JP2003016892A - 衝撃検知装置 - Google Patents

衝撃検知装置

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JP2003016892A
JP2003016892A JP2001199397A JP2001199397A JP2003016892A JP 2003016892 A JP2003016892 A JP 2003016892A JP 2001199397 A JP2001199397 A JP 2001199397A JP 2001199397 A JP2001199397 A JP 2001199397A JP 2003016892 A JP2003016892 A JP 2003016892A
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rotor
movable contact
cam
detection device
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Masahiko Imoto
正彦 井本
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
    • GPHYSICS
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/135Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by making use of contacts which are actuated by a movable inertial mass
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能のばらつきが少なく、信頼性の高い衝撃
検知装置1を提供する。 【解決手段】 衝撃検知装置1の接点手段は、ロータ3
が回転した時にカム2に押圧されて弾性変形する板ばね
状の可動接点5と、この可動接点5が変形して接触する
固定接点6とで構成される。このように、接点手段の他
方を剛性の高い固定接点6としているため、その固定接
点6が車両の衝撃Gの影響によって共振することを抑制
できるので、安定したON信号を出力できる。また、可動
接点5は、ロータ3が初期位置に付勢されている時に、
自身の先端部がプレロードストッパ14に係止されてカ
ム2から離れた状態で支持されている。これにより、ロ
ータ3が回転してカム2が可動接点5に当接するまで
は、可動接点5の弾力がカム2に掛からないので、可動
接点5とカム2(ロータ3)との間に発生する摩擦トル
クをゼロにでき、性能のばらつきを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の衝突
時に生じる所定レベル以上の減速度を検知する衝撃検知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば特開2000-18248
8 に記載された衝突検知装置がある。この衝突検知装置
は、図10に示す様に、回動軸100 を中心に回動可能に
支持されたロータ110 、このロータ110 上に設けられた
カム120 、ロータ110 が所定量回転した時にカム120 に
押圧されて閉成する一対の接点ばね130 、140 、この一
対の接点ばね130 、140 が閉成した時にON信号を出力す
る電気回路(プリント基板150 )等より構成される。こ
の衝突検知装置の作動を図11を参照して説明する。車
両の衝突により減速度が発生し、その減速度を受けてロ
ータ110 が一方の接点ばね130 の付勢力(ロータ110 に
対し矢印a方向に作用している)に抗して矢印b方向に
回転すると、一方の接点ばね130 がカム120 に押圧され
て変形し、他方の接点ばね140 に接触する。その結果、
電気回路が閉成されて、例えばエアバッグを展開させる
ためのON信号が出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の衝突
検知装置は、その構造上、以下に記載する問題〜が
ある。 一方の接点ばね130 が他方の接点ばね140 に接触した
後、車両の衝突時に発生する衝撃Gの影響により他方の
接点ばね140 が共振を起し、一方の接点ばね130 から離
れてしまう。その結果、安定したON信号を出力できない
ため、信頼性を得ることが困難である。
【0004】一方の接点ばね130 にロータ110 を初期
位置(図11に示す位置)へ付勢する付勢力を持たせて
いるため、常時ロータ110 に摩擦トルクが発生してい
る。このため、ロータ110 に作用する摩擦トルクのばら
つきが、そのまま性能のばらつきとして発生する。 一方の接点ばね130 が他方の接点ばね140 に接触(横
軸上のON位置)した後、その他方の接点ばね140 の弾力
