JP3810249B2 - 加速度検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両の衝突時等の衝撃により発生する加速度を検知し、車両のエアバッグ等の衝突安全装置の起動用スイッチとして利用される加速度検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の加速度検知装置の一つとして、ハウジング内に回動自在に支持され加速度に応じて回動動作するロータと、前記ハウジング内に設けられた内端部にて前記ロータの回動動作により互いに接触して導通状態となる一対の接点端子とを備えたものがあり、例えば特開平11−174081号公報に示されている。
【0003】
上記した公報に示されている加速度検知装置においては、ロータがシャフトを介して回動自在に組付けられ、ロータを初期位置に向けて付勢するコイル状のトーションスプリングがシャフト上に組付けた円筒状のカラーに所要の隙間をもって組付けられている。また、ロータに設けたカム部に接点端子の内端部が弾撥的に係合していて、トーションスプリングの付勢力に抗したロータの回動動作によって接点端子の内端部が押動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した公報の加速度検知装置においては、トーションスプリングの支持をシャフト上に組付けたカラーによって行っているため、コスト的に不利であるばかりか、コイル状トーションスプリングのばね作用中心とロータの回動中心が少なくとも隙間相当分だけは径方向に変位するため、トーションスプリングによるロータへの付勢力が所期値(設計値)から離れて、所期の性能を得ることができないおそれがある。また、ロータに設けたカム部と接点端子の内端部との係合部において、ロータの回動動作時に接点端子における内端部の両側エッジがカム部に傷を付けるおそれがあり、両者間での摺動抵抗を不安定として所期の性能を得ることができないおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、当該加速度検知装置において所期の性能(設計値に近似した性能)が得られるように、ハウジング内に回動自在に支持され加速度に応じトーションスプリングの付勢力に抗して回動動作するロータと、前記ハウジング内に設けられた内端部にて前記ロータの回動動作により互いに接触して導通状態となる一対の接点端子とを備えた加速度検知装置において、前記トーションスプリングは、その中間部に形成した螺旋部の内周にて、前記ロータの回動中心から所定方向に所定量変位して前記ロータに一体的に形成したスプリング支持部の外周に所要の隙間をもって組付けられ、一端にて前記ハウジングに係止し、他端にて前記ロータに係止していて、ばね作用中心が前記螺旋部の軸心にあり、前記螺旋部の軸心が前記ロータの回動中心に略一致するように前記スプリング支持部が設定されていること(請求項1に係る発明)に特徴がある。
【0006】
また、上記した加速度検知装置において、前記ロータには前記ロータと一体的に回動するカム部が一体的に形成されていて、このカム部により押動される前記接点端子の内端部の幅前記カム部の幅より幅広に形成されていて、前記接点端子の内端部の両側エッジが前記カム部に係合しないように配設したこと(請求項2に係る発明)に特徴がある。
【0007】
【発明の作用・効果】
本発明による加速度検知装置(請求項1に係る発明)においては、トーションスプリングの支持部(スプリング支持部)をロータに一体的に形成したため、コスト低減を図ることができる。また、前記スプリング支持部が前記ロータの回動中心から所定方向に所定量変位していて、前記ロータが初期位置から回動して前記トーションスプリングにトルクが入力した場合にも、前記螺旋部の軸心が前記ロータの回動中心に略一致するように前記スプリング支持部が設定されているため、回動動作するロータにはトーションスプリングの所期の付勢力(設計値に近似した付勢力)が作用することとなり、所期の性能を得ることができる。
【0008】
また、本発明による加速度検知装置(請求項2に係る発明)においては、カム部により押動される接点端子の内端部の幅をカム部の幅より幅広に形成して、接点端子の内端部の両側エッジがカム部に係合しないように配設したため、ロータと一体的に回動するカム部と接点端子の内端部との係合部において、ロータの回動動作時に接点端子における内端部の両側エッジがカム部を傷付けることがなくて、両者間での摺動抵抗を安定化させることができ、所期の性能を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7に示した本発明による加速度検知装置Aは、ハウジング10と、このハウジング10内にキャップ13及びシール剤14(図3参照)を用いて封入した支持ケース20、ロータ30、スイッチ組立体40等を備えていて、図1〜図3に示したように、ブラケットBに組付けられ注入樹脂C(図2の斜線部及び図3の断面表示斜線部参照)にて固定された状態で、ブラケットBを介して車体(図示省略)の所定個所に図1の矢印方向を前方として組付けられるようになっている。ブラケットBは、金属製の取付金具B1と、これに溶接によって組付けられて加速度検知装置Aを収容する金属ケースB2によって構成されている。なお、図4〜図7は、シール剤14を注入する前の加速度検知装置Aを示している。
