されている。
ね162の配置位置変更に伴い、上記第3実施形態にて
述べたロータ140の接点カム146が廃止されてい
る。その他の構成は上記第3実施形態と同様である。
て、上記第3実施形態と同様にロータ140が当該自動
車の減速度の発生に伴い回動すると、付勢板ばね161
が、その先端部にて、付勢カム145に押されて、図4
7にて図示左方へ変位する。その後、さらに、ロータ1
40が同一方向に回動し、上記第3実施形態にて述べた
と同様に、可動接点155が固定接点152に接触す
る。
ると、付勢板ばね161がその先端部にて付勢板ばね1
62の隆起部162aに当たる。さらに、ロータ140
が同一方向に回動すると、ロータ140は、その付勢カ
ム145を介し両付勢板ばね161、162から図47
にて図示右方へ付勢力を受ける。その後、ロータ140
の同一方向へのさらなる回動による衝撃検出装置の動作
は上記第3実施形態と同様である。これにより、上記第
3実施形態と実質的に同様の作用効果を達成できるのは
勿論のこと、以下のような本第4実施形態に固有の作用
効果をも確保できる。
勢板ばね161にその図47にて図示左側面から対向し
ているのは、衝撃検出装置のコンパクト化にある。
ように、付勢板ばね162を付勢板ばね161に並列配
置すると、衝撃検出装置の作動時において両付勢板ばね
161、162が相互に接触することがないため、当該
両付勢板ばね161、162の接触摩擦力による衝撃検
出装置の作動ばらつきは生じないものの、衝撃検出装置
の横方向(回動軸130の軸方向)の外形寸法が大きく
なる。従って、自動車における衝撃検出装置の搭載スペ
ースが狭いと、当該衝撃検出装置の搭載が困難になる。
ように付勢板ばね162を付勢板ばね161にその図4
7にて図示左側面から対向配置することで、両付勢ばね
161、162の横方向のスペースを共用できる。従っ
て、衝撃検出装置の横方向の外形寸法を小さくできる。
付勢板ばね161、162が相互に接触し、その接触点
がロータ140の回動に伴い移動していくため、両付勢
板ばね161、162の間には摩擦力が生ずる。この摩
擦力は、衝撃検出装置の作動のばらつきを大きくする原
因になるため、当該摩擦力を小さくするには、付勢板ば
ね161の付勢力及びばね定数並びに付勢板ばね162
の付勢力及びばね定数を極力小さくすることが望まし
い。 (第5実施形態)図49乃至図52は、本発明に係る電
気機械式衝撃検出装置の第5実施形態を示している。こ
の第5実施形態においては、上記第4実施形態にて述べ
たケーシング120、ロータ140、接点機構150及
び板ばね機構160に代えて、ケーシング200、ロー
タ210、接点機構220及び板ばね機構230が採用
されている。
代えて、上記第4実施形態にて述べたハウジング部11
0a内に組み付けられている。ロータ210は、ロータ
140に代えて回動軸130に同軸的に嵌装されてお
り、このロータ210は、ロータ140のウエイト14
1、各接点カム142乃至144及び付勢カム145に
それぞれ対応する板状ウエイト211、各接点カム21
2乃至214及び付勢カム215を一体に備えている。
ここで、ウエイト211、各接点カム212乃至214
及び付勢カム215は、それぞれ、ウエイト141、各
接点カム142乃至144及び付勢カム145と実質的
に同様に機能を有する。
示すように、ベース221を備えており、このベース2
21は、ケーシング200の四角環状基部201内に嵌
着されている。また、接点機構220は、図51及び図
52にて示すごとく、長手板状の各固定接点222、2
23、224と、長手板状の各可動接点225、22
6、227とを備えている。
記第1スイッチを構成し、固定接点223は可動接点2
26と共に上記第2スイッチを構成し、固定接点224
は可動接点227と共に上記第3スイッチを構成する。
このため、各固定接点222、223、224は、並列
状にならんでベース221にその支持壁部221aを通
して挿通固定されているとともに、各可動接点225、
226、227は、図52にて図示右側から各固定接点
222、223、224にそれぞれ対向するようにし
て、ベース221にその支持壁部221aを通して挿通