がロータ110 に加わるため、ON信号を長時間発生させる
ことが困難である(図12参照)。 図11に示す様に、回動軸100 を介してロータ110 を
支持するハウジング160 に一対の接点ばね130 、140 を
支持するベース170 を組み付けているため、両者の組み
付けばらつきが、性能のばらつきに影響する。
【0005】ハウジング160 を含むアセンブリをケー
ス180 内に収納する際に圧入構造を採用しているが、圧
入時にハウジング160 の角部が欠ける虞があるため、両
者の角部に隙間を設けている。このため、充填材(接着
材)による封止を行うと、充填材が隙間からケース180
の内部へ垂れ込むため、充填材による封止が困難であ
る。
【0006】そこで、従来では、図10に示す様に、ア
センブリをケース180 内に挿入した後、気密を確保する
ためにパッキン190 を配置し、その上からリッド200 を
被せてケース180 の端部を熱かしめして封止している。
この構成では、熱かしめを実施する必要があるため、コ
ストが高くなる。本発明は、上記事情に基づいて成され
たもので、その目的は、上記の問題点を解決することに
より、性能のばらつきが少なく、信頼性の高い衝撃検知
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)本発
明の衝撃検知装置は、回動軸を中心に回動可能に支持さ
れ、回動軸から偏心した位置に重力中心を有するロータ
と、回動軸を中心としてロータと一体に回動するカム
と、ロータを回動方向における初期位置へ向けて付勢す
る付勢手段と、ロータが付勢手段の付勢力に抗して初期
位置から所定量回転した時に閉成する接点手段とを備
え、その接点手段は、ロータが回転した時にカムに押圧
されて弾性変形する板ばね状の可動接点と、この可動接
点が変形して接触する固定接点とで構成されている。
【0008】この構成によれば、接点手段の一方を板ば
ね状の可動接点とし、他方を固定接点としているため、
可動接点がカムに押圧されて固定接点に接触した後、そ
の固定接点が車両の衝撃Gの影響によって共振すること
を抑制できるので、安定したON信号を出力できる。
【0009】(請求項2の発明)請求項1に記載した衝
撃検知装置において、可動接点は、ロータが初期位置に
付勢されている時に、カムとの間に所定の間隔を保って
配置されている。この構成によれば、ロータが回転して
カムが可動接点に当接するまでは、可動接点の弾力がカ
ムに掛からないので、可動接点とカム(ロータ)との間
に発生する摩擦トルクをゼロにできる。その結果、摩擦
トルクのばらつきに伴う検知レベルのばらつきが発生し
ないので、その分だけ性能のばらつきが少なくなり、安
定した性能を維持できる。
【0010】(請求項3の発明)請求項1または2に記
載した衝撃検知装置において、カムは、ロータが回転し
た時に、可動接点を固定接点に当接させるために可動接
点を押圧する第1のカム面と、この第1のカム面から連
続して設けられる第2のカム面とを有し、この第2のカ
ム面が回動軸を中心とする円弧形状に設けられている。
【0011】この構成では、ロータの回転に伴ってカム
の押圧力が第1のカム面を介して可動接点に伝達される
ことにより、可動接点が弾性変形して固定接点に当接す
る。その後(可動接点が固定接点に当接した後)、更に
ロータが回転すると、第2のカム面に可動接点が接触す
る。ここで、第2のカム面が回動軸を中心とした円弧形
状に設けられているので、可動接点が第2のカム面に接
触している間は、ロータが回転しても可動接点の変位
(変形)はゼロとなる。従って、可動接点は、ある所定
荷重で固定接点と接触している状態となる。
【0012】また、第2のカム面を押圧する可動接点の
弾力は、ロータの回転中心(回動軸)へ向かって作用し
ているため、可動接点の弾力がロータの回転を押さえ込
む力として働くことはない。即ち、ロータの回転を押さ
え込む力は、第2のカム面と可動接点との間に生じる摩
擦力のみとなる。この結果、可動接点が固定接点に当接
した後、ロータの回転を押さえ込む力が新たに発生する
ことはないので、従来装置と比較して、ON信号の発生時
間を長くすることが可能である。
【0013】(請求項4の発明)請求項1〜3に記載し
た何れかの衝撃検知装置において、ロータ及び接点手段
等の部品をハウジングに組み付けて構成されるアセンブ
リと、このアセンブリを収納する矩形状の開口部を有す
るケースとを備え、ハウジングは、ケースの開口部に圧
入される矩形状のベース部を有し、このベース部の角部
に外側へ突き出たフランジ部が設けられ、ケースは、開
口部の外側角部にフランジ部を受ける受け面が設けられ
ている。
【0014】この構成によれば、ケースの開口部とベー
ス部の角部との間に隙間を無くすことができるので、封
止のために充填材を使用しても、ケースの内部へ充填材
が垂れ込む心配がない。従って、充填材を用いて封止す
ることができるので、従来装置の様に熱かしめを実施す
る必要がなく、コストダウンを図ることができる。ま