【0010】
ハウジング10は、図8及び図9にて示したように、一対の接続端子11,12を非接触でインサート成形した樹脂成型品であって、一端を開口させた箱形の収容部10aと、コネクタ部10bと、ロータ用ストッパ部10cを備えており、収容部10aの開口側端部四隅には突片10dが形成されている。各接続端子11,12は、ハウジング10のコネクタ部10b内に収容される内端部11a,12aを有するとともに、ハウジング外に突出する外端部11b,12bを有している。
【0011】
各突片10dは、支持ケース20、ロータ30、スイッチ組立体40等が図8及び図9に示した状態から図10に示したようにハウジング10の収容部10a内に圧入され、各接続端子11,12の外端部11b,12bと後述する各接点端子42,43のハウジング外に突出する外端部42b,43bが図10の×印部を溶接によって通電可能に接合された後に熱カシメされるものであり、支持ケース20、ロータ30、スイッチ組立体40等を抜け止めしている。
【0012】
キャップ13は、図4〜図7にて示したように、ハウジング10における各突片10dの熱カシメ後に収容部10aの開口端部に嵌合固定されるものであり、ポリカーボネイト等の透明な絶縁樹脂材料によって形成されており、収容部10aの開口端部を包囲する包囲部13aを有するとともに、各接続端子11,12と各接点端子42,43の溶接によって接合した両端子接合部S1,S2(外端部11b,12b及び外端部42b,43b)を被覆する被覆部13bと、後述するモニター用レジスタ44を被覆する橋架部13cを有している。シール剤14は、UV硬化型の接着剤であり、ハウジング10に組付けたキャップ13内に所定量注入されて、キャップ13内の通電部(両端子接合部S1,S2とモニター用レジスタ44及びその接続部)を埋め込むとともに、スイッチ組立体40によって閉塞された収容部10aの閉塞部を封止するようになっている。
【0013】
支持ケース20は、図7、図11及び図12に示したように、ロータ30をコイル状のトーションスプリング51とともにシャフト52を用いて組付けるとともに、スイッチ組立体40を直接に組付けるための樹脂成型品であり、ロータ30、トーションスプリング51等の収容部20aと、シャフト52の支持貫通孔20b,20cと、スイッチ組立体40の取付部20dと、接点用ストッパ部20eと、ロータ用ストッパ部20f等を備えている。
【0014】
ロータ30は、図13〜図15に示したように、焼結金属製のウエイト31を回動中心から所定量変位した位置にインサート成形した樹脂成型品であって、シャフト挿通孔30aと、スプリング支持部30bと、接点係合カム部30cと、スプリング係止部30dと、ストッパ部30eを備えている。このロータ30は、スプリング支持部30bに予め組付けたトーションスプリング51とともに支持ケース20内に組み込まれた状態にて、シャフト52を支持ケース20の支持貫通孔20b,20cとロータ30のシャフト挿通孔30a等に挿通することにより、支持ケース20に固定されるシャフト52に対して回動可能に組付けられている。
【0015】
またロータ30は、図7に示したようにハウジング10に組付けられた状態にて、支持ケース20のロータ用ストッパ部20fと当接する初期位置(回動角度0度)からストッパ部30eがハウジング10のロータ用ストッパ部10cと当接する最大回動位置までの範囲(回動角度40度)にて回動可能である。ロータ30のストッパ部30eとハウジング10のロータ用ストッパ部10cは、ロータ30の回動中心に対して径方向に延びるストッパ面を有していて、両者の当接がロータ30の回動方向に対して略直交してなされる。
【0016】
ロータ30のシャフト挿通孔30aは、スプリング支持部30bに相当する部位(図13の略左半分)を僅かに大径として形成されていて、トーションスプリング51の反力によってスプリング支持部30bが径方向に押動されてもシャフト52に強く圧接しないようになっている。ロータ30の接点係合カム部30cは、所定の幅W(図15参照)に形成されていて、両側には段差(逃げ)30c1,30c2が形成されている。
【0017】