固定されている。
1、232を有しており、これら両板ばね231、23
2は、その各基部にて、ベース221の図51の図示左
右方向略中央部に挿通固定されている。付勢板ばね23
1は、その基部から上方へ延出して、先端部にて、ロー
タ210の付勢カム215に図51にて図示左側からそ
の弾力に抗して当接している。また、付勢板ばね232
は、付勢板ばね231に図51にて図示左側面から対向
するように左側へ傾斜して上方に向け延出しており、こ
の付勢板ばね232の中間部位には付勢板ばね231の
先端部に向け隆起する隆起部232aが形成されてい
る。ここで、両付勢板ばね231、232の各基部の間
隔は零となっている。なお、付勢板ばね232は、その
先端部にて、ケーシング200の壁部に設けた係止部2
02に図51にて図示左側から係止している。その他の
構成は上記第4実施形態と実質的に同様である。
て、上述のごとく両付勢板ばね231、232の各基部
の間隔が零になっていると、衝撃検出装置の作動時にお
いて、付勢板ばね231が、ロータ210の付勢カム2
15に押されて、その先端部にて、付勢板ばね232の
隆起部232aに接触した後も、当該付勢板ばね232
は付勢板ばね231との接触点の移動を伴うことなく当
該付勢板ばね231と共に変位する。
間に摩擦力が発生することがない。従って、両付勢板ば
ね231、232の各付勢力及び各ばね定数を増大して
も、両付勢板ばね231、232の間の摩擦力に影響さ
れることなく、衝撃検出装置の作動を確保できる。その
他の作動及び作用効果は上記第4実施形態と実質的に同
様である。 (第6実施形態)図53乃至図56は本発明に係る電気
機械式衝撃検出装置の第6実施形態を示している。この
第6実施形態は、上記第5実施形態にて述べた付勢板ば
ね231の可動接点225としての兼用化(上記第4実
施形態にて述べた付勢板ばね161の可動接点155と
しての兼用化と同じ)及び上記第5実施形態にて述べた
付勢板ばね232の固定接点222としての兼用化(付
勢板ばね162の固定接点152としての兼用化と同
じ)を図り、衝撃検出装置としての部品点数の低減によ
るコストの低減を確保するために提案されている。
施形態にて述べたロータ210において接点カム212
が廃止されている。また、接点機構220において、固
定接点222及び可動接点225が廃止されている。
ばね232の基部は、図55にて示すごとく、ベース2
21の図示左方へ、付勢板ばね231の基部から離れて
挿通固定されている。また、固定接点222及び可動接
点225の廃止に伴い、両付勢板ばね231、232
が、固定接点222及び可動接点225に代えて上記第
1スイッチを構成している。その他の構成は上記第5実
施形態と同様である。
て、ロータ210が当該自動車の減速度の発生に伴い回
動すると、付勢板ばね231が、その先端部にて、付勢
カム215に押されて、図55にて図示左方へ変位す
る。さらに、ロータ210が同一方向へ回動すると、付
勢板ばね231は、その先端部にて、付勢板ばね232
の隆起部232aに接触するに至る。このことは、上記
第1スイッチが閉じることを意味する。これにより、上
述の兼用による部品点数の低減を確保しつつ付勢板ばね
231の付勢カム215との間の付勢作用を上記第1ス
イッチの閉成とともに確保できる。
ると、ロータ210は、両付勢板ばね231、232の
各付勢力を受けることになる。その後のロータ210の
同一方向への回動に伴い、上記第5実施形態と同様に、
可動接点226が固定接点223に接触し、可動接点2
27が固定接点224に接触する。その他の衝撃検出装
置の動作及びその作用効果は上記第5実施形態と同様で
ある。 (第7実施形態)図57乃至図59は、本発明に係る電
気機械式衝撃検出装置の第7実施形態を示している。こ
の衝撃検出装置は、上記第1実施形態にて述べた衝撃検
出装置に代えて採用されている。当該衝撃検出装置は、
外側ハウジング300及び内側ハウジング310を備え
ており、ハウジング300は、その低壁に装着したブラケ
ット301により、当該自動車の車体の適所に装着され
ている。
ごとく、外側ハウジング300内に組み付けられてい