た、充填材によって気密を確保できるので、別途にパッ
キンを使用する必要もなく、部品点数の削減にも寄与で
きる。
【0015】(請求項5の発明)請求項4に記載した衝
撃検知装置において、ハウジングのベース部は、回動軸
を介してロータを支持する一組の支持板部と一体に設け
られる環状のベース枠と、接点手段を支持してベース枠
に組付けられる矩形状のベース体とで構成され、ベース
枠の内側にベース体を圧入して組み付けた後、両者が二
次モールド成形によって設けられた結合ピンにて結合さ
れている。この構成によれば、ベース枠とベース体とを
結合ピンで結合することにより、ベース部を一体化でき
るので、両者の組み付けばらつきを少なくでき、その
分、従来装置と比較して性能のばらつきを低減できる。
【0016】(請求項6の発明)請求項5に記載した衝
撃検知装置において、結合ピンは、ベース枠とベース体
との間で段付き形状に設けられている。これにより、結
合ピンの抜けを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (第1の実施形態)この衝撃検知装置1は、例えば車両
の衝突を検知するもので、図1及び図2に示す様に、カ
ム2を具備するロータ3、このロータ3を初期位置へ付
勢するねじりコイルばね4、ロータ3が初期位置から所
定量回転した時点で閉成する接点手段(可動接点5と固
定接点6)、この接点手段が閉成した時にON信号を出力
する電気回路(プリント基板7)、これらをアセンブリ
A(図5参照)として収納するケース8等より構成され
る。
【0018】ロータ3は、図2に示す様に、ハウジング
9の支持板部9aに支持された回動軸10を中心として
回動可能に設けられ、内部にウエイト11を具備してい
る。このウエイト11は、回動軸10より偏心した位置
に重力中心を有している。カム2は、ロータ3が回転し
た時に、可動接点5を固定接点6に当接させるために可
動接点5を押圧する第1のカム面2aと、この第1のカ
ム面2aから連続して設けられる第2のカム面2bとを
有している。第1のカム面2aは、図1に示す様に、ロ
ータ3の回転方向(図示右回転方向)に対し先端側が内
側へ傾斜して設けられている。また、第2のカム面2b
は、回動軸10を中心とする円弧形状に設けられてい
る。
【0019】ねじりコイルばね4は、一端がハウジング
9に係止され、他端がロータ3に係止されて、自身に生
じる弾力によって、ロータ3をハウジング9に設けられ
た初期ストッパ12(図1参照)に押し付けている。接
点手段は、ロータ3が回転した時にカム2に押圧されて
弾性変形する板ばね状の可動接点5と、この可動接点5
が変形して接触する固定接点6とで構成され、共にハウ
ジング9のベース部13に固設されている。
【0020】可動接点5は、ベース部13に固定された
埋設部に対し、ベース部13の上方に取り出された可動
部が固定接点6側(図1の左側)へ倒されて、可動部の
先端部がハウジング9に設けられたプレロードストッパ
14(図5参照)に係止されている。また、この可動接
点5は、ロータ3が回転した時に、カム2(第1のカム
面2a)から押圧力を受けるために、可動部の先端側が
山形状に屈曲して設けられている。但し、この可動接点
5は、ロータ3が初期ストッパ12に押し付けられてい
る時に、可動接点5の弾力がカム2を介してロータ3に
作用しない様に、第1のカム面2aから離れた状態で支
持されている(図1参照)。
【0021】固定接点6は、可動接点5より板厚が数倍
厚く設けられ、車両が衝突とした時に発生する衝撃Gの
影響で共振することがない様に、所定の剛性が確保され
ている。また、固定接点6の先端部は、可動接点5が固
定接点6に当接した後、可動接点5を介してカム2が固
定接点6に衝突しない様に、即ちロータ3の回転を妨げ
ないように、反可動接点側へ略90度屈曲して設けられ
ている(図1参照)。
【0022】電気回路を形成するプリント基板7は、図
1及び図2に示す様に、本装置1のアセンブリAをケー
ス8内に収納した後、ハウジング9のベース部13上に
配置される。このプリント基板7には、ベース部13を
貫通して取り出された可動接点5と固定接点6の各端
部、出力端子(ターミナルコネクタ15)の端部、及び
抵抗素子16が電気的に接続されている。
【0023】ハウジング9は、ケース8に設けられた矩
形状の開口部8aに収納された時に、上述のベース部1
3がケース8の開口部8aを塞ぐ様に開口部8aに圧入
される。ベース部13は、図4(a)に示す様に、平面
形状が略矩形に設けられ、各角部に外側へ突き出たフラ
ンジ部13a(図4(a)参照)が設けられている。一
方、ケース8には、図4(c)に示す様に、開口部8a
の外側角部にフランジ部13aを受ける受け面8bが設
けられている。
【0024】本装置1は、図5に示すアセンブリAをケ
ース8の開口部8aに収納した後、ベース部13の周囲
に充填材17を流し込み(図3参照)、リッド18