トーションスプリング51は、図3及び図7にて示したように、螺旋部51aにてロータ30のスプリング支持部30bに所要の隙間をもって組付けられ、一端51bにて支持ケース20に係止し他端51cにてロータ30のスプリング係止部30dに係止していて、ロータ30を図3及び図7の反時計方向に付勢しており、通常時には支持ケース20のロータ用ストッパ部20fに当接させている。ロータ30のスプリング支持部30bは、図7及び図13に示したように、シャフト52の軸心(ロータ30の回動中心)に対して所定方向に所定量変位(オフセット)していて、ロータ30が図7の図示状態(初期位置)から時計方向に回動してトーションスプリング51にトルクが入力した場合にも、螺旋部51aの軸心(トーションスプリング51のばね作用中心)がロータ30の回動中心に略一致するように設定されている。
【0018】
スイッチ組立体40は、図16〜図18に示したように、一対の接点端子42,43を非接触でインサート成形した樹脂製のベース41と、このベース41の一側(ハウジング10外となる側)にて接点端子42,43の後述する第2の外端部42c,43cに溶接によって通電可能に接合されたモニター用レジスタ44によって構成されている。ベース41は、略矩形に形成されていて、四隅には支持ケース20の取付部20dに嵌合固定するための略扇形の取付部41aが形成されている。
【0019】
一方の接点端子42は、図17及び図18に示したように、弾性変形可能な板ばねからなる後方接点42Aと板厚のリード片42Bによって構成されていて、インサート成形前に樹脂モールドされる部位にて溶接によって予め一体化されており、図7に示したように組み付けられた状態にて、ハウジング10内に配設されロータ30の接点係合カム部30cに弾撥的かつ摺動可能に係合する内端部42aを有するとともに、ハウジング10外に突出する第1の外端部42bと第2の外端部42cを有している。
【0020】
接点端子42の内端部42aは、図15に仮想線にて示したように、接点係合カム部30cの幅Wより僅かに幅広に形成されていて、両側エッジ(図15の左右両端)が接点係合カム部30cに係合しないようになっている。また内端部42aは、図3及び図7に示したように組付けられていて、ロータ30の図3時計方向への回動により接点係合カム部30cによって押動されて弾性変形するようになっており、ロータ30が所定量(回動角度15度)回動することによって他方の接点端子43の内端部43aに形成した突起43a1に弾撥的に接触するようになっている。
【0021】
他方の接点端子43は、図17及び図18に示したように、弾性変形可能な板ばねからなる一対の前方接点43A,43Bと板厚のリード片43Cによって構成されていて、インサート成形前に樹脂モールドされる部位にて溶接によって予め一体化されており、図7に示したように組み付けられた状態にて、ハウジング10内に配設されて支持ケース20の接点用ストッパ部20eに弾撥的に係合する内端部43aを有するとともに、ハウジング10外に突出する第1の外端部43bと第2の外端部43cを有している。
【0022】
上記のように構成した本実施形態の加速度検知装置Aは、ロータ30、トーションスプリング51及びスイッチ組立体40等を支持ケース20に組付けてサブアッセンブリAo(図8及び図9参照)とする第1の製造工程と、サブアッセンブリAoとキャップ13をハウジング10に組付けてシール剤14を注入する第2の製造工程を経て組み立てられている。
【0023】
第1の製造工程では、先ずトーションスプリング51を予め組付けてなるロータ30をシャフト52を用いて支持ケース20に組付ける。このとき、トーションスプリング51の一端51bが支持ケース20に係止し他端51cがロータ30のスプリング係止部30dに係止するように組付ける。次いで、図16に示したスイッチ組立体40を支持ケース20に圧入により組付けてサブアッセンブリAoとする。このとき、一方の接点端子42の内端部42aがロータ30の接点係合カム部30cに弾撥的に係合し、他方の接点端子43の内端部43aが支持ケース20の接点用ストッパ部20eに弾撥的に係合するようにして組付ける。
【0024】
また、第2の製造工程では、先ず図8及び図9にて示したように、サブアッセンブリAoをハウジング10内に圧入によって組付ける。次いで、一方の接点端子42の第1の外端部42bと接続端子11の外端部11bを溶接によって接合するとともに、他方の接点端子43の第1の外端部43bと接続端子12の外端部12bを溶接によって接合し、その後にハウジング10の各突片10dを熱カシメする。次いで、ハウジング10にキャップ13を嵌合固定し、最後にシール剤14をキャップ13内に所定量(図7の仮想線にて示した位置まで)注入して硬化させる。
【0025】