る。このハウジング310は、ハウジング部310aか
らコネクタ310bを一体に延出して構成されており、
ハウジング部310aは、ハウジング300の奥側に位
置し、コネクタ310bは、ハウジング300の開口側
に位置している。コネクタ310bは、その接続部31
1にて、ハウジング300の開口部302を介し外部に
対向している。なお、図57にて符号312はコネクタ
310bの各ターミナルを示す。
えており、この装置本体Cは、図57にて示すごとく、
ハウジング310内に組み付けられている。装置本体C
は、機械的応動部Caと、電気的回路部Cbとにより構
成されている。機械的応動部Caは、ハウジング310
a内底部側に組み付けられ、電気的回路部Cbは、ハウ
ジング部310a内開口部側に組み付けられている。
と、回動軸340と、主ロータ350と、補助ロータ3
60と、両捻りコイルばね370、380と、接点機構
390とを備えている。ケーシング330は、ハウジン
グ部310a内底部側に組み付けられている。回動軸3
40は、ケーシング330の低壁とこのケーシング33
0の開口部331内に嵌着した接点機構390のベース
391との間に同軸的に支持されている。
て回動軸340の図57にて図示右側部に同軸的にかつ
回動可能に支持されている。主ロータ350は、板状ウ
エイトであって、この主ロータ350は、図59にて示
すごとく、その回動中心から重量中心を偏心させるよう
に、円弧板形状(円板のうちその一部を図59にて示す
ようにV字状に切り欠いた形状)にて形成されている。
側切り欠き端面351にて、ケーシング330の内壁に
軸心に向け壁状に突出形成した係止部332に、捻りコ
イルばね370の付勢力のもと、図59にて示すごとく
初期的に係止している。
57の図示左側にて、回動軸340に同軸的にかつ回動
可能に支持されており、この補助ロータ360は、その
外周の一部に外方に向け半径方向に突出形成した突起3
61にて、捻りコイルばね380の付勢力のもと、ケー
シング330の低壁の一部から軸方向に延出するバー状
突起332(図57及び図59参照)に、図59にて示
すごとく、左側から初期的に係止している。
び図59にて示すごとく、円柱状突起362を備えてお
り、この突起362は、補助ロータ360の図57にて
図示左側面から軸方向に突出形成されている。ここで、
突起362は、主ロータ350が図59にて図示時計方
向へ後述のごとく所定量回動したときに当該主ロータ3
50の他側切り欠き端面352により当接される位置に
ある。なお、補助ロータ360は、主ロータ350に比
べて小さな外形形状を有し、樹脂等の比重の小さい材料
で形成されているため、主ロータ350よりも軽量であ
る。
シング330内にて回動軸340に同軸的に外方から嵌
装されており、捻りコイルばね370は、ケーシング3
30の低壁と主ロータ350との間に挟持され、また、
捻りコイルばね380は、ケーシング330の低壁と補
助ロータ360との間に挟持されている。
端部371にて、ケーシング330の低壁外周部から内
方へ軸方向に沿い突出する突起333に装着されてお
り、この捻りコイルばね370の他端部372は、主ロ
ータ350の外周部からケーシング330の低壁側へ軸
方向に沿い突出する突起353に装着されている。この
装着は、捻りコイルばね370が図59にて図示反時計
方向に付勢力を発揮するようになされている。
部381にて、ケーシング330の低壁中央部から内方
へ軸方向に沿い突出する突起334に装着されており、
この捻りコイルばね380の他端部382は、補助ロー
タ360の外周部からケーシング330の低壁側へ軸方
向に沿い突出する突起363に装着されている。この装
着は、捻りコイルばね380が図59にて図示反時計方
向に付勢力を発揮するようになされている。
1と、各固定接点392乃至394と、各可動接点39
5乃至397とにより構成されており、各固定接点39
2乃至394は、共に、回動軸340の軸心を中心と
し、同心半円板状に、ベース391の左側面(主ロータ
350側面)に設けられている。ここで、これら各固定
接点392乃至394の半径は、固定接点392から固