(蓋)を被せて封止される。また、本装置1を車両に搭
載する際には、図1〜図3に示す様に、本装置全体を外
側ケース19に収納し、その外側ケース19に設けられ
たブラケット20を介して車両の適所に装着される。
【0025】次に、本装置1の作動を図5及び図6を用
いて説明する。車両の衝突により本装置1に減速度が作
用すると、慣性の法則によってロータ3に回転力が発生
し、この回転力がねじりコイルばね4の付勢力(ロータ
3に対し図5の矢印a方向に働いている)を超えると、
ロータ3が回動軸10を中心として一方向(図5の矢印
b方向)に回転する。このロータ3の回転により、ロー
タ3に設けられたカム2(第1のカム面2a)が可動接
点5に接触して可動接点5を押圧することにより、可動
接点5が弾性変形して固定接点6に接触する(図6横軸
上のON位置)。
【0026】更にロータ3が回転すると、可動接点5と
カム2との接触点が第1のカム面2aから第2のカム面
2bに移動する。ここで、第2のカム面2bは、回動軸
10を中心とした円弧形状に設けられているので、第2
のカム面2bに接触している可動接点5の変位はゼロと
なり、ある所定荷重で固定接点6と接触している状態と
なる。即ち、可動接点5が第2のカム面2bに接触して
からは、図5に示す様に、可動接点5の弾力がロータ3
の回転を妨げる方向に作用することはなく、可動接点5
と第2のカム面2bとの摩擦力のみがロータ3に作用し
ている。
【0027】(本実施形態の効果)本装置1は、接点手
段の一方を板ばね状の可動接点5とし、他方を剛性の高
い固定接点6としているため、可動接点5がカム2に押
圧されて固定接点6に接触した後、その固定接点6が車
両の衝撃Gの影響によって共振することを抑制できるの
で、安定したON信号を出力できる。
【0028】また、可動接点5は、ロータ3が初期位置
に付勢されている時に、自身の先端部がプレロードスト
ッパ14に係止されてカム2から離れた状態で支持され
ている。これにより、ロータ3が回転してカム2が可動
接点5に当接するまでは、可動接点5の弾力がカム2に
掛からないので、可動接点5とカム2(ロータ3)との
間に発生する摩擦トルクをゼロにできる。その結果、摩
擦トルクのばらつきに伴う検知レベルのばらつきが発生
しないので、その分だけ性能のばらつきが少なくなり、
安定した性能を維持できる。なお、可動接点5は、弾力
を持ってプレロードストッパ14に押し当てられている
ため、例えば悪路走行等により低い衝撃を受けても可動
接点5が振動することはなく、誤って固定接点6に接触
する誤作動を防止できる。
【0029】更に、カム2に設けられた第2のカム面2
bが回動軸10を中心とした円弧形状に設けられている
ので、可動接点5が第2のカム面2bに接触している間
は、ロータ3が回転しても可動接点5の変位はゼロとな
る。また、第2のカム面2bを押圧する可動接点5の弾
力は、ロータ3の回転中心(回動軸10)へ向かって作
用しているため、可動接点5の弾力がロータ3の回転を
押さえ込む力として働くことはない。即ち、ロータ3の
回転を押さえ込む力は、第2のカム面2bと可動接点5
との間に生じる摩擦力のみとなる。この結果、可動接点
5が固定接点6に当接した後、ロータ3の回転を押さえ
込む力が新たに発生することはないので、従来装置と比
較してON信号の発生時間を長くすることが可能である。
【0030】本装置1のハウジング9は、ベース部13
の角部にフランジ部13aが設けられ、ケース8には、
開口部8aの外側角部にフランジ部13aを受ける受け
面8bが設けられている。この構成によれば、図4に示
した様に、ケース8の開口部8aとベース部13の角部
との間に隙間を無くすことができるので、封止のために
充填材17を使用しても、ケース8の内部へ充填材17
が垂れ込む心配がない。従って、充填材17を用いて封
止することができるので、従来装置の様に熱かしめを実
施する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
また、充填材17によって気密性も確保できるので、別
途にパッキンを使用する必要もなく、部品点数の削減に
も寄与できる。
【0031】(第2の実施形態)本実施形態は、ハウジ
ング9のベース部13を2部品で構成した一例を示す。
ベース部13は、図9に示す様に、環状のベース枠13
A(支持板部9aと一体に設けられている)と、可動接
点5及び固定接点6を支持してベース枠13Aに組付け
られる矩形状のベース体13Bとで構成される。このベ
ース枠13Aとベース体13Bは、ベース枠13Aの内
側にベース体13Bを圧入して組み付けた後、図7〜図
9に示す様に、両者が二次モールド成形によって設けら
れた結合ピン21にて結合されている。その結合ピン2
1は、ベース枠13Aとベース体13Bとの間で段付き
形状に設けられている。
【0032】本例の構成によれば、ベース枠13Aとベ
ース体13Bとを結合ピン21で結合することにより、
ベース部13を一体化できるので、両者の組み付けばら