上記のようにして組み立てられた加速度検知装置Aは、図1〜図3に示したように、ブラケットBに組付けられ注入樹脂Cにて固定された状態で、ブラケットBを介して車体の所定個所に図1の矢印方向を前方として組付けられる。このため、車両前方への加速度が入力しない状態では、トーションスプリング51の付勢力によってロータ30が図3に示した初期位置に保持されていて、一方の接点端子42の内端部42aは他方の接点端子43の内端部43aから離れており、一方の接点端子42と他方の接点端子43は非導通状態となっている。
【0026】
この状態において、車両の衝突等により所定値以上の加速度が前方に向けて作用すると、ロータ30がトーションスプリング51の付勢力に抗して図3に示した初期位置(回動角度0度)からハウジング10のロータ用ストッパ部10cと当接する最大回動位置(回動角度40度)まで回動し、これに伴って一方の接点端子42の内端部42aと他方の接点端子43の内端部43aが順次押動される。このロータ30の回動動作中において、ロータ30が所定量(回動角度15度)以上に回動すると、一方の接点端子42の内端部42aが他方の接点端子43の内端部43aに接触し、一方の接点端子42と他方の接点端子43とが導通状態となる。これによって、所定値以上の加速度が前方に向けて入力したことが検知される。
【0027】
ところで、本実施形態の加速度検知装置Aにおいては、トーションスプリング51の支持部(スプリング支持部30b)をロータ30に一体的に形成したため、コスト低減を図ることができる。また、スプリング支持部30bがロータ30の回動中心から所定方向に所定量変位していて、ロータ30が初期位置から回動してトーションスプリング51にトルクが入力した場合にも、螺旋部51aの軸心がロータ30の回動中心に略一致するようにスプリング支持部30bが設定されているため、回動動作するロータ30にはトーションスプリング51の所期の付勢力(設計値に近似した付勢力)が作用することとなり、所期の性能を得ることができる。
【0028】
また、本実施形態の加速度検知装置Aにおいては、ロータ30に一体的に形成した接点係合カム部30cにより押動される接点端子42の内端部42aの幅を接点係合カム部30cの幅Wより幅広に形成して、接点端子42の内端部42aの両側エッジが接点係合カム部30cに係合しないように配設したため、ロータ30と一体的に回動する接点係合カム部30cと接点端子42の内端部42aとの係合部において、ロータ30の回動動作時に接点端子42における内端部42aの両側エッジが接点係合カム部30cを傷付けることがなくて、両者間での摺動抵抗を安定化させることができ、所期の性能を得ることができる。
【0029】
また、本実施形態の加速度検知装置Aにおいては、ロータ30のストッパ部30eとハウジング10のロータ用ストッパ部10cとの当接がロータ30の回動方向に対して略直交してなされるようにしてあるため、かかる当接時においてロータ30とシャフト52間の径方向隙間でロータ30が振動することがなくて、検知信号にノイズが入ることを避けることができる。
【0030】
また、本実施形態の加速度検知装置Aにおいては、ハウジング10における収容部10aの単一開口をスイッチ組立体40のベース41にて閉塞し、これをシール剤14によって封止することによりハウジング10の収容部10aを密封構造とすることができるものであるため、ハウジング10の収容部10aを密封構造とするための工程を少なくすることができて、コスト低減を図ることができるとともに、製造工程内での不良発生の可能性を低減することができる。また、ハウジング10外に突出する両端子接合部S1,S2をもシール剤14にて封止するようにしているため、両端子接合部S1,S2を的確に保護することができる。
【0031】
また、本実施形態においては、両接点端子42,43がハウジング10外に突出する第2の外端部42c,43cを有していて、これら両外端部42c,43cに両端を通電可能に接続されたモニター用レジスタ44も両外端部42c,43cと共にシール剤14によって封止される(図3参照)ため、シール剤14によってモニター用レジスタ44の移動を規制することができて、モニター用レジスタ44における両端接続部の耐振耐久性を高めることができる。
【0032】
また、本実施形態においては、シール剤14による封止に際してハウジング10に組付けられて封止部を囲うキャップ13を用いたため、シール剤14を所望の個所へ的確に注入することができて、作業性を向上させることができるとともに、シール剤14の周囲への流下付着を防止することができる。また、ハウジング10にキャップ13を組付ける前においては、ハウジング10外にて各接点端子42,43の外端部42b,43bと各接続端子11,12の外端部11b,12bとを通電可能に接合させる溶接作業を両端子接合部S1,S2の周囲を開放した状態で行うことができるため、その接合時の作業性を良好とすることができる。