定接点394にかけて順次大きくなっている。
点392乃至394に対向し得るように、それぞれ、こ
れら各固定接点392乃至394と同一半径の円周上に
て、主ロータ350の右側面に設けられている。ここ
で、各固定接点392乃至394が、共に、図57にて
回動軸340の軸心よりも図示上側に位置していると
き、可動接点395と固定接点392の図58にて図示
左端部との円周方向間隔、可動接点396と固定接点3
93の図58にて図示左端部との円周方向間隔、及び可
動接点397と固定接点394の図58にて図示左端部
との円周方向間隔が、順次大きくなるように、各可動接
点395乃至397は主ロータ350の右側面に設けら
れている。
を有している。これら各接点部395aは、その基部に
て主ロータ350の右側面上に装着されており、各接点
部395aはその基部から先端部にかけて固定接点39
2側に向け延出している。これにより、可動接点395
は固定接点392と共に上記第1スイッチを構成する。
を有している。これら各接点部396aは、その基部に
て主ロータ350の右側面上に装着されており、各接点
部396aはその基部から先端部にかけて固定接点39
3側に向け延出している。これにより、可動接点396
は固定接点393と共に上記第2スイッチを構成する。
97aを有している。これら各接点部397aは、その
基部にて主ロータ350の右側面上に装着されており、
各接点部397aはその基部から先端部にかけて固定接
点394側に向け延出している。これにより、可動接点
397は固定接点394と共に上記第3スイッチを構成
する。
aを備えており、このプリント基板300aには、接点
機構390の各固定接点392乃至394及び各可動接
点395乃至397が、ベース391及びプリント基板
300aを通して、このプリント基板の配線部に接続し
た各抵抗398a乃至398cに接続されている。ここ
で、各抵抗398a乃至398cは、上記第1実施形態
にて述べた各抵抗R1乃至R3に相当する。また、可動
接点395及び固定接点392が上記第1実施形態にて
述べた可動接点85及び固定接点82に相当し、可動接
点396及び固定接点393が上記第1実施形態にて述
べた可動接点86の接点部86a及び固定接点83に相
当し、また、可動接点397及び固定接点394が上記
第1実施形態にて述べた可動接点86の接点部86b及
び固定接点84に相当する。これによって、上記第1実
施形態にて述べた図20と同様の回路構成となる。
て、当該自動車に減速度が生ずると、上記第1実施形態
と同様に、主ロータ350がウエイトとして回動軸34
0を軸として図59にて時計方向に回動する。このと
き、補助ロータ360は、主ロータ350よりも上述の
ごとく軽量であり、かつ、捻りコイルばね380により
反時計方向に大きな付勢力を受けている。このため、補
助ロータ360は回動しない。
ると、可動接点395と固定接点392との円周方向の
間隔が狭まり、ついには可動接点395は固定接点39
2に接触するに至る。さらに、主ロータ350が同一方
向に回動すると、主ロータ350がその他側切り欠き端
面352にて補助ロータ360の係止部362に当た
る。
すると、主ロータ350は、両捻りコイルばね370、
380の双方から付勢力を反時計方向に向け受けること
になる。さらに、主ロータ350が同一方向に回動する
と、可動接点396が固定接点393に接触し、その
後、可動接点397が固定接点394に接触する。
50が捻りコイルばね370のみの付勢力を受けて回動
する範囲内では、衝撃検出装置は、第1衝撃レベルに基
づき作動する。また、主ロータ350が両捻りコイルば
ね370、380の双方の付勢力を受けて回動する範囲
内では、衝撃検出装置は、第2衝撃レベル及び第3衝撃
レベルに基づき作動する。なお、主ロータ350の回動
量及びこの主ロータ350が受ける付勢力と上記第1乃
至第3のスイッチの閉成点(第1乃至第3の衝撃レベル
に対応)との関係は図33にて示す場合と同様である。
97は、対応の固定接点392乃至394と接触後対応
の固定接点の表面に沿い摺動する。このとき、発生する
力は上記摺動による摩擦力のみであって主ロータ350