つきを少なくでき、その分、従来装置と比較して性能の
ばらつきを低減できる。また、結合ピン21をベース枠
13Aとベース体13Bとの間で段付き形状に設けらる
ことにより、結合ピン21の抜けを防止できる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す衝撃検知装置のA−A線に沿う断面
図である。
【図2】図1に示す衝撃検知装置のB−B線に沿う断面
図である。
【図3】図2に示す衝撃検知装置のC−C線に沿う断面
図である。
【図4】(a):ケース内にアセンブリを挿入した状態
を示す平面図、(b):フランジ部の拡大図、(c):
図(b)に示すD−D断面図である。
【図5】衝撃検知装置の作動説明図である。
【図6】ロータの付勢力と回転変位との相関図である。
【図7】ハウジングの正面図である。
【図8】図7に示すE−E断面図である。
【図9】図7に示すF−F断面図である。
【図10】衝突検知装置の断面図である(従来技術)。
【図11】衝突検知装置の作動説明図である(従来技
術)。
【図12】ロータの付勢力と回転変位との相関図である
(従来技術)。
【符号の説明】
1 衝撃検知装置 2 カム 2a 第1のカム面 2b 第2のカム面 3 ロータ 4 ねじりコイルばね(付勢手段) 5 可動接点(接点手段) 6 固定接点(接点手段) 8 ケース 8a 開口部 8b 受け面 9 ハウジング 9a 支持板部 10 回動軸 13 ベース部 13A ベース枠(ベース部) 13B ベース体(ベース部) 13a フランジ部 21 結合ピン A アセンブリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動軸を中心に回動可能に支持され、前記
    回動軸から偏心した位置に重力中心を有するロータと、 前記回動軸を中心として前記ロータと一体に回動するカ
    ムと、 前記ロータを回動方向における初期位置へ向けて付勢す
    る付勢手段と、 前記ロータが前記付勢手段の付勢力に抗して前記初期位
    置から所定量回転した時に閉成する接点手段とを備えた
    衝撃検知装置において、 前記接点手段は、前記ロータが回転した時に前記カムに
    押圧されて弾性変形する板ばね状の可動接点と、 この可動接点が変形して接触する固定接点とで構成され
    ていることを特徴とする衝撃検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した衝撃検知装置におい
    て、 前記可動接点は、前記ロータが初期位置に付勢されてい
    る時に、前記カムとの間に所定の間隔を保って配置され
    ていることを特徴とする衝撃検知装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した衝撃検知装置
    において、 前記カムは、前記ロータが回転した時に、前記可動接点
    を前記固定接点に当接させるために前記可動接点を押圧
    する第1のカム面と、この第1のカム面から連続して設
    けられる第2のカム面とを有し、この第2のカム面が前
    記回動軸を中心とする円弧形状に設けられていることを
    特徴とする衝撃検知装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3に記載した何れかの衝撃検知
    装置において、 前記ロータ及び前記接点手段等の部品をハウジングに組
    み付けて構成されるアセンブリと、 このアセンブリを収納する矩形状の開口部を有するケー
    スとを備え、 前記ハウジングは、前記ケースの開口部に圧入される矩
    形状のベース部を有し、このベース部の角部に外側へ突
    き出たフランジ部が設けられ、 前記ケースは、前記開口部の外側角部に前記フランジ部
    を受ける受け面が設けられていることを特徴とする衝撃
    検知装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した衝撃検知装置におい
    て、 前記ハウジングのベース部は、前記回動軸を介して前記
    ロータを支持する一組の支持板部と一体に設けられる環
    状のベース枠と、前記接点手段を支持して前記ベース枠
    に組付けられる矩形状のベース体とで構成され、 前記ベース枠の内側に前記ベース体を圧入して組み付け
    た後、両者が二次モールド成形によって設けられた結合
    ピンにて結合されていることを特徴とする衝撃検知装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した衝撃検知装置におい
    て、 前記結合ピンは、前記ベース枠と前記ベース体との間で
    段付き形状に設けられていることを特徴とする衝撃検知
    装置。
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