【0033】
また、キャップ13が絶縁樹脂材料によって形成されていて、両端子接合部S1,S2を被覆する被覆部13bを有しているため、使用時において当該加速度検知装置Aに過大な外力が入力して変形した場合にも、両接点端子42,43の外端部42b,43bと両接続端子11,12の外端部11b,12bとの各接合部位をキャップ13の被覆部13bにて絶縁被覆することができて、各端子接合部S1,S2が金属ケースB2と短絡することを的確に防ぐことができる。
【0034】
上記実施形態においては、シール剤14による封止に際してキャップ13を用いて実施したが、キャップ13を用いないで実施することも可能である。また、上記実施形態においては、モニター用レジスタ44を備えた加速度検知装置Aに実施したが、モニター用レジスタを備えていない加速度検知装置にも同様に実施し得るものである。また、上記実施形態においては、支持ケース20を採用してロータ30、トーションスプリング51及びスイッチ組立体40等をハウジング10に組付けるようにしたが、支持ケース20とは別の構成(例えばハウジング10に一体的に形成した支持部)を採用して、ロータ30、トーションスプリング51及びスイッチ組立体40等をハウジング10に組付けるようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による加速度検知装置をブラケットに組付けた状態の側面図である。
【図2】 図1に示した加速度検知装置とブラケットの背面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】 図1〜図3に示した加速度検知装置の正面図である。
【図5】 図1〜図3に示した加速度検知装置の側面図である。
【図6】 図1〜図3に示した加速度検知装置の平面図である。
【図7】 図4の7−7線に沿った断面図である。
【図8】 図4〜図7に示した加速度検知装置の製造工程の一工程を示す説明図である。
【図9】 図8に示した状態の平面図である。
【図10】 図8及び図9に示した製造工程後の製造工程を示す一部破断図である。
【図11】 図4〜図7に示した加速度検知装置の支持ケース単体を示す正面図である。
【図12】 図11に示した支持ケース単体の平面図である。
【図13】 図4〜図7に示した加速度検知装置のロータ単体を示す一部破断正面図である。
【図14】 図13に示したロータ単体の側面図である。
【図15】 図13に示したロータ単体の平面図である。
【図16】 図4〜図7に示した加速度検知装置のスイッチ組立体を示す平面図である。
【図17】 図16に示したモニター用レジスタを組付ける前のスイッチ組立体の一部破断側面図である。
【図18】 図17に示したスイッチ組立体の平面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、10a…収容部、10b…コネクタ部、11,12…接続端子、11a,12a…内端部、11b,12b…外端部、13…キャップ、13a…包囲部、13b…被覆部、14…シール剤、20…支持ケース、30…ロータ、30b…スプリング支持部、30c…接点係合カム部、40…スイッチ組立体、41…ベース、42,43…接点端子、42a,43a…内端部、42b,43b…第1の外端部、42c,43c…第2の外端部、44…モニター用レジスタ、51…トーションスプリング、52…シャフト、S1,S2…端子接合部、A…加速度検知装置、B…ブラケット、C…注入樹脂。

Claims (2)

  1. ハウジング内に回動自在に支持され加速度に応じトーションスプリングの付勢力に抗して回動動作するロータと、前記ハウジング内に設けられた内端部にて前記ロータの回動動作により互いに接触して導通状態となる一対の接点端子とを備えた加速度検知装置において、前記トーションスプリングは、その中間部に形成した螺旋部の内周にて、前記ロータの回動中心から所定方向に所定量変位して前記ロータに一体的に形成したスプリング支持部の外周に所要の隙間をもって組付けられ、一端にて前記ハウジングに係止し、他端にて前記ロータに係止していて、ばね作用中心が前記螺旋部の軸心にあり、前記螺旋部の軸心が前記ロータの回動中心に略一致するように前記スプリング支持部が設定されていることを特徴とする加速度検知装置。
  2. 請求項1に記載の加速度検知装置において、前記ロータには前記ロータと一体的に回動するカム部が一体的に形成されていて、このカム部により押動される前記接点端子の内端部の幅前記カム部の幅より幅広に形成されていて、前記接点端子の内端部の両側エッジが前記カム部に係合しないように配設したことを特徴とする加速度検知装置。
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