に対する付勢力は発生しない。従って、衝撃検出装置の
動作上のばらつきを低減しつつ、上記第1実施形態と実
質的に同様の作用効果を達成できる。
びばね定数に対し、捻りコイルばね380の付勢力及び
ばね定数を大きく増大させることで、第1乃至第3の衝
撃レベルを大きく変化させることができる。 (第8実施形態)図60乃至図63は本発明に係る電気
機械式衝撃検出装置の第8実施形態を示している。この
衝撃検出装置は、上記第1実施形態にて述べた衝撃検出
装置に代えて採用されている。当該衝撃検出装置は、外
側ハウジング400及び内側ハウジング410を備えて
おり、ハウジング400は、その低壁に装着したブラケッ
ト401により、当該自動車の車体の適所に装着されて
いる。
1にて示すごとく、外側ハウジング400内に組み付け
られている。このハウジング410は、ハウジング部4
10aからコネクタ410bを一体に延出して構成され
ており、ハウジング部410aは、ハウジング400の
奥側に位置し、コネクタ410bは、ハウジング400
の開口側に位置している。コネクタ410bは、その接
続部411にて、ハウジング400の開口部402を介
し外部に対向している。なお、図60にて符号412は
コネクタ410bの各ターミナルを示す。
えており、この装置本体Dは、図60及び図61にて示
すごとく、ハウジング410内に組み付けられている。
装置本体Dは、機械的応動部Daと、電気的回路部Db
とにより構成されている。機械的応動部Daは、ハウジ
ング410a内底部側に組み付けられ、電気的回路部D
bは、ハウジング部410a内開口部側に組み付けられ
ている。
20と、支持軸430と、ウエイト440と、両圧縮コ
イルばね450、460と、接点機構470とを備えて
いる。ケーシング420は、ハウジング部410a内底
部側に組み付けられている。支持軸430は、ケーシン
グ420の低壁とこのケーシング420の周壁421の
開口部421a内に嵌着した接点機構470のベース4
71との間に同軸的に支持されている。
分かるように、直方体形状のもので、このウエイト44
0は、ケーシング420内底部側にて支持軸430に軸
方向に摺動可能に同軸的に支持されている。
0内にてベース471とウエイト440との間に支持軸
430に外方から同軸的に嵌装されており、この圧縮コ
イルばね450は、ウエイト440を図60にて図示右
方に向け付勢しケーシング420の低壁422に着座さ
せている。
グ420内にてベース471と付勢板460aとの間に
圧縮コイルばね450に外方から同軸的に嵌装されてお
り、この圧縮コイルばね460は、付勢板460aを図
60にて図示右方に向け付勢しケーシング420の両突
起423に着座させている。ここで、両突起423は、
ケーシング420の周壁421の内周面から軸心に向け
半径方向に沿い互いに対向して突出形成されている。但
し、ケーシング420の低壁422に着座しているウエ
イト440の図60にて図示左端面441と両突起42
3に着座している付勢板460aの図60にて図示右側
面との間の間隔は、所定間隔に設定されている。
72、473と、各両可動接点474、475とにより
構成されている。両固定接点472は、図61乃至図6
3にて示すごとく、ケーシング420の周壁421の一
側突出壁部421bに相互に間隔をおいてその内周面側
から軸方向に沿い長手状に埋め込まれており、これら両
固定接点472はケーシング420内に露呈している。
また、両固定接点473は、図61乃至図63にて示す
ごとく、ケーシング420の周壁421の他側突出壁部
421cに相互に間隔をおいてその内周面側から軸方向
に沿い長手状に埋め込まれており、これら両固定接点4
73はケーシング420内に露呈している。
ケーシング420の周壁421の内周面から互いに対向
して軸心に向け突出し、かつ周壁421の内周面の軸方
向に沿うように形成されている。これら両突出壁部42
1b、421cは、ケーシング420の周壁421の開
口端から低壁422に向け形成されており、突出壁部4
21cの軸方向長さは、突出壁部421bの軸方向長さ
よりも所定長さだけ短くしてある。これにあわせて、両
固定接点472の軸方向長さが両固定接点473の軸方
向長さよりも短くなっている(図61参照)。
固定接点472側端面442に装着されている。両可動
接点474は、両固定接点472と接触可能に端面44
2から外方に向け延出している。ウエイト440が低壁
422に着座しているとき、これら両可動接点474
は、その先端部にて、突出壁部421bの図61にて図
示右側に位置し、両固定接点472と非接触状態に維持
される。
固定接点473側端面443に装着されている。両可動
接点475は、ウエイト440を介し両可動接点474
に対向して位置し、両固定接点473と接触可能に端面
443から外方に向け延出している。ウエイト440が
低壁422に着座しているとき、これら両可動接点47
5は、その先端部にて、突出壁部421cの図61にて
図示右側に位置し、両固定接点473と非接触状態に維
持される。
を備えており、このプリント基板480には、接点機構
470の各固定接点472、473及び各可動接点47
4、475がプリント基板480を通して、このプリン
ト基板の配線部に接続した各抵抗490a、490bに
接続されている。ここで、抵抗290aは、両固定接点
472及び両可動接点474と対をなし、抵抗290b
は、両固定接点473及び両可動接点475と対をな
す。
て、当該自動車に減速度が生ずると、ウエイト440
が、支持軸430に沿い圧縮コイルばね450の付勢力
に抗して摺動し始める。さらに、ウエイト440が同一
方向に摺動すると、両可動接点474と両固定接点47
2との間隔が狭まり、両可動接点474は、ついには両
固定接点472と接触するに至る。
すると、このウエイト440は、その左端面441に
て、付勢板460aに当接する。さらに、ウエイト44
0が同一方向に摺動すると、このウエイト440には、
両圧縮コイルばね450、460の双方の付勢力が加わ
ることになる。
コイルばね450、460の付勢力に抗して同一方向に
摺動すると、両可動接点475と両固定接点473との
間隔が狭まり、両可動接点475が両固定接点473に
接触するに至る。
40が圧縮コイルばね450の付勢力のみを受けて摺動
する範囲では、衝撃検出装置が上記第1衝撃レベルに基
づく作動を行う。また、ウエイト440が両圧縮コイル
ばね450、460の付勢力を受けて摺動する範囲で
は、衝撃検出装置が上記第2衝撃レベルに基づく作動を
行う。
びばね定数に対し、圧縮コイルばね460の付勢力及び
ばね定数を大きく増大することで、上記第1及び第2の
衝撃レベルを大きく変更することが可能である。なお、
ウエイト440の摺動量及びこのウエイト440が受け
る付勢力と上記第1及び弟2のスイッチの閉成位置との
関係は上記第1実施形態と同様である。
ることなく、バス車両やトラック等の各種車両に採用さ
れる電気機械式衝撃検出装置に本発明を適用してもよ
い。
装置に限ることなく、自動車のシートベルトのためのプ
リテンショナ等の乗員保護装置用電気機械式衝撃検出装
置に本発明を適用してもよい。
形態にて述べたように接点機構の可動接点に主ロータ等
のロータに対する付勢力をもたせるようにするのではな
く、当該付勢力を与えるばねを別途採用してもよい。
施形態を図3にて図示1−1矢視からみた図である。
面図である。
である。
図である。
である。
定接点(第1乃至第3のスイッチ)及び各抵抗の接続回
路図である。
乃至第3のスイッチの閉成との関係を示す図である。
期状態を示す図である。
期状態を示す図である。
する状態を示す図である。
する状態を示す図である。
52bとの接触に移行する状態を示す図である。
52bとの接触したときのカム53の状態を示す図であ
る。
示す図である。
示す図である。
行する状態を示す図である。
行するときのカム52、可動接点85の状態を示す図で
ある。
行した状態を示す図である。
付勢力と主ロータの回動量との関係を第1乃至第3のス
イッチの閉成(第1乃至第3の衝撃レベル)をパラメー
タとして示すグラフである。
来の回路構成図である。
検出レベルの時間的変化を示すグラフである。
出レベルの時間的変化を示すグラフである。
出装置との比較で説明するためのグラフである。
−38矢視からみた図である。
る。
る。
−41矢視からみた図である。
る。
る。
る。
−45矢視からみた図である。
る。
る。
る。
−49矢視からみた図である。
る。
る。
る。
−53矢視からみた図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
ウエイト、52、53…カム、 54、55…カム部、60、360…補助ロータ、 70、370、380…捻りコイルばね、 80、150、220、390、470…接点機構、 82乃至84、152乃至154、222乃至224、3
92乃至394、472、473…固定接点、 85、86、155乃至157、225乃至227、395
乃至397、474、475…可動接点、 140、210…ロータ、142乃至144…接点カム、 145、146…付勢カム、160…板ばね機構、 161、162、231、232…付勢板ばね、 190a乃至190c、398a乃至398c、R1、R
2、R3…抵抗、450、460…圧縮コイルばね。
Claims (12)
- 【請求項1】 車両に生ずる衝撃に応じ付勢手段(7
0、85、86、155乃至157、160乃至162、
225乃至227、230乃至232、370、380、4
50、460)の付勢に抗して変位する変位体(50、6
0、140、210、350、440)と、 前記衝撃の少なくとも第1及び第2の各衝撃レベルに対
応する前記変位体の変位量にて順次閉成する各スイッチ
(82乃至84、85、86、152乃至154、155
乃至157、222乃至224、225乃至227、23
1、232、392乃至394、395乃至397、47
2、473、474、475)とを備えて、 これら各スイッチの各閉成でもって前記少なくとも第1
及び第2の各衝撃レベルを検出するようにした車両用電
気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項2】 車両の適所に回動中心にて回動可能に支
持されて前記回動中心から偏心する重量中心を有し車両
に生ずる衝撃に応じ付勢手段(70、85、86、15
5乃至157、160乃至162、225乃至227、2
30乃至232、370、830)の付勢に抗して前記
回動中心を基準に回動する回動体(50、60、140、
210、350)と、 前記衝撃の少なくとも第1及び第2の各衝撃レベルに対
応する前記回動体の回動量にて順次閉成する各スイッチ
(82乃至84、85、86、152乃至154、155
乃至157、222乃至224、225乃至227、23
1、232、392乃至394、395乃至397)と
を備えて、 これら各スイッチの各閉成でもって前記少なくとも第1
及び第2の各衝撃レベルを検出するようにした車両用電
気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項3】 車両の適所に軸方向に変位可能に支持さ
れて車両に生ずる衝撃に応じ付勢手段(450、46
0)の付勢に抗して前記軸方向に変位する変位体(44
0)と、 前記衝撃の少なくとも第1及び第2の各衝撃レベルに対
応する前記変位体の軸方向変位量にて順次閉成する各ス
イッチ(472、473、474、475)とを備えて、 これら各スイッチの各閉成でもって前記少なくとも第1
及び第2の各衝撃レベルを検出するようにした車両用電
気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項4】 前記付勢手段は、前記回動体を初期回動
位置に向け付勢する第1ばね(85、161、231、
370)と、前記回動体が前記第1ばねの付勢に抗して
所定回動した後に当該回動体をその回動に抗して同時に
或いは順次付勢する少なくとも一つ以上の第2ばね(7
0、86、155乃至157、162、225乃至227、
232、380)とを備えることを特徴とする請求項2
に記載の車両用電気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項5】 前記付勢手段は、前記変位体を初期軸方
向変位位置に向け付勢する第1ばね(450)と、前記
変位体が前記第1ばねの付勢に抗して軸方向へ所定変位
した後に当該変位体をその変位に抗して同時に或いは順
次付勢する少なくとも一つ以上の第2ばね(460)と
を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両用電気
機械式衝撃検出装置。 - 【請求項6】 前記回動体に前記回動中心と同軸的に設
けられて前記衝撃に伴い前記回動体と一体的に回動する
カム(52乃至55、142乃至144、212乃至2
14)を備えて、 前記各スイッチが、固定接点(82乃至84、152乃
至154、222乃至224)と、前記カムの回動に応
じてそのカム面との接触により押されて湾曲し前記固定
接点に接触して閉成する板ばね状可動接点(85、86、
155乃至157、225乃至227)とを備えてお
り、 前記可動接点が前記カム面のうち前記スイッチの閉成後
前記カムの回動に伴い接触するカム面部分は、前記可動
接点の湾曲量を増大させないような形状となっているこ
とを特徴とする請求項2又は4に記載の車両用電気機械
式衝撃検出装置。 - 【請求項7】 前記第1及び第2のばねうち少なくとも
一方は、前記板ばね状可動接点と兼用されていることを
特徴とする請求項6に記載の車両用電気機械式衝撃検出
装置。 - 【請求項8】 前記付勢手段は、各基部から前記カムに
向けて延出するとともに前記カムにより押される方向に
沿いならんで位置する各付勢板ばね(230乃至23
2)であって、当該各付勢板ばねの基部の間隔は零とな
っていることを特徴とする請求項6に記載の車両用電気
機械式衝撃検出装置。 - 【請求項9】 前記回動体の回動中心と同軸的に位置す
る補助ロータ(60)を備えており、 前記第2ばねは複数であって、これら第2ばねの一つは
前記回動体の回動中心と同軸的に位置する捻りコイルば
ねであって、この捻りコイルばねは、その一端にて静止
部材に固定され、その他端にて前記補助ロータの一部に
固定されて、当該補助ロータを介し前記回動体をその回
動に抗して付勢することを特徴とする請求項4に記載の
車両用電気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項10】 前記回動体に前記回動中心と同軸的に
設けられて前記衝撃に伴い前記回動体と一体的に回動す
るカム(53乃至55、142乃至144、212乃至
214)を備えて、 前記各スイッチが、固定接点(83、84、152乃至
154、222乃至224)と、前記カムの回動に応じ
てそのカム面との接触により押されて湾曲し前記固定接
点に接触して閉成する板ばね状可動接点(86、155
乃至157、225乃至227)とを備えており、 前記各スイッチにおいてその固定接点と可動接点との間
の接触に要する間隔は同一であり、 前記カム面のうち前記各板ばね状可動接点と接触する各
カム面部分は、前記カムの回動方向に沿いずれて位置す
るように形成されていることを特徴とする請求項2又は
4に記載の車両用電気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項11】 前記各スイッチの閉成に基づき前記少
なくとも第1及び第2の衝撃レベルにあわせて階段状に
変化する値にてそれぞれ検出信号を発生する検出信号発
生手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のい
ずれか一つに記載の車両用電気機械式衝撃検出装置。 - 【請求項12】 前記第2衝撃レベルが前記第1衝撃レ
ベルよりも大きく設定されており、 前記検出信号発生手段は、互いに直列接続した第1及び
第2の電気的負荷素子(R1乃至R3、190a乃至1
90c、398a乃至398c)を備えて、前記各スイ
ッチのうち前記第1衝撃レベルに基づき閉成するスイッ
チと前記第1電気的負荷素子とにより閉回路を形成し、
前記各スイッチのうち前記第2衝撃レベルに基づき閉成
するスイッチと前記第1及び第2の電気的負荷素子とに
より閉回路を形成ように電気回路を構成してなることを
特徴とする請求項11に記載の車両用電気機械式衝撃検
出装置。